JP2019090162A - 車両用制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン停止時において車両の消費電流を低減することができる車両用制御装置を提供する。【解決手段】車体の所定部位に配設され、接触又は所定距離内の接近に応じて人の存在を検出する人感センサ20と、人感センサ20の検出信号に基づいて車両を制御する制御部40と、車両が停止した際に車両の位置情報を検出する停止位置検出部10と、人感センサ20の電源30をオンまたはオフにするセンサ電源管理部50と、を備え、制御部40は、停止位置検出部10によって検出される位置情報に基づいて、車両のエンジン停止時における、人感センサ20の電源30の完全オフ時間を決定し、当該完全オフ時間をセンサ電源管理部50に出力し、センサ電源管理部50は、完全オフ時間の間、人感センサ20の電源をオフにする。【選択図】図3

Description

本発明は、車体の所定部位に配設される人感センサの検知に基づいて車両を制御する車両用制御装置に関する。
車両のドアアウタハンドル等に人感センサとして静電センサを配設し、人感センサの検知に基づいて車両ドアの施錠開錠、ドアの開閉を制御する車両ドア制御装置が存在する(例えば特許文献1)。車両ドア制御装置において、静電センサが配設されるドアアウタハンドルは車室外にあるため、例えば、エンジン停止状態で屋外に駐車されている場合には雨の影響を受けて静電センサが誤検知する虞がある。
そのため、特許文献1に示される車両ドア制御装置(文献では「車両機器制御装置」)は、車体に所定以上の水滴が付着しているか否かを判別するレインセンサを備えている。レインセンサによって所定以上の水滴が付着していると判別されると、静電センサに対して感知レベルを下げる感度変更が行われるよう構成されている。これにより、水滴の付着による静電センサの誤検知を防止することができる。
特開2005−139634号公報
特許文献1の車両ドア制御装置では、静電センサの感知レベルを低下させるために、ドアアウタハンドルに人が触れているか否かの判別のためのしきい値レベルが大きい側に変更される。しかし、車両に配設された静電センサは、強雨を受けることで感知レベルが高まり、場合によっては感知レベルがしきい値レベルを超えることもある。そのため、静電センサの感知レベルを調整し、感知レベルがしきい値レベルを超えないようにする必要がある。また、雨を受けた静電センサでは静電容量の変化が必ず起きるため、エンジン停止状態において、静電センサには、晴天時に流れる所定量の電流よりも大きい電流が雨天時に継続的に流れる。そうなると、静電センサの消費電流が増加して車両においてエンジン停止時のバッテリ放電が増すため、バッテリの放電容量が低減してエンジン始動に支障をきたす虞がある。
上記実情に鑑み、エンジン停止時において車両の消費電流を低減することができる車両用制御装置が求められている。
本発明に係る車両用制御装置の特徴構成は、車体の所定部位に配設され、接触又は所定距離内の接近に応じて人の存在を検出する人感センサと、
前記人感センサの検出信号に基づいて車両を制御する制御部と、
車両が停止した際に車両の位置情報を検出する停止位置検出部と、
前記人感センサの電源をオンまたはオフにするセンサ電源管理部と、を備え、
前記制御部は、前記停止位置検出部によって検出される前記位置情報に基づいて、車両のエンジン停止時における、前記人感センサの電源の完全オフ時間を決定し、当該完全オフ時間を前記センサ電源管理部に出力し、
前記センサ電源管理部は、前記完全オフ時間の間、前記人感センサの電源をオフにする点にある。
車両のユーザは、エンジンを停止して車両を停止させた位置毎に行動パターンが異なる。例えば、車両が自宅等の駐車場に駐車される場合であれば、ユーザの睡眠時間において車両は駐車状態が維持されてエンジンは停止している。また、通勤に車両を使用する場合であれば、勤務先等においてユーザが出社から退社までの間は車両が駐車される場合がある。このように、車両の停止位置情報からユーザの行動が把握されることがある。
そこで、本構成では、車両用制御装置において、制御部が、車両の停止位置情報に基づいて、車両のエンジンの停止時における人感センサの電源の完全オフ時間が決定し、センサ電源管理部が完全オフ時間の間、人感センサの電源をオフにする。これにより、制御部において、ユーザが車両を使用する可能性が低い時間帯に合わせて電源の完全オフ時間を設定することができ、当該時間において人感センサの電源を完全にオフにすることができる。その結果、車両のエンジン停止時において、人感センサの消費電流を低減することができる。
他の特徴構成は、前記制御部は、前記完全オフ時間の前後の少なくとも何れか一方に電源オフと電源オンとを所定時間毎に繰り返すオンオフ併用時間を決定し、前記オンオフ併用時間において電源オンと電源オフとの比率は時間の経過に応じて変更可能であり、当該オンオフ併用時間を前記センサ電源管理部に出力し、
前記センサ電源管理部は、前記オンオフ併用時間の間、前記人感センサの電源のオンオフ動作を繰り返す点にある。
車両のエンジン停止時において人感センサの消費電流を低減する上で、車両の人感センサの電源の完全オフ時間は、可能な限り長い方が好ましい。しかし、完全オフ時間を長く設定し過ぎると、エンジン停止後に短時間で再び車両を使用する場合や、通常よりも早い時間に車両を使用する場合等のユーザの急な行動変更に対応できなくなる。一方、完全オフ時間を短くし、完全オフ時間の前後において人感センサの電源をオン状態に維持し続けた場合には、人感センサの消費電流はあまり低減することができない。
そこで、本構成では、制御部は、完全オフ時間の前後の少なくとも何れか一方に電源オフと電源オンとを所定時間毎に繰り返すオンオフ併用時間を決定し、オンオフ併用時間において電源オンと電源オフとの比率は時間の経過に応じて変更可能にしている。これにより、人感センサの電源の完全オフ時間の前後の少なくとも何れか一方において設定されたオンオフ併用時間において、オン時間の間では人感センサはユーザの検出が可能となるため、ユーザの急な行動変更への対応が可能になる。その結果、ユーザが車両をスムーズに利用することができる。また、オンオフ併用時間では人感センサの電源のオフ時間が存在することから、人感センサの消費電流を効率よく低減することができる。
他の特徴構成は、前記制御部は、前記人感センサの検出信号に基づいて車両ドアの開閉を制御可能に構成され、
車両においてエンジン停止から前記制御部の制御により前記車両ドアが開くまでの車両停止時間を記憶する学習部を備え、
前記制御部は、前記車両停止時間に基づいて前記完全オフ時間を決定する点にある。
本構成によれば、車両の停止位置情報に加えて、車両においてエンジン停止から制御部の制御により車両ドアが開くまでの車両停止時間に基づいて、制御部が完全オフ時間を決定する。例えばエンジンを停止した際の車両の停止位置が自宅である場合には、車両停止時間は、ユーザが帰宅して車両を停止させてから再度車両で外出するまでの時間が計測される。このように、車両停止時間を計測することで、車両のユーザの行動パターンをより的確に把握することができる。これにより、車両停止時間の中核となる時間(例えばユーザの睡眠時間)に基づいて完全オフ時間を決定する等、完全オフ時間の長さ及び時間帯をより適正に決定することができる。その結果、人感センサの消費電流をより効果的に低減することができる。
車両用制御装置を備えた車両の動作状態を示す斜視図である。 車両に配置された人感センサを示す図である。 車両用制御装置のブロック図である。 センサ電源の動作設定用のフローチャートである。 センサ電源の設定動作実行用のフローチャートである。 センサ電源の動作実行時における例外処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に、本発明の実施形態である車両用制御装置100の構成を示す。車両用制御装置100は、ユーザHの動作に基づいて車両1の車両ドア2を開閉するための装置である。図1に示すように、車両用制御装置100は、ユーザHがサイドドア2a(車両ドア2の一例)に近づき、サイドバンパ3a(車体3の一例)内部に設置された人感センサ20へ向けて足部F(図2参照)をかざすと、自動的にサイドドア2aが開閉するよう構成されている。
図2に示すように、人感センサ20として第1センサ21及び第2センサ22が、サイドバンパ3aの内部において上下に配置されている。人感センサ20は、車体3の所定部位に配設され、人(ユーザ)の接触又は所定距離内の接近に応じて人の存在を検出するセンサである。人感センサ20は、例えば静電容量式のセンサであり、電極間における静電容量の変化により人(ユーザ)の接触または所定距離内の接近を検出する。
図3に示されるように、車両用制御装置100は、停止位置検出部10、人感センサ(以下、「センサ」と略称する)20、電源30、制御部40、センサ電源管理部(以下、「電源管理部」と略称する)50、及び、ドア開閉駆動部60を備える。停止位置検出部10は、例えば車両1に搭載された不図示のGPS(グローバルポジショニングシステム)受信部からの情報に基づいて、車両1が停止した際の車両1の位置情報を検出する。当該位置情報は、電源30は、センサ20の動作に用いられる電源である。制御部40は、演算部や記憶領域を有するECU(電子制御ユニット)であり、センサ20の検出信号に基づいて車両1を制御する。
本実施形態では、制御部40は車両1の車両ドア2(サイドドア2a)の開閉動作を制御する。電源管理部50は、制御部40からの制御信号によってセンサ20の電源30をオンまたはオフにする。制御部40には、車両1においてエンジン停止から制御部40の制御により車両ドア2が開くまでの車両停止時間を記憶する学習部41が備えられている。
以下、車両用制御装置100による車両1の車両ドア2の開閉動作を説明する。
センサ20が車両1のユーザHの足部Fを検知すると、検知信号を制御部40に向けて出力し、該検知信号を受けて制御部40からドア開閉駆動部60に制御信号が出力され、ドア開閉駆動部60の作動によって車両ドア2の開閉動作が行われる。
制御部40は、停止位置検出部10によって検出される位置情報に基づいて、車両1のエンジン停止時における、センサ20の電源30の完全オフ時間を決定し、当該完全オフ時間を電源管理部50に制御信号として出力する。電源管理部50は、制御部40からの制御信号に基づいて、完全オフ時間の間、センサ20の電源30をオフにする。
図4〜図6に、センサ20の電源30の動作設定用及び設定動作実行用のフローチャートを示す。図4に示すように、ユーザHが車両1のエンジン停止動作を行うと(ステップ#101)、停止位置検出部10が現在の車両の停止位置を検出し、この車両の当該停止位置が含まれる車両エリア(以下、「現エリア」と称する)を検出し、制御部40において現エリアの登録データが存在するか否かが確認された後、エンジンを停止させる(ステップ#102,ステップ#103)。ここで、制御部40は、現エリアの登録データの確認に際し、現在の車両停止位置を含む半径数十m以内を同じ現エリアとして認識する。制御部40に登録された現エリアのデータ数が2以下あれば(ステップ#104,Yes)、ステップ#105〜ステップ#114においてセンサ20の電源30の動作が設定される。一方、制御部40に登録された現エリアのデータ数が3以上であれば(ステップ#104,No)、センサ20の電源30の設定済みの動作が実行される(ステップ#200)。
以下、図4を参照し、センサ20の電源30の動作を設定する流れを説明する(ステップ#105〜ステップ#114)。
車両1のエンジンが停止した後においても、ユーザHの位置がスマートエリア内のときはセンサ20の電源30はオン状態が維持される(ステップ#106)。ここで、スマートエリアとは、車両1に別途設けられた認証部(不図示)に対しユーザHの所持するスマートキー(IDキー)が通信することで認証可能な車両1の周辺エリアのことである。ユーザHの位置がスマートエリア外になり、ユーザHの所持するスマートキー(IDキー)が車両1の認証部に認証されなくなると(ステップ#107)、制御部40においてセンサ20の電源30の動作制御が開始される(ステップ#108)。ステップ#108では、制御部40から電源管理部50に制御信号が出力されるとともに、学習部41によって車両停止時間の計測が開始される。
続いて、ステップ#109において、制御部40の制御信号に基づいて電源管理部50がセンサ20の電源30の動作が実行する。ステップ#109では、時間の経過に応じて、単位時間(例えば1秒以下)の電源オン時間と電源オフ時間との比率が段階的に変更され、電源オフ時間が徐々に延長される。例えば、第1所定時間において、オン時間とオフ時間との比率を1:10程度にする。このとき、例えば、オン時間は10ms程度、オフ時間は100ms程度になる。第1所定時間に続く第2所定時間では、オン時間とオフ時間との比率を1:20程度にする。このとき、例えば、オン時間は10ms程度、オフ時間は200ms程度になる。第2所定時間に続く第3所定時間では、オン時間とオフ時間との比率を1:30程度にする。このとき、例えば、オン時間は10ms程度、オフ時間は300ms程度になる。
ステップ#109では、第3所定時間以降、予め設定された回数において単位時間(例えば1秒以下)の電源オン時間と電源オフ時間との比率が段階的に変更され、電源オン時間に対して電源オフ時間が長くなる。ただし、単位時間において、オン時間は、センサ20の電源30が完全オフにならない比率に保持される。すなわち、オン時間はゼロにならない。エンジン停止状態ではこの状態が継続される。
その後、ユーザHがスマートエリア内に戻り、電源オン時間にユーザHの動作をセンサ20が検知すると(ステップ#110)、車両1のサイドドア2aが開動作され(ステップ#111)、車両1のエンジンの始動に伴い、制御部40において登録処理が行われる(ステップ#112)。ステップ#112の登録処理では、現エリアが登録されるとともに、学習部41によって計測された時間が車両停止時間として学習部41に記録される。
現エリアの登録データ数が3になると(ステップ#113,Yes)、制御部40がセンサ20の電源30の動作形態を決定する(ステップ#114)。ステップ#114では、制御部40は、3つの登録データに基づいて、センサ20の電源30の完全オフ時間と、完全オフ時間の前後のオンオフ併用時間の時間配分を決定するともに、オンオフ併用時間における電源オン及び電源オフの比率を決定する。一方、現エリアが登録された後であっても現エリアの登録データ数が2以下であれば(ステップ#113,No)、センサ20の電源30の動作形態の決定(ステップ#114)は行われない。
以下、図5を参照し、センサ20の電源30の設定済み動作の実行の流れを説明する(図4のステップ#200及び図5のステップ#201〜ステップ#211)。ここでは、制御部40は、図4のステップ#114で決定され設定された、センサ20の電源30の完全オフ時間、完全オフ時間の前後のオンオフ併用時間の時間配分、及び、オンオフ併用時間における電源オン及び電源オフの比率に従って、センサ20の電源30を制御する。
車両1のエンジンが停止した後においても、ユーザHの位置がスマートエリア内のときはセンサ20の電源30はオン状態が維持される(ステップ#201)。ユーザHの位置がスマートエリア外になり、ユーザHの所持するスマートキー(IDキー)が車両1の認証部に認証されなくなると(ステップ#202)、制御部40においてセンサ20の電源30の動作制御が開始される(ステップ#203)。ステップ#108では、制御部40から電源管理部50に制御信号が出力されるとともに、学習部41によって車両停止時間の計測が開始される。
センサ20の電源30の設定済み動作の実行では、制御部40の制御信号に基づいて、センサ20の電源30の完全オフ時間(ステップ#206)と、完全オフ時間(ステップ#206)の前後に、第1オンオフ併用時間(ステップ#204)及び第2オンオフ併用時間(ステップ#207)が設定されている。完全オフ時間(ステップ#206)では、電源管理部50がセンサ20の電源30を完全にオフにする。一方、第1オンオフ併用時間及び第2オンオフ併用時間(ステップ#204、#207)では、電源管理部50がセンサ20の電源30のオンオフ動作を実行する。
具体的には、第1オンオフ併用時間(ステップ#204)において、時間の経過に応じて、単位時間(例えば1秒以下)の電源オン時間と電源オフ時間との比率が段階的に変更され、電源オフ時間が徐々に長くなる。例えば、第1所定時間において、オン時間とオフ時間との比率を1:10程度にする。このとき、オン時間は10ms程度、オフ時間は100ms程度になる。第1所定時間に続く第2所定時間では、オン時間とオフ時間との比率を1:30程度にする。このとき、オン時間は10ms程度、オフ時間は300ms程度になる。第1所定時間及び第2所定時間は、それぞれ例えば数十分程度に設定されている。
第1オンオフ併用時間が経過すると、ステップ#206において、制御部40によって設定された完全オフ時間の間、電源管理部50がセンサ20の電源30を完全にオフにする。なお、第1オンオフ併用時間(ステップ#204)において、センサ20が検知した場合(ステップ#205,Yes)には、センサ20の電源30の例外処理(ステップ#300)が行われる。例外処理については後述する。
完全オフ時間が経過すると、ステップ#207において第2オンオフ併用時間の電源動作が実行される。具体的には、第2オンオフ併用時間では、時間の経過に応じて、単位時間(例えば1秒以下)の電源オン時間と電源オフ時間との比率が段階的に変更され、電源オフ時間が徐々に短縮される。例えば、第1所定時間において、オン時間とオフ時間との比率を1:30程度にする。このとき、オン時間は10ms程度、オフ時間は300ms程度になる。第1所定時間に続く第2所定時間では、オン時間とオフ時間との比率を1:10程度にする。このとき、オン時間は10ms程度、オフ時間は100ms程度になる。第1所定時間は数十分程度であり、第2所定時間は時間制限なく継続される。
その後、ユーザHがスマートエリア内に戻り、ユーザHの動作をセンサ20が検知すると(ステップ#208)、制御部40の制御によって車両1のサイドドア2aが開動作され(ステップ#209)、車両1のエンジンの始動に伴い、制御部40において登録処理が行われる(ステップ#210)。ステップ#210の登録処理では、現エリアが登録されるとともに、学習部41によって計測された時間がエンジン停止時間として学習部41に登録される。
本実施形態では、車両用制御装置100において、制御部40が、車両1の停止位置情報に基づいて、車両1のエンジンの停止時におけるセンサ20の電源30の完全オフ時間が決定し、電源管理部50が完全オフ時間の間、センサ20の電源30をオフにする。これにより、制御部40において、ユーザHが車両1を使用する可能性が低い時間帯に合わせて電源30の完全オフ時間を設定することができ、完全オフ時間においてセンサ20の電源30を完全にオフにすることができる。その結果、車両1のエンジン停止時において、センサ20の消費電流を低減することができる。
また、制御部40は、完全オフ時間の前後に電源オフと電源オンとを所定時間毎に繰り返すオンオフ併用時間を決定し、オンオフ併用時間において電源オンと電源オフとの比率は時間の経過に応じて変更可能にしている。これにより、センサ20の電源30の完全オフ時間の前後に設定されたオンオフ併用時間において、オン時間の間ではセンサ20はユーザHの検出が可能となるため、ユーザHの急な行動変更への対応が可能になる。その結果、ユーザHが車両1をスムーズに利用することができる。また、オンオフ併用時間ではセンサ20の電源30のオフ時間が存在することから、センサ20の消費電流を効率よく低減することができる。
さらに、車両1の停止位置情報に加えて、車両1においてエンジン停止から制御部40の制御によりサイドドア2aが開くまでの車両停止時間に基づいて、制御部40が完全オフ時間を決定する。例えばエンジンを停止した際の車両1の停止位置が自宅である場合には、車両停止時間は、ユーザHが帰宅して車両1を停止させてから再度車両1で外出するまでの時間が計測される。このように、車両停止時間を計測することで、車両1のユーザHの行動パターンをより的確に把握することができる。これにより、車両停止時間の中核となる時間(例えばユーザの睡眠時間)に基づいて完全オフ時間を決定する等、完全オフ時間の長さ及び時間帯をより適正に決定することができる。その結果、センサ20の消費電流をより効果的に低減することができる。
その後、ステップ#211において、制御部40がセンサ20の電源30の動作形態が修正される。制御部40は、過去の登録データに今回の登録データを加えて、センサ電源の完全オフ時間と、完全オフ時間の前後のオンオフ併用時間の時間配分を決定するともに、オンオフ併用時間における電源オン及び電源オフの比率を修正する。このように、車両1が停止する現エリアの登録データが随時追加されることで完全オフ時間の精度を向上させることができる。
以下、図6を参照し、センサ20の電源管理の例外処理を説明する。第1オンオフ併用時間においてセンサ20が検知されると(ステップ#301(図5に示すステップ#205,Yes))、ステップ#302においてユーザHの正常動作によってセンサ20が検知されたか否かが判定される。ここで、センサ20の検知がユーザHの正常操作によるものと判定されると(ステップ#302,Yes)、現エリアの以前の登録データが削除され、現エリアのセンサ20の電源30の動作の再設定が必要になる。一方、ユーザHの正常動作ではないと判定されると(ステップ#302,No)、所定時間内にセンサ20が複数回検知されたか否かが確認される。ここで、複数回の検知が確認されると(ステップ#304,Yes)、強制的にセンサ20の電源30がオフになり、完全オフ時間に移行する。一方、複数回の検知が確認されなければ(ステップ#304,No)、第1オンオフ併用時間の電源30の動作が継続される。これは、雨天時の水滴により複数回の検知がなされたと考えられるからである。
〔別実施形態〕
(1)上記の実施形態では、車両用制御装置100として車両ドア2の開閉動作を制御する装置を例に説明したが、車両ドア2の開閉動作に代えて車両ドア2の施錠開錠動作でもよい。
(2)上記の実施形態では、同じ停車エリアの登録データ数が既に3つ存在する場合に、センサ20の電源30において初めて設定動作が実行される例を示したが、電源30において設定動作を実行されるために必要な登録データ数は3に限らず、2または4以上であってもよい。
(3)上記の実施形態では、センサ20の電源30の完全オフ時間の前後の両方においてオンオフ併用時間を設ける例を示したが、オンオフ併用時間はセンサ20の電源30の完全オフ時間の前及び後の何れか一方に設けてもよいし、オンオフ併用時間を全く設けない構成であってもよい。この場合には、電源30はオンオフ併用時間に代えてオン状態が継続される。
(4)上記の実施形態では、電源30の動作設定の際のオンオフ併用時間において、オン時間とオフ時間との比率が段階的に3回変更され、電源30の動作実行の際のオンオフ併用時間において、オン時間とオフ時間との比率が段階的に2回変更される例を示した。しかし、電源30がオンオフ併用時間において電源30のオン時間とオフ時間との比率が変更される回数は、1回であっても3回以上であってもよい。
(5)上記の実施形態では、車両用制御装置100が車両ドア2の開閉動作を制御する例のみを説明したが、車両用制御装置100は車両1の他の動作制御を含んでもよく、ドア開閉用のセンサ20をトリガとして車両用制御装置100の全体電源を起動する構成にしてもよい。このようにすると、他のセンサ等の消費電流が大きい場合に車両1全体の消費電流を抑制することができる。
(6)上記の実施形態では、ユーザHがスマートエリア外に移動した後に車両停止時間の計測を開始する例を示したが、車両停止時間の計測は車両1のエンジン停止直後から開始してもよい。
本発明は、車両用制御装置に広く用いることができる。
1 :車両
2 :車両ドア
2a :サイドドア
3 :車体
3a :サイドバンパ
10 :停止位置検出部
20 :人感センサ
21 :第1センサ
22 :第2センサ
30 :電源
40 :制御部
41 :学習部
50 :センサ電源管理部
60 :ドア開閉駆動部
100 :車両用制御装置
F :足部
H :ユーザ

Claims (3)

  1. 車体の所定部位に配設され、接触又は所定距離内の接近に応じて人の存在を検出する人感センサと、
    前記人感センサの検出信号に基づいて車両を制御する制御部と、
    車両が停止した際に車両の位置情報を検出する停止位置検出部と、
    前記人感センサの電源をオンまたはオフにするセンサ電源管理部と、を備え、
    前記制御部は、前記停止位置検出部によって検出される前記位置情報に基づいて、車両のエンジン停止時における、前記人感センサの電源の完全オフ時間を決定し、当該完全オフ時間を前記センサ電源管理部に出力し、
    前記センサ電源管理部は、前記完全オフ時間の間、前記人感センサの電源をオフにする車両用制御装置。
  2. 前記制御部は、前記完全オフ時間の前後の少なくとも何れか一方に電源オフと電源オンとを所定時間毎に繰り返すオンオフ併用時間を決定し、前記オンオフ併用時間において電源オンと電源オフとの比率は時間の経過に応じて変更可能であり、当該オンオフ併用時間を前記センサ電源管理部に出力し、
    前記センサ電源管理部は、前記オンオフ併用時間の間、前記人感センサの電源のオンオフ動作を繰り返す請求項1に記載の車両用制御装置。
  3. 前記制御部は、前記人感センサの検出信号に基づいて車両ドアの開閉を制御可能に構成され、
    車両においてエンジン停止から前記制御部の制御により前記車両ドアが開くまでの車両停止時間を記憶する学習部を備え、
    前記制御部は、前記車両停止時間に基づいて前記完全オフ時間を決定する請求項1または2に記載の車両用制御装置。
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