JPH02192259A - デジタル音楽情報の出力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カラオケなどをデータベースとしたホストコ
ンピュータから公衆回線によって伝送されたデジタル情
報を再生・出力するためのデジタル音楽情報の出力装置
に係り、特にカラオケ装置に用いる。

〔従来の技術およびその課題〕

従来から、デジタル情報に変換した音楽を再生・出力す
る方式としては、コンパクトディスクに収容したデジタ
ル信号を再生するＰＣＭ方式などが知られており、これ
の再生・出力装置についてもＤ／Ａコンバータや増幅ア
ンプを組み合わせた構成がある。

しかし、これらは音楽を時系列に沿ってデジタル符号化
したものを順次再生してゆくものであるから１曲あたり
の情報量が多く、極力集約された情報を解析しつつ再生
・出力するものではない。

また、本発明装置の前提である、カラオケなどの音楽を
公衆回線によって伝送し、これを再生・出力するような
方式は現在では未だに採用されていないので、これに対
応するような技術は知られていない。

本発明は、上記課題を解決しようとするもので、カラオ
ケなどの音楽情報をデジタル情報として集約したものを
データベースとしたホストコンピュータから公衆回線に
よって伝送されたデジタル情報を解析しながら再生・出
力するための出力装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成するために、カラオケなどのデ
ジタル音楽情報をデータベースとしたホストコンピュー
タと公衆回線を介して上記音楽情報を伝送し、再生・出
力する装置において、上記公衆回線とデータを送受信す
るインターフェイスと、このインターフェイスを介して
伝送されたデータを制御するＣＰＵと、上記データを一
時的に記憶する主メモリと、予め各種の楽器音をサンプ
リングした後に符号化した複数の波形メモリと、上記Ｃ
ＰＵを駆動するクロックを分周して目的の周波数を発生
する音階制御分周器と、上記データで指定された音の強
弱情報によって音量を変化させる音量用Ｄ／Ａコンバー
タと、上記波形メモリに記憶された波形のうち上記デー
タで指定された波形をアナログ信号に変換する波形用Ｄ
／Ａコンバータと、これらのＤ／Ａコンバータの信号の
電圧制御アンプとから成ると共に、上記クロックによっ
てデータ演算の時間管理を行うという手段を用いた。

また、電圧制御アンプに続いて再生信号に残響を付加す
る残響装置を設けるという手段をも用いることとした。

〔作　　　用〕

上記それぞれの手段において、インターフェイスは公衆
回線によって伝送された信号を本発明装置に適合できる
信号に再構成する作用を行う、また、ＣＰＵは伝送され
たデジタル情報を演算・処理すると共に、これに接続さ
れた各手段を制御する機能をする。このＣＰＵにはクロ
ックが内蔵されており、音階制御分周器ではこのクロン
ク周波数を分周することによってデータで指定された目
的周波数を発生させ、希望する音階を作成する。

これと共に、クロックはＣＰＵによるデータ演算の時間
管理を行い、音符の長さ・演奏のテンポなどを制御する
基礎として用いられる。さらに、主メモリは伝送された
データを一時的に記憶し、この記憶内容をＣＰＵによっ
て逐次取り出して演算処理が行われる。一方、波形メモ
リは各種の弦楽器や管楽器の波形の特徴をサンプリング
して符号化した情報を記憶しており、この波形に対応し
た情報を用いることによって所定の楽器音を再生すると
いう作用を行う。

音量用のＤ／Ａコンバータではデータによってデジタル
符号で指定される音の強弱をアナログ量に変換するとい
う機能を発揮する。また波形用のＤ／Ａコンバータは波
形メモリのうちの指定されたデジタル波形をアナログ波
形に変換する作用を行う。

電圧制御アンプは、２つのＤ／Ａコンバータから出力さ
れたアナログ信号を合成し、最後段への出力を行う。

さらにまた、残響装置は増幅信号に残響を付加し、臨場
効果を造り出すという機能をする。

〔実　施　例〕

以下、本発明の一実施例を図面に従ってさらに詳述する
。

第１図は本発明装置の概略を示すブロック図で、１は通
信用のインターフェイスでホストコンピュータ（図示せ
ず）と公衆回線によって連絡されている。ホストコンピ
ュータはデジタル信号で構成された複数の音楽情報をデ
ータベースとしており、電話回線やＩ　ＳＤＮなどの公
衆回線によってこの音楽情報を装置側に伝送する。２は
ＣＰＵで、インターフェイス１から入力されたデータを
演算・処理すると共に、各手段を制御する。３は内部イ
ンク−フェイスで、ＣＰＵ２と後段の手段との整合を行
う部分である。また４は伝送されたデータを一時的に記
憶する主メモリ、５はＣＰＵ２の内蔵クロックの概念を
示し、このクロック周波数でＣＰＵ２を駆動すると共に
、音楽のテンポの基礎にしたり、音階を決定する基礎と
して用いられる。クロック５は内蔵クロックのみならず
、外部クロックを用いることも可能である。６はＣＰＵ
２で処理されたデータ中に指定された個々の音のデジタ
ル量をアナログ量に変換するための音量用Ｄ／Ａコンバ
ータで、ステレオ再生用に２台設置する。

このＤ／Ａコンバータ６によって出力された電圧はそれ
ぞれ電圧制御アンプ７に入力される０次に、８は音階制
御用分周器で、クロック５を基準としてこれを分周し、
データ中に指定された音階に該当する周波数を発生する
ものであり、内部インターフェイス３を介して入力され
たデータに基づいて駆動される。９は波形メモリで、予
め各種の弦楽器や管楽器等の特徴的なアナログ波形をサ
ンプリングして分析し、デジタル符号化した情報を記憶
している。この波形メモリ９は、複数が対等の関係で設
けられており、ＣＰＵ２から内部インターフェイス３を
介しての制御信号があると、これに対応する情報が波形
用Ｄ／Ａコンバータ１０に出力され、この部分でアナロ
グ信号に変換された後に電圧制御アンプ７に入力され、
先程の音量用Ｄ／Ａコンバータ６から出力されたアナロ
グ量と合成されて増幅アンプ（図示せず）を介してスピ
ーカなどから音楽として再生される。

１１は任意に設けられる残響装置で、音楽再生を行う部
屋の大きさ等に応じて残響効果を付加するものである。

なお、ＣＰＵ２とその周辺の手段とは２本乃至多数のバ
スで連絡されている。

次に、上記装置の動作を説明すると、インターフェイス
１によって受信されたデジタルの音楽情報は、８ビツト
で２本のバスによって主メモリ４に転送される。この場
合、データが伝送されてくるまでＣＰＵ２は待機してい
る。続いてＣＰＵ２は主メモリ４のデータを１バイトづ
つ読み出してゆ（、この読み出されたデータは、時間管
理の情報であればクロック５によって進行される。また
、音符の発音開始・停止や強さに係る情報であれば音量
用Ｄ／Ａコンバータ６によってアナログ量に変換され、
音階情報であれば音階制御用分周器８に入力され、クロ
ック５を基礎として分周器８で設定された周波数が発生
する。一方、音色を決定す°るための信号であれば波形
メモリ９に記憶された特定のデジタル波形を波形用Ｄ／
Ａコンバータ１０に入力し、このアナログ信号を電圧制
御アンプ７に対して出力する。電圧制御アンプ７では、
上述の通り、Ｄ／Ａコンバータ６のアナログ量とＤ／Ａ
コンバータ１０のアナログ信号とを合成し、再生用のア
ナログ信号とするのである。

第２図に波形メモリ９に記憶された単位あたりのデジタ
ル波形をアナログ変換した波形を示す。

ここにおいて、Ａ部は当初波形、Ｂ部はリピート波形で
ある。即ち、各種の楽器の波形は大別すると２つの特徴
的な波形に分けることができる。ピアノを例にとれば、
１つは最初の鍵盤を叩いたときのピアノ線とハンマーと
の衝突音の波形、続いてピアノ線の減衰波形とによって
構成されている。

ここに衝突音は当初の瞬間的な波形であり、減衰波形は
連続的なものである。従って、衝突音である当初波形Ａ
と、減衰波形であるリピート波形Ｂの一単位のみをサン
プリングしておき、これを出力する際には合成してリピ
ート波形Ｂを減衰させるという手段を用いることでピア
ノの音色を再生することが可能となる。よって、波形メ
モリ９の容量は比較的小容量で済ませることができる。

〔発明の効果〕

本発明は、公衆回線によって伝送されたデジタル信号を
音量部分と音色部分とに分け、これを別個にＤ／Ａコン
バータによってアナログ化した後にアンプで合成する構
成としたので、各構成部分は余分な処理を行うことなく
的確な信号処理ができ、音響的にも質の高い音楽を再生
することが可能となった。

また、ＣＰＵの駆動用のクロックを音楽の速度の管理お
よび音階発生用に共用しているので、そ４゜ れぞれの動作にずれがなく、精度の高い処理が可能とな
った。

さらに、波形メモリには予めサンプリングした各種の楽
器の音色をデジタル信号として記憶させ、これを呼び出
すことによって特定の音色で音楽を再生するようにして
いるので、メモリ数を多くすれば幅の広い楽曲構成をす
ることができ、再生にも忠実性があるなど、多くの効果
を奏することができるデジタル音楽情報の出力装置を提
供することができた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の概略を示すブロック図、第２図は
波形メモリに記憶されたアナログ波形の一例を示す波形
図である。 尚、図中１・・・通信用のインターフェイス、２・・・
ＣＰＵ、４・・・主メモリ、６・・・音量用Ｄ／Ａコン
バータ、８・・・音階制御用分周器、９・・・波形メモ
リ、１０・・・波形用Ｄ／Ａコンバータ、　　　（以　
　上）特許出願人　　　津　村　　三百次

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、カラオケなどのデジタル音楽情報をデータベースと
   したホストコンピュータと公衆回線を介して上記音楽情
   報を伝送し、再生・出力する装置において、上記公衆回
   線とデータを送受信するインターフェイス１と、このイ
   ンターフェイスを介して伝送されたデータを制御するＣ
   ＰＵ２と、上記データを一時的に記憶する主メモリ４と
   、予め各種の楽器音をサンプリングした後に符号化した
   複数の波形メモリ９と、上記ＣＰＵ２を駆動するクロッ
   ク５を分周して目的の周波数を発生する音階制御分周器
   ８と、上記データで指定された音の強弱情報によって音
   量を変化させる音量用Ｄ／Ａコンバータ６と、上記波形
   メモリに記憶された波形のうち上記データで指定された
   波形をアナログ信号に変換する波形用Ｄ／Ａコンバータ
   １０と、これらのＤ／Ａコンバータの信号の電圧制御ア
   ンプとから成ると共に、上記クロックによってデータ演
   算の時間管理を行うことを特徴としたデジタル音楽情報
   の出力装置。 ２、電圧制御アンプに続いて、再生信号に残響を付加す
   る残響装置１１を設けた請求項１記載のデジタル音楽情
   報の出力装置。