JP2005200895A - パッシブキーレスエントリー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電力消費を抑えたパッシブキーレスエントリー装置を提供する。
【解決手段】 人体を検知する検知センサ11と、検知センサ11の検知に伴いリクエスト信号を発信する車両側送信機12と、アンサー信号を受信する車両側受信機13と、検知センサ11と車両側送受信機12、13及び車両ドアの施錠状態を制御する制御部14とを車両に設け、また車両側送受信機12、13と信号を送受信する携帯用送受信機3を備えたパッシブキーレスエントリー装置1において、
車両側送信機12は検知センサ11の検知に伴いリクエスト信号を発信し、車両側受信機13が携帯用送受信機3からのアンサー信号を受信すると、制御部14は車両ドアの施錠を解除し、所定時間内に車両側受信機13がアンサー信号を受信しなければ、制御部14は車両側送信機12の発信動作を停止させる。
【選択図】 図3
【解決手段】 人体を検知する検知センサ11と、検知センサ11の検知に伴いリクエスト信号を発信する車両側送信機12と、アンサー信号を受信する車両側受信機13と、検知センサ11と車両側送受信機12、13及び車両ドアの施錠状態を制御する制御部14とを車両に設け、また車両側送受信機12、13と信号を送受信する携帯用送受信機3を備えたパッシブキーレスエントリー装置1において、
車両側送信機12は検知センサ11の検知に伴いリクエスト信号を発信し、車両側受信機13が携帯用送受信機3からのアンサー信号を受信すると、制御部14は車両ドアの施錠を解除し、所定時間内に車両側受信機13がアンサー信号を受信しなければ、制御部14は車両側送信機12の発信動作を停止させる。
【選択図】 図3
Description
本発明は車両ドアの施錠を解除するキーレスエントリー装置に関し、より詳細には検知センサで車両周辺の人体を検知して車両側送信機がリクエスト信号を発信し、リクエスト信号を受信した携帯用送受信機が送信したアンサー信号を車両側受信機が受信することで車両ドアの施錠を自動解除するパッシブキーレスエントリー装置に関する。
従来から、車両ドアが施錠された駐車中の車両に使用者が乗り込む際に、使用者が車両用のキーを車両ドアの鍵穴に差し込むことなく施錠を解除できるようにしたキーレスエントリー装置の一つとして、車両用の電子キーを所持した使用者が車両に接近した際に、その電子キーとの間で信号を送受信することにより電子キーを認識し、車両ドアの施錠を自動で解除するパッシブキーレスエントリー装置が知られている。
ここで、従来のパッシブキーレスエントリー装置は、例えば特許文献1に記載されているように、赤外線センサなどからなり車両周辺の人体を検知する検知センサと、この検知センサによる人体の検知に伴いリクエスト信号を発信する車両側送信機と、アンサー信号を受信する車両側受信機と、これら検知センサ、車両側送信機、及び車両側受信機を制御すると共に車両ドアの施錠状態を制御するECU(電子制御装置)が車両に取り付けられている。そして検知センサが車両に接近する人を検知すると、車両側送信機は車両周辺にリクエスト信号を発信する。もし車両に接近してきた人がこの車両の電子キーを所有する使用者であれば、この使用者の所有する電子キーはリクエスト信号を受信してIDコードを含むアンサー信号を車両に送信する。そして車両側受信機がこの正規のIDコードを含むアンサー信号を受信すると、ECUは車両ドアの施錠を解除する。
一方、車両に接近してきた人がこの車両の使用者でなければ、電子キーを所有しないので電子キーからアンサー信号が発信されることはなく、あるいは車両に接近してきた人が別の車両の電子キーを所有する場合には、正規のIDコードを含むアンサー信号を受信することはなく、車両ドアは施錠状態のまま維持される。
特開2003−155858号公報
一方、車両に接近してきた人がこの車両の使用者でなければ、電子キーを所有しないので電子キーからアンサー信号が発信されることはなく、あるいは車両に接近してきた人が別の車両の電子キーを所有する場合には、正規のIDコードを含むアンサー信号を受信することはなく、車両ドアは施錠状態のまま維持される。
ところで、このような従来のパッシブキーレスエントリー装置においては、検知センサが人体を検知する度に車両側送信機はリクエスト信号を発信していた。このため、車両が人通りの多い場所に駐車されている場合や、車両周辺で子供が遊んでいる場合などは、頻繁にリクエスト信号が発信され、電力消費が激しくなりバッテリー上がりが生じやすくなるという問題が生じていた。
本発明は以上の問題点を鑑みてなされたものであり、電力消費を抑えたパッシブキーレスエントリー装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため本発明に係るパッシブキーレスエントリー装置は、所定エリア内の人体を検知する検知センサと、該検知センサによる人体の検知に伴い少なくとも上記所定エリア内にリクエスト信号を発信する車両側送信機と、アンサー信号を受信する車両側受信機と、上記検知センサと上記車両側送受信機及び車両ドアの施錠状態を制御する制御部とを車両に設け、また上記所定エリア内で上記車両側送受信機と信号を送受信する携帯用送受信機を備えたパッシブキーレスエントリー装置において、上記車両側送信機は上記検知センサの検知に伴いリクエスト信号を発信し、上記車両側受信機が上記携帯用送受信機からの正規のIDコードを含むアンサー信号を受信すると、上記制御部は車両ドアの施錠を解除し、所定時間内に上記車両側受信機が上記アンサー信号を受信しなければ、上記制御部は上記車両側送信機のリクエスト信号の発信動作を停止させることを特徴として構成されている。
また本発明に係るパッシブキーレスエントリー装置は、上記制御部は上記車両側送信機の発信動作の停止から所定時間経過後に上記車両側送信機にリクエスト信号を発信させることを特徴として構成されている。
また本発明に係るパッシブキーレスエントリー装置は、上記制御部は上記車両側送信機の発信動作の停止後に上記検知センサが人体を検知した回数をカウントし、カウント数が所定回数に達すると上記車両側送信機にリクエスト信号を発信させることを特徴として構成されている。
また本発明に係るパッシブキーレスエントリー装置は、上記制御部は上記検知センサが人体を検知しないまま所定時間経過すると上記カウント数をリセットし、その後上記検知センサが人体を検知すると上記車両側送信機にリクエスト信号を発信させることを特徴として構成されている。
また本発明に係るパッシブキーレスエントリー装置は、上記制御部は所定時間内に上記検知センサによる人体の検知を所定回数カウントすると、上記所定時間内はそれ以上カウントしないことを特徴として構成されている。
また本発明に係るパッシブキーレスエントリー装置は、上記制御部は上記車両側送信機の発信動作の停止後に上記検知センサが人体を検知すると上記車両側送信機を起動状態にし、所定時間経過後にリクエスト信号を発信させることを特徴として構成されている。
また本発明に係るパッシブキーレスエントリー装置は、上記制御部は上記車両側受信機が上記携帯用送受信機からの正規のIDコードを含むアンサー信号を受信しなければ上記車両側受信機の受信動作を停止させることを特徴として構成されている。
また本発明に係るパッシブキーレスエントリー装置は、上記制御部は上記検知センサが人体を検知しないまま所定時間経過すると上記車両側送信機及び車両側受信機の電源を遮断することを特徴として構成されている。
本発明に係るパッシブキーレスエントリー装置によれば、車両側送信機は検知センサの検知に伴いリクエスト信号を発信し、所定時間内に車両側受信機が携帯用送受信機からの正規のIDコードを含むアンサー信号を受信しなければ、制御部は車両側送信機のリクエスト信号の発信動作を停止させることから、検知センサの人体の検知に伴いリクエスト信号を発信してもアンサー信号を受信しなかった場合には、その後検知センサにおいて人体を検知しても車両側送信機はリクエスト信号を発信しないので電力消費を抑えることができる。
また本発明に係るパッシブキーレスエントリー装置によれば、制御部は車両側送信機の発信動作の停止から所定時間経過後に車両側送信機にリクエスト信号を発信させることから、携帯用送受信機を所持しない人が検知センサにより検知された後に、携帯用送受信機を所持する人が所定エリア内にやってきても、確実に車両側送信機及び車両側受信機と携帯用送受信機の間で信号の送受信を行うことができる。
また本発明に係るパッシブキーレスエントリー装置によれば、制御部は車両側送信機の発信動作の停止後に検知センサが人体を検知した回数をカウントし、カウント数が所定回数に達すると車両側送信機にリクエスト信号を発信させることから、リクエスト信号の発信回数を抑えることができる。
また本発明に係るパッシブキーレスエントリー装置によれば、制御部は検知センサが人体を検知しないまま所定時間経過するとカウント数をリセットし、その後検知センサが人体を検知すると車両側送信機にリクエスト信号を発信させることから、人通りの少ない場所など制御部においてカウントが進まないような場所において携帯用送受信機の所有者が所定エリア内に入った場合でも、前の検知から所定時間経過していればカウント数に関係なくリクエスト信号を発信するので、確実に携帯用送受信機を検知して施錠を解除することが可能となる。
また本発明に係るパッシブキーレスエントリー装置によれば、制御部は所定時間内に検知センサによる人体の検知を所定回数カウントすると、所定時間内はそれ以上カウントしないことから、人通りの多い場所などで制御部によるカウントが必要以上に進むのを防ぎ、余分なリクエスト信号の発信を防ぐことができる。
また本発明に係るパッシブキーレスエントリー装置によれば、制御部は車両側送信機の発信動作の停止後に検知センサが人体を検知すると車両側送信機を起動状態にし、所定時間経過後にリクエスト信号を発信させることから、所定時間経過後にすぐにリクエスト信号を発信させることができるので、検知された人が携帯用送受信機の所有者であった場合に素早く施錠を解除することが可能となる。
また本発明に係るパッシブキーレスエントリー装置によれば、制御部は車両側受信機が携帯用送受信機からの正規のIDコードを含むアンサー信号を受信しなければ車両側受信機の受信動作を停止させることから、車両側受信機における電力消費を抑えることができる。
また本発明に係るパッシブキーレスエントリー装置によれば、制御部は検知センサが人体を検知しないまま所定時間経過すると車両側送信機及び車両側受信機の電源を遮断することから、車両側送信機及び車両側受信機における電力消費をより抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。まず本発明の第一の実施形態について説明する。図1は本発明の第一の実施形態におけるパッシブキーレスエントリー装置の構成を表すブロック図、図2は本発明の第一の実施形態における検知センサによる検知エリアを示した図、図3は本発明の第一の実施形態におけるパッシブキーレスエントリー装置の処理の流れを表すフローチャートである。
本実施形態におけるパッシブキーレスエントリー装置1は、図1に示すように車両側に搭載される車載装置2と、車載装置2との間で信号を送受信する携帯型送受信機たる電子キー3から構成されている。
本実施形態におけるパッシブキーレスエントリー装置1は、図1に示すように車両側に搭載される車載装置2と、車載装置2との間で信号を送受信する携帯型送受信機たる電子キー3から構成されている。
車載装置2は、車両周辺の人体を検知する検知センサ11と、リクエスト信号を発信する車両側送信機12と、アンサー信号を受信する車両側受信機13と、これら検知センサ11、車両側送信機12、及び車両側受信機13を制御すると共に車両ドアの施錠状態を制御するECU14から構成され、これらは車両に搭載されたバッテリーを電源としている。
本実施形態における検知センサ11は赤外線センサにより構成されるものであり、例えば天井部裏側などに設置される。検知センサ11は図2に示すように、車両A周辺の一定範囲を検知エリアとし、この検知エリア内に人が入ってきた場合に、人体から発せられる赤外線を検知する。そして人体を検知すると検知センサ11は検知信号をECU14に出力する。このように赤外線センサによって検知センサ11を構成して人体を検知することにより、超音波センサなどのように電波を放射するなどの発信動作が必要ないので、検知センサ11における電力消費を抑えることができる。
ただし、検知センサ11は特に赤外線センサに限定する必要はなく、例えば反射型のレーザセンサなどの他の検知手段により構成するようにしてもよい。
ただし、検知センサ11は特に赤外線センサに限定する必要はなく、例えば反射型のレーザセンサなどの他の検知手段により構成するようにしてもよい。
車両側送信機12は電子キー3に対するリクエスト信号を発信するものであり、例えば天井部裏側などに設置される。この車両側送信機12は検知センサ11が検知可能な範囲、あるいはそれより外側の範囲までリクエスト信号を発信する。この車両側送信機12から発信されるリクエスト信号には、到達範囲の短い低周波の電波信号を使用する。
また車両側受信機13は例えば運転席前方に設置され、電子キー3から送信されてくるアンサー信号を受信して、このアンサー信号に含まれる、電子キー3に予め付与された識別用のIDコードを復号し、ECU14に出力する。
また車両側受信機13は例えば運転席前方に設置され、電子キー3から送信されてくるアンサー信号を受信して、このアンサー信号に含まれる、電子キー3に予め付与された識別用のIDコードを復号し、ECU14に出力する。
これら検知センサ11、車両側送信機12、車両側受信機13は全て制御部たるECU14に接続されており、その動作、起動状態をECU14によって制御される。またECU14は車両ドアの施錠状態も制御している。ECU14は車両側受信機13から復号されたIDコードが送られてくると、このIDコードが当該車両に予め付与されたものであるかどうかを判別し、当該車両のものであればドアロックアクチュエータ15を制御して車両ドアの施錠を解除する。
一方、電子キー3は車載装置2の車両側送信機12及び車両側受信機13との間で信号を送受信可能な携帯型無線装置であり、原則として使用者(運転者)によって携帯される。この電子キー3は周知のものと同様、車両側送信機12から発信されたリクエスト信号を受信すると、予め電子キー3に付与された識別用のIDコードを含むアンサー信号を送信する。電子キー3から発信されるアンサー信号には高周波の電波信号を使用する。
このような構成のパッシブキーレスエントリー装置1における処理の流れを、図3を参照しつつ説明する。まずS110(Sはステップを表す)において、使用者が車両を停車させて車両ドアを施錠すると、ECU14は検知センサ11へ電源供給を開始することにより検知センサ11を起動させ、続くS120において検知センサ11による車両周辺の検知エリア内における人の接近の検知を開始する。
この状態で人が検出エリア内に入ってきて検知センサ11が検知すると、S130に移行し、ECU14は車両側送信機12及び車両側受信機13に電源を供給することにより、車両側送信機12及び車両側受信機13を起動させる。そしてS140にて車両側送信機12にリクエスト信号を発信させる。
S140においてリクエスト信号を発信すると、今度はS150に移行し、車両側受信機13が電子キー3からの正規のIDコードを含むアンサー信号を受信したか否かを判別する。車両側受信機13が受信電子キー3からの正規のIDコードを含むアンサー信号を受信したと判断された場合、つまり検知エリア内に当該車両用の電子キー3を所持した当該車両の使用者が入ってきた場合には、S160にて車両ドアの施錠を解除し、S170にて検知センサ11、車両側送信機12、及び車両側受信機13への電源供給を遮断し、これらを作動停止させて終了する。
一方、S150において所定時間(例えば2〜5秒)車両側受信機13が正規のIDコードを含むアンサー信号を受信しない場合、つまり検知エリア内に入ってきた人が当該車両用の電子キー3を有しない第三者である場合には、S180に移行し、検知センサ11が人を検知していたとしても、ECU14は車両側送信機12のリクエスト信号の発信動作を停止させると共に車両側受信機13の受信動作を停止させ、S190にて所定時間(例えば1〜10秒)待機した後に再びS140に戻って車両側送信機12にリクエスト信号を発信させる。
このように、所定時間内に車両側受信機13が電子キー3からの正規のIDコードを含むアンサー信号を受信しなければ、ECU14が車両側送信機12の発信動作を停止させることにより、発信動作の停止後は検知センサ11において人を検知しても車両側送信機12はリクエスト信号を発信しないので、車両側送信機12における電力消費を抑えることができる。同様に車両側受信機13の受信動作を停止させることによって車両側受信機13における電力消費を抑えることができる。
また一方で、ECU14は車両側送信機12の発信動作の停止から所定時間経過後に、再び車両側送信機12にリクエスト信号を発信させることから、当該車両用の電子キー3を所持しない人が検知センサにより検知された後に、当該車両用の電子キー3を所持する当該車両の使用者が検知エリア内にやってきても、確実に車両側送信機12及び車両側受信機13と電子キー3の間で信号の送受信を行い、車両ドアの施錠を解除させることができる。
なお、上記実施例においてはS190にて所定時間待機した後に再びS140に戻って車両側送信機12にリクエスト信号を発信させるようにしたが、所定時間待機した時点において人を検知している場合にのみリクエスト信号を発信させるようにしてもよい。
また一方で、ECU14は車両側送信機12の発信動作の停止から所定時間経過後に、再び車両側送信機12にリクエスト信号を発信させることから、当該車両用の電子キー3を所持しない人が検知センサにより検知された後に、当該車両用の電子キー3を所持する当該車両の使用者が検知エリア内にやってきても、確実に車両側送信機12及び車両側受信機13と電子キー3の間で信号の送受信を行い、車両ドアの施錠を解除させることができる。
なお、上記実施例においてはS190にて所定時間待機した後に再びS140に戻って車両側送信機12にリクエスト信号を発信させるようにしたが、所定時間待機した時点において人を検知している場合にのみリクエスト信号を発信させるようにしてもよい。
以上、本発明の第一の実施形態について説明した。上記第一の実施形態においては、最初にリクエスト信号を発信した後にアンサー信号が受信されなければ、所定時間経過後に再びリクエスト信号を発信するようにすることで、車両側送信機12における電力消費を抑えることとした。しかし、他の制御方法によっても車両側送信機12における電力消費を抑えることは可能である。以下、他の制御方法により車両側送信機12における電力消費を抑えた第二の実施形態について説明する。図4は本発明の第二の実施形態におけるパッシブキーレスエントリー装置の処理の流れを表すフローチャートである。
本実施形態におけるパッシブキーレスエントリー装置1の構成は、上記第一の実施形態のものとほぼ同様であるが、本実施形態におけるECU14はカウンタ機能を有するものとし、検知センサ11における検知回数をカウントできるものとする。以下、このようなパッシブキーレスエントリー装置1における処理の流れを、図4を参照しつつ説明する。
まずS210において、使用者が車両を停車させて車両ドアを施錠すると、ECU14は検知センサ11へ電源供給を開始することにより検知センサ11を起動させ、続くS220において検知センサ11にて車両周辺の検知エリア内における人の接近の検知を開始する。なお、この段階ではカウンタの値は0にリセットされているものとする。
この状態で人が検出エリア内に入ってきて検知センサ11が検知すると、S230に移行しECU14はカウンタに記憶されている値に1を加える。次に、S240においてカウンタに記憶されている値を判別する。カウンタに記憶されている値が1であればS250に移行し、ECU14は車両側送信機12及び車両側受信機13に電源を供給することにより、車両側送信機12及び車両側受信機13を起動させる。そしてS260にて車両側送信機12にリクエスト信号を発信させる。
S260においてリクエスト信号を発信すると、今度はS270に移行し、車両側受信機13が電子キー3からの正規のIDコードを含むアンサー信号を受信したか否かを判別する。車両側受信機13が電子キー3からの正規のIDコードを含むアンサー信号を受信したと判断された場合には、S280にて車両ドアの施錠を解除し、S290に移行して検知センサ11、車両側送信機12、及び車両側受信機13への電源供給を遮断し、これらを作動停止させて終了する。
一方、S270において所定時間(例えば2〜5秒)車両側受信機13がアンサー信号を受信しない場合には、S300に移行して車両側送信機12、及び車両側受信機13への電源供給を遮断してこれらを作動停止させ、その後再びS220に戻り、検知センサ11にて車両周辺の検知エリア内における人の接近の検知を開始する。
なお、S300においては電力消費を抑えるために車両側送信機12、及び車両側受信機13への電源供給を遮断して作動停止させることとしたが、これら車両側送信機12、及び車両側受信機13を起動状態のままにしておいてもよい。
なお、S300においては電力消費を抑えるために車両側送信機12、及び車両側受信機13への電源供給を遮断して作動停止させることとしたが、これら車両側送信機12、及び車両側受信機13を起動状態のままにしておいてもよい。
また、S240においてカウンタに記憶されている値が2以上であれば、今度はS310においてカウンタに記憶されている値が10かどうかを判別する。カウンタに記憶されている値が10であれば値を0にリセットすると共にS260に移行して車両側送信機12にリクエスト信号を発信させる。
一方、カウンタに記憶されている値が9以下であれば、再びS220に戻り、検知センサ11にて車両周辺の検知エリア内における人の接近の検知を開始する。
このように、ECU14が車両側送信機12の作動停止後に検知センサ11が人体を検知した回数をカウントし、カウント数が所定回数に達すると車両側送信機12にリクエスト信号を発信させることで、リクエスト信号の発信回数を抑えることができる。なお、ここに挙げたカウント数はあくまで例示であり、想定する状況に応じて自由に変更可能である。
一方、カウンタに記憶されている値が9以下であれば、再びS220に戻り、検知センサ11にて車両周辺の検知エリア内における人の接近の検知を開始する。
このように、ECU14が車両側送信機12の作動停止後に検知センサ11が人体を検知した回数をカウントし、カウント数が所定回数に達すると車両側送信機12にリクエスト信号を発信させることで、リクエスト信号の発信回数を抑えることができる。なお、ここに挙げたカウント数はあくまで例示であり、想定する状況に応じて自由に変更可能である。
なおS220においてECU14は、検知センサ11が人を検知しないまま所定時間経過した場合にはカウンタの値を0にリセットし、その後検知センサ11が人を検知したら車両側送信機12にリクエスト信号を発信させるようにしてもよい。こうすることにより、人通りの少ない場所などカウントが進まないような場所において電子キー3を所有する使用者が検知エリア内に入った場合でも、検知センサ11による前の検知から所定時間経過していればそれまでのカウント数に関係なくカウンタに記憶されている値は1になりリクエスト信号を発信するので、確実に使用者の所有する電子キー3を検知して施錠を解除することが可能となる。
さらに、上記の処理では、検知エリア内に人が出入りするとその分だけカウントが進むので、例えば人通りの多いとおりに駐車した場合などはすぐにカウンタの値が10に達してしまい、結果として頻繁にリクエスト信号を発信することになる。そこで、ECU14は所定時間(例えば10秒)内に所定回数(例えば3回)カウントすると、その所定時間内はそれ以上カウントしないようにすることもできる。こうすることにより、人通りの多い場所などでECU14のカウントが必要以上に進むのを防ぎ、余分なリクエスト信号を発信することを防ぐことができる。
A 車両
1 パッシブキーレスエントリー装置
2 車載装置
3 電子キー
11 検知センサ
12 車両側送信機
13 車両側受信機
14 ECU
15 ドアロックアクチュエータ
1 パッシブキーレスエントリー装置
2 車載装置
3 電子キー
11 検知センサ
12 車両側送信機
13 車両側受信機
14 ECU
15 ドアロックアクチュエータ
Claims (8)
- 所定エリア内の人体を検知する検知センサと、該検知センサによる人体の検知に伴い少なくとも上記所定エリア内にリクエスト信号を発信する車両側送信機と、アンサー信号を受信する車両側受信機と、上記検知センサと上記車両側送受信機及び車両ドアの施錠状態を制御する制御部とを車両に設け、また上記所定エリア内で上記車両側送受信機と信号を送受信する携帯用送受信機を備えたパッシブキーレスエントリー装置において、
上記車両側送信機は上記検知センサの検知に伴いリクエスト信号を発信し、上記車両側受信機が上記携帯用送受信機からの正規のIDコードを含むアンサー信号を受信すると、上記制御部は車両ドアの施錠を解除し、所定時間内に上記車両側受信機が上記アンサー信号を受信しなければ、上記制御部は上記車両側送信機のリクエスト信号の発信動作を停止させることを特徴とするパッシブキーレスエントリー装置。 - 上記制御部は上記車両側送信機の発信動作の停止から所定時間経過後に上記車両側送信機にリクエスト信号を発信させることを特徴とする請求項1記載のパッシブキーレスエントリー装置。
- 上記制御部は上記車両側送信機の発信動作の停止後に上記検知センサが人体を検知した回数をカウントし、カウント数が所定回数に達すると上記車両側送信機にリクエスト信号を発信させることを特徴とする請求項2記載のパッシブキーレスエントリー装置。
- 上記制御部は上記検知センサが人体を検知しないまま所定時間経過すると上記カウント数をリセットし、その後上記検知センサが人体を検知すると上記車両側送信機にリクエスト信号を発信させることを特徴とする請求項3記載のパッシブキーレスエントリー装置。
- 上記制御部は所定時間内に上記検知センサによる人体の検知を所定回数カウントすると、上記所定時間内はそれ以上カウントしないことを特徴とする請求項3記載のパッシブキーレスエントリー装置。
- 上記制御部は上記車両側送信機の発信動作の停止後に上記検知センサが人体を検知すると上記車両側送信機を起動状態にし、所定時間経過後にリクエスト信号を発信させることを特徴とする請求項1記載のパッシブキーレスエントリー装置。
- 上記制御部は上記車両側受信機が上記携帯用送受信機からの正規のIDコードを含むアンサー信号を受信しなければ上記車両側受信機の受信動作を停止させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のパッシブキーレスエントリー装置。
- 上記制御部は上記検知センサが人体を検知しないまま所定時間経過すると上記車両側送信機及び車両側受信機の電源を遮断することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のパッシブキーレスエントリー装置。
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- 2004-01-14 JP JP2004007069A patent/JP2005200895A/ja not_active Withdrawn
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