JP4529513B2 - 音圧周波数特性調整装置、プログラム、楽曲再生装置 - Google Patents
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Description
そのイコライザからの出力を可聴音として発する発音手段(実施例ではスピーカ40)と、その発音手段から発せられた可聴音を入力して電気信号に変換する音入力手段(実施例ではマイク50)と、その音入力手段からの電気信号に基づいて、前記複数に分割された周波数帯域毎に音圧周波数特性を特定するゲイン値を解析する解析手段(実施例では周波数解析部27)と、少なくとも、その解析手段による解析結果である再生音場における音圧周波数特性を特定するゲイン値(再生ゲイン値)であって最新のものを記憶しておく再生ゲイン値記憶手段(実施例では音声処理部20のRAM23)と、複数に分割された周波数帯域毎の目標となる音圧周波数特性を特定するゲイン値(目標ゲイン値)を記憶しておく目標ゲイン値記憶手段(実施例ではメイン制御部10のハードディスク記憶装置14)と、測定用音信号発生手段に対して測定用音信号の発生を指示し、再生ゲイン値記憶手段に記憶された最新の再生ゲイン値と目標ゲイン値記憶手段に記憶された目標ゲイン値とを比較し、再生ゲイン値が目標ゲイン値に一致するよう、両特性の差分に応じたゲイン値の変更値をイコライザに指示するゲイン値変更指示手段(実施例ではメイン制御部10のCPU11及び音声処理部20のCPU21)と、少なくとも、そのゲイン値変更指示手段の指示によって変更されたイコライザのゲイン値であって最新のものを記憶しておくイコライザゲイン値記憶手段(実施例では音声処理部20のRAM23、メイン制御部10のRAM13)と、所定の調整終了条件が成立したか否か判断し、調整終了条件が成立した場合には、ゲイン値変更指示手段による処理を終了させると共に、その時点でイコライザゲイン値記憶手段に記憶されているゲイン値中から選択した特定のゲイン値を最終的なイコライザ補正ゲイン値として決定する調整終了制御手段(実施例ではメイン制御部10のCPU11)と、音入力手段から出力された電気信号をイコライザを介して発音手段へ出力し、その電気信号に基づく音声を発音手段から出力させるために設けられた経路に対して、ゲイン値変更指示手段が処理を開始してから最終的なイコライザ補正ゲイン値を決定するまでの間、音入力手段から出力された電気信号を発音手段へ出力しないように制御する出力制御手段と、を備えることを特徴とする。
(1)終了条件その1
最近所定回数の類似率が所定範囲内に収束した場合に終了条件が成立したと判断することが考えられる。
類似率が所定値以上になった場合に終了条件が成立したと判断することが考えられる。
この場合は、請求項3に示すように、調整終了制御手段が、再生ゲイン値記憶手段に記憶された最新のゲイン値と目標ゲイン値記憶手段に記憶された目標ゲイン値との類似率を算出する類似率算出手段を有している。そして、調整終了制御手段は、類似率算出手段によって算出された類似率が所定の類似率以上になった場合に、所定の調整終了条件が成立したと判断し、その条件成立時点でイコライザゲイン値記憶手段に記憶されている最新のゲイン値を最終的なイコライザ補正ゲイン値として決定する。
類似率ではなく、調整開始から所定時間が経過した場合に終了条件が成立したと判断し、最善の値を採用することが考えられる。
この場合の所定時間については、例えば調整作業者が操作パネルなどを操作することによって指定できるようにしておくと好ましい。その場合は、例えば請求項6に示すように、各種指示を受け付ける指示受付手段(実施例ではメイン制御部10の操作部15)を備え、調整終了制御手段が、指示受付手段によって調整終了条件判断のための時間を受け付けた場合、その受け付けた時間を所定時間として調整終了条件判断を実行するように構成すればよい。
つぎに、請求項7に記載の音圧周波数特性調整装置は、請求項2ないし請求項6の何れか1項に記載の音圧周波数特性調整装置において、類似率算出手段によって算出した現在の類似率を表示手段に表示させる表示制御手段を更に備える。また、類似率算出手段は、複数に分割された周波数帯域毎の最新の再生ゲイン値及び目標ゲイン値に基づいて、複数に分割された周波数帯域毎の再生ゲイン値と目標ゲイン値との類似率である分割類似率を算出し、この算出した分割類似率に基づいて、次式、
類似率=(分割類似率の高値からN個の総和+分割類似率の低値からN個の総和)/2N
によって類似率を算出する。
さらに、請求項8に記載の音圧周波数特性調整装置は、請求項7に記載の音圧周波数特性調整装置において、再生ゲイン値記憶手段が、ゲイン値変更指示手段が処理を開始してから所定の調整終了条件が成立したと判断されるまでの間に得られた再生ゲイン値をすべて記憶しておく。また、表示制御手段は、ゲイン値変更指示手段が処理を開始してから最終的なイコライザ補正ゲイン値を決定するまでの間は、目標ゲイン値記憶手段に記憶されている複数に分割された周波数帯域毎の目標ゲイン値と、再生ゲイン値記憶手段に記憶されている複数に分割された周波数帯域毎の再生ゲイン値の初期値及び現在値と、類似率算出手段によって算出した現在の類似率の数値と、現在の類似率を所定の高・中・低段階の何れかに分類し、類似率が高段階に相当する場合には少なくとも青色の表示を点灯し、類似率が中段階に相当する場合には少なくとも黄色(ただし、青色を除く)の表示を点灯し、低段階に相当する場合は赤色の表示を点灯する視覚的表示と、を逐次表示する。そして、最終的なイコライザ補正ゲイン値の決定後は、複数に分割された周波数帯域毎の目標ゲイン値、再生ゲイン値の初期値、及び最終的なイコライザ補正ゲイン値と、このイコライザ補正ゲイン値と目標ゲイン値との類似率の数値と、この類似率に対応する視覚的表示と、を表示する。
本実施例の通信カラオケ端末1は、配信用ホスト装置100と電話回線90を介して接続されており、配信用ホスト装置100から楽曲情報など各種情報の配信を受けることができるよう構成されている。なお、通信カラオケ端末1と配信用ホスト装置100との間はインターネットを介して接続してもよい。また、図1及び図2では通信カラオケ端末1を1台しか示していないが、実際には多数の通信カラオケ端末1が接続されている。
[メイン制御部10の構成]
メイン制御部10は、図1に示すように、メイン制御部10全体の動作を制御するCPU11に、バスを介してROM12、RAM13、ハードディスク記憶装置(HDD)14、操作部15、表示手段16、モデム17が接続されている。
[音声処理部20の構成]
音声処理部20は、音声処理部20全体の動作を制御するCPU21に、バスを介してROM22、RAM23、MIDI音源部(以下、単に音源部と称す。)24、15バンドイコライザ(以下、単にイコライザと称す。)25、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)1、DSP2、ピンクノイズ発生部28が接続されている。DSP2は、ボイスエフェクト部26と周波数解析部27とを備えており、マイク50を介して入力された音声信号はマイクアンプ51にて増幅されている。また、DSP1は、ミュージックエフェクト部29と15バンドイコライザ25とを備えている。
音源部24は、曲データの楽音トラックのデータに基づいて(デジタル)楽音信号を形成する。曲データは、カラオケ演奏時に、音声処理部20のCPU21がメイン制御部10のCPU11を介してハードディスク記憶装置14から読み出す。楽音トラックは複数トラックで構成されており、音源部24はこのデータに基づいて複数パートの楽音信号を同時に形成する。音源部24が形成した楽音信号がカラオケ演奏音であり、これらはミュージックエフェクト部29を介してイコライザ25に入力される。
図3〜5は通信カラオケ端末1にて実行される音圧周波数特性の測定及び設定に係る処理(以下、補正処理とも称す。)を示すフローチャートである。なお、この補正処理は、メイン制御部10と音声処理部20の両方が協働して実行するものであるため、図3〜図5の左側にはメイン制御部10にて実行される処理を示し、右側には音声処理部20にて実行される処理を示した。
図10(a)は、音圧周波数特性調整を行う場合の調整作業状況を示す表示画面である。20Hzから20kHzまでの周波数帯域を15の帯域(バンド)に分割し、それぞれの帯域の音圧に関して、目標ゲイン値(以下、目標値と略記する。)、再生ゲイン値の初期値(以下、初期値と略記する。)、再生ゲイン値の現在値(以下、現在値と略記する。)をグラフで示してある。音圧はプラスマイナス12デシベル(dB)の範囲で示されており、図中、最も太い線が目標値、次に太い線が初期値、斜線のハッチングで示した部分が現在値である。なお図10(b)は、図10(a)の場合の目標値、初期値、現在値、及びイコライザ25のゲイン値を各バンドに対応して示したものである。イコライザ25のゲイン値は現在値から初期値を減算したものである。なお、図10では現在値が初期値となっている。また、図10(a)のグラフの右方には、目標値と現在値との類似率(この類似率については後で詳述する。)を、数値で表示(ここでは%表示)すると共に視覚的に類似程度が把握できる表示も行っている。具体的には、赤青黄色の交通信号機を模して、85%未満は赤色のみ点灯、85%以上95%未満はさらに黄色も点灯、95%以上はさらに青色も点灯、という表示態様を採用した。したがって、図10(a)のように類似率82%では赤色のみ点灯している。なお、後述するS110、S200においても表示手段に16に調整作業状況を表示するが、それらはそれぞれ図11(a)、図12(a)に示すようなものとなる。音圧周波数特性の補正が進む順番に図10(a)→図11(a)→図12(a)となるため、現在値や類似率、視覚的に類似程度を把握するための赤青黄色の表示は変更しているが、それ以外は図10(a)に示すものと同じである。
メイン制御部10から目標値を受信すると共に補正処理の開始要求を受けた音声処理部20では、目標値をRAM23に記憶し、イコライザ25のゲイン値をクリアする(S260)。そして、ピンクノイズ発生部28からピンクノイズの発生を開始し(S270)、マイク50から入力した音信号を周波数解析部27にて周波数解析して(S280)、その周波数解析部27から得た解析結果、すなわち再生ゲイン値の現在値を音声処理部20のRAM23に記憶する(S290)。次のS300では、目標値と現在値を比較し、イコライザ25にてゲイン値の補正を行いその補正後のゲイン値(イコライザゲイン値)をRAM23に記憶する。なお、ここで記憶するイコライザゲイン値は最新のものだけでもよい。
(類似率の算出についての説明)
まず、類似率(%)は、分割類似率(%)を用いて下記の式で表される。
類似率=(分割類似率の高値からN個の総和+分割類似率の低値からN個の総和)/2N
また、分割類似率(%)は、各バンドに対応する目標値と現在値とを用いて、下記の式で表される。
分割類似率=100−(|目標値−現在値|×100)/25
なお、|目標値−現在値|は目標値から現在値を減算した値の絶対値である。
(終了条件についての説明)
ここで上記S120〜140での3つの補正処理終了条件に関して補足説明する。図8及び図9は目標ゲイン値(目標値)と、イコライザ25のゲイン値と現在のゲイン値(現在値)の調整作業の進行に伴う変化例を示している。図8は収束する場合、すなわち調整作業を進めていくと最終的に現在値が目標値に一致する場合を示しており、図9は収束しない場合、すなわち調整作業を進めても現在値が目標値に一致しない場合を示している。このように収束する場合と収束しない場合が想定されるので、これらの両方の場合を考慮した補正処理の終了条件を設定する必要がある。
図6は、メイン制御部10で実行される補正終了条件の受付処理を示すフローチャートである。
図4の説明に戻り、S150〜S170の何れかを実行した場合には図5のS180へ移行し、音声処理部20に対して補正処理の停止を要求する。
このようにして再生環境に応じたゲイン値への調整がされた場合、その後にこの通信カラオケ端末1を起動した際にこの調整後のゲイン値が反映される。つまり、通信カラオケ端末1の起動処理において、ハードディスク記憶装置14内にゲイン値の記録があれば、イコライザ25におけるゲイン値をハードディスク記憶装置14に記録された通りに設定する。このようにしてカラオケモードを開始すれば、このカラオケモードにて演奏される際には、イコライザ25におけるゲイン値が再生環境に応じて調整された状態となり、「データ制作者が最適と考える音質を決めるために用いた環境」で設定した、最適音質となる音圧周波数特性を特定するための目標ゲイン値に一致あるいは近似した状態でのカラオケ演奏が実現されることとなる。
(a)本実施例の通信カラオケ端末1では、実際に端末が設置された環境においてピンクノイズ発生部28からピンクノイズを発生させて再生音場における音圧周波数特性を示すゲイン値を測定し、その測定したゲイン値(再生ゲイン値)と上述の目標ゲイン値との差に基づいて、イコライザ25におけるゲイン値を、その再生環境に応じた値に変更(調整)する。しかし、実際に補正を行っている最中に外的要因による基準音声信号以外の音が発生したり、人間や物が動くことによる吸音効果の変化が生じ、再生音圧周波数特性を目標音圧周波数特性と完全に一致させることは困難である。例えば図10(a)、図11(a)、図12(a)に示すような表示画面を調整作業者が見ながらどのタイミングで測定を終了するか、つまりどのタイミングでイコライザの補正ゲイン値を決定するか、を判断することも考えられる。もちろん、図12(a)に示すように類似率が100%、つまり現在値が目標値に一致すればその時点で終了させればよいが、必ずしも類似率が100%となるとも限らず、その場合の判断は非常に難しい。
(1)上記実施例では、メイン制御部10と音声処理部20というようにそれぞれCPUを有し、メイン制御部10のCPU11と音声処理部20のCPU21とをUSB接続する構成としたが、もちろん、一つのCPUにて通信カラオケ端末1の全体を制御するような構成としてもよい。
Claims (12)
- 測定用音信号を発生する測定用音信号発生手段と、
複数に分割された周波数帯域毎のゲイン値を変更することで、前記測定用音信号発生手段から発生された測定用音信号の音圧周波数特性を変更可能なイコライザと、
そのイコライザからの出力を可聴音として発する発音手段と、
その発音手段から発せられた可聴音を入力して電気信号に変換する音入力手段と、
その音入力手段からの電気信号に基づいて、前記複数に分割された周波数帯域毎に音圧周波数特性を特定するゲイン値を解析する解析手段と、
少なくとも、その解析手段による解析結果である再生音場における音圧周波数特性を特定するゲイン値(以下、再生ゲイン値と称す。)であって最新のものを記憶しておく再生ゲイン値記憶手段と、
前記複数に分割された周波数帯域毎の目標となる音圧周波数特性を特定するゲイン値(以下、目標ゲイン値と称す。)を記憶しておく目標ゲイン値記憶手段と、
前記測定用音信号発生手段に対して前記測定用音信号の発生を指示し、前記再生ゲイン値記憶手段に記憶された最新の再生ゲイン値と前記目標ゲイン値記憶手段に記憶された目標ゲイン値とを比較して、前記再生ゲイン値が前記目標ゲイン値に一致するよう、両ゲイン値の差分に応じたゲイン値の変更値を前記イコライザに指示するゲイン値変更指示手段と、
少なくとも、そのゲイン値変更指示手段の指示によって変更された前記イコライザのゲイン値であって最新のものを記憶しておくイコライザゲイン値記憶手段と、
所定の調整終了条件が成立したか否か判断し、前記調整終了条件が成立した場合には、前記ゲイン値変更指示手段による処理を終了させると共に、その時点で前記イコライザゲイン値記憶手段に記憶されているゲイン値中から選択した特定のゲイン値を最終的なイコライザ補正ゲイン値として決定する調整終了制御手段と、
前記音入力手段から出力された電気信号を前記イコライザを介して前記発音手段へ出力し、その電気信号に基づく音声を前記発音手段から出力させるために設けられた経路に対して、前記ゲイン値変更指示手段が処理を開始してから前記最終的なイコライザ補正ゲイン値を決定するまでの間、前記音入力手段から出力された電気信号を前記発音手段へ出力しないように制御する出力制御手段と、
を備えることを特徴とする音圧周波数特性調整装置。 - 請求項1に記載の音圧周波数特性調整装置において、
前記調整終了制御手段は、前記再生ゲイン値記憶手段に記憶された最新のゲイン値と前記目標ゲイン値記憶手段に記憶された目標ゲイン値との類似率を算出する類似率算出手段を有し、
前記類似率算出手段によって算出された類似率を、少なくとも最近の所定回数分記憶しておく類似率記憶手段を備え、
前記調整終了制御手段は、前記類似率記憶手段に記憶された最近の所定回数分の類似率が所定範囲内に収束している場合に、前記所定の調整終了条件が成立したと判断すると共に、その時点で前記イコライザゲイン値記憶手段に記憶されている最新のゲイン値を最終的なイコライザ補正ゲイン値として決定すること
を特徴とする音圧周波数特性調整装置。 - 請求項1に記載の音圧周波数特性調整装置において、
前記調整終了制御手段は、
前記再生ゲイン値記憶手段に記憶された最新の再生ゲイン値と前記目標ゲイン値記憶手段に記憶された目標ゲイン値との類似率を算出する類似率算出手段を有し、
その類似率算出手段によって算出された類似率が所定の類似率以上になった場合に、前記所定の調整終了条件が成立したと判断する共に、その時点で前記イコライザゲイン値記憶手段に記憶されている最新のゲイン値を最終的なイコライザ補正ゲイン値として決定すること
を特徴とする音圧周波数特性調整装置。 - 請求項3に記載の音圧周波数特性調整装置において、
各種指示を受け付ける指示受付手段を備え、
前記調整終了制御手段は、前記指示受付手段によって前記調整終了条件判断のための類似率を受け付けた場合、その受け付けた類似率を前記所定の類似率として前記調整終了条件判断を実行すること
を特徴とする音圧周波数特性調整装置。 - 請求項1に記載の音圧周波数特性調整装置において、
各種指示を受け付ける指示受付手段を備え、
前記ゲイン値変更指示手段は、前記指示受付手段によって調整開始指示を受け付けた場合に前記音圧周波数特性の調整を開始し、
前記イコライザゲイン値記憶手段は、前記ゲイン値変更指示手段が処理を開始してから所定時間内に得られたゲイン値をすべて記憶しておき、
前記調整終了制御手段は、前記再生ゲイン値記憶手段に記憶された最新の再生ゲイン値と前記目標ゲイン値記憶手段に記憶された目標ゲイン値との類似率を算出する類似率算出手段を有し、
前記ゲイン値変更指示手段が前記処理を開始してから所定時間内に前記類似率算出手段によって算出された類似率をすべて記憶しておく類似率記憶手段を備え、
前記調整終了制御手段は、前記ゲイン値変更指示手段が処理を開始してから所定時間が経過した場合に前記所定の調整終了条件が成立したと判断すると共に、その時点で前記イコライザゲイン値記憶手段に記憶されているゲイン値の中で、前記類似率記憶手段に記憶されている類似率中最も高率の類似率に対応するゲイン値を最終的なイコライザ補正ゲイン値として決定すること
を特徴とする音圧周波数特性調整装置。 - 請求項5に記載の音圧周波数特性調整装置において、
前記調整終了制御手段は、前記指示受付手段によって前記調整終了条件判断のための時間を受け付けた場合、その受け付けた時間を前記所定時間として前記調整終了条件判断を実行すること
を特徴とする音圧周波数特性調整装置。 - 請求項2ないし請求項6の何れか1項に記載の音圧周波数特性調整装置において、
前記類似率算出手段によって算出した現在の類似率を表示手段に表示させる表示制御手段を更に備え、
前記類似率算出手段は、前記複数に分割された周波数帯域毎の前記最新の再生ゲイン値及び前記目標ゲイン値に基づいて、前記複数に分割された周波数帯域毎の前記再生ゲイン値と前記目標ゲイン値との類似率である分割類似率を算出し、この算出した分割類似率に基づいて、次式、
類似率=(分割類似率の高値からN個の総和+分割類似率の低値からN個の総和)/2N
によって類似率を算出すること
を特徴とする音圧周波数特性調整装置。 - 請求項7に記載の音圧周波数特性調整装置において、
前記再生ゲイン値記憶手段は、前記ゲイン値変更指示手段が処理を開始してから前記所定の調整終了条件が成立したと判断されるまでの間に得られた再生ゲイン値をすべて記憶しておき、
前記表示制御手段は、
前記ゲイン値変更指示手段が処理を開始してから前記最終的なイコライザ補正ゲイン値を決定するまでの間は、前記目標ゲイン値記憶手段に記憶されている前記複数に分割された周波数帯域毎の目標ゲイン値と、前記再生ゲイン値記憶手段に記憶されている前記複数に分割された周波数帯域毎の再生ゲイン値の初期値及び現在値と、前記類似率算出手段によって算出した現在の類似率の数値と、現在の前記類似率を所定の高・中・低段階の何れかに分類し、前記類似率が前記高段階に相当する場合には少なくとも青色の表示を点灯し、前記類似率が前記中段階に相当する場合には少なくとも黄色(ただし、前記青色を除く)の表示を点灯し、前記低段階に相当する場合は赤色の表示を点灯する視覚的表示と、を逐次表示し、
前記最終的なイコライザ補正ゲイン値の決定後は、前記複数に分割された周波数帯域毎の目標ゲイン値、前記再生ゲイン値の初期値、及び前記最終的なイコライザ補正ゲイン値と、このイコライザ補正ゲイン値と前記目標ゲイン値との類似率の数値と、この類似率に対応する前記視覚的表示と、を表示すること
を特徴とする音圧周波数特性調整装置。 - 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の測定用音信号発生手段、イコライザ、音入力手段、解析手段、再生ゲイン値記憶手段、目標ゲイン値記憶手段、ゲイン値変更指示手段、イコライザゲイン値記憶手段、調整終了制御手段、出力制御手段を備えた音圧周波数特性調整装置において、その音圧周波数特性調整装置が備えるコンピュータにて実行されるプログラムであって、
前記コンピュータを請求項1〜3の何れかに記載の音圧周波数特性調整装置が備える前記解析手段、前記ゲイン値変更指示手段、前記調整終了制御手段、出力制御手段として機能させるためのプログラム。 - 請求項4ないし請求項6の何れか1項に記載の測定用音信号発生手段、イコライザ、音入力手段、解析手段、再生ゲイン値記憶手段、目標ゲイン値記憶手段、ゲイン値変更指示手段、イコライザゲイン値記憶手段、調整終了制御手段、出力制御手段、指示受付手段を備えた音圧周波数特性調整装置において、その音圧周波数特性調整装置が備えるコンピュータにて実行されるプログラムであって、
前記コンピュータを請求項4〜6の何れかに記載の音圧周波数特性調整装置が備える前記解析手段、前記ゲイン値変更指示手段、前記調整終了制御手段、出力制御手段として機能させるためのプログラム。 - 請求項7又は請求項8に記載の測定用音信号発生手段、イコライザ、音入力手段、解析手段と、再生ゲイン値記憶手段、目標ゲイン値記憶手段、ゲイン値変更指示手段、イコライザゲイン値記憶手段、調整終了制御手段、出力制御手段、表示制御手段を備えた音圧周波数特性調整装置において、その音圧周波数特性調整装置が備えるコンピュータにて実行されるプログラムであって、
前記コンピュータを請求項4〜6の何れかに記載の音圧周波数特性調整装置が備える前記解析手段、前記ゲイン値変更指示手段、前記調整終了制御手段、出力制御手段、表示制御手段として機能させるためのプログラム。 - 請求項1ないし請求項8の何れか1項に記載の音圧周波数特性調整装置と、
楽曲データを記憶しておくデータ記憶手段と、
そのデータ記憶手段に記憶されている楽曲データに基づいて楽曲再生を行う楽曲再生手段と、を備えること
を特徴とする楽曲再生装置。
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