JP2005215068A - カラオケ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カラオケ装置における歌唱音声を入力するためのマイクロフォンに関連する調整をより適切に行う。
【解決手段】調整作業者がマイク33に向かって「ただいまマイクのテスト中」などと発声すると、その入力音声がデジタル音声信号に変換されてHDD13に一旦記憶される。その後、その記憶された音声信号をスピーカ32から可聴音として出力させることによって調整作業者は自分の声を客観的に聴くことができる。そして、音響効果の付与程度を変更したいと考えた調整作業者は操作パネル10を介して調整指示を行えばよい。この調整指示に応じてCPU14がマイク入力レベルボリューム回路21やマイクボリューム回路26やデジタルエフェクト回路20を制御するため、調整作業者はその調整後の状態をスピーカ32から発生する可聴音にて確認でき、さらに調整を行える。
【選択図】図1

Description

本発明は、カラオケ装置における歌唱音声を入力するためのマイクロフォンに関連する調整をより適切に行うための技術に関する。
従来、カラオケ装置において歌唱者が音声入力するためのマイクロフォン(以下、必要に応じて「マイク」と略記する場合もある。)の調整は、慣習的に、人(調整のためのオペレータ=調整作業者)がマイクに向かって「ただいまマイクのテスト中」などと声を出しつつ、カラオケ装置とアンプ/スピーカを通して拡声された自分の声を聴きながら各種のツマミを上下して行うというものである。ここで言う調整項目としては、マイク入力レベル、高音/低音のトーン補正、エコーの強さ、ハウリングカットの感度などが挙げられる。特に、エコーに関しては、残響音の特性を、強さ/深さ/速さなどのキメ細かい項目として調整できるようになりつつある。このようなカラオケ装置におけるマイク調整の技術としては、例えば特許文献1に開示されているように、マイクの位置によってレベル調整などを行ってハウリングを抑えるものが知られている。
特開平6−75585号公報
カラオケシステムの場合には、カラオケ装置本体に接続されるマイク、アンプ、スピーカなどの周辺装置の種類や配置が常に一定ではなく、設置される部屋の大きさ、残響特性なども異なることから、設置時の調整作業がカラオケ事業の運用にとって非常に重要である。
しかしながら、従来手法のように声を出しながら同時にその声を自分で聞く場合は、調整作業者が自分自身の声を客観的に聞けるわけではないので調整の結果が主観的になってしまう。そのため、調整結果が適切であるかどうかには疑問が残るものであり、適切な調整は困難である場合が多い。この点を、図3を参照してさらに説明する。
図3中に破線で示すように、声を発する調整作業者Mには、自身の声帯から耳に直接伝達するが他者には聞こえることのない「頭蓋内伝播音(骨伝導音)S1」と、装置を介さずに伝わる「空気伝播音S2」と、装置を介してスピーカから出力された音声のうち直接耳に届く「拡声直接音S3」と、スピーカからの出力音声のうち部屋の壁Wなどで反射してから耳に届く「拡声反射音S4」とが混ざった状態で聞こえている。カラオケ装置の場合には娯楽性も考える必要があり、歌唱者自身が自分の歌唱を聞いて気持ちよいことも求められるが、第三者である聴衆に対してもなるべく良質な音声を聞かせる点に留意すべきである。ここで、第三者としての聴衆が居た場合、上述の伝達音要素のうちで拡声直接音S3と拡声反射音S4と「空気伝播音S2」しか聞こえず、さらに空気伝播音S2は歌唱者の声量によって異なる。少なくとも頭蓋内伝導音S1は聴衆には聞こえない。従って、調整作業者Mが上述のような手順で適切と思われる調整結果を得たとしても、「声を出しながら同時にその声を自分で聞く」手法を採用している限り、それは客観的な調整結果とは言えず、例えばエコーが効き過ぎていたり、ミュージック音量とマイク音量のバランスが良くなかったり、低音ばかり強すぎていたり、といった問題が発生する可能性がある。
なお、調整作業者が2人一組で作業を行い、声を出す役と、それを聞きながら音響効果の程度を調整(パラメータ調整)する役に分かれて作業すれば、適切な調整値を得られるかもしれないが、このようにカラオケ装置の設置作業において常に2人が従事することを強制することは現実的には難しく、実際には、上述のようにやや不本意な設置調整作業が続けられているのが現状であると考えられる。
そこで本発明は、カラオケ装置における歌唱音声を入力するためのマイクロフォンに関連する調整をより適切に行うことのできるカラオケ装置を提供することを目的とする。
上述した問題点を解決するためになされた本発明のカラオケ装置は、記憶手段と、音響効果付与手段と、ミキシング手段と、録音制御手段と、 再生制御手段と、受付手段と、音響効果付与制御手段とを備えており、次のような動作を行う。
つまり、録音制御手段が、歌唱者の音声を入力するためのマイクロフォンから入力される音声信号を記憶手段に記憶しておくことができる。録音制御手段によって記憶手段に記憶された音声信号(録音音声信号)は再生制御手段によって音響効果付与手段へ出力され、その音響効果付与手段によって所定の音響効果を付与することができる。ここで、音響効果付与手段は、その音響効果の付与の程度を調整可能である。そして、音響効果付与制御手段は、受付手段によって受け付けた音響効果付与の調整指示に基づく音響効果付与状態となるよう音響効果付与手段を制御する。このように制御された音響効果付与手段によって音響効果が付与された音声信号は、ミキシング手段へ出力される。ミキシング手段は、音声信号を必要に応じてカラオケ伴奏信号とミキシングし、可聴音を発生するためのスピーカ側へ出力する。ここで「必要に応じて」としたのは、カラオケ演奏自体を実行していない場合には、カラオケ伴奏信号自体が存在しないので、マイクロフォンから入力された音声信号のみがスピーカ側へ出力されることとなる。通常、マイクロフォンに関連する調整の場合には、カラオケ演奏を実行しない状態で行う。
このようにすることで、客観的で適切なマイク音質調整作業を、一人で、簡便に行うことができる。つまり、調整作業者は、まず従来通りマイクロフォンに向かって「ただいまマイクのテスト中」などと声を出す。このように入力された音声信号は記憶手段に一旦記憶される。そして、その後、再生制御手段、音響効果付与手段、ミキシング手段を介してスピーカ側へ出力され、スピーカから可聴音が発生する。これによって調整作業者は自分の声を客観的に聴くことができる。そして、音響効果の付与程度を変更したいと考えた調整作業者は受付手段を介して調整指示を行えばよい。この調整指示に応じて音響効果付与制御手段が音響効果付与手段を制御するため、調整作業者はその調整後の状態をスピーカから発生する可聴音にて確認できる。
従来手法は、「自分の入力した音声をリアルタイムにスピーカからも聴く」ものであるため、調整作業者が何度も声を出しながらその都度パラメータを調整する、というプロセスであったが、本発明の場合は、「一旦自分の声を録音し」「再生させて聴くことに専念しながら音響効果を調整する」という2段階に分けるものである。これによって、客観的で適切なマイク音質調整作業を、一人で、簡便に行うことができる。
なお、音響効果の付与をデジタル的に制御するのであれば、次のようにすればよい。つまり、AD変換手段によって、マイクロフォンから入力されるアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換し、録音制御手段が、そのAD変換手段から出力されるデジタル音声信号を記憶手段に記憶する。そして、音響効果付与手段については、デジタル音声信号に対して所定の音響効果を付与可能であり、且つその音響効果の付与の程度を調整可能に構成し、音響効果付与手段から出力されるデジタル音声信号をDA変換手段によってアナログ音声信号に変換する。そして、ミキシング手段が、DA変換手段から出力されるアナログ音声信号を、必要に応じてカラオケ伴奏信号とミキシングし、スピーカ側へ出力する。
ところで、音響効果のパラメータは多種多様であり、1回の再生では調整作業が終了しないことが想定される。そこで、さらに、音響効果パラメータを記憶しておくパラメータ記憶手段を備えるようにし、音響効果付与制御手段が次のような制御を実行するように工夫する。つまり、受付手段によって音響効果付与の調整開始指示を受け付けた場合、調整終了指示を受け付けるまで、再生制御手段に対して所定時間の再生を繰り返し行わせながら、音響効果付与手段における音響効果パラメータをパラメータ記憶手段に逐次更新記憶させていくのである。この「所定時間」としては例えば記憶手段に記憶されている音声信号の長さと同じであってもよいし、それよりも短くてもよい。例えば5秒分の音声信号が記憶されているのであれば、それを繰り返し再生させればよい。その間に種々の音響効果パラメータを調整し、その音響効果パラメータを逐次更新記憶していく。そして、調整作業を終了した調整作業者からの調整終了指示を受け付けた場合、記憶された音声信号の再生も終了する。この時点での音響効果パラメータはパラメータ記憶手段に記憶されているため、カラオケ演奏を実行する場合に、そのパラメータ記憶手段に記憶された音響効果パラメータを用いて音響効果を付与すれば、適切な調整がなされた状態を得ることができる。
なお、録音制御手段による録音制御及び再生制御手段による再生制御は、常に実行しても意味がない。つまり調整作業に際してのみ録音制御や再生制御が実行できればよい。したがって、受付手段によって音響効果付与の調整開始指示を受け付けたときから調整終了指示を受け付けるまでの間に限って実行が許可されるようにすることが考えられる。
また、このような調整作業に関しては、そのときどきで調整作業者が実行すべき作業内容がガイダンスされると便利である。そこで、さらに、表示又は音声の少なくとも何れか一方で報知を行う報知手段と、音響効果付与の調整作業において調整作業者が実行すべき作業内容を報知手段を介して報知させるガイダンス制御手段とを備えるようにするとよい。なお、音声を再生して調整するものであるため、報知の手法としては表示のみであってもよい。表示による報知であれば、音声再生の最中も報知し続けることができ、ガイダンス機能としては有利だからである。
なお、調整対象の音響効果パラメータに関して補足しておく。本発明における調整対象はマイクロフォンを介して入力される音声に関するものであるため、主に使用するマイクの機能や音場の環境に起因する問題が大きいと考えられる。したがって、調整対象の音響効果パラメータとしては、例えばマイク入力レベル・エコー・トーンといったものが考えられる。マイクロフォンの機能によってマイク入力レベルが相対的に低い場合、入力時点でのレベルを相対的に上げておくことが好ましい。また、エコー・トーンについてもマイクの機能に依存することはある。したがって、これらの音響効果パラメータは調整可能とすることが好ましい。
但し、エコー・トーンは主に音場の環境への依存度が高いと思われる。したがって、反響度合いの大きさによっては、エコー強さ・深さ・速さの調整や、トーンの高音補正や低音補正という調整を行った方が好ましい。本発明はカラオケ装置を前提とするものであるが、カラオケ装置は装置本体に接続されるマイク、アンプ、スピーカなどの周辺装置が、常に一定ではなく、設置される部屋の大きさ、残響特性なども異なることから、設置時の調整作業がカラオケ事業の運用にとって重要である。したがって、音場環境に応じた適切な音響効果パラメータ調整を容易に実現できることは、非常に有益である。
また、上述したカラオケ装置における録音制御手段、再生制御手段、音響効果付与制御手段、ガイダンス制御手段をコンピュータにて実現する場合、例えばコンピュータで実行するプログラムとして備えることができる。このようなプログラムは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、ハードディスク、ROM、RAM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータにロードして実行したり、ネットワークを介してロードして実行することにより、各制御手段としての機能を実現できる。
以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。尚、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[カラオケ装置及びその周辺機器の構成]
図1は、本実施例のコンテンツデータ再生装置としてのカラオケ装置1の構成及び稼働時の周辺機器の構成を示すブロック図である。
本実施例のカラオケ装置1は、カラオケ装置1全体の制御を司るCPU14と、このCPU14に接続された以下の各部、すなわち曲の予約操作などを行うための操作パネル10、画像情報等を映像化するための映像処理部11、カラオケ演奏用の楽曲データや映像データその他各種データを記憶しているハードディスク(HDD)13、システムプログラムや各種の設定に必要な設定データなどを記憶しておくメモリ15、MIDIデータ(楽曲データ)に基づく演奏再生を行うMIDI音源部17、ミュージックボリューム回路19、デジタルエフェクト回路20、マイク入力レベルボリューム回路21、PCM録音バッファ23、PCM再生バッファ24、マイクボリューム回路26及びメインボリューム回路28と、それ以外の構成として、MIDI音源部17から出力されたデジタル信号をアナログ信号に変換して(以下、変換後の信号を「アナログミュージック信号」とも称す。)ミュージックボリューム回路19へ出力するミュージック用DA変換部18、マイク入力レベルボリューム回路21から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換して(以下、変換後の信号を「デジタルマイク音声信号」とも称す。)PCM録音バッファ23へ出力可能なAD変換部22、デジタルエフェクト回路20から出力されたデジタル信号をアナログ信号に変換して(以下、変換後の信号を「アナログマイク音声信号」とも称す。)マイクボリューム回路26へ出力するDA変換部25、ミュージックボリューム回路19から出力されたアナログミュージック信号とマイクボリューム回路26から出力されたアナログマイク音声信号をミキシングしてメインボリューム回路28へ出力するミキサ27等を備えている。
メインボリューム回路28はアンプ30と接続されており、メインボリューム回路28から出力された音声情報に係る電気信号はアンプ30によって増幅等されてスピーカ32に出力され、このスピーカ32から伴奏曲及び利用者(歌唱者)の歌声等が発せられる。また、利用者(歌唱者)の歌声等はマイクロフォン(以下、単にマイクと称す。)33を介してマイク入力レベルボリューム回路21に入力される。また、映像処理部11は背景画及び歌詞等を表示するモニタ36と接続されている。
ここで、操作パネル10は、このカラオケ装置1の本体前面に設けられており、利用者によって操作され、任意の曲の選択、演奏音の音程の調整、演奏と歌との音量バランスの調整、その他エコー、音量、トーンなど各種調整を行うためのスイッチ類と、現在演奏中の曲コードや予約曲数などを表示するための表示パネルを備えている。表示パネルとしては、例えば7セグメントLEDで構成され6桁の数字や記号を表示可能なものなどが考えられる。
また、HDD13には、楽曲データや画像情報などのコンテンツデータなどが記憶されている。そして、操作パネル10の操作部を介して曲が選択されると、CPU14は、楽曲データや画像情報をHDD13から呼び出して、映像処理部11およびMIDI音源部17に同期させて出力するようになっている。
CPU14から出力されるMIDIデータは、MIDI音源部17においてアナログの演奏音信号に変換された後、ミュージック用DA変換部18にてアナログミュージック信号に変換されてミュージックボリューム回路19へ出力され、さらにミキサ27へ出力される。そして、ミキサ27により、マイクボリューム回路26から出力されるアナログマイク音声信号とミキシングされ、メインボリューム回路28を介してアンプ30へ送られ、電気的に増幅される。さらに、アンプ30からスピーカ32に出力され音声及び演奏音となってスピーカ32から外部へ出力される。
一方、映像処理部11は、CPU14の制御の下、CPU14によってHDD13から読み出された画像情報(歌詞データ)に基づいて歌詞映像の再生を行うものである。CPU14によりHDD13から読み出された画像情報(背景画データ)は映像処理部11によって歌詞映像と合成され、モニタ36へ出力される。これによって、モニタ36の画面に背景映像とともに歌詞テロップが表示される。
このような構成のため、利用者は、モニタ36に表示される歌詞テロップを参照しながら、スピーカ32より流れるカラオケ演奏にあわせ、マイク33を使って歌唱できるようになっている。
また、ミュージックボリューム回路19、マイク入力レベルボリューム回路21、マイクボリューム回路26は、CPU14によるパラメータ制御によって増幅率を調整できる電子ボリュームであり、例えば8ビット256段階のパラメータを与えることで、通過する音声信号のレベルを増減させる効果を持つものである。この内、マイク入力レベルボリューム回路21は接続されるマイク33の製品によって異なる感度を適切に整える役割を担うものである。
マイク入力レベルボリューム回路21から出力されるアナログ信号はAD変換部22によってデジタル信号(デジタルマイク音声信号)に変換されるが、このデジタルマイク音声信号は、例えば「44.1Khzの8ビット」などといったサンプリング形式を持っており、一般的によく使われる伝送規格にはSP/DIF(Sony Philips Digital Interface )などがある。ここで扱うデジタル音声信号もそうした形式に準拠させることが考えられる。
また、デジタルエフェクト回路20は具体的にはDSPによって実現されている。DSPは、プログラマブルな汎用のもの、音声信号に特化したものなど規模や用途は様々だが、ここでは、例えばエコー、トーンの調整を加えることのできる「音声用DSP」を採用することが考えられる。このDSPは、CPU14からの制御によって、エコー、トーンの音質パラメータを受け取り、これに従って音声に対する加工(エフェクト)をするものである。なお、本実施例では、一例として、以下の5種類の音質パラメータにそれぞれ対応する入出力を持ったDSPであると定義して説明することとする。
パラメータ1…エコー強さ(残響音のレベル)[0〜128]
パラメータ2…エコー深さ(残響音のズレ具合)[0〜128]
パラメータ3…エコー速さ(残響音が消えるまでの時間)[0〜128]
パラメータ4…トーン高音補正[−64〜0〜+64]
パラメータ5…トーン低音補正[−64〜0〜+64]
デジタルエフェクト回路20はCPU14から指定された5種類の音質パラメータに応じた加工を行う。その加工を受けたデジタル音声信号は(パラメータがすべて0ならば未加工のままスルーになることもある)、上述のようにDA変換部25でアナログ信号に戻され、マイクボリューム回路26でCPU14の制御によるボリューム調整を受ける。このマイクボリューム回路26は、マイク音声と再生伴奏音のバランスを取るために設けられている。
一方、上述したミュージックボリューム回路19もCPU14の制御によるボリューム調整を受けるが、このミュージックボリューム回路19は、上述したマイクボリューム回路26との兼ね合いによって、マイク音声と再生伴奏音のバランスを取るために設けられている。
そして、ミュージックボリューム回路19から出力されたアナログミュージック信号とマイクボリューム回路26から出力されたアナログマイク音声信号は、ミキサ27によってミキシングされてメインボリューム回路28へ出力されるが、このメインボリューム回路28は、カラオケ装置1としての最終的な音量を調整するためのものである。
また、マイク入力音声は、AD変換部22によって量子化され、デジタルマイク音声信号に変換される。PCM録音バッファ23は、前記デジタルマイク音声信号をデジタルデータとして一時的に記憶し、CPU14の動作に応じて前記一時記憶したデジタルデータを読み出せるようにするバッファであり、CPU14によってサンプリング用のソフトウェアを作動させることにより、マイク入力音声をHDD13上の録音データファイルとして録音することができるよう構成されている。HDD13上の録音形式としては例えばwavファイル形式などが既存技術として挙げられる。
一方、PCM再生バッファ24は、上述のようにHDD13上の例えばwavファイルとして得た録音データを、CPU14によってプレイヤソフトウェアを作動させることにより、録音音声をデジタル音声信号として再生するための構成である。
このようなデジタルマイク音声信号に対する録音/再生機能を持つため、カラオケ装置1は、マイク33からの音声を録音再生でき、その録音はマイク音声に限って行うことができる。さらに、デジタルエフェクト回路20を音声信号が通る前の段階で録音/再生を行うことができるため、1度録音しておいた素のままの音声に対して、後からエコーやトーンなどの音響効果パラメータを変更した上で、何度も再生することができる。
なお、ここまでの説明ではチャンネル数に関して特に示していないが、例えばマイク系統はモノラル、ミュージック系統は2chステレオで構成されることが多い。もちろん、このようなチャンネル数に限定されることはない。
なお、以上説明したCPU14が実行する各種処理のためのソフトウェアも、当然ながらHDD13に格納されている。
また、図示しないが、本実施例のカラオケ装置1はLANインターフェースを介してLANハブ装置に接続されている。このLANハブ装置にはADSLモデムが接続されていると共に、カラオケ店舗内LAN網を介して、別室に設置された別のカラオケ装置1とも接続されている。ADSLモデムはルータ機能を内蔵しており、カラオケ装置1は、このADSLモデム、そしてインターネットを経由して配信センタとの通信を行うことができるよう構成されている。これによって、本実施例のカラオケ装置はいわゆる通信カラオケ装置として機能することができるようになっている。
[カラオケ装置の動作等]
次に、本実施例のカラオケ装置1を用いてマイク入力音声に対する音響効果調整を実行する場合の動作を、図2のフローチャートを参照して説明する。
この音響効果調整は、例えばカラオケボックス等にカラオケ装置1や周辺機器を搬入し、それらの設置場所を決め、カラオケ装置1と周辺機器との接続作業が完了した後に行うものである。
まず、操作パネル10から調整開始を指示する入力があったか否か判断する(S10)。そして、調整開始入力があった場合には(S10:YES)、カラオケモードであるか否か判断する(S15)。具体的には、カラオケ予約曲の入力中及びカラオケ演奏が開始された場合にS15にて肯定判断となる。カラオケモードになっている場合には(S15:YES)、S210〜S240の処理を実行する。これらの処理については後述する。
一方、カラオケモードでない場合には(S15:NO)、S20へ移行して、「マイク音質調整を開始します、ガイダンスに従って調整作業を進めて下さい」といったメッセージをモニタ36に表示させる。続くS30では「マイクに向かって基準となる音声を発声して下さい」といったメッセージを表示させる。なお、S20及びS30での表示に関して補足すると、例えばS20におけるメッセージを所定時間(例えば1秒間)表示した後、そのメッセージに代えてS30でのメッセージを表示しても良いし、S20におけるメッセージを所定時間(例えば1秒間)表示した後、そのメッセージに加えてS30でのメッセージを表示するようにしてもよい。
S30において表示されるメッセージを見た調整作業者は、マイク33に向かって例えば「あ、あ、マイクのテスト中」などといった、なんらかの音声を発する。また、この発声と共に調整作業者が操作パネル10を介してマイク入力レベルボリューム回路21における入力レベルパラメータの調整指示を入力するとその指示が反映される。具体的にはマイク入力レベル調整値の+/−の操作を入力する。S32では、このマイク入力レベルパラメータの入力状況をチェックし、続くS34においては、そのマイク入力レベルパラメータをマイク入力レベルボリューム回路21に反映させる。
したがって、S40では、その発せられた音声をデジタル録音する処理を実行する。なお、S30でメッセージ表示が開始されてから調整作業者が音声を発するまでには間隔があるのが普通なので、例えばS30でのメッセージ表示開始から所定時間(例えば1秒間)経過してからS40でのデジタル録音処理を開始するようにしてもよい。なお、S30でのメッセージについては、S40の処理中は継続して表示させるようにしてもよい。但し、S50では再生処理となるので、S50の処理が開始されるまでには表示を終了しておく。
S40でのデジタル録音処理は所定時間(例えば5秒間)継続して実行する。本実施例では、この録音処理を5秒間継続して実行するとしたが、この5秒間とは、音量の変化を感じられつつ、作業を迅速に進めることを考慮して、一応の目安として5秒間としたが、例えば操作パネル10から調整作業者が行った停止操作などによって、所望の長さの録音を行えるようにしても良い。このS40でのデジタル録音処理にて得られた録音データファイルは、再生に備えてHDD13上に一時保管される。なお、このデジタル録音処理に際しては、上述したように、AD変換部22を通して量子化されたデジタルマイク音声信号をデジタルデータとしてCPU14に送り込むためのバッファであるPCM録音バッファ23が使用される。そして、HDD13には例えばwavファイルとして録音データが記憶される。
S40でのデジタル録音処理が終了すると、その後、S50へ移行してデジタル再生処理を所定時間(例えば5秒)継続して実行する。なお、このデジタル再生処理に際しては、上述したように、HDD13上のwavファイルとして得た録音データをCPU14によってデジタル音声信号として再生するための構成であるPCM再生バッファ24が使用される。
S50でのデジタル再生処理が終了すると、続くS60において「マイク入力レベルはこれでよろしいですか YES/NO?」のメッセージをモニタ36に表示させる。そして、操作パネル10におけるキー入力によってYES/NOの何れかの指示を待ち(S70)、キー入力が「NO」を示す場合にはS80へ移行して「もう一度録音を行います」のメッセージをモニタ36に表示させ、S40へ戻る。一方、キー入力が「YES」を示す場合にはS90へ移行する。この動作によって、調整作業者は、録音結果を確認し、必要に応じてマイク入力レベルの調整のやり直しを行うことができるようになっている。
S70にてキー入力が「YES」を示す場合には基準音声の録音は完了し、S90にて「基準音声を聴きながら、音量・音質調整を行って下さい、終了するにはキーを押して下さい」というメッセージをモニタ36に表示し、その後、S100〜S140のループ処理に入る。なお、S90におけるメッセージは、S100〜S140のループ処理の実行中は常にモニタ36に表示させておくようにしてもよい。
S100では、S40にて得られた録音データを所定時間(例えば5秒間)再生する。この再生中に、調整作業者が操作パネル10を介してマイクボリューム回路26におけるマイク音量レベルや、上述したデジタルエフェクト回路20における5種類の音質パラメータの調整指示を入力するとその指示が反映される。5種類の音質パラメータの調整指示に際しては、パラメータ1…エコー強さ、パラメータ2…エコー深さ、パラメータ3…エコー速さ、パラメータ4…トーン高音補正、パラメータ5…トーン低音補正の5種類の項目について、項目選択と、値の+/−の操作を入力する。S110では、このマイク音量レベルやパラメータの調整指示の入力状況をチェックし、続くS120において、その入力をマイクボリューム回路26やデジタルエフェクト回路20に反映させる。
そして、S130では、S32で入力しS34にて反映させたマイク入力レベルや、S110にて入力しS120にて反映させた音量・音質パラメータを、音響効果付与用のパラメータとしてHDD13に保存する。続くS140では、操作パネル10を介して調整を終了する指示が入力されたか否か判断し、調整終了の指示がない場合は(S140:NO)、S100へ戻ってループ処理を繰り返す。このようなループ処理によって、録音された音声を再生させながら音響効果の付与度合いの調整とその結果の確認を繰り返し、最適なマイク音声の調整結果を求めることができる。一方、調整終了の指示があった場合は(S140:YES)、本アプリケーションを終了する。
このような音響効果の付与度合いの調整作業が終了した後、カラオケ装置1としての標準的な動作であるカラオケアプリケーションソフトウェアを実行した場合、CPU14は、図2のS130にてHDD13に記録した音響効果用のパラメータを用いてマイク入力レベルボリューム回路21、マイクボリューム回路26、デジタルエフェクト回路20での音響効果の付与度合いを制御する。
また、カラオケアプリケーションソフトウェアを実行している場合、つまりS15にて肯定判断された場合にも(従来型の)音響効果調整は可能である。この調整に係る処理がS210〜S240に相当する。S210では、調整作業者が操作パネル10を介して音量・音質パラメータの調整指示の入力状況をチェックし、続くS220において、その入力を該当回路に反映させる。
ここで、上記調整対象のマイク入力レベルと音質パラメータに関して補足しておく。調整対象はマイク33を介して入力される音声に関するものであるため、主に使用するマイクの機能や音場の環境に起因する問題が大きいと考えられる。したがって、調整対象の音響効果パラメータとしては、音量と音質に関するものが考えられる。
マイク33の機能によってマイク入力レベルが相対的に低い場合、入力時点でのレベルを相対的に上げておくことが好ましいため、S30〜S70ではマイク入力レベルボリューム回路21が調整対象となる。S40にてデジタル録音処理を行って得た録音データファイルを基準音声とするが、この基準音声の音量については、S90〜S140の調整処理段階では対応できないので、このS30〜S70における録音データファイルを作成する段階で調整しておく。
また、S90〜S140の調整処理段階でも音量調整はできる。この場合は調整対象がマイクボリューム回路26である。そして、ここでは音質調整も行う。つまりエコー・トーンについてもマイク33の機能に依存することはあるため、デジタルエフェクト回路20についても調整対象とする。但し、エコー・トーンは主に音場の環境への依存度が高いと思われる。したがって、反響度合いの大きさによっては、エコー強さ・深さ・速さの調整や、トーンの高音補正や低音補正という調整を行った方が好ましい。カラオケ装置1は装置本体に接続されるマイク33、アンプ30、スピーカ32などの周辺装置が常に一定(つまり同じメーカの同じ製品)とは限らずではなく、また、設置される部屋の大きさ、残響特性なども異なることから、設置時の調整作業がカラオケ事業の運用にとって重要である。したがって、音場環境に応じた適切な音響効果パラメータ調整を容易に実現できることは、非常に有益である。
また、S210〜S240に示すように、カラオケモードになっている場合においても音量・音質パラメータの調整は可能である。但し、この場合はリアルタイム調整となるため、歌唱者以外の人が調整するのであれば、それなりに適正な調整ができるかもしれないが、歌唱者が自分で歌唱しながら調整するのであれば従来技術として説明した問題が生じる。したがって、S20〜S140における調整作業を経た上で、必要であればカラオケ演奏時に音量であればマイク入力レベルボリューム回路21若しくはマイクボリューム回路26によって、また音質であればデジタルエフェクト回路20によって微調整を行う、という対応が好ましいと考えられる。但し、音響効果パラメータとしてハウリング検出感度も含めるのであれば、このハウリング検出感度はリアルタイムでないと調整できないため、このS210〜S240における調整処理において行うようにする必要がある。
なお、本実施例においてはHDD13が「記憶手段」に相当し、デジタルエフェクト回路20が「音響効果付与手段」に相当する。また、ミキサ27が「ミキシング手段」に相当し、操作パネル10が「受付手段」に相当する。また、CPU14が「録音制御手段」、「再生制御手段」及び「音響効果付与制御手段」に相当する。さらに、CPU14は、「ガイダンス制御手段」にも相当する。また、AD変換部22が「AD変換手段」に相当し、DA変換部25が「DA変換手段」に相当する。また、モニタ36が「報知手段」に相当する。また、図2におけるS40の処理が「録音制御手段」としての処理に相当し、S50,S100の処理が「再生制御手段」としての処理に相当し、S32,S33,S110,S120,S130の処理が「音響効果付与制御手段」としての処理に相当する。
[実施例の効果]
本実施例のカラオケ装置1によれば、調整作業者がマイク33に向かって「ただいまマイクのテスト中」などと発声すると、その入力音声(基準音声)がデジタル音声信号に変換されてHDD13に一旦記憶される。その後、その記憶された音声信号をスピーカ32から可聴音として出力させることによって調整作業者は自分の声を客観的に聴くことができる。そして、音響効果(音量や音質)の付与程度を変更したいと考えた調整作業者は操作パネル10を介して調整指示を行えばよい。この調整指示に応じてCPU14がマイク入力レベルボリューム回路21やマイクボリューム回路26やデジタルエフェクト回路20を制御するため、調整作業者はその調整後の状態をスピーカ32から発生する可聴音にて確認できる。従来手法は、「自分の入力した音声をリアルタイムにスピーカからも聴く」ものであるため、調整作業者が何度も声を出しながらその都度パラメータを調整する、というプロセスであったが、本実施例では、「一旦自分の声を録音し」「再生させて聴くことに専念しながら音響効果を調整する」という2段階に分けているため、客観的で適切なマイク音質調整作業を、一人で、簡便に行うことができる。
また、音響効果を付与するためのパラメータ調整作業が1回の再生では終了しないことが想定されるが、図2を参照して説明したように、何度でも繰り返し再生させながらパラメータ調整ができるため、適切な状態にまで調整可能である。
なお、このようにマイク33から入力された音声を一旦録音し、その後再生させながら調整する、という制御は、このような調整作業時にのみ必要なことであり、通常のカラオケ演奏時に実行しても意味がない。したがって、図2に示すように、カラオケモードでない状況で操作パネル10を介して調整開始指示を受け付け(S10:YES及びS15:YES)、調整終了指示を受け付けるまで(S140:YES)の間に限って実行するようになっている。
また、本実施例の場合には、図2のS20、S30、S60、S80、S90にそれぞれ示すように、そのときどきで調整作業者が実行すべき作業内容をモニタ36にメッセージ表示することでガイダンスしているため便利である。
[別実施例]
(1)上記実施例ではカラオケモードでない場合にマイク33から入力された音声を一旦録音し、その後再生させながら調整する際の音質パラメータとして5種類挙げたが、これら全てを調整対象としないでもよいし、逆にさらに別のパラメータも調整対象として加えても良い。
(2)上記実施例では、音響効果の付与をデジタル的に調整しているが、アナログ音声信号を用いた調整を排除するものではない。但し、近年、音響機器においてはデジタル音声信号化して劣化のない録音/再生ができるようになったこと、従来はアナログ回路の可変抵抗器の位置などに頼っていた音声のチューニング度合いがデジタルな値として明確に記録できるようになったこと、などにより、デジタル的な調整を前提とした場合の方が、カラオケ装置1に適用する場合の実現性や実用性は高いと考えられる。
(3)上記実施例では、調整作業時のガイダンスをモニタ36にメッセージ表示することで実現しているが、音声による報知であってもよい。但し、調整のための音声再生とガイダンス用の音声再生を同じ出力系統で実現する場合には、調整用の音声再生時にはガイダンス用の音声再生を中止する必要があるため、表示によるガイダンスの方が適している。
実施例のカラオケ装置1の構成及び周辺機器の構成を示すブロック図である。 マイク音質調整に係る処理を示すフローチャートである。 従来方式の調整作業時の問題を示す説明図である。
符号の説明
1…カラオケ装置、10…操作パネル、11…映像処理部、13…ハードディスク、14…CPU、15…メモリ、17…MIDI音源部、18…ミュージック用DA変換部、19…ミュージックボリューム回路、20…デジタルエフェクト回路、21…マイク入力レベルボリューム回路、22…AD変換部22…PCM録音バッファ、24…PCM再生バッファ、25…DA変換部、26…マイクボリューム回路、27…ミキサ、28…メインボリューム回路、30…アンプ、32…スピーカ、33…マイクロフォン、36…モニタ。

Claims (5)

  1. 歌唱者の音声を入力するためのマイクロフォンから入力される音声信号を記憶しておくための記憶手段と、
    音声信号に対して所定の音響効果を付与可能であり、且つその音響効果の付与の程度を調整可能な音響効果付与手段と、
    前記音響効果付与手段から出力される音声信号を、必要に応じてカラオケ伴奏信号とミキシングし、可聴音を発生するためのスピーカ側へ出力するミキシング手段と、
    各種指示を受け付ける受付手段と、
    前記音声信号を前記記憶手段に記憶する録音制御手段と、
    前記録音制御手段によって前記記憶手段に記憶された音声信号(以下、録音音声信号と称す。)を前記音響効果付与手段へ出力する再生制御手段と、
    前記再生制御手段によって前記音響効果付与手段へ出力された音声信号に対して、前記受付手段によって受け付けた音響効果付与の調整指示に基づく音響効果付与状態となるよう前記音響効果付与手段を制御する音響効果付与制御手段と、
    を備えることを特徴とするカラオケ装置。
  2. 請求項1に記載のカラオケ装置において、
    さらに、
    前記マイクロフォンから入力されるアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換するAD変換手段と、
    前記音響効果付与手段から出力されるデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するDA変換手段と、
    を備え、
    前記記憶手段は、前記AD変換手段から出力されるデジタル音声信号を記憶し、
    前記音響効果付与手段は、デジタル音声信号に対して所定の音響効果を付与可能であり、且つその音響効果の付与の程度を調整可能であり、
    前記ミキシング手段は、前記DA変換手段から出力されるアナログ音声信号を、必要に応じてカラオケ伴奏信号とミキシングし、前記スピーカ側へ出力し、
    前記録音制御手段は、前記AD変換手段から出力されるデジタル音声信号を前記記憶手段に記憶すること
    を特徴とするカラオケ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のカラオケ装置において、
    さらに、音響効果付与手段は、調整後の音響効果パラメータを設定値として記憶可能であり、
    前記音響効果付与制御手段は、
    前記受付手段によって音響効果付与の調整開始指示を受け付けた場合、調整終了指示を受け付けるまで、前記再生制御手段に対して所定時間の再生を繰り返し行わせながら、前記音響効果付与手段における音響効果パラメータを逐次更新記憶させていくこと
    を特徴とするカラオケ装置。
  4. 請求項3に記載のカラオケ装置において、
    前記録音制御手段による録音制御及び前記再生制御手段による再生制御は、前記受付手段によって音響効果付与の調整開始指示を受け付けたときから調整終了指示を受け付けるまでの間に限って実行が許可されること
    を特徴とするカラオケ装置。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載のカラオケ装置において、
    さらに、
    表示又は音声の少なくとも何れか一方で報知を行う報知手段と、
    音響効果付与の調整作業において調整作業者が実行すべき作業内容を、前記報知手段を介して報知させるガイダンス制御手段と、
    を備えることを特徴とするカラオケ装置。
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