JP2005219296A - 画像形成体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、銀行券、パスポート、有価証券、カード、印紙類、商品タグ等の偽造防止、改竄防止が必要とされる貴重印刷物に適用する画像形成体に関するものである。
【解決手段】 不透明層基材(1a)の一方の面に貫通する穿孔(3a)の配列により形成した第1の穿孔群(2a)からなる画像と、貫通しない穿孔(3b)の配列により形成した第2の穿孔群(2b)からなる潜像画像を設け、前記第2の穿孔群(2b)の穿孔(3b)の位置は、前記第1の穿孔群(2a)の穿孔(3a)位置を基準とし、前記基準から特定方向に配置され、且つ、前記不透明層基材(1a)を貫通する穿孔(3a)と隣接又は一部重なるように配置され、前記不透明層基材(1a)の他方の面に光輝性層(1b)を形成する画像形成体である。
【選択図】 図3

Description

本発明は、銀行券、パスポート、有価証券、カード、印紙類、商品タグ等の偽造防止、改竄防止が必要とされる貴重印刷物に適用する画像形成体に関するものである。
銀行券、パスポート、有価証券、カード、印紙類、商品タグ等の貴重印刷物は、その性質上、偽造、変造されにくいことが要求される。この防止策として、これらの貴重印刷物の基材に、複数の穿孔で数字等を形なすることは知られている。また、複数の穿孔を有する基材を傾けて観察することにより潜像画像を視認できるようにして真偽判別を行う技術も知られている。
前者は、スイスの銀行券に用いられており、数字を穿孔によって表現している。また、孔の直径は、反射状態においては裸眼でそれらのなすパターンが見えない点に特徴を有する、 安全マークが、透過状態においては見える文書面のパターンを形なする複数個の孔からなる、偽造を防止するための安全マークを備える安全保管文書が開示されている(特許文献1参照)。
特表2000−501036号公報(第2頁、第1−2図)
後者は、基材を有し、該基材に形成され、背景部と特定のパターンから成る情報部とを形なする目視しにくい多数の微細な穿孔を有する真偽判別媒体であって、上記背景部を形なする穿孔と上記情報部を形なする穿孔とは、穿孔の形状、寸法及び配列方向の少なくとも一つ以上が異なるように形成されていることを特徴とする真偽判別形成体が開示されている(特許文献2参照)。
特開2000−233561号公報(第2頁、第1−2図)
また、特定のパターンで配列されて情報を付与する多数の微細穿孔が形成されたカード基材を有する微細穿孔カードであって、上記微細穿孔は、レーザ加工機により、上記カード基材に対して特定の傾斜角度で貫通して形成された穿孔であり、上記微細穿孔カードの一面側から光を上記微細穿孔カードに対して上記特定の傾斜角度と同じ角度で投光して、上記微細な穿孔を透過させることにより、上記情報がチェックされる構成であることを特徴とする微細穿孔カードが開示されている(特許文献3参照)。
特開2002−160477号公報(第2頁、第1図)
しかしながら、特表2000−501036号公報は、穿孔によって数字等を形成しているだけであった。また、特開2000−233561号公報は、情報部と背景部を組み合わせることで、穿孔群の中に情報部を隠し入れる構成であるため、基材を透過光で傾けて観察したときに傾ける角度を深めなければ潜像画像が明瞭に出現されない恐れがあり、複数の潜像画像を形なすることは困難であった。また、特開2002−160477号公報は、基材に複数の穿孔からなる穿孔群を設け、穿孔群の一部の穿孔を基材に対して斜めに開けて潜像画像を構成し、基材を透過光で観察することにより潜像画像を視認できるものであり、レーザを垂直に照射し、且つ、基材を水平方向に自動搬送するような大量生産ラインを構なすることは容易であるが、基材に斜め穿孔を形なすることは、加工機の構成が複雑となり、作製上困難であった。
また、上記の従来技術は総じて、基材に穿孔によって数字等を形なするものや、基材に一部の穿孔の形状を異ならせて、透過光で傾けて観察した場合に潜像画像が視認されるものであった。よって、日常で真偽判別を行うにあたり、透過光での判別は可能であるが、反射光で判別することはできなかった。
以上のことから、本発明は前述した問題点を解決することを目的としたもので、透過光で観察することなく、反射光で観察した場合に明瞭な潜像画像の出現、多方向から異なる潜像画像の出現することを見い出した。よって、本発明は真偽判別効果の高い、改ざん、複製防止効果のある画像形成体を提案するものである。
本発明は、不透明層基材の一方の面に貫通する穿孔の配列により形成した第1の穿孔群からなる画像と、貫通しない穿孔の配列により形成した第2の穿孔群からなる潜像画像を設け、前記第2の穿孔群の穿孔の位置は、前記第1の穿孔群の穿孔位置を基準とし、前記基準から特定方向に配置され、且つ、前記不透明層基材を貫通する穿孔と隣接又は一部重なるように配置され、前記不透明層基材の他方の面に光輝性層を形なする画像形成体である。
また、本発明は、不透明層基材の一方の面に貫通する穿孔の配列により形成した第1の穿孔群からなる画像と、貫通しない穿孔の配列により形成した第2の穿孔群からなる少なくとも二つ以上の潜像画像を設け、前記第2の穿孔群の穿孔の位置は、前記第1の穿孔群の穿孔位置を基準とし、前記基準から特定方向に配置され、且つ、前記基材を貫通する穿孔と隣接又は一部重なるように配置され、更に、前記特定方向はそれぞれの潜像画像毎に異なる方向で配置され、前記不透明層基材の他方の面に光輝性層を形なする画像形成体である。
また、本発明は、前記第2の穿孔群の穿孔は、前記第1の穿孔群の穿孔を挟むように組をなすことを含む画像形成体である。
また、本発明は、前記不透明層基材と前記光輝性層とが固着又は貼着により形なする画像形成体である。
本発明の画像形成体は反射光で観察した場合に明瞭な潜像画像の出現、多方向から異なる潜像画像の出現がされるため、真偽判別効果の高い、改ざん、複製防止効果のある画像形成体となり得、銀行券、パスポート、有価証券、カード、印紙類等の偽造、複写、改ざんを防止する必要性のある貴重印刷物に適用することができる。デザイン上、異なる複数の観察方向により潜像画像を出現させることが可能であり、真偽判別装置等を用いることなく誰でもその場で真偽判別することができる。
また、本デバイスを偽造、改竄しようとした場合、基材を貫通する穿孔と基材を貫通しない穿孔の位置関係を忠実に再現する必要があり、微細な穿孔自体の再現のみならず、それらの配置までも再現することは非常に困難となる。また、固着又は貼着された不透明層基材と光輝性層を剥離すると微細な穿孔は破壊されるため、復元が不可能となる。
本発明の画像形成体はレーザを垂直に照射し、且つ、基材を水平方向に自動搬送するような大量生産ラインを構なする装置でも作製でき、基材に斜め穿孔を形成しなくとも潜像画像を形成できるため、複雑な加工機を用いることなく作製できる。
本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。しかしながら、本発明は以下に述べる実施するための最良の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲記載における技術的思想の範囲内であれば、その他のいろいろな実施の形態が含まれる。
図1に不透明層基材(1a)と光輝性層(1b)を有する積層基材(1)に第1の穿孔群(2a)を穿孔(3a)により形成した拡大図及びそのA−A’断面図を示す。図1に示すように穿孔(3a)は光輝性層(1b)を貫通することなく、不透明層基材(1a)を貫通している必要がある。
図2に不透明層基材(1a)と光輝性層(1b)を有する積層基材(1)に第2の穿孔群(2b)を穿孔(3b)により形成した拡大図及びそのA−A’断面図を示す。図2に示すように穿孔(3b)は不透明層基材(1a)を貫通することなく、一定の深さ又は複数に定められた深さに形なする必要がある。
図3に本発明の画像形成体(4a)の実施の形態を示す。不透明層基材(1a)と光輝性層(1b)を有する積層基材(1)に図1に示した第1の穿孔群(2a)と図2に示した第2の穿孔群(2b)を形なする。図3に示すように第2の穿孔群(2b)を形なする穿孔(3b)は第1の穿孔群(2a)を形なする穿孔(3a)を基準として、特定方向に規則的に配置される必要がある。この場合、第2の穿孔群(2b)を形なする穿孔(3b)は第1の穿孔群(2a)を形なする穿孔(3a)を基準として、左側に規則的に配置されている。また、穿孔(3b)は、穿孔(3a)に対して隣接又は一部重なるように配置される必要がある。よって、図4に示すように、画像形成体(4a)の図3に示したA−A’断面図の一部を示すと、穿孔(3a)のみが形成されている領域は凹部となるが、穿孔(3a)と穿孔(3b)が形成されている領域は片側が階段状となった凹部となる。また、穿孔(3a)と穿孔(3b)の穿孔の径は50μm〜1000μmの範囲で形なする必要がある。
図5に示すように本発明の画像形成体(4a)を垂直方向から観察した場合、穿孔(3b)は微細な径からなり、更に、不透明層基材(1a)を貫通していないため、不透明層基材と同色に視認され、よって、穿孔(3b)で形成される第2の穿孔群(2b)からなる潜像画像は肉眼で視認し難いか、もしくは、肉眼で認識することができない。また、穿孔(3a)は微細な径からなり、更に、反射光の影響を受け難いことから、よって、穿孔(3a)で形成される第1の穿孔群(2a)は肉眼で視認し難い状況にある。
図6(a)に示すように画像形成体(4a)を図7に示すX1方向から観察した場合、穿孔(3a)は入射光が光輝性層(1b)で反射される反射光が穿孔(3a)の凹部に反射され、反射光量が弱い状況になり穿孔(3a)で形成される第1の穿孔群(2a)は肉眼で暗く視認される。穿孔(3b)は、穿孔(3a)に対して一部が重なるか、隣接しているため、入射光が光輝性層(1b)で反射され、反射光が穿孔(3b)から観察者に視認される。よって、穿孔(3a)で形成される第1の穿孔群(2a)より、穿孔(3b)で形成される第2の穿孔群(2b)は明るく視認されるため、第2の穿孔群(2b)からなる潜像画像Pが図7に示すように肉眼で視認される。更に、図6(b)に示すように画像形成体(4a)を図7に示すX2方向から観察した場合、穿孔(3a)は入射光が光輝性層(1b)で反射される反射光が穿孔(3a)の凹部に反射され、反射光量が弱い状況になり穿孔(3a)で形成される第1の穿孔群(2a)は肉眼で暗く視認される。穿孔(3b)は、穿孔(3a)に対して一部が重なるか、隣接しているため、穿孔(3b)からの入射光が光輝性層(1b)で反射され、反射光が穿孔(3a)から観察者に視認される。よって、穿孔(3a)で形成される第1の穿孔群(2a)より、穿孔(3b)で形成される第2の穿孔群(2b)は明るく視認されるため、第2の穿孔群(2b)からなる潜像画像Pが図7に示すように肉眼で視認される。
次に観察方向によって異なる潜像画像が視認される例を示す。例えば、下記に二つの潜像画像が視認される例を示す。図8に不透明層基材(1a)と光輝性層(1b)を有する積層基材(1)に第1の穿孔群(2a)を穿孔(3a)により形成した拡大図及びそのA−A’断面図を示す。図8に示すように穿孔(3a)は光輝性層(1b)を貫通することなく、不透明層基材(1a)を貫通している必要がある。
図9に不透明層基材(1a)と光輝性層(1b)を有する積層基材(1)に第2の穿孔群(2b)を穿孔(3b)により形成した拡大図及びそのA−A’断面図を示す。図9に示すように穿孔(3b)は不透明層基材(1a)を貫通することなく、一定の深さ又は複数に定められた深さに形なする必要がある。第2の穿孔群(2b)は二つの画像(PとB)が形成されている。第2の穿孔群(2b)のうち画像Pを第2の穿孔群(2b1)とし、画像Bを第2の穿孔群(2b2)とする。
図10に本発明の画像形成体(4b)の実施の形態を示す。不透明層基材(1a)と光輝性層(1b)を有する積層基材(1)に図8に示した第1の穿孔群(2a)と図9に示した第2の穿孔群(2b)を形なする。図10に示すように第2の穿孔群(2b)を形なする穿孔(3b1、3b2)は、第1の穿孔群(2a)を形なする穿孔(3a)を基準として、二つの画像毎に、特定方向に規則的に配置される必要がある。よって特定方向は二つとなり、各画像毎に異なる方向で配置される必要がある。この場合、第2の穿孔群(2b1)を形なする穿孔(3b1)は第1の穿孔群(2a)を形なする穿孔(3a)を基準として、左側に規則的に配置されている。また、第2の穿孔群(2b2)を形なする穿孔(3b2)は第1の穿孔群(2a)を形なする穿孔(3a)を基準として、上側に規則的に配置されている。また、穿孔(3b1、3b2)は、穿孔(3a)に対して隣接又は一部重なるように配置されている必要がある。よって、図11に示すよう画像形成体(4b)の図10に示したA−A’又はB−B’断面図の一部を示すと、穿孔(3a)のみが形成されている領域は凹部となるが、穿孔(3a)と穿孔(3b)が形成されている領域は片側が階段状となった凹部となる。また、穿孔(3a)と穿孔(3b)の穿孔の径は50μm〜1000μmの範囲で形なする必要がある。
図12に示すように本発明の画像形成体(4b)を垂直方向から観察した場合、穿孔(3b1、3b2)は微細な径からなり、更に、不透明層基材(1a)を貫通していないため、不透明層基材と同色に視認され、よって、穿孔(3b1、3b2)で形成される第2の穿孔群(2b)からなる潜像画像は肉眼で視認し難いか、もしくは、肉眼で認識することができない。また、穿孔(3a)は微細な径からなり、更に、反射光の影響を受け難いことから、よって、穿孔(3a)で形成される第1の穿孔群(2a)は肉眼で視認し難い状況にある。
図13(a)に示すように画像形成体(4b)を図14に示すX1方向から観察した場合、穿孔(3b2)は微細な径からなり、更に、不透明層基材(1a)を貫通していないため、不透明層基材と同色に視認され、よって、穿孔(3b2)で形成される第2の穿孔群(2b2)からなる潜像画像は肉眼で視認し難いか、肉眼で認識することができない。穿孔(3a)は入射光が光輝性層(1b)で反射される反射光が穿孔(3a)の凹部に反射され、反射光量が弱い状況になり穿孔(3a)で形成される第1の穿孔群(2a)は肉眼で暗く視認される。穿孔(3b)は、穿孔(3a)に対して一部が重なるか、隣接しているため、入射光が光輝性層(1b)で反射され、反射光が穿孔(3b1)から観察者に視認される。よって、穿孔(3a)で形成される第1の穿孔群(2a)より、穿孔(3b1)で形成される第2の穿孔群(2b)は明るく視認されるため、第2の穿孔群(2b1)からなる潜像画像Pが図7に示すように肉眼で視認される。
更に、図13(a)に示すように画像形成体(4b)を図14に示すX2方向から観察した場合、穿孔(3b2)は微細な径からなり、更に、不透明層基材(1a)を貫通していないため、不透明層基材と同色に視認され、よって、穿孔(3b2)で形成される第2の穿孔群(2b2)からなる潜像画像は肉眼で視認し難いか、又は、肉眼で認識することができない。穿孔(3a)は入射光が光輝性層(1b)で反射される反射光が穿孔(3a)の凹部に反射され、反射光量が弱い状況になり穿孔(3a)で形成される第1の穿孔群(2a)は肉眼で暗く視認される。穿孔(3b1)は、穿孔(3a)に対して一部が重なるか、隣接しているため、穿孔(3b1)からの入射光が光輝性層(1b)で反射され、反射光が穿孔(3a)から観察者に視認される。よって、穿孔(3a)で形成される第1の穿孔群(2a)より、穿孔(3b1)で形成される第2の穿孔群(2b1)は明るく視認されるため、第2の穿孔群(2b1)からなる潜像画像Pが図14に示すように肉眼で視認される。
図13(b)に示すように画像形成体(4b)を図14に示すY1方向から観察した場合、穿孔(3b1)は微細な径からなり、更に、不透明層基材(1a)を貫通していないため、不透明層基材と同色に視認され、よって、穿孔(3b1)で形成される第2の穿孔群(2b1)からなる潜像画像は肉眼で視認し難いか、肉眼で認識することができない。穿孔(3a)は入射光が光輝性層(1b)で反射される反射光が穿孔(3a)の凹部に反射され、反射光量が弱い状況になり穿孔(3a)で形成される第1の穿孔群(2a)は肉眼で暗く視認される。穿孔(3b2)は、穿孔(3a)に対して一部が重なるか、隣接しているため、入射光が光輝性層(1b)で反射され、反射光が穿孔(3b2)から観察者に視認される。よって、穿孔(3a)で形成される第1の穿孔群(2a)より、穿孔(3b2)で形成される第2の穿孔群(2b)は明るく視認されるため、第2の穿孔群(2b2)からなる潜像画像Bが図14に示すように肉眼で視認される。
更に、図13(b)に示すように画像形成体(4b)を図14に示すY2方向から観察した場合、穿孔(3a)は入射光が光輝性層(1b)で反射される反射光が穿孔(3a)の凹部に反射され、反射光量が弱い状況になり穿孔(3a)で形成される第1の穿孔群(2a)は肉眼で暗く視認される。穿孔(3b2)は、穿孔(3a)に対して一部が重なるか、隣接しているため、穿孔(3b2)からの入射光が光輝性層(1b)で反射され、反射光が穿孔(3a)から観察者に視認される。よって、穿孔(3a)で形成される第1の穿孔群(2a)より、穿孔(3b2)で形成される第2の穿孔群(2b2)は明るく視認されるため、第2の穿孔群(2b2)からなる潜像画像Bが図14に示すように肉眼で視認される。
次に更に好ましい実施の形態を示す。図15に不透明層基材(1a)と光輝性層(1b)を有する積層基材(1)に第1の穿孔群(2a)を穿孔(3a)により形成した拡大図及びそのA−A’断面図を示す。図15に示すように穿孔(3a)は光輝性層(1b)を貫通することなく、不透明層基材(1a)を貫通している必要がある。
図16に不透明層基材(1a)と光輝性層(1b)を有する積層基材(1)に第2の穿孔群(2b)を一対の穿孔(3b)により形成した拡大図及びそのA−A’断面図を示す。図16に示すように一対の穿孔(3b)は不透明層基材(1a)を貫通することなく、一定の深さ又は複数に定められた深さに形なする必要がある。
図17に本発明の画像形成体(4c)の実施の形態を示す。不透明層基材(1a)と光輝性層(1b)を有する積層基材(1)に図15に示した第1の穿孔群(2a)と図16に示した第2の穿孔群(2b)を形なする。図17に示すように第2の穿孔群(2b)は第1の穿孔群(2a)を形なする穿孔(3a)を基準として、特定方向に規則的に配置される必要がある。この場合、第2の穿孔群(2b)を形なする一対の穿孔(3b)は第1の穿孔群(2a)を形なする穿孔(3a)を基準として、左右に規則的に配置されている。また、第2の穿孔群(2b)を形なする一対の穿孔(3b)は、第1の穿孔群(2a)を形なする穿孔(3a)を基準として、その基準に対して対称に規則的に配置されることが好ましい。また、一対の穿孔(3b)は、穿孔(3a)に対して隣接又は一部重なるように配置される必要がある。よって、図18に示すように、画像形成体(4c)の図17に示したA−A’断面図の一部を示すと、穿孔(3a)のみが形成されている領域は凹部となるが、穿孔(3a)と一対の穿孔(3b)が形成されている領域はT状の凹部となる。また、穿孔(3a)と一対の穿孔(3b)の穿孔の径は50μm〜1000μmの範囲で形なする必要がある。
図19に示すように本発明の画像形成体(4c)を垂直方向から観察した場合、一対の穿孔(3b)は微細な径からなり、更に、不透明層基材(1a)を貫通していないため、不透明層基材と同色に視認され、よって、一対の穿孔(3b)で形成される第2の穿孔群(2b)からなる潜像画像は肉眼で視認し難いか、もしくは、肉眼で認識することができない。また、穿孔(3a)は微細な径からなり、更に、反射光の影響を受け難いことから、よって、穿孔(3a)で形成される第1の穿孔群(2a)は肉眼で視認し難い状況にある。
図20(a)に示すように画像形成体(4c)を図20(b)に示すX1方向又はX2方向から観察した場合、穿孔(3a)は入射光が光輝性層(1b)で反射される反射光が穿孔(3a)の凹部に反射され、反射光量が弱い状況になり穿孔(3a)で形成される第1の穿孔群(2a)は肉眼で暗く視認される。一対の穿孔(3b)は、穿孔(3a)に対して対称に規則的に配列され、また、穿孔(3a)に対して一部が重なるか、隣接しているため、一対の穿孔(3b’)からの入射光が光輝性層(1b)で反射され、反射光が穿孔(3a”)から観察者に視認される。よって、穿孔(3a)で形成される第1の穿孔群(2a)より、一対の穿孔(3b)で形成される第2の穿孔群(2b)は明るく視認されるため、第2の穿孔群(2b)からなる潜像画像Pが図20(b)に示すように肉眼で視認される。
次に観察方向によって異なる潜像画像が視認される例を示す。下記に二つの潜像画像が視認される例を示す。図21に不透明層基材(1a)と光輝性層(1b)を有する積層基材(1)に第1の穿孔群(2a)を穿孔(3a)により形成した拡大図及びそのA−A’断面図を示す。図21に示すように穿孔(3a)は光輝性層(1b)を貫通することなく、不透明層基材(1a)を貫通している必要がある。
図22に不透明層基材(1a)と光輝性層(1b)を有する積層基材(1)に第2の穿孔群(2b)を一対の穿孔(3b)により形成した拡大図及びそのA−A’断面図を示す。図22に示すように一対の穿孔(3b)は不透明層基材(1a)を貫通することなく、一定の深さ又は複数に定められた深さに形なする必要がある。第2の穿孔群(2b)は二つの画像(PとB)が形成されている。第2の穿孔群(2b)のうち画像Pを第2の穿孔群(2b1)とし、画像Bを第2の穿孔群(2b2)とする。
図23に本発明の画像形成体(4d)の実施の形態を示す。不透明層基材(1a)と光輝性層(1b)を有する積層基材(1)に図21に示した第1の穿孔群(2a)と図22に示した第2の穿孔群(2b)を形なする。図23に示すように第2の穿孔群(2b)の二つの画像は、第1の穿孔群(2a)を形なする穿孔(3a)を基準として、二つの画像毎に、特定方向に規則的に配置される必要がある。よって、この場合の特定方向は、二つとなり、各画像毎に異なる方向で配置される必要がある。また、第2の穿孔群(2b)を形なする一対の穿孔(3b1、3b2)の個々の穿孔は、第1の穿孔群(2a)を形なする穿孔(3a)を基準として、その基準に対して対称に規則的に配置される必要がある。よって、第2の穿孔群(2b)のうち、画像Pを形なする一対の穿孔(3b1)は、穿孔(3a)に対して左右対称に配置され、第2の穿孔群(2b)のうち、画像Bを形なする一対の穿孔(3b2)は穿孔(3a)に対して上下対称に配置される。また、一対の穿孔(3b)は、穿孔(3a)に対して隣接又は一部重なるように配置されている必要がある。よって、図24に示すよう画像形成体(4d)の図23に示したA−A’又はB−B’断面図の一部を示すと、穿孔(3a)のみが形成されている領域は凹部となるが、穿孔(3a)と一対の穿孔(3b)が形成されている領域はT状の凹部となる。また、穿孔(3a)と一対の穿孔(3b)の穿孔の径は50μm〜1000μmの範囲で形なする必要がある。
図25に示すように本発明の画像形成体(4d)を垂直方向から観察した場合、一対の穿孔(3b)は微細な径からなり、更に、不透明層基材(1a)を貫通していないため、不透明層基材と同色に視認され、よって、一対の穿孔(3b)で形成される第2の穿孔群(2b)からなる潜像画像は視認し難いか、もしくは、肉眼で認識することができない。また、穿孔(3a)は微細な径からなり、更に、反射光の影響を受け難いことから、よって、穿孔(3a)で形成される第1の穿孔群(2a)は肉眼で視認し難い状況にある。
図26(a)に示すように画像形成体(4d)をX1方向又はX2方向から観察した場合、穿孔(3a)は入射光が光輝性層(1b)で反射される反射光が穿孔(3a)の凹部に反射され、反射光量が弱い状況になり穿孔(3a)で形成される第1の穿孔群(2a)は肉眼で暗く視認される。一対の穿孔(3b2)はX方向から観察しているため、不透明層基材と同色に視認される。一対の穿孔(3b1)は、穿孔(3a)に対して左右対称に規則的に配列され、また、穿孔(3a)に対して一部が重なるか、隣接しているため、一対の穿孔(3b1’)からの入射光が光輝性層(1b)で反射され、反射光が一対の穿孔(3a1”)から観察者に視認される。よって、穿孔(3a)で形成される第1の穿孔群(2a)及び一対の穿孔(3b2)より、一対の穿孔(3b1)で形成される第2の穿孔群(2b)のうち、画像Pは明るく視認されるため、潜像画像Pが図26(b)に示すように肉眼で視認される。
図27(a)に示すように画像形成体(4d)をY1方向又はY2方向から観察した場合、穿孔(3a)は入射光が光輝性層(1b)で反射される反射光が穿孔(3a)の凹部に反射され、反射光量が弱い状況になり穿孔(3a)で形成される第1の穿孔群(2a)は肉眼で暗く視認される。一対の穿孔(3b1)はY方向から観察しているため、不透明層基材と同色に視認される。一対の穿孔(3b2)は、穿孔(3a)に対して上下対称に規則的に配列され、また、穿孔(3a)に対して一部が重なるか、隣接しているため、一対の穿孔(3b2’)からの入射光が光輝性層(1b)で反射され、反射光が穿孔(3a2”)から観察者に視認される。よって、穿孔(3a)で形成される第1の穿孔群(2a)及び一対の穿孔(3b1)より、一対の穿孔(3b2)で形成される第2の穿孔群(2b)のうち、画像Bは明るく視認されるため、潜像画像Bが図27(b)に示すように肉眼で視認される。
上記記載では、一対の穿孔(3b)は、穿孔(3a)に対して上下対称又は左右対称に規則的に配置と記載しているが、本発明は一対の穿孔(3b)が図28に示すように、少なくとも二つで一組の穿孔であればよく、特に限定されるものではない。また、好ましくは、穿孔(3a)に対して対称に配置する必要があり、例えば、図29に示すように本発明は、一対の穿孔(3b)は、穿孔(3a)に対して上下対称又は左右対称に規則的に配置される。更に、一対の穿孔(3b)の大きさは図30に示すように異なっていても良い。図30(a)は穿孔(3b’)と穿孔(3b”)の大きさは同一である。図30(b)は穿孔(3b’)と穿孔(3b”)の方が穿孔の大きさは小さい。図30(c)は穿孔(3b’)と穿孔(3b”)の方が穿孔の大きさは大きい。
第1の穿孔群を形なする穿孔のピッチは、X(横)方向及び/又はY(縦)方向において等しいピッチであることが好ましい。本発明の穿孔はレーザ穿孔装置等で付与でき、大きさは5〜1000ミクロンが好ましい。穿孔の大きさは基材の厚みと表現したい画像の解像度や数と関係がある。当然、特定の領域に高い解像度の画像を表現する場合にはできるだけ小さな径の穿孔が必要であるが、数十ミクロン以下であると穿孔を作なする上で困難となる。また、大きな径の穿孔を用いる場合は、表現できる画像が粗いものとなってしまう。本発明の第1の穿孔群を形なする穿孔と第2の穿孔群を形なする穿孔の重なる度合いは、潜像画像を形なする穿孔の直径の0%〜70%が好ましい。第2の穿孔群を形なする穿孔の直径は、設ける潜像画像の数と関係があり、第1の穿孔群を形なする穿孔の直径の50%〜100%が好ましい。
本発明の第1の穿孔群及び第2の穿孔群を形なする穿孔の形状は、特に限定されることはなく、円形、多角形及び特殊な形状の穿孔の少なくとも一つで形なする必要がある。多角形又は特殊な形状の穿孔を用いることによって、複製されにくくなるため偽造防止効果が向上する。また、深さ方向に伴って、穿孔の直径が同一及び穿孔の直径が小さくなる形状(切頭円錐)の少なくとも一つで形なすることによって、複製されにくくなるため偽造防止効果が向上する。穿孔が基材に対して直角及び特定の角度で斜めの形状の少なくとも一つで形なすることができる。本発明の画像を構なする穿孔及び潜像画像を構なする穿孔が、基材に対して直角及び特定の角度で斜めの形状の少なくとも一つで形なすることができる。特定の角度で斜めに形成した場合、複製されにくくなるため偽造防止効果が向上する。
不透明層基材と光輝性層を有する積層基材は、特に限定されることはなく、不透明層基材は、透明以外の基材であれば特に限定されることなく、紙葉類、半透明フィルム、プラスティック等を利用することができる。また、光輝性層は光を反射できる基材であれば特に限定されることはなく、アルミ箔、金属箔等を用いることができ、ホログラムを用いることで偽造防止効果が向上する。例えば、アルミ箔の場合は銀色の潜像画像が視認され、金箔の場合は金色の潜像画像が視認され、ホログラムの場合はRGBの潜像画像を視認できるように構成できる。このようなことから、光輝性層に色彩を設けることによって潜像画像は色彩を有することができる。例えば、虹彩色の場合、レインボー調の潜像画像を形なすることができる。積層基材の厚さについても特に限定されることはないが、0.1mm〜1.0mm程度が好ましい。不透明層基材と光輝性層の層間は接着剤等によって接着層を設けても良い。更に、無色蛍光インキ、有色蛍光インキ、磁性インキ等を不透明層基材の表面、光輝性層の不透明層基材と接している面に印刷することによって偽造防止効果が向上する。
本発明の第2の穿孔群からなる少なくとも一つ以上の画像(潜像画像となる)が、文字、数字、記号及び絵柄の少なくとも1つであることにより、傾けて観察した場合に真偽判別効果が向上する。また、第1の穿孔群を文字、数字、記号及び絵柄の少なくとも1つで形なすることもできる。
第1の穿孔群の穿孔と隣接することがなく又は一部重なることのない不透明層基材(1a)を貫通することなく、一定の深さ又は複数に定められた深さの穿孔をランダムに形なすることによって、第2の穿孔群からなる少なくとも一つ以上の画像(潜像画像となる)が、垂直方向から観察した場合により視認不可能となる。よってランダムに配置された穿孔は第2の穿孔群からなる画像をカムフラージュする役割を果たす。
以下、実施例を用いて本発明を更に詳細に説明するが、本発明の内容は、これらの実施例の範囲に限定されるものではない。
(実施例1)
厚さ約0.15mmの紙を1枚用意し、この紙に、直径0.1mmの穿孔を0.8mmの一定のピッチで格子状にレーザ加工機によって紙を貫通させて図柄(A)を施した。また、この紙に、直径0.1mmの穿孔を0.8mmの一定のピッチで、レーザ加工機によって紙を貫通させることなく一定の深さで潜像図柄(B)を施した。このとき、紙に施した潜像図柄(B)を形なする穿孔が、図柄(A)の穿孔を基準として右側に規則的に配置し、更に、図柄(A)の穿孔と一部重なるように配置した。次に、厚さ0.5mmからなるアルミ箔を穿孔を付与した紙に貼付して画像形成体を作成した。この画像形成体を垂直方向から観察した場合には、図柄(A)のみが視認され、反射光で観察した場合には、画像(A)内に潜像図柄(B)が視認することができた。
(実施例2)
厚さ約0.15mmの紙を1枚用意し、この紙に、直径0.1mmの穿孔を0.8mmの一定のピッチで格子状にレーザ加工機によって紙を貫通させて図柄(A)を施した。また、この紙に、直径0.1mmの穿孔を0.8mmの一定のピッチで、レーザ加工機によって紙を貫通させることなく一定の深さで潜像図柄(B1)、潜像図柄(B2)を施した。このとき、紙に施した潜像図柄(B1)を形なする穿孔が、図柄(A)の穿孔を基準として下側に規則的に配置し、紙に施した潜像図柄(B2)を形なする穿孔が、図柄(A)の穿孔を基準として左側に規則的に配置し、更に、図柄(A)の穿孔と潜像図柄(B1)及び潜像図柄(B2)の穿孔が一部重なるように配置した。次に、厚さ0.5mmからなるアルミ箔を穿孔を付与した紙に貼付して画像形成体を作成した。この画像形成体を垂直方向から観察した場合には、図柄(A)のみが視認され、左右方向から反射光で観察した場合には、画像(A)内に潜像図柄(B1)が視認することができた。更に上下方向から反射光で観察した場合には、画像(A)内に潜像図柄(B2)が視認することができた。
(実施例3)
厚さ約0.15mmの紙を1枚用意し、この紙に、直径0.1mmの穿孔を0.8mmの一定のピッチで格子状にレーザ加工機によって紙を貫通させて図柄(A)を施した。また、この紙に、直径0.1mmの一対の穿孔を0.8mmの一定のピッチで、レーザ加工機によって紙を貫通させることなく一定の深さで潜像図柄(B)を施した。このとき、紙に施した潜像図柄(B)を形なする一対の穿孔が、図柄(A)の穿孔を基準として左右対称に規則的に配置し、更に、図柄(A)の穿孔と一部重なるように配置した。次に、厚さ0.5mmからなるアルミ箔を穿孔を付与した紙に貼付して画像形成体を作成した。この画像形成体を垂直方向から観察した場合には、図柄(A)のみが視認され、反射光で観察した場合には、画像(A)内に潜像図柄(B)が視認することができた。
(実施例4)
厚さ約0.15mmの紙を1枚用意し、この紙に、直径0.1mmの穿孔を0.8mmの一定のピッチで格子状にレーザ加工機によって紙を貫通させて図柄(A)を施した。また、この紙に、直径0.1mmの一対の穿孔を0.8mmの一定のピッチで、レーザ加工機によって紙を貫通させることなく一定の深さで潜像図柄(B1)、潜像図柄(B2)を施した。このとき、紙に施した潜像図柄(B1)を形なする一対の穿孔が、図柄(A)の穿孔を基準として左右対称に規則的に配置し、紙に施した潜像図柄(B2)を形なする一対の穿孔が、図柄(A)の穿孔を基準として上下対称に規則的に配置し、更に、図柄(A)の穿孔と潜像図柄(B1)及び潜像図柄(B2)の穿孔が一部重なるように配置した。次に、厚さ0.5mmからなるアルミ箔を穿孔を付与した紙に貼付して画像形成体を作成した。この画像形成体を垂直方向から観察した場合には、図柄(A)のみが視認され、左右方向から反射光で観察した場合には、画像(A)内に潜像図柄(B1)が視認することができた。更に上下方向から反射光で観察した場合には、画像(A)内に潜像図柄(B2)が視認することができた。
不透明層基材(1a)と光輝性層(1b)を有する積層基材(1)に第1の穿孔群(2a)を穿孔(3a)により形成した拡大図及びそのA−A’断面図である。 不透明層基材(1a)と光輝性層(1b)を有する積層基材(1)に第2の穿孔群(2b)を穿孔(3b)により形成した拡大図及びそのA−A’断面図である。 画像形成体(4a)の実施の形態を示す図である。 画像形成体(4a)のA−A’断面図の一部拡大図である。 画像形成体(4a)を垂直方向から観察した場合の図である。 画像形成体(4a)をX1方向又はX2方向から観察した場合の原理図である。 画像形成体(4a)をX1方向又はX2方向から観察した場合の図である。 不透明層基材(1a)と光輝性層(1b)を有する積層基材(1)に第1の穿孔群(2a)を穿孔(3a)により形成した拡大図及びそのA−A’断面図である。 不透明層基材(1a)と光輝性層(1b)を有する積層基材(1)に第2の穿孔群(2b)を穿孔(3b)により形成した拡大図及びそのA−A’断面図である。 画像形成体(4b)の実施の形態を示す図である。 画像形成体(4b)のA−A’断面図又はB−B’断面図の一部拡大図である。 画像形成体(4b)を垂直方向から観察した場合の図である。 画像形成体(4b)をX1方向、X2方向、Y1方向又はY2方向から観察した場合の原理図である。 画像形成体(4b)をX1方向、X2方向、Y1方向又はY2方向から観察した場合の図である。 不透明層基材(1a)と光輝性層(1b)を有する積層基材(1)に第1の穿孔群(2a)を穿孔(3a)により形成した拡大図及びそのA−A’断面図である。 不透明層基材(1a)と光輝性層(1b)を有する積層基材(1)に第2の穿孔群(2b)を一対の穿孔(3b)により形成した拡大図及びそのA−A’断面図である。 画像形成体(4c)の実施の形態を示す図である。 画像形成体(4c)のA−A’断面図の一部拡大図である。 本発明の画像形成体(4c)を垂直方向から観察した場合の図である。 画像形成体(4c)をX方向又はX2方向から観察した場合の図である。 不透明層基材(1a)と光輝性層(1b)を有する積層基材(1)に第1の穿孔群(2a)を穿孔(3a)により形成した拡大図及びそのA−A’断面図を示す図である。 不透明層基材(1a)と光輝性層(1b)を有する積層基材(1)に第2の穿孔群(2b)を一対の穿孔(3b)により形成した拡大図及びそのA−A’断面図を示す図である。 画像形成体(4d)の実施の形態を示す図である。 画像形成体(4d)のA−A’断面図又はB−B’断面図の一部拡大図である。 画像形成体(4d)を垂直方向から観察した場合の図である。 画像形成体(4d)をX1方向又はX2方向から観察した場合の図である。 画像形成体(4d)をY1方向又はY2方向から観察した場合の図である。 一対の穿孔(3b)についてのその他の例を示す図である。 穿孔(3a)と穿孔(3b)の関係を示す図である。 穿孔(3b’)と穿孔(3b”)の関係を示す図である。
符号の説明
1a 不透明層基材
1b 光輝性層
1 積層基材
2a 第1の穿孔群
2b 第2の穿孔群
2b1 画像Pを第2の穿孔群
2b2 画像Bを第2の穿孔群
3a 穿孔
3b 穿孔、一対の穿孔
3b’ 入射光からの穿孔
3b” 反射光からの穿孔
3b1 画像Pを形なする一対の穿孔
3b2 画像Bを形なする一対の穿孔
3b1’ 入射光からの穿孔
3b1” 反射光からの穿孔
4a、4b、4c、4d 画像形成体

Claims (4)

  1. 不透明層基材の一方の面に貫通する穿孔の配列により形成した第1の穿孔群からなる画像と、貫通しない穿孔の配列により形成した第2の穿孔群からなる潜像画像を設け、
    前記第2の穿孔群の穿孔の位置は、前記第1の穿孔群の穿孔位置を基準とし、前記基準から特定方向に配置され、且つ、前記不透明層基材を貫通する穿孔と隣接又は一部重なるように配置され、
    前記不透明層基材の他方の面に光輝性層を形成する画像形成体。
  2. 不透明層基材の一方の面に貫通する穿孔の配列により形成した第1の穿孔群からなる画像と、貫通しない穿孔の配列により形成した第2の穿孔群からなる少なくとも二つ以上の潜像画像を設け、
    前記第2の穿孔群の穿孔の位置は、前記第1の穿孔群の穿孔位置を基準とし、前記基準から特定方向に配置され、且つ、前記基材を貫通する穿孔と隣接又は一部重なるように配置され、更に、前記特定方向はそれぞれの潜像画像毎に異なる方向で配置され、
    前記不透明層基材の他方の面に光輝性層を形成する画像形成体。
  3. 前記第2の穿孔群の穿孔は、前記第1の穿孔群の穿孔を挟むように組を成すことを含む請求項1又は2記載の画像形成体。
  4. 請求項1、2又は3記載において、前記不透明層基材と前記光輝性層とが固着又は貼着により形成する画像形成体。
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