JP2002050943A - スタジオ録音装置、スタジオ録音方法 - Google Patents

スタジオ録音装置、スタジオ録音方法

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JP2002050943A
JP2002050943A JP2000242766A JP2000242766A JP2002050943A JP 2002050943 A JP2002050943 A JP 2002050943A JP 2000242766 A JP2000242766 A JP 2000242766A JP 2000242766 A JP2000242766 A JP 2000242766A JP 2002050943 A JP2002050943 A JP 2002050943A
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JP
Japan
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recording
digital
audio data
digital audio
analog
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JP2000242766A
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English (en)
Inventor
Seiichi Ogawa
誠一 小川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電子楽器を含む各種楽器の演奏音をデジタル
録音する際の録音音質の向上を図ること。 【解決手段】 デジタルオーディオデータDinを出力可
能なキーボード10については、アナログオーディオ信
号に変換することなく、デジタルオーディオデータDin
のまま入力可能とすることで、録音装置24によりデジ
タル録音を行った際は、少なくともキーボード10から
のデジタルオーディオデータについては、音質劣化のな
い高音質のデジタル録音が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばスタジオで
電子楽器を含む各種楽器の演奏音を録音する際に好適な
スタジオ録音装置、及びスタジオ録音方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から例えばミュージシャン等が歌う
歌声や各種楽器等の演奏音を録音する際は専用の録音ス
タジオが使用される。図3に従来の録音スタジオの概要
を示す。この図3に示すように、録音スタジオは演奏室
1と録音室2から構成され、演奏室1では録音すべき各
種楽器の演奏が行われる。例えばこの図3に示す演奏室
1には、キーボード100、ベース11、ギター12、
及びドラムス14等の楽器がセッティングされ、これら
の楽器の演奏音を録音する場合の様子が示されている。
【0003】この場合、電子楽器とされるキーボード1
00の演奏音は、キーボード100のアナログオーディ
オ信号Ainをアンプ/スピーカ部13cを介して演奏音
として放音すると共に、マイクロホン15dにより集音
してアナログ入力信号(アナログオーディオ信号)Ain
として録音室2に伝送される。またベース11及びギタ
ー12の演奏音は、例えばアンプ/スピーカ部13a,
13bにより増幅された演奏音が、それぞれマイクロホ
ン15a,15bにより集音され、それぞれアナログ入
力信号として録音室2に伝送される。またドラムス14
の演奏音は、マイクロホン15cにより直接集音されて
アナログ入力信号として録音室2に伝送される。
【0004】録音室2は、演奏室1の演奏音を録音する
ための各種録音機材としてアナログミキサー111、A
/D変換器112、録音装置113等が設けられてい
る。アナログミキサー111は、例えばキーボード10
0から直接入力されるアナログオーディオ信号や、マイ
クロホン15a〜15dを介して入力されるアナログ入
力信号を混合する。A/D変換器112は、アナログミ
キサー111にて混合されたアナログ混合信号をデジタ
ルデータに変換する。録音装置113は、A/D変換器
112からのデジタルデータを、例えば光ディスク(C
D−R)、光磁気ディスク(MD)、磁気テープ(DA
T)などの記録媒体に記録する。なお、各楽器の演奏者
はアナログミキサー111にて混合された演奏音を、ヘ
ッドホン16a〜16dを介して聴くことができるよう
になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うなスタジオ録音方法では、キーボード100を含む全
ての楽器の演奏音を、一旦、アナログ信号に変換して録
音室2に伝送し、録音室2のアナログミキサー111に
て混合した後、A/D変換器112によってデジタルデ
ータに変換するようにしている。この場合、各楽器の演
奏音は、A/D変換器112によってデジタルデータに
変換されるまでの期間、アナログ信号の状態で各種信号
処理が行われることから、アナログ信号特有の歪み成分
の悪化や、S/Nの劣化が発生するという欠点があっ
た。また各楽器の演奏音をマイクロホンやスピーカ等を
利用して、アナログ信号に変換する場合は、マイクロホ
ンやスピーカ等のダイナミックレンジの制約を受けるこ
とになる。このため、上記したようなスタジオ録音装置
によって得られるデジタルデータを、録音装置113に
よりデジタル録音を行ったとしても、その録音音質が全
体的に悪化するという欠点があった。
【0006】そこで、例えば図3に破線で示されている
ように、キーボード100の演奏音を、例えばアナログ
出力端子などからのアナログオーディオ信号Ainとして
出力し、信号ケーブル等を介して録音室2に伝送するこ
とが考えられる。しかしながら、この場合も、録音室2
ではアナログ信号の状態で各種信号処理が行われること
から、録音装置113によりデジタル録音を行ったとし
ても、その録音音質の劣化を解消するまでには至らなか
った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような点を
鑑みて成されたものであり、電子楽器を含む各種楽器の
演奏音をデジタル録音する際に、その録音音質の向上を
図ることができるスタジオ録音装置、及びスタジオ録音
方法を提供することを目的とする。
【0008】上記目的を達成するため、本発明は、電子
楽器を含む各種楽器の演奏音を録音するスタジオ録音装
置として、電子楽器を除く各種楽器のアナログオーディ
オ信号をデジタルオーディオデータに変換して出力する
A/D変換器と、電子楽器から出力されるデジタルオー
ディオデータが入力可能とされ、電子楽器から入力され
るデジタルオーディオデータと、A/D変換器から入力
されるデジタルオーディオデータを混合するデジタル混
合手段と、デジタル混合手段にて混合されたデジタルデ
ータを、記録媒体に対して記録して録音を行う録音手段
とを備えるようにした。
【0009】また本発明は、電子楽器を含む各種楽器の
演奏音を録音するスタジオ録音方法として、電子楽器を
除く各種楽器のアナログオーディオ信号をデジタルオー
ディオデータにA/D変換すると共に、このA/D変換
されたデジタルオーディオデータと、電子楽器から入力
されるデジタルオーディオデータとを混合することによ
って得られるデジタルデータを、記録媒体に対して記録
して録音を行うようにした。
【0010】即ち、本発明は、少なくとも、デジタルオ
ーディオデータを出力可能な電子楽器については、アナ
ログオーディオ信号に変換することなく、デジタルオー
ディオデータのまま入力できるようにすることで、電子
楽器からのデジタルオーディオデータについては、音質
劣化のない高音質のデジタル録音を可能にした。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態とされ
る録音スタジオの概要を示した図である。この図1に示
す録音スタジオは、上記図3に示した従来の録音スタジ
オと同様、演奏室1と録音室2から構成され、演奏室1
には電子楽器とされるキーボード10と、ベース11、
ギター12、及びドラムス14がセッティングされ、こ
れらの楽器の演奏音を録音する場合の様子が示されてい
る。
【0012】この場合、キーボード10は、その演奏音
に対応した応じたデジタルオーディオデータを出力可能
な構成とされる。このため、キーボード10には、従来
同様、その演奏音をアナログオーディオ信号として出力
するためのアナログ出力端子S1の他に、アナログオー
ディオ信号を所定の周期でサンプリングするなどして得
られるデジタルオーディオデータを出力するデジタル出
力端子S2を有するものとされる。なお、ここでいうデ
ジタルオーディオデータは、例えば電子機器との間で音
楽データをやりとりするための規格として普及している
MIDI(Musical Instrument Digital Interface)デ
ータとは異なるものであり、例えば従来からキーボード
10等に設けられているMIDI出力端子S3とは異な
るものである。
【0013】キーボード10から出力されるデジタルオ
ーディオデータDinは、信号ケーブルなどを介して録音
室2に伝送される。また、ベース11及びギター12の
演奏音は、従来同様、例えばアンプ/スピーカ部13
a,13bにより増幅された演奏音が、それぞれマイク
ロホン15a,15bにより集音して、それぞれアナロ
グ入力信号として録音室2に伝送される。またドラムス
14の演奏音もまた、従来同様、直接マイクロホン15
cにより集音して、アナログ入力信号として録音室2に
伝送される。
【0014】録音室2には、演奏室1の演奏音を録音す
るための各種録音機材として、例えばアナログミキサー
21、A/D変換器22、デジタルミキサー23、録音
装置24が設けられている。アナログミキサー21は、
各マイクロホン15a〜15cにて収音された各楽器
(キーボード10を除く)のアナログ入力信号が入力さ
れ、これらのアナログ入力信号を混合すると共に、例え
ばステレオ録音を行うための左右チャンネルのチャンネ
ル信号L1,R1として出力される。なお、実際のアナロ
グミキサー21には、混合バランスやステレオ信号の左
右バランスなどをユーザーが調節するための操作機構が
設けられている。
【0015】A/D変換器22は、アナログミキサー2
1からのチャンネル信号L1,R1を、デジタルのチャン
ネルデータL2,R2に変換して出力する。この場合、A
/D変換器22は、キーボード10から入力されるデジ
タルオーディオデータDinのフォーマット(サンプリン
グ周波数や分解能等)に合わせて、チャンネル信号L
1,R1をチャンネルデータL2,R2に変換する。
【0016】デジタルミキサー23は、キーボード10
からのデジタルオーディオデータDinが直接入力可能に
構成され、例えば入力されるデジタルオーディオデータ
Dinが左右のチャンネルデータとして分けた後、A/D
変換器22からのチャンネルデータL2,R2とそれぞれ
デジタル的に混合するようにされる。なお、デジタルミ
キサー23からは、各演奏者のヘッドホン16a〜16
dに対して混合したチャンネルデータが出力され、各演
奏音はヘッドホン16a〜16dを介して演奏音を聴く
ことができるようになっている。また、デジタルミキサ
ー23には、上記アナログミキサー21と同様、混合バ
ランスやステレオ信号の左右バランスなどをユーザーが
調節するための操作機構が設けられている。
【0017】録音装置24は、デジタルミキサー23に
て混合されたチャンネルデータL3,R3を、例えば光デ
ィスク(CD−R)、光磁気ディスク(MD)、磁気テ
ープ(DAT)などの記録媒体に記録するための各種処
理を実行する。例えば入力されるチャンネルデータL
3,R3に対して、変形DCT処理等により音声圧縮を施
すと共に、この圧縮したデータに対してCIRCエンコ
ード及びEFM変調を施して記録データとして光磁気デ
ィスク等の記録媒体に対して記録するための処理を行
う。
【0018】なお、図1に示すように、録音室2にモニ
タ装置25a,25bを設け、これらモニタ装置25
a,25bに対してチャンネルデータL3,R3を入力す
れば録音室2においても演奏音を可聴することが可能に
なる。
【0019】このような構成とされる本実施の形態のス
タジオ録音装置によれば、少なくとも電子楽器とされる
キーボード10の演奏音は、アナログオーディオ信号に
変換することなく、デジタルオーディオデータのまま録
音室2に伝送することが可能になる。よって、少なくと
も、キーボード10の演奏音については、アナログ信号
特有の歪み成分の悪化や、S/Nの悪化によって音質が
悪化することなく、またマイクロホンやスピーカ等のダ
イナミックレンジの制約も受けないものとすることがで
きるので、録音装置24においてデジタル録音を行った
際の録音音質の向上を図ることができる。
【0020】図2は第2の実施の形態を示すものであ
る。なお、図1と同一部分は同一符合を付し、説明を省
略する。この図2に示す実施の形態では、演奏音をデジ
タルオーディオデータとして出力可能な電子楽器として
2つのキーボード10a,10bが示されており、この
場合は、これらキーボード10a,10bから出力され
るデジタルオーディオデータDin1,Din2がデジタルミ
キサー23に入力されている。一方、キーボード10
a,10bを除く、他の楽器(ギター12、ドラムス1
4)にはそれぞれマイクロホン15a,15bが配され
ており、各マイクロホン15a,15bにて集音される
演奏音が、アナログ入力信号としてA/D変換器22
a,22bに入力されている。
【0021】A/D変換器22a,22bは、マイクロ
ホン15a,15bを介して入力されるアナログ入力信
号を、デジタル入力データに変換した後、デジタルミキ
サー23に対して出力する。そして、デジタルミキサー
23において、キーボード10a,10bからのデジタ
ルオーディオデータDin1,Din2と、A/D変換器22
から入力されるデジタル入力データを、それぞれ左右の
チャンネルデータに分けた後、デジタル的に混合して録
音装置24に対して出力するようにされる。
【0022】なお、この場合も、各A/D変換器22
a,22bから出力されるデジタル入力データのフォー
マットは、キーボード10a,10bから出力されるデ
ジタルオーディオデータDin1,Din2のフォーマット
(サンプリング周波数や分解能等)と合わせる必要があ
ることはいうまでもない。
【0023】このような構成とすれば、デジタルオーデ
ィオデータを出力可能な電子楽器が複数設けられている
場合でも、これらの電子楽器の演奏音をアナログオーデ
ィオ信号に変換する必要がなく、従って、少なくとも、
これらの電子楽器(キーボード10a,10b)の演奏
音については、録音音質の向上を図ることができる。
【0024】なお、本実施の形態では、デジタルオーデ
ィオデータを出力可能な電子楽器としてキーボードを例
に挙げて説明したが、本発明に適用可能な電子楽器とし
てはキーボードに限定されるものではない。また、電子
楽器以外の楽器としてベース、ギター、ドラムス等を例
に挙げているが、例えばバイオリンやサックス、フルー
トなどの各種楽器が用いられても良い。
【0025】また、本実施の形態では専用の演奏室1に
おいて演奏される演奏音を録音する場合を例に挙げて説
明したが、例えばステージ上で演奏されている演奏音を
録音する場合などにも適用することが可能とされる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、デジタ
ルオーディオデータを出力可能な電子楽器については、
アナログオーディオ信号に変換することなく、デジタル
オーディオデータのまま入力できるようにしている。こ
れにより、少なくとも、電子楽器の演奏音については、
デジタルオーディオデータのままデジタル録音すること
が可能になり、音質劣化のない高音質のデジタル録音が
可能になり、電子楽器を含む各種楽器により演奏を行っ
た場合でも全体としては従来より高音質のデジタル録音
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態とされるスタジオ録音の概
要を示した図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態とされるスタジオ録
音の概要を示した図である。
【図3】従来のスタジオ録音の概要を示した図である。
【符号の説明】
1 演奏室、2 録音室、10 10a 10b キー
ボード(電子楽器)、11 ベース、12 ギター、1
3a 13b 13c スピーカ、14 ドラムス、1
5a〜15d マイクロホン、16a〜16d ヘッド
ホン、21 アナログミキサー、22 22a 22b
A/D変換器、23 デジタルミキサー、24 録音
装置、25a 25b モニタ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/10 G11B 20/10 G H04R 3/00 320 H04R 3/00 320

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子楽器を含む各種楽器の演奏音を録音
    するスタジオ録音装置として、 電子楽器を除く各種楽器のアナログオーディオ信号をデ
    ジタルオーディオデータに変換して出力するA/D変換
    器と、 電子楽器から出力されるデジタルオーディオデータが入
    力可能とされ、電子楽器から入力されるデジタルオーデ
    ィオデータと、上記A/D変換器から入力されるデジタ
    ルオーディオデータを混合するデジタル混合手段と、 上記デジタル混合手段にて混合されたデジタルデータ
    を、記録媒体に対して記録して録音を行う録音手段と、 を備えていることを特徴とするスタジオ録音装置。
  2. 【請求項2】 当該スタジオ録音装置は、ステレオ録音
    が可能とされることを特徴とする請求項1に記載のスタ
    ジオ録音装置。
  3. 【請求項3】 電子楽器を含む各種楽器の演奏音を録音
    するスタジオ録音方法として、 電子楽器を除く各種楽器のアナログオーディオ信号をデ
    ジタルオーディオデータにA/D変換すると共に、 このA/D変換されたデジタルオーディオデータと、電
    子楽器から入力されるデジタルオーディオデータとを混
    合することによって得られるデジタルデータを、記録媒
    体に対して記録して録音を行うようにしたことを特徴す
    るスタジオ録音方法。
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Cited By (4)

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