JP2616391B2 - エフェクター内蔵電子楽器 - Google Patents

エフェクター内蔵電子楽器

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JP2616391B2
JP2616391B2 JP5166112A JP16611293A JP2616391B2 JP 2616391 B2 JP2616391 B2 JP 2616391B2 JP 5166112 A JP5166112 A JP 5166112A JP 16611293 A JP16611293 A JP 16611293A JP 2616391 B2 JP2616391 B2 JP 2616391B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、楽音信号に効果を付加
するエフェクターが内蔵された電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からエフェクターは単一で用いられ
るだけでなく、電子楽器等に予め内蔵されているものが
ある。このような電子楽器としては、図4に示したもの
が提案されている(実開昭52−116623)。すな
わちこの電子楽器は弦楽器であって、各弦毎に弦振動を
検出して電気信号に変換する複数のピックアップ1・・
・を有し、該ピックアップ1から出力されたピックアッ
プ信号は、各々プリアンプ2・・・に与えられる。該プ
リアンプ2により増幅された前記ピックアップ信号つま
り楽音信号は、ミキサ装置3とエフェクト回路4・・・
とに与えられ、該エフェクト回路4が例えばディストー
ションである場合には、前記ピックアップ信号に対して
歪みのある特性の楽音信号が生成される。この生成され
た歪みを有する楽音信号は、ミキサ装置3において、元
の楽音信号に加算されて、増幅器5に出力され、該増幅
器5により増幅された信号に基づいて、スピーカ6が駆
動されることにより、該スピーカ6からは、エフェクト
回路4によって効果付加がなされた楽音が放音されるも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電子楽器において、前記エフェクト回路4に
より、効果付加を行い得るのは、当該電子楽器の音源で
あるピックアップ1から出力された楽音信号のみであ
る。したがって、使用者において、前記エフェクト回路
4によって効果付加したい音源を外部に所持していたと
しても、前記電子楽器本体に内蔵されているエフェクト
回路4によって、外部の音源から出力される楽音信号に
効果付加を行い得るものではない。
【0004】このため、外部の音源から出力された楽音
信号に効果付加を行う場合には、前記電子楽器にエフェ
クト回路4が内蔵されているにも拘らず、別途エフェク
ターを用意し、これに前記外部の音源から出力された楽
音信号を入力して効果付加を行わなければならず、煩雑
となるとともに不経済となるものであった。
【0005】本発明は、このような従来の課題に鑑み為
されたものであり、電子楽器本体に内蔵されたエフェク
ターを、外部の音源から出力された楽音信号の効果付加
に用いることを可能にしたエフェクター内蔵電子楽器
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、複数の発音チャンネルを有し、各
チャンネルから楽音信号を順次時分割で出力する音源手
段と、この音源手段とは別に外部から楽音信号を入力す
る外部音入力手段と、上記音源手段から時分割で出力さ
れる楽音信号と上記外部音入力手段に入力された楽音信
号とが入力され、いずれか一方の楽音信号を選択して出
力可能な選択手段と、第1のモードと第2のモードのい
ずれかに切換え可能なモード切換え手段と、このモード
切換え手段により第1のモードが選択されているとき
は、上記音源手段からの時分割で出力される楽音信号の
みを選択して出力し、第2のモードが選択されていると
きは、通常は上記音源手段から時分割で出力される楽音
信号を順次選択して出力するとともに、当該時分割タイ
ミングが所定の発音チャンネルの楽音信号を出力するタ
イミングのときにのみ、上記外部音入力手段に入力され
た楽音信号を選択して出力するように上記選択手段を制
御する選択制御手段と、上記選択手段から時分割に出力
される楽音信号に対して効果を付与して出力するエフェ
クト手段とを備えている。
【0007】
【作用】本発明においては、上記選択制御手段に第1の
モードを指示すると、該選択制御手段は上記選択手段
に、上記音源手段からの楽音信号のみを選択出力するよ
うに制御し、これにより上記選択手段は、時分割タイミ
ングにより形成される複数の発音チャンネルから順次時
分割で出力された音源手段からの楽音信号をエフェクト
手段に与える。したがって、このように第1のモードが
指定された場合には、音源手段から出力された楽音信号
に対して効果が付加される。
【0008】また、第2のモードを指示すると、上記選
制御手段は、通常は上記音源手段から時分割で出力さ
れる楽音信号を順次選択して出力するとともに、当該時
分割タイミングが所定の発音チャンネルの楽音信号を出
力するタイミングのときにのみ、上記外部音入力手段に
入力された楽音信号を選択して出力するように選択手段
制御する。したがって、上記選択手段からは時分割的
音源手段からの楽音信号と、外部音入力手段に入力さ
れた楽音信号とが出力されて、エフェクト手段に与えら
れる。このため、上記モード切換手段によりモード切換
を行えば、電子楽器本体に内蔵された単一のエフェクト
手段を用いて、音源手段による電子楽器本体からの楽音
信号に対する効果付加とも外部音入力手段により外部か
ら入力された楽音信号に対する効果付加とを同時に行う
ことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面に従っ
て説明する。すなわち、図1に示したように、この実施
例は、電子鍵盤楽器であって複数のキーが設けられたキ
ーボード10と、後述する第1のモードと第2のモード
とに切り換え可能な切り換えスイッチ11を有し、図示
しないワーキングROM及びRAMを備えたCPU12
は、前記キーボード10及び切り換えスイッチ11をキ
ースキャンし、得られたキー情報に対応する命令を音源
部13に与える。該音源部13は、出力端SelとDOUT
ら、前記CPU12により与えられた命令に対応したセ
レクト信号Sel及び時分割波形データSAを出力し、前記
セレクト信号Selはセレクタ14の入力端Sに与えら
れ、また前記時分割波形データSAは前記セレクタ14
の入力端AINに与えられる。
【0010】一方、A/Dコンバータ15は、この電子
楽器の外部に存在する音源手段、例えば音声マイクロフ
ォン、あるいは電子ギターのピックアップから出力され
た楽音信号SDをAD変換し、このAD変換されたA/
Dコンバータ出力SBは、前記セレクタ14の入力端B
INに入力される。前記A/Dコンバータ15のクロック
入力φには、前記音源部13からクロックが入力され、
これにより前記A/Dコンバータ15のAD変換結果で
ある前記A/Dコンバータ出力SBと、時分割多チャン
ネル波形データ出力SAとは、図2のタイムチャートに
示したように同期する。
【0011】他方、前記セレクタ14の出力端COUT
らは、エフェクト回路16にセレクタ出力SCが与えら
れ、該セレクタ出力SCは、前記セレクト信号Selがロウ
レベルのときには、前記時分割波形データSAをセレク
トしたものであって、またセレクト信号Selがハイレベ
ルのときは、前記A/Dコンバータ出力SBをセレクト
したものである。
【0012】そして、このようにセレクト信号Selのレ
ベル状態に応じて、エフェクト回路16に入力された前
記時分割波形データSA及びA/Dコンバータ出力SB
各楽音信号は、前記エフェクト回路16により効果を付
加され、累算等がなされた後、D/Aコンバータ17に
与えられ、D/A変換された後、アンプ18とスピーカ
19とからなるサウンドシステム20によって放音され
る。
【0013】以上の構成にかかる本実施例の動作を、図
3に示したフローチャートとともに説明する。すなわ
ち、外部に存在する音源手段の楽音信号に効果付加を行
うことなく、当該電子楽器の楽音信号にのみ効果付加を
行う場合には、前記切り換えスイッチ11を第1のモー
ド位置に対応するOFFの位置に設定し、これによりC
PU12に第1のモードの内容である「外部入力をチャ
ンネルに割り当てない」ことを検知させる。
【0014】すると、前記フローチャートにおいてステ
ップの判別はNOとなり、CPU12は音源部13に
対して、「セレクタ14に出力するセレクト信号Selを
常にロウレベルに固定せよ」という命令に対応したコマ
ンドを書き込む(ステップ)。よってセレクタ14
は、入力端AINからの入力である時分割波形データSA
を常に、出力端COUTからエフェクト回路16に与える
とともに、前記キーボード10の押鍵操作によりCPU
12が得るキーコードに対応したノートを0〜7の全て
のチャンネルに割り当てて発音処理を行う。
【0015】したがって、サウンドシステム20から
は、前記キーボード10の押鍵操作によって指定された
音高の楽音信号であって、エフェクト回路16により効
果付加がなされた楽音信号に基づいた放音がなされる。
【0016】これに対し、外部に存在する音声マイクロ
フォンあるいは電子ギターのピックアップ等の音源の楽
音信号にも効果付加を行う場合には、前記切り換えスイ
ッチ11を第2のモード位置に対応するONの位置に設
定し、これによりCPU12に第2のモードに内容であ
る「外部入力をnチャンネル(本実施例では7チャンネ
ル)に割り当てる」ことを検知させる。すると、CPU
12は、音源部13に対して、「セレクタ14に出力す
るセレクト信号Selをチャンネル7に相当するタイミン
グ区間のみハイレベルにせよ」という命令に対応したコ
マンドを書き込む(ステップ)。
【0017】したがって、このように切り換えスイッチ
11がオンとなって、前記フローチャートにおけるステ
ップの判別がYESになると、ステップでチャンネ
ルが7であるか否かが判別され、この判別がNOであっ
て、チャンネル7以外であれば、ロウレベルのセレクト
信号Selがセレクタ14に与えられるとともに、前記判
別がYESであって、チャンネルが7であるときには、
ハイレベルのセレクト信号Selが入力され、これにより
セレクタ14の入力端Sはチャンネル7のタイミング区
間のみハイレベル状態となる。
【0018】よって、セレクタ14の出力COUTから
は、0〜6チャンネルタイミング区間では、音源部13
の時分割波形データSAの0〜6チャンネルが、また7
チャンネル区間では、外部に存在する音源の楽音信号を
A/Dコンバータ15で変換したA/Dコンバータ出力
Bが、各々セレクト出力SCとして選択されてエフェク
ト回路16に与えられる。このため、サウンドシステム
20からは、前記キーボード10の押鍵操作によって指
定された音高であって、エフェクト回路16により効果
付加がなされた楽音と、外部に存在する音声マイクロフ
ォンあるいは電子ギターのピックアップ等の音源の楽音
信号に効果付加を行った楽音とが、放音される。
【0019】したがって、前記切り換えスイッチ11を
操作すれば、電子楽器に内蔵された単一のエフェクト回
路16を用いて、音源部13からの楽音信号に対する効
果付加と、外部から入力された楽音信号に対する効果付
加とを同時に行うことができ、この電子楽器を演奏して
効果付加を行いつつ、外部の楽音信号にも効果付加を行
い得る。また、このように前記電子楽器の外部に存在す
るマイクロフォン等の楽音信号に対し、この電子楽器に
内蔵されたエフェクト回路16を用いて、効果付加を行
うことが可能となることから、前記マイクロフォン等か
ら出力された楽音信号に効果付加を行う場合に別途エフ
ェクターを用意し、これにマイクロフォン等から出力さ
れた楽音信号を入力して効果付加を行う必要はなく、容
易かつ経済的に外部に存在する音源の楽音信号に効果付
加を行うことが可能となるのである。
【0020】なお、本実施例においては、チャンネル7
に外部から入力された楽音信号を割り当てるようにした
が、これに限ることなくこの楽音信号他のチャンネルあ
るいは複数のチャンネルを割り当てるようしても良く、
また音源の発音チャンネルは8ポリに限るものではな
く、さらに前記切り換えスイッチ11としては、マイク
ロフォン等のプラグを抜き差しに連動してオンオフする
スイッチを用いれば、スイッチ操作性を向上させること
が可能となる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、電子楽器
本体に内蔵されたエフェクト手段を、容易な操作により
手軽に音声や他の電子楽器等の装置の効果付加に利用で
きるようになる。 さらに電子楽器本体内部の音源手段か
らの楽音信号に対する効果付加と、外部から入力された
楽音信号に対する効果付加とを、単一のエフェクト手段
により同時に行うことができるから、電子楽器を演奏し
て効果付加を行いつつ、外部から入力される楽音信号に
も同時に効果付加を行うことも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】同実施例のチャンネルタイミングと各出力の関
係を示すタイムチャートである。
【図3】同実施例の動作を示すフローチャートである。
【図4】従来の電子楽器を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 切り換えスイッチ 12 CPU 13 音源部 14 セレクタ 15 A/Dコンバータ 16 エフェクト回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発音チャンネルを有し、各チャン
    ネルから楽音信号を順次時分割で出力する音源手段と、 この音源手段とは別に外部から楽音信号を入力する外部
    音入力手段と、 上記音源手段から時分割で出力される楽音信号と上記外
    部音入力手段に入力された楽音信号とが入力され、いず
    れか一方の楽音信号を選択して出力可能な選択手段と、 第1のモードと第2のモードのいずれかに切換え可能な
    モード切換え手段と、 このモード切換え手段により第1のモードが選択されて
    いるときは、上記音源手段からの時分割で出力される楽
    音信号のみを選択して出力し、第2のモードが選択され
    ているときは、通常は上記音源手段から時分割で出力さ
    れる楽音信号を順次選択して出力するとともに、当該時
    分割タイミングが所定の発音チャンネルの楽音信号を出
    力するタイミングのときにのみ、上記外部音入力手段に
    入力された楽音信号を選択して出力するように上記選択
    手段を制御する選択制御手段と、 上記選択手段から時分
    割に出力される楽音信号に対して効果を付与して出力す
    るエフェクト手段と、 を備えたことを特徴とするエフェクター内蔵電子楽器。
JP5166112A 1993-06-11 1993-06-11 エフェクター内蔵電子楽器 Expired - Lifetime JP2616391B2 (ja)

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