JP2005212508A - 助手席用エアバッグ装置 - Google Patents

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    • B60R21/205Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in dashboards

Abstract

【課題】膨張を完了させたエアバッグに乗員が干渉した際に、反力を抑えて、乗員を的確に保護することが可能な助手席用エアバッグ装置の提供。
【解決手段】ケース49内に折り畳まれて収納され、膨張完了時における後部側の面が乗員P1と対向する乗員拘束面27とされる構成のエアバッグ10を備えた助手席用エアバッグ装置。エアバッグ10が、膨張完了時における後面側を、乗員拘束面27の上部側と下部側とを形成する上側膨張部11と下側膨張部19とを備える。上側膨張部11の下壁部13と、下側膨張部19の上壁部20と、が、エアバッグ10の膨張完了時において、相互に接触して重なっている。この上壁部13と下壁部20との相互に接触して重なる面積が、上側膨張部11若しくは下側膨張部19の一方への乗員の一部の拘束時にも、上壁部13と下壁部20との接触状態を維持可能な広さに、設定されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、助手席前方のインストルメントパネルに配置されたケース内に、折り畳まれて収納されるとともに、膨張用ガスの流入時に前記ケースから乗員側の車両後方側へ突出可能なエアバッグを備える構成の助手席用エアバッグ装置に関する。
従来、助手席用エアバッグ装置では、エアバッグが、膨張完了時における後部側の面を、乗員と対向するように配設される乗員拘束面としており、エアバッグの展開膨張時に、乗員側へ部分的な押圧力を作用させないように乗員拘束面が広く開いた状態で、乗員側へ突出するように、エアバッグを折り畳んで収納させていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−255004公報
しかし、従来の助手席用エアバッグ装置では、乗員拘束面は、膨張を完了させたエアバッグの車両後方側となる面の全面にわたって配設される構成であった。すなわち、従来の助手席用エアバッグ装置では、乗員の頭部と胸部とを、ともに、広い平面状の乗員拘束面で保護する構成であることから、膨張を完了させたエアバッグが、乗員に干渉した際に、乗員に与える反力を抑えて、的確に保護する点に、改善の余地があった。特に、乗員の胸部が、頭部よりも先に、膨張を完了させたエアバッグの乗員拘束面と干渉する場合では、胸部の干渉によって、乗員拘束面の一部が凹むとともに、一部が出っ張り、乗員拘束面全体に張力が発生して、その張力によって、頭部が乗員拘束面と干渉する際には、乗員の頭部に与える反力を増大させる虞れが生じていた。
また、通常、助手席用エアバッグ装置では、エアバッグは、上下方向に大きく広がるように膨張を完了させることから、小柄な乗員を保護する場合に、膨張を完了させたエアバッグの乗員拘束面に乗員が干渉した際に、乗員の頭部よりも上に配設される余剰の部位が、乗員の干渉に伴って乗員拘束面全体に発生する張力により、下方の乗員側に引っ張られて、小柄な乗員の頭部を上方から押圧してしまう場合も生じていた。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、膨張を完了させたエアバッグに乗員が干渉した際に、反力を抑えて、乗員を的確に保護することが可能な助手席用エアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る助手席用エアバッグ装置は、助手席前方のインストルメントパネルに配置されたケース内に、折り畳まれて収納されるとともに、膨張用ガスの流入時にケースから乗員側の車両後方側へ突出可能なエアバッグを備えて構成され、
エアバッグが、膨張完了時における後部側の面を、乗員と対向するように配設される乗員拘束面とされる構成の助手席用エアバッグ装置であって、
エアバッグが、膨張完了時に上下に並設されて、それぞれ、後面側を、乗員拘束面の上部側と下部側とを形成する上側膨張部と下側膨張部とを備える構成とされ、
上側膨張部の下壁部と、下側膨張部の上壁部と、が、エアバッグの膨張完了時において、相互に接触して重なるように構成され、
エアバッグの膨張完了時における上壁部と下壁部との相互に接触して重なる面が、上側膨張部若しくは下側膨張部の一方への乗員の一部の拘束時にも、上壁部と下壁部との接触状態を維持可能な広さに、設定されていることを特徴とする。
本発明の助手席用エアバッグ装置では、エアバッグの膨張完了時において、通常、乗員の胸部が下側膨張部の後面側に配設される下部側の乗員拘束面と干渉し、次いで、乗員の頭部が、上側膨張部の後面側に配設される上部側の乗員拘束面と干渉することとなる。そして、上側膨張部の下壁部と下側膨張部の上壁部とは、エアバッグの膨張完了時において、相互に接触して重なるように構成されて、この接触して重なる面が、上側膨張部若しくは下側膨張部の一方への乗員の一部の拘束時にも、上壁部と下壁部との接触状態を維持可能な広さに、設定される構成である。そのため、仮に、乗員の胸部が先に下側膨張部に配設される乗員拘束面と干渉して、その下側膨張部の乗員拘束面の一部が前方側に向かって凹み、下側膨張部を構成する壁部に張力が発生しても、上側膨張部の下壁部は、下側膨張部を構成する上壁部と接触して重なっているだけであり、上側膨張部の下壁部は、下側膨張部の変形に伴って、直接、引っ張られない。
すなわち、乗員の胸部の干渉によって下側膨張部側の乗員拘束面に発生する張力は、乗員の頭部と干渉する上側膨張部側の乗員拘束面に伝播しないことから、従来のエアバッグのごとく1つの乗員拘束面で乗員の頭部と胸部とをともに拘束する場合と比較して、張力の発生による反力の増大を抑えた状態で、乗員の頭部を、上側膨張部の乗員拘束面により、拘束することができる。その結果、乗員の頭部を、反力を抑えて、クッション効果を高めてソフトに拘束することができる。
また、本発明の助手席用エアバッグ装置では、小柄な乗員が着座した状態では、小柄な乗員は、頭部を、膨張を完了させた下側膨張部の後面側に配設される乗員拘束面と干渉させることとなる。そして、乗員の頭部が下側膨張部に配設される乗員拘束面と干渉して、乗員拘束面が前方側に向かって凹み、下側膨張部を構成する壁部に張力が発生しても、上側膨張部の下壁部は、下側膨張部の変形に伴って、直接、引っ張られないことから、膨張を完了させた上側膨張部は、下方へ引っ張られず、小柄な乗員の頭部を上方から押圧することもなく、エアバッグの下側膨張部により、小柄な乗員を的確に保護することができる。
従って、本発明の助手席用エアバッグ装置では、膨張を完了させたエアバッグに乗員が干渉した際に、反力を抑えて、乗員を的確に保護することができる。
また、上記構成の助手席用エアバッグ装置において、膨張完了時のエアバッグにおける上壁部と下壁部との前部側に、上側膨張部及び下側膨張部相互を連通させる連通孔を配設させるとともに、
膨張完了時のエアバッグの前部側に、連通孔に連通して、エアバッグ内に膨張用ガスを流入させるための1つのガス流入口を、配設させる構成とすることが好ましい。
上記構成のエアバッグ装置では、1つのガス流入口から、上側膨張部と下側膨張部との両方に、膨張用ガスを流入させる構成であることから、エアバッグ内に膨張用ガスを供給するインフレーターの数を1つにできて、装置自体をコンパクトにすることができ、また、装置の製造コストの増加も抑えることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本明細書における上下・前後・左右の関係は、助手席用エアバッグ装置Mが車両に搭載された状態を基準とするもので、搭載時の車両の上下・前後・左右の関係と一致するものである。
実施形態の助手席用エアバッグ装置Mは、図1・2に示すように、インパネ(インストルメントパネル)1の上面1a側の内部に配置されるトップマウントタイプである。このエアバッグ装置Mは、折り畳まれたエアバッグ10と、エアバッグ10に膨張用ガスを供給するインフレーター47と、エアバッグ10及びインフレーター47を収納保持するケース49と、エアバッグ10をケース49に取り付けるためのリテーナ45と、折り畳まれたエアバッグ10を覆うエアバッグカバー57と、を備えて構成されている。
エアバッグカバー57は、図1・2に示すように、実施形態の場合、インパネ1と一体的に形成されている。このインパネ1は、裏面側のポリプロピレン等の硬質合成樹脂からなるベース部2と、ベース部2の外表面側を覆う発泡ポリウレタン等の発泡層とスキン層とを有した被覆層3と、を備えて構成されている。そして、エアバッグカバー57の部位には、ベース部2の代わりに、オレフィン系熱可塑性エラストマー等の軟質合成樹脂製の軟質部4が、配設されている。このエアバッグカバー57は、周囲に薄肉の破断予定部60を配置させた2つの扉部58(58F・58B)を配設させて、構成されている。破断予定部60は、インパネ1の上方から見て略H字形状に配置されており、2つの扉部58F・58Bが、それぞれ、前端側と後端側とをヒンジ部59として、前後両端に開くように、構成されている。
また、エアバッグカバー57の部位には、扉部58F・58Bの配置位置を囲むように、裏面側から下方へ突出する略四角筒形状の連結壁部61が、配設されている。連結壁部61における前後方向で対向する壁部61a・61bの所定位置には、複数の係止孔62が貫通されている。これらの係止孔62には、ケース49に形成された係止爪55が挿入されることとなり、連結壁部61が係止爪55に係止されることとなる。
なお、軟質部4は、実施形態の場合、エアバッグカバー57の各扉部58F・58Bの裏面側と、連結壁部61自体と、扉部58F・58Bの各ヒンジ部59付近のインパネ1の裏面側において連結壁部61を越えた前後部位と、に、配置されている。
ケース49は、図1・2に示すように、上端側に略長方形状の開口49aを有した板金製の略直方体状に形成され、長方形板状の底壁部50と、底壁部50の外周縁から略四角筒状にエアバッグカバー57側の上方へ延びる側壁部54と、を備えて構成されている。底壁部50は、左右方向に長く延びた長方形板状としており、中央に、インフレーター47の上部側を下方からエアバッグカバー57側の上方へ挿入可能な略円形に開口した挿入孔51を、備えている。底壁部50の挿入孔51の周縁には、リテーナ45の各ボルト45bを挿通可能な取付孔52が、形成されている。また、底壁部50には、ケース49を車両のボディ6側に連結させるブラケット53が、底壁部50の左右両側の部位の下面側に、それぞれ、固定されている。各ブラケット53には、ボルト7を螺合させるためのナット53aが、固着されている。ボディ6側には、リインフォースメント6aから延びるブラケット6bが配設され、ボルト7は、ブラケット6bの取付座6cを貫通して、ナット53aに螺合されている。各ボルト7のナット53aへの締め付けにより、ケース49、すなわち、エアバッグ装置Mが、ボディ6側に取付固定されている。
また、ケース49の側壁部54には、車両の前後の部位の上端に、ケース49の外方でかつ下方へ反転する複数の係止爪55が、形成されている。各係止爪55は、既述したように、エアバッグカバー57の連結壁部61の係止孔62に挿入されて、連結壁部61を係止している。
インフレーター47は、上部側外周面に複数のガス吐出口47bを有した略円柱状の本体部47aを備えたディスクタイプとしている。本体部47aの外周面には、インフレーター47をケース49に取り付けるためのフランジ部47cが、設けられている。フランジ部47cは、本体部47aの外周面から突出する略四角環状(略正方形板状)として、その四隅に、それぞれ、取付孔47dを貫通させている。各取付孔47dは、ケース49の底壁部50の各取付孔52と対応する位置に配置されるとともに、取付孔52の内径寸法と略同一の内径寸法としている。
リテーナ45は、板金から形成されて、ケース49の挿入孔51と略同形に開口する孔を備えた基部45aと、基部45aの外周縁からエアバッグカバー57側の上方に延びる略四角筒形状のガイド壁部45cと、を備えて構成されている。基部45aは、外周縁を略四角形状(略正方形状)に形成されて、その四隅の部位に、下方へ延びるボルト45bを固着させている。各ボルト45bは、リテーナ45がエアバッグ10内に配置された状態で、エアバッグ10の取付孔33、ケース49の底壁部50の取付孔52、及び、インフレーター47のフランジ部47cの取付孔47dに、挿入されて、ナット46を締め付けられることにより、エアバッグ10とインフレーター47とをケース49の底壁部50に取り付ける構成である。すなわち、各ボルト45bへのナット46の締め付け時、エアバッグ10のガス流入口32の周縁31が基部45aによって底壁部50に押し付けられて、エアバッグ10が底壁部50に取り付けられ、インフレーター47のフランジ部47cが挿入孔51の周縁に押し付けられて、インフレーター47が底壁部50に取り付けられることとなる。
エアバッグ10は、図3・4に示すように、膨張完了時の外形形状を略四角錐状とされるとともに、膨張完了時に上下に並設される上側膨張部11と下側膨張部19とを備える構成とされている。上側膨張部11と下側膨張部19とは、実施形態の場合、膨張完了時における左右方向の幅寸法を略同一に設定されている。また、エアバッグ10は、膨張完了時における後部側の面を、助手席に着座した標準体型の乗員P1や、小柄な乗員P2(図6・7参照)と対向するように配設される乗員拘束面27とされており、実施形態の場合、上側膨張部11の後部側の面が乗員拘束面27の上部側を形成する上側乗員拘束面28とされ、下側膨張部19の後部側の面が乗員拘束面27の下部側を形成する下側乗員拘束面29とされている。実施形態の場合、エアバッグ10の膨張完了時において、上側乗員拘束面28は、助手席に着座した標準体型の乗員P1の頭部Hと略対向するように配設され、下側乗員拘束面29は、乗員P1の胸部Bと略対向するように、配設されることとなる(図6参照)。
上側膨張部11は、エアバッグ10の膨張完了時において、上側となる上壁部12と、下側となる下壁部13と、前側となる前壁部14と、後側となる後壁部15と、左側となる左壁部16と、右側となる右壁部17と、を備えて構成されている。下側膨張部19は、エアバッグ10の膨張完了時において、上側となる上壁部20と、下側となる下壁部21と、前側となる前壁部22と、後側となる後壁部23と、左側となる左壁部24と、右側となる右壁部25と、を備えて構成されている。実施形態の場合、上側・下側膨張部11・19における各後壁部15・23の車両後方側の面が、乗員拘束面27を構成することとなる。
そして、実施形態のエアバッグ10では、上側膨張部11における左壁部16と下側膨張部19における左壁部24とは、前部側の部位において相互に連結されて構成され、1枚の基布39から、構成されている。同様に、上側膨張部11における右壁部17と下側膨張部19における右壁部25とも、前部側の部位において相互に連結されて構成され、1枚の基布39から、構成されている。また、上側膨張部11における前壁部14と下側膨張部19における前壁部22とは、連続的に、配設されており、膨張用ガスGを流入させるように、円形に開口されて、周縁31をケース49に取り付ける1つのガス流入口32を備える構成とされている。ガス流入口32の周縁には、リテーナ45のボルト45bを挿通させて流入口周縁31をケース49の底壁部50に取り付けるための複数の取付孔33が、形成されている。また、下側膨張部19における左・右壁部24・25には、エアバッグ10内に流入した余剰の膨張用ガスGを排気するベントホール34が、それぞれ、略円形に開口されている。
また、上側膨張部11の下壁部13と、下側膨張部19の上壁部20と、は、エアバッグ10の膨張完了時において、相互に接触して重なるように、構成されている(図3・4・6・7参照)。そして、両壁部13・20における相互に接触して重なった部位(面)13a・13aは、上側膨張部11あるいは下側膨張部19の一方に乗員P1・P2の一部が拘束された際に、下壁部13と上壁部20との接触状態を維持可能な広さに設定されている。具体的には、両壁部13・20における相互に接触して重なった部位(面)13a・20aは、図7の二点鎖線に示すように、例えば、乗員P2が、下側膨張部19に配設される下側乗員拘束面29と干渉し、下側乗員拘束面29の一部が前方に向かって大きく凹み、上壁部20の元部側が下壁部13から離れるように引っ張られても、下壁部13の先端13b側の部位と上壁部20の先端20b側の部位との接触状態が維持されるような広さに、設定されることとなる。実施形態の場合、下壁部13と上壁部20とは、先端13b・20b側を連結させるようにして、1枚の基布40から一体的に、構成されている。
なお、図3・4では、単体で膨張させた状態のエアバッグ10を示しているが、実際にエアバッグ10を単体で膨張させた場合、上側膨張部11が前方に向かって広がるように膨張することから、膨張完了時に、下壁部13及び上壁部20が、相互に接触して重なるように膨張しない。実際には、エアバッグ10は、車両搭載状態において、上側膨張部11の上壁部12側を後述するウィンドシールドWに押えられて、上側膨張部11の前方側への移動を抑えるように膨張することとなる。すなわち、エアバッグ10は、車両搭載状態において、ウィンドシールドWに押えられることにより、下壁部13及び上壁部20が、相互に接触して重なる部位13a・20aを備えるように、膨張を完了させることとなる。図3・4には、ウィンドシールドWで押えられた状態のエアバッグ10の膨張完了状態を、示している。
また、エアバッグ10内には、図3・4に示すように、整流布37とテザー38とが、配設されている。整流布37は、前後方向に沿った略円筒形状とされて、ガス流入口32から流入した膨張用ガスGを上側膨張部11側と下側膨張部19側とに流出可能とするように、前後両端37a・37b側を開口されている。そして、エアバッグ10において整流布37が配設される部位、すなわち、膨張完了時のエアバッグ10における下壁部13と上壁部20との前部側となる部位が、ガス流入口32に連通されるとともに、上側膨張部11及び下側膨張部19相互を連通させる連通孔35とされている。テザー38は、帯状とされて、エアバッグ10の膨張完了時において、下壁部13及び上壁部20の先端13b・20b側とガス流入口32の周縁31とを連結するように、配設されている。実施形態の場合、テザー38は、上・下壁部13・20の左右両端付近となる2箇所に、配設されている。
また、実施形態のエアバッグ10は、図5に示すように、それぞれ、上側・下側膨張部11・19の左・右壁部16・17・24・25を構成する略楕円形状の第1基布39・39と、上側膨張部11の上壁部12・下壁部13・前壁部14・後壁部15及び下側膨張部19の上壁部20・下壁部21・前壁部22・後壁部23を構成する第2基布40と、の周縁相互を縫合させることにより、構成されている。これらの基布39・40は、テザー38及び整流布37を構成する基布41・41・42とともに、ポリエステル糸やポリアミド糸等からなる可撓性を有した織布から形成されて、シリコン等のコーティング剤を塗布しないノンコート布として、構成されている。第2基布40における長手方向の端部付近には、ガス流入口32と取付孔33とが、配設されている。
次に、実施形態のエアバッグ装置Mの車両への搭載について説明する。エアバッグ10は、各基布39・39・40・41・41・42の所定箇所を縫合させて、予め、形成しておく。その後、各取付孔33からボルト45bを突出させるように、内部にリテーナ45を配設させた状態で、エアバッグ10を折り畳み、さらに、折り崩れしないように、折り畳んだエアバッグ10の周囲を、破断可能なラッピングシート43(図2参照)でくるんでおく。そして、各ボルト45bを、上方から取付孔52に挿通させつつ、開口49aから、折り畳んだエアバッグ10を、ケース49の底壁部50上に載置させる。次いで、インフレーター47の本体部47aの上部を、下方から、挿入孔51、ガス流入口32、及び、リテーナ45の基部45aに挿入させるとともに、底壁部50から下方に突出している各ボルト45bを、インフレーター47のフランジ部47cの取付孔47dに挿通させる。その後、インフレーター47のフランジ部47cから突出した各ボルト45bに、ナット46を締結させれば、ケース49の底壁部50に対して、折り畳んだエアバッグ10とインフレーター47とを取り付けることができる。
その後、車両に搭載されたインパネ1におけるエアバッグカバー57の連結壁部61内に、ケース49の側壁部54を挿入させ、ケース49の各係止爪55を連結壁部61の係止孔62に挿入させて、各係止爪55を連結壁部61に係止させる。そしてさらに、各ブラケット53のナット53aに、取付座6cを経て、ボルト7を締結すれば、助手席用エアバッグ装置Mを車両に搭載することができる。
なお、エアバッグ装置Mの車両への搭載は、予め、インパネ1のエアバッグカバー57に対して、エアバッグ10とインフレーター47とを取り付けたケース49を組み付けて、インパネ1を取り付ける際、ボルト7を利用して、エアバッグ装置Mをボディ側に連結固定して、エアバッグ装置Mを車両に搭載してもよい。
エアバッグ装置Mの車両への搭載後、インフレーター47のガス吐出口47bから膨張用ガスGが吐出されれば、エアバッグ10が、膨張して、ラッピングシート43を破断するとともに、エアバッグカバー57の破断予定部60を破断させて、扉部58F・58Bを、図1・2の二点鎖線に示すように開かせることとなる。そして、エアバッグ10は、エアバッグカバー57における扉部58F・58Bを開かせて形成される開口60から、大きく突出し、膨張を完了させるとともに、余剰の膨張用ガスGをベントホール34から排出することとなる。なお、図1・6・7の符号Wの部材は、ウィンドシールドである。
そして、実施形態の助手席用エアバッグ装置Mでは、エアバッグ10の膨張完了時において、通常、乗員P1の胸部Bが下側膨張部19の後面側に配設される下側乗員拘束面29と干渉し、次いで、乗員P1の頭部Hが、上側膨張部11の後面側に配設される上側乗員拘束面28と干渉することとなる。そして、上側膨張部11の下壁部13と下側膨張部19の上壁部20とは、エアバッグ10の膨張完了時において、相互に接触して重なるように構成されて、この接触して重なる部位(面)13a・20aが、上側膨張部11若しくは下側膨張部19の一方への乗員P1の一部の拘束時にも、下壁部13と上壁部20との接触状態を維持可能な広さに、設定される構成である。そのため、仮に、乗員P1の胸部Bが先に下側膨張部19に配設される下側乗員拘束面29と干渉して、その下側乗員拘束面29の一部が前方側に向かって凹み、下側膨張部19を構成する壁部20・21・22・23・24・25に張力が発生しても、上側膨張部11の下壁部13は、下側膨張部19を構成する上壁部20と接触して重なっているだけであり、上側膨張部11の下壁部13は、下側膨張部19の変形に伴って、直接、引っ張られない。
すなわち、乗員P1の胸部Bの干渉によって下側膨張部19に配設される下側乗員拘束面29に発生する張力は、乗員P1の頭部Hと干渉する上側膨張部11に配設される上側乗員拘束面28に伝播しないことから、従来のエアバッグのごとく1つの乗員拘束面で乗員の頭部と胸部とをともに拘束する場合と比較して、張力の発生による反力の増大を抑えた状態で、乗員P1の頭部Hを、上側膨張部11の乗員拘束面27により、拘束することができる。その結果、乗員P1の頭部Hを、反力を抑えて、クッション効果を高めてソフトに拘束することができる。
また、実施形態の助手席用エアバッグ装置Mでは、小柄な乗員P2が着座した状態では、小柄な乗員P2は、図7に示すごとく、頭部Hを、膨張を完了させた下側膨張部19の後面側に配設される下側乗員拘束面29と干渉させることとなる。そして、乗員P2の頭部Hが下側膨張部19に配設される下側乗員拘束面29と干渉して、下側乗員拘束面29が前方側に向かって凹み、下側膨張部19を構成する壁部20・21・22・23・24・25に張力が発生しても、上側膨張部11の下壁部13は、下側膨張部19の変形に伴って、直接、引っ張られないことから、膨張を完了させた上側膨張部11は、下方へ引っ張られず、小柄な乗員P2の頭部Hを上方から押圧することもなく、エアバッグ10の下側膨張部19により、小柄な乗員P2を的確に保護することができる。
従って、実施形態のエアバッグ装置Mでは、膨張を完了させたエアバッグ10に乗員P1・P2が干渉した際に、反力を抑えて、乗員P1・P2を的確に保護することができる。
また、実施形態の助手席用エアバッグ装置Mでは、膨張完了時のエアバッグ10における上壁部20と下壁部13との前部側に、上側膨張部11及び下側膨張部19相互を連通させる連通孔35を配設させ、膨張完了時のエアバッグ10の前部側に、連通孔35に連通して、エアバッグ10内に膨張用ガスGを流入させるための1つのガス流入口32を、配設させている。すなわち、実施形態のエアバッグ装置Mでは、1つのガス流入口32から、上側膨張部11と下側膨張部19との両方に、膨張用ガスGを流入させる構成であり、エアバッグ10内に膨張用ガスを供給するインフレーター47の数を1つにできて、装置自体をコンパクトにすることができ、また、装置の製造コストの増加も抑えることができる。なお、実施形態のエアバッグ10では、上側膨張部11における左・右壁部16・17と、下側膨張部20における左・右壁部24・25と、を、それぞれ、前部側の部位において連結させて、同一の基布39から構成しているが、例えば、エアバッグとして、ガス流入口32のみを共用として、これらの壁部をそれぞれ、別体に構成したものを使用してもよい。また、上記のような効果を考慮しなければ、エアバッグとして、上側膨張部11と下側膨張部19とを、完全に区画し、それぞれ、別のインフレーターを用いて膨張させる構成のものを使用してもよい。
本発明の一実施形態である助手席用エアバッグ装置の車両前後方向の断面図である。 同実施形態のエアバッグ装置の車両前後方向の概略拡大断面図である。 同実施形態に使用するエアバッグを単体で膨張させた状態の斜視図である。 同実施形態に使用するエアバッグを単体で膨張させた状態の上下方向の断面図である。 同実施形態に使用するエアバッグを構成する部材を示す平面図である。 同実施形態のエアバッグ装置の作動時を説明する図であり、車両の側方側からみた概略図である。 同実施形態のエアバッグ装置の作動時を説明する図であり、車両の側方側からみた概略図である。
符号の説明
1…インストルメントパネル、
10…エアバッグ、
11…前側膨張部、
13…下壁部、
19…後側膨張部、
20…上壁部、
13a・20a…重なり部位、
27…乗員拘束面、
28…上側乗員拘束面、
29…下側乗員拘束面、
32…ガス流入口、
35…連通孔、
47…インフレーター、
49…ケース、
57…エアバッグカバー、
B…胸部、
G…膨張用ガス、
H…頭部、
P1・P2…乗員、
W…ウィンドシールド、
M…助手席用エアバッグ装置。

Claims (2)

  1. 助手席前方のインストルメントパネルに配置されたケース内に、折り畳まれて収納されるとともに、膨張用ガスの流入時に前記ケースから乗員側の車両後方側へ突出可能なエアバッグを備えて構成され、
    該エアバッグが、膨張完了時における後部側の面を、乗員と対向するように配設される乗員拘束面とされる構成の助手席用エアバッグ装置であって、
    前記エアバッグが、膨張完了時に上下に並設されて、それぞれ、後面側を、前記乗員拘束面の上部側と下部側とを形成する上側膨張部と下側膨張部とを備える構成とされ、
    前記上側膨張部の下壁部と、前記下側膨張部の上壁部と、が、前記エアバッグの膨張完了時において、相互に接触して重なるように構成され、
    前記エアバッグの膨張完了時における前記上壁部と前記下壁部との相互に接触して重なる面が、前記上側膨張部若しくは前記下側膨張部の一方への乗員の一部の拘束時にも、前記上壁部と前記下壁部との接触状態を維持可能な広さに、設定されていることを特徴とする助手席用エアバッグ装置。
  2. 膨張完了時の前記エアバッグにおける前記上壁部と前記下壁部との前部側に、前記上側膨張部及び前記下側膨張部相互を連通させる連通孔が配設されるとともに、
    膨張完了時の前記エアバッグの前部側に、前記連通孔に連通して、前記エアバッグ内に膨張用ガスを流入させるための1つのガス流入口が、配設されていることを特徴とする請求項1に記載の助手席用エアバッグ装置。
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