JP2016113807A - キーフリーシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】高い防犯性を確保しつつ、利便性の向上を図ることができる、キーフリーシステムを提供する。【解決手段】すべてのドアがロックされている状態で、アンロックボタンが操作(オン)されると(時刻T1)、これに応答して、運転席ドアがアンロックされる(時刻T2)。その後、アンロックボタン13が所定時間にわたって押され続けると、運転席ドア以外のすべてのドアがアンロックされる(時刻T3)。【選択図】図3
Description
本発明は、高い防犯性を有するキーフリーシステムに関する。
最近、自動車などの車両では、キーをキーシリンダに差し込まずにドアのロック(施錠)/アンロック(開錠)を行えるキーフリーシステム(キーレスエントリシステム)が多くの車種に採用されている。
キーフリーシステムには、たとえば、運転者などの使用者が携帯する携帯キーと、車両に設けられた受信機と、車両のドアに設けられたドアロックモータを制御する制御部とが含まれる。携帯キーには、ロックボタンおよびアンロックボタンが設けられている。ロックボタンが押されると、携帯キーからロックを指示する信号が送信される。この信号を受信機が受信すると、その受信に応答して、ドアロックモータが制御されて、ドアがロックされる。一方、アンロックボタンが押されると、携帯キーからアンロックを指示する信号が送信される。この信号を受信機が受信すると、その受信に応答して、ドアロックモータが制御されて、ドアがアンロックされる。
通常のキーフリーシステムでは、すべてのドアがロックされた状態で、使用者によりアンロックボタンが操作されると、その1回のアンロック操作により、すべてのドアがアンロックされる。そのため、他者が使用者に近いドア(たとえば、運転席ドア)以外のドアから車内に侵入するおそれがある。
そこで、日本国外で販売される車両を中心に、通常よりも防犯性に優れたキーフリーシステムを採用したものが存在している。このキーフリーシステムでは、すべてのドアがロックされた状態で、アンロックボタンが操作されると、まず、運転席ドアのみがアンロックされる。そして、運転席ドアのみがアンロックされた状態で、アンロックボタンが再び操作されると、すべてのドアがアンロックされる。これにより、他者が運転席ドア以外のドアから車内に侵入することを防止できる。
しかしながら、すべてのドアをアンロックするために、アンロックボタンの2回操作が必要となり、使用者がその知人と共に車両に乗り込む際などには、利便性が悪い。
本発明の目的は、高い防犯性を確保しつつ、利便性の向上を図ることができる、キーフリーシステムを提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係るキーフリーシステムは、複数のドアおよびドアをロック/アンロックするためのドアロック駆動部が設けられた車両用のキーフリーシステムであって、アンロックの要求のために操作される操作部と、操作部の操作に応じた信号を出力する信号出力部と、信号出力部から出力される信号に基づいて、ドアロック駆動部を制御し、すべてのドアがロックされている状態で、操作部が操作されたことに応答して、所定のドアをアンロックし、当該操作が所定時間にわたって継続したことに応答して、アンロックされているドア以外のドアをアンロックするアンロック制御部とを含む。
この構成によれば、すべてのドアがロックされている状態で、操作部が操作され、それに応じた信号が信号出力部から出力されると、所定のドアがアンロックされる。その後、操作部が所定時間にわたって操作され続け、それに応じた信号(操作部の所定時間にわたる継続操作に応じた信号)が信号出力部から出力されると、アンロックされているドア以外のドア、つまり所定のドア以外のドアがアンロックされる。
そのため、すべてのドアがロックされている状態で、使用者が独りで所定のドアから乗り込む場合には、使用者が操作部を所定時間未満の短い時間で1回操作することにより、所定のドアのみをアンロックすることができる。その結果、残りのドアがロックされた状態を維持することができ、他者が所定のドア以外のドアから車内に侵入することを防止できる。
また、すべてのドアがロックされている状態で、使用者が知人と共に車両に乗り込む場合には、使用者が操作部を所定時間以上にわたって操作し続けることにより、その1回の操作で、所定のドアおよび所定のドア以外のドアをアンロックすることができる。それゆえ、所定のドアおよびそれ以外のドアをアンロックするために、操作部の2回操作が不要である。
よって、使用者が独りで所定のドアから車両に乗り込む場合には、他者が所定のドア以外のドアから車両に侵入することを防止でき、使用者が知人と共に車両に乗り込む場合には、操作部の2回操作の煩わしさがなく、従来のキーフリーシステムよりも優れた利便性を発揮することができる。
所定のドアがアンロックされた後に、操作部の所定時間にわたる継続操作に応答して、残りのすべてのドアが一斉にアンロックされてもよい。この場合、すべてのドアがアンロックされるまでの動作が2段階でシンプルであり、その動作制御のためのプログラムを簡素に作成することができる。
所定のドアがアンロックされた後に、操作部の所定時間にわたる継続操作に応答して、所定のドア以外の第1ドアがアンロックされ、操作部の継続操作がさらに一定時間続いたことに応答して、所定のドアおよび第1ドア以外の第2ドアがアンロックされてもよい。この場合、所定のドアがアンロックされたときに、他者が第1ドアおよび第2ドアから車内に侵入することを防止でき、所定のドアおよび第1ドアがアンロックされたときに、他者が第2ドアから車内に浸入することを防止できる。
操作部は、使用者に携帯される携帯キーに設けられ、アンロックの要求のために押操作されるアンロックボタンであってもよい。この場合、信号出力部は、携帯キーに設けられ、アンロックボタンの状態に応じた信号(たとえば、アンロックボタンが押されたことを表す信号、アンロックボタンが押され続けていることを表す信号など)を生成する信号生成部と、信号生成部により生成された信号を搬送波に乗せて送信する送信部とを含み、キーフリーシステムは、車両に設けられて、信号出力部が送信する変調信号を受信して復調する受信部をさらに含む。
また、操作部は、車両に設けられ、アンロックの要求のために押操作されるリクエストスイッチであってもよい。この場合、信号出力部は、リクエストスイッチのオン/オフの状態に応じたレベルの信号を出力する信号回路である。
本発明によれば、使用者が独りで車両に乗り込む際の高い防犯性を確保しつつ、使用者が知人と共に車両に乗り込む際の利便性の向上を図ることができる。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<キーフリーシステムの構成>
図1は、キーフリーシステム1の構成を示すブロック図である。
キーフリーシステム1は、複数のドアを備える車両2に搭載されて、キーをキーシリンダに差し込まずに、ドアのロック(施錠)/アンロック(開錠)を可能にするシステムである。複数のドアには、たとえば、運転席ドア、助手席ドアおよび左右の後席ドアが含まれる。各ドアには、ドアをロック/アンロックするためのドアロックモータMが設けられている。
キーフリーシステム1は、車両2の使用者により携帯される携帯カードキー11を含む。
携帯カードキー11には、ロックボタン12およびアンロックボタン13が設けられている。ロックボタン12は、使用者がドアのロックを車両2に要求するために押操作するボタンである。アンロックボタン13は、使用者がドアのアンロックを車両2に要求するために押操作するボタンである。
また、携帯カードキー11には、カードキーECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)14、送信部15および受信部16が内蔵されている。
カードキーECU14は、CPUおよびメモリなどにより構成されている。カードキーECU14には、ロックボタン12およびアンロックボタン13の状態(押されているか否か)に応じた信号が入力される。
送信部15および受信部16は、カードキーECU14と接続されている。送信部15は、カードキーECU14により生成される信号を乗せた電波を送信アンテナ17から送信する。受信部16は、受信アンテナ18が受信する電波に乗せられた信号を復調し、その信号をカードキーECU14に入力する。
また、キーフリーシステム1は、キーフリーECU21、ボディ統合ECU22、送信部23および受信部24を含む。キーフリーECU21、ボディ統合ECU22、送信部23および受信部24は、車両2に設けられている。
キーフリーECU21およびボディ統合ECU22は、CPUおよびメモリなどにより構成されている。キーフリーECU21とボディ統合ECU22とは、たとえば、CAN(Controller Area Network)通信プロトコルによる双方向通信が可能に接続されている。
送信部23および受信部24は、キーフリーECU21と接続されている。送信部23は、キーフリーECU21により生成される信号を乗せた電波を送信アンテナ25から送信する。受信部24は、受信アンテナ26が受信する電波に乗せられた信号を復調し、その信号をキーフリーECU21に入力する。
ボディ統合ECU22には、各ドアに設けられたドアロックモータMが制御対象として接続されている。
<携帯カードキーの照合>
車両2の周囲に設定される作動エリア内に携帯カードキー11が存在するか否かの判定(照合)のために、キーフリーECU21により、照合信号が一定周期で生成され、その照合信号が送信部23に入力される。照合信号が送信部23に入力されると、照合信号により電波(搬送波)が変調され、照合信号を乗せた電波が送信アンテナ25から送信される。この照合信号を乗せた電波の送信により、キーフリーシステム1の作動エリアが形成される。
携帯カードキー11が作動エリア内に存在する場合、照合信号を乗せた電波が携帯カードキー11の受信アンテナ18に受信され、受信部16により、その電波に乗せられた照合信号が復調されて、照合信号がカードキーECU14に入力される。照合信号の入力に応答して、カードキーECU14により、IDコードを含む応答信号が生成され、その応答信号が送信部15に入力される。応答信号が送信部15に入力されると、応答信号により電波が変調され、応答信号を乗せた電波が送信アンテナ17から送信される。
そして、応答信号を乗せた電波が車両2の受信アンテナ26に受信されると、受信部24により、その電波に乗せられた応答信号が復調され、応答信号がキーフリーECU21に入力される。この入力を受けて、キーフリーECU21により、応答信号に含まれるIDコードとメモリに予め記憶されているIDコードとが照合され、それらのIDコードが一致すれば、携帯カードキー11が作動エリア内に存在していると判定される。
<ロック動作>
作動エリア内で携帯カードキー11のロックボタン12が押されると、カードキーECU14により、ロックボタン12が押されたことを表すロック操作信号が生成され、そのロック操作信号が送信部15に入力される。ロック操作信号が送信部15に入力されると、ロック操作信号により電波が変調され、ロック操作信号を乗せた電波が送信アンテナ17から送信される。
ロック操作信号を乗せた電波が車両2の受信アンテナ26に受信されると、受信部24により、その電波に乗せられたロック操作信号が復調され、ロック操作信号がキーフリーECU21に入力される。これに応答して、キーフリーECU21により、すべてのドアをロックする指示がボディ統合ECU22に入力される。そして、その指示の入力を受けて、ボディ統合ECU22により、ドアロックモータMが制御されて、すべてのドアがロックされる。
<アンロック動作>
図2は、すべてのドアがロックされている状態で実行される処理の流れを示すフローチャートである。図3は、図2に示される処理時のアンロックボタン13および各ドアの状態の変化を示すタイミングチャートである。
携帯カードキー11が作動エリア内に存在していると判定(事前照合)され、かつ、すべてのドアがロックされている状態では、図2に示される第1アンロック処理が繰り返し実行される。
第1アンロック処理では、キーフリーECU21により、アンロックボタン13が押されたか否かが判断される(ステップS1)。
具体的には、アンロックボタン13が押されると(時刻T1)、カードキーECU14により、アンロックボタン13が押されていることを表すアンロック操作信号が生成され、そのアンロック操作信号が送信部15に入力される。アンロック操作信号が送信部15に入力されると、アンロック操作信号により電波が変調され、アンロック操作信号を乗せた電波が送信アンテナ17から送信される。そして、アンロック操作信号を乗せた電波が車両2の受信アンテナ26に受信されると、受信部24により、その電波に乗せられたアンロック操作信号が復調され、アンロック操作信号がキーフリーECU21に入力される。キーフリーECU21は、アンロックボタン13が押されたか否かの判断として、アンロック操作信号が入力されたか否かを判断する。
なお、図2以降の各図において、アンロックボタン13が押されている状態を「オン」として表し、アンロックボタン13が押されていない状態を「オフ」として表す。
アンロックボタン13が押されていない場合、第1アンロック処理が終了される(ステップS1のNO)。そして、携帯カードキー11が作動エリア内に存在し、かつ、すべてのドアがロックされている状態であれば、第1アンロック処理が新たに開始される。
アンロックボタン13が押されて、キーフリーECU21にアンロック操作信号が入力されると(ステップS1のYES)、キーフリーECU21により、運転席ドアをアンロックする指示がボディ統合ECU22に入力される。その指示の入力を受けて、ボディ統合ECU22により、運転席ドアのドアロックモータMが制御されて、運転席ドアがアンロックされる(ステップS2、時刻T2)。
その後、キーフリーECU21により、アンロックボタン13が押され続けているか否かが判断される(ステップS3)。
具体的には、アンロックボタン13が押され続けている間、カードキーECU14により、アンロック操作信号が一定の周期で生成されて、そのアンロック操作信号を乗せた電波が送信アンテナ17から送信される。キーフリーECU21は、アンロックボタン13が押され続けているか否かの判断として、アンロック操作信号が周期的に入力されているか否かを判断する。
アンロックボタン13が押され続けている場合には、キーフリーECU21により、アンロックボタン13が所定時間にわたって押され続けているか、つまりキーフリーECU21にアンロック操作信号が周期的に入力されている状態が所定時間ΔT(時刻T1−T2)にわたって継続しているか否かが判断される(ステップS4)。
そして、アンロックボタン13が所定時間にわたって押され続けると(ステップS4のYES)、キーフリーECU21により、運転席ドア以外のすべてのドアをアンロックする指示がボディ統合ECU22に入力される。その指示の入力を受けて、ボディ統合ECU22により、助手席ドアおよび左右の後席ドアのドアロックモータMが制御されて、助手席ドアおよび左右の後席ドアがアンロックされる(ステップS5、時刻T3)。これにより、すべてのドアがアンロックされた状態となり、第1アンロック処理が終了となる。
一方、アンロックボタン13が短く押されたため、アンロックボタン13が押され続けた時間が所定時間に満たない場合には(ステップS3のNO)、運転席ドア以外のドアのいずれもアンロックされずに、第1アンロック処理が終了となる。
なお、アンロックボタン13が押され続けている間、カードキーECU14により、アンロック操作信号が一定の周期で生成されて、そのアンロック操作信号を乗せた電波が送信アンテナ17から送信されるとした。これは単なる一例であり、カードキーECU14により、アンロックボタン13が押され続けていることをキーフリーECU21に伝達可能な信号が生成されて、その信号を乗せた電波が送信アンテナ17から送信されるとよい。
たとえば、アンロックボタン13が押されたことに応答して、カードキーECU14により、アンロック操作信号が生成された後、アンロックボタン13が押され続けている場合、リピート信号が生成されて、そのリピート信号を乗せた電波が送信アンテナ17から送信され、アンロックボタン13が離されると(押操作が解除されると)、ストップ信号が生成されて、そのストップ信号を乗せた電波が送信アンテナ17から送信されてもよい。この場合、キーフリーECU21では、リピート信号が入力されると、アンロックボタン13が押され続けていると判断することができ、アンロック操作信号の入力からストップ信号の入力までの時間が所定時間に到達すると、アンロックボタン13が所定時間にわたって押され続けていると判断することができる。
図4は、運転席ドアのみがアンロックされている状態で実行される処理の流れを示すフローチャートである。図5は、図4に示される処理時のアンロックボタン13および各ドアの状態の変化を示すタイミングチャートである。
前述のように、すべてのドアがロックされている状態から、アンロックボタン13が押されて(時刻T1)、運転席ドアがアンロックされた後(時刻T2)、アンロックボタン13が所定時間にわたって押されず、その所定時間が経過する前にアンロックボタン13が離された場合(時刻T4)、運転席ドアのみがアンロックされた状態となる。この状態では、図4に示される第2アンロック処理が実行される。
第2アンロック処理では、キーフリーECU21により、アンロックボタン13が押されたか否かが判断される(ステップS6)。
アンロックボタン13が押されていない場合には(ステップS6のNO)、キーフリーECU21により、運転席ドアがロックされたか否かが判断される(ステップS7)。たとえば、車両2に車速感応ドアロック機能が搭載されている場合には、使用者が車両2を発進させて、車速が一定値を越えると、運転席ドアが自動的にロックされる。
運転席ドアがロックされた場合(ステップS7のYES)、第2アンロック処理が終了される。
運転席ドアがロックされるまでに、アンロックボタン13が押されて(時刻T5)、アンロック操作信号がキーフリーECU21に入力されると(ステップS6のYES)、キーフリーECU21により、運転席ドア以外のすべてのドアをアンロックする指示がボディ統合ECU22に入力される。その指示の入力を受けて、ボディ統合ECU22により、助手席ドアおよび左右の後席ドアのドアロックモータMが制御されて、助手席ドアおよび左右の後席ドアがアンロックされる(ステップS8、時刻T6)。これにより、すべてのドアがアンロックされた状態となり、第2アンロック処理が終了となる。
<作用効果>
以上のように、すべてのドアがロックされている状態で、アンロックボタン13が操作され、アンロック操作信号を乗せた電波が送信アンテナ17から送信されると、運転席ドアがアンロックされる。その後、アンロックボタン13が所定時間にわたって押され続けると、運転席ドア以外のすべてのドアがアンロックされる。
そのため、すべてのドアがロックされている状態で、使用者が独りで運転席に乗り込む場合には、使用者がアンロックボタン13を所定時間未満の短い時間で1回操作することにより、運転席ドアのみをアンロックすることができる。その結果、残りのドアがロックされた状態を維持することができ、他者が運転席ドア以外のドアから車内に侵入することを防止できる。
また、すべてのドアがロックされている状態で、使用者が知人と共に車両2に乗り込む場合には、使用者がアンロックボタン13を所定時間以上にわたって押し続けることにより、その1回の操作で、すべてのドアをアンロックすることができる。それゆえ、すべてのドアをアンロックするために、アンロックボタン13の2回操作が不要である。
よって、使用者が独りで運転席ドアから車両2に乗り込む場合には、他者が運転席ドア以外のドアから車両2に侵入することを防止でき、使用者が知人と共に車両2に乗り込む場合には、アンロックボタン13の2回操作の煩わしさがなく、従来のキーフリーシステムよりも優れた利便性を発揮することができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、運転席ドアがアンロックされた後、アンロックボタン13の所定時間にわたる継続操作に応答して、残りのすべてのドアが一斉にアンロックされる構成を取り上げたが、運転席ドアがアンロックされた後に、アンロックボタン13の所定時間にわたる継続操作に応答して、たとえば、助手席ドアがアンロックされ、アンロックボタン13の継続操作がさらに一定時間続いたことに応答して、左右の後席ドアがアンロックされてもよい。
前者の構成では、すべてのドアがアンロックされるまでの動作が2段階でシンプルであり、その動作制御のためのプログラムを簡素に作成することができる。
後者の構成では、運転席ドアがアンロックされたときに、他者が助手席ドアおよび後席ドアから車内に侵入することを防止でき、運転席ドアおよび助手席ドアがアンロックされたときに、他者が後席ドアから車内に浸入することを防止できる。よって、防犯性をさらに高めることができる。
また、図1に仮想線(二点鎖線)で示されるように、各ドアのハンドルまたはその近傍に、リクエストスイッチ31が配設されて、リクエストスイッチ31の押操作に応じて、ドアがロックおよびアンロックされる構成が採用されてもよい。
この構成では、キーフリーECU21に信号回路32が接続されて、リクエストスイッチ31の状態に応じたレベルの信号が信号回路32からキーフリーECU21に入力される。たとえば、リクエストスイッチ31が押されていない状態では、信号回路32からキーフリーECU21にハイレベル信号が入力され、リクエストスイッチ31が押されている状態では、信号回路32からキーフリーECU21にローレベル信号が入力される。
いずれかのリクエストスイッチ31が押されて、信号回路32からキーフリーECU21にローレベル信号が入力されると、キーフリーECU21により、そのリクエストスイッチ31が設けられているドアをアンロックする指示がボディ統合ECU22に入力される。そして、ボディ統合ECU22により、当該ドアのドアロックモータMが制御されて、当該ドアがアンロックされる。
リクエストスイッチ31が押され続け、信号回路32からキーフリーECU21にローレベル信号が所定時間にわたって入力され続けると、キーフリーECU21により、アンロックされているドア以外のすべてのドアをアンロックする指示がボディ統合ECU22に入力される。そして、ボディ統合ECU22により、ドアロックモータMが制御されて、すべてのドアがアンロックされる。
また、前述の実施形態では、キーフリーECU21およびボディ統合ECU22が個別に設けられた構成を取り上げたが、キーフリーECU21およびボディ統合ECU22が単一のECUとして一体化されていてもよい。
また、車両2は、運転席ドア、助手席ドアおよび左右の後席ドアを備えるものに限らず、運転席ドアおよび助手席ドアのみを備えるものであってもよいし、バックドアをさらに備えるものであってもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 キーフリーシステム
2 車両
13 アンロックボタン(操作部)
14 カードキーECU(信号出力部)
15 送信部(信号出力部)
17 送信アンテナ(信号出力部)
21 キーフリーECU(アンロック制御部)
22 ボディ統合ECU(アンロック制御部)
31 リクエストスイッチ(操作部)
32 信号回路(信号出力部)
M ドアロックモータ(ドアロック駆動部)
2 車両
13 アンロックボタン(操作部)
14 カードキーECU(信号出力部)
15 送信部(信号出力部)
17 送信アンテナ(信号出力部)
21 キーフリーECU(アンロック制御部)
22 ボディ統合ECU(アンロック制御部)
31 リクエストスイッチ(操作部)
32 信号回路(信号出力部)
M ドアロックモータ(ドアロック駆動部)
Claims (1)
- 複数のドアおよび前記ドアをロック/アンロックするためのドアロック駆動部が設けられた車両用のキーフリーシステムであって、
アンロックの要求のために操作される操作部と、
前記操作部の操作に応じた信号を出力する信号出力部と、
前記信号出力部から出力される信号に基づいて、前記ドアロック駆動部を制御し、すべての前記ドアがロックされている状態で、前記操作部が操作されたことに応答して、所定の前記ドアをアンロックし、当該操作が所定時間にわたって継続したことに応答して、アンロックされている前記ドア以外の前記ドアをアンロックするアンロック制御部とを含む、キーフリーシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014252774A JP2016113807A (ja) | 2014-12-15 | 2014-12-15 | キーフリーシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014252774A JP2016113807A (ja) | 2014-12-15 | 2014-12-15 | キーフリーシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016113807A true JP2016113807A (ja) | 2016-06-23 |
Family
ID=56141184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014252774A Pending JP2016113807A (ja) | 2014-12-15 | 2014-12-15 | キーフリーシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016113807A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114312666A (zh) * | 2021-11-22 | 2022-04-12 | 江铃汽车股份有限公司 | 基于人脸识别的车辆控制方法、装置、存储介质及设备 |
-
2014
- 2014-12-15 JP JP2014252774A patent/JP2016113807A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114312666A (zh) * | 2021-11-22 | 2022-04-12 | 江铃汽车股份有限公司 | 基于人脸识别的车辆控制方法、装置、存储介质及设备 |
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