JP2003321962A - 扉用のラッチ装置 - Google Patents

扉用のラッチ装置

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JP2003321962A
JP2003321962A JP2002131239A JP2002131239A JP2003321962A JP 2003321962 A JP2003321962 A JP 2003321962A JP 2002131239 A JP2002131239 A JP 2002131239A JP 2002131239 A JP2002131239 A JP 2002131239A JP 2003321962 A JP2003321962 A JP 2003321962A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば分電盤ボックスの扉体に複数取り付け
て使用するラッチ装置において、部品点数を少なくする
と共に、構造を簡素にして加工作業や組み立て作業を容
易にすることにより製造コストの安価なラッチ装置を提
供すること。 【解決手段】 ラッチ装置10はハウジング13と、こ
のハウジングに前進後退可能に収納され、前端部が前方
開口部13aから突出するラッチ部材14とを備え、こ
のラッチ部材14は2つのスライダー15、16を有す
る。第1スライダー16と第2スライダー15は、それ
ぞれに設けた第1、第2当接部18b、22bにより前
後方向に相互に係合し、コイルバネ23により前進方向
へ付勢されている。第1スライダー16は、ハウジング
の長孔13cから突出した操作レバー20を有し、第2
スライダー15の前端部先端には突起部15aが形成さ
れていて、第1スライダー16の先端部が第2スライダ
ー15の先端を越えて前進するのを阻止している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は扉用のラッチ装置に
関し、更に詳しくは例えば分電盤ボックスの扉体などに
おける閉扉手段として用いるのに好適なラッチ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】分電盤ボックスにおける扉体の閉扉手段
として、複数のラッチ装置を扉体に設置することはよく
知られている。実用新案登録第2533391号には、
複数のラッチ装置を扉体に設置した場合に一人の操作者
で開扉操作を可能にしたラッチ装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実用新案登録
第2533391号に開示されたラッチ装置では、ラッ
チ部材を構成するラッチボルトとストッパーとを軸支ピ
ンにより連結する構造であるため、部品点数が多く、ま
た構造も複雑であるため加工作業や組み立て作業が面倒
で、製造コストが高くなる、という問題があった。
【0004】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、例えば分電盤ボックスの
扉体に複数取り付けて使用するラッチ装置において、部
品点数を少なくすると共に、構造を簡素にして加工作業
や組み立て作業を容易にすることにより製造コストの安
価なラッチ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は扉用のラッチ装
置に関し、前述した従来技術の問題を解決するために以
下のように構成されている。すなわち、本発明は、固定
枠に対して開閉可能に支持された扉体に取り付けられる
ハウジングと、このハウジングに前進後退可能に納めら
れたラッチ部材と、ハウジング内にあってラッチ部材を
前進方向へ付勢するバネ手段とからなり、ラッチ部材が
固定枠の一部に係止して閉扉状態を維持することが可能
なラッチ装置において、ハウジングは、前進するラッチ
部材の前端部が突出する前方開口部とこの前方開口部の
反対側に位置する後壁部とを有し、ラッチ部材は、前端
部において扉体の内外面方向で互いに隣接しかつ扉体の
内方側に位置する第1スライダーとこの第1スライダー
より扉体の内面側に位置する第2スライダーとを有し、
ハウジングの後壁部と第2スライダーの後端部との間に
介在するバネ手段によって第2スライダーが前進方向へ
付勢されるとともに、第2スライダーが第1スライダー
を後方から押圧して第1スライダーが前進方向へ付勢さ
れており、第2スライダーは、その前端部の少なくとも
一部に、第1スライダーにおける前端部の先端面側に突
出し、第1スライダーの前進方向において該第1スライ
ダーの前端部の先端が当接可能な突起部を有し、更に第
2スライダーは、その前端部が第1スライダーの前端部
から扉体の外面方向へ離間可能に形成されており、第1
スライダーはハウジングから扉体の外面方向へ延出する
操作レバーを有し、操作レバーによってバネ手段の付勢
に抗して後退方向へ第2スライダーと共にスライド可能
であることを特徴とする。
【0006】本発明の扉用のラッチ装置は、前述した特
徴を有するが、更に以下のような特徴も有する。すなわ
ち、第1スライダーの前端部における扉体の内方側が、
前進後退方向において凸曲面を成していることを特徴と
する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の扉用のラッチ装置
を図に示される実施形態に基づいて更に詳細に説明す
る。図1〜図4には本発明の第1実施形態に係る扉用の
ラッチ装置10が示されている。図1はこのラッチ装置
10の斜視図、図2はラッチ装置10を構成するラッチ
部材を示しており、説明の便宜上、第2スライダーを第
1スライダーに対して後退させた状態で示す斜視図、図
3は仮想線で示される分電盤ボックスの扉体に取り付け
たラッチ装置10を開扉操作時の状態で、図1の3−3
線で切断して示す断面図、図4は扉体を錠止したときの
ラッチ装置10の状態を示す断面図である。
【0008】ラッチ装置10は、分電盤ボックス(図3
及び図4に仮想線で示す)11の固定枠11bに対して
開閉可能に支持された扉体11aに取り付けられるハウ
ジング13と、このハウジング13に前進後退可能に納
められたラッチ部材14とからなり、閉扉時にラッチ部
材14が固定枠11bの一部である板状片11cに錠止
して閉扉状態を維持するものである。このラッチ装置1
0において、ラッチ部材14の前進方向側に位置するハ
ウジング13の前壁部13aには、前進後退するラッチ
部材14の前端部が突出する前方開口部12が形成され
ている。
【0009】すなわち、ハウジング13に前進後退可能
に納められたラッチ部材14は、前端部がハウジング1
3の前方開口部12から突出し、後端側がハウジング1
3内に配置されている。このラッチ部材14は、その前
端部において扉体11aの内外面方向で互いに隣接し、
扉体11aの内方側に位置する第1スライダー16と、
この第1スライダー16よりも扉体11aの内面側に位
置する弾性変形可能な第2スライダー15とから構成さ
れている。第1スライダー16は、前進後退方向(以
下、前後方向と称する)に直交する方向での断面外形状
が四角形とされている。
【0010】ハウジング13の前方開口部12から突出
している第1スライダー16の前端部17は、閉扉時に
固定枠11bの板状片11c端縁に対向する一表面を下
面16aとすると、この下面16aから先端面に渡って
形成された第1傾斜面17aと、上面16b(下面16
aとは反対側の他表面)から先端面に渡って形成された
第2傾斜面17bとを有し、第1傾斜面17aと第2傾
斜面17bとは、線状の尖端部17cで連接されてい
る。
【0011】第1スライダー16の後端側は、その下面
16aがハウジング13の底壁部13b内面に摺接して
配置されている。第1スライダー16の後端側には、図
2に示されるように後端面から前方向に延びる断面四角
形の凹部18を有する筒状部19が形成されている。こ
の筒状部19において、前後方向に対して直交する方向
に沿う高さL1は、ハウジング13の開口部12から突
出する前端部17の高さL2より高く、また筒状部19
の下壁19aの高さL3は前端部17の高さL2より低
い。
【0012】その結果、筒状部19における下壁19a
の表面、即ち凹部18の底面18aは、奥壁18bを境
に前端部17の上面16bに対して一段下がっている。
筒状部19の上壁19bにおける前端には、操作レバー
20がこの上壁19bの外表面に対してほぼ垂直に立ち
上がって形成されている。この操作レバー20は、図
1、図3及び図4に示されるようにラッチ部材14をハ
ウジング13内に収納したとき、ハウジング13の上壁
部に形成されている前後方向に長い長孔13cから突出
している。
【0013】ラッチ部材14の前進方向移動において、
操作レバー20が長孔13cの前方端に当接したとき、
ラッチ部材14のそれ以上の前進が阻止される。そのと
き、ラッチ部材14の前端部がハウジング13の前方開
口部12から最大に突出した状態となる。更に、この筒
状部19における凹部18内の奥壁18bには、第1ス
ライダー16における前端部の上面16b上に抜けてい
る開口部18cが形成されている。
【0014】第2スライダー15は、開口部18cを通
ってその前端部21が第1スライダー16における前端
部17の上面16b上に摺動可能に配置され、また後端
側が筒状部19の内部に位置するように第1スライダー
16に組み付けられている。筒状部19内に位置する第
2スライダー15の後端部には、凹部18の底面18a
に向かって突出する脚部22が形成されており、脚部2
2の下部は、該下部を支点にして前端部21が第1スラ
イダー16の上面16bから離れる方向に傾斜可能なよ
うに半円状の曲面とされ、底面18a上に摺接してい
る。
【0015】これら第2スライダー15と第1スライダ
ー16とからなるラッチ部材14が、図1、図3及び図
4に示されるように前端部を開口部13aから突出させ
るようにハウジング13に収納されるとき、コイルバネ
23が、第1スライダー16の筒状部19内に位置する
第2スライダー15の脚部22において後方に向いた後
面22aと、これに対向するハウジング13の後壁部1
3dとの間に配置される。その結果、第2スライダー1
5が、コイルバネ23により前進し、脚部22における
後面22aとは反対側の前面22bが第1スライダー1
6における凹部18の奥壁18bに係合し、第1スライ
ダー16が共に前進し、第1スライダー16と第2スラ
イダー15との各前端部17、21が前方開口部13a
から最大に突出する。
【0016】このことから明らかなように、第1スライ
ダー16における凹部18の奥壁18bが第1当接部と
なり、またこの第1当接部である奥壁18bに係合する
第2スライダー15における脚部22の前面22bが第
2当接部となり、第1スライダー16と第2スライダー
15とがこれら第1当接部と第2当接部とにより前後方
向において相互に係合する。なお、以後、第1当接部に
凹部18の奥壁と同じ符号18bを付け、また第2当接
部に脚部22の前面と同じ符号22bを付けて説明す
る。
【0017】第2スライダー15における前端部21の
先端部には、その肉厚が先端に向かって漸増し、かつ第
1スライダー16の上面16b側へ突出する突起部15
aが形成されている。この突起部15aは、第1スライ
ダー16と第2スライダー15とが第1当接部18bと
第2当接部22bとで当接している関係にあるとき、第
1スライダー16の前進方向への移動を遮るようにその
尖端部17cの前面側へ突出している。そのため、第1
スライダー16が前進して、その尖端部17cが、第2
スライダー15の先端部より前方へ出ようとすると、尖
端部17cが第2スライダー15先端部の突起部15a
に当接することから、第1スライダー16の尖端部17
cが、第2スライダー15の先端部より前方へ出ること
はない。
【0018】このようなラッチ装置10は、図3及び図
4に示されるように分電盤ボックス11を構成する扉体
11aに形成された取付け孔24に装着される。具体的
には、ラッチ装置10におけるハウジング13の両側壁
には、バネ性を持った係止板25が設けられている。各
係止板25は、その上部が下部より外側に大きく張り出
すように傾斜している。このラッチ装置10は、ハウジ
ング13を分電盤ボックス11の扉体11aに形成され
ている取付け孔24に嵌め込むことにより取り付けられ
る。
【0019】すなわち、ラッチ装置10を扉体11aの
取付け孔24に入れると、ハウジング13両側壁の係止
板25が取付け孔24の内縁部に摺接して撓み、ハウジ
ング13の上部周囲に形成されたフランジ13eの下面
が扉体11aの表面に当接したとき、両係止板25が取
付け孔24から扉体11aの内側に抜け出て、撓みが解
除され、外側に張り出す。その結果、ラッチ装置10
は、両係止板25の上縁とハウジング13のフランジ1
3e下面とが扉体11aを挟持することにより該扉体1
1aに固定される。
【0020】次に、このラッチ装置10に動作について
説明するが、この動作は、実質的に実用新案登録第25
33391号に開示された従来のラッチ装置と同様であ
るので簡単に説明する。分電盤ボックス11の扉体11
aが開いているときには、ラッチ部材14の前端部は、
図1に示されるようにコイルバネ23によりハウジング
13の前方開口部13aから最大に突出している。この
状態から、閉扉時に、扉体11aの旋回により、ラッチ
装置10が固定枠11bにおける板状片11cの縁部に
当接すると、第1スライダー16がハウジング13内に
後退すると共に、第1当接部18bと第2当接部22b
との係合により第2スライダー15も後退する。すなわ
ち、ラッチ部材14がコイルバネ23の付勢力に抗して
後退する。
【0021】第1スライダー16の尖端部17cが固定
枠11bの板状片11c端縁に摺接しながら通過する
と、次いで固定枠11bにおける板状片11cの端縁
が、第2スライダー15先端部の突起部15aに係合し
て、その前端部21を第1スライダー16の上面16a
から離隔する方向に撓ませながら押し上げる。板状片1
1cの端縁は、第1スライダー16と第2スライダー1
5との間にできた隙間26に入り、第1スライダー16
の第2傾斜面17b上に乗る。
【0022】板状片11cの端縁が、第1スライダー1
6の第2傾斜面17b上に乗ると、第1スライダー16
を後退させるための作用力が小さくなるため、ラッチ部
材14はコイルバネ23により再び前進し、板状片11
cが第1スライダー16の第2傾斜面17bを滑りなが
ら第2スライダー15との間の隙間26に進入する。
【0023】このようにしてラッチ部材14の前端部が
前進方向に最大に突出すると、図4に示されるように第
2スライダー15が脚部22を支点として回動して、第
2スライダー15の全体が傾斜し、その前端部21が板
状片11cを挟んで扉体11aの外面側に、また第1ス
ライダー16が扉体11aの内方側にそれぞれ位置し、
ラッチ装置10が固定枠11bの板状片11cに対して
錠止する。第1スライダー16には、第2スライダー1
5を介してコイルバネ23の強い付勢力が前進方向に作
用していることから第1スライダー16の後退は生じ難
く、ラッチ装置10は固定枠11bの板状片11cとの
係止状態を維持する。
【0024】次に、開扉操作では、ラッチ装置10の操
作レバー20を長孔13cに沿って後退させる。第1ス
ライダー16は、第1当接部18b及び第2当接部22
bにより第2スライダー15に係合しているため、第2
スライダー15と共にコイルバネ23の付勢力に抗して
後退する。その結果、固定枠11bの板状片11cが、
第1スライダー16と第2スライダー15との各前端部
17、21における隙間26から抜け出る。その後、操
作レバー20の後退を解除すると、ラッチ部材14はコ
イルバネ23により再び前進するが、今度は、図3に示
されるように第2スライダー15の前端部21の先端
が、板状片11cの端面に当接して、それ以上の前方へ
の動きが阻止される。
【0025】このようにして、第2スライダー15は、
前端部21の先端が板状片11cの端面に当接して停止
し、それより前進方向へ第1スライダー16を押し出す
ことはない。この結果、第1スライダー16は、固定枠
11の板状片11cから外れ、この状態で扉体11aの
ノブ又はハンドルを持って手前に引けば、扉体11aを
開けることができる。
【0026】このように、扉用のラッチ装置10では、
従来のラッチ装置のようにラッチボルトとストッパーと
を軸支ピンなどにより枢着するという機械的な連結構造
とせずに、双方を非連結状態にして各スライダーがそれ
ぞれ前後方向への移動時に第1当接部及び第2当接部に
よって相互に離脱係合するようにしたものである。両ス
ライダー15、16を機械的に連結しないようにした場
合、図3に示される開扉操作時に、例えば操作レバー2
0の誤操作で第1スライダー16が前進方向へ移動して
錠止状態となることが予想される。
【0027】そのため、本発明のラッチ装置では、第2
スライダー15の先端部に突起部15aを形成して、第
1スライダー16の前端部が、第2スライダー15の先
端部を通り越して板状片11cの錠止側に入り込むこと
がないようにしている。つまり、第2スライダー15の
先端部に、第1スライダー16の前進を阻止する突起部
15aを形成するだけで、両スライダーを機械的に連結
することなく構成することができる。その結果、部品点
数を少なくでき、しかも簡素な構造となることからラッ
チ部材14の加工作業や組み立て作業も容易となり、ラ
ッチ装置を安価な製造コストで提供することができる。
【0028】図5は、本発明の第2実施形態に係る扉用
のラッチ装置におけるラッチ部材140を示している。
このラッチ部材140を示す図5において、第1実施形
態におけるラッチ部材14と同じ構成部分又は相当する
部分には同一の参照符号を付けてその説明を省略する。
この第2実施形態におけるラッチ部材140は、第1実
施形態のラッチ装置10と同様に第1スライダー160
と第2スライダー150とから構成されている。このラ
ッチ部材140において第1実施形態のラッチ部材14
と相違する部分は、以下のとおりである。
【0029】すなわち、筒状部19における下壁19a
の表面、即ち凹部18の底面18aには、前後方向に延
びる2条のガイド溝27が離間並行して設けられてい
る。また、筒状部19の両側壁19c、19dには、後
端面から前方向に向かって凹所18の奥壁18bまで延
びる切欠き溝28が形成されている。更に、筒状部19
内に位置する第2スライダー150の後端部には二股状
に分かれて2つの脚部22cが設けられ、各脚部22c
の下部は底面18aの各ガイド溝27に摺動可能に収ま
っている。更にまた、凹部18内において筒状部19の
両側壁19c、19dに対向している各脚部22c外側
面には円柱状のピン29が、外側に突出して設けられ、
両側壁19c、19dの各切欠き溝28に摺動可能に入
れられている。
【0030】第2スライダー150を第1スライダー1
60に組み付けるには、第1スライダー160の後端部
側から、第2スライダー150の前端部21を筒状部1
9の凹部18内に差し込んで開口部18cに通し、第2
スライダー150の各脚部22c外側面から突出してい
るピン29を切欠き溝28に入れて各脚部22cの下部
を底面18aの各ガイド溝27内に置いた状態で第2ス
ライダー150を押し込む。
【0031】このように、第2スライダー150を第1
スライダー160の筒状部19における凹部18に押し
込むとき、各脚部22cの下部と外側面から突出してい
るピン29とがそれぞれ底面18aのガイド溝27と側
壁19c、19dの各切欠き溝28とで押し込み方向に
ガイドされるため、第2スライダー150を第1スライ
ダー160に組み付けるとき、第2スライダー150が
押し込み方向に対して斜めになってスムーズに入り込ま
ないような不具合を起こすことがなく、組み立て作業を
迅速に行うことができる。
【0032】前述した実施形態に係る扉用のラッチ装置
は、分電盤ボックスの扉体に取り付けて使用する場合に
ついてのものであったが、本発明の扉用のラッチ装置は
このような使用例に限定されるものではなく、あらゆる
扉体の開閉に用いることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、バネ力により突出向き
に付勢された第1スライダーを、開扉時に、固定枠の板
状部から外した状態に保持しておくことができるラッチ
装置を、少ない部品点数で構成することができると共
に、構成を単純化することで組み立て作業の容易化を図
ることができ、安価な製造コストでこの種のラッチ装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る扉用のラッチ装置
を示す斜視図である。
【図2】図1のラッチ装置を構成するラッチ部材の斜視
図である。
【図3】扉体に取り付けたラッチ装置を開扉操作状態
で、図1の3−3線で切断して示す断面図である。
【図4】扉体に取り付けたラッチ装置の係止状態を示す
図3と同様な断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る扉用のラッチ装置
におけるラッチ部材を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ラッチ装置 11 分電盤ボックス 11a 扉体 11b 固定枠 11c 板状片 12 ハウジングの前方開口部 13 ハウジング 13a ハウジングの前壁部 13d ハウジングの後壁部 14 ラッチ部材 15 第2スライダー 15a 突起部 16 第1スライダー 17 第1スライダーの前端部 17a 第1傾斜面 17b 第2傾斜面 18b 凹部の奥壁(第1当接部) 20 操作レバー 21 第2スライダーの前端部 22、22c 第2スライダーの脚部 22a 脚部の後面 22b 脚部の前面(第2当接部) 23 コイルバネ(バネ手段) 24 取付け孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定枠に対して開閉可能に支持された扉
    体に取り付けられるハウジングと、前記ハウジングに前
    進後退可能に納められたラッチ部材と、前記ハウジング
    内にあって前記ラッチ部材を前進方向へ付勢するバネ手
    段とからなり、前記ラッチ部材が前記固定枠の一部に係
    止して閉扉状態を維持することが可能なラッチ装置にお
    いて、 前記ハウジングは、前進する前記ラッチ部材の前端部が
    突出する前方開口部と前記前方開口部の反対側に位置す
    る後壁部とを有し、 前記ラッチ部材は、前記前端部において前記扉体の内外
    面方向で互いに隣接しかつ前記扉体の内方側に位置する
    第1スライダーとこの第1スライダーより前記扉体の内
    面側に位置する第2スライダーとを有し、前記ハウジン
    グの前記後壁部と前記第2スライダーの後端部との間に
    介在する前記バネ手段によって前記第2スライダーが前
    記前進方向へ付勢されるとともに、前記第2スライダー
    が前記第1スライダーを後方から押圧して前記第1スラ
    イダーが前記前進方向へ付勢されており、前記第2スラ
    イダーは、その前端部の少なくとも一部に、前記第1ス
    ライダーにおける前記前端部の先端面側に突出し、前記
    第1スライダーの前記前進方向において該第1スライダ
    ーの前記前端部の先端が当接可能な突起部を有し、更に
    前記第2スライダーは、その前端部が第1スライダーの
    前記前端部から前記扉の外面方向へ離間可能に形成され
    ており、 前記第1スライダーは前記ハウジングから前記扉体の外
    面方向へ延出する操作レバーを有し、前記操作レバーに
    よって前記バネ手段の付勢に抗して前記後退方向へ前記
    第2スライダーとともにスライド可能であることを特徴
    とする扉用のラッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記第1スライダーの前記前端部におけ
    る前記扉体の内方側が、前記前進後退方向において凸曲
    面を成している請求項1記載の扉用のラッチ装置。
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