JPH108808A - スライド式ラッチ錠 - Google Patents

スライド式ラッチ錠

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JPH108808A
JPH108808A JP15789796A JP15789796A JPH108808A JP H108808 A JPH108808 A JP H108808A JP 15789796 A JP15789796 A JP 15789796A JP 15789796 A JP15789796 A JP 15789796A JP H108808 A JPH108808 A JP H108808A
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latch rod
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locking
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JP15789796A
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Takahiro Oshima
貴博 大島
Yoji Horio
洋二 堀尾
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Nitto Kogyo Co Ltd
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Nitto Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ラッチ棒を係止状態でロックしておくことがで
きるので施錠・開錠の選択ができ、しかも専用の鍵を用
いることなく開錠することができるスライド式ラッチ錠
を提供する。 【解決手段】摘み5を備えたラッチ棒4をケーシング1
の内部にスライド自在に嵌合し、押しバネ8によりラッ
チ棒4を係止方向に附勢させる。このケーシング1には
舌片13を備えた施錠装置11を設け、その回動軸12
をドライバーの先端で回転させることにより、容易にラ
ッチ棒4をロックできる構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分電盤、配電盤等
の盤類の内扉(シールド板)に用いるに適したスライド
式ラッチ錠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスライド式ラッチ錠は、バネの付
勢力のみでラッチ棒を係止部に係止させたものに過ぎ
ず、ラッチ棒を係止状態でロックしておく機構を持たな
いのが普通であった。そのため、保安上や安全上等の観
点から内扉をロックしておくためには、別に鎖錠用の錠
を設ける必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、専用の錠を
取り付けると開錠のための鍵が必要となり、その管理が
煩雑となるという問題があるほか、内扉の縦寸法が長く
複数のスライド式ラッチ錠を取り付けたような場合に
は、鍵を差し替えて開扉しなければならず、作業性が悪
いという問題もあった。特に、作業中に閉扉した場合に
は再度鍵を用いて開錠しなければならず、操作性が悪い
という問題があった。
【0004】本発明は上記した従来の問題点を解決し
て、ラッチ棒を係止状態でロックしておくことができる
ようにして施錠・開錠の選択を可能とし、しかも専用の
鍵を用いることなく開錠することができるスライド式ラ
ッチ錠を提供するためになされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記のような課
題を解決するためになされたもので、摘みを備えたラッ
チ棒をケーシングの内部にスライド自在に嵌合し、押し
バネにより該ラッチ棒を係止部側に附勢させたスライド
式ラッチ錠において、ラッチ棒を係止位置でロックする
ための舌片を備えた施錠装置を、ケーシングに設けたこ
とを特徴とするものである。なお、施錠装置は、ラッチ
棒のスライド方向に対して直角方向に進退動できる回動
軸の下端に、ロック用の舌片を突設したものとすること
が好ましい。更に、回動軸に回り止めを設けてもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の形
態を図面を参照しつつ詳細に説明する。図1及び図2に
おいて、1は前板部2の周縁に鍔板部3を張設したケー
シングであり、例えば盤類の内扉31に埋め込んだ状態
で取り付けられている。4は、このケーシング1の内部
に設けられたラッチ棒である。ラッチ棒4は先端の下面
を傾斜面4cとしたもので、摘み5を前記前板部2に設
けた窓孔6から突出させてケーシング1内にスライド自
在に嵌合されている。ラッチ棒4は図1に示すように、
後部とケーシング1の後板部7との間に介装させた押し
バネ8により付勢され、その先端係止部4aを盤類の内
扉支持部33の係止孔34内に挿入している。このた
め、ラッチ棒4を係止孔34から後退させるには、図3
に示すように押しバネ8に抗して摘み5を操作すればよ
い。なおラッチ棒4の傾斜面4cは閉扉時に内扉支持部
33の端面に当たることにより、ラッチ棒4を自動的に
後退させるためのものである。またケーシング1の内面
にはラッチ棒4の側面と係合するガイドレール1aが形
成されている。
【0007】図示の例では、ラッチ棒4の軸4bにスト
ッパー板9が軸支されている。このストッパー板9はラ
ッチ棒4の中央に設けた孔部10に収納されており、そ
の先端はラッチ棒4が内扉支持部33の係止孔34に挿
入された状態では、内扉支持部33の切欠部35内に挿
入されている。しかしこのストッパー板9は押しバネ8
により下向きのモーメントを与えられているので、摘み
5を操作してラッチ棒4を後退させると図3の位置を取
り、その後に摘み5を離しても、図5のようにストッパ
ー板9の先端が内扉支持部33の係止孔34と切欠部3
5との間の壁面に当たり、ラッチ棒4が内扉支持部33
の係止孔34に再び挿入されることを防止するようにな
っている。このため、このストッパー板9を利用してス
ライド式ラッチ錠を開放状態に保持することができる。
【0008】ケーシング1の端部上面には、施錠装置1
1が設けられている。この施錠装置11は、ラッチ棒4
を係止位置でロックするためのものである。施錠装置1
1はラッチ棒4のスライド方向に対して直角方向に進退
動できる大径の回動軸12の下端に、ロック用の舌片1
3をL字状に連設したものである。この回動軸12はケ
ーシング1の前板部2に突設した筒部14の内部に回動
及び上下方向に摺動自在に嵌合され、その下端面に嵌装
したバネ15により上方に附勢されている。また、回動
軸12にはその回転範囲を規制するための回り止め18
が設けられている。そして、回動軸12の上面のプラス
またはマイナスドライバー等の工具挿入部17にドライ
バーの先端を差し込み、下方に押圧しながら回動させる
ことにより、舌片13を90°回転させることができる
ようになっている。なお、回動軸12に回り止め18が
設けてあるため、余分な力がかかっても90°以上回転
することはない。
【0009】この舌片13は、筒部14の底面のスリッ
ト16を介してケーシング1の内部に伸びており、図
1、図2のように回動軸12とともに舌片13がラッチ
棒4の方向に回転されたときには、その先端でラッチ棒
4の後退を阻止してラッチ棒4を施錠するものである。
しかし回動軸12が図3、図4のように90°回転され
るとバネ15によりスリット16の内部まで上昇し、ラ
ッチ棒4が自由に後退できるようにする。なお、筒部1
4の内部には段部を形成しておき、回動軸12がバネ1
5の力によって脱落しないようにしておくものとする。
【0010】このように構成された本考案のスライド式
ラッチ錠は、例えば盤類の内扉31にケーシング1の前
板部2を当接させて取り付けて使用されるものであり、
閉扉時には図1に示すようにラッチ棒4は押しバネ8に
より附勢され、その先端係止部4aを盤類の内扉支持部
33の係止用受孔34に係合させる。なお、ストッパー
板9はラッチ棒4の先端係止部4aより僅かに突出して
いるので、閉扉動作によりストッパー板9の先端下部が
内扉支持部33の係止用受孔34の下縁によってはねあ
げられて内扉支持部33の切欠部35内に入る。そして
閉扉状態をロックしておくには、施錠装置11の回動軸
12の前面の工具挿入部17にドライバーを係合させて
回動軸12をバネ15に抗して押し下げ、舌片13をラ
ッチ棒4の基端に臨む位置まで回転させる。この結果、
ラッチ棒4の後退は規制され、すなわち摘み5をスライ
ドさせることができなくなり、スライド式ラッチ錠はロ
ックされる。
【0011】また、図3、図4に示すように回動軸12
を90度逆回動させれば、バネ15に附勢されて回動軸
12とともに舌片13はスリット16の内部まで上昇
し、ラッチ棒4は自由に動けるようになるので、摘み5
を操作してラッチ棒4の係合を解除して開扉することが
できるものである。このように、回動軸12の回動及び
出没の状態により施錠装置11が施錠、解錠のいずれの
状態にあるかを容易に確認することができる。
【0012】さらにこの実施形態においては、開扉時に
ラッチ棒4の先端係止部4aが係止状態に戻るのを防止
するためのストッパー板9を設けたので、前記したよう
に摘み5を操作してラッチ棒4を後退させると、その後
に摘み5を離してもラッチ棒4が内扉支持部33の係止
孔34に再び挿入されることを防止できる。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のスライド式ラッチ錠はラッチ棒を係止状態でロックし
ておくことができ、しかも専用の鍵を用いることなく開
錠することができる利点があるから、盤類の内扉等に用
いるに適したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスライド式ラッチ錠の開扉状態を示
す断面図である。
【図2】 図1の一部切欠平面図である。
【図3】 ラッチ棒を後退させた状態を示す断面図であ
る。
【図4】 図3の一部切欠平面図である。
【図5】 ストッパー板の機能を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 1a ガイドレール 2 前板部 3 鍔板部 4 ラッチ棒 4a 先端係止部 4b 軸 4c 傾斜面 5 摘み 6 窓孔 7 ケーシングの後板部 8 押しバネ 9 ストッパー板 10 孔部 11 施錠装置 12 回動軸 13 ロック用の舌片 14 筒部 15 バネ 16 スリット 17 工具挿入部 18 回り止め 31 盤類の内扉 33 内扉支持部 34 係止孔 35 内扉支持部の切欠部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摘み(5) を備えたラッチ棒(4) をケーシ
    ング(1) の内部にスライド自在に嵌合し、押しバネ(8)
    により該ラッチ棒(4) を係止部側に附勢させたスライド
    式ラッチ錠において、ラッチ棒(4) を係止位置でロック
    するための舌片(13)を備えた施錠装置(11)を、ケーシン
    グ(1) に設けたことを特徴とするスライド式ラッチ錠。
  2. 【請求項2】 施錠装置(11)が、ラッチ棒(4) のスライ
    ド方向に対して直角方向に進退動できる回動軸(12)の下
    端に、ロック用の舌片(13)を突設したものである請求項
    1に記載のスライド式ラッチ錠。
  3. 【請求項3】 前記回動軸(12)に回り止め(18)を設けた
    請求項2に記載のスライド式ラッチ錠。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4803441A (en) * 1986-03-14 1989-02-07 Yamaha Corporation Amplifying circuit
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US11215517B2 (en) 2017-03-24 2022-01-04 Hainbuch Gmbh Spannende Technik Clamping force measuring instruments and modules thereof

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