JP3873211B2 - 真偽判別形成体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、銀行券、パスポート、有価証券、カード、印紙類等の偽造防止、改竄防止が必要とされる貴重印刷物に適用する真偽判別形成体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
銀行券、パスポート、有価証券、カード、印紙類等の貴重印刷物は、その性質上、偽造、変造されにくいことが要求される。この防止策として、これらの貴重印刷物の基材に、複数の穿孔で数字等を形成することは知られている。また、複数の穿孔を有する基材を傾けて観察することにより潜像画像を視認できるようにして真偽判別を行う技術も知られている。
【0003】
前者は、スイスの銀行券に用いられており、数字を穿孔によって表現している。また、孔の直径は、反射状態においては裸眼でそれらのなすパターンが見えない点に特徴を有する、 安全マークが、透過状態においては見える文書面のパターンを形成する複数個の孔からなる、偽造を防止するための安全マークを備える安全保管文書が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特表2000−501036号公報(第2頁、第1−2図)
【0005】
後者は、基材を有し、該基材に形成され、背景部と特定のパターンから成る情報部とを形成する目視しにくい多数の微細な穿孔を有する真偽判別形成体であって、上記背景部を形成する穿孔と上記情報部を形成する穿孔とは、穿孔の形状、寸法及び配列方向の少なくとも一つ以上が異なるように形成されていることを特徴とする真偽判別形成体が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献2】
特開2000−233561号公報(第2頁、第1−2図)
【0007】
また、特定のパターンで配列されて情報を付与する多数の微細穿孔が形成されたカード基材を有する微細穿孔カードであって、上記微細穿孔は、レーザ加工機により、上記カード基材に対して特定の傾斜角度で貫通して形成された穿孔であり、上記微細穿孔カードの一面側から光を上記微細穿孔カードに対して上記特定の傾斜角度と同じ角度で投光して、上記微細な穿孔を透過させることにより、上記情報がチェックされる構成であることを特徴とする微細穿孔カードが開示されている(例えば、特許文献3参照)
【0008】
【特許文献3】
特開2002−160477号公報(第2頁、第1図)
【0009】
また、異なった角度で貫通した穿孔で画像を形成することによって両眼視差によって画像が立体的に視認されることが考えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術は総じて、基材に穿孔によって数字等を形成するものや、基材に一部の穿孔の形状を異ならせて、透過光で傾けて観察した場合に潜像画像が視認されるものであった。特表2000−501036号公報は、穿孔によって数字等を形成しているだけであって、偽造防止技術としては単純で改良の余地があった。また、特開2000−233561号公報は、情報部と背景部を組み合わせることで、穿孔群の中に情報部を隠し入れる構成であるため、基材を透過光で傾けて観察したときに傾ける角度を深めなければ潜像画像が明瞭に出現されない恐れがあり、複数の潜像画像を形成することは困難であった。また、特開2002−160477号公報は、基材に複数の穿孔からなる穿孔群を設け、穿孔群の一部の穿孔を基材に対して斜めに開けて潜像画像を構成し、基材を透過光で観察することにより潜像画像を視認できるものであり、レーザを垂直に照射し、且つ、基材を水平方向に自動搬送するような大量生産ラインを構成することは容易であるが、基材に斜め穿孔を形成することは、加工機の構成が複雑となり、作製上困難であった。また、異なった角度で貫通した穿孔で画像を形成することによって両眼視差によって画像が立体的に視認されることが考えられるが、異なった角度で貫通した穿孔だけの構成では、鮮明な立体画像を得ることができなかった。
【0011】
以上のことから、本発明は前述した問題点を解決することを目的としたもので、基材に貫通する穿孔群からなる画像と、これらの穿孔と基材を貫通しない穿孔群からなる潜像画像を形成し、画像を形成する基材を貫通する穿孔位置と、潜像画像を形成する基材を貫通しない穿孔位置を対応して配置することによって、透過光で観察した場合に明瞭な潜像画像の出現、多方向から異なる潜像画像の出現、鮮明な立体的な潜像画像の出現がされることを見出した。よって、本発明は真偽判別効果の高い、改ざん、複製防止効果のある真偽判別形成体を提案するものである。
【0012】
また、第1の基材に貫通する穿孔群からなる画像と、これらの穿孔と第2の基材を貫通する穿孔群からなる潜像画像を形成し、画像を形成する第1の基材を貫通する穿孔位置と、潜像画像を形成する第2の基材を貫通する穿孔位置を対応して配置して、第1の基材と第2の基材を積層することによって、透過光で観察した場合に明瞭な潜像画像の出現、多方向から異なる潜像画像の出現、鮮明な立体的な潜像画像の出現がされることを見出した。よって、本発明は真偽判別効果の高い、改ざん、複製防止効果のある真偽判別形成体を提案するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、基材に形成した2次元に配列された前記基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる画像と、基材に形成した2次元に配列された前記基材を貫通しない穿孔により形成した穿孔群からなる潜像画像を設け、前記潜像画像を形成する前記基材を貫通しない穿孔群の個々の穿孔位置は、前記画像を形成する前記基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置に対応して配置されることを特徴とする真偽判別形成体である。
【0014】
また、本発明は、基材に形成した2次元に配列された前記基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる画像と、基材に形成した2次元に配列された前記基材を貫通しない穿孔により形成した穿孔群からなる潜像画像を設け、前記潜像画像を形成する前記基材を貫通しない穿孔群の個々の穿孔位置は、前記画像を形成する前記基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置に対応して配置される真偽判別形成体であって、前記潜像画像を形成する前記基材を貫通しない穿孔群の個々の穿孔位置は、前記画像を形成する前記基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置を基準とし、前記基準から特定方向に配置され、且つ、前記基材を貫通しない穿孔と前記基材を貫通する穿孔が一部重なるように配置されていることを特徴とする真偽判別形成体であって、前記真偽判別形成体を反射光または基材に対して垂直方向から透過光で観察した場合に、前記基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる画像のみが視認でき、前記真偽判別形成体を基材に対して垂直方向から傾けて透過光で観察した場合に、前記基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる画像内に前記基材を貫通しない穿孔により形成した穿孔群からなる潜像画像が視認されることを特徴とする真偽判別形成体である。
【0015】
また、本発明は、基材に形成した2次元に配列された前記基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる画像と、基材に形成した2次元に配列された前記基材を貫通しない穿孔により形成した穿孔群からなる少なくとも二つの潜像画像を設け、前記少なくとも二つの潜像画像を形成する前記基材を貫通しない穿孔群の個々の穿孔位置は、前記画像を形成する前記基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置に対応して配置される真偽判別形成体であって、前記少なくとも二つの潜像画像を形成する前記基材を貫通しない穿孔群の個々の穿孔位置は、前記画像を形成する前記基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置を基準とし、前記基準から特定方向に配置され、且つ、前記基材を貫通しない穿孔と前記基材を貫通する穿孔が一部重なるように配置され、更に、前記特定方向はそれぞれの潜像画像毎に異なる方向であることを特徴とする真偽判別形成体であって、前記真偽判別形成体を反射光または基材に対して垂直方向から透過光で観察した場合に、前記基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる画像のみが視認でき、前記真偽判別形成体を基材に対して垂直方向から異なる方向に傾けて透過光で観察した場合に、前記基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる画像内に前記基材を貫通しない穿孔により形成した穿孔群からなる少なくとも二つの潜像画像が視認されることを特徴とする真偽判別形成体である。
【0016】
また、本発明は、基材に形成した2次元に配列された前記基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる画像と、基材に形成した2次元に配列された前記基材を貫通しない穿孔により形成した一対の穿孔群からなる少なくとも一つの潜像画像を設け、前記少なくとも一つの潜像画像を形成する前記基材を貫通しない一対の穿孔群の個々の穿孔位置は、前記画像を形成する前記基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置に対応して配置される真偽判別形成体であって、前記少なくとも一つの潜像画像を形成する前記基材を貫通しない前記一対の穿孔群の一方の穿孔群の個々の穿孔位置は、前記画像を形成する前記基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置を基準として特定方向に前記基材を貫通する穿孔と一部重なるように配置され、且つ、前記一対の穿孔群の他方の穿孔群の個々の穿孔位置は、前記画像を形成する前記基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置を基準として前記一方の穿孔群とは異なる方向で特定方向に前記基材を貫通する穿孔と一部重なるように配置され、更に、前記基材を貫通しない前記一対の穿孔群は、前記基材を貫通する穿孔群をパララックスバリアとする位置に配置されていることを特徴とする真偽判別形成体であって、前記真偽判別形成体を反射光で観察した場合に、前記基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる画像のみが視認でき、前記真偽判別形成体を基材に対して垂直方向から透過光で観察した場合に、前記基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる画像内に前記基材を貫通しない穿孔により形成した穿孔群からなる少なくとも一つの潜像画像が立体的に視認されることを特徴とする真偽判別形成体である。
【0017】
また、本発明は、第1の基材に形成した2次元に配列された前記第1の基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる画像と、第2の基材に形成した2次元に配列された前記第2の基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる潜像画像及び前記第2の基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる前記第1の基材に形成した画像と同一の画像を設け、前記潜像画像及び前記同一の画像を形成する前記第2の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置は、前記画像を形成する前記第1の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置に対応して配置される真偽判別形成体である。
【0018】
また、本発明は、第1の基材に形成した2次元に配列された前記第1の基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる画像と、第2の基材に形成した2次元に配列された前記第2の基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる潜像画像及び前記第2の基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる前記第1の基材に形成した画像と同一の画像を設け、前記潜像画像及び前記同一の画像を形成する前記第2の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置は、前記画像を形成する前記第1の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置に対応して配置される真偽判別形成体であって、前記第1の基材に形成された画像と前記第2の基材に形成された同一の画像が重なるように配置され、前記潜像画像を形成する前記第2の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置は、前記画像を形成する前記第1の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置を基準とし、前記基準から特定方向に配置され、且つ、前記同一の画像を形成する前記第2の基材を貫通する穿孔と前記潜像画像を形成する前記第2の基材を貫通する穿孔が一部重なるように配置され、前記第1の基材と前記第2の基材が積層されていることを特徴とする真偽判別形成体であって、前記真偽判別形成体を反射光または基材に対して垂直方向から透過光で観察した場合に、前記基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる画像のみが視認でき、前記真偽判別形成体を基材に対して垂直方向から傾けて透過光で観察した場合に、前記基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる画像内に前記基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる潜像画像が視認されることを特徴とする真偽判別形成体である。
【0019】
また、本発明は、第1の基材に形成した2次元に配列された前記第1の基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる画像と、第2の基材に形成した2次元に配列された前記第2の基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる少なくとも二つの潜像画像及び前記第2の基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる前記第1の基材に形成した画像と同一の画像を設け、前記少なくとも二つの潜像画像及び前記同一の画像を形成する前記第2の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置は、前記画像を形成する前記第1の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置に対応して配置される真偽判別形成体であって、前記第1の基材に形成された画像と前記第2の基材に形成された同一の画像が重なるように配置され、前記少なくとも二つの潜像画像を形成する前記第2の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置は、前記画像を形成する前記第1の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置を基準とし、前記基準からそれぞれの潜像画像毎に異なる特定方向に配置され、且つ、前記同一の画像を形成する前記第2の基材を貫通する穿孔と前記少なくとも二つの潜像画像を形成する前記第2の基材を貫通する穿孔が一部重なるように配置され、前記第1の基材と前記第2の基材が積層されていることを特徴とする真偽判別形成体であって、前記真偽判別形成体を反射光または基材に対して垂直方向から透過光で観察した場合に、前記基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる画像のみが視認でき、前記真偽判別形成体を基材に対して垂直方向から異なる方向に傾けて透過光で観察した場合に、前記基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる画像内に前記基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる少なくとも二つの潜像画像が視認されることを特徴とする真偽判別形成体である。
【0020】
また、本発明は、第1の基材に形成した2次元に配列された前記第1の基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる画像と、第2の基材に形成した2次元に配列された前記第2の基材を貫通する穿孔により形成した一対の穿孔群からなる少なくとも一つの潜像画像及び前記第2の基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる前記第1の基材に形成した画像と同一の画像を設け、前記少なくとも一つの潜像画像を形成する前記第2の基材を貫通する一対の穿孔群の個々の穿孔位置は、前記画像を形成する前記第2の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置に対応し、前記同一の画像を形成する前記第2の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置は、前記画像を形成する前記第1の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置に対応して配置される真偽判別形成体であって、前記第1の基材に形成された画像と前記第2の基材に形成された同一の画像が重なるように配置され、前記少なくとも一つの潜像画像を形成する前記第2の基材を貫通する前記一対の穿孔群の一方の穿孔群の個々の穿孔位置は、前記画像を形成する前記第1の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置を基準として特定方向に配置され、且つ、前記一対の穿孔群の他方の穿孔群の個々の穿孔位置は、前記画像を形成する前記第1の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置を基準として前記一方の穿孔群とは異なる方向で特定方向に配置され、且つ、前記同一の画像を形成する前記第2の基材を貫通する穿孔と前記少なくとも一つの潜像画像を形成する前記第2の基材を貫通する穿孔が一部重なるように配置され、前記第2の基材に形成された一対の穿孔群の個々の穿孔は、前記画像を形成する前記第1の基材を貫通する穿孔群をパララックスバリアとする位置に配置され積層されたことを特徴とする真偽判別形成体であって、前記真偽判別形成体を反射光で観察した場合に、前記基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる画像のみが視認でき、前記真偽判別形成体を基材に対して垂直方向から透過光で観察した場合に、前記基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる画像内に前記基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる少なくとも一つの潜像画像が立体的に視認されることを特徴とする真偽判別形成体である。
【0021】
また、本発明は、前記画像を構成する穿孔及び前記潜像画像を構成する穿孔が基材に対して直角及び特定の角度で斜めの形状の少なくとも一つで形成されたことを特徴とする真偽判別形成体である。
【0022】
また、本発明は、前記画像を構成する穿孔及び前記潜像画像を構成する穿孔が、それぞれが等しいピッチで配置されたことを特徴とする真偽判別形成体である。
【0023】
また、本発明は、前記画像を構成する穿孔及び前記潜像画像を構成する穿孔の径が50μm〜1000μmであることを特徴とする真偽判別形成体である。
【0024】
また、本発明は、前記画像を構成する穿孔及び前記潜像画像を構成する穿孔の形状が円形状、多角形及び特殊な形状の少なくとも1つであることを特徴とする真偽判別形成体である。
【0025】
また、本発明は、前記画像を構成する穿孔及び前記潜像画像を構成する穿孔が、深さ方向に伴って、穿孔径が小さくなる形状で形成されることを特徴とする真偽判別形成体である。
【0026】
また、本発明は、前記画像及び前記潜像画像が、文字、数字、記号及び絵柄の少なくとも1つであることを特徴とする真偽判別形成体である。
【0027】
また、本発明は、前記基材を貫通しない穿孔により形成した穿孔群からなる潜像画像をカモフラージュするために前記基材を貫通しない穿孔により形成した穿孔群からなる潜像画像を形成した面に貫通しない穿孔を設けたことを特徴とする真偽判別形成体である。
【0028】
また、本発明は、前記第2の基材に形成した2次元に配列された前記第2の基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる潜像画像をカモフラージュするための穿孔を設けたことを特徴とする真偽判別形成体である。
【0029】
上記記載の特定方向についての説明図を図24に示す。ここで言う、特定方向とは穿孔(3a)に対して穿孔(3c)が形成される方向のことである。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明に係る真偽判別形成体の実施の形態を基づいて図面を参照して説明する。本発明の真偽判別形成体の特徴は基材に形成した2次元に配列された基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる画像と、基材に形成した2次元に配列された基材を貫通しない穿孔により形成した穿孔群からなる潜像画像を設け、潜像画像を形成する基材を貫通しない穿孔群の個々の穿孔位置は、画像を形成する基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置に対応して配置されることによって、透過光で特定の観察方向から観察した場合に、基材を貫通しない穿孔により形成した潜像画像が観察可能とするものである。また、第1の基材に形成した2次元に配列された第1の基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる画像と、第2の基材に形成した2次元に配列された第2の基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる潜像画像及び第2の基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる第1の基材に形成した画像と同一の画像を設け、潜像画像及び同一の画像を形成する第2の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置は、画像を形成する第1の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置に対応して配置されることによって、透過光で特定の観察方向から観察した場合に、第2の記載に形成した潜像画像が観察可能とするものである。
【0031】
図1に基材(1a)に画像(2a)を穿孔(3a)により形成した図及びそのX−X’断面図を示す。図1に示すように穿孔(3a)は基材を貫通している必要がある。図2に基材(1a)に潜像画像(2c)のみを穿孔(3c)により形成した図及びそのX−X’断面図を示す。図2に示すように穿孔(3c)は基材を貫通することなく、一定の深さ又は複数に定められた深さに形成する必要がある。図1及び図2に示した穿孔(3a)により形成した画像(2a)及び穿孔(3c)により形成した潜像画像(2c)が施された真偽判別形成体(4a)及びそのX−X’断面図を図3に示す。図3に示すように基材(1a)を貫通しない穿孔(3c)が、基材(1a)を貫通する穿孔(3a)に一部が重なるようにして規則的に配置される必要がある。この場合は、基材(1a)を貫通しない穿孔(3c)は、基材(1a)を貫通する穿孔(3a)に対して、左部に規則的に配置されているが、右部、上部又は下部等、つまり、基材(1a)を貫通する穿孔(3a)の周辺領域に対して一部重なるように規則的に配置されていれば良い。
【0032】
図5(a)は、真偽判別形成体(4a)を反射光で観察した場合、図5(b)は、真偽判別形成体(4a)を基材に対して垂直方向から透過光で観察した場合の図を示す。図5(a)に示すように、潜像画像(2c)を形成する基材(1a)を貫通しない穿孔(3c)は、基材と同じ色であるため、反射光で観察した場合は、観察者は、基材(1a)を貫通する穿孔による画像(2a)だけを認識することになる。また、図5(b)に示すように、真偽判別形成体(4a)を基材に対して垂直方向から透過光で観察した場合は、観察者は、基材(1a)を貫通する穿孔(3a)を透過してくる光を強く感じるため、基材(1a)を貫通する穿孔(3a)による画像(2a)をだけを認識することになる。上記どちらの場合も、潜像画像(2c)を視認することができない。
【0033】
図6は、真偽判別形成体(4a)を、図4に示したX方向から透過光で観察した場合の図を示す。図6に示すように基材(1a)を貫通する穿孔(3a)による画像(2a)内に、基材(1a)を貫通しない穿孔(3c)による潜像画像(2c)をはっきりと視認することができる(この場合は数字の1である)。これは、基材(1a)に設けた潜像画像(2c)を構成する穿孔(3c)が、基材(1a)に設けた画像(2a)を構成する穿孔(3a)に一部重なるように規則的に配置されているため、図4に示すような透過光が観察できる方向から観察することによって、穿孔(3a)と穿孔(3c)が重なっているように視認される領域からは透過光量が強く、穿孔(3a)と穿孔(3c)が重なっていない領域からはほとんど透過光量が認識されないため、このコントラストの差によって、図6に示したように画像(2a)内に、潜像画像(2c)を視認することができる。
【0034】
観察可能な方向については、図7に示すように潜像画像(2c)を構成する基材(1a)を貫通しない穿孔(3c)と、画像(2a)を構成する基材(1a)を貫通する穿孔(3a)との配置規則に依存する。つまり、図7のX−X’断面図に示すように、画像(2a)を構成する基材(1a)を貫通する穿孔(3a)に対して、潜像画像(2c)を構成する基材(1a)を貫通しない穿孔(3c)がY1側に規則的に配置された場合は、X1方向に傾けて透過光で観察することが必要であり、Y2側に規則的に配置された場合は、X2方向に傾けて透過光で観察することが必要である。また、基材の表裏どちらの面からも上記記載の同一方向から観察可能である。
【0035】
次に、透過光で異なる4方向から、それぞれ異なる潜像画像が見える真偽判別形成体(4b)を基材を貫通しない穿孔が形成されていない面から見た場合について図9に示す。基材には図1に示した画像を穿孔によって形成した基材を用いる。透過光で異なる4方向から、それぞれ異なる画像が視認できるようにするためには、基材を貫通しない穿孔と基材を貫通する穿孔に規則性を持たせる必要がある。例えば、図8(a)乃至図8(d)に示すように潜像画像(2c1)、潜像画像(2c2)、潜像画像(2c3)、潜像画像(2c4)の4つの潜像画像を出現させたい場合に、これらの4つの画像を合成して、基材(1a)に潜像画像(2c)を形成する必要があり、基材(1a)に設ける潜像画像(2c)を構成した穿孔(3c)は、基材(1a)を穿孔する穿孔(3a)に一部重なって規則的に配置する必要がある。基材(1a)を貫通しない穿孔(3c)が、図9に示すように穿孔(3a)に対してY1位置に規則的に配置(この場合、潜像画像2c1)された場合は、X1方向に傾けて透過光で観察することが必要であり、Y2位置に規則的に配置(この場合、潜像画像2c2)された場合は、X2方向に傾けて透過光で観察することが必要であり、Y3位置に規則的に配置(この場合、潜像画像2c3)された場合は、X3方向に傾けて透過光で観察することが必要であり、Y4位置に規則的に配置(この場合、潜像画像2c4)された場合は、X4方向に傾けて透過光で観察することが必要である。また、基材の表裏どちらの面からも上記記載の同一方向から観察可能である。
【0036】
よって、このような基材(1a)を貫通しない穿孔によって潜像画像(2c)を設けた真偽判別形成体(4b)は、図10(a)に示すように、図9に示した基材を貫通しない穿孔が形成されていない面からX1方向に傾けて透過光で観察する場合はY1に規則的に配置された潜像画像(2c1)(この場合は数字の2)が視認され、図10(b)に示すように、図9に示したX2方向に傾けて透過光で観察する場合はY2に規則的に配置された潜像画像(2c2)(この場合は数字の3)が視認され、図10(c)に示すように、図9に示したX3方向に傾けて透過光で観察する場合はY3に規則的に配置された潜像画像(2c3)(この場合は数字の4)が視認され、図10(d)に示すように、図9に示したX4方向に傾けて透過光で観察する場合はY4に規則的に配置された潜像画像(2c4)(この場合は数字の5)が視認される。つまり、透過光で異なる4方向から傾けて異なる4つの画像が視認できることとなる。また、基材の表裏どちらの面からも上記記載の同一方向から観察可能である。
【0037】
上記の真偽判別形成体(4b)は、4つの画像を出現されているが、言うまでもなく、2つ、3つの画像を出現させることもできる。また、潜像画像(2c1)、潜像画像(2c2)、潜像画像(2c3)、潜像画像(2c4)の4つの潜像画像は、穿孔(3a)に対して上下左右に規則的に配置されているが、斜め方向に規則的に配置させてもよく、この場合、上下左右に規則的に配置された穿孔と斜めに規則的に配置させて穿孔を組み合わせて8つの潜像画像を出現させることも可能である。また、このような複数の潜像画像を用いて、動画的にそれぞれの潜像画像の一部を異ならせ、真偽判別形成体を作製することによって、透過光で傾けて真偽判別形成体を回転させて観察することによって潜像画像が動画像のように動いて観察することができる。また、潜像画像(2c1)、潜像画像(2c2)、潜像画像(2c3)、潜像画像(2c4)の4つの潜像画像は、すべて異なっている画像を用いているが、同一の画像を用いても、同一の画像と異なった画像を組み合わせても良い。
【0038】
以上、真偽判別形成体(4a)、(4b)をまとめると、基材を貫通しない穿孔による潜像画像が、n個の異なった潜像画像を合成した穿孔によって構成され、n1の潜像画像を構成する穿孔が、基材を貫通する穿孔による画像を構成する穿孔に対して、一部重なるように規則性をもって配置され、n2、n3、n4…の潜像画像を構成する穿孔が、基材を貫通する穿孔による画像を構成する穿孔に対して、n1の潜像画像を設けた領域以外で、基材を貫通する穿孔による画像を構成する穿孔に、一部重なるように規則性をもって配置される必要がある。
【0039】
次に、基材に対して垂直方向から透過光で観察した場合に立体的な画像が視認できる場合を示す。基材を貫通する穿孔による画像は図1に示したものを用いる。基材に対して垂直方向から透過光で観察した場合に立体的な像が視認できるようにするためには、基材を貫通しない穿孔の配置に規則性を持たせる必要がある。図11に示すように、基材を貫通しない穿孔(3c)による一対の潜像画像(2c1、2c2)は、基材を貫通する穿孔(3a)と、一部重なるように、基材を貫通する穿孔(3a)に対して規則性をもって左右、上下等の対称に設ける必要がある。さらに、基材を貫通しない穿孔(3c)による一対の潜像画像(2c1、2c2)を配置する位置は、両眼視差を考慮した位置に配置する必要がある(図11)。
【0040】
基材を貫通しない穿孔(3c)による一対の潜像画像(2c1、2c2)を、基材を貫通する穿孔(3a)と、一部重なるように、基材を貫通する穿孔(3a)に対して対称に設けて作製した真偽判別形成体(4c)は、図12に示すように基材に対して垂直方向から透過光で観察した場合に、観察者の左眼には、基材を貫通する穿孔(3a)の右側に設けた、基材を貫通しない穿孔(3c)による潜像画像(2c1)が視認され、観察者の右眼には、基材を貫通する穿孔(3a)の左側に設けた、基材を貫通しない穿孔(3c)による潜像画像(2c2)が視認されることによって、基材を貫通しない穿孔による潜像画像が立体的に視認される。つまり、基材を貫通しない穿孔による一対の潜像画像(2c1、2c2)は、基材を貫通する穿孔による画像(2a)をパララックスバリアとする位置に配置する必要がある。
【0041】
本発明の穿孔はレーザ穿孔装置等で付与でき、大きさは50〜1000ミクロンが好ましい。穿孔の大きさは基材の厚みと表現したい画像の解像度や数と関係がある。当然、特定の領域に高い解像度の画像を表現する場合にはできるだけ小さな径の穿孔が必要であるが、数十ミクロン以下であると穿孔を作成する上で困難となる。また、大きな径の穿孔を用いる場合は、表現できる画像が粗いものとなってしまう。
【0042】
本発明の画像を形成する穿孔と潜像画像を形成する穿孔の重なる度合いは、潜像画像を形成する穿孔の直径の0%〜70%が好ましい。潜像画像を形成する穿孔の直径は、設ける潜像画像の数と関係があり、画像を形成する穿孔の直径の50%〜100%が好ましい。
【0043】
本発明に用いる基材は、特に限定されることはなく、紙葉類、フィルム、プラスティック等を利用することができる。また、基材の厚さについても特に限定されることはないが、0.1mmから1.0mm程度が好ましい。
【0044】
本発明の穿孔の形状は、特に限定されることはなく、円形、多角形及び特殊な形状の穿孔の少なくとも一つで形成する必要がある。多角形又は特殊な形状の穿孔を用いることによって、複製されにくくなるため偽造防止効果が向上する。
【0045】
本発明の画像を構成する穿孔及び潜像画像を構成する穿孔が、基材に対して直角及び特定の角度で斜めの形状の少なくとも一つで形成することができる。特定の角度で斜めに形成した場合、複製されにくくなるため偽造防止効果が向上する。特定の角度で斜めの角度を深めると潜像が視認される観察角度も多少深くなる。
【0046】
本発明の穿孔が、深さ方向に伴って、穿孔の直径が同一及び穿孔の直径が小さくなる形状の少なくとも一つで形成することによって、複製されにくくなるため偽造防止効果が向上する。
【0047】
本発明の潜像画像が、文字、数字、記号及び絵柄の少なくとも1つであることにより、透過光で傾けて観察した場合に真偽判別効果が向上する。
【0048】
本発明の基材を貫通しない穿孔により形成した穿孔群からなる潜像画像をカモフラージュするために基材を貫通しない穿孔により形成した穿孔群からなる潜像画像を形成した面に貫通しない穿孔を設けることによって、裏面から潜像画像が視認されてしまうことを防ぐことができる。カモフラージュの穿孔については図23に示す。
【0049】
本発明の穿孔の粗密、大きさ及び配置の少なくとも一つで潜像画像又は/及び画像を形成することによって潜像画像又は/及び画像に階調を付与することができる。
【0050】
以上の構成中の画像と潜像画像の配置関係を概念的に簡単に整理すると、図19に示す通りである。本発明の画像と潜像画像を形成する穿孔が基材に対して特定の角度で斜めに形成した場合の図を図20に示す。穿孔の角度以外は真偽判別形成体(4a)と同様な構成を示す構成を図20(a)に示す。穿孔の角度以外は真偽判別形成体(4b)と同様な構成を示す構成を図20(b)に示す。穿孔の角度以外は真偽判別形成体(4c)と同様な構成を示す構成を図20(c)に示す。図20(a)、図20(b)の効果は、真偽判別形成体(4a、4b)とは異なり、垂直方向から透過光で観察した場合に画像は観察できないが、傾けて観察した場合に画像が観察され、更に傾けると潜像画像が観察される。図20(c)の効果は真偽判別形成体(4c)とは異なり、垂直方向から透過光で観察した場合に画像は観察できないが、傾けて観察した場合に潜像画像が立体的に観察される。本発明の穿孔が、深さ方向に伴って、穿孔の径が小さくなる形成する場合の図を図21に示す。図21は、切頭円錐の一例を示す。また、本発明の画像と基材を潜像画像を形成する穿孔の大きさが同一の場合でも、穿孔の配置位置によっては基材を斜めから観察した場合に階調ある潜像画像を視認することができる。
【0051】
上記記載の真偽判別形成体(4a、4b、4c)は1枚の基材に形成されているが、本発明はこれに限定されることなく、次の構成によっても本発明の効果を奏することができる。図22(a)乃至(c)に示すように第1の基材(11a)と第2の基材(11b)を設ける2層構造にしても良い。この場合、画像および潜像画像は基材を貫通する穿孔を用いる。図22(a)は真偽判別形成体(4a)と同様な効果を示し、第1の基材(11a)に画像(2a)を構成する基材を貫通する穿孔(3a)を設け、第2の基材(11b)に潜像画像(2c)及び第1の基材(11a)に設けた画像(2a)と同一の画像(2a’)を構成する基材を貫通する穿孔(3c)を設けた構成である。図22(b)は真偽判別形成体(4b)と同様な効果を示し、第1の基材(11a)に画像(2a)を構成する基材を貫通する穿孔(3a)を設け、第2の基材(11b)に潜像画像(2c)及び第1の基材(11a)に設けた画像(2a)と同一の画像(2a’)を構成する基材を貫通する穿孔(3c)を設けた構成である。図22(c)は真偽判別形成体(4c)と同様な効果を示し、第1の基材(11a)に画像(2a)を構成する基材を貫通する穿孔(3a)を設け、第2の基材(11b)に潜像画像(2c)及び第1の基材(11a)に設けた画像(2a)と同一の画像(2a’)を構成する基材を貫通する穿孔(3c)を設けた構成である。第1の基材(11a)と第2の基材(11b)は接着剤等で接着されても良い。ただし、真偽判別形成体(4a、4b、4c)を2層構造で形成した場合、第1の基材を貫通する穿孔で構成された画像と第2の基材を貫通する穿孔で構成された画像が同一であり、且つ、第1の基材を貫通する穿孔で構成された画像と第2の基材を貫通する穿孔で構成された画像が重なるように、第1の基材と第2の基材が積層されている必要がある。また、穿孔の形状、大きさ、ピッチ、カモフラージュ等は真偽判別形成体(4a、4b、4c)と同様な要素を用いることができる。
【0052】
【実施例】
以下、実施例を用いて本発明を更に詳細に説明するが、本発明の内容は、これらの実施例の範囲に限定されるものではない。
【0053】
(実施例1)
厚さ約0.15mmの紙を1枚用意し、この紙に、直径0.1mmの穿孔を0.8mmの一定間隔で格子状にレーザ加工機によって紙を貫通させて図柄(A)を施した(図13参照)。またこの紙に、直径0.1mmの穿孔を0.8mmの一定間隔で、レーザ加工機によって紙を貫通させることなく一定の深さで潜像図柄(B)を施した(図13参照)。このとき、紙に施した図柄(A)の穿孔と、紙に施した潜像図柄(B)を形成する穿孔が、図柄(A)の穿孔を基準として左側に規則的に配置し、真偽判別形成体(C1)を作成した(図13参照)。この真偽判別形成体(C1)を反射光で観察した場合には、図柄(A)のみが視認され、透過光で図13の矢印に示す方向から観察した場合には、図14に示すように、画像(A)内に潜像図柄(B)が視認することができた。また、基材の表裏どちらの面からも上記記載の同一方向から観察できた。
【0054】
(実施例2)
厚さ約0.15mmの紙を1枚用意し、この紙に、直径0.1mmの穿孔を0.8mmの一定間隔で格子状に、レーザ加工機によって紙を貫通させて図柄(A)を施した(図15参照)。またこの紙に、直径0.1mmの穿孔を0.8mmの一定間隔で、レーザ加工機によって紙を貫通させることなく一定の深さで異なる4つの潜像図柄(B1)、潜像図柄(B2)、潜像図柄(B3)、潜像図柄(B4)が形成されている潜像図柄(B)を施した(図15参照)。紙に施した図柄(A)の穿孔と、紙に施した潜像図柄(B)を形成する穿孔が、図柄(A)の穿孔を基準として、潜像図柄(B1)を形成している穿孔が右側(上側を0度とした場合、90度)に規則的に配置し、潜像図柄(B2)を形成している穿孔が左側(上側を0度とした場合、270度)に規則的に配置し、潜像図柄(B3)を形成している穿孔が下側(上側を0度とした場合、180度)に規則的に配置し、潜像図柄(B4)を形成している穿孔が上側(上側を0度とした場合、0度)に規則的に配置して真偽判別形成体(C2)を作成した(図15参照)。この真偽判別形成体(C2)を反射光で観察した場合には、図柄(A)のみが視認され、透過光で図15に示す基材を貫通しない穿孔が形成されていない面からX1方向から観察した場合には、図16(a)に示すように図柄(A)内に潜像図柄(B1)が視認でき、透過光で図15に示すX2方向から観察した場合には、図16(b)に示すように図柄(A)内に潜像図柄(B2)が視認でき、透過光で図15に示すX3方向から観察した場合には、図16(c)に示すように図柄(A)内に潜像図柄(B3)が視認でき、透過光で図15に示すX4方向から観察した場合には、図16(d)に示すように図柄(A)内に潜像図柄(B4)が視認できた。また、基材の表裏どちらの面からも上記記載の同一方向から観察できた。
【0055】
(実施例3)
厚さ約0.3mmの紙を1枚用意し、この紙に、直径0.08mmの穿孔を0.8mmの一定間隔で格子状にレーザ加工機によって紙を貫通させて図柄(A)を施した(図17参照)。またこの紙に、直径0.08mmの穿孔を0.8mmの一定間隔で、レーザ加工機によって紙を貫通させることなく深さ約0.15mmで一対の潜像図柄(B1、B2)を施した(図17参照)。このとき、紙に施した図柄(A)の穿孔と、紙に施した一対の潜像図柄(B1、B2)を形成する穿孔が、図柄(A)の穿孔の中心から左側および右側0.04mmずらして規則的に配置し、真偽判別形成体(C3)を作成した(図17参照)。この真偽判別形成体(C3)を反射光で観察した場合には、図柄(A)のみが視認され、図18に示すように、基材に対して垂直方向から透過光で、約300mm離れた距離から観察した場合には、左眼と右眼にそれぞれ潜像図柄(B1)と潜像図柄(B2)が見えることから、図柄(A)内に立体的な潜像画像が視認することができた。
【0056】
以上、本発明の実施例に基づいて説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲記載における技術的思想の範囲内であれば、その他のいろいろな実施の形態が考えられる。
【0057】
【発明の効果】
基材に貫通する穿孔群からなる画像と、これらの穿孔と基材を貫通しない穿孔群からなる潜像画像を形成し、画像を形成する基材を貫通する穿孔位置と、潜像画像を形成する基材を貫通しない穿孔位置を対応して配置することによって、透過光で観察した場合に明瞭な潜像画像の出現、多方向から異なる潜像画像の出現、鮮明な立体的な潜像画像の出現がされるため、真偽判別効果の高い、改ざん、複製防止効果のある真偽判別形成体と成り得、銀行券、パスポート、有価証券、カード、印紙類等の偽造、複写、改ざんを防止する必要性のある貴重印刷物に適用することができる。
【0058】
また、第1の基材に貫通する穿孔群からなる画像と、これらの穿孔と第2の基材を貫通する穿孔群からなる潜像画像を形成し、画像を形成する第1の基材を貫通する穿孔位置と、潜像画像を形成する第2の基材を貫通する穿孔位置を対応して配置して、第1の基材と第2の基材を積層することによって、透過光で観察した場合に明瞭な潜像画像の出現、多方向から異なる潜像画像の出現、鮮明な立体的な潜像画像の出現がされるため、真偽判別効果の高い、改ざん、複製防止効果のある真偽判別形成体と成り得、銀行券、パスポート、有価証券、カード、印紙類等の偽造、複写、改ざんを防止する必要性のある貴重印刷物に適用することができる。
【0059】
デザイン上、異なる複数の観察方向により第2の画像を出現させることが可能であり、真偽判別装置等を用いることなく誰でもその場で真偽判別することができる。また、本デバイスを偽造、改竄しようとした場合、基材を貫通する穿孔と基材を貫通しない穿孔の位置関係、又は、第1の基材を貫通する穿孔と第2の基材を貫通する穿孔の位置関係を忠実に再現する必要があり、微細な穿孔自体の再現のみならず、それらの配置までも再現することは非常に困難となる。
【0060】
本発明の真偽判別形成体はレーザを垂直に照射し、且つ、基材を水平方向に自動搬送するような大量生産ラインを構成する装置でも作製でき、基材に斜め穿孔を形成しなくとも潜像画像を形成できるため、複雑な加工機を用いることなく作製できる。
【0061】
【図面の簡単な説明】
【図1】基材(1a)に画像(2a)を穿孔(3a)により形成した図及びそのX−X’断面図である。
【図2】基材(1a)に潜像画像(2c)を穿孔(3c)により形成した図及びそのX−X’断面図を示す図である。
【図3】真偽判別形成体(4a)及びそのX−X’断面図を示す図である。
【図4】真偽判別形成体(4a)の透過光の方向を示す図である。
【図5】真偽判別形成体(4a)を反射光で観察した場合又は垂直方向から透過光で観察した場合を示す図である。
【図6】真偽判別形成体(4a)に対して図4に示した透過光が見える方向から透過光で観察した場合の図を示す図である。
【図7】観察可能な方向についての説明図である。
【図8】潜像画像(2c1)、潜像画像(2c2)、潜像画像(2c3)、潜像画像(2c4)の4つの潜像画像を示す図である。
【図9】潜像画像(2c1)、潜像画像(2c2)、潜像画像(2c3)、潜像画像(2c4)の4つの潜像画像を合成して作成した潜像画像(2c)を示す図である。
【図10】真偽判別形成体(4b)を透過光でX1方向、X2方向、X3方向、X4方向に傾けた場合の図である。
【図11】一対の潜像画像(2c1、2c2)を有する真偽判別形成体(4c)及びそのX−X’断面図を示す図である。
【図12】真偽判別形成体(4c)の立体像が視認される原理を示す図である。
【図13】紙を貫通する穿孔により施した図柄(A)及び紙を貫通しない穿孔により施した潜像図柄(B)から成る真偽判別形成体(C1)を示す図である。
【図14】真偽判別形成体(C1)を図11に示した方向から透過光で観察した場合を示す図である。
【図15】紙を貫通する穿孔により施した図柄(A)及び紙を貫通しない穿孔により施した潜像図柄(B1)、潜像図柄(B2)、潜像図柄(B3)、潜像図柄(B4)が合成された潜像図柄(B)から成る真偽判別形成体(C2)を示す図である。
【図16】真偽判別形成体(C2)を透過光でX1方向、X2方向、X3方向、X4方向に傾けて透過光で観察した場合を示す図である。
【図17】紙を貫通する穿孔により施した図柄(A)及び紙を貫通しない穿孔により施した一対の潜像図柄(B1、B2)から成る真偽判別形成体(C3)を示す図である。
【図18】真偽判別形成体(C3)で立体像が視認される観察方向を示す図である。
【図19】基材を貫通する穿孔で形成する画像と基材を貫通しない穿孔で形成する潜像画像の配置関係を概念的に簡単に示す図である。
【図20】基材に対して特定の角度で斜めに形成した場合の図である。
【図21】本発明の穿孔が、深さ方向に伴って、穿孔の直径が小さくなる場合の図である。
【図22】第1の基材(11a)と第2の基材(11b)を設ける2層構造を示す図である。
【図23】本発明のカモフラージュの穿孔の説明図である。
【図24】本発明で言う特定方向についての説明図である。
【符号の説明】
1a 基材
2a 画像
2a’ 同一の画像
2c、2c1、2c2、2c3、2c4 潜像画像
3a 基材を貫通する穿孔
3c、3c1、3c2、3c3、3c4 基材を貫通しない穿孔
4a、4b、4c 真偽判別形成体
11a 第1の基材
11b 第2の基材
A 図柄
B、B1、B2、B3、B4 潜像図柄
C1、C2、C3 真偽判別形成体
S カモフラージュ穿孔

Claims (6)

  1. 基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群と、基材を貫通しない穿孔により形成した穿孔群からなる潜像画像を設け、前記潜像画像を形成する前記基材を貫通しない穿孔群の個々の穿孔位置は、前記基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置に対応して配置される真偽判別形成体であって、
    前記潜像画像を形成する前記基材を貫通しない穿孔群の個々の穿孔位置は、前記基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置を基準とし、前記基準から特定方向に配置され、且つ、前記基材を貫通しない穿孔と前記基材を貫通する穿孔が一部重なるように配置されていることを特徴とする真偽判別形成体。
  2. 基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群と、基材を貫通しない穿孔により形成した穿孔群からなる少なくとも二つの潜像画像を設け、前記少なくとも二つの潜像画像を形成する前記基材を貫通しない穿孔群の個々の穿孔位置は、前記基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置に対応して配置される真偽判別形成体であって、前記少なくとも二つの潜像画像を形成する前記基材を貫通しない穿孔群の個々の穿孔位置は、前記基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置を基準とし、前記基準から特定方向に配置され、且つ、前記基材を貫通しない穿孔と前記基材を貫通する穿孔が一部重なるように配置され、更に、前記特定方向はそれぞれの潜像画像毎に異なる方向であることを特徴とする真偽判別形成体。
  3. 基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群と、基材を貫通しない穿孔により形成した一対の穿孔群からなる少なくとも一つの潜像画像を設け、前記少なくとも一つの潜像画像を形成する前記基材を貫通しない一対の穿孔群の個々の穿孔位置は、前記基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置に対応して配置される真偽判別形成体であって、
    前記少なくとも一つの潜像画像を形成する前記基材を貫通しない前記一対の穿孔群の一方の穿孔群の個々の穿孔位置は、前記基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置を基準として特定方向に前記基材を貫通する穿孔と一部重なるように配置され、且つ、前記一対の穿孔群の他方の穿孔群の個々の穿孔位置は、前記基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置を基準として前記一方の穿孔群とは異なる方向で特定方向に前記基材を貫通する穿孔と一部重なるように配置され、更に、前記基材を貫通しない前記一対の穿孔群は、前記基材を貫通する穿孔群をパララックスバリアとする位置に配置されていることを特徴とする真偽判別形成体。
  4. 第1の基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群と、第2の基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる潜像画像及び前記第2の基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる前記第1の基材に形成した穿孔群と同一の穿孔群を設け、前記潜像画像及び前記同一の穿孔群を形成する前記第2の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置は、前記第1の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置に対応して配置される真偽判別形成体であって、
    前記第1の基材に形成された穿孔群と前記第2の基材に形成された同一の穿孔群が重なるように配置され、
    前記潜像画像を形成する前記第2の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置は、前記第1の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置を基準とし、前記基準から特定方向に配置され、且つ、前記同一の穿孔群を形成する前記第2の基材を貫通する穿孔と前記潜像画像を形成する前記第2の基材を貫通する穿孔が一部重なるように配置され、前記第1の基材と前記第2の基材が積層されていることを特徴とする真偽判別形成体。
  5. 第1の基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群と、第2の基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる少なくとも二つの潜像画像及び前記第2の基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる前記第1の基材に形成した穿孔群と同一の穿孔群を設け、前記少なくとも二つの潜像画像及び前記同一の穿孔群を形成する前記第2の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置は、前記第1の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置に対応して配置される真偽判別形成体であって、
    前記第1の基材に形成された穿孔群と前記第2の基材に形成された同一の穿孔群が重なるように配置され、前記少なくとも二つの潜像画像を形成する前記第2の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置は、前記第1の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置を基準とし、前記基準からそれぞれの潜像画像毎に異なる特定方向に配置され、且つ、前記同一の穿孔群を形成する前記第2の基材を貫通する穿孔と前記少なくとも二つの潜像画像を形成する前記第2の基材を貫通する穿孔が一部重なるように配置され、前記第1の基材と前記第2の基材が積層されていることを特徴とする真偽判別形成体。
  6. 第1の基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群と、第2の基材を貫通する穿孔により形成した一対の穿孔群からなる少なくとも一つの潜像画像及び前記第2の基材を貫通する穿孔により形成した穿孔群からなる前記第1の基材に形成した穿孔群と同一の穿孔群を設け、前記少なくとも一つの潜像画像を形成する前記第2の基材を貫通する一対の穿孔群の個々の穿孔位置は、前記第2の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置に対応し、前記同一の穿孔群を形成する前記第2の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置は、前記第1の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置に対応して配置される真偽判別形成体であって、
    前記第1の基材に形成された穿孔群と前記第2の基材に形成された同一の穿孔群が重なるように配置され、前記少なくとも一つの潜像画像を形成する前記第2の基材を貫通する前記一対の穿孔群の一方の穿孔群の個々の穿孔位置は、前記第1の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置を基準として特定方向に配置にされ、且つ、前記一対の穿孔群の他方の穿孔群の個々の穿孔位置は、前記第1の基材を貫通する穿孔群の個々の穿孔位置を基準として前記一方の穿孔群とは異なる方向で特定方向に配置され、且つ、前記同一の穿孔群を形成する前記第2の基材を貫通する穿孔と前記少なくとも一つの潜像画像を形成する前記第2の基材を貫通する穿孔が一部重なるように配置され、前記第2の基材に形成された一対の穿孔群の個々の穿孔は、前記第1の基材を貫通する穿孔群をパララックスバリアとする位置に配置され積層されたことを特徴とする真偽判別形成体。
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