JP2005212832A - 折り畳み式コンテナ - Google Patents

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Noriyuki Adachi
憲幸 安達
Hisatoshi Yamauchi
寿敏 山内
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Sanko Co Ltd
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Abstract

【課題】垂直に立てられる側壁の安定性を高めるとともに、折り畳み作業等の作業性の向上を図ることのできる折り畳み式コンテナを提供する。
【解決手段】折り畳み式コンテナ1は、略長方形状に形成された底部2と、相対する長辺部に対しヒンジ連結された一対の長側壁3と、相対する短辺部に対しヒンジ連結された短側壁とを備えている。底部2の両長辺部には、それぞれ長手方向に沿って長辺側土手部7が形成されている。長辺側土手部7は、垂直状態にある長側壁3のコンテナ1外方への傾動を規制するように、コンテナ1外方がコンテナ1内方より高い階段状に構成され、これに対応して長側壁3の下部は長辺側土手部7の形状と略合致する形状に構成されている。さらに、長側壁3には、両上部コーナー近傍において、垂直状態にある短側壁を係止する係止弾性片30が設けられている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、底部を囲むように配設された側壁が、底部に重なるように折り畳むことができる折り畳み式コンテナに関するものである。
従来、長方形の底部と、当該底部の相対する長辺側に所定のヒンジ機構により連結された一対の長側壁と、同じく上記底部の相対する短辺側にヒンジ機構により連結された一対の短側壁とからなる折り畳み式コンテナが知られている(例えば、特許文献1参照。)。そして、折り畳む際には、底部の上に短側壁が重なるように折り畳まれ、更にその上に、長側壁が折り畳まれる。そして、組み立て時には、先ず最初に、折り畳まれた状態の長側壁を底部に対して垂直に立て、次いで、折り畳まれた状態の短側壁を底部に対して垂直に立てることにより、箱型に組み立てられる。
特開2002−205735号公報
ところが、上記従来の折り畳み式コンテナは、垂直に立てられた側壁が倒れてしまうといったおそれがあった。例えば、短側壁を垂直に立てる作業中に、最初に垂直に立てられた長側壁が倒れてしまうおそれがある。そのため、組立て作業中において作業者が側壁を倒れないように支えていなければならず、作業効率の低下を招くおそれもあった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、垂直に立てられた側壁の安定性を高めるとともに、コンテナの折り畳み作業時や組立て作業時における作業性の向上を図ることのできる折り畳み式コンテナを提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.略長方形状の底部部材と、
前記底部部材の相対する両長辺部においてそれぞれ所定のヒンジ機構により連結された一対の長側壁と、
前記底部部材の相対する両短辺部においてそれぞれ所定のヒンジ機構により連結された一対の短側壁とを備え、
前記長側壁のヒンジ機構の軸心位置を、前記短側壁のヒンジ機構の軸心位置より高位置とし、
前記各側壁が前記底部部材に対して略垂直に立てられた箱型の状態から、相対する前記両短側壁を前記底部部材に重なるように折り畳んだ後、相対する前記両長側壁を折り畳み、折り畳み状態となるよう構成されるとともに、
前記折り畳み状態から、相対する前記両長側壁を略垂直に立てた後、相対する前記両短側壁を略垂直に立て前記箱型の状態に組立てられるよう構成された折り畳み式コンテナにおいて、
略垂直に立てられた前記短側壁の横辺方向両端部を係止可能な一対の係止部を、前記各短側壁それぞれに対応するように、相対する前記両長側壁に設けるとともに、
少なくとも前記底部部材の各長辺部それぞれにおいて、略垂直に立てられた前記各長側壁を載置しかつ当該長側壁のコンテナ外方への傾動を規制する土手部を設けたことを特徴とする折り畳み式コンテナ。
上記手段1によれば、上記係止部や土手部を設けることにより、長側壁及び短側壁の垂直状態における安定性が高められる。さらに、長側壁が土手部に載置されるとともに、長側壁のコンテナ外方への傾動が規制されているため、短側壁を立てる際、作業者が先に立てた長側壁を倒れないように支えていなくともよく、作業性の向上を図ることができる。折り畳み式コンテナの長辺側を上記構成とすることにより、コンテナの長辺が短辺に比べ比較的長い場合、例えばコンテナの長辺の長さが短辺の長さの2倍以上の場合には、より上記効果が高まる。
手段2.前記各長側壁それぞれにおいて当該長側壁の縦辺方向に沿ってスライド可能に設けられ、当該長側壁の下部より突出可能に構成されたロック部材と、
前記底部部材の各長辺部それぞれにおいて設けられ、前記ロック部材の突出部分が差し込まれる差込み部とを備え、
前記各長側壁を前記底部部材に対して略垂直に立てる際に、前記ロック部材が自重によりスライドして前記長側壁の下部より突出し、前記差込み部に差し込まれるよう構成されるとともに、
前記各長側壁が前記底部部材に対して略垂直に立てられた状態において、前記ロック部材を前記長側壁の上部方向へスライド操作することにより、前記長側壁の傾動が許容されるよう構成されていることを特徴とする手段1に記載の折り畳み式コンテナ。
上記手段2によれば、上記ロック部材により長側壁の傾動がより確実に規制され、長側壁の垂直状態における安定性が高められる。さらに、ロック部材が自重によりスライドするため、長側壁を立てる際にはロック部材に関し特段の操作をする必要がなく、又、長側壁を折り畳む際には、ロック部材を上方にスライド操作するといった比較的簡単な操作を行うだけでロック解除でき、作業性の向上を図ることができる。
手段3.前記ロック部材は、作業者が指掛け可能な操作部と、当該操作部から前記長側壁の縦辺方向に延出しかつ前記長側壁の下部より突出可能な少なくとも1つの足部とから構成されていることを特徴とする手段2に記載の折り畳み式コンテナ。
上記手段3によれば、長側壁の一部と上記操作部とに指を掛けて長側壁を把持しつつロック部材を操作することができる。従って、ロック部材によるロック解除を行うとともに、長側壁を把持したまま当該長側壁を傾動させ、折り畳むことができる。結果として、作業性の向上を図ることができる。
手段4.前記各短側壁に対応した前記一対の係止部による係止を一度に解除可能な係止解除機構を前記各短側壁それぞれに設けたことを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載の折り畳み式コンテナ。
上記手段4によれば、上記係止解除機構により、一対の係止部による係止を一度に解除できるため、一対の係止部それぞれに対応して個別に係止解除機構を設ける場合と比較して、部品点数の増加を抑制するとともに、作業性の向上を図ることができる。
手段5.前記係止解除機構は、前記短側壁の横辺方向に沿ってスライド可能に設けられ当該短側壁の横辺方向両端部より突出可能な一対のスライドバーと、前記短側壁の横辺方向略中央部において当該短側壁の縦辺方向にスライド可能に設けれ、作業者が指掛け可能な操作部と、前記操作部をスライドさせる動力を前記一対のスライドバーをスライドさせる動力として伝達する動力伝達手段とにより構成されていることを特徴とする手段4に記載の折り畳み式コンテナ。
上記手段5によれば、短側壁の一部と上記操作部とに指を掛けて短側壁を把持しつつ係止解除機構を操作することができる。従って、係止解除を行うとともに、短側壁を把持したまま当該短側壁を傾動させ、折り畳むことができる。結果として、作業性の向上を図ることができる。
手段6.前記長側壁の横辺方向の所定区間において、当該長側壁のコンテナ内側側面を膨出させたことを特徴とする手段1乃至5のいずれかに記載の折り畳み式コンテナ。
上記手段6によれば、長側壁の剛性を高めることができる。ひいては、補強リブの数を低減させ、コンテナの軽量化を図るとともに、外観品質の向上を図ることができる。
手段7.前記土手部は、コンテナ外方がコンテナ内方より高い階段状に構成され、
前記長側壁の下部は、前記土手部の形状に略合致する形状となっていることを特徴とする手段1乃至6のいずれかに記載の折り畳み式コンテナ。
上記手段7によれば、土手部及び長側壁の下部を階段形状とすることにより、土手部及び長側壁の剛性を高めることができる。されに、階段状となった土手部の複数の上面部及びコンテナ内側側面において長側壁の下部が当接するため、長側壁のコンテナ外方への傾動をより確実に規制できる。
手段8.略長方形状の底部部材と、
前記底部部材の一方の相対する辺部においてそれぞれ所定のヒンジ機構により連結された一対の第1側壁と、
前記底部部材の他方の相対する辺部においてそれぞれ所定のヒンジ機構により連結された一対の第2側壁とを備え、
前記各側壁が前記底部部材に対して略垂直に立てられた箱型の状態から、相対する前記両第2側壁を前記底部部材に重なるように折り畳んだ後、相対する前記両第1側壁を折り畳み、折り畳み状態となるよう構成されるとともに、
前記折り畳み状態から、相対する前記両第1側壁を略垂直に立てた後、相対する前記両第2を略垂直に立て前記箱型の状態に組立てられるよう構成された折り畳み式コンテナにおいて、
前記各第1側壁において当該第1側壁の縦辺方向に沿ってスライド可能に設けられ、当該第1側壁の下部より突出可能に構成されたロック部材と、
前記第1側壁が連結される前記底部部材の辺部それぞれにおいて設けられ、前記ロック部材の突出部分が差し込まれる差込み部とを備え、
前記各第1側壁を前記底部部材に対して略垂直に立てる際に、前記ロック部材が自重によりスライドして前記第1側壁の下部より突出し、前記差込み部に差し込まれるよう構成されるとともに、
前記第1側壁が前記底部部材に対して略垂直に立てられた状態において、前記ロック部材を前記第1側壁の上部方向へスライド操作することにより、前記第1側壁の傾動が許容されるよう構成されていることを特徴とする折り畳み式コンテナ。
上記手段8によれば、先に立てられる方である第1側壁の垂直状態におけるコンテナ外方への傾動がより確実に規制され、当該第1側壁の垂直状態における安定性が高められる。従って、第2側壁を立てる際、作業者が第1側壁を倒れないように支えていなくともよく、作業性の向上を図ることができる。さらに、ロック部材が自重によりスライドするため、第1側壁を立てる際にはロック部材に関し特段の操作をする必要がなく、又、第1側壁を折り畳む際には、ロック部材を上方にスライド操作するといった比較的簡単な操作を行うだけでロック解除でき、作業性の向上を図ることができる。
手段9.前記ロック部材は、作業者が指掛け可能な操作部と、当該操作部から前記第1側壁の縦辺方向に延出しかつ前記第1側壁の下部より突出可能な少なくとも1つの足部とから構成されていることを特徴とする手段8に記載の折り畳み式コンテナ。
上記手段9によれば、上記手段3と同様の効果を奏する。
手段10.前記第1側壁が、前記底部部材の長辺部に対応する長側壁であり、前記第2側壁が、前記底部部材の短辺部に対応する短側壁であることを特徴とする手段8又は9に記載の折り畳み式コンテナ。
上記手段10によれば、上記ロック部材が長い方の側壁である長側壁側に設けられているため、短側壁側に設けられている場合に比べて、安定性や作業性がより向上する。
手段11.略長方形状の底部部材と、
前記底部部材の一方の相対する辺部においてそれぞれ所定のヒンジ機構により連結された一対の第1側壁と、
前記底部部材の他方の相対する辺部においてそれぞれ所定のヒンジ機構により連結された一対の第2側壁とを備え、
前記各側壁が前記底部部材に対して略垂直に立てられた箱型の状態から、相対する前記両第2側壁を前記底部部材に重なるように折り畳んだ後、相対する前記両第1側壁を折り畳み、折り畳み状態となるよう構成されるとともに、
前記折り畳み状態から、相対する前記両第1側壁を略垂直に立てた後、相対する前記両第2を略垂直に立て前記箱型の状態に組立てられるよう構成された折り畳み式コンテナにおいて、
略垂直に立てられた前記第2側壁の横辺方向両端部を係止可能な一対の係止部を、前記第2側壁それぞれに対応するように、相対する前記両第1側壁に設けるとともに、
前記各第2側壁に対応した前記一対の係止部による係止を一度に解除可能な係止解除機構を前記第2側壁それぞれに設けたことを特徴とする折り畳み式コンテナ。
上記手段11によれば、上記係止部を設けることにより、第2側壁の垂直状態における安定性が高められる。さらに、上記係止解除機構により、一対の係止部による係止を一度に解除できるため、一対の係止部それぞれに対応して個別に係止解除機構を設ける場合と比較して、部品点数の増加を抑制するとともに、作業性の向上を図ることができる。
手段12.前記係止解除機構は、前記第2側壁の横辺方向に沿ってスライド可能に設けられ当該第2側壁の横辺方向両端部より突出可能な一対のスライドバーと、前記第2側壁の横辺方向略中央部において当該第2側壁の縦辺方向にスライド可能に設けれ、作業者が指掛け可能な操作部と、前記操作部をスライドさせる動力を前記一対のスライドバーをスライドさせる動力として伝達する動力伝達手段とにより構成されていることを特徴とする手段11に記載の折り畳み式コンテナ。
上記手段12によれば、手段5と同様の効果を奏する。
以下に、折り畳み式コンテナの一実施の形態について図1〜図7を参照して説明する。なお、図1は箱型の状態における折り畳み式コンテナ1(以下、コンテナ1と称する)の平面図であり、図2は長辺側から見た正面図(側面図)であり、図3は短辺側から見た側面図であり、図4は図1におけるJ−J線断面図であり、図5は図1におけるK−K線断面図であり、図6は折り畳み状態における折り畳み式コンテナ1の長辺側から見た正面図(側面図)であり、図7は折り畳み状態における折り畳み式コンテナ1の短辺側から見た側面図である。
コンテナ1は、全パーツが合成樹脂により形成され、主として、略長方形状に形成された底部部材としての底部2と、底部2の相対する長辺部に対し後述するヒンジ機構により連結された一対の第1側壁としての長側壁3と、底部2の相対する短辺部に対し後述するヒンジ機構により連結された一対の第2側壁としての短側壁4とから構成されている。なお、本実施形態においては、コンテナ1の長辺の長さが短辺の長さの2倍以上となるように構成されており、コンテナ1の長辺が短辺に比べ比較的長いものとなっている。
底部2の両長辺部には、それぞれ長手方向に沿って長辺側土手部7が形成されている。長辺側土手部7が本実施形態における土手部に相当する。
図8に示すように、各長辺側土手部7は、コンテナ1外方がコンテナ1内方より高い階段状に構成され、コンテナ1外側においてコンテナ1(底部2)の外壁部を構成する第1土手部8と、コンテナ1内側において第1土手部8より低く形成され、コンテナ1の内壁部を構成する第2土手部9とから構成されている。
また、各長辺側土手部7には、所定の間隔をおいて複数のヒンジ溝11が形成されている。各ヒンジ溝11は、長辺側土手部7の上下方向に沿って形成されており、長辺側土手部7の上部からコンテナ1内側にかけて開口している。各ヒンジ溝11は断面略T字状に形成されており、前記第1土手部8に対応する部分が第2土手部9に対応する部分より幅広となっている。そして、この幅広部分において、後述する長側壁3のヒンジ雄部が係合される一対のヒンジ雌部が形成されている(図示略)。これらの構成により、各ヒンジ溝11に取着される後述する長側壁3の支持片35がコンテナ1内側に傾動可能となる。すなわち、長側壁3がコンテナ1内側に傾動可能となる。また、各長辺側土手部7には、その長手方向の略中央部において、後述するロック部材37の足部38が差し込まれる一対の差込み部としての差込み穴15が形成されている。
さて、底部2の両短辺部には、それぞれ長辺側土手部7(第2土手部9)より高さの低い短辺側土手部17が形成されている。各短辺側土手部17には、長辺側土手部7と同様に、所定の間隔をおいて複数のヒンジ溝18が形成されている。また、各ヒンジ溝18も、上記ヒンジ溝11とほぼ同様の構成となっており、後述する短側壁4のヒンジ雄部が係合される一対のヒンジ雌部が形成されている(図示略)。但し、短側壁4のヒンジ雌部の位置は、長側壁3のヒンジ雌部の位置より低位置となっている。すなわち、長側壁3を連結するヒンジ機構の軸心位置の方が短側壁4を連結するヒンジ機構の軸心位置より高位置となっている。そして、これらの構成により、各ヒンジ溝18に取着される後述する短側壁4の支持片57がコンテナ1内側に傾動可能となる。すなわち、短側壁4がコンテナ1内側に傾動可能となる。
次に、上記長側壁3について説明する。長側壁3は、横長の略長方形状の板状部20を有している。板状部20のコンテナ1外側面には、縦辺部及び横辺部に沿って周囲を囲むフランジ21が立設され、フランジ21に囲まれた部分には縦方向及び横方向に延在する複数の補強リブ22が立設されている。
長側壁3の長手方向両端部には、コンテナ1の短辺部に沿って延出形成された係合枠25が形成されている。係合枠25には、長側壁3の縦辺方向に沿って複数の嵌合孔26が形成されている。
長側壁3の板状部20には、両上部コーナー近傍において、それぞれ略コ字状のスリット29が形成されている。これにより、スリット29で囲まれた部分が、片持ち状の係止部としての係止弾性片30となっている。係止弾性片30の先端部にはコンテナ1内側において係止突部31が突設されている。係止突部31は、係止弾性片30の基部側から先端側にかけて先太りとなるように、コンテナ1内側の先端部が板状部20のコンテナ1内側壁面から所定量突出し、上記係合枠25に相対する面が係合枠25のコンテナ1内側壁面と略平行に構成されている。
長側壁3の下部は、上記長辺側土手部7の形状と略合致する形状に構成されている。すなわち、長側壁3の下部は、略階段状に構成されており、その下面が上記第1土手部8の上面及び上記第2土手部9の上面にそれぞれ当接可能なように形成されている。
長側壁3の下部(下辺部のフランジ21の下面)には、上記ヒンジ溝11に差し込まれる複数の支持片35が所定の間隔を置いて設けられている。支持片35の先端部には、長側壁3の長手方向に沿って突出した一対のヒンジ雄部が設けられている(図示略)。長側壁3の支持片35(ヒンジ雄部)と、上記長辺側土手部7のヒンジ溝11(ヒンジ雌部)とにより、コンテナ1の長辺部におけるヒンジ機構が構成される。
長側壁3の板状部20には、コンテナ1内側に向け膨出した膨出部36が設けられている。膨出部36は、コンテナ1の折り畳み状態において上記短側壁4と接触しない程度に、すなわち長側壁3を折り畳む際に邪魔にならないように長側壁3の横辺方向の所定区間において設けられている。より詳しくは、長側壁3の上辺部近傍においては、長側壁3の横辺方向の比較的長い範囲において設けられ、長側壁3の下部においては、長側壁3の横辺方向の略中央部付近にのみ設けられている。
長側壁3のコンテナ1外側面には、長手方向略中央部において、ロック部材37が長側壁3の縦辺方向に沿ってスライド可能に設けられている。ロック部材37は、全体として略逆凹型形状をなし、長側壁3の縦辺方向に延在する一対の足部38と、両足部38を連結し作業者が指掛け可能な操作部39とから構成されている。操作部39には、作業者が指を掛けることができる指掛け凹部39aが形成されている。また、長側壁3の下辺部のフランジ21には、両足部38に対応して、当該足部38を挿通可能な一対の挿通孔が形成されている(図示略)。そして、前記挿通孔を介して両足部38を上記長辺側土手部7の差込み穴15に差し込むことができるようになっている。
次に上記短側壁4について説明する。短側壁4は、横長の略長方形状の板状部41を有している。板状部41のコンテナ1外側面には、縦辺部及び横辺部に沿って周囲を囲むフランジ42が立設され、フランジ42に囲まれた部分には縦方向及び横方向に延在する複数の補強リブ43が立設されている。
短側壁4の両縦辺部においては、板状部41がフランジ42より外方へ延出しており、当該延出部分のコンテナ1外側面において上記長側壁3の嵌合孔26に嵌合する複数の嵌合突部44が突出形成されている。
短側壁4のコンテナ1外側には、当該短側壁4に対応して設けられた上記一対の係止弾性片30による係止を一度に解除可能な係止解除機構50が設けられている。係止解除機構50は、短側壁4の横辺方向略中央部において当該短側壁4の縦辺方向にスライド可能に設けれた操作部51と、操作部51のスライド動作に連動して短側壁4の横辺方向に沿ってスライドする一対のスライドバー52と、スライドバー52の短側壁4中央側の端部に一体形成され、短側壁4の上辺部に向け凹となる略弓型の弾性片53とから構成されている。
より詳しくは、操作部51には、作業者が指を掛けることができる指掛け凹部51aが形成されている。また、スライドバー52は、縦方向に延在する複数の補強リブ43及び縦辺部のフランジ42に形成された図示しない挿通孔に挿通されることにより、上記係止弾性片30に対応して(係止弾性片30と同じ高さに)短側壁4に取着されている。一方、スライドバー52の短側壁4中央側の端部は操作部51内に挿入されており、操作部51内において短側壁4の上辺部方向へ湾曲している。弾性片53は、操作部51内に収容された状態で、一方の端部近傍がスライドバー52の湾曲した端部に連接され、他方の端部が操作部51に覆われた図示されていない補強リブ43に係止されている。そして、操作部51が操作されていない場合には、スライドバー52と弾性片53との連接部は屈曲した状態となっており、スライドバー52の短側壁4縦辺側の端部が短側壁4の縦辺部(フランジ42)より内側に位置している。また、操作部51が操作された場合には、前記連接部が伸ばされ、スライドバー52と弾性片53とが略直線状となることにより、スライドバー52が短側壁4の縦辺部方向へスライドし、短側壁4の縦辺部より突出して係止弾性片30を押圧する。なお、本実施形態においては、弾性片53及び当該弾性片53とスライドバー52との連結構成により、操作部51をスライドさせる動力を一対のスライドバー52をスライドさせる動力として伝達する動力伝達手段が構成される。
また、短側壁4の横辺方向略中央部には、上記操作部51の下方において、持ち手用の開口部55が形成されている。さらに、短側壁4の下部(下辺部のフランジ42の下面)には、上記ヒンジ溝18に差し込まれる複数の支持片57が所定の間隔を置いて設けられている。支持片57の先端部には、短側壁4の長手方向に沿って突出した一対のヒンジ雄部が設けられている(図示略)。短側壁4の支持片57(ヒンジ雄部)と、上記短辺側土手部17のヒンジ溝18(ヒンジ雌部)とにより、コンテナ1の短辺部におけるヒンジ機構が構成される。
次に、コンテナ1を、図6等に示されているような折り畳み状態から、図1等に示されているような箱型の状態に組立てる組立て作業、及び、箱型の状態から折り畳み状態に折り畳む折り畳み作業について説明する。
まず、組立て作業について説明する。コンテナ1を組立てるには、先ず最初に、相対する両長側壁3を略垂直に立てる。この際、長側壁3を水平状態から垂直状態へ徐々に回動させていくのに伴い、ロック部材37が自重により長側壁3の下辺部方向へスライドしていく。そして、ロック部材37の足部38が、徐々に長側壁3の下部より突出していき、長辺側土手部7の差込み穴15に差し込まれていく。長側壁3が完全に略垂直状態となると、足部38が差込み穴15に完全に差し込まれ、長側壁3のコンテナ1内方及び外方への傾動が規制される。この場合、仮に長側壁3にコンテナ1外側から負荷が掛かったとしても、長側壁3のコンテナ1内方への傾動は防止される。また、長側壁3が略垂直状態となると、長側壁3の下部が、長辺側土手部7の第1土手部8,第2土手部9,及び、両土手部8,9の段差部側面に面接触した状態となる。これにより、長側壁3のコンテナ1外方への傾動がより確実に規制されるとともに、長側壁3が長辺側土手部7上に載置された状態となり、長側壁3の垂直方向への力をより確実に受け止めることができ、長側壁3の略垂直状態における安定性が高まる。
続いて、相対する両短側壁4を略垂直に立てる。この際、短側壁4を水平状態から垂直状態へ回動させていくと、短側壁4の両縦辺部(フランジ42より延出された上記延出部分)が、長側壁3に設けられた係止弾性片30の係止突部31に当接し、係止弾性片30がコンテナ1外方へと弾性変形する。さらに係止弾性片30の弾性に抗して、短側壁4を回動させると、短側壁4の両縦辺部から係止弾性片30の係止突部31が外れて、短側壁4の嵌合突部44が長側壁3の嵌合孔26に嵌合され、短側壁4が完全に略垂直状態となる。短側壁4の両縦辺部から係止突部31が外れると、係止弾性片30はその弾性により元の位置に戻る。そして、係止突部31により短側壁4の両縦辺部が係止され、短側壁4のコンテナ1内方への傾動が規制される。この場合、仮に短側壁4にコンテナ1外側から負荷が掛かったとしても、短側壁4のコンテナ1内方への傾動は防止される。
このようにして、両長側壁3を略垂直に立て、次いで、両短側壁4を略垂直に立てることにより、折り畳まれていたコンテナ1が箱型に組立てられる。
次に、折り畳み作業について説明する。コンテナ1を折り畳むには、先ず最初に、相対する両短側壁4を折り畳む。この際には、まず短側壁3に設けられた係止解除機構50の操作部51(指掛け凹部51a)と、開口部55とに指を掛け、操作部51を下方へスライドさせる。操作部51のスライドに伴い、当該操作部51によって弾性片53が下方に押され、弾性片53とスライドバー52の連接部の屈曲が伸ばされ、スライドバー52が短側壁4の縦辺部方向へスライドする。そして、スライドバー52が短側壁4の縦辺部(フランジ42)より突出して、長側壁3に設けられた係止弾性片30をコンテナ1外方へ押圧することで、係止弾性片30による係止が解除される。この状態で、短側壁4をコンテナ1内方へ回動させ、短側壁4を底部2上に重ねる。
続いて、相対する両長側壁3を折り畳む。この際には、まず長側壁3に設けられたロック部材37の操作部39(指掛け凹部39a)と、長側壁3の上辺部とに指を掛け、ロック部材37を上方にスライドさせ、長辺側土手部7の差込み穴15から両足部38を完全に抜き出す。この状態で、長側壁3をコンテナ1内方へ回動させ、短側壁4の上に重ね、折り畳み作業を完了する。
このようにして、両短側壁4を底部2に重なるように倒し、次いで、両長側壁3を両短側壁4に重なるように倒すことにより、コンテナ1がコンパクトに折り畳まれる。
以上詳述したように、上記係止弾性片30や長辺側土手部7を設けることにより、長側壁3及び短側壁4の垂直状態における安定性が高められる。さらに、長側壁3が長辺側土手部7上に載置されるとともに、長側壁3のコンテナ1外方への傾動が規制されているため、短側壁4を立てる際、作業者が先に立てた長側壁3を倒れないように支えていなくともよく、作業性の向上を図ることができる。特に、本実施形態では、コンテナ1の長辺の長さが短辺の長さの2倍以上となっているため、その効果は高い。
また、ロック部材37により長側壁3の傾動がより確実に規制され、長側壁3の垂直状態における安定性が高められる。さらに、ロック部材37が自重によりスライドするため、長側壁3を立てる際にはロック部材37に関し特段の操作をする必要がなく、又、長側壁3を折り畳む際には、ロック部材37を上方にスライド操作するといった比較的簡単な操作を行うだけでロック解除できる。さらに、長側壁3の一部と操作部39とに指を掛けて長側壁3を把持しつつロック部材37を操作することができるため、ロック部材37によるロック解除を行うとともに、長側壁3を把持したまま長側壁3を傾動させ、折り畳むことができる。結果として、作業性の向上を図ることができる。
また、上記係止解除機構50により、一対の係止弾性片30による係止を一度に解除できるため、一対の係止弾性片30それぞれに対応して個別に係止解除機構を設ける場合と比較して、部品点数の増加を抑制するとともに、作業性の向上を図ることができる。さらに、短側壁4の一部と操作部51とに指を掛けて短側壁4を把持しつつ係止解除を行うとともに、短側壁4を把持したまま短側壁4を傾動させ、折り畳むことができる。結果として、さらなる作業性の向上を図ることができる。
尚、上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)長側壁3側のロック部材37及び短側壁4側の係止解除機構50の少なくとも一方を省略した構成としてもよい。
また、両者のうち少なくとも一方が設けられた構成において、ロック部材37を短側壁4側に設けた構成としてもよし、係止弾性片30を短側壁4側に設けるとともに、係止解除機構50を長側壁3側に設けた構成としてもよい。但し、側壁の安定性を考慮すると、ロック部材37が長側壁3側に設けられている方がより好ましい。また、ロック部材37の足部38と差込み穴15との係り具合を考慮すると、長辺側土手部7のように比較的高さのある土手部に連結される側壁にロック部材37が設けられている方が、足部38が挿入される部分が多くなり側壁の垂直状態における安定性が高まるため、より好ましい。また、スライドバー52の長さが長くなってしまい正常に駆動しにくくなってしまうことを考慮すると、係止解除機構50が短側壁3側に設けられている方がより好ましい。
(b)長側壁3の膨出部36の膨出形態は上記実施形態に限られるものではない。また、膨出部36を省略した構成としてもよい。但し、長側壁3の剛性を高めつつ、補強リブ22の数を低減させ、コンテナ1の軽量化、外観品質の向上を図る上では、膨出部36を設けた方がより好ましい。
(c)コンテナ1の長辺の長さが短辺の長さの2倍より短くなった構成としてもよい。但し、コンテナ1の長辺の長さが短辺の長さの2倍以上となっている方が、上記長辺側土手部7やロック部材37の構成がより効果を発揮することとなる。
(d)ロック部材37の足部38の数は上記実施形態の2つに限らず、1つでもよいし、3つ以上でもよい。但し、長側壁3の安定性を考慮すると、複数設けられていることがより好ましい。
(e)係止解除機構50における動力伝達手段は上記実施形態に限られるものではなく、例えばラックアンドピニオン式の動力伝達手段を採用してもよい。但し、構成の複雑化を抑制する上でも、上記実施形態を採用することがより好ましい。
(f)長辺側土手部7と長側壁3との当接部の構成は上記階段状の構成に限られるものではなく、例えば長辺側土手部7の上面部及び長側壁3の下面が略平坦に構成され、長側壁3の略垂直状態においては、長辺側土手部7の上面部に長側壁3の下面が面接触するとともに、ヒンジ溝11の外側側面によって長側壁3の支持片35のコンテナ1外方への傾動が規制されるような構成としてもよい。但し、長辺側土手部7や長側壁3の剛性を高める上でも、両者の当接部が階段状に構成されていることがより好ましい。
箱型の状態における折り畳み式コンテナの平面図である。 箱型の状態における折り畳み式コンテナを長辺側から見た正面図である。 箱型の状態における折り畳み式コンテナを短辺側から見た側面図である。 図1におけるJ−J線断面図である。 図1におけるK−K線断面図である。 折り畳み状態における折り畳み式コンテナの長辺側から見た正面図である。 折り畳み状態における折り畳み式コンテナの短辺側から見た側面図である。 図1におけるL−L線部分断面図である。
符号の説明
1…折り畳み式コンテナ、2…底部部材としての底部、3…第1側壁としての長側壁、4…第2側壁としての短側壁、7…土手部としての長辺側土手部、15…差込み部としての差込み穴、17…短辺側土手部、30…係止部としての係止弾性片、31…係止突部、36…膨出部、37…ロック部材、38…足部、39…操作部、39a…指掛け凹部、50…係止解除機構、51…操作部、52…スライドバー、53…動力伝達手段を構成する弾性片、51a…指掛け凹部。

Claims (12)

  1. 略長方形状の底部部材と、
    前記底部部材の相対する両長辺部においてそれぞれ所定のヒンジ機構により連結された一対の長側壁と、
    前記底部部材の相対する両短辺部においてそれぞれ所定のヒンジ機構により連結された一対の短側壁とを備え、
    前記長側壁のヒンジ機構の軸心位置を、前記短側壁のヒンジ機構の軸心位置より高位置とし、
    前記各側壁が前記底部部材に対して略垂直に立てられた箱型の状態から、相対する前記両短側壁を前記底部部材に重なるように折り畳んだ後、相対する前記両長側壁を折り畳み、折り畳み状態となるよう構成されるとともに、
    前記折り畳み状態から、相対する前記両長側壁を略垂直に立てた後、相対する前記両短側壁を略垂直に立て前記箱型の状態に組立てられるよう構成された折り畳み式コンテナにおいて、
    略垂直に立てられた前記短側壁の横辺方向両端部を係止可能な一対の係止部を、前記各短側壁それぞれに対応するように、相対する前記両長側壁に設けるとともに、
    少なくとも前記底部部材の各長辺部それぞれにおいて、略垂直に立てられた前記各長側壁を載置しかつ当該長側壁のコンテナ外方への傾動を規制する土手部を設けたことを特徴とする折り畳み式コンテナ。
  2. 前記各長側壁それぞれにおいて当該長側壁の縦辺方向に沿ってスライド可能に設けられ、当該長側壁の下部より突出可能に構成されたロック部材と、
    前記底部部材の各長辺部それぞれにおいて設けられ、前記ロック部材の突出部分が差し込まれる差込み部とを備え、
    前記各長側壁を前記底部部材に対して略垂直に立てる際に、前記ロック部材が自重によりスライドして前記長側壁の下部より突出し、前記差込み部に差し込まれるよう構成されるとともに、
    前記各長側壁が前記底部部材に対して略垂直に立てられた状態において、前記ロック部材を前記長側壁の上部方向へスライド操作することにより、前記長側壁の傾動が許容されるよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式コンテナ。
  3. 前記ロック部材は、作業者が指掛け可能な操作部と、当該操作部から前記長側壁の縦辺方向に延出しかつ前記長側壁の下部より突出可能な少なくとも1つの足部とから構成されていることを特徴とする請求項2に記載の折り畳み式コンテナ。
  4. 前記各短側壁に対応した前記一対の係止部による係止を一度に解除可能な係止解除機構を前記各短側壁それぞれに設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の折り畳み式コンテナ。
  5. 前記係止解除機構は、前記短側壁の横辺方向に沿ってスライド可能に設けられ当該短側壁の横辺方向両端部より突出可能な一対のスライドバーと、前記短側壁の横辺方向略中央部において当該短側壁の縦辺方向にスライド可能に設けれ、作業者が指掛け可能な操作部と、前記操作部をスライドさせる動力を前記一対のスライドバーをスライドさせる動力として伝達する動力伝達手段とにより構成されていることを特徴とする請求項4に記載の折り畳み式コンテナ。
  6. 前記長側壁の横辺方向の所定区間において、当該長側壁のコンテナ内側側面を膨出させたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の折り畳み式コンテナ。
  7. 前記土手部は、コンテナ外方がコンテナ内方より高い階段状に構成され、
    前記長側壁の下部は、前記土手部の形状に略合致する形状となっていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の折り畳み式コンテナ。
  8. 略長方形状の底部部材と、
    前記底部部材の一方の相対する辺部においてそれぞれ所定のヒンジ機構により連結された一対の第1側壁と、
    前記底部部材の他方の相対する辺部においてそれぞれ所定のヒンジ機構により連結された一対の第2側壁とを備え、
    前記各側壁が前記底部部材に対して略垂直に立てられた箱型の状態から、相対する前記両第2側壁を前記底部部材に重なるように折り畳んだ後、相対する前記両第1側壁を折り畳み、折り畳み状態となるよう構成されるとともに、
    前記折り畳み状態から、相対する前記両第1側壁を略垂直に立てた後、相対する前記両第2を略垂直に立て前記箱型の状態に組立てられるよう構成された折り畳み式コンテナにおいて、
    前記各第1側壁において当該第1側壁の縦辺方向に沿ってスライド可能に設けられ、当該第1側壁の下部より突出可能に構成されたロック部材と、
    前記第1側壁が連結される前記底部部材の辺部それぞれにおいて設けられ、前記ロック部材の突出部分が差し込まれる差込み部とを備え、
    前記各第1側壁を前記底部部材に対して略垂直に立てる際に、前記ロック部材が自重によりスライドして前記第1側壁の下部より突出し、前記差込み部に差し込まれるよう構成されるとともに、
    前記第1側壁が前記底部部材に対して略垂直に立てられた状態において、前記ロック部材を前記第1側壁の上部方向へスライド操作することにより、前記第1側壁の傾動が許容されるよう構成されていることを特徴とする折り畳み式コンテナ。
  9. 前記ロック部材は、作業者が指掛け可能な操作部と、当該操作部から前記第1側壁の縦辺方向に延出しかつ前記第1側壁の下部より突出可能な少なくとも1つの足部とから構成されていることを特徴とする請求項8に記載の折り畳み式コンテナ。
  10. 前記第1側壁が、前記底部部材の長辺部に対応する長側壁であり、前記第2側壁が、前記底部部材の短辺部に対応する短側壁であることを特徴とする請求項8又は9に記載の折り畳み式コンテナ。
  11. 略長方形状の底部部材と、
    前記底部部材の一方の相対する辺部においてそれぞれ所定のヒンジ機構により連結された一対の第1側壁と、
    前記底部部材の他方の相対する辺部においてそれぞれ所定のヒンジ機構により連結された一対の第2側壁とを備え、
    前記各側壁が前記底部部材に対して略垂直に立てられた箱型の状態から、相対する前記両第2側壁を前記底部部材に重なるように折り畳んだ後、相対する前記両第1側壁を折り畳み、折り畳み状態となるよう構成されるとともに、
    前記折り畳み状態から、相対する前記両第1側壁を略垂直に立てた後、相対する前記両第2を略垂直に立て前記箱型の状態に組立てられるよう構成された折り畳み式コンテナにおいて、
    略垂直に立てられた前記第2側壁の横辺方向両端部を係止可能な一対の係止部を、前記第2側壁それぞれに対応するように、相対する前記両第1側壁に設けるとともに、
    前記各第2側壁に対応した前記一対の係止部による係止を一度に解除可能な係止解除機構を前記第2側壁それぞれに設けたことを特徴とする折り畳み式コンテナ。
  12. 前記係止解除機構は、前記第2側壁の横辺方向に沿ってスライド可能に設けられ当該第2側壁の横辺方向両端部より突出可能な一対のスライドバーと、前記第2側壁の横辺方向略中央部において当該第2側壁の縦辺方向にスライド可能に設けれ、作業者が指掛け可能な操作部と、前記操作部をスライドさせる動力を前記一対のスライドバーをスライドさせる動力として伝達する動力伝達手段とにより構成されていることを特徴とする請求項11に記載の折り畳み式コンテナ。
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CN102935908A (zh) * 2012-10-30 2013-02-20 苏州良才物流科技股份有限公司 一种大型周转箱的加强锁定结构
CN110027808A (zh) * 2018-01-11 2019-07-19 大连中集特种物流装备有限公司 可折叠集装箱
CN110027808B (zh) * 2018-01-11 2024-06-07 大连中集特种物流装备有限公司 可折叠集装箱

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