JP2015206750A - 回転検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】歯車型のロータの凹凸構造に応じた2値化信号を出力する回転検出装置において、2値化信号の誤出力を防止することができる構成を提供する。【解決手段】検出部30は、複数の磁気抵抗素子対31〜33の抵抗値の変化に基づいて、ロータ10の凸部12及び凹部13の凹凸構造に対応した波形のメイン信号S3と、メイン信号S3に対して位相差を持った波形のサブ信号S4と、をそれぞれ生成する。また、判定回路部40は、検出部30からメイン信号S3及びサブ信号S4を入力し、メイン信号S3と2値化閾値とを比較してメイン信号S3を2値化した2値化信号を生成すると共に、サブ信号S4と2値化閾値とを比較してサブ信号S4を2値化する。さらに、判定回路部40は、2値化されたサブ信号S4のうち凸部12に対応する凸部期間46では2値化信号の出力を禁止する。【選択図】図3

Description

本発明は、歯車型のロータの回転態様を検出する回転検出装置に関する。
従来より、歯車型のロータの回転態様を検出するように構成された回転検出装置が、例えば特許文献1で提案されている。具体的には、複数の磁気抵抗素子と、各磁気抵抗素子の出力を処理する処理回路と、を備えた回転検出装置の構成が提案されている。各磁気抵抗素子は、ロータに対向する位置に配置されて電気的に各々ハーフブリッジ回路を形成する第1磁気抵抗素子対及び第2磁気抵抗素子対を構成している。
そして、各磁気抵抗素子対の中点電位がロータの各歯に応じて変化する。したがって、処理回路は、各磁気抵抗素子対の中点電位の差動出力を閾値と比較することによってこの差動出力を2値化した2値化信号を出力する。
特許第4466355号公報
しかしながら、上記従来の技術では、ロータの凹凸構造に応じた各磁気抵抗素子対の中点電位の変化は小さいので、各磁気抵抗素子対の中点電位の値に近い値を閾値に設定する必要がある。このため、ロータの凸部に付いた傷や、回転検出装置に入ったノイズ等によって各磁気抵抗素子対の中点電位の差動出力が閾値を超えてしまう可能性がある。これにより、処理回路が誤判定を行い、その結果、回転検出装置が2値化信号を誤出力してしまうという問題がある。
本発明は上記点に鑑み、歯車型のロータの凹凸構造に応じた2値化信号を出力する回転検出装置において、2値化信号の誤出力を防止することができる構成を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、凸部(12)と凹部(13)とが回転方向に交互に設けられた歯車型のロータ(10)の回転態様を検出する回転検出装置であって、以下の点を特徴としている。
すなわち、ロータ(10)の回転に伴って抵抗値が変化する複数の磁気抵抗素子(31〜33)を有し、複数の磁気抵抗素子(31〜33)の抵抗値の変化に基づいて、ロータ(10)の凸部(12)及び凹部(13)の凹凸構造に対応した波形のメイン信号と、メイン信号に対して位相差を持った波形のサブ信号と、をそれぞれ生成する検出部(30)を備えている。
また、メイン信号及びサブ信号を2値化するための2値化閾値を有し、検出部(30)からメイン信号及びサブ信号を入力し、メイン信号と2値化閾値とを比較してメイン信号を2値化した2値化信号を生成すると共に、サブ信号と2値化閾値とを比較してサブ信号を2値化し、さらに、2値化されたサブ信号のうち凹部(13)に対応する凹部期間(45)及び凸部(12)に対応する凸部期間(46)のうちのいずれか一方の期間では2値化信号の出力を許可し、他方の期間では2値化信号の出力を禁止する判定回路部(40)を備えていることを特徴とする。
これによると、傷やノイズ等によってメイン信号が2値化閾値を横切ったとしても、凹部期間(45)及び凸部期間(46)のうちのいずれか一方の期間では2値化信号の出力が禁止される。したがって、2値化信号の誤出力を防止することができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る回転検出装置と歯車型のロータとの配置関係を示した図である。 図1に示された回転検出装置の回路構成を示した図である。 回転検出装置の作動を説明するためのタイミングチャートである。 第2実施形態に係るロータの平面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本発明に係る回転検出装置は、例えば内燃機関のクランク角判定装置として用いられる。図1に示されるように、内燃機関であるエンジンのクランク軸に固定された歯車型のロータ10の外周部11に対向するように回転検出装置20が配置されている。回転検出装置20は、ロータ10の回転態様を検出するように構成されている。なお、図1ではロータ10の外周部11の一部を直線状に展開して示してある。図3についても同じである。
ロータ10の外周部11には凸部12と凹部13とが回転方向に交互に設けられている。また、ロータ10は、複数の凸部12のうちの一つの回転方向の長さが他よりも長い長山部14として構成されたものである。本実施形態では、長山部14はロータ10に一つ設けられている。長山部14はロータ10の回転基準位置すなわちクランク角の基準角度に対応している。
そして、回転検出装置20は、円筒状のバイアス磁石21とこのバイアス磁石21に対し、所定の位置に配置されたセンサチップ22とを備えて構成されている。バイアス磁石21は、回転検出装置20の磁界の検出感度を一定分だけ上昇させる役割を果たす。バイアス磁石21の中空部にはセンサチップ22が配置されている。
センサチップ22は、ロータ10の回転に伴って外周部11の位置すなわちクランク角に応じた検出信号を出力するように構成された検出部30を備えている。検出部30は、ロータ10の回転に伴って抵抗値が変化する第1磁気抵抗素子対31、第2磁気抵抗素子対32、及び第3磁気抵抗素子対33の3つの素子対を備えている。
ロータ10の回転方向において、第2磁気抵抗素子対32が第1磁気抵抗素子対31と第3磁気抵抗素子対33との間に位置するように各々が配置されている。つまり、第2磁気抵抗素子対32が第1磁気抵抗素子対31と第3磁気抵抗素子対33とに挟まれるように配置されている。そして、第2磁気抵抗素子対32にはバイアス磁石21の中心軸に沿ったバイアス磁界が印加される。一方、第1磁気抵抗素子対31及び第3磁気抵抗素子対33にはバイアス磁石21の端部を巻き込むバイアス磁界が印加される。
各磁気抵抗素子対31〜33は、ハーフブリッジ回路として構成されている。具体的には、図2に示されるように、第1磁気抵抗素子対31は、電源(Vcc)とグランド(GND)との間に直列接続された2つの磁気抵抗素子31a、31bによって構成されている。第1磁気抵抗素子対31は、ロータ10の回転に伴って各磁気抵抗素子31a、31bが磁場の影響を受けたときの抵抗値の変化を検出する。また、第1磁気抵抗素子対31は、当該抵抗値の変化に基づいて、各磁気抵抗素子31a、31bの中点31cの電圧を波形信号として出力する。
第2磁気抵抗素子対32は、電源(Vcc)とグランド(GND)との間に直列接続された2つの磁気抵抗素子32a、32bによって構成されている。そして、第2磁気抵抗素子対32は、ロータ10の回転に伴って各磁気抵抗素子32a、32bが磁場の影響を受けたときの抵抗値の変化に基づいて、各磁気抵抗素子32a、32bの中点32cの電圧を波形信号として出力する。
第3磁気抵抗素子対33は、電源(Vcc)とグランド(GND)との間に直列接続された2つの磁気抵抗素子33a、33bによって構成されている。そして、第3磁気抵抗素子対33は、ロータ10の回転に伴って各磁気抵抗素子33a、33bが磁場の影響を受けたときの抵抗値の変化に基づいて、各磁気抵抗素子33a、33bの中点33cの電圧を波形信号として出力する。
また、検出部30は、各磁気抵抗素子対31〜33の他に、第1〜第4オペアンプ34〜37を備えている。第1磁気抵抗素子対31の中点31cの中点電位をAと定義すると共に、第2磁気抵抗素子対32の中点32cの中点電位をBと定義すると、第1オペアンプ34は、A−Bを演算してその結果をS1として出力するように構成された差動増幅器である。また、第3磁気抵抗素子対33の中点33cの中点電位をCと定義すると、第2オペアンプ35は、B−Cを演算してその結果をS2として出力するように構成された差動増幅器である。
第3オペアンプ36は、第1オペアンプ34からS1(=A−B)を入力すると共に第2オペアンプ35からS2(=B−C)を入力し、S1−S2を演算してその結果をS3(=(A−B)−(B−C))として出力するように構成された差動増幅器である。このS3の信号は、ロータ10の凸部12及び凹部13の凹凸構造に対応した波形のメイン信号である。例えば、メイン信号S3は、ロータ10の凹部13から凸部12に切り替わるエッジ部分で振幅が最大となり、凸部12から凹部13に切り替わるエッジ部分で振幅が最小となる波形の信号である。
第4オペアンプ37は、第1磁気抵抗素子対31の中点31cから中点電位Aを入力すると共に、第3磁気抵抗素子対33の中点33cから中点電位Cを入力し、A−Cを演算してその結果をS4として出力するように構成された差動増幅器である。このS4の信号は、メイン信号S3に対して位相差を持った波形のサブ信号である。例えば、サブ信号S4は、ロータ10の歯である凸部12の回転方向中心で振幅が最大となり、凹部13の回転方向中心で振幅が最小となる波形の信号である。
このように、検出部30は、各磁気抵抗素子対31〜33の出力からメイン信号S3(=(A−B)−(B−C))及びサブ信号S4(=A−C)を生成及び取得するように構成されている。
また、回転検出装置20は、検出部30で検出されたロータ10の回転態様に応じた出力信号を生成する判定回路部40を備えている。判定回路部40は、上述のセンサチップ22に形成されていても良いし、図示しない別の半導体チップに形成されていても良い。
判定回路部40は、閾値生成部41、第1コンパレータ42、第2コンパレータ43、及び制御部44を備えている。閾値生成部41は、電源(Vcc)とグランド(GND)との間に直列接続された2つの抵抗41a、41bによって構成されている。各抵抗41a、41bの中点41cの電位が2値化閾値とされる。2値化閾値はメイン信号S3及びサブ信号S4を2値化するための閾値として用いられる。
第1コンパレータ42は、検出部30の第3オペアンプ36からメイン信号S3を入力すると共に閾値生成部41から2値化閾値を入力し、メイン信号S3と2値化閾値とを比較してメイン信号S3を2値化した2値化信号を生成するものである。
第2コンパレータ43は、検出部30の第4オペアンプ37からサブ信号S4を入力すると共に閾値生成部41から2値化閾値を入力し、サブ信号S4と2値化閾値とを比較してサブ信号S4を2値化するものである。
第1コンパレータ42及び第2コンパレータ43は、それぞれヒステリシス特性を有している。本実施形態では、メイン信号S3が2値化閾値よりも小さくなったときに2値化閾値が第1の値になり、メイン信号S3が2値化閾値よりも大きくなったときに2値化閾値が第1の値よりも小さい第2の値になるように設定されている。つまり、第1コンパレータ42及び第2コンパレータ43は、メイン信号S3に応じて2値化閾値を第1の値または第2の値に切り替える。これにより、ロータ10の長山部14に対応するメイン信号S3にノイズ等が入ったとしてもメイン信号S3が2値化閾値を超えにくくなるので、ノイズ耐性が向上する。
制御部44は、第1コンパレータ42から2値化信号を入力すると共に第2コンパレータ43から2値化されたサブ信号S4を入力し、この2値化されたサブ信号S4に基づいて2値化信号の出力の許可または禁止を制御するように構成された制御回路である。制御部44は、出力が許可された2値化信号を出力端子23(Vout)を介して図示しない外部機器に出力する。
以上が、本実施形態に係る回転検出装置20の全体構成である。なお、回転検出装置20は外部機器に接続される電源端子24(Vcc)及びグランド端子25(GND)を備え、これらを介して外部機器から電源供給される構成となっている。
次に、回転検出装置20の作動について説明する。まず、ロータ10が回転すると、図3に示されるように、検出部30とロータ10の外周部11とのギャップの変化に基づいて、検出部30ではメイン信号S3及びサブ信号S4が取得される。
メイン信号S3は、ロータ10の凹部13の回転方向中心で2値化閾値を超えるような波形の信号となっている。一方、サブ信号S4は、メイン信号S3に対して位相差を持った波形、具体的にはロータ10の凸部12の回転方向中心で振幅が最大となる波形の信号となっている。
そして、検出部30で取得されたメイン信号S3は、判定回路部40の第1コンパレータ42において2値化閾値と比較される。メイン信号S3の振幅が2値化閾値より大きい場合は例えばLo、メイン信号S3の振幅が2値化閾値より小さい場合は例えばHiの2値化信号が第1コンパレータ42で生成され、制御部44に出力される。
ここで、本実施形態では、2値化信号のパルス幅は制御部44によって所定の幅になるように制御される。これは、外部機器の要求に合わせた処理である。したがって、2値化信号のパルス幅はメイン信号S3の振幅が2値化閾値よりも大きい期間よりも狭くなっている。もちろん、外部機器の要求が無ければ、このような処理を制御部44に行わせなくても良い。
また、検出部30で取得されたサブ信号S4は、判定回路部40の第2コンパレータ43において2値化閾値と比較される。サブ信号S4の振幅が2値化閾値より大きい場合は例えばHi、サブ信号S4の振幅が2値化閾値より小さい場合は例えばLoの信号が第2コンパレータ43で生成され、制御部44に出力される。
上記のように、随時、ロータ10の回転に伴ってメイン信号S3、サブ信号S4、2値化信号、及び2値化されたサブ信号S4が生成され、2値化信号と2値化されたサブ信号S4が判定回路部40に入力される。これに伴い、判定回路部40では、2値化信号を出力信号として外部機器に出力するための処理が行われる。
具体的には、判定回路部40の処理は以下のように行われる。まず、時点T10では、メイン信号S3の振幅が2値化閾値よりも小さいので、2値化信号はHiとなる。また、サブ信号S4の振幅が2値化閾値よりも小さいので、2値化されたサブ信号S4はLoとなる。
時点T11では、メイン信号S3の振幅が2値化閾値よりも大きくなるので、2値化信号はLoとなる。また、メイン信号S3の振幅が2値化閾値を上回ったことに伴って、2値化閾値の値が小さくなる。つまり、2値化閾値が第2の値に切り替わる。なお、時点T11は、ロータ10の凹部13の回転方向中心に対応している。
ここで、通常、2値化信号のパルス幅は時点T11からメイン信号S3の振幅が2値化閾値を下回るまでの期間に相当する。本実施形態では、外部機器の要求に合わせて2値化信号のパルス幅が通常のパルス幅よりも狭くなるように制御部44によって2値化信号のパルス幅が制御されている。このため、Loの2値化信号は通常よりも早くHiに戻る。
時点T12では、サブ信号S4の振幅が2値化閾値よりも大きくなるので、2値化されたサブ信号S4はHiとなる。サブ信号S4がLoとなる時点T10から時点T12までの期間は、ロータ10の凹部13に対応している。この凹部13に対応する期間を凹部期間45とする。この凹部期間45では2値化信号の出力が許可される。したがって、この凹部期間45では2値化信号が出力信号として制御部44から外部機器に出力される。この後、メイン信号S3の振幅が2値化閾値を下回ったことに伴って、2値化閾値の値が元の第1の値に戻る。
時点T13では、サブ信号S4の振幅が2値化閾値よりも小さくなるので、2値化されたサブ信号S4はLoとなる。サブ信号S4がHiとなる時点T12から時点T13までの期間は、ロータ10の凸部12に対応している。この凸部12に対応する期間を凸部期間46とする。この凸部期間46では、凸部期間では2値化信号の出力が禁止される。したがって、凸部期間46では制御部44から2値化信号は出力されない。
時点T14では、時点T11の場合と同様に、メイン信号S3の振幅が2値化閾値よりも大きくなるので、2値化信号はLoとなる。また、2値化閾値の値が第1の値よりも小さい第2の値に切り替わる。
時点T15では、時点T12の場合と同様に、サブ信号S4の振幅が2値化閾値よりも大きくなるので、2値化されたサブ信号S4はHiとなる。時点T13から時点T15までの期間は凹部期間45に該当する。また、時点T15から凸部期間46が始まる。
この後、ロータ10の長山部14が検出部30の上方を通過する。例えば長山部14の表面に傷15が付いていた場合、図3に示されるように、メイン信号S3に傷15に応じたノイズ成分が含まれる。このため、時点T16では、メイン信号S3の振幅が2値化閾値を下回り、2値化信号はLoとなる。しかしながら、時点T16は凸部期間46すなわち2値化信号の出力が禁止される期間に含まれるので、2値化信号は制御部44から外部機器に対して出力されない。
そして、ロータ10の長山部14が通過し終わると、時点T17では、時点T13の場合と同様に、サブ信号S4の振幅が2値化閾値よりも小さくなるので、2値化されたサブ信号S4はLoとなる。時点T15から時点T17までの期間が凸部期間46に該当する。
この後の時点T18、時点T19、時点T20、時点T21、時点T22は、上述の時点T11、時点T12、時点T13、時点T14、時点T15と同じ動作となる。
以上説明したように、本実施形態では、判定回路部40は、2値化信号を外部機器に出力するに際し、凹部期間45では2値化信号の出力を許可する一方、凸部期間では2値化信号の出力を禁止することが特徴となっている。すなわち、生成された2値化信号はそのまま出力されることが通常であるが、本実施形態に係る判定回路部40では2値化信号の出力を禁止する出力停止期間が設けられている。このため、ロータ10に付いた傷15やノイズ等によってメイン信号S3が2値化閾値を横切ったとしても、凸部期間46では2値化信号の出力が禁止される。したがって、2値化信号の誤出力を防止することができる。
また、本実施形態では、ロータ10の長山部14に対応した凸部期間46での2値化信号の出力が禁止されている。したがって、傷15が付きやすい長山部14を有するロータ10の回転態様を検出する際には特に2値化信号の誤出力を防止することができる。
さらに、2値化信号の誤出力を防止することができるので、ロータ10と検出部30との距離すなわちエアギャップの制約が無くなる。したがって、ロータ10に対する回転検出装置20の搭載性を向上させることができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について説明する。図4に示されるように、ロータ10には2つの長山部14が設けられている。このように、回転検出装置20は、2つの長山部14が設けられたロータ10の回転態様を検出することもできる。
(他の実施形態)
上記各実施形態で示された回転検出装置20の構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、検出部30に設けられる磁気抵抗素子対の数は上記各実施形態のように3つに限られない。第1磁気抵抗素子対31と第3磁気抵抗素子対33の2つの場合、メイン信号S3をA−Cの微分値とし、サブ信号S4をA−Cとすれば良い。同様に、磁気抵抗素子は5個設けられていても良い。この場合、各磁気抵抗素子対の中点電位をA、B、C、D、Eとすると、メイン信号S3を(A−C)+(B−C)−(C−D)−(C−E)とし、サブ信号S4を(A−E)または(B−E)とすれば良い。このように、磁気抵抗素子の数は適宜変更可能である。
上記各実施形態では、制御部44は、凸部期間46では2値化信号の出力を禁止していたが、凸部期間46では2値化信号の出力を許可し、凹部期間45では2値化信号の出力を禁止するようにしても良い。
上記各実施形態では、ロータ10に1つまたは2つの長山部14が設けられたものが示されているが、これはロータ10の一例である。例えば、凸部12の全てが長山部14として形成されたものが測定対象になっていても良い。すなわち、凸部12のうちのいずれかの回転方向の長さが他よりも長い長山部14として構成されたロータ10を測定対象としても良い。一方、凹部13の回転方向における長さが凸部12よりも長い長谷のロータ10が測定対象になっていても良い。凹部13が凸部12よりも長いロータ10を測定対象とする場合は、凹部期間45での2値化信号の出力を禁止するようにすれば良い。
上記各実施形態では、判定回路部40の各コンパレータ42、43はヒステリシス特性を有していたが、2値化閾値にヒステリシス特性を持たせない構成としても良い。
上記各実施形態では、ロータ10は内燃機関であるエンジンのクランク軸に固定されるものであったが、回転検出装置20の適用は内燃機関に限られない。
10 ロータ
12 凸部
13 凹部
30 検出部
31〜33 磁気抵抗素子対
40 判定回路部
45 凹部期間
46 凸部期間

Claims (5)

  1. 凸部(12)と凹部(13)とが回転方向に交互に設けられた歯車型のロータ(10)の回転態様を検出する回転検出装置であって、
    前記ロータ(10)の回転に伴って抵抗値が変化する複数の磁気抵抗素子対(31〜33)を有し、前記複数の磁気抵抗素子対(31〜33)の抵抗値の変化に基づいて、前記ロータ(10)の前記凸部(12)及び前記凹部(13)の凹凸構造に対応した波形のメイン信号と、前記メイン信号に対して位相差を持った波形のサブ信号と、をそれぞれ生成する検出部(30)と、
    前記メイン信号及び前記サブ信号を2値化するための2値化閾値を有し、前記検出部(30)から前記メイン信号及び前記サブ信号を入力し、前記メイン信号と前記2値化閾値とを比較して前記メイン信号を2値化した2値化信号を生成すると共に、前記サブ信号と前記2値化閾値とを比較して前記サブ信号を2値化し、さらに、前記2値化されたサブ信号のうち前記凹部(13)に対応する凹部期間(45)及び前記凸部(12)に対応する凸部期間(46)のうちのいずれか一方の期間では前記2値化信号の出力を許可し、他方の期間では前記2値化信号の出力を禁止する判定回路部(40)と、
    を備えていることを特徴とする回転検出装置。
  2. 前記判定回路部(40)は、前記凸部期間(46)では前記2値化信号の出力を許可する一方、前記凹部期間では前記2値化信号の出力を禁止することを特徴とする請求項1に記載の回転検出装置。
  3. 前記判定回路部(40)は、前記凹部期間(45)では前記2値化信号の出力を許可する一方、前記凸部期間では前記2値化信号の出力を禁止することを特徴とする請求項1に記載の回転検出装置。
  4. 前記複数の磁気抵抗素子対は、ハーフブリッジ回路を構成する第1磁気抵抗素子対(31)、第2磁気抵抗素子対(32)、及び第3磁気抵抗素子対(33)から構成され、前記ロータ(10)の回転方向において前記第2磁気抵抗素子対(32)が前記第1磁気抵抗素子対(31)と前記第3磁気抵抗素子対(33)との間に位置するように各々が配置されており、
    前記第1磁気抵抗素子対(31)の中点電位をA、第2磁気抵抗素子対(32)の中点電位をB、第3磁気抵抗素子対(33)の中点電位をCと定義すると、
    前記検出部(30)は、(A−B)−(B−C)を前記メイン信号として取得し、A−Cを前記サブ信号として取得することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の回転検出装置。
  5. 前記ロータ(10)は、前記凸部(12)のうちのいずれかの前記回転方向の長さが他よりも長い長山部(14)として構成されたものであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の回転検出装置。
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