JP2005213770A - ラッチ錠 - Google Patents

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Abstract

【課題】 施錠が必要な場合、施錠が必要でない場合に対応できる。
【解決手段】 扉4に取着される本体7に操作用開口部3と通孔5が連通開口する収納部6を設ける。本体7の通孔5から外側方に突出する方向に付勢され、通孔5からの突出方向において箱体1に形成した係止部8に係止される被係止部9を有して係止部8に係止される位置と係止されない位置との間で移動自在に収納部6に配置されるラッチ部10及びラッチ部10に連設されて操作用開口部3に向かって延出する操作部11を含むラッチ部材12を設ける。本体7の前面側から回動操作できる施錠部13及び施錠部13に連設されて前記操作用開口部3に臨んで操作部11を覆う位置と覆わない位置とで回動自在なカバー部14を有した施錠部材15を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、箱体の開口部を扉で塞いだ状態に保持するラッチ錠に関するものである。
従来から分電盤や電気機器用キャビネット等において、その箱体の開口部を扉で塞いだ状態に保持するラッチ錠にあっては、ユーザの使用形態に応じて、簡単に扉を開くことができないように施錠機能を有するもの(例えば、特許文献1参照)が求められたり、あるいは、施錠機能がない低価格のもの(例えば、特許文献2参照)が求められたりしている。
これは、分電盤や電気機器用キャビネット等を例えば一般者の立ち入りが無い電気室に設置する場合には施錠が不要であり、一般者の出入がある事務所などに設置する場合には施錠が必要であるからである。
このようなユーザの使用形態に応じた要望に対応するため、従来にあっては、施錠機能のあるラッチ錠と、施錠機能の無いラッチ錠の2種類のラッチ錠を準備し、ユーザから急な変更要求があった場合、ラッチ錠自体を交換するようにしていた。
また、特許文献1に示されるような施錠機能付きの一種類のみで、施錠が必要な場合、施錠を必要でない場合の両方に対応することも考えられるが、従来の施錠機能付きのラッチ錠は施錠機構が複雑で部品点数が増えてコストが高くなり、施錠機能がない低価格のラッチ錠を求めるユーザに対して複雑な構成の施錠機能を組込んだ高価なラッチ錠を使用しなければならないという不合理があった。
また、扉に取付けた本体にラッチを移動自在に配置すると共に該ラッチに本体内に引き込むばね力を付与し、本体の外面側にレバーを起倒自在に設け、該レバーを倒すことでばねに抗してラッチを本体から側方に突出させてラッチの先端の被係止部を箱体に設けた係止部に係止し、この状態で被係止部と係止部との係止状態を保持し、また、レバーを起立させることで、ばね力によりラッチを本体内に後退させて被係止部を係止部から外すようにしたものも、特許文献3により知られている。
しかしこの特許文献3に示されたものにおいて、レバーはラッチを移動操作して被係止部を係止部に係止させたり、被係止部を係止部から係止解除させたりする操作部材でしかなく、係止状態で施錠する施錠機能は存在していない。
特開平10−8808号公報 特開平8−60923号公報 特開2002−004685号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、簡単な構成で施錠及び開錠が簡単にでき、施錠が必要な場合、施錠が必要でない場合に容易に対応できるラッチ錠を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係るラッチ錠は、箱体1の開口部2を扉4で塞いだ状態で保持するラッチ錠であって、前面側に操作用開口部3が連通開口し且つ一側面に通孔5が連通開口する収納部6を設けた扉4に取着される本体7と、この本体7の通孔5から外側方に突出する方向に付勢され、通孔5からの突出方向において箱体1に形成した係止部8に係止される被係止部9を有して係止部8に係止される位置と係止されない位置との間で移動自在に本体7の収納部6に配置されるラッチ部10及びこのラッチ部10に連設されて前記操作用開口部3に向かって延出する操作部11を含むラッチ部材12と、前記本体7の前面側から回動操作できるように配設される施錠部13及びこの施錠部13に連設されて前記操作用開口部3に臨んで操作部11を覆う位置と操作部11を覆わない位置とで回動自在なカバー部14を有した施錠部材15とを備えて成ることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、施錠部材15の施錠部13を回転させて施錠部材15のカバー部14でラッチ部材12の操作部11を覆うことにより、操作部11を操作不可能とすることができ、施錠を簡単な構成で行え、また、施錠部材15により施錠していない非施錠状態ではカバー部14によりラッチ部材12の操作部11が覆われないため、被係止部9が係止部8に係止している状態を保持して扉4を閉じたままにしておいたり、あるいは、この状態で操作部11を操作して被係止部9を係止部8から外して扉4を開いたりすることができ、非施錠状態において扉4の閉じた状態を保持したり、扉4を開いたりするのが自由にできるものであり、このように、本発明においては施錠が必要な場合、施錠が必要でない場合の何れの場合にも簡単な構成で容易に対応できるものである。また、ラッチ部材12の操作部11がカバー部14で覆われて見えない時は非施錠状態であり、ラッチ部材12の操作部11が操作用開口部3から露見されるときは施錠状態であるので、施錠状態にあるのか解錠状態にあるのかが容易に判別できる。
また、箱体1の開口部2を扉4で塞いだ状態で保持するラッチ錠であって、前面側に操作用開口部3が連通開口し且つ一側面に通孔5が連通開口する収納部6を設けた扉4に取着される本体7と、この本体7の通孔5から外側方に突出する方向に付勢され、通孔5からの突出方向において箱体1に形成した係止部8に係止される被係止部9を有して係止部8に係止される位置と係止されない位置との間で移動自在に本体7の収納部6に配置されるラッチ部10及びこのラッチ部10に連設されて前記操作用開口部3に向かって延出する操作部11を含むラッチ部材12と、前記本体7の前面側から回動操作できるように配設される施錠部13及びこの施錠部13に連設されて前記操作用開口部3に臨む位置と臨まない位置とに回動自在なものであって前記操作用開口部3に臨む位置にあるときには前記被係止部9が係止部8に係止された状態で操作部11を拘束する拘束部16を含むカバー部14を有した施錠部材15とを備えて成ることを特徴とするものであってもよい。
このような構成とすることで、施錠部材15の施錠部13を回転させて施錠部材15の拘束部16でラッチ部材12の操作部11を拘束することにより、操作部11を操作不可能とすることができ、施錠を簡単な構成で行え、また、施錠部材15により施錠していない非施錠状態では拘束部16によりラッチ部材12の操作部11が拘束されないため、被係止部9が係止部8に係止している状態を保持して扉4を閉じたままにしておいたり、あるいは、この状態で操作部11を操作して被係止部9を係止部8から外して扉4を開いたりすることができ、非施錠状態において扉4の閉じた状態を保持したり、扉4を開いたりするのが自由にできるものであり、このように、本発明においては施錠が必要な場合、施錠が必要でない場合の何れの場合にも簡単な構成で容易に対応できるものである。
また、本体7に回動自在に配設された施錠部13を本体7に対して押圧するための弾性材17を備えることが好ましい。
このような構成とすることで、振動や経年変化による部材の劣化やへたりにより自然に施錠部材15が回転して不用意に施錠あるいは解錠されたりするおそれがない。
本発明は、上記のように、簡単な構成で施錠、施錠解除ができて、施錠が必要な場合、施錠が必要でない場合の何れの場合にも簡単な構成で容易に対応できるという効果を有している。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
図1乃至図4には本発明の一実施形態が示してある。
分電盤や電気機器用キャビネット等の箱体1には開口部2が設けてあり、該開口部2は扉4により塞いだり、オープンにしたりできるようになっている。扉4は例えば箱体1に回動自在に枢支してあるが、必ずしも枢支の例のみに限定されるものではない。
箱体1の開口部2の縁部分には係止部8が係止してあり、本実施形態では箱体1の開口部2の開口方向と直交する縁部がそのまま係止部8を構成している。
扉4には扉4で開口部2を閉じた状態で上記箱体1に設けた係止部8の側方となる部位に取付け孔が設けてあって該取付け孔に本体7が取着してある。この本体7は内部が収納部6となった箱状をしており、この箱状をした本体7の前面には収納部6と連通する操作用開口部3が形成してあり、該操作用開口部3はラッチ部材12の移動方向に長い長孔となっており、更に、本体7の一側面には収納部6に連通する通孔5が設けてある。
ラッチ部材12は上記収納部6内に移動自在に収納されるラッチ部10を主体とし、このラッチ部10の移動方向の一端部側に被係止部9を設けると共にラッチ部10から操作用開口部3に向かって操作部11を延出して構成してある。ラッチ部材12の移動方向の一端部側に設けた被係止部9の後面側はテーパ面となっており、ラッチ部材12の移動により被係止部9が通孔5から外側方に向けて出没自在となっており、扉4で箱体1の開口部2を閉じた状態で通孔5から被係止部9を突出させることで、被係止部9を係止部8に係止するようになっている。
被係止部9の突出基部には被ストッパ部25が設けてあり、通孔5から被係止部9が最大に突出した状態で上記被ストッパ部25が通孔5の縁部のストッパ部24に当接してそれ以上外に飛び出さないようになっている。また、ラッチ部材12の被係止部9を設けた方の端部と反対側の端部と、収納部6内の通孔5と対向する側の側面部との間にはばね18が介在してあって常にラッチ部材12に被係止部9が通孔5から突出する方向(つまり被係止部9が係止部8と係止する方向)のばね力を付与して、被係止部9を係止部8に係止した状態をばね18により保持するようなっている。
また、操作部11は操作用開口部3内に臨んでおり、操作用開口部3に指を入れて操作部11を操作することで、ばね18のばね力に抗してラッチ部材12を移動させ、被係止部9を係止部8から係止解除し、このようにして被係止部9と係止部8との係止を解除した状態で扉4を開くことができるようにしてある。
本体7には施錠部材15が回動自在に取付けてある。この施錠部材15は、施錠部13の一側部からカバー部14を一体に連設して構成してある。具体的には、施錠部13は円柱状をしており、この円柱状をした施錠部13の一側面の後端部から側方に板状をしたカバー部14が連設してある。
一方、本体7の上記操作用開口部3の側方には軸受け用凹部19が設けてあり、軸受け用凹部19の一側は側面開口20となり、また、軸受け用凹部19の前面側は軸受け用凹部19の径よりも小径の施錠操作用開口21となっていて本体7前面に開口している。本体7の操作用開口部3を囲む壁部には上記側面開口20と連通する側窓部22が設けてある。そして、軸受け用凹部19に施錠部材15の施錠部13が回動自在に嵌め込んであり、板状をしたカバー部14は側面開口20から側方に回動自在に突出しており、施錠部13を回動中心として施錠部材15を回動すると、カバー部14が側窓部22から操作用開口部3内に入り込んで操作部11を覆い隠す状態としたり、あるいは逆に回動することで、操作用開口部3内に入り込んでいたカバー部14が側窓部22から操作用開口部3の外側方に飛び出して操作部11を覆わない状態にしたりできるようになっている。
上記施錠部13の前面にはキーを挿入係止するための回動操作部(例えばキー溝)23が設けてあり、本体7の前方(つまり扉4の前方)から施錠操作用開口21にキーとなる回動用治具を挿入し、施錠操作用開口21に位置している回動操作部23にキーを係止して回動することができる。
ここで、本体7に設けた側窓部22は扉4よりも後方側にずれて位置するように形成してあり、前述のようにカバー部14が側窓部22から操作用開口部3の外側方に飛び出した非施錠状態においてカバー部14が扉4の背面側に重なるように位置し、非施錠状態でカバー部14が扉4の前面側に露出することがないようにしてある。
使用に当たっては、施錠を必要とする場合と、施錠を必要としない場合とがあるが、施錠を必要としない場合には、図1に示すように、施錠部材15を回動してカバー部14で操作部11を覆わない状態とし、この状態で、扉4の前方から操作用開口部3に指を入れて操作部11を操作してラッチ部材12をばね18に抗して移動することで図2に示す状態とすることで、扉4を開操作することができる。また、扉4を閉じると、再び図1のようにばね18のばね力により被係止部9が係止部8に係止した状態が保持され、施錠はしないが扉4の閉状態が保持された状態となる。頻繁に扉4を開閉する場合や、不特定多数の人が出入しないような箇所における扉4の閉状態保持に当たっては、いちいち解錠操作をする必要がないので、扉4の開閉が容易に行える。
一方、施錠を必要とする場合には、図1のように扉4を閉じて被係止部9が係止部8に係止した状態で、本体7の前方(つまり扉4の前方)から施錠操作用開口21に回動用治具を挿入し、該回動用治具を回動操作部23に係止して回動することで、図1→図3→図4のように施錠部材15を回動してカバー部14で操作部11を覆って施錠する。これにより、図4のように被係止部9がばね18のばね力で係止部8に係止した状態のまま操作部11がカバー部14により覆われて扉4の前面側から操作用開口部3を見ても操作部11が見えず、したがって、操作部11を操作して被係止部9を係止部8から外すことができない。つまり、施錠状態となる。施錠を解除するには、本体7の前方から施錠操作用開口21に回動用治具を挿入し、該回動用治具を回動操作部23に係止して逆方向に回動することで、上記とは逆に図4→図3→図1のように施錠部材15を回動してカバー部14で操作部11を覆わない状態にして解錠する。
次に、本発明の他の実施形態を図5乃至図7に基いて説明する。本実施形態は基本的構成が前述の図1乃至図4の実施形態と同じであり、重複する構成、作用の説明については省略し、異なる構成を中心に説明する。
すなわち、前述の図1乃至図4に示す実施形態においては、施錠部材15の施錠部13を回転させて施錠部材15のカバー部14でラッチ部材12の操作部11を覆うことで、操作部11を操作不可能にして施錠するように構成した例であるが、本実施形態においては、施錠部材15のカバー部14に拘束部16を設け、被係止部9が係止部8に係止された状態で施錠する場合に、施錠部材15の施錠部13を回転させてカバー部14を操作用開口部3に臨む位置に位置させ拘束部16により操作部11を拘束して操作部11を移動操作できないようにして(つまりラッチ部材12が移動できないようにして)施錠するように構成した例である。
拘束部16は例えば図5(a)に示すようにカバー部14に切欠を設けて構成するものである。また、施錠部材15を施錠部13を中心に回動してカバー部14が操作用開口部3に臨む位置に位置させた状態で、操作部11に側方から切欠よりなる拘束部16が嵌り込んで操作部11を拘束できるように、操作部11はカバー部14よりも前方に突出するように形成してある。
図5は本実施形態における解錠状態を示し、図6は解錠状態から施錠するため(又は施錠状態から解錠するため)に施錠部材15を回動操作をしている途中の状態を示し、図7は施錠状態を示している。
本実施形態においても、前述の実施形態と同様、使用に当たっては、施錠を必要とする場合と、施錠を必要としない場合とがあるが、施錠を必要としない場合には、図5に示すように、施錠部材15を回動してカバー部14が操作用開口部3に臨まない状態とし、この状態で、扉4の前方から操作用開口部3に指を入れて操作部11を操作してラッチ部材12をばね18に抗して移動して被係止部9を係止部8から外し、扉4を開操作することができる。また、扉4を閉じると、再び図5のようにばね18のばね力により被係止部9が係止部8に係止した状態が保持され、施錠はしないが扉4の閉状態が保持された状態となる。したがって、本実施形態においても頻繁に扉4を開閉する場合や、不特定多数の人が出入しないような箇所における扉4の閉状態保持に当たっては、いちいち解錠操作をする必要がないので、扉4の開閉が容易に行える。
一方、施錠を必要とする場合には、図5のように扉4を閉じて被係止部9が係止部8に係止した状態で、本体7の前方(つまり扉4の前方)から施錠操作用開口21に回動用治具を挿入し、該回動用治具を回動操作部23に係止して回動することで、図5→図6→図7のように施錠部材15を回動してカバー部14を操作用開口部3に臨ませ、カバー部14に設けた拘束部16である切欠を操作部11に嵌め込んで施錠する。これにより、図7のように被係止部9がばね18のばね力で係止部8に係止した状態のまま操作部11が拘束部16により拘束され、したがって、操作部11の操作が不能となり被係止部9を係止部8から外すことができない。つまり、施錠状態となる。施錠を解除するには、本体7の前方から施錠操作用開口21にキーとなる回動用治具を挿入し、該回動用治具を回動操作部23に係止して逆方向に回動することで、上記とは逆に図7→図6→図5のように施錠部材15を回動して拘束部16による操作部11の拘束を解除して解錠する。
本実施形態では、拘束部16である切欠が側方から嵌め込み可能であるため、操作部11をカバー部14よりも前方に突出させる構成とすることができ、これにより図5に示すように例えば操作部11の前端(突出先端)が操作用開口部3の前端又は前端よりも前方に突出して位置するように突出長さを長くすることが可能で、このように構成した場合には操作部11の操作がし易くなるものである。
ところで、上記いずれの実施形態においても図8に示すように、本体7に回動自在に配設された施錠部13を本体7に対して押圧するための弾性材17を設けるようにしてもよい。
すなわち、前述のように本体7の軸受け用凹部19内に回動自在に嵌め込んである施錠部13の背面部に凹溝13aを設け、該凹溝13aにばねのような弾性材17を入れ、弾性材17の一端部を凹溝13aの溝底に弾接すると共に弾性材17の他端部を軸受け用凹部19の施錠操作用開口21と反対側の底部に弾接することで、施錠部13を前方に弾性付勢し、施錠部13を施錠操作用開口21の開口縁部の背面側に弾性的に押し付ける。このような構成とすることで、振動や経年変化による部材の劣化やへたりにより自然に施錠部材15が回転して不用意に施錠あるいは解錠されたりするおそれがないものである。
また、上記いずれの実施形態においても、施錠時にカバー部14が操作用開口部3に臨んで操作部11を覆う(又は拘束する)ものであるから、操作用開口部3にカバー部14が位置していることが操作用開口部3の前方から視認されると施錠状態であると確認できるものであるが(この場合、操作部11をカバー部14で覆う実施形態では更に、操作用開口部3の前方からカバー部14のみが見えると同時に操作部11が見えないということでよりいっそう施錠状態であることの確認ができ、逆に解錠状態ではカバー部14が見えないと同時に操作部11が見えることでよりっそう解錠状態であることの確認ができる)、図9(a)のように、カバー部14の色を他の部品(例えばラッチ部材12や本体7)の色と異ならせたり(図3(a)においてクロスハッチングで示す部分が他の部品と色を変えた部分である)、あるいは、図9(b)のようにカバー部14に例えば「施錠中」といった施錠を表す文字による表示を施すと、よりいっそう操作用開口部3の前方から施錠状態を確認することができるものである。
本発明の一実施形態の解錠状態において被係止部が係止部に係止している状態を示し、(a)は平面図であり、(b)は断面図である。 同上の解錠状態において被係止部が係止部から係止解除された状態を示す断面図である。 同上の解錠状態から施錠する途中又は施錠状態から解錠する途中の操作中の状態を示し、(a)は平面図であり、(b)は断面図である。 同上の施錠状態を示し、(a)は平面図であり、(b)は断面図である。 本発明の他の実施形態の解錠状態において被係止部が係止部に係止している状態を示し、(a)は平面図であり、(b)は断面図である。 同上の解錠状態から施錠する途中又は施錠状態から解錠する途中の操作中の状態を示し、(a)は平面図であり、(b)は断面図である。 同上の施錠状態を示し、(a)は平面図であり、(b)は断面図である。 本発明の他の実施形態を示す断面図である。 (a)(b)はそれぞれ本発明の更に他の実施形態を示す断面図である。
符号の説明
1 箱体
2 開口部
3 操作用開口部
4 扉
5 通孔
6 収納部
7 本体
8 係止部
9 被係止部
10 ラッチ部
11 操作部
12 ラッチ部材
13 施錠部
14 カバー部
15 施錠部材
16 拘束部
17 弾性材

Claims (3)

  1. 箱体の開口部を扉で塞いだ状態で保持するラッチ錠であって、前面側に操作用開口部が連通開口し且つ一側面に通孔が連通開口する収納部を設けた扉に取着される本体と、この本体の通孔から外側方に突出する方向に付勢され、通孔からの突出方向において箱体に形成した係止部に係止される被係止部を有して係止部に係止される位置と係止されない位置との間で移動自在に本体の収納部に配置されるラッチ部及びこのラッチ部に連設されて前記操作用開口部に向かって延出する操作部を含むラッチ部材と、前記本体の前面側から回動操作できるように配設される施錠部及びこの施錠部に連設されて前記操作用開口部に臨んで操作部を覆う位置と操作部を覆わない位置とで回動自在なカバー部を有した施錠部材とを備えて成ることを特徴とするラッチ錠。
  2. 箱体の開口部を扉で塞いだ状態で保持するラッチ錠であって、前面側に操作用開口部が連通開口し且つ一側面に通孔が連通開口する収納部を設けた扉に取着される本体と、この本体の通孔から外側方に突出する方向に付勢され、通孔からの突出方向において箱体に形成した係止部に係止される被係止部を有して係止部に係止される位置と係止されない位置との間で移動自在に本体の収納部に配置されるラッチ部及びこのラッチ部に連設されて前記操作用開口部に向かって延出する操作部を含むラッチ部材と、前記本体の前面側から回動操作できるように配設される施錠部及びこの施錠部に連設されて前記操作用開口部に臨む位置と臨まない位置とに回動自在なものであって前記操作用開口部に臨む位置にあるときには前記被係止部が係止部に係止された状態で操作部を拘束する拘束部を備えたカバー部を有した施錠部材とを備えて成ることを特徴とするラッチ錠。
  3. 本体に回動自在に配設された施錠部を本体に対して押圧するための弾性材を備えて成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のラッチ錠。
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JP6298209B1 (ja) * 2017-11-10 2018-03-20 株式会社栃木屋 収容ボックスの施錠装置

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