JP2016005868A - 潜像印刷物 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、真上からの観察時に視認できる可視画像を付与できると共に、真上からの観察時に潜像模様の隠蔽性が高い潜像印刷物を提供するものである。【解決手段】本発明は、基材上に、第一の画像と第二の画像を備えた印刷画像を有し、第一の画像は、基材と等色又は異なる有色の第一の要素を万線状に配列した第一の要素群と、所定の膜厚を有する第一の透明要素を第一の要素上に積層して複数配列した第一の潜像画像を有し、第二の画像は、第一の要素と異なる有色の凸形状の第二の要素を、第一の要素と重ならないように万線状に配列して成り、真上から観察した場合は、第一の潜像画像が視認されず、第一の方向に正対して傾けて観察した場合は、第一の潜像画像が視認されることを特徴とする潜像印刷物である。【選択図】 図1

Description

本発明は、銀行券、株券、有価証券、通行券、パスポート、商品券、カード等の貴重印刷物の分野において、傾けて観察したときに潜像を観察することができる潜像印刷物に関するものである。
銀行券、株券、有価証券、通行券、商品券、カード等の貴重印刷物は、その性質上、偽造や改竄されないことが要求される。この防止策の中には、観察角度により潜像が表出する技術が用いられている。
その一例として、本出願人は、基材と異なる色の複数の第一の画線と、第一の画線及び/又は非画線上に透明又は半透明の盛り上がりを有する第二の画線を複数配置して形成した情報画像を有し、第二の画線のレンズ効果(光の屈折・回折)によって真上から観察したときは情報画像が視認不可であり、傾けた場合に第二の画線により形成された情報画像が視認できることを特徴とする偽造防止形成体を出願している(例えば、特許文献1参照)。
また、本出願人は、基材の上に、基材の色と異なるインクにより第一の印刷層を印刷し、その上に、カラーフリップフロップ性のインクにより、画線面積率の差異で形成される第一の画像と、位相の差異で形成される第二の画像から成る第二の印刷層を形成した潜像印刷物を出願している(例えば、特許文献2参照)。
特許第4314387号 特許第5142154号
特許文献1及び2の発明は、観察角度により潜像が表出するため、真偽判別効果に優れ、改竄及び複製防止効果も高いが、更なる技術の向上を目指すと、以下の課題がある。
特許文献1の発明は、曲面形状の第二の画線を平面状の有色画線上に形成しているため、真上からの観察時に視認できる可視画像を付与しにくいという課題があった。
また、特許文献2の発明は、凸形状の透明性を有する第二の画線の位相の差異と、面積率の差異により潜像を形成しているため、真上からの観察時に潜像模様が視認されるおそれがある。
以上のことから、本発明は、前述した問題点を解決することを目的としたものであり、真上からの観察時に視認できる可視画像を付与できると共に、真上からの観察時に潜像模様の隠蔽性が高い潜像印刷物を提供するものである。
本発明は、基材上の少なくとも一部に、第一の画像と第二の画像を備えた印刷画像を有し、第一の画像は、基材と等色又は異なる有色の第一の要素を第一の方向、かつ、第一のピッチにより万線状に配列した第一の要素群と、所定の膜厚を有する第一の透明要素を第一の方向、かつ、第一のピッチにより、第一の要素上に積層して複数配列した第一の潜像画像を有し、第二の画像は、第一の要素と異なる有色の凸形状の第二の要素を第一の方向、かつ、第一のピッチにより、第一の要素と重ならないように万線状に配列して成り、真上から観察した場合は、第一の潜像画像が視認されず、第一の方向に正対して傾けて観察した場合は、第一の潜像画像が視認されることを特徴とする潜像印刷物である。
本発明は、第一の要素と前記第二の要素が、同一幅の画線であることを特徴とする潜像印刷物である。
本発明は、基材上の少なくとも一部に、第一の画像と第二の画像を備えた印刷画像を有し、第二の画像は、基材と等色又は異なる有色の凸形状の第二の要素を第一の方向及び第二の方向、かつ、第一のピッチによりマトリクス状に配列して成り、第一の画像は、第二の要素と異なる有色の第一の要素を第一の方向及び第二の方向、かつ、第一のピッチにより、第二の要素と重ならないようにマトリクス状に配列された第一の要素群と、所定の膜厚を有する第一の透明要素を第一の方向の第二の要素に隣接して、第一の要素上に積層して複数配列した第一の潜像画像と、前記所定の膜厚と同一又は異なる膜厚を有する第二の透明要素を第二の方向の第二の要素に隣接して、第一の透明要素と重ならないように、第一の要素上に積層して複数配列した第二の潜像画像を有し、真上から観察した場合は、前記第一の潜像画像及び前記第二の潜像画像が視認されず、第一の方向に正対して傾けて観察した場合は、第一の潜像画像が視認され、第二の方向に正対して傾けて観察した場合は、第二の潜像画像が視認されることを特徴とする潜像印刷物である。
本発明は、第二の要素と第一の要素が、同一幅及び同一高さの画素であることを特徴とする潜像印刷物である。
本発明の潜像印刷物は、真上から観察できる可視画像を付与することが可能となった。
また、本発明の潜像印刷物は、真上からの潜像模様の隠蔽性が高く、真上から潜像模様を視認することができない。
本発明の潜像印刷物の第一の実施形態の構成図。 本発明の潜像印刷物の観察状態を示す概略図。 第二の画像の構成図。 第二の要素の一例図。 第一の画像の構成図。 第一の要素と第一の透明要素の関係を示す概略図。 第一の画像の構成図 第二の要素と第一の透明要素の関係を示す概略図。 本発明の視認原理を示す概略図。 本発明の潜像印刷物の第二の実施形態の構成図。 本発明の潜像印刷物の観察状態を示す概略図 第二の画像を示す概略図。 第一の画像を示す概略図。 第一の要素群の構成図。 第一の潜像画像の構成図。 第一の要素群と、第一の潜像画像の関係を示す概略図。 第二の潜像画像の構成図。 第一の要素群と、第二の潜像画像の関係を示す概略図。 各要素、第一の透明要素及び第二の透明要素の関係を示す概略図。
本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。しかしながら、本発明は、以下に述べる実施するための形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲記載における技術的思想の範囲内であれば、その他のいろいろな実施の形態が含まれる。
(第一の実施形態)
図1は、画線状の要素を万線状に配列して形成した本発明における潜像印刷物(1)を示す。本発明の潜像印刷物(1)は、基材(2)上の少なくとも一部に印刷画像(3)が形成されて成り、印刷画像(3)は、画線状の要素を万線状に配列した第一の画像(4)と凸形状の画線状の第二の要素(5a)を万線状に配列した第二の画像(5)を有する。第一の画像(4)を形成する画線状の要素と第二の画像(5)を形成する画線状の要素は、互いに重ならない構成であり、詳細については、後述する。また、第一の画像(4)は、第一の要素群(6)と、第一の要素群(6)上に積層された第一の潜像画像(7)を有する。なお、説明の便宜上、印刷画像(3)の中には、第一の潜像画像(7)である「1」の文字が視認できるが、透明インクにより形成されているため、実際は、真上からの観察において視認することはできない。
基材(2)は、印刷画像(3)が形成できれば、紙、プラスティック又は金属等であってもよく、その材質は問わない。また、基材(2)の大きさについても、特に制限はない。
図2は、本発明の潜像印刷物(1)の観察状態を示す一例図である。図2(a)に示すように、印刷画像(3)を、基材(2)に対して真上から観察した場合は、点線部分で示す第一の潜像画像(7)は、視認することができない。一方、印刷画像(3)を、基材(2)に対して、第一の方向(S1)から斜めの方向から観察すると、図2(b)に示すように、第一の潜像画像(7)が観察される。
まず、説明の便宜上、第二の画像(5)について説明する。図3に示すのは、第二の画像(5)であり、基材色又は基材と異なる色彩から成る画線幅(T1)を有する凸形状の第二の要素(5a)を、第一のピッチ(P1)、かつ、第一の方向(S1)に複数配列して成る。なお、第一の実施形態では、第二の要素(5a)を画線で形成した一例であり、第二の要素(5a)は、有色の凸形状の画素又は画線のいずれかであればよい。
本発明において、「画素」とは、印刷画像を構成する最小単位である印刷網点自体か、あるいは印刷網点を複数集合させて形成した一塊の画像要素であって、例えば円、三角形や四角形等を含む多角形、星形等の各種図形、あるいは文字や記号等が含まれ、画素の形状は如何なるものであっても良い。また、本発明において、「画線」とは、印刷画像を形成する最小単位である印刷網点を、所定方向に隙間無く連続して配置することにより形成した画像要素であって、例えば、図4の一例のように、「画線」とは、図4(a)から図4(c)に示すように、直線、破線、波線等でもよい。また、画素については、図4(d)又は図4(e)に示すように、同一線状に複数配列することにより、一つの画線を構成するように形成することが必要となる
次に、第一の画像(4)について、図5により説明する。なお、説明の便宜上、第二の要素(5a)との関連については、後述する。図5に示すように、第一の画像(4)は、画線幅(T1)を有する有色の第一の要素(4a)を第一の方向(S1)、かつ、第一のピッチ(P1)により複数配列した第一の要素群(6)と、所定の膜厚を有する第一の透明要素(4b)を、第一の方向(S1)、かつ、第一のピッチ(P1)により、複数配列した第一の潜像画像(7)を有する。なお、第一の要素(4a)は、基材色又は基材と異なる色に着色された平面的な形状の画線又は画素であり、本例では、画線として説明する。
第一の要素(4a)は、第二の要素の色、基材(2)の色又は基材(2)と異なる色であればよく、色彩に限定はない。また、本明細書でいう基材(2)の色とは、基材(2)である用紙自体の色彩に限定されず、基材(2)自体に、基材(2)と異なる色彩の色材を用いた印刷層やスプレー層等が形成されて成る場合、基材自体の色彩ではなく、印刷層やスプレー層によって形成された色彩を指すこととする。また、いうまでもなく、白色や黒色等に関しても「有色の基材」の色に含まれる。
図6は、第一の要素群(6)を形成する第一の要素(4a)と、第一の潜像画像(7)を形成する第一の透明要素(4b)の関係を示す図である。図6に示すように、第一の潜像画像(7)を形成する第一の透明要素(4b)は、第一の要素群(6)を形成する第一の要素(4a)上に積層されることによって、第一の要素群(6)上に第一の潜像画像(7)を有する第一の画像(4)が形成される。
図7(a)に示すように、第一の透明要素(4b)と第一の要素(4a)の配列方向である第一の方向(S1)、第一のピッチ(P1)及び画線幅(T1)は、同一である。また、図7(b)のA−A´断面図に示すように、第一の透明要素(4b)は、第一の要素(4a)上に所定の膜厚を有する第一の透明要素(4b)を積層して成る。なお、第一の透明要素(4b)は、透明であればよく、公知の透明インクを使用することができる。
図8は、印刷画像(3)を形成する第二の要素(5a)と第一の透明要素(4b)の関係を示す概略図である。図8(a)の拡大図に示すように、第二の要素(5a)と第一の要素(4a)は、互いに重なり合うことなく、第一のピッチ(P1)、かつ、第一の方向(S1)により隣接して複数配列されて成る。また、図8(b)のA−A´断面図に示すように、第一の透明要素(4b)は、凸形状の第二の要素(5a)と第二の要素(5a)の間の第一の要素(4a)上に積層して成る。
第一の透明要素(4b)と第二の要素(5a)の高さは、印刷適性及び流通適性を考えると、2μm以上1mm以下である。また、第一の透明要素(4b)の高さは、第二の要素(5a)の高さを超えない範囲で適宜設定する。第二の要素(5a)の高さを超えた場合は、潜像画像が視認されるおそれがある。なお、第二の要素(5a)は、所定の高さを有する必要があるため、スクリーン印刷や凹版印刷等で形成することが望ましいが、グラビア印刷やフレキソ印刷、凸版印刷、IJP等であってもこの程度の盛りあがり高さを形成することは可能である。
また、各要素の画線幅(T1)及びピッチ(P1)は、0.01mm以上5.0mm以下で形成することが望ましい。0.01mm以下のピッチ(P1)は、要素に2μm以上の盛り上がりを形成する場合には、一般的な印刷で再現できる要素のピッチ(P1)としては、ほぼ限界のピッチ(P1)であり、印刷物品質の安定性に欠ける上に、たとえ、0.01mm以下のピッチ(P1)で要素を形成できた場合でも、ほとんどの場合、出現する潜像画像の視認性が極端に低くなるため適当ではない。また、逆に、5.0mm以上のピッチで形成した場合には、潜像画像として再現できる画像の解像度が極端に低くなる。
以下、本発明の潜像印刷物(1)の観察原理について説明する。なお、本発明の潜像印刷物(1)は、観察する方向に応じて、複数の異なる潜像を観察できる構成とすることができる。
(潜像の観察原理)
次に、潜像が観察される原理について、図9により説明する。図9(a)に示すように、観察者(9)が基材(2)を真上から観察した場合は、第一の要素(4a)を視認することができる。一方、基材(2)を傾けて観察した場合は、ある一定以上の角度になった時に凸形状の第二の要素(5a)によって第一の要素(4a)が遮蔽(10)されてしまい、観察者(9−1)により第一の要素(4a)が視認できなくなる。また、図9(b)に示すように、第二の要素(5a)の壁部に囲まれた底部の第一の要素(4a)上に透明インクにより所定の膜厚を有する第一の透明要素(4b)を積層した場合は、第一の透明要素(4b)によって光が屈折することによって、第一の透明要素(4b)が付与されていない場合に第一の要素(4a)が視認されなかった角度でも、第一の透明要素(4b)が付与された場合は、光の屈折(11)により第一の要素(4a)を観察者(9−1)により視認することができる。
(第二の実施形態)
次に、前述の第一の実施形態の画線構成と異なる、画素により印刷画像(3´)を構成した例について説明する。
図10に、潜像印刷物(1´)を示す。図10に示すのは、潜像印刷物(1´)の正面図であり、本発明の潜像印刷物(1´)は、基材(2´)上の少なくとも一部に印刷画像(3´)を有し、印刷画像(3´)は、第一の画像(4´)と第二の画像(5´)を有する。なお、第一の画像(4´)を形成する要素と、第二の画像(5´)を形成する要素の配置については、後述する。更に、第一の画像(4´)は、第一の要素群(6´)と、第一の要素群(6´)上に形成した第一の潜像画像(7´)と、第二の潜像画像(8)を有する。説明の便宜上、印刷画像(3´)の中には、第一の潜像画像(7´)である「1」の文字と第二の潜像画像(8)である「2」の文字が視認できるが、各潜像画像(7´、8)は、透明インクにより形成されているため、実際は、真上からの観察において視認することはできない。一方、第一の要素群(6´)である「桜」は、有色により形成されているため、視認することができる。
図11は、潜像印刷物(1´)の観察状態を示す一例図である。図11(a)に示すように、印刷画像(3´)を、基材(2´)を真上から観察した場合は、第一の要素群(6´)である「桜」を視認できるが、点線部分で示す第一の潜像画像(7´)と第二の潜像(8)は、視認することができない。一方、基材(2´)を第一の方向(S1)に対して傾けて観察した場合は、第一の要素(4a´)の第一の透明要素(4b´)が付与されていない部分は、第二の要素(5a´)によって遮蔽され視認されないが、第一の要素(4a´)の第一の透明要素(4b´)が付与されている部分は、第一の透明要素(4b´)によって光が屈折することから、第一の潜像画像(7´)である「1」が視認できる。
また、基材(2´)を第二の方向(S2)向きに対して傾けて観察した場合は、第一の要素(4a´)に第二の透明要素(4c)が付与されていない部分は、第二の要素(5a´)によって遮蔽され視認されないが、第一の要素(4a´)に第二の透明要素(4c)が付与されている部分は、第二の透明要素(4c)によって光が屈折することから、第二の潜像画像(8)である「2」が視認できる。
まず、説明の便宜上、第二の画像(5´)について説明する。図12に示すのは、第二の画像(5´)であり、画素幅(T2)及び画素高さ(T3)である基材色又は基材と異なる色彩から成る凸形状の第二の要素(5a´)を、第一のピッチ(P1)、かつ、第一の方向(S1)に、更に、第一のピッチ(P1)、かつ、第二の方向(S2)にマトリクス状に複数配列して成る。
次に、第一の画像(4´)について説明する。図13に示すように、第一の画像(4´)は、第一の要素群(6´)と、第一の潜像画像(7´)及び第二の潜像画像(8)を有する。
次に、第一の要素群(6´)について具体的に説明する。図14の拡大図に示すように、第一の要素群(6´)は、画素幅(T2)及び画素高さ(T3)の有色の第一の要素(4a´)を第一の方向(S1)、かつ、第一のピッチ(P1)、更に、第一のピッチ(P1)、かつ、第二の方向(S2)にマトリクス状に複数配列して成る。なお、第二の実施形態では、第一の要素群(6´)を「桜」とした。
次に、第一の潜像画像(7´)について、図15により説明する。なお、説明の便宜上、第二の要素(5a´)との関連については、後述する。図15に示すように、第一の潜像画像(7´)は、画素幅(T2)及び画素高さ(T3)である第一の透明要素(4b´)を、第一の方向(S1)、かつ、第一のピッチ(P1)に複数配列して成る。また、図16のA−A´断面図に示すように、第一の要素群(6´)上に形成された第一の潜像画像(7´)は、第一の方向(S1)に対する凸形状の第二の要素(5a´)と第二の要素(5a´)の間に配列された第一の要素(4a´)上に積層した第一の透明要素(4b´)により形成される。第二の実施形態では、第一の潜像画像(7´)を「1」の文字とした。なお、第一の透明要素(4b´)の第一のピッチ(P1)、画素幅(T2)及び画素高さ(T3)は、第一の要素(4a´)と同一ピッチ、同一幅及び同一高さである。
次に、 第二の潜像画像(8)について、図17により説明する。図17に示すように、 第二の潜像画像(8)は、画素幅(T2)及び画素高さ(T3)の第二の透明要素(4c)を第二の方向(S2)、かつ、第一のピッチ(P1)により複数配列して成る。また、図18のA−A´断面図に示すように、第一の要素群(6´)上に形成された第二の潜像画像(8)は、第二の透明要素(4c)は、第二の方向(S2)における凸形状の第二の要素(5a´)と第二の要素(5a´)の間に配列された第一の要素(4a´)上に積層して成る。なお、第二の透明要素(4c)の第一のピッチ(P1)及び画素幅(T2)及び画素高さ(T3)は、第一の要素(4a´)と同一ピッチ、同一幅及び同一高さである。
第二の要素(5a´)の高さ、第一の透明要素(4b´)及び第二の透明要素(4c)は、印刷適性及び流通適性を考えると、2μm以上1mm以下である。また、第一の透明要素(4b´)及び第二の透明要素(4c)の高さは、同一又は異なっていてもよいが、第二の要素(5a´)の高さを超えない範囲で適宜設定する。第二の要素(5a´)の高さを超えた場合は、潜像画像が視認されるおそれがある。なお、第二の要素(5a´)は、所定の高さを有する必要があるため、スクリーン印刷や凹版印刷等で形成することが望ましいが、グラビア印刷やフレキソ印刷、凸版印刷、IJP等であってもこの程度の盛りあがり高さを形成することは可能である。
また、各要素のピッチ(P1)、画素幅(T2)及び画素高さ(T3)は、0.01mm以上5.0mm以下で形成することが望ましい。0.01mm以下のピッチ(P1)は、要素に2μm以上の盛り上がりを形成する場合に、一般的な印刷で再現できる要素のピッチ(P1)としてはほぼ限界のピッチ(P1)であり、印刷物品質の安定性に欠ける上に、たとえ、0.01mm以下のピッチ(P1)で要素を形成できた場合でも、ほとんどの場合、出現する潜像画像の視認性が極端に低くなるため適当ではない。また、逆に、5.0mm以上のピッチで形成した場合には、潜像画像として再現できる画像の解像度が極端に低くなる。
図19は、印刷画像(3´)を形成する第二の要素(5a´)と、第一の透明要素(4b´)及び第二の透明要素(4c)の関係を示す概略図である。図19(a)の拡大図に示すように、第一の要素(4a´)、第二の要素(5a´)は、互いに重ならないように、第一のピッチ(P1)、かつ、画素高さ(T3)で第一の方向(S1)、第一のピッチ(P1)、かつ、画素幅(T2)で第二の方向(S2)により互いに隣接してマトリクス状に複数配列して成る。また、第一の透明要素(4b´)と第二の透明要素(4c)は、互いに重なることなく、第二の要素(5a´)に隣接して配置される。
また、図19(b)のB−B´断面図に示すように、第一の透明要素(4b´)は、第一の方向(S1)に対する凸形状の第二の要素(5a´)と第二の要素(5a´)の間の第一の要素(4a´)上に積層して成る。
また、図19(c)のA−A´断面図に示すように、第二の透明要素(4c)は、第二の方向(S2)における凸形状の第二の要素(5a´)と第二の要素(5a´)の間の第一の要素(4a´)上に、第一の透明要素(4b´)と重ならないように所定の膜厚を有する二の透明要素(4c)を積層して成る。
本第二の実施形態では、画素により二つの潜像画像を形成しているが、透明要素が重ならない範囲で、複数の潜像画像を形成することが出来る。例えば、第二の要素(5a´)の凸形状の高さを場所によって変え、遮蔽する高さを変えることで複数の潜像を形成することもできるが、この方法により複数の潜像画像を形成した場合には、潜像画像の解像度が低下するおそれがあるため、印刷物の品質の安定上、潜像画像は二つであることが好ましい。
以下、前述の発明を実施するための最良の形態にしたがって、具体的に形成した潜像印刷物の実施例について詳細に説明するが、本発明は、この実施例に限定されるものではない。
本発明の実施例1は、第一の実施の形態で説明した形態と同様な形態を用いて、図2と図3、図5から図7までを用いて説明する。実施例1では、基材(2)として白色のプラスチックを用いた。第一の要素(4a)、第二の要素(5a)及び第一の透明要素(4b)は、UVインクジェットプリンタ(トライテック社製)を使用し、UVインクで構成した。なお、第二の要素(5a)を白色インク、第一の要素(4a)を黒色インク、第一の透明要素(4b)に透明インクを使用した。
第二の画像(5)は、図3に示すように、画線幅(T1)が70μm、高さ60μmである第二の要素(5a)を、第一のピッチ(P1)を200μmとし、第一の方向(S1)に複数配列して万線形状に配列した。
第一の画像(4)は、図5に示すように、画線幅(T1)が130μmである有色の第一の要素(4a)を、第一のピッチ(P1)を200μmとし、第一の方向(S1)に万線状に配列して形成した四角の画像を第一の要素群(6)とし、第一の要素群(6)上に第一の潜像画像(7)を形成した。第一の潜像画像(7)は、図6に示すように、凸形状の第二の要素(5a)と第二の要素(5a)の間の黒色である第一の要素(4a)上に、第一の透明要素(4b)を積層し、第一の方向(S1)、かつ、第一のピッチ(P1)を200μmにより複数配列し、「1」の文字を形成した。なお、第一の透明要素(4b)は、画線幅(T1)を130μm、高さ60μmの厚みをとした。
また、印刷画像(3)は、図7に示すように、第二の要素(5a)と第一の要素(4a)を、互いに重なり合うことなく、第一の方向(S1)、かつ、第一のピッチ(P1)を200μmとし、互いに隣接して複数配列して形成した。
基材(2)を真上から観察した場合は、図2に示すように、第二の要素(5a)は、基材(2)と同色であり、第一の透明要素(4b)が透明であるため、第一の潜像画像(7)を視認することができず、第一の要素群(6)の四角の形状が視認できた。また、基材(2)を第一の方向に対して70°程度傾けて観察した場合は、第一の透明要素(4b)が付与されていない部分の第一の要素(4a)は、第二の要素(5a)によって遮蔽され視認できないが、第一の透明要素(4b)が付与されている部分は、第一の透明要素(4b)によって光が屈折することから第一の要素(4a)が視認されるため、第一の透明要素(4b)が付与された形状である第一の潜像画像(7)である「1」が視認できた。
本発明の実施例2は、第二の実施の形態で説明した形態と同様な形態を用いて、図11から図19までを用いて説明する。基材(2´)として白色のプラスチックを用いた。第一の要素(4a´)、第二の要素(5a´)及び透明要素(4b´)は、UVインクジェットプリンタ(トライテック社製)を使用し、UVインクで構成した。第二の要素(5a´)を白色インク、第一の要素(4a´)を赤色インクとした。
第二の画像(5´)は、図12に示すように、画素幅(T2)及び画素高さ(T3)が70μm、高さを60μmの第二の要素(5a´)を、第一のピッチ(P1)を200μmとして、第一の方向(S1)及び第二の方向(S2)に複数配列してマトリクス状に配置した。
第一の画像(4´)は、図13に示すように、第一の要素群(6´)と、第一の要素群(6´)上に第一の潜像画像(7´)及び第二の潜像画像(8)を形成した。
第一の要素群(6´)は、図14に示すように、画素幅(T2)及び画素高さ(T3)が130μmの第一の要素(4a´)を、第一のピッチ(P1)を200μmとして第一の方向(S1)及び第二の方向(S2)に複数配列して、「桜」の画像を形成した。
第一の潜像画像(7´)は、図15に示すように、画素幅(T2)及び画素高さ(T3)が130μm、高さ60μmの厚みの第一の透明要素(4b´)を、第一の方向(S1)、かつ、第一のピッチ(P1)を200μmとして、第一の方向(S1)に複数配列して「1」の文字を形成した。また、図16のA−A´断面図に示すように、第一の透明要素(4b´)は、第一の方向(S1)に対する凸形状の第二の要素(5a´)と第二の要素(5a´)の間に配列された第一の要素(4a´)上に積層した。
第二の潜像画像(8)は、図17に示すように、画素幅(T2)及び画素高さ(T3)が130μm、高さ60μmの厚みの第二の透明要素(4c)を、第二の方向(S2)、かつ、第一のピッチ(P1)を200μmとして、第二の方向(S2)に複数配列して「2」の文字を形成した。また、図18のA−A´断面図に示すように、第二の透明要素(4c)は、第二の方向(S2)における凸形状の第二の要素(5a´)と第二の要素(5a´)の間に配列された第一の要素(4a´)上に積層した。
また、印刷画像(3´)は、図19に示すように、第一の要素(4a´)、第二の要素(5a´)を、互いに重ならないように、第一のピッチ(P1)を200μmとして、第一の方向(S1)と第二の方向(S2)により互いに隣接してマトリクス状に複数配列して形成した。また、第一の透明要素(4b´)と第二の透明要素(4c)は、互いに重なることなく、第二の要素(5a´)に隣接して配置した。
基材(2´)を真上から観察した場合は、図11(a)に示すように、第一の要素群(6´)である桜の形状が視認できた。また、図11(b)に示すように、基材(2´)を第一の方向(S1)対して70°程度傾けて観察した場合は、第一の要素(4a´)の第一の透明要素(4b´)が付与されていない部分は、第二の要素(5a´)によって遮蔽されて視認できないが、第一の要素(4a´)の第一の透明要素(4b´)が付与されている部分は、第一の透明要素(4b´)によって光が屈折することから第一の要素(4a´)が視認されるため、第一の潜像画像(7´)である「1」が視認できた。
また、図11(c)に示すように、基材(2´)を第二の方向(S2)に対して70°程度傾けて観察した場合は、第一の要素(4a´)に第二の透明要素(4c)が付与されていない部分は、第二の要素(5a´)によって遮蔽されて視認できないが、第一の要素(4a´)に第二の透明要素(4c)が付与されている部分は、第二の透明要素(4c)によって光が屈折することから、第二の潜像画像(8)である「2」が視認できた。
1、1´ 潜像印刷物
2、2´ 基材
3、3´ 印刷画像
4、4´ 第一の画像
4a、4a´ 第一の要素
4b、4b´ 第一の透明要素
4c 第二の透明要素
5、5´ 第二の画像
5a、5a´ 第二の要素
6 、6´ 第一の要素群
7、7´ 第一の潜像画像
8 第二の潜像画像
9、9−1、9−2 観察者
10 遮蔽
11 光の屈折

Claims (4)

  1. 基材上の少なくとも一部に、第一の画像と第二の画像を備えた印刷画像を有し、
    前記第一の画像は、前記基材と等色又は異なる有色の第一の要素を第一の方向、かつ、第一のピッチにより万線状に配列した第一の要素群と、所定の膜厚を有する第一の透明要素を前記第一の方向、かつ、前記第一のピッチにより、前記第一の要素上に積層して複数配列した第一の潜像画像を有し、
    前記第二の画像は、前記第一の要素と異なる有色の凸形状の第二の要素を前記第一の方向、かつ、前記第一のピッチにより、前記第一の要素と重ならないように万線状に配列して成り、
    真上から観察した場合は、前記第一の潜像画像が視認されず、前記第一の方向に正対して傾けて観察した場合は、前記第一の潜像画像が視認されることを特徴とする潜像印刷物。
  2. 前記第一の要素と前記第二の要素は、同一幅の画線であることを特徴とする請求項1記載の潜像印刷物。
  3. 基材上の少なくとも一部に、第一の画像と第二の画像を備えた印刷画像を有し、
    前記第二の画像は、前記基材と等色又は異なる有色の凸形状の第二の要素を第一の方向及び第二の方向、かつ、第一のピッチによりマトリクス状に配列して成り、
    前記第一の画像は、前記第二の要素と異なる有色の第一の要素を前記第一の方向及び前記第二の方向、かつ、前記第一のピッチにより、前記第二の要素と重ならないようにマトリクス状に配列された第一の要素群と、
    所定の膜厚を有する第一の透明要素を前記第一の方向の前記第二の要素に隣接して、前記第一の要素上に積層して複数配列した第一の潜像画像と、前記所定の膜厚と同一又は異なる膜厚を有する第二の透明要素を前記第二の方向の前記第二の要素に隣接して、前記第一の透明要素と重ならないように、前記第一の要素上に積層して複数配列した第二の潜像画像を有し、
    真上から観察した場合は、前記第一の潜像画像及び前記第二の潜像画像が視認されず、前記第一の方向に正対して傾けて観察した場合は、前記第一の潜像画像が視認され、前記第二の方向に正対して傾けて観察した場合は、前記第二の潜像画像が視認されることを特徴とする潜像印刷物。
  4. 前記第二の要素と前記第一の要素は、同一幅及び同一高さの画素であることを特徴とする請求項3記載の潜像印刷物。
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