JP2584185B2 - オーディオ信号の発生方法及び装置 - Google Patents
オーディオ信号の発生方法及び装置Info
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Description
オ・システムに関する。更に具体的に言うならば、本発
明は、MIDIシンセサイザを含むシステムに関する。
更に具体的に言うならば、本発明は、メモリの利用効率
が高い、ディジタル・オーディオ及びMIDIにより合
成された音楽を出力する方法及び装置に関する。
ument Digital Interface)
は、種々な楽器、例えばシーケンサ、コンピュータ、照
明制御装置、ミキサ等の他の装置の間で、楽譜、プログ
ラム変更、表現制御等を含む情報を交換することを可能
にするハードウエア及びソフトウエアの仕様として制定
された。データを転送しそして受け取るこの能力は最初
生演奏を対象として考えられていたが、その後これが発
展して録音スタヂオ、オーディオ及びビデオの制作及び
作曲の分野に対して大きな影響を与えるに至った。
は,MIDI製造者協会(MMA)及び日本のMIDI
標準委員会(JMSC)の間の共同開発の結果として準
備されそして公開された。この標準は、JMSC及びM
MAの間の同意により変更され、そして現在は、198
9年1月のMIDI1.0、Detailed Spe
sification,Document Versi
on4.1として公開されている。
部分は、31.25Kボーで、非同期で動作し、そして
1つの開始ビット、8つのデータ・ビット及び1つの停
止ビットを伴う。これは、シリアル・バイト当たり32
0マイクロ秒の期間に合計10ビット送れる。開始ビッ
トは論理0であり、そして停止ビットは論理1である。
により伝送される。データビットは、5ミリアンペアの
電流ループを利用することによりMIDIインターフェ
イス内で伝送される。論理0はターン・オンされつつあ
る電流により表され、そして論理1はターンオフされつ
つある電流により表される。この電流ループの立ち上が
り時間及び立ち下がり時間は2マイクロ秒よりも短い。
この電流ループに対する接続のために5ピンのDINコ
ネクタが利用され、ここで2つのピンだけが電流ループ
信号を伝送するために利用される。代表的には、MID
Iフォーマットを利用して互いに結合される装置相互間
の分離をするために、光アイソレータが利用される。
は、1つのステータス・バイト及びこれに続く1以上の
データ・バイトからなるマルチ・バイト・メッセージに
より行われる。このルールに対して或る例外がある。M
IDIメッセージは、種々なパフォーマンス情報のため
に利用されうる16のチャネルの任意を介して送られ
る。5つの代表的な型のMIDIメッセージがある。チ
ャネル・ボイス、チャネル・モード、システム・コモ
ン、システム・リアル・タイム及びシステム・エクスク
ルッシブである。MIDIのエベントは、メッセージと
して送られ、そして1以上のバイトからなる。
は、16のMIDIチャネルの1つへこのメッセージを
アドレスするのにステータス・バイトの4ビットを利用
しそしてメッセージを限定するのに4ビットを利用す
る。これにより、チャネル・メッセージは、ステータス
・バイト内の解読されたチャネル番号と一致するチャネ
ル番号を有するシステムにより受け取られる。或る楽器
は、1以上のチャネル上にMIDIメッセージを受け取
ることが出来る。その主なインストラクション、例えば
オンにされるべきプログラム番号及びモード指定等を受
け取るチャネルは、しばしば基本チャネルと呼ばれる。
代表的な2つの型のチャネル・メッセージ即ちボイス・
メッセージ及びモード・メッセージがある。ボイス・メ
ッセージは楽器の音色を制御するのに利用され、そして
ボイス・メッセージは代表的にはボイス・チャネルを介
して送られる。モード・メッセージはボイス・メッセー
ジに対する楽器の応答を限定するために利用され、そし
てモード・メッセージは一般に楽器の基本チャネルを介
して送られる。
ジは、共通メッセージ、リアルタイム・メッセージ、及
びエクスクルッシブ・メッセージを含みうる。共通メッ
セージは、レシーバが関連しているチャネルに係わら
ず、システムの全てのレシーバに対して送られる。リア
ルタイム・メッセージは同期のために利用され、そして
システム内の、クロックに基づくユニットを対象として
いる。リアルタイム・メッセージはステータス・バイト
だけを含みそしてデータ・バイトを含まない。リアルタ
イム・メッセージは、いつでも送られることが出来る。
即ち、異なるステータスを有する或るメッセージのバイ
ト相互間でさえも送られることが出来る。エクスクルッ
シブ・メッセージは任意の数のデータ・バイトを含むこ
とが出来、そしてリアルタイム・メッセージを除き、エ
クスクルッシブ若しくは任意の他のステータス・バイト
の終了により終了されることが出来る。エクスクルッシ
ブの終了は、システム・エクスクルッシブ・メッセージ
の終了時に送られなければならない。システム・エクス
クルッシブ・メッセージは常に、製造者の識別コードを
含む。もしもレシーバが識別コードを認識できないと、
これはこの後に続くデータを無視する。
ド化されそして非常に少ないデータを利用して記憶され
若しくは伝送されることが上述の説明から明かであろ
う。MIDI標準は、例えば”ノート・オン”(Not
e on:鍵盤を押すに対応)及び”ノート・オフ”
(Note Off:鍵盤を離すに対応)のようなプロ
グラム・ステータス・メッセージ及びチャネル・メッセ
ージのシリアル・リストを制御メッセージとして使用さ
せる。
装置若しくはモジュールに利用されると、音楽作品が記
録されそして演奏されうる。
しくはモジュールは種々な形を取りうる。波形テーブル
若しくは減算合成(subtractive synt
hesis)と呼ばれる一つの型においては、記憶され
ている波形(後述のようにサンプルされるサウンド全体
よりも短い)が、フィルタ、電圧制御される増幅器等に
より動作されて、合成サウンドを発生する。この方法の
利点は、性質的に存在しないような新しく且つ異常なサ
ウンドを生じることに加えて、比較的わずかなメモリし
か必要としないことであり、これはロウ・エンドのコン
ピュータ・システムにおいては非常に貴重である。
響信号をサンプルし、ディジタル化し、記憶しそして再
生の間にアナログの形に変換する形を取る。この方式の
他とは別の利点は、従来の他の技法よりも更に現実性即
ち真実性を持って合成音響波形を発生することである。
しかしながら、このような真実性を得るためにはコスト
が高くなる。このような簡単なサンプリング・システム
に必要なデータは、巨大な量となり、数万ビットのデー
タ及び関連メモリがオーディオ信号1秒につき必要とさ
れる。
るデータの量を減少するために多数のコード化システム
が開発されてきた。例えば、最近の多くのディジタル・
オーディオ・システムは、アナログ情報を表すのに種々
なディジタル信号を使用するパルス符号変調(PCM)
を利用する。アナログ信号の変動を表すために、このよ
うなシステムは、パルス振幅変調(PAM)、パルス幅
変調(PDM)若しくはパルス位置変調(PPM)を使
用することが出来る。
・パルス符号変調(DPCM)は、一つのサンプル及び
次のサンプルの間の差だけを符号化することにより、更
に高いデータ圧縮を達成する。かくして、アナログ信号
が相当なダイナミック・レンジを有していても、もしも
サンプリング率が、隣接する信号相互間の差が大きくな
らないように十分に高いならば、この隣接する信号相互
間の差のみを符号化する方法は相当なデータを節約す
る。更に、先行する信号の重みづけられた総和に基づい
て信号の値を予測する適応性若しくは予測性技法が、ア
ナログ信号を表すのに必要なデータの量を更に減少する
ためにしばしば利用される。
れぞれにおいては、音声若しくはオーディオ信号は、こ
れらの信号を記憶若しくは再生するために、簡潔な処理
動作及びディジタル・ツゥ・アナログ若しくはアナログ
・ツゥ・ディジタル変換技術を利用することによりサン
プルされそしてディジタル化されることが出来る。
は音声若しくは他のオーディオ信号サンプルを正確に記
憶するために利用されることが出来るが、上述のMID
Iにより制御される合成システムに比べて、データ圧縮
と同様に、相当な記憶装置を必要とするという問題点を
有する。しかしながら、現実若しくは真実性のある人間
の音声若しくは他の音響サウンドを再生することが所望
されるシステムのおいては、代替的技法はあまり存在し
ない。
びサンプルされたサウンドのような合成されたサウンド
の利点を得ようとする従来の試みにおいて、組み合わせ
的なアプローチがなされた。このような試みの一つにお
いて、波形テーブル合成及びサンプルされたサウンドの
両方を並列的にハードウエア内に組み込まれたされた。
これの代表的なのは、ヤマハCorp.により製造され
たSY77シンセサイザである。このようなシンセサイ
ザでは、波形テーブルで発生されたサウンドと若しくは
サンプルにより発生されたサウンドとの間を切り替える
ことがなされ、そして或る制限された瞬間に、(例えば
或るサンプルされたサウンドの再生を伴う波形テーブル
・シンセサイザのVFOを使用することにより)それぞ
れの特性相互間をクロス接続することがなされた。かく
して、サンプルされた合成及び波形テーブルによる合成
の両方の利点を得ることが出来たが、この並列的な組み
込みの明らかな欠点は、2つを並列に組み込むためのコ
ストが増大することである。
た合成の利点を得るための組み合わせ的なアプローチを
与える他の試みにおいては、その発生された波形は、サ
ンプルされそして波形テーブルで発生された波形であっ
た。これはこの分野ではLAシンセサイザと呼ばれてお
りそしてRoland Corp.により製造された種
々なシンセサイザによりインプリメントされている。サ
ウンドの特性の多くは、波形の発声部分(attack
portion)に含まれている情報により人間の耳
において認識されることが音響心理学的に見いだされ
た。従って、この技法によると、或る波形の最初の発声
部分は、所望の楽器の実際のサンプルされた発声部分を
再生することにより発生され、これによりサウンドに対
して必要な真実性を与えた。前述のように、妥当な分離
性及び信号対雑音比を有するこのようなサンプルされた
波形は、例えば波形テーブル合成のような合成を利用す
るサウンド発生技術よりも比較的大容量のメモリを必要
とするので、メモリのコストが問題である。これにも係
わらず、サウンドの発生部分だけが実際にサンプルされ
たサウンドにより発生されたので、仮に波形全体がサン
プル再生される場合に使用されねばならないメモリは節
約される。所望の波形の残りの部分は、第2技法即ち、
波形テーブル合成により発生され、これは所望の波形の
一定即ち安定状態をいくらか与える。この部分はメモリ
容量をあまり必要としない波形テーブル合成により発生
されるので(もしもこの波形の部分がメモリに記憶され
たサンプルにより発生されるならば大容量のメモリが必
要とされる)、メモリの節約が実現された。この組み合
わせ的手法は、サンプルされたサウンドと波形テーブル
から発生された人工サウンドの組み合わせである新しい
サウンドを発生するという顕著な利点を有するが、これ
にも係わらずこの技法は深刻な欠点を有した。
ウンド発生モードを選択することが出来なかった。この
理由の一つは、このことが組み合わせ手法の目的を挫折
させるからであり、何故ならば、サンプリングの場合に
は、サンプルされた波形の発生部分のみならず波形の残
りの部分の記憶をも必要としたからである(さもなけれ
ばこの部分を生成するのに必要なメモリを節約するよう
にアプローチがなされた)。上記の手法の他の重大な欠
点は、現存するサンプル部分及び波形テーブル・パラメ
ータを変更しそして追加することによるサウンドのアッ
プ・ロード、変更若しくはアップ・グレードがなされて
いないことである。
ウンドをアップ・グレードし、若しくは完全なサンプル
若しくは波形テーブル・サウンドを実現する際の制限を
有する上述の手法の問題を解決する他の試みにおいて、
開発の主点はディジタル信号プロセッサ若しくはDSP
サウンドの発生に絞られた。DSPがサウンドの発生を
実現するこのような試みにおいて、サンプルされたサウ
ンド若しくは合成されたサウンドのいずれかを、所望さ
れるままに発生するようにDSPをダイナミックに再構
成する試みがなされた。特に高価なマルチ・タスクDS
Pシステムが与えられていない際にこのようなことを行
う場合には、波形テーブル若しくはサンプルに基ずくサ
ウンドの発生をオン・ザ・フライで実行し、そして入力
されたMIDIデータ・ストリームに基ずいてDSPの
どのモードに切り替えるかを調べてこれらの種々な形の
コードをダイナミックに切り替えるDSPコードをつめ
こむ必要があることが見いだされた。
困難であり、一つの代替的方法は、所望のモードに依存
して、同時に利用可能なDSPコードの複数コピーを与
える。
Pコードをダイナミックに詰め込むという問題点はマル
チ・タスク・オペレーティング・システムにおいて更に
大きくなる。その理由は、進行中のタスク切り替えに基
ずいていつが適切な時刻かそしてDSPコードの詰め込
み及び切り替えをどのように調整するかを知ることは、
不可能でないにしても困難であるからであり、この結果
DSPコードの完全なセットを詰め込みそしてマルチ・
タスク・システムに切り替えをさせる必要が再び生じ
る。
近年急速に浮上したマーケットであり、ここではMID
I能力がキーのマルチ・メディア要素である。しかしな
がら、前述のように、家庭及び学校で流行しつつあるロ
ウ・エンド・システムに対する厳しい問題点は、このシ
ステムの価格を低く保つことであり、従ってメモリ・シ
ステムの大きさは必然的に小さくなり、上述の問題を生
じる。MIDIの使用が増大するにつれ、装置の浪費が
非常に制限されるロウ・エンド・ユーザにより採択され
る可能性が増大する。かくして、小型で且つ低価格のシ
ステム上で動作するマルチ・メディア機能を与える技術
例えばメモリを節約する技術が求められている。このよ
うなロウ・エンド・システムにおけるメモリ・コスト
は、低価格のものが多量に出回る市場で成功するうえで
のクリチカルな相違点である。特に、制限されたハード
ウエア上にサンプルされたサウンドを含ませる一方で、
この低価格システムのこれらの束縛の中で高い品質のサ
ウンドを生じるMIDIを提供する手段が必要とされて
きた。
ドのようなディジタル化されたオーディオ・サウンド
を、両手法の利点を得るような方法で再生しそしてMI
DIデータ・ファイルを利用する合成音楽と組み合わせ
ることができ、同時にロウ・エンド・システムのメモリ
の利用可能性に課せられた厳格な制限に打ち勝つ方法及
び装置の必要性が存在することが明かである。
発生モード、特に、合成された(例えば波形テーブルに
よる)サウンド若しくはサンプルされたサウンド発生を
実行する単一のハードウエア構成を実現することが高く
望まれてきた。更に、例えばDSPコードのようなコー
ドの動的な再詰め込みを必要とせず、そしてどのDSP
コード・モジュールが実行されるかを調べるのに過度の
時間を必要としないシステムを実現することが望まれて
きた。更に、合成されたサウンド及びサンプルされたサ
ウンドの両方の利点を備えたシステムを実現し、そして
更に改善された合成サウンド及びサンプルされたサウン
ドを生じるようにこのシステムをアップグレードする事
が望まれてきた。受け入れられる基本的なサウンドのセ
ット(例えば一般的なMIDIで採用されている標準的
な175のサウンド)が与えられそして例えば波形テー
ブル合成のようなシステムを満足する妥当なコストで具
体化されるようなシステム、そしてもしも所望されるな
らば、ユーザがこれらのサウンドの質を、サンプルされ
たサウンドの質までアップグレードでき、しかもこのア
ップグレードがシステムのリソースが許す限り上記一般
的なMIDI波形テーブル合成サウンドを自動的に取り
替えることにより行われるシステムを実現することが望
まれてきた。
れたメモリ容量を有するコンピュータ化されたシステム
により発生されるサウンドの質を改善するシステム及び
方法が提供される。音響波形を合成的に発生するのに利
用されるデータが記憶される波形テーブル・シンセサイ
ザが実現される。それぞれディジタル化された音響波形
を含む複数個のデータ・セットが又発生されそして記憶
される。MIDIデータ・ストリームに応答して、シス
テムは、これに対応する記憶済みの適切な音響サンプル
がシステム・メモリ内に存在するか否かを調べる。もし
も存在するならば、システムは、この記憶された音響サ
ンプルを用いて所望のサウンドを発生する。もしも存在
しなければ、システムは、音響サウンドに最も近似した
サウンドを発生する適切な波形テーブルデータ・セット
を実時間で自動的に決定する。かくして、システムは、
波形テーブル合成及び音響サンプル合成の間で実時間で
動的に再構成し、そして適切な音響サンプルが存在しな
いときに前者に対応すべく構成される。
実現するのに利用されうるコンピュータ・システム1の
ブロック図が示されている。サンプリング、MIDI、
DSP等に関して本発明を具現化する関連技術は、米国
特許出願第608、111号、第608、105号、第
608、126号及び第770、494号に示されてい
る。本発明に従い、図示のコンピュータ・システム1
は、MIDI制御のもとに、波形テーブルで合成された
サウンド及びサンプルされた音響サウンドを発生する動
的に構成されうるシンセサイザを実現する。コンピュー
タ・システム1は、MIDIシンセサイザを実現できる
適切なディジタル信号プロセッサを有する従来型のディ
ジタル・コンピュータ・システムを利用して実現される
ことが出来る。例えば、IBMオーディオ・キャプチャ
ー&プレイバック・アダプタを含むIBMPS/2型コ
ンピュータを利用して実現されることが出来る。
含まれている。当業者により明らかなように、表示装置
3は、ディジタル・コンピュータ・システム内でオーデ
ィオ信号を処理するのに利用されるコマンド及び制御機
能を表示するのに使用される。又、コンピュータ・シス
テム1に結合されているのは、コンピュータ・キーボー
ド4であり、これは従来周知のように、データを入力す
るために、そしてコンピュータ・システム1内に記憶さ
れている種々なファイルを選択するのに使用される。コ
マンドを入力し、そしてコンピュータ・システム1内の
適切なファイルを選択するために例えばマウス若しくは
ライト・ペンのようなグラフィック・ポインティング装
置が使用されうることは明かである。
を有する。プロセッサ2は、コンピュータ・システム1
の中央処理ユニットであり、本発明のこの説明中の実施
例では、ディジタル信号プロセッサを利用することによ
りMIDIシンセサイザを実現できるオーディオ・アダ
プタを含むことが望ましい。このような装置の一例は、
IBMオーディオ・キャプチャー&プレイバック・アダ
プタ(ACPA)である。
ィジタル・オーディオ・ファイル7は、プロセッサ2内
のメモリ内に記憶されている。各ファイルの出力はイン
ターフェイス/ドライバ回路8へ結合される。インター
フェイス/ドライバ回路8は、MIDIプロトコル・フ
ァイル若しくはディジタル・オーディオ・ファイルをア
クセスし、そしてこれらのファイルをインターフェイス
/ドライバ回路8内の適切なデバイス・ドライバに結合
する適切なオーディオ・アプリケーション・プログラミ
ング・インターフェイスを利用することにより実現され
のが望ましい。
路8の出力はディジタル信号プロセッサ(DSP)9に
結合される。後述のように、ディジタル信号プロセッサ
9は、ディジタル・オーディオ及びMIDIで合成され
た音楽を出力しそしてこれの出力をオーディオ出力装置
5に結合するために使用される。オーディオ出力装置5
は、単一のオーディオ・スピーカでもよく、又はステレ
オ・ミュージック・ファイルの場合には一対のスピーカ
でもよい。
る(若しくは現存しない)楽器のサウンドを発生するた
めに今日ミュージック・シンセサイザの分野で利用され
そしてサンプリング合成と呼ばれている技術について図
2を参照して説明する。サンプラーとは、オシレータや
ジェネレータを使用せずに、あらかじめ記憶させた現実
音を音源として使用する。図2に示されているのは、こ
のような楽器の機能ブロック図である。最も簡単な場合
には、現存する或る楽器の音がテープに録音され、言い
換えると、単一の音色が楽器から入力され、そしてサン
プル・データ10として示されるように、この音色が次
いでディジタル化されてディジタル・メモリに記憶され
る。サンプラー装置によるこのサウンドの再生は、オリ
ジナル・テープの再生するのと同様にして行われる。多
くの楽器のサウンドは可変の長さの期間を有する。例え
ば、クラリネットは、演奏者がマウスピースに息を吹き
込む続ける限りその音を継続する。これは、打たれた後
かなり一定な時期に音が停止するドラムに比べて対照的
である。サンプラーは、ルーピングとして知られている
技術を用いて種々な長さの音色を発生させる。ディジタ
ル波形のある部分が反復的に再生され、かくして連続デ
ータの印象を与える。サウンドを改善するために種々な
機能がアナログ回路若しくはディジタル・ドメインにお
いて使用される。例えば、サンプル・データ出力24に
作用して、このサンプルから再生されつつあるサウンド
に対して所望のビブラートを与える出力信号26を生じ
る低周波発信器14を設けることが出来る。補間発信器
(interpolatingoscillator)
12はサンプル・データ出力24及びビブラート・デー
タ26を受け取り、所望の平均ピッチのビブラート変調
されたオーディオ信号を発生する。
中のサンプル・データを改良する他の技法は、フィルタ
である。フィルタは、ディジタル化された波形の総合的
な質を変えるために利用される。これは、楽器が種々な
音量で演奏されるときに生じるサウンドの変化を与え
る。一般に、楽器は大きな音量で演奏されるときには冴
えたサウンドを生じる。従って、フィルタは、小さな音
量で演奏されるときに波形から冴えた感じをいくらか取
り除く。図2に示す代表的なサンプラーのブロック・ダ
イアグラムにおいて、補間発信器(interpola
ting oscillator)12の出力28に働
いてフィルタ出力32を生じるフィルタ16が設けられ
ている。
他の機能は、最終出力36の振幅を制御することであ
る。このことは、フィルタ16の出力32を受け取る増
幅器20により行われ、これにより増幅器20は、フィ
ルタ出力32に作用して所望に出力36を発生する。こ
のようなフィルタ16及び増幅器20の動作を電圧制御
により制御することが従来行われており、従ってADS
R発生器18および22が設けられそしてこれらの出力
30及び34がフィルタ16及び増幅器20にそれぞれ
与えられる。このようなADSR発生器は、アタック
(attack:楽器音の立ち上がりを表現する言
葉)、ディケイ(decay)、サステイン(sust
ain)及びリリース(release:楽音などで、
音の余韻の部分を意味する言葉。鍵盤楽器では、キーか
ら指を離しても音が残ることを指す)発生器として知ら
れているものであり、これは、この様なアタック・タイ
ム、ディケイ・タイム、サステイン・レベル及びリリー
ス・タイムを順番に含むエンベロープを生じ、そしてこ
れらは電圧値であり、そしてその振幅がフィルタ動作及
び増幅動作を調整する。このADSR方式では、エンベ
ロープの要素を、A=アタック・タイム(音が出始めて
最大音量に達するまでの時間)、D=ディケイ・タイム
(最大音量から持続音量まで減衰しつつ到達する時
間),S=サステイン・レベル(持続音のレベル。鍵盤
を押している間は、この音量が持続する)及びR=リリ
ース・タイム(指を鍵盤から離した後、音が減衰しつつ
消えるまでの時間)の4つに分け、それぞれを独立して
設定する。
ィジタル化されたサウンドを記憶するために多量のメモ
リ10を必要とすることであり、そしてたとえこの様な
メモリを減少する試みがなされたとしても、或る持続さ
れたサウンドを得るためには、同じデータをこの所望の
サウンドの継続時間全体に亘って、何回も繰り返し読み
出してサウンドに変換しなければならない。パーソナル
・コンピュータにDSPを取り付けて実現したシンセサ
イザにおいては、所定の量のメモリ10を楽器のディジ
タル波形例えばサンプルの記憶に当てることが保証でき
なくなる。それにも係わらず、前述の一般的なMIDI
モード標準は、175の楽器の基本セット及び特殊な効
果音を利用可能にすることを要求する。175の全ての
サウンドに対するサンプルをメモリ10が保持できない
ならば、問題を生じる。
ために、従来の他のサウンド発生方法が示されている。
図3は、減算合成シンセサイザ(subtractiv
esynthesizer)として知られるシンセサイ
ザの簡略化されたブロック・ダイアグラムである。この
様な減算合成は、1970年代の中間に広く用いられそ
して例えばMoogシンセサイザとして知られた。この
型のシンセサイザは、例えば発信器出力52のような連
続した固定周期の周期的波形を発生する発信器40を利
用する。図2のサンプリング合成の場合には、前述と同
様な理由で低周波発振器42が設けられており、これの
出力54は、ビブラートを含む出力52を生じるように
発信器40を変調する。又図2に示したサンプリング合
成と似ている点は、フィルタ44が設けられていて、A
DSR発生器46の出力58に応答して発信器出力52
のハーモニック・センターを修正する。ADSR発生器
46により修正されたハーモニック・センターを有する
発信器52の出力を含むフィルタの出力56は、図2の
シンセサイザのように電圧制御される増幅器48に送ら
れ、これにより信号のエンベロープは第2ADSR発生
器50の動作により整形される。これの出力62は、増
幅器48による増幅の量を制御して出力60を発生させ
る。
として知られている第3のサウンド発生方式について説
明する。図2の減算合成の変形である波形テーブル合成
は、図4の機能的ブロック・ダイアグラムに示されてい
る。この方のシンセサイザは、図3のシンセサイザと非
常によく似たものとして認められている。更に具体的に
述べると、低周波発信器74からのビブラート出力86
に応答して、サウンド・データ84に作用する補間発信
器72が設けられており、この結果変調された出力88
がフィルタ76に送られる。代表例では、このフィルタ
76はADSR78からの制御信号92に応答して発信
器出力88に作用し、そして結果的なフィルタ出力90
が電圧制御型増幅器80に送られる。前述のシンセサイ
ザ技術と同様に、第2ADSR82が設けられ、これの
電圧制御信号出力96は、増幅器80の増幅量を制御
し、かくして出力94を生じる。図3及び図4の技術を
比較すると、この様な減算合成及び波形テーブル合成の
間に相違があることが判る。図4の波形テーブル合成の
場合には、図3の減算合成の発信器40により連続的な
固定の周期的波形が発生されるのではなく、この連続的
な固定の周期的波形は、ルック・アップ・波形テーブル
70から発生され、そしてこれの出力84はこの分野で
周知な方法で、所望の固定の周期的な波形を発生する。
合成を単一のサウンド発生システム内で行うことが出来
る本発明の方法及びシステムを示す。既に述べたよう
に、これは、利用可能なサンプル・メモリの量に係わり
なく、楽器のサウンドのフル・アレイを使用することを
可能にする。
るサンプラを用いる場合の上述の問題に対する解決策を
実現し、ここで、本発明のシステム及び方法は、サンプ
ル・データが利用できる場合はこのサンプル・データを
利用し、そしてメモリ容量が不十分でサンプル・データ
を詰め込めないためにこのサンプル・データを入手でき
ない場合でも、楽器のサウンドを合成できるシンセサイ
ザを実現する。言い換えると、本発明の一つの実施例で
は、図2に示すサンプリング合成が図3の減算合成更に
言うと図4の波形テーブル合成と有機的に結合されて図
5の構成を生じる。減算合成は波形テーブル合成におい
て改善されることに注目されたい。後述するように、楽
器のサウンドが合成される時、もしもこれのサンプル・
データが存在するならば、このサンプル・データが利用
される。しかしながら、これの代わりに波形テーブル・
パラメータが利用されてサウンドが発生される。
的即ちダイナミック・シンセサイザが機能的なブロック
・ダイアグラムで示されている。これは図1に示すシス
テムによりそして更に図9に詳細に示すシステムにより
具体化されることが出来る。図5のシステムは、前述の
システムに類似する点が幾つかある。特に、図2のサン
プリング合成の場合のように、補間発信器106、低周
波発信器108、フィルタ110、増幅器114、並び
にADSR発生器112及び116が図2で述べたと同
じ理由にもとづいて設けられている。これらの機能ブロ
ックはそれぞれ出力126−136を有する。同様に、
サンプル・データのための記憶装置即ちメモリ100が
設けられており、そして波形データ即ちパラメータのた
めの複数個の記憶装置102及び104等が設けられて
いる。概念的に述べると、もしも電子的若しくはディジ
タル型の高速スイッチが設けられると、サウンドは、サ
ンプル・データ記憶装置100からのサンプル・データ
若しくは波形データ記憶装置102、104等からの波
形パラメータにより発生されることが出来、これにより
サウンドはサンプル・データ若しくは波形データに基づ
いて発生されることが出来る。スイッチ125として概
念的に示されているこの様な切り替え機能が、図5のダ
イナミック・シンセサイザに設けられており、このスイ
ッチの出力124は、サンプル・データ若しくは波形デ
ータを、サウンドへ変換するために補間発信器106へ
択一的に送る。多極のこのスイッチはソフトウエアによ
り回転されて、サンプル・データ記憶装置100若しく
は波形データ記憶装置102、104のそれぞれからの
線118、120、122等上のサンプル・データ若し
くは波形データを選択的に検索する。図5に示されてい
る本発明のダイナミック・シンセサイザのブロック図
は、機能的で且つ概念的なものであることに注目された
い。例えばスイッチ125は、システム1が、コード化
された波形データ102及び104のいずれかのアドレ
ス、若しくはサンプル・データを含むメモリの大きな部
分のアドレス(このサンプル・データが詰め込まれたと
きにシステム・メモリから割り当てられたアドレス)を
択一的に与えることを概略的に表す。
う本発明のシステムの更に詳細な機能ブロック・ダイア
グラムが示されている。MIDIBLK192、194
及び196は、現時点で選択されているプログラム変更
番号、ピッチ・ベンド(pitch bend)及びボ
リュームを含むMIDIチャネルのステータスに関する
情報を保持するために使用される。特定なMIDIチャ
ネルに対するノート・オンMIDIエベント190が受
け取られると、このMIDIチャネル222に対するM
IDIBLK192、194若しくは196からのプロ
グラム変更番号が、コマンド220でプログラム198
乃至202を選択する。MIDIチャネル10に場合に
は、ノート・オン・キー番号190は、ドラム(DRU
MKIT)ブロック204乃至206を直接選択するの
に使用される。ノート・オン・キー番号が特定なドラム
・サウンドを指定するようにして、MIDIチャネル1
0がこのドラム・キットに対して使用されることが明か
であろう。各プログラム・ブロック198乃至206
は、図7に示すように、シンセサイザを制御するのに必
要な全てのシンセサイザ・パラメータを含む。更に、こ
れはサンプル・テーブル208へのインデックス即ちポ
インタ224を含む。サンプル・テーブル208は、シ
ステムに詰め込まれたサンプル・データ214及び21
8の各セットのそれぞれに対する波形ブロック(WAV
EFORMBLK)212、216へのポインタ226
及び228を含む。波形ブロック212及び216は、
波形若しくはサンプル214及び218についての情
報、例えばロケーション、長さ、ループ・ポイント及び
ループ・タイプ等を含む。最初、このシステムは、ボイ
ス・データ198ー206を含むことが出来、これらは
簡単なあらかじめ規定された波形212ー218のみを
利用し、最小のシステム・メモリ210しか必要としな
い。ユーザが追加のサンプルをシステムに詰め込むと、
追加のエントリィがサンプル・テーブル208に形成さ
れ、そして新たな波形ブロック212及び216を指し
示し、そしてこれはこのサンプル・データがコピーされ
る動的に割り当てられたメモリ部分214及び218を
230及び232により指し示す。更に、この新たに詰
め込まれたサンプル・データに関連するプログラム19
8ー206が、この新たに生成されたサンプル・テーブ
ル・エントリィ208を指し示す(224による)よう
に更新される。
た制御情報をサウンドに変換するのに使用されるシンセ
サイザ・エンジンを示す機能的なブロック・ダイアグラ
ムが示されている。このエンジンは図2、3及び4に示
された共通的なシンセサイザの構成要素を利用し、そし
て図6の下側の6つのブロックを実現する。本発明の良
好な実施例では、図6は、図1のプロセッサ2における
実行のためにホスト・システム・プログラミングを使用
して具現化され、一方図7に示す構成要素は図1のDS
P9に導入されている。図7に示す構成要素はどれも、
サンプリング合成若しくは波形テーブル合成を行うのに
何の変更をも必要としないことに注目されたい。制御動
作は図6に示す論理回路により厳格に行われ、かくして
図7のDSP構成要素の再構成は必要でない。更に、図
7では、ADSR240及び242並びに低周波発振器
(LFO)244により発生される信号258、260
及び261が、オーディオ処理ブロック246、248
及び252のそれぞれに制御されて送られる。
す)信号254及び利得信号256が、低周波発振器
(LFO)244の周波数及び利得を制御するために利
用されうる。ADSRの出力260は又これらのレート
及び利得信号を調整するために利用されることが出来、
そしてこれは、ADSR242の出力260により制御
される減衰器262及び264により示されている。更
に、発振器246及び248の中心周波数Fo294及
び300の正確な値は、制御信号258、260及び2
61の大きさにより制御されることが出来る。従って、
このことは減衰器266ー274を設けることにより機
能的に示されており、上述のように、ADSR240及
び242並びに低周波発振器244により各発振器24
6及び248の中心周波数294及び300を可変的に
制御する。同様に、フィルタ250のQ(302)及び
DCA252の利得(304)が、ADSR240及び
242若しくはLFO244からのパラメータの大きさ
により制御されることが出来る。かくして、ADSR若
しくはLFOにより制御される可変減衰器276ー28
4が図7に概念的に示され、そしてこれら可変的なQ信
号302若しくは利得信号304を与えて、フィルタ2
50若しくはDCA252のQ若しくは利得を制御す
る。発振器246及びフィルタ250の間の接続296
並びにフィルタ250及びDCA252の間の接続29
8が示されており、これらは、発振器の出力296がフ
ィルタ250により所望のようにフィルタされ、そして
フィルタの出力298の振幅が、制御可能型の増幅器2
52により変調されることを示す。
達成するために、図1及び図9のシステムを制御する所
望のソフトウエア・システムの動作を示す簡略化された
ブロック・ダイアグラムである。更に具体的に述べる
と、このソフトウエアは、以下に述べるように図1のプ
ロセッサ2を用いて実行される。ブロック310におい
て示されるように、ノート・オン(note on)信
号がキーボード4により発生されるときにプロセッサ2
はこれをノート・オン・メッセージ320として検出す
る。次いで、ブロック312において、プロセッサ2
は、このノート・オン情報320から、この所望のノー
トに対応するサンプル・データがこのプロセッサ2のメ
モリ内に存在するか否かを調べる。出力328により示
すようにこの様なサンプル・データが存在すると、ブロ
ック318において、プロセッサ2は、所望のサンプル
・データ100(図5)及び関連するパラメータを取り
出し、そして処理動作は線326により示すようにブロ
ック316に進み、ここでシステム1がブロック318
で取り出したサンプル・データ及びパラメータに基づき
所望のサウンドの発生を開始する。
もプロセッサ2がソフトウエアの制御の基に、ブロック
310からのノート・オン情報により規定される適切な
サンプル・データ100がサンプル・データ記憶装置内
に存在しないことを見いだすと、処理動作は線322に
沿ってブロック314に進み、ここでプロセッサ2は、
ブロック310において発生されたこの特定なノート・
オン・メッセージに対応する適切な波形データ及びパラ
メータを図5の対応する波形データ記憶装置102、1
04等から選択して取り出す。線324により示される
ように動作はブロック316に進み、ブロック318か
らのデータに基づくサウンドの発生と同様にしてサウン
ドが発生される。ブロック314からのデータに基づく
この例の場合には、サウンドの発生は波形ルック・アッ
プ・テーブル及び図4の波形テーブル・シンセサイザ技
術により行われ、一方、ブロック318において適切な
音響的なディジタル化されたサンプルが存在することが
判明すると、ブロック316において、図1及び9のシ
ステムが図2に関して述べたサンプリング合成技術でサ
ウンドを合成する。
の第1モードに対応する第1データ・セットを記憶し、
上記オーディオ信号の発生に関連するパラメータを規定
するデータ・ストリームを発生し、上記オーディオ信号
の発生の上記第1モード若しくは上記オーディオ信号の
発生の第2モードが指定されたかを上記データ・ストリ
ームから検出し、上記第1モードが指定されたことの検
出に応答して、上記データ・ストリーム及び上記第1デ
ータ・セットを用いる上記第1モードで上記オーディオ
信号を発生する。
信号を発生する第2モードに対応する第2データ・セッ
トを記憶し、上記第2モードが指定されたことの検出に
応答して、上記データ・ストリーム及び上記第2データ
・セットを用いて上記オーディオ信号を発生する。
成モードである。
モードである。
データ・ストリームである。
2データ・セットをこれらに関連するデータ・ストリー
ム内のインジケータを有するプログラム変更として択一
的に記憶し、上記データ・ストリームから上記プログラ
ム変更を検出し、上記検出されたプログラム変更から上
記第1及び/若しくは上記対応する第2データ・セット
が記憶されているかを検出し、上記第1データ・セット
のみが記憶されていることを調べた後に上記第1データ
・セットを用いて上記第1モードで上記オーディオ信号
を発生する。
されていることを調べた後に上記第2データ・セットを
用いて上記第2モードで上記オーディオ信号を発生す
る。
記憶されていることを調べた後に上記第2データ・セッ
トを用いて上記第2モードで上記オーディオ信号を発生
する。
を実施するのに使用されるディジタル信号プロセッサ
(DSP)154を含むオーディオ・アダプタのブロッ
ク図が示されている。上述のように、このオーディオ・
アダプタは、商業的に入手できるIBMオーディオ・キ
ャプチャー・プレイバック・アダプタ(ACPA)を利
用して実現されることが出来る。ディジタル信号プロセ
ッサ154として、Texas Instrument
s社のTMS320c25を使用することが出来る。
0は、このオーディオ・サブシステムとP/S2若しく
は他のパーソナル・コンピュータとの間の通信を行わせ
るマイクロ・チャネル若しくはPCのI/Oバスであ
る。I/Oバスを用いて、ホスト・コンピュータはこの
オーディオ・サブシステムに情報を与え、そしてオーデ
ィオ・サブシステムは、ホスト・コマンド・レジスタ1
44、ホスト・ステータス・レジスタ146、アドレス
・ハイ・バイト・カウンタ142、アドレス・ロウ・バ
イト・カウンタ158、データ・ハイ・バイト双方向ラ
ッチ148及びデータ・ロウ・バイト双方向ラッチ15
0を使用する。
ステータス・レジスタは、コマンドを与えそしてこのオ
ーディオ・サブシステムのステータスをモニターするた
めにホストにより使用される。アドレス及びデータ・ラ
ッチは、オーディオ・サブシステム内の8Kx16ビッ
トの高速静的RAMである共用メモリ152をアクセス
するためにホストにより使用される。共用メモリ152
は、ホスト(パーソナル・コンピュータ若しくはPS/
2)とディジタル信号プロセッサ(DSP)154との
間を連絡する手段である。このメモリは共用される。即
ちホスト・コンピュータ及びDSP154の両方がこれ
をアクセスすることが出来る。
・アービタは、ホスト及びDSP154がメモリを同時
にアクセスすることを防ぐ。共用メモリ152は、情報
の一部がDSP154を制御するロジックとなるように
分割されることが出来る。DSP154は、コマンドを
与えそしてこのオーディオ・サブシステムの他の部分の
ステータスをモニターするためのこれ自身の制御及びス
テータス・レジスタ156を有する。
であるサンプル・メモリ162を含む。サンプル・メモ
リ162は、2Kx16ビットの静的RAMであり、そ
してDSPは、再生されるために出ていくサンプル信号
及びホスト・コンピュータへの転送のために入ってくる
サンプル信号を記憶するためにこのメモリを使用する。
C)168及びアナログ・ツゥ・ディジタル変換器(A
DC)170は、ホスト・コンピュータ及びオーディオ
・サブシステムのディジタルの世界とサウンドのアナロ
グの世界との間のインターフェイスである。DAC16
8は、サンプル・メモリ162からディジタル・サンプ
ルを得て、これらのサンプルをアナログ信号に変換し、
そしてこれらの信号をアナログ・パス181Aを介して
アナログ出力セクション172へ送る。アナログ・セク
ション172は、この信号をスピーカ190若しくはヘ
ッドフォンへ接続される出力コネクタ188へ送る。D
AC168は、両出力へ連続的出力を与えるためにマル
チプレックスされる。
をする。ADC170は、マイクロフォン、ステレオプ
レーヤ、ミキサー等の入力コネクタ184、186から
受け取られるアナログ信号を、アナログ入力セクション
174及び線181Bを介して受け取り、これらのアナ
ログ信号をディジタル・サンプルに変換し、そしてこれ
らをサンプル・メモリ162に記憶する。制御論理回路
166は、他のタスクの間に、DSPインターラプト・
リクエストの後にインターラプトをホスト・コンピュー
タへ出し、入力選択スイッチを制御し、そして種々なラ
ッチ並びにサンプル及び共用メモリに読み取り、書き込
み及びイネーブル・ストローブを送る。
握するために、アナログ信号が如何にサンプルされそし
て記憶されるかを説明する。ホスト・コンピュータはI
/Oバスを介してDSP154に、このオーディオ・ア
ダプタがアナログ信号をディジタル化すべきことを知ら
せる。DSP154は、これの制御レジスタ156を使
用してADC170をイネーブルする。ADC170
は、入来する信号をディジタル化してそしてこのサンプ
ルをサンプル・メモリ162に記憶する。DSP154
はサンプル・メモリ162からサンプルを取り出しそし
てこれを共用メモリ152に送る。次いで、DSP15
4は、I/Oバス140を介してホスト・コンピュータ
に、ディジタル・サンプルの用意が出来てホストがこれ
を読みとれることを知らせる。ホストはI/Oバス14
0を介してこれらのサンプルを受け取りそしてこれをホ
スト・コンピュータのRAM若しくは磁気記録ディスク
に記憶する。
御論理回路166は、ホスト・コンピュータ及びDSP
154が共用メモリ152を同時にアクセスすることを
防止する。制御論理回路166は又、ホスト・コンピュ
ータ及びDSP154が共用メモリ152を同時にアク
セスすることを防止する。制御論理回路166は又、D
SP154及びDAC168がサンプル・メモリ162
を同時にアクセスすることを防止し、アナログ信号のサ
ンプリングを制御し、そして他の機能を行う。上述の事
柄は、連続的動作である。ホスト・コンピュータが共用
メモリ152からディジタル・サンプルを読み出してい
る間に、ADC170は新たなデータをサンプル・メモ
リ162に入力し、そしてDSP154は、サンプル・
メモリ162から共用メモリ152へデータを転送す
る。
再生は、大体同じようにして行われる。ホスト・コンピ
ュータはDSP154に、オーディオ・サブシステムが
ディジタル化されたデータを再生すべきであることを通
知する。本発明においては、ホスト・コンピュータはD
SP154を制御するコード及びディジタル・オーディ
オ・サンプルをこれのメモリ若しくはディスクから読み
出し、そしてこれらをI/Oバス140を介して共用メ
モリ152に送る。これらのコードの制御の基に、DS
P154は、サンプルを得て、これらのサンプルをコー
ドの制御の基に対数値を表す整数値の変換し、そしてこ
れらをサンプル・メモリ162に記憶する。次いで、D
SP154は、DAC140を付勢し、そしてこれはデ
ィジタル・サンプルをオーディオ信号に変換する。オー
ディオ再生回路はオーディオ信号を付勢してそしてこれ
を出力コネクタに送る。この再生も又連続的動作であ
る。
及びADC170が動作し、DSP154はサンプル及
び共用メモリの間でサンプルを両方向に転送し、そして
ホスト・コンピュータはI/Oバス140を介してサン
プルを両方向に転送する。かくして、オーディオ・サブ
システムは、異なるサウンドを同時に再生しそして記録
することが出来る。ホスト・コンピュータがサンプル。
メモリ162を直接的にアクセスできず、DSP154
を介してディジタル・データを得る理由は、DSP15
4が、データをサンプルメモリ162に記憶する前にこ
のデータを処理するからである。DSPの処理の一つの
態様は、サウンド情報のリニアな整数表現を、本当のア
ナログ・サウンド信号に変換するDAC168へ入力す
るためのサウンド情報の対数の整数表現に変換すること
である。
データ・バス176、アドレス・バス178、制御バス
180及びアナログ・パス181A、181B、184
ー190は、これらの区別を明確にするために異なる線
により示されている。又標準的なアービトレイション論
理回路が、アドレス・バス及びデータ・バス上の情報を
従来のようにアービトレーションするために設けられて
いる。制御論理回路166は、プロセッサ2及びDSP
9がメモリを同時にアクセスしてメモリのデッド・ロッ
ク等が生じるのを防ぐために論理回路160及び164
を使用する。
を有するコンピュータ化されたシステムにより、質が改
善されたサウンドを発生することが出来る。
うるコンピュータ・システムのブロック図である。
ック図である。
ある。
ある。
法を示すブロック図である。
の選択を行うMIDIエベントの変換において使用され
る制御構造のブロック図である。
びディジタル的に制御される増幅器の間で如何に共通的
に使用されるかを示すブロック図である。
ローチャートである。
れる図1のコンピュータ・システムの内、ディジタル信
号プロセッサ並びにディジタル・ツゥ・オーディオ及び
オーディオ・ツゥ・ディジタル変換器を含むオーディオ
・アダプタのブロック図である。
Claims (8)
- 【請求項1】オーディオ信号を第1モード及び第2モー
ドのうちいずれか一方のモードで発生するオーディオ信
号発生方法において、 上記第1モードで使用する第1データ・セット及び上記
第2モードで使用する第2データ・セットのうち少なく
とも一方のデータ・セットを記憶手段に記憶し、 上記オーディオ信号の発生に関連するパラメータを規定
するデータ・ストリームを発生し、 該データ・ストリームに応答して上記記憶手段を調べ、
上記第1データ・セットのみが記憶されていることを検
出して該第1データ・セットを用いて上記第1モードで
上記オーディオ信号を発生し、上記第2データ・セット
のみが記憶されていることを検出して該第2データ・セ
ットを用いて上記第2モードで上記オーディオ信号を発
生することを特徴とするオーディオ信号発生方法。 - 【請求項2】オーディオ信号を第1モード及び第2モー
ドのうちいずれか一方のモードで発生するオーディオ信
号発生方法において、 上記第1モードで使用する第1データ・セット及び上記
第2モードで使用する第2データ・セットのうち少なく
とも一方のデータ・セットを記憶手段に記憶し、 上記オーディオ信号の発生に関連するパラメータを規定
するデータ・ストリームを発生し、 該データ・ストリームに応答して上記記憶手段を調べ、
上記第1データ・セット及び上記第2データ・セットが
記憶されていることを検出して上記第1データ・セット
のみを用いて上記第1モードで上記オーディオ信号を発
生することを特徴とするオーディオ信号発生方法。 - 【請求項3】上記第1モードはサンプリング合成モード
であり、上記第1データ・セットは音響サンプル・デー
タであり、そして上記第2モードは波形テーブル合成モ
ードであり、上記第2データ・セットは波形テーブル・
データであることを特徴とする請求項1又は請求項2に
記載のオーディオ信号発生方法。 - 【請求項4】上記データ・ストリームはMIDIデータ
・ストリームであることを特徴とする請求項1、請求項
2又は請求項3に記載のオーディオ信号発生方法。 - 【請求項5】オーディオ信号を第1モード及び第2モー
ドのうちいずれか一方のモードで発生するオーディオ信
号発生装置において、 上記第1モードで使用する第1データ・セット及び上記
第2モードで使用する第2データ・セットのうち少なく
とも一方のデータ・セットを記憶する記憶手段と、 上記オーディオ信号の発生に関連するパラメータを規定
するデータ・ストリームを発生する手段と、 該データ・ストリームに応答して上記記憶手段を調べ、
上記第1データ・セットのみが記憶されていることを検
出して該第1データ・セットを用いて上記第1モードで
上記オーディオ信号を発生し、上記第2データ・セット
のみが記憶されていることを検出して該第2データ・セ
ットを用いて上記第2モードで上記オーディオ信号を発
生する手段とを備えるオーディオ信号発生装置。 - 【請求項6】オーディオ信号を第1モード及び第2モー
ドのうちいずれか一方のモードで発生するオーディオ信
号発生装置において、 上記第1モードで使用する第1データ・セット及び上記
第2モードで使用する第2データ・セットのうち少なく
とも一方のデータ・セットを記憶する記憶手段と、 上記オーディオ信号の発生に関連するパラメータを規定
するデータ・ストリームを発生する手段と、 該データ・ストリームに応答して上記記憶手段を調べ、
上記第1データ・セット及び上記第2データ・セットが
記憶されていることを検出して上記第1データ・セット
のみを用いて上記第1モードで上記オーディオ信号を発
生する手段とを備えるオーディオ信号発生装置。 - 【請求項7】上記第1モードはサンプリング合成モード
であり、上記第1データ・セットは音響サンプル・デー
タであり、そして上記第2モードは波形テーブル合成モ
ードであり、上記第2データ・セットは波形テーブル・
データであることを特徴とする請求項5又は請求項6に
記載のオーディオ信号発生装置。 - 【請求項8】上記データ・ストリームはMIDIデータ
・ストリームであることを特徴とする請求項5、請求項
6又は請求項7に記載のオーディオ信号発生装置。
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