JP2005204998A - 内視鏡用鋏鉗子 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、所望の生体組織部位を切開・切除する際における、所望の生体組織部位以外への影響を確実に阻止して、切開・切除する際の自由度を高く保持し、操作性の向上を得られる内視鏡用鋏鉗子を提供しようとするものである。
【解決手段】基端に操作部4を設け、この操作部に少なくとも先端部付近に可撓性を有する挿入部3を連結し、この挿入部の先端に一対の開閉可能な鋏部材8a,8bを備えた処置部2を設け、操作部に対する操作によって一対の鋏部材を開閉操作する内視鏡用鋏鉗子において、前記処置部における一対の鋏部材に互いの重なり合う内面から外面に亘って刃部10a,10bを設け、それぞれの刃部の先端に鋏部材相互を開いた状態で内側に突出しかつ丸みを帯びた形状の突起31a,31bを設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、医療分野で用いられる処置具に係り、特に内視鏡と組合せて使用され、体腔内の癒着部位や粘膜組織等の生体組識部位を切開し、もしくは切除するための内視鏡用鋏鉗子に関する。
従来、内視鏡に備えられる処置具チャンネルを通じて体腔内に挿通され、体腔内の癒着部位や粘膜組織等の生体組識部位を切開し、もしくは切除する処置具として、鋏鉗子が用いられている。たとえば[特許文献1]には高周波処置具として、あるいは[特許文献2]には内視鏡用鋏鉗子としての具体的な構成が開示されている。
[特許文献1]では、内視鏡の処置具挿通チャンネル内に挿通可能な挿入部に軟性シースと、この軟性シースの先端から突没して開閉操作可能な一対の開閉要素を設け、各開閉要素に細長い腕部と、この腕部の先端部に配置された高周波処置用の刃部を形成し、刃部に高周波電流を集中させる高周波処置部を設けてなる。
[特許文献2]では、先端部に刃部が対向するように組合せた一対の鋏刃部の後端側に、鋏部材の刃面部分を刃面が後部に向くよう刃部の峰側に退避する方向へ傾斜させた第2の刃面を設け、この第2の刃面によって形成される刃の開き角を、第2の刃面を除く鋏刃部の一対の刃面によって形成される刃の開き角よりも小さくしている。
特開2002−113015号公報 特開平 3−146046号公報
ところで、上述の[特許文献1]の高周波処置具においては、高周波処置部を構成する刃部の先端に突起を設け、この先端突起を生体組識部位に引っ掛けて滑り止めをなすとともに、刃部に高周波電流を集中させて生体組織部位の切開・切除を行っている。
しかしながら、高周波電流を集中させる刃部と突起の組合せにより、生体組織部位に対して鋭利になり過ぎる傾向があり、常に、対象目的とする生体組識部位と、それ以外の部分への影響を考慮しつつ手技を行わなければならず、余分な神経を使う必要がある。そして、この種の処置具においては、刃部が周方向に固定されていて回転することができず、操作上の自由度が低いものである。
上述の[特許文献2]においては、少なくとも鋏部材が閉じた状態で、鋭利な刃部先端が生体組織部位に接触しないよう、刃部材の厚さ(高さ)寸法を大きく取るとともに、閉じた状態で刃部とは反対側の側縁部である、いわゆる峰部から刃部の先端が突出することのないように形成しなければならない。
その結果、この内視鏡用鋏鉗子をたとえば気管支等の狭い管腔内に挿入したうえで鋏部材を開いたときに、いわゆる峰部が気管支壁などに当たってしまい、十分な開き幅を確保できないという問題点がある。そして、刃部の滑りを防ぐために十分な段差を確保することは困難である。
本発明は上記事情にもとづきなされたものであり、その目的とするところは、切開・切除する際に対象とする生体組織部位が刃部によって前方に押し出されるのを防ぎ、対象とする生体組織部位以外への影響を確実に抑制して、切開・切除する際の自由度を高く保持し、操作性の向上を得られる内視鏡用鋏鉗子を提供しようとするものである。
本発明は上述の目的を満足するためになされたものであり、請求項1として、基端に操作部を設け、この操作部に少なくとも先端付近に可撓性を有する挿入部を連結し、この挿入部の先端に一対の開閉可能な鋏部材を備えた処置部を設け、操作部に対する操作によって一対の鋏部材を開閉操作する内視鏡用鋏鉗子において、一対の鋏部材に互いの重なり合う内面から外面に亘って刃部を設け、それぞれの刃部の先端に鋏部材相互を開いた状態で内側に突出しかつ丸みを帯びた形状の突起を設けた。
請求項2として、請求項1記載の内視鏡用鋏鉗子において前記処置部は、操作部を固定して、挿入部とともに挿入部の長軸を中心として回転可能である。
請求項3として、請求項1記載の内視鏡用鋏鉗子において前記一対の鋏部材は、刃部の反対側の側縁である峰部が少なくとも円弧状に形成される。
請求項4として、請求項1記載の内視鏡用鋏鉗子において前記鋏部材の先端に設けられる丸みを帯びた形状の突起は、一対の鋏部材を閉じた状態で他方の鋏部材における峰部から突出する。
このような目的を満足する手段を採用することにより、請求項1の発明によれば、突起先端を丸めた形状としたから、対象とする生体組織部位以外の部分への影響を抑制して操作性の向上を得られる。
請求項2の発明によれば、操作部に対し挿入部とともに処置部を任意の方向に回転可能に組付けたから、切開・切除する際の自由度を高められ、操作性の向上を得られる。
請求項3の発明によれば、峰部を円弧状に形成したため、周辺組識に接触しても影響を与えることが少なくなり、狭い管腔内においても確実に開き幅を確保できる。
請求項4の発明によれば、刃部先端の突起をもう一方の鋏部材の峰部から突出させたから、十分な段差を有することとなり生体組識部位が前方へ押し出されるのを防ぐ。
本発明の内視鏡用鋏鉗子によれば、切開・切除する際に対象とする生体組織部位が刃部によって前方に押し出されるのを防ぎ、対象とする生体組織部位以外への影響を確実に抑制して、生体組織部位を切開・切除する際の自由度を高く保持し、操作性の向上を得られる等の効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係る内視鏡用鋏鉗子について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る、内視鏡用鋏鉗子1の全体外観図である。
この内視鏡用鋏鉗子1は、先端である処置部2と、この処置部2に連結され可撓性を有する管状部材である挿入部3と、この挿入部3の基端に設けられる操作部4とから構成されるものである。
先に前記操作部4から説明すると、この操作部4は、挿入部3に接続されるハンドル本体5と、このハンドル本体5に進退自在に配置され一対の孔部6a,6aを備えたスライダ6と、前記ハンドル本体5の端部に固定して配置される指掛けリング7とから構成される。
術者は、指掛けリング7に親指を掛け、人差し指と中指をスライダ6の孔部6a,6aに嵌め込み、スライダ6をハンドル本体5に対して進退自在にスライドさせることができる。図1では、指掛けリング7に対してスライダ6を図中実線矢印に示す離間させる方向に押し出すことにより、処置部2を開放した状態を示している。逆に、スライダ6を指掛けリング7に近接する方向にスライドさせると、処置部2を閉じることができる。なお、スライダ6に対するスライド操作による処置部2の開閉作用については後述する。
図2は処置部2と挿入部3一部を切欠し、かつ拡大した正面図であり、処置部2は開放した状態を示している。図3は前記処置部2および挿入部3の一部を拡大した正面図であり、処置部2は閉成した状態を示している。
前記処置部2は、前記挿入部3の先端にソケット部aを介して取付け固定される支持体11を備えている。この支持体11は第1の鋏部材8aと第2の鋏部材8bおよびリンク機構15を支持していて、これら一対の鋏部材8a,8bとリンク機構15とで処置部2が構成されることになる。なお、一対の鋏部材8a,8bとリンク機構15および支持体11など処置部2を構成する部品の全ては、電気抵抗が少ない通電性の良い素材が用いられる。
前記支持体11の先端部には支持ピン9が設けられていて、この支持ピン9に前記第1、第2の鋏部材8a,8bの略中間部分が重ね合わされた状態で回転自在に支持される。そして、これら鋏部材8a,8bにリンク機構15が連結され、前記操作部4に対する操作により開閉することができる。
前記第1、第2の鋏部材8a,8bにおいて、支持ピン9の枢支部分から後端側を後方延出腕30a,30bと呼ぶ。それぞれの後方延出腕30a,30bの端部は、前記リンク機構15に連結される。第1、第2の鋏部材8a,8bの前記支持ピン9による枢支部から先端側は、互いに内側に湾曲成される鋏部80a,80bとなっている。
鋏部80a,80bの互いに重ね合わされる面(以下、内面と呼ぶ)の一側縁に沿い、この内面から重ね合わされる面とは反対側の面(以下、外面と呼ぶ)に亘って、鋭利に傾斜する刃部10a,10bが設けられる。鋏部80a,80bが全体的に湾曲成されているうえに前記刃部10a,10bを備えることにより、互いの鋏部80a,80bはいわゆる鎌状に形成される。
前記刃部10a,10bの先端には、丸みを帯びた形状で突出する突起31a,31bが設けられる。前記突起31a,31bは、刃部10a,10bの湾曲形状からさらに、第1、第2の鋏部材8a,8bを開いた状態で互いに内側を向く。当然、これら突起31a,31bには刃部10a,10bが形成されておらず、内面から外面に亘って鋏部80a,80bと同一厚さに形成される。
前記鋏部80a,80bにおける刃部10a,10bとは反対側の側縁を峰部32a,32bと呼んでいて、ここには特に加工が施されていない。そして、峰部32a,32bは全体的に円弧状に形成される。
このような第1、第2の鋏部材8a,8bに対して前記リンク機構15は、第1の鋏部材8aを構成する後方延出腕30aの基端に回動ピン14bを介して一端が回転自在に連結されるリンク12bと、第2の鋏部材8bを構成する後方延出腕30bの基端に回動ピン14aを介して一端が回転自在に連結されるリンク12aと、これらリンク12a,12bの他端に回転自在に連結されるスライドピン13および、スライドピン13を支持し、かつ前記支持体11にスライド自在に掛合される連結部材18とから構成される。
前記リンク機構15を構成する連結部材18を支持体11に沿って進退方向にスライド付勢することにより、連結部材18に設けられるスライドピン13が一体に進退方向にスライドして各リンク12a,12bの端部を追従させる。これに対して支持体11の先端に支持ピン9が取付け固定されているので、スライドピン13の支持ピン9に対する間隔が遠近変動する。
そのため、第1の鋏部材8aを構成する後方延出腕30aおよび回動ピン14bを介してリンク12bとのなす角度と、第2の鋏部材8bを構成する後方延出腕30bおよび回動ピン14aを介してリンク12bとのなす角度とは互いに拡大縮小変動する。
結局、図2に示すように第1の鋏部材8aと第2の鋏部材8bは互いに開放し、もしくは図3に示すように重なり合って閉じることができる。図3の状態についてなお説明すると、各鋏部材8a,8bの内面同士が互いに重なり合い、これら鋏部材8a,8bに設けられる刃部10a,10bが全長に亘って重なる。そして、互いの刃部10a,10b先端に設けられる突部31a,31bは、重なり合う相手方の峰部32a,32bから外方へ突出している。
再び図2に示すように、前記連結部材18の後端面から所定の深さで取付け用孔部bが設けられていて、ここに前記挿入部3の一部を構成する操作ワイヤ16の先端が挿入され、かつ一体に連結固定される。前記操作ワイヤ16は柔軟性を有するとともに、電気抵抗の少ない通電性の良い素材から形成される。この操作ワイヤ16は、可撓性を有し電気絶縁素材からなる管状部材であるシース17内に挿通される。シース17の先端には前記ソケット部aが取付け固定され、これらで挿入部3の先端が構成される。
図4は挿入部3と操作部4との連結部分の断面図であり、図5は操作部4一部の断面図である。
図4に示すように、前記操作部4は先端に注水ポート33を備えている。この注水ポート33の先端はホース継ぎ手状に形成されていて、挿入部3を構成する前記シース17の後端開口部が密に挿入され互いに接続される。注水ポート33の軸方向に沿って貫通孔cが設けられ、この貫通孔cに前記操作ワイヤ16が挿通される。
図5に示すように、前記注水ポート33は貫通孔cが設けられる軸方向とは直交する方向に注水部33aを備えていて、この注水部33aに形成される孔部dが前記貫通孔cに連通する。そして、注水部33aの孔部dと貫通孔cとが交差する部位には、操作ワイヤ16が進退自在に移動可能であるけれども、水の漏れは阻止するよう操作ワイヤ16に密接した状態で壁部eが一体に設けられる。
すなわち、内視鏡用鋏鉗子1を用いて必要な処置を終了したあとは、挿入部3の内膣を洗浄する必要がある。そのために前記注水ポート33が備えられていて、注水部33aの孔部eから洗浄水を注入することにより、洗浄水は壁部eに遮られて貫通孔cに沿って導かれ、シース17内部と操作ワイヤ16を洗浄するとともに先端の連結部材18と支持体11との連結部分を洗浄できる。これらを洗浄したあとの洗浄水は、処置部2から吐出される。
なお、このように内視鏡用鋏鉗子1の実使用中には注水ポート33に注水することはないので、操作ワイヤ16の壁部e貫通部分は特にシール構造を密にする必要がない。
前記注水ポート33は壁部eから後端側へも突出していて、この突出部分の内部に段付き連結部材19が嵌め込まれる。そして、段付き連結部材19には、段付き連結部材19を回転自在でかつ軸方向への移動を阻止する係止部材20が嵌め込まれている。
これら注水ポート33の突出部および段付き連結部材19は、係止部材20を介してハンドル本体5の先端部に設けられる溝部41に嵌め込まれる。この溝部41が設けられるハンドル本体5部分は、回動環40に偏心して設けられる孔部に嵌め込まれている。この回動環40孔部の偏心方向は、紙面とは直交する方向なので、図5には図示していない。回動環40を周方向に回動することにより、回動環40の中心軸の回りにハンドル本体溝部41が偏心回転するようになっている。
上記係止部材20は紙面とは直交する方向に長い板状をなし、この板厚とは直交する方向(操作ワイヤ16の軸方向)に亘って半円状の孔部が設けられ、さらにこの半円状孔部の直径よりも小さい幅寸法の長孔が連通する。したがって、係止部材20の紙面とは直交する方向に長い略鍵穴状の孔部が設けられている。
この係止部材20の略鍵穴状孔部に上記段付き連結部材19に形成される細径の段部が挿通され、かつ段部から先の端部が係止部材20から突出している。係止部材20から突出する段付き連結部材19の端部の直径は、係止部材20の略鍵穴状を形成する半円状孔部の直径よりも小さく、長孔の幅寸法よりも大きく形成される。
回動環40を図5の位置からたとえば手前側に90°回動すると、係止部材20のたとえば半円状孔部に段付き連結部材19端部が対向する。段付き連結部材19端部直径が係止部材20の半円状孔部の直径よりも小さいので、段付き連結部材19端部を係止部材20の半円状孔部から抜き出すことができる。
回動環40を逆に後方へ90°回動すると、係止部材20の長孔に段付き連結部材19端部が対向する。段付き連結部材19端部直径が係止部材20の長孔幅寸法よりも大きいので、段付き連結部材19端部を係止部材20の長孔から抜き出すことができない。
すなわち、注水ポート33を備えたシース17とハンドル本体5とを連結する際、もしくは連結したものを必要に応じて分離する際は、回動環40を手前側に90°回動して係止部材20の半円状孔部に段付き連結部材19の端部を対向させる。したがって、段付き連結部材19端部を係止部材20半円状孔部に挿入することができ、もしくは抜き出すことができる。
段付き連結部材19端部を係止部材20半円状孔部に挿入したあと回動環40を180°逆の位置に回動させれば、段付き連結部材19端部を係止部材20長孔から抜き出すことができず、シース17とハンドル本体5が一体に連結されることとなる。
前記操作ワイヤ16は段付き連結部材19、係止部材20を挿通し、ハンドル本体5に取付けられるスライダ6内部まで延出される。前記スライダ6は、操作釦21とばね22および、電気抵抗の少ない通電性の良い素材から形成される通電部材23を有する。
前記通電部材23は操作ワイヤ16の軸方向に沿うようスライダ6に嵌め込まれ一体に取付け固定される。通電部材23の図示しない端面部には電源コードが接続されていて、電源部に電気的に接続される。また、操作部4において、前記通電部材23を除く他の構成部品の全ては電気的に絶縁性のある素材で形成される。
前記スライダ6には、この上面から所定深さで直径が大きく、この深さ位置から通電部材23の所定深さまでは直径が小さい、段状に形成される係合穴部fが設けられる。前記操作釦21は、この係合穴部fに挿入される。すなわち、操作釦21の上端部はスライダ6の上面に突出し、係合穴部fに挿入される部分は途中から直径が小さく形成されている。通電部材23に設けられる係合穴部fと対向して操作ワイヤ16の直径と同一幅で、かつ上下方向に長い長孔21aが設けられる。
スライダ6に設けられる係合穴部fの直径の大なる部分で、操作釦21の径が細い部分には前記ばね22が嵌め込まれる。このばね22は圧縮コイルばねとして、操作釦21をスライダ6から突出する方向に弾性的に押し上げ付勢している。操作釦21の長孔21aには、操作ワイヤ16の端部が挿通する。
なお説明すると、操作ワイヤ16の先端部に引掛け部42が設けられ、この引掛け部42とは所定間隔を存して固定片43が嵌め込まれる。そのため、長孔21aに操作ワイヤ16が挿通され、引掛け部42と固定片43とで操作釦21の両面を挟持する状態となっている。
一方、通電部材23の挿入部3側端面から所定深さで挿入用穴部gが設けられ、この挿入用穴部gの中途部分が係合穴部fと直交している。操作ワイヤ16に取付けられる引掛け部42と固定片43は、前記挿入用穴部gに挿入される。
操作ワイヤ16とともに引掛け部42および固定片43は、電気的に抵抗が少ない通電性の良い素材から形成されている。図5に示す状態では、ばね22の弾性力が作用して操作釦21に設けられる長孔21aの下端部によって操作ワイヤ16と引掛け部42および固定片43が押上げられる。
したがって、これら引掛け部42および固定片43は通電部材23に密着し、通電部材23と操作ワイヤ16は引掛け部42と固定片43を介して常に通電状態にある。スライダ6を長手軸回りに回動操作するようなことがあっても、操作ワイヤ16はばね22の作用で弾性的に押付けられているので回動せず、この部分での操作ワイヤ16の捩れの発生がない。
このようにして構成される内視鏡用鋏鉗子であり、以下に述べるようにして用いられる。図1に示すように術者は指掛けリング7に親指を掛け、スライダ6の一対の孔部6a,6aに人指し指と中指を掛けて、スライダ6を図中実線矢印に示す方向である指掛けリング7から離れる方向に押し出す。
スライダ6が押し出されることにより、図5に示すように操作釦21を介してスライダ6に連結される操作ワイヤ16が押し出され、操作ワイヤ16は段付き連結部材19と注水ポート33および、図2に示すシース17に沿って移動する。操作ワイヤ16の先端部では、連結部材18を支持体11に沿って移動させ、これにともないスライドピン13を支持ピン9に近接する方向へ移動させる。
図2に示すように、リンク機構15を構成する第1、第2のリンク12a,12bが第1、第2の鋏部材8a,8bに対して鋭角状になり、その結果、第1、第2の鋏部材8a,8bが開く。そして、前記スライダ6の位置を保持して内視鏡用鋏鉗子1の先端処置部2を対象とする管腔内に挿入する。
図6は内視鏡用鋏鉗子1の先端処置部2と挿入部3を管腔25内に挿入した状態の説明図である。
処置部3を開放状態にして管腔25内に挿入すると、第1、第2の鋏部8a,8bの峰部32a,32bが管腔25壁面に接触することが多い。ここでは峰部32a,32bは全体的に円弧状に形成されているので、管腔25の壁面に接触してもこれを傷付けることがない。したがって、たとえば気管支等の狭い管腔25においても第1、第2の鋏部材8a,8bの開き角度を最大限に確保でき、後述するように対象としての所望の生体組織部位を除去する際に有利となる。
前記処置部2が所望の生体組織部位と対向位置に到達したことを確認できたら、再び図1に示すようにスライダ6を二点鎖線矢印に示す方向、すなわち指掛けリング7に近接する方向に引く。図2に示すように操作ワイヤ16を介して連結部材18とスライドピン13が支持ピン9とは離間する方向に移動してリンク機構15を閉じる。
このとき、挿入部3のシース17手元側を回転させることにより、挿入部3とともに処置部2を任意の方向に向くように調整することが可能である。すなわち、シース17と連結部材18を介して操作ワイヤ16が、挿入部3の長軸を中心として回転可能であるので、処置部2を所望の生体組織部位に対向する方向に向けることができる。
図7(A)は内視鏡用鋏鉗子1の処置部2が管腔25の壁面にできた対象とする生体組織部位24を切開・切除する状態の正面図、図7(B)は同状態の平面図である。
スライダ6に対する操作により処置部2を構成する第1の鋏部材8aと第2の鋏部材8bとが閉じられ所望の生体組織部位24を抱持する。さらにスライド6に対する操作を継続することにより、ついには同生体組織部位24を切開・切除できる。
このとき、本発明における内視鏡用鋏鉗子1の処置部2では、第1、第2の鋏部材8a,8bに設けられる刃部10a,10bの先端に、それぞれ丸みを帯びた突起31a,31bを備えているので、切開・切除すべき生体組識部位24以外の組織部位に対するダメージを軽減して確実な処置が可能となる。
再び図3に示すように、第1、第2の鋏部材8a,8bを完全に閉じた状態で、第1、第2の鋏部材8a,8bの突起31a,31bが、対向する鋏部材8a,8bの峰部32a,32bから突出する構造となっている。このことにより、突起31a,31bと刃部10との段差を大きくとることができ、生体組識部位24を抱持範囲から逃がさずに確実に切開・切除できる。切開・切除した生体組織部位24は、この内視鏡用鋏鉗子1を用いて、もしくは内視鏡用鋏鉗子1を一旦取外し、他の処置用鉗子を挿入して取除くことになる。
つぎに、本発明の第2の実施の形態に係る内視鏡用鋏鉗子1Aについて説明する。
図8は第2の実施の形態に係る内視鏡用鋏鉗子1Aの操作部4Aの平面図、図9は図8のA−A線に沿う断面図である。
操作部4Aは、ハンドル本体5と、このハンドル本体5にスライド自在に取付けられたスライダ6および、ハンドル本体5の先端に設けられる指掛けリング7とから構成される。スライダ6はばね22で弾性的に押上げ付勢される操作釦21を備えていて、通電部材23に操作ワイヤ16が接続される構成は先に説明したものと全く同様である。
ここでは、ハンドル本体5にラチェットギヤ部29が設けられ、スライダ6には係止部材27とばね28とが設けられている点が、第1の実施形態と相違する。前記ラチェットギヤ部29は指掛けリング7に向かって鋭角状に形成される。前記係止部材27はハンドル本体5が挿通する孔部27aを備えていて、特にラチェットギヤ部29に対向する面部には凹凸部27bが設けられる。
前記凹凸部27bは、ラチェットギヤ部29のギヤの向きとは反対に先端処置部2に向かって鋭角状をなすギヤであり、ギヤピッチはラチェットギヤ部29と同一で、かつギヤ深さがラチェットギヤ部29よりも浅く形成される。前記ばね28は係止部材27をハンドル本体5に当接するよう弾性的に押圧付勢していて、係止部材27の凹凸部27bはラチェットギヤ部29に噛合される。
このようにして構成される操作部4Aであるので、処置部2を閉成状態から開放する際は、係止部材27をばね28の弾性力に抗して押上げて係止部材27の凹凸部27bをラチャットギヤ部29から離反させる。凹凸部27bとラチャットギヤ部29との噛合を解除したうえで、スライダ6の孔部6aと指掛けリング7に指を掛けて、スライダ6を先端処置部2方向へスライド付勢する。
先に説明したように開放状態にある処置部2を閉成して所望の生体組織部位24を切開・切除する際は、スライダ6を指掛けリング7側へスライド付勢する。このとき、ばね28は係止部材27の凹凸部27bをラチェットギヤ部29に弾性的に押し付けていて、スライダ6とともに係止部材27がどの位置にあっても凹凸部27bはラチェットギヤ部29に噛合する。
したがって、スライダ6が指掛けリング7側へ不用意に、もしくは勢い良くスライドさせることを阻止する。スライダ6を徐々に移動させて、段階的に処置部2の第1、第2の鋏部材8a,8bを回動させることができ、所望の生体組識部位24に対する切断量を調整しながらの切開・切除が可能となる。
つぎに、本発明の第3の実施の形態に係わる内視鏡用鋏鉗子1Bについて説明する。
図10は内視鏡用鋏鉗子1B先端の処置部2Aと挿入部3一部の外観図である。
処置部2Aを構成する第1、第2の鋏部材8a,8bは、後述する突起31a1,31b1を除いて他の構成は全く同一であるので、ここでは同番号を付して新たな説明は省略する。挿入部3も全く同一の構成である。
前記突起31a1,31b1は、それぞれの基端側が半月状に変形されている。このことから、単に丸みを帯びた突起31a,31bよりも確実に切開・切除すべき生体組識部位24を抱持して、第1、第2の鋏部材8a,8bから生体組織部位24が抜け出るのを防止して確実な処置が可能となる。
つぎに、本発明の第4の実施の形態に係わる内視鏡用鋏鉗子1Cについて説明する。
図11は内視鏡用鋏鉗子1C先端の処置部2Bと挿入部3一部の外観図である。
処置部2Bを構成する第1、第2の鋏部材8a,8bは、後述する刃部10を除いて他の構成は全く同一であるので、ここでは同番号を付して新たな説明は省略する。挿入部3も全く同一の構成である。
前記第1、第2の鋏部材8a,8bに設けられる刃部10は、いわゆる鋸(のこぎり)状に形成される。このことから、単なる刃部10a,10bよりも確実に切開・切除すべき組識部位24を抱持し、かつ切開・切除の処置が可能となる。
本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できることは勿論である。
つぎに、本発明の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。

(付記項1) 少なくとも先端付近に可撓性を有する管状部材と、管状部材先端に設けられ、一対の開閉可能な鋏部材からなる鋏部と、前記管状部材内に進退可能なよう配置され、先端が鋏部に接続された操作ワイヤと、操作ワイヤの後端に接続され、操作ワイヤの進退を制御する操作部と、からなる内視鏡用鋏鉗子において、刃部の先端に丸みを帯びた突起を持つことを特徴とする内視鏡用鋏鉗子。
(付記項2) 前記内視鏡用鋏鉗子の管状部材と操作ワイヤが操作ワイヤの長軸を中心として回転可能にハンドルに接続されていることを特徴とする付記項1記載の内視鏡用鋏鉗子。
(付記項3) 前記内視鏡用鋏鉗子の刃部の反対側を円弧状に形成したことを特徴とする付記項1記載の内視鏡用鋏鉗子。
(付記項4) 前記内視鏡用鋏鉗子の鋏部先端の突起が、鋏部を閉じた際に、もう一方の刃の反対側より突出していることを特徴とする付記項1記載の内視鏡用鋏鉗子。
本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡用鋏鉗子の全体外観図。 同第1の実施の形態に係る、処置部の断面図。 同第1の実施の形態に係る、処置部の平面図。 同第1の実施の形態に係る、挿入部と操作部との連結部分の断面図。 同第1の実施の形態に係る、操作部の一部断面図。 同第1の実施の形態に係る、管腔内での処置部開状態の概観図。 同第1の実施の形態に係る、所望の組織部位を切開・切除する状態の正面図と平面図。 本発明の第2の実施の形態に係る内視鏡用鋏鉗子の操作部の平面図。 同第2の実施の形態に係る、図8のA−A線に沿う断面図。 本発明の第3の実施の形態に係る内視鏡用鋏鉗子の処置部と挿入部一部の平面図。 本発明の第4の実施の形態に係る内視鏡用鋏鉗子の処置部と挿入部一部の平面図。
符号の説明
17…シース(管状部材)、8a…第1の鋏部材、8b…第2の鋏部材、31a,31b…突起、16…操作ワイヤ、4…操作部。

Claims (4)

  1. 基端に設けられる操作部と、この操作部に連結され少なくとも先端付近に可撓性を有する挿入部と、この挿入部の先端に設けられ一対の開閉可能な鋏部材を備えた処置部とから構成され、前記操作部に対する操作によって前記処置部における一対の鋏部材を開閉操作可能な内視鏡用鋏鉗子において、
    前記処置部における一対の鋏部材は、互いの重なり合う内面から外面に亘って刃部が設けられるとともに、それぞれの刃部の先端に鋏部材相互を開いた状態で内側に突出し、かつ丸みを帯びた形状の突起が設けられることを特徴とする内視鏡用鋏鉗子。
  2. 前記処置部は、前記挿入部とともに挿入部の長軸を中心として回転可能であることを特徴とする請求項1記載の内視鏡用鋏鉗子。
  3. 前記一対の鋏部材は、前記刃部とは反対側の側縁である峰部が、少なくとも円弧状に形成されることを特徴とする請求項1記載の内視鏡用鋏鉗子。
  4. 前記鋏部材の先端に設けられる丸みを帯びた形状の突起は、一対の鋏部材を閉じた状態で、他方の鋏部材における刃部の反対側の側縁である峰部から突出することを特徴とする請求項1記載の内視鏡用鋏鉗子。
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