JP2005219582A - 車両用ドア - Google Patents

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Abstract

【課題】 ランチャンネルに対するドアガラスの昇降時の抵抗が大きい点を解決することで、ドアガラスの昇降時の抵抗を低減することを可能にするとともに、ドアガラスの全閉時に大きな音がする点を解決することで、静粛性に富んだ車両用ドアを実現することを可能にする。
【解決手段】 ランチャンネル44の前部チャンネル57及び後部チャンネル59に摺接させてドアガラス45を昇降させるとともにランチャンネル44の上部チャンネル58に当接させてドアガラス45を全閉する車両用ドアにおいて、後部チャンネル59に摺接させるドアガラス45の後辺63に、後辺63の中央よりも後辺63の上下端を突出させた上・下突出部(突出部)65,66を設けた。
【選択図】 図7

Description

本発明は、ランチャンネルに摺接させてドアガラスを昇降させる車両用ドアに関するものである。
車両用ドアとして、ランチャンネルにドアガラスを昇降可能に設け、このドアガラスの下部にレギュレータを設けたものが実用に供されている。
実用の車両用ドアは、ランチャンネルの前部チャンネル、上部チャンネル及び後部チャンネルの3辺にドアガラスの前辺、上辺及び後辺の形状を倣わせて形成すれば実用上十分であった。
このような車両用ドアとして、ランチャンネルにドアガラスの前辺若しくは後辺を摺動させつつ昇降させるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−348556号公報(第5頁、図1)
図10は従来の基本構成を説明する図であり、車両用ドア200は、ドア本体201にランチャンネル202を設け、このランチャンネル202にドアガラス203を昇降可能の設け、このドアガラス203の下部にレギュレータ204を配置するとともにレギュレータ204をドア本体201に取付けたものであって、ランチャンネル202の前部チャンネル205、上部チャンネル206及び後部チャンネル207の3辺にドアガラス203の前辺211、上辺212及び後辺213の形状を倣わせて形成したものである。
しかし、車両用ドア200では、上部チャンネル206にドアガラス203の前辺211の全辺を摺動させるとともに後部チャンネル207にドアガラス203の後辺213の全辺を摺動させるものなので、ランチャンネル202に対するドアガラス203の昇降時の抵抗が増加するという問題があった。
また、車両用ドア200では、上部チャンネル206にドアガラス203の上辺212の形状を倣わせて形成したので、ドアガラス203を全閉にするときに、上部チャンネル206にドアガラス203の上辺212の全辺が同時に接触するため、ドアガラス203の全閉時に大きな音がすることがあるという欠点があった。
すなわち、ドアガラスの昇降時の抵抗を低減することができるとともに、ドアガラスの全閉時に大きな音がすることを防止することができる車両用ドアが望まれる。
本発明は、ランチャンネルに対するドアガラスの昇降時の抵抗が大きい点を解決し、ドアガラスの昇降時の抵抗を低減することができる車両用ドアを提供するとともに、ドアガラスの全閉時に大きな音がする点を解決し、静粛性に富んだ車両用ドアを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ランチャンネルの前部チャンネル及び後部チャンネルに摺接させてドアガラスを昇降させる車両用ドアにおいて、前部チャンネルに摺接させるドアガラスの前辺若しくは後部チャンネルに摺接させるドアガラスの後辺に、前辺若しくは後辺の中央よりも前辺若しくは後辺の上下端を突出させた突出部を設けたことを特徴とする。
すなわち、前部チャンネルに摺接させるドアガラスの前辺若しくは後部チャンネルに摺接させるドアガラスの後辺に、前辺若しくは後辺の中央よりも前辺若しくは後辺の上下端を突出させた突出部を設けることで、ドアガラスの昇降時の抵抗を低減することができる。
請求項2に係る発明は、突出部の頂部を、ドアガラスの前辺若しくは後辺の上下端より中央に寄せて形成したことを特徴とする。
突出部の頂部を、ドアガラスの前辺若しくは後辺の上下端より中央に寄せて形成することで、昇降中にドアガラスに傾きが発生した場合にもガラスドアの引っ掛かりを防止することができる。
請求項3に係る発明に、突出部の頂部は、前部チャンネル若しくは後部チャンネルに沿わせた直線であることを特徴とする。
突出部の頂部を、前部チャンネル若しくは後部チャンネルに沿わせた直線にすることで、ランチャンネルにドアガラスを安定させて滑らせることができる。
請求項4に係る発明は、ランチャンネルの前部チャンネル及び後部チャンネルに摺接させてドアガラスを昇降させるとともにランチャンネルの上部チャンネルに当接させてドアガラスを全閉する車両用ドアにおいて、ランチャンネルの上部チャンネルに当接させるドアガラスの上辺が、上辺前端及び上辺後端を上辺中央部よりも先に当接させるように構成したことを特徴とする。
ランチャンネルの上部チャンネルに当接させるドアガラスの上辺を、例えば、上部ランチャンネルの曲率よりも上辺の曲率を小さく形成することで、上辺前端及び上辺後端を上辺中央部よりも先に当接させることができる。
また、上辺前端及び上辺後端を上辺中央部よりも先に当接させることで、ランチャンネルにドアガラスを強く押付けることができる。
請求項1に係る発明では、前部チャンネルに摺接させるドアガラスの前辺若しくは後部チャンネルに摺接させるドアガラスの後辺に、前辺若しくは後辺の中央よりも前辺若しくは後辺の上下端を突出させた突出部を設けたので、ドアガラスの昇降時の抵抗を低減することができる。この結果、ドアガラスを駆動する部分(例えば、一般的にレギュレータと称するドアガラス昇降手段)を小型にすることができ、車両用ドアのコストの低減を図ることができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、突出部の頂部を、ドアガラスの前辺若しくは後辺の上下端より中央に寄せて形成したので、昇降中にドアガラスに傾きが発生した場合にもガラスドアの引っ掛かりを防止することができる。この結果、ドアガラスを抵抗の少ない円滑な動きをさせることができ+るという利点がある。
請求項3に係る発明では、突出部の頂部は、前部チャンネル若しくは後部チャンネルに沿わせた直線部を備えたので、ランチャンネルにドアガラスを安定させて滑らせることができる。この結果、摺動音の発生を抑制することができるという利点がある。
請求項4に係る発明では、例えば、ランチャンネルの上部チャンネルに当接させるドアガラスの上辺を、上部ランチャンネルの曲率よりも上辺の曲率を小さく形成することで、、上辺前端及び上辺後端を上辺中央部よりも先に当接させることができる。この結果、ドアガラスの全閉時に大きな音がすることを防止することができるという利点がある。
また、上辺前端及び上辺後端を上辺中央部よりも先に当接させることで、ランチャンネルにドアガラスを強く押付けることができる。この結果、静粛性に富んだ車両用ドアを実現することができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る車両用ドアを採用した車両の斜視図であり、図中、10は車両、11は車体、12は前輪、13は後輪、14はボンネット、15はルーフ、16はフロントウインドウ、17はリヤウインドウ、18は左前ドア、19は左後ドア、30は本発明に係る車両用ドアとしての右前ドア、21は右後ドア、22はフロントバンパ、23はリヤバンパ、24,24はヘッドライト、25はフロントグリル、26はナンバプレートである。
以下、右前ドア30を「車両用ドア30」と記載し、その詳細を説明する。
図2は本発明に係る車両用ドアの分解斜視図であり、車両用ドア30の主な構成部品を示す。
車両用ドア30は、ドア本体31と、このドア本体31の窓枠32外側に取付けるアウタウェザストリップ34と、ドア本体31の内側外周に沿って取付けるインナウェザストリップ35と、ドア本体31を開閉するために車体11(図1参照)及びドア本体31に介在させる上下のヒンジ36,36と、これらの上下のヒンジ36,36の間に位置させるとともにドア本体31に取付けるドアチェッカ37と、ドア本体31の内側に取付けるスピーカ38と、ドア本体31の外側に取付けるアウタモール39と、ドア本体31の外側にドアミラーガーニッシュ41を介して取付けるドアミラー42と、ドア本体31の窓枠32に外方から取付けるサッシュガーニッシュ43と、ドア本体31の内側から取付けるランチャンネル44と、このランチャンネル44に滑らせるドアガラス45と、このドアガラス45を昇降させるためにドア本体に取付けるドアガラス昇降手段46(以下、「レギュレータ46」と記載する)と、ランチャンネル44の前を支持するフロントサッシュ47と、ランチャンネル44の後を支持するセンタサッシュ48と、ドア本体31のドア下部33内側にホールシール51を介して被せるアッパライニング52及びライニング53と、アッパライニング52に被せるインナモール54と、からなる。
図3は本発明に係る車両用ドアの側面図であり、ホールシール51(図2参照)、アッパライニング52及びライニング53を外した状態を示す。
ランチャンネル44は、ドアガラス45の前辺61に摺接させる前部チャンネル57と、ドアガラス45の上辺62を当接させる上部チャンネル58と、ドアガラス45の後辺63に摺接させる後部チャンネル59と、からなる。
ドアガラス45は、前辺61、上辺62、後辺63及び下辺64の4辺を備えた部材であり、後辺63は、突出部としての上・下突出部65,66を形成したものである。すなわち、後辺63に上・下突出部(突出部)65,66を設けることで、これらの上・下突出部65,66は長さの短い部分なので、加工精度の高い加工を短時間で施すことができ、加工精度を管理しやすい。従って、ドアガラス45の昇降時の抵抗を容易に低減することができる。
上突出部65は、頂部67を後部チャンネル59に沿わせた直線に形成するとともに頂部67を後辺63の上端から内側に寄せて(中央に寄せて)形成した。同様に、下突出部66は、頂部68を後部チャンネル59に沿わせた直線に形成するとともに頂部68を後辺63の下端から内側に寄せて(中央に寄せて)形成した。
頂部67,68を直線にすることで、精度の高い加工を施しやすい。これにより、ドアガラス45の昇降時の抵抗を容易に低減することができる。
上辺62は、後述するように、上部ランチャンネル58の曲率よりも上辺62の曲率を小さく形成したものであり、71は上辺62の上辺前端、72上辺62の上辺後端、73は上辺62の中央部を示す。下辺64は、レギュレータ46に取付ける取付け部69を形成したものである。
レギュレータ46は、レール74と、このレール74にスライド可能に取付けたスライド部材75と、このスライド部材75に接続した送りケーブル76及び戻しケーブル77と、これらのケーブル76,77を駆動する駆動ユニット78、とからなる。79,79はレール74をドア本体31のドア下部33に止めるブラケットである。
フロントサッシュ47は、前部チャンネル57を支持する部材であり、センタサッシュ48は、後部チャンネル59を支持する部材である。
図4は図3の4−4線断面図であり、窓枠32の上部枠82、アウタウェザストリップ34、インナウェザストリップ35及び上部チャンネル58の断面形状を示す。
上部枠82は、車室側にインナウェザストリップ35を備え、車外側にアウタウェザストリップ34を備えたものであると言え、インナウェザストリップ35の空洞部84を弾性可能に車体(ボデー)11側に当てるとともに、アウタウェザストリップ34の突片85を弾性可能に車体11側に当てることで、車体11に対して二重にシールし、雨風を防ぐようにした構造を持つ。
さらに、上部枠82は、車外側に上部チャンネル58を備え、上部チャンネル58の上部突片87にドアガラス45の内側を弾性可能に当てるとともに、上部チャンネル58の上部空洞部86にドアガラス45の上辺62を突き当てることで、ドアガラス(窓ガラス)45を窓枠32にシールするようにしたものである。
図5は図3の5−5線断面図であり、窓枠32の前部枠81及び前部チャンネル57の断面形状を示す。
前部枠81は、略コ字状の断面を呈し、この略コ字状の内部に前部チャンネル57を収納した部材であり、前部チャンネル57の前外片91にドアガラス45の外側を弾性可能に当てるとともに、前部チャンネル57の前内辺92にドアガラス45で撓ますことで、ドアガラス(窓ガラス)45を窓枠32にシールするようにしたものである。
図6は図3の6−6線断面図であり、窓枠32の後部枠83及び後部チャンネル59の断面形状を示す。
前部枠81は、略コ字状の断面を呈し、この略コ字状の内部に後部チャンネル59を収納した部材であり、後部チャンネル59の後外片93にドアガラス45の外側を弾性可能に当てるとともに、後部チャンネル59の前内辺94にドアガラス45で撓ますことで、ドアガラス(窓ガラス)45を窓枠32にシールするようにしたものである。
図7は本発明に係る車両用ドアのドアガラスの正面図であり、車両用ドア30は、ランチャンネル44の前部チャンネル57及び後部チャンネル59に摺接させてドアガラス45を昇降させるとともにランチャンネル44の上部チャンネル58に当接させてドアガラス45を全閉する車両用ドアにおいて、後部チャンネル59に摺接させるドアガラス45の後辺63に、後辺63の中央よりも後辺63の上下端を突出させた上・下突出部(突出部)65,66を設けたものと言える。
例えば、ドアガラスの昇降時の抵抗を低減することができれば、ドアガラスを駆動する部分(例えば、レギュレータ)を小型にすることができるので好都合である。
すなわち、後部チャンネル59に摺接させるドアガラス45の後辺63に、後辺63の中央よりも後辺63の上下端を突出させた上・下突出部(突出部)65,66を設けることで、ドアガラス45の昇降時の抵抗を低減することができる。この結果、ドアガラス45を駆動する部分(例えば、レギュレータ)を小型にすることができ、車両用ドア30のコストの低減を図ることができる。
車両用ドア30は、上・下突出部(突出部)65,66の頂部67,68を、ドアガラス45の後辺の上下端より中央に寄せて形成したものとも言える。
上・下突出部(突出部)65,66の頂部67,68を、ドアガラス45の後辺の上下端より中央に寄せて形成することで、昇降中にドアガラス45に傾きが発生した場合にもガラスドア45の引っ掛かりを防止することができる。この結果、ドアガラス45を抵抗の少ない円滑な動きをさせることができる。
上・下突出部(突出部)65,66の頂部67,68は、後部チャンネル59に沿わせた直線であることを示す。
上・下突出部(突出部)65,66の頂部67,68を、後部チャンネル59に沿わせた直線にすることで、ランチャンネル44(後部ランチャンネル)59にドアガラス45を安定させて滑らせることができる。この結果、摺動音の発生を抑制することができる。
車両用ドア30は、ランチャンネル44の前部チャンネル57及び後部チャンネル59に摺接させてドアガラス45を昇降させるとともに任意の曲率を持たせたランチャンネル44の上部チャンネル58に当接させてドアガラス45を全閉する車両用ドアにおいて、ランチャンネル44の上部チャンネル58に当接させるドアガラス45の上辺62が、上辺前端71及び上辺後端72を中央部73よりも先に当接させるように、上部ランチャンネル58の曲率よりも上辺62中央部73の倣い形状の曲率を小さく形成したものである。
ここで、上辺62中央部73の倣い形状とは、上部ランチャンネル58の形状に上辺62中央部73の形状を沿わせるように(倣わせるように)近似させた形状に形成することを言い、上部ランチャンネル58の曲率よりも上辺62中央部73の倣い形状の曲率を小さく形成することで、上辺前端71及び上辺後端72を中央部73よりも先に当接させることができる。
例えば、ドアガラスの全閉時に大きな音がすることを防止することができるば、静粛性に富んだ車両用ドアを実現することができるので好ましいことである。
ランチャンネル44の上部チャンネル58に当接させるドアガラス45の上辺を、上部ランチャンネル58の曲率よりも上辺62の曲率を小さく形成することで、上辺前端71及び上辺後端72を上辺中央部73よりも先に当接させることができる。この結果、ドアガラス45の全閉時に大きな音がすることを防止することができる。
また、上辺前端71及び上辺後端72を上辺中央部73よりも先に当接させることで、ランチャンネル44にドアガラス45を強く押付けることができる。この結果、静粛性に富んだ車両用ドア30を実現することができる。
以上に述べた車両用ドアの作用を説明する。
図8(a)〜(d)は本発明に係る車両用ドアの作用説明図であり、(a),(b)は比較例の車両用ドア170を示し、(c),(d)は実施例の車両用ドア30を示す。
(a)において、車両用ドア170はランチャンネル174にドアガラス175を昇降可能に取付けたものであり、ドアガラス175の後辺173をフラット(直線状)に形成したものである。
(b)において、ドアガラス175の昇降の際、矢印a1の如くドアガラス175に傾きが発生するときに、二点鎖線で示すドアガラス175の後辺173エッジがランチャンネル174に強く当たることになり、ドアカラス175の昇降の抵抗が増加する。
(c)において、車両用ドア30は、上・下突出部(突出部)65,66の頂部67,68を、ドアガラス45の後辺63の上下端より中央に寄せて形成した。
(d)において、上・下突出部(突出部)65,66の頂部67,68を、ドアガラス45の後辺63の上下端より中央に寄せて形成することで、昇降中にドアガラス45に矢印a2傾きが発生した場合にもガラスドア45の引っ掛かりを防止することができる。この結果、ドアガラス45を抵抗の少ない円滑な動きをさせることができる。
図9は本発明に係る別実施例の車両用ドアの分解斜視図であり、図中、131はドア本体、132はドア本体131の窓枠、133ドア本体131のドア下部、134はアウタウェザストリップ、135はインナウェザストリップ、136,136は上下のヒンジ、137はドアチェッカ、138はスピーカ、139はアウタモール、141はドアミラーガーニッシュ、142はドアミラー、143はサッシュガーニッシュ、144はランチャンネル、145はドアガラス、146はレギュレータ(ドアガラス昇降手段)、147はフロントサッシュ、148はセンタサッシュ、151はホールシール、152はアッパライニング、153はライニング、154はインナモール、155はレギュレータ146の駆動部である。
車両用ドア130は、レギュレータ146にアーム式のレギュレータを用い、このレギュレータ146でドアガラス145の下辺164を2点支持したものである。すなわち、レギュレータ146でドアガラス145の下辺164を2点支持することで、ランチャンネル144にドアガラス145を昇降させるときにドアガラス145の傾きをより低減することができる。
なお、ドアガラス145の前辺161、上辺162及び後辺163は、図7に示すドアガラス45の前辺61、上辺62及び後辺63と同一形状のガラスである。
尚、本発明に係る車両用ドアは、図4に示すように、前右ドア(車両用ドア)30であったが、これに限るものではなく、前左ドア、後左ドア、後右ドアを含む昇降式のドアガラスを備える車両用ドアであればよい。
本発明に係る車両用ドアは、図5に示すように、後辺63に上・下突出部(突出部)65,66を形成したが、これに限るものではなく、前辺に形成したものであってもよい。
また、本発明に係る車両用ドアは、図7に示すように、ランチャンネル44の上部チャンネル58に当接させるドアガラス45の上辺62を、上辺前端71及び上辺後端72を中央部73よりも先に当接させるために、上部ランチャンネル58の曲率よりも上辺62の曲率を小さく形成したが、これに限るものではなく、ドアガラス45の上辺前端71及び上辺後端72を中央部73から突出させてたものであってもよく、ランチャンネル44においてドアガラス45の上辺前端71及び上辺後端72当接部分を突出させたもの、若しくは、ランチャンネル44においてドアガラス45の上辺62の中央部73の当接部分を凹ましたものであってもよい。
本発明に係る車両用ドアは、大きなドアガラスを有する車両用ドアに採用するのに好適である。
本発明に係る車両用ドアを採用した車両の斜視図である。 本発明に係る車両用ドアの分解斜視図である。 本発明に係る車両用ドアの側面図である。 図3の4−4線断面図である。 図3の5−5線断面図である。 図3の6−6線断面図である。 本発明に係る車両用ドアのドアガラスの正面図である。 本発明に係る車両用ドアの作用説明図である。 本発明に係る別実施例の車両用ドアの分解斜視図である。 従来の基本構成を説明する図である。
符号の説明
30…車両用ドア、44…ランチャンネル、45…ドアガラス、57…前部チャンネル、58…上部チャンネル、59…後部チャンネル、61…前辺、62…上辺、63…後辺、65,66…上・下突出部(突出部)、67,68…頂部。

Claims (4)

  1. ランチャンネルの前部チャンネル及び後部チャンネルに摺接させてドアガラスを昇降させる車両用ドアにおいて、
    前記前部チャンネルに摺接させる前記ドアガラスの前辺若しくは前記後部チャンネルに摺接させる前記ドアガラスの後辺に、前辺若しくは後辺の中央よりも前辺若しくは後辺の上下端を突出させた突出部を設けたことを特徴とする車両用ドア。
  2. 前記突出部の頂部を、前記ドアガラスの前辺若しくは後辺の上下端より中央に寄せて形成したことを特徴とする請求項1記載の車両用ドア。
  3. 前記突出部の頂部は、前記前部チャンネル若しくは後部チャンネルに沿わせた直線であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用ドア。
  4. ランチャンネルの前部チャンネル及び後部チャンネルに摺接させてドアガラスを昇降させるとともにランチャンネルの上部チャンネルに当接させてドアガラスを全閉する車両用ドアにおいて、
    前記ランチャンネルの上部チャンネルに当接させるドアガラスの上辺は、上辺前端及び上辺後端を上辺中央部よりも先に当接させるように構成したことを特徴とする車両用ドア。
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