JP7156000B2 - 車載装置 - Google Patents

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Description

本開示は、車載装置に関するものである。
従来、車両と電子キーとの間での無線通信を介した認証によって車両の施開錠を許可する電子キーシステムが知られている。この電子キーシステムにおいて、開錠を許可するまでの応答性を高めるために、車両近辺での電子キーの存在の有無にかかわらず、電子キーからの応答を要求する要求信号を車両側から周期的に送信するポーリングを行う技術が知られている。
また、近年では、携帯端末を電子キーの代わりにとして利用する技術も提案されている。例えば特許文献1には、正規の運転者が車両に近づいて、携帯電話機である携帯端末の発呼ボタンを押した場合に、車載機が発呼信号を受信し、発呼信号に含まれる携帯端末のID番号が正しい場合にドアロックを解除する技術が開示されている。
特開2003-120097号公報
携帯端末を電子キーの代わりとして用いることが可能となったとしても、携帯端末を電子キーの代わりとして用いることに抵抗のあるユーザも存在すると考えられる。よって、認証システムにおいて電子キーと携帯端末とを鍵として併用可能とすることが求められると考えられる。
電子キーシステムにおいて電子キーと携帯端末とを鍵として併用可能とした場合、ユーザは電子キーと携帯端末とのいずれを鍵として用いるか選択できるものの、車両側ではユーザが電子キーと携帯端末とのいずれを鍵として用いるかを判別することは難しい。よって、ユーザが電子キーを鍵として用いる場合の、開錠を許可するまでの応答性を高めるためには、ユーザが電子キーと携帯端末とのいずれを鍵として用いるかにかかわらず、ポーリングを行うことになると考えられる。
しかしながら、ユーザが電子キーと携帯端末とのいずれを鍵として用いるかにかかわらず、ポーリングを行うと、ユーザが携帯端末を鍵として用いる場合には、無駄にポーリングが行われることになる。ポーリングに用いられる電流は車両の暗電流となるものであるため、無駄にポーリングが行われることは、無駄な暗電流の増加を生じさせる。
この開示のひとつの目的は、電子キーシステムにおいて電子キーと携帯端末とを鍵として併用可能とした場合であっても、開錠を許可するまでの応答性を高めつつ、車両の暗電流の増加を抑えることを可能にする車載装置を提供することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は、開示の更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本開示の第1の車載装置は、車両で用いられ、電子キー(2)との間での第1の無線通信を介した認証及び電子キー以外の携帯端末(3)との間での第2の無線通信を介した認証のいずれの認証を行うことも可能な認証部(406)と、認証部で認証が成立することをもとに車両のドアの施開錠を許可する許可部(410)とを備える車載装置であって、第1の無線通信を介した認証のためには、電子キーに対して応答を要求する要求信号を車両から定期的に送信する電子キー探知ポーリングが行われる一方、第2の無線通信を介した認証のためには、携帯端末と通信接続するための情報を車両から定期的に送信する携帯端末探知ポーリングが行われるものであり、認証部での認証に電子キーを用いた回数である電子キー使用回数と、認証部での認証に携帯端末を用いた回数である携帯端末使用回数とのそれぞれのカウントを行うカウント部(412)と、カウント部でカウントする結果に応じて、電子キー探知ポーリングと携帯端末探知ポーリングとのうちの一方を停止させる制限処理部(413)とを備え、カウント部は、許可部で車両のドアの開錠を許可する際の認証に続いて許可部で車両のドアの施錠を許可する際の認証にも電子キーが用いられる場合に、電子キー使用回数をカウントし、許可部で車両のドアの開錠を許可する際の認証に続いて許可部で車両のドアの施錠を許可する際の認証にも携帯端末が用いられる場合に、携帯端末使用回数をカウントする。
上記目的を達成するために、本開示の第2の車載装置は、車両で用いられ、電子キー(2)との間での第1の無線通信を介した認証及び電子キー以外の携帯端末(3)との間での第2の無線通信を介した認証のいずれの認証を行うことも可能な認証部(406)と、認証部で認証が成立することをもとに車両のドアの施開錠を許可する許可部(410)とを備える車載装置であって、第1の無線通信を介した認証のためには、電子キーに対して応答を要求する要求信号を車両から定期的に送信する電子キー探知ポーリングが行われる一方、第2の無線通信を介した認証のためには、携帯端末と通信接続するための情報を車両から定期的に送信する携帯端末探知ポーリングが行われるものであり、認証部での認証に電子キーを用いた回数である電子キー使用回数と、認証部での認証に携帯端末を用いた回数である携帯端末使用回数とのそれぞれのカウントを行うカウント部(412)と、カウント部でカウントする結果に応じて、電子キー探知ポーリングと携帯端末探知ポーリングとのうちの一方を停止させる制限処理部(413)とを備え、制限処理部は、カウント部での電子キー使用回数のカウントが所定の複数回連続する場合に、携帯端末探知ポーリングを停止させる一方、カウント部での携帯端末使用回数のカウントが所定の複数回連続する場合には、電子キー探知ポーリングを停止させない。
上記目的を達成するために、本開示の第3の車載装置は、車両で用いられ、電子キー(2)との間での第1の無線通信を介した認証及び電子キー以外の携帯端末(3)との間での第2の無線通信を介した認証のいずれの認証を行うことも可能な認証部(406)と、認証部で認証が成立することをもとに車両のドアの施開錠を許可する許可部(410)とを備える車載装置であって、第1の無線通信を介した認証のためには、電子キーに対して応答を要求する要求信号を車両から定期的に送信する電子キー探知ポーリングが行われる一方、第2の無線通信を介した認証のためには、携帯端末と通信接続するための情報を車両から定期的に送信する携帯端末探知ポーリングが行われるものであり、認証部での認証に電子キーを用いた回数である電子キー使用回数と、認証部での認証に携帯端末を用いた回数である携帯端末使用回数とのそれぞれのカウントを行うカウント部(412)と、カウント部でカウントする結果に応じて、電子キー探知ポーリングと携帯端末探知ポーリングとのうちの一方を停止させる制限処理部(413)とを備え、制限処理部は、携帯端末探知ポーリング及び電子キー探知ポーリングのいずれかのポーリングを停止させた場合であっても、許可部で車両のドアの開錠を許可する際の認証が行われていない状態で、車両に乗車する際にユーザが操作する車両のスイッチ(43)がオンになる場合に、停止させていたそのポーリングを再開させる。
上記目的を達成するために、本開示の第4の車載装置は、車両で用いられ、電子キー(2)との間での第1の無線通信を介した認証及び電子キー以外の携帯端末(3)との間での第2の無線通信を介した認証のいずれの認証を行うことも可能な認証部(406)と、認証部で認証が成立することをもとに車両のドアの施開錠を許可する許可部(410)とを備える車載装置であって、第1の無線通信を介した認証のためには、電子キーに対して応答を要求する要求信号を車両から定期的に送信する電子キー探知ポーリングが行われる一方、第2の無線通信を介した認証のためには、携帯端末と通信接続するための情報を車両から定期的に送信する携帯端末探知ポーリングが行われるものであり、認証部での認証に電子キーを用いた回数である電子キー使用回数と、認証部での認証に携帯端末を用いた回数である携帯端末使用回数とのそれぞれのカウントを行うカウント部(412)と、カウント部でカウントする結果に応じて、電子キー探知ポーリングと携帯端末探知ポーリングとのうちの一方を停止させる制限処理部(413)とを備え、制限処理部は、携帯端末探知ポーリング及び電子キー探知ポーリングのいずれかのポーリングを停止させるまでは、先に車両のドアの開錠を許可する際の認証に用いられた側のポーリングを休止させない一方、その認証に用いられなかった側のポーリングについては、車両のドアの施錠を許可するまでは一時的にそのポーリングを休止させ、車両のドアの施錠の許可後に休止を解除させる。
これによれば、認証部は、電子キーとの間での第1の無線通信を介した認証及び電子キー以外の携帯端末との間での第2の無線通信を介した認証のいずれの認証を行うことも可能であり、許可部は、認証部で認証が成立することをもとに車両のドアの施開錠を許可する。よって、車載装置を含む電子キーシステムにおいて電子キーと携帯端末とを鍵として併用可能となる。認証部での認証に電子キーを用いた回数である電子キー使用回数と、認証部での認証に携帯端末を用いた回数である携帯端末使用回数とのそれぞれをカウント部でカウントする結果に応じて、電子キー探知ポーリングと携帯端末探知ポーリングとのうちの一方を停止させるので、電子キーと携帯端末とのうちの、ユーザがより使用していない側のポーリングを停止させることが可能になる。よって、電子キー探知ポーリングと携帯端末探知ポーリングとのいずれも停止させない場合に比べて、ポーリングによる車両の暗電流の増加を抑えることが可能になる。また、ユーザがより使用している側のポーリングは停止させないので、開錠を許可するまでの応答性を高めることは可能になる。その結果、電子キーシステムにおいて電子キーと携帯端末とを鍵として併用可能とした場合であっても、開錠を許可するまでの応答性を高めつつ、車両の暗電流の増加を抑えることが可能になる。
車両認証システム1の概略的な構成の一例を示す図である。 電子キー2の概略的な構成の一例を示す図である。 携帯端末3の概略的な構成の一例を示す図である。 車両側ユニット4の概略的な構成の一例を示す図である。 照合ECU40の概略的な構成の一例を示す図である。 照合ECU40での併用関連処理の流れの一例を示すフローチャートである。 ユーザが車両の鍵として携帯端末3を用いる場合の一例を説明するための図である。 ユーザが車両の鍵として電子キー2を用いる場合の一例を説明するための図である。
図面を参照しながら、開示のための複数の実施形態を説明する。なお、説明の便宜上、複数の実施形態の間において、それまでの説明に用いた図に示した部分と同一の機能を有する部分については、同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。同一の符号を付した部分については、他の実施形態における説明を参照することができる。
(実施形態1)
<車両認証システム1の概略構成>
以下、本開示の実施形態1について図面を用いて説明する。図1に示す車両認証システム1は、電子キー2、携帯端末3、及び車両側ユニット4を含んでいる。電子キー2は、いわゆるFobであって、ユーザに携帯される。携帯端末3は、電子キー2とは別体の、スマートフォンといった多機能携帯電話機,タブレット端末等の情報処理端末であって、ユーザに携帯される。以降では、携帯端末3がスマートフォン(以下、スマホ)である場合を例に挙げて以降の説明を行う。
車両認証システム1では、電子キー2と車両側ユニット4との間で無線通信を介したコード照合を行い、コード照合による認証が成立したことをもとに、車両のドアの施開錠を許可するスマートエントリーシステムの機能を利用可能となっている。また、車両認証システム1では、携帯端末3と車両側ユニット4との間で無線通信を介したコード照合を行い、コード照合による認証が成立したことをもとに、車両のドアの施開錠を許可するスマホキーシステムの機能も利用可能となっている。この車両認証システム1が電子キーシステムに相当する。
<電子キー2の概略構成>
次に、図2を用いて電子キー2についての説明を行う。図2に示すように、電子キー2は、制御部20、LF受信部21、及びRF送信部22を備えている。
LF受信部21は、LF受信アンテナを有しており、車両側ユニット4からLF(Low Frequency)帯の電波にのせて送信されてくる要求信号(以下、リクエスト信号)を受信する。LF受信部21で受信するリクエスト信号としては、例えば電子キー2をウェイクアップ状態に移行させるためのコードを含むウェイク信号,コード照合のためのコードの送信を要求するチャレンジ信号等がある。チャレンジ信号には、乱数コードを含む。要求信号としては、ウェイク信号とチャレンジ信号とを別個に用いる構成としてもよいし、ウェイク信号とチャレンジ信号とが一体となった信号を用いる構成としてもよい。
LF受信部21は、例えばIC等を有し、リクエスト信号にウェイクアップ状態に移行させるためのコードが含まれている場合に、このコードの妥当性を判定する。一例としては、LF受信部21の不揮発性メモリに予め登録している正規のコードのパターンと比較し、正規のコードか否かを判定する。そして、正規のパターンである旨の判定をした場合には、スリープ状態にある制御部20をウェイクアップ状態に移行させる。スリープ状態は、ウェイクアップ状態よりも大幅に電力消費が抑えられた状態である。一方、LF受信部21は、正規のパターンでない旨の判定をした場合には、スリープ状態にある制御部20をウェイクアップ状態に移行させない。
RF送信部22は、RF送信アンテナを有しており、制御部20から入力される原信号を電気的に処理しつつ、LF受信部21で受信した信号に対する応答信号を生成し、この応答信号をRF送信アンテナからRF帯の電波にのせて車両側ユニット4へ送信する。本実施形態では、RF帯のうちのUHF帯の電波にのせて応答信号を送信するものとして以降の説明を行う。UHF帯とは、例えば300MHz~3GHzの極超短波の周波数帯である。電子キー2と車両側ユニット4との間での、車両側ユニット4から電子キー2へのLF帯の電波にのせた信号のやり取りと、電子キー2から車両側ユニット4へのUHF帯の電波にのせた信号のやり取りとが、第1の無線通信に相当する。
制御部20は、例えばIC,メモリ等からなるものであって、LF受信部21で受信するリクエスト信号に応じた応答信号の原信号を生成し、この原信号をRF送信部22に出力する。制御部20は、LF受信部21で受信するリクエスト信号に乱数コードが含まれている場合に、この乱数コードを、共通鍵暗号方式で用いる秘密鍵及び暗号化アルゴリズムで暗号化し、暗号化コードを生成する。そして、この暗号化コードを含む応答信号の原信号をRF送信部22に出力する。一方、制御部20は、リクエスト信号に乱数コードが含まれていない場合には、暗号化コードを含まない、リクエスト信号を受信したことを示す応答信号の原信号をRF送信部22に出力すればよい。
<携帯端末3の概略構成>
次に、図3を用いて携帯端末3についての説明を行う。図3に示すように、携帯端末3は、制御部30及び通信モジュール31を備えている。なお、本実施形態では、便宜上、携帯端末3のうちの、スマホキーシステムに関連する構成以外については説明を省略している。
通信モジュール31は、車両側ユニット4との間で無線通信を行うための通信モジュールである。通信モジュール31と車両側ユニット4との間での無線通信は、近距離無線通信規格に沿った無線通信とすればよい。本実施形態では、Bluetooth(登録商標) Low Energy(以下、BLE)に沿った無線通信を用いる場合を例に挙げて以降の説明を行う。この携帯端末3と車両側ユニット4との間での近距離無線通信規格に沿った無線通信が、第2の無線通信に相当する。通信モジュール31は、車両側ユニット4から定期的に送信されるアドバタイジング情報を、定期的にスキャンして受信し、車両側ユニット4とコネクションを確立する。そして、仮想的な専用通信路であるこのコネクションを通じて情報の送受信を行う。
制御部30は、例えばプロセッサ,メモリ等からなるものであって、スマホキーシステムに関連する処理を実行する。制御部30は、通信モジュール31と車両側ユニット4との通信接続が行われる場合に、コード照合のためのコードを通信モジュール31に出力し、このコードを車両側ユニット4に送信させる。一例として、車両側ユニット4から乱数コードが送信されてくる場合には、通信モジュール31を介して取得するこの乱数コードを、共通鍵暗号方式で用いる秘密鍵及び暗号化アルゴリズムで暗号化し、暗号化コードを生成する。そして、この暗号化コードを、コード照合のためのコードとして通信モジュール31に出力すればよい。なお、コード照合のためのコードは、車両の正規のキー情報としてセンタ等から配信されるコードであってもよい。
<車両側ユニット4の概略構成>
次に、図4を用いて、車両側ユニット4の概略的な構成の一例について説明を行う。図4に示すように、車両側ユニット4は、照合ECU40、LF送信器41、RFレシーバ42、施開錠スイッチ(以下、施開錠SW)43、始動スイッチ(以下、始動SW)44、車両状態センサ45、ボデーECU46、メータECU47、パワーユニットECU48、スマホキーECU49、及びBLEモジュール50を含んでいる。例えば、照合ECU40、車両状態センサ45、ボデーECU46、メータECU47、及びパワーユニットECU48は、車内LANに接続される構成とすればよい。
LF送信器41は、照合ECU40の指示に従い、LF帯の電波にてLF送信アンテナから要求信号を送信する。LF送信アンテナは、車両に複数設けられる構成とすればよい。RFレシーバ42は、UHF帯の電波にて電子キー2側から送信されてくる応答信号を受信する。
例えば、LF送信アンテナは、運転席のドア付近,助手席のドア付近,リアバンパ付近,車室内等に設けられる構成とすればよい。以降では、運転席のドア付近のLF送信アンテナをD席アンテナ,助手席のドア付近のLF送信アンテナをP席アンテナ,リアバンパ付近のLF送信アンテナをリアバンパアンテナ,車室内のLF送信アンテナを車室内アンテナと呼ぶ。D席アンテナの通信範囲は、運転席の車両ドア付近に限定されており、P席アンテナの通信範囲は、助手席側の車両ドア付近に限定されており、リアバンパアンテナの通信範囲は、リアバンパ付近に限定されており、車室内アンテナの通信範囲は、車室内に限定されている。D席アンテナ,P席アンテナ,リアバンパアンテナの通信範囲は、車両の車室外に広がるものとする。D席アンテナ,P席アンテナ,リアバンパアンテナをまとめて車室外アンテナと呼ぶ。
施開錠SW43は、運転席のドア,助手席のドア,トランクルームドアといった車両のドアの施錠及び開錠を要求するためのスイッチである。施開錠SW43は、車両のアウタードアハンドルに設けられたり、リアバンパに設けられたりする構成とすればよい。施開錠SW43としては、例えばタッチスイッチを用いたり、メカニカルなボタンスイッチを用いたりすることができる。施開錠SW43の信号は、例えばボデーECU46に出力される構成とすればよい。
始動SW44は、例えば運転席前方に設けられた、車両の走行駆動源の始動を要求するためのスイッチである。始動SW44としては、例えばメカニカルなボタンスイッチを用いればよい。始動SW44の信号は、例えば照合ECU40に出力される構成とすればよい。
車両状態センサ45は、車両の走行状態,操作状態等の車両の挙動に関する情報を検出するためのセンサ群である。車両状態センサ45としては、例えば、車速を検出する車速センサ,シフトポジションを検出するシフトポジションセンサ,ブレーキ操作を検出するブレーキスイッチ等がある。
ボデーECU46は、例えばプロセッサ,メモリ等からなる電子制御装置である。ボデーECU46は、車両の各ドアの施開錠を制御するための駆動信号を各ドアに設けられたドアロックモータに出力することで、各ドアの施開錠を行う。また、ボデーECU46には、施開錠SW43が接続されており、施開錠SW43のオンオフに応じた信号を取得する。他にも、ボデーECU46には、各ドアについてのカーテシスイッチが接続されており、各ドアの開閉に応じたカーテシスイッチの信号を取得する。
メータECU47は、例えばプロセッサ,メモリ等からなる電子制御装置である。メータECU47は、インストルメントパネルに取り付けられるメータユニットに備えられるメータ表示部及び警告部の作動を制御する。メータ表示部は、車速、エンジン回転速度、走行距離等の走行状態を表示する表示部である。警告部は、各種の異常を報知する報知部であって、警告ランプであってもよいし、ブザーであってもよい。
パワーユニットECU48は、車両の内燃機関又はモータジェネレータといった走行駆動源を制御する電子制御装置であって、照合ECU40から走行駆動源の始動許可信号を取得すると、車両の走行駆動源を始動させる。
スマホキーECU49は、例えばプロセッサ,メモリ等からなる電子制御装置である。スマホキーECU49は、図4に示すように、スマホキー制御部490及びBLE通信部491を備え、スマホキーシステムに関連する処理を実行する。スマホキーECU49は、照合ECU40及びBLEモジュール50と接続されている。
BLE通信部491は、例えばIC,アンテナ,通信回路等からなる通信モジュールであって、スマホキー制御部490の指示に従って、BLEに沿った無線通信を行う。スマホキー制御部490は、例えばプロセッサ,メモリ等からなるものであって、BLE通信部491での通信を制御する。
スマホキー制御部490は、照合ECU40の指示に従って、車両の駐車時に、BLE通信部491からアドバタイジング情報を定期的に送信させるポーリング(以下、携帯端末探知ポーリング)を行わせる。スマホキー制御部490は、照合ECU40の指示がない場合には、携帯端末探知ポーリングを行わせない。このアドバタイジング情報を携帯端末3の通信モジュール31で取得できた場合に、通信モジュール31とBLE通信部491とのコネクションが確立し、情報の送受信が行われる。スマホキー制御部490は、BLE通信部491とコネクションが確立した通信モジュール31から送信されてくるコード照合のためのコードを、BLE通信部491を介して取得し、照合ECU40に出力する。
BLEモジュール50は、BLEに沿った無線通信を行うことが可能な通信モジュールであって、BLE通信部491と同様の構成を備える。BLEモジュール50は、アンテナで受信する電波の受信信号強度(以下、RSSI)を測定するRSSI測定回路を有している。BLEモジュール50は、通信モジュール31とBLE通信部491との間でコネクションを確立して行っている通信(つまり、コネクション型通信)に用いられる電波のスニッフィング(つまり、傍受)によって、この電波をアンテナで受信してRSSIを測定する。つまり、BLEモジュール50は、携帯端末3とコネクションを確立せずに、携帯端末3から送信される電波のRSSIを測定する。
BLEモジュール50は、車両の複数箇所に設けられ、各設置場所において、携帯端末3から送信される電波のRSSIを測定する。一例として、BLEモジュール50は、車両の左右の側面の前部から後部にわたって複数設ける構成とすればよい。そして、BLEモジュール50は、測定したRSSIをスマホキー制御部490に出力する。RSSIは、距離減衰特性を持つため、車両の複数箇所に設けられるBLEモジュール50で測定したRSSIから、車両に対する携帯端末3の位置を判定することが可能になる。車両の複数箇所に設けられるBLEモジュール50で測定されるRSSIは、スマホキー制御部490を介して照合ECU40に送られ、照合ECU40において車両に対する携帯端末3の位置を判定するのに用いられる。
照合ECU40は、例えばプロセッサ、メモリ、I/O、これらを接続するバスを備え、メモリに記憶された制御プログラムを実行することで車両での認証に関する各種の処理を実行する。ここで言うところのメモリは、コンピュータによって読み取り可能なプログラム及びデータを非一時的に格納する非遷移的実体的記憶媒体(non-transitory tangible storage medium)である。また、非遷移的実体的記憶媒体は、半導体メモリ又は磁気ディスクなどによって実現される。この照合ECU40が車載装置に相当する。なお、照合ECU40の詳細については、以下で述べる。
<BCM40の概略構成>
ここで、図5を用いて、BCM40の概略的な構成の一例について説明を行う。図5に示すように、BCM40は、車両状態判定部401、要求部402、応答取得部403、携帯情報取得部404、記憶部405、認証部406、内外判定部409、許可部410、警報指示部411、カウント部412、及び制限処理部413を機能ブロックとして備える。
車両状態判定部401は、車両状態センサ45で検出する車両状態に関するセンシング結果をもとに、車両の状態を判定する。例えば、車速センサで検出する車速,シフトポジションセンサで検出するシフトポジション等をもとに、車両が駐車中か否か判定する。他にも、ブレーキスイッチの信号をもとに、車両のブレーキ操作が行われているか否か判定する。
要求部402は、ボデーECU46から入力される信号,車両状態判定部401で判定する車両状態等に応じて、LF送信器41にリクエスト信号の送信を要求したり、スマホキーECU49にアドバタイジング情報の送信を要求したりする。要求部402は、後述する制限処理部413によって制限されるまでは、LF送信器41からのリクエスト信号の送信も、スマホキーECU49からのアドバタイジング情報の送信も要求する。
LF送信器41に対する要求の一例を以下で述べる。例えば、要求部402は、車両の電源状態がオフであって、且つ、車両の全ドアが施錠されている場合に、複数の車室外アンテナから順番にリクエスト信号を送信させるようLF送信器41に要求を行う。この要求に従って、LF送信器41は、複数の車室外アンテナから順番にリクエスト信号を定期的に送信させるポーリング(以下、電子キー探知ポーリング)を行わせる。以降では、この電子キー探知ポーリングからこの電子キー探知ポーリングに応答して送信されるコードを用いたコード照合までの一連の処理を、電子キー2での開錠のための車室外照合と呼ぶものとする。なお、電子キー探知ポーリングで送信するリクエスト信号は、ウェイク信号とし、ウェイク信号に対して電子キー2から応答があった場合に、チャレンジ信号を送信することでポーリングに用いる電流量を抑える構成としてもよい。
なお、電子キー探知ポーリングにおいてリクエスト信号を定期的に送信させる周期は、携帯端末探知ポーリングにおいてリクエスト信号を定期的に送信させる周期よりも短いことが好ましい。以降では、電子キー探知ポーリングにおいてリクエスト信号を定期的に送信させる周期は、携帯端末探知ポーリングにおいてリクエスト信号を定期的に送信させる周期よりも短い場合を例に挙げて説明を行う。
また、要求部402は、車両のブレーキ操作が行われていると車両状態判定部401で判定している状態で始動SW44が操作された場合に、車室内アンテナからリクエスト信号を送信させるようLF送信器41に要求を行う。この要求に従って、LF送信器41は、車室内アンテナからリクエスト信号を送信させる。このリクエスト信号の送信は、定期的に送信させるポーリングであってもよい。以降では、この車室内アンテナからのリクエスト信号の送信からこのリクエスト信号に応答して送信されるコードを用いたコード照合までの一連の処理を、電子キー2での始動のための車室内照合と呼ぶものとする。なお、始動SW44が操作されたことは、始動SW44の信号から要求部402が判断すればよい。
さらに、要求部402は、車両の電源状態がオフであって、施錠されていないドアがある状態で施開錠SW43が操作された場合に、車室外アンテナ及び車室内アンテナから順番にリクエスト信号を送信させる。このリクエスト信号の送信は、定期的に送信させるポーリングであってもよい。以降では、この車室外アンテナ及び車室内アンテナからのリクエスト信号の送信からこのリクエスト信号に応答して送信されるコードを用いたコード照合までの一連の処理を、電子キー2での施錠のための車室内外照合と呼ぶものとする。なお、リクエスト信号を送信させる車室外アンテナは、操作された施開錠SW43に対応する位置の車室外アンテナに限定すればよい。施開錠SW43が操作されたことは、ボデーECU46を介して取得する施開錠SW43の信号から要求部402が判断すればよい。
他にも、要求部402は、車両が駐車中であって、車両のドアが開閉された場合に、車室外アンテナ及び車室内アンテナから順番にリクエスト信号を送信させる。このリクエスト信号の送信は、定期的に送信させるポーリングであってもよい。以降では、この車室外アンテナ及び車室内アンテナからのリクエスト信号の送信からこのリクエスト信号に応答して送信されるコードを用いたコード照合までの一連の処理を、電子キー2の持ち出し防止のための車室内外照合と呼ぶものとする。なお、ドアが開閉されたことは、ボデーECU46を介して取得するドアカーテシスイッチの信号から要求部402が判断すればよい。
続いて、スマホキーECU49に対する要求の一例を以下で述べる。例えば、要求部402は、車両の電源状態がオフであって、且つ、車両の全ドアが施錠されている場合に、BLE通信部491から定期的にアドバタイズ情報を送信させるようスマホキーECU49に要求を行う。この要求に従って、スマホキーECU49は、BLE通信部491からアドバタイズ情報を定期的に送信させるポーリングである携帯端末探知ポーリングを行わせる。以降では、この携帯端末探知ポーリングからこの携帯端末探知ポーリングに応答して送信されるコードを用いたコード照合までの一連の処理を、携帯端末3での開錠のための車室内外照合と呼ぶものとする。なお、アドバタイズ情報が、携帯端末3と通信接続するための情報に相当する。
また、要求部402は、車両のブレーキ操作が行われていると車両状態判定部401で判定している状態で始動SW44が操作された場合に、BLE通信部491からコードを要求する情報を送信させるようスマホキーECU49に要求を行う。この要求に従って、スマホキーECU49は、BLE通信部491からコードを要求する情報を携帯端末3へ送信させる。以降では、このBLE通信部491からのコードの要求からこの要求に応答して送信されるコードを用いたコード照合までの一連の処理を、携帯端末3での始動のための車室内外照合と呼ぶものとする。なお、BLE通信部491と携帯端末3とのコネクションを再度確立する必要がある場合は、コードを要求する情報として、アドバタイズ情報を定期的に送信する構成としてもよい。以降についても同様である。
さらに、要求部402は、車両の電源状態がオフであって、施錠されていないドアがある状態で施開錠SW43が操作された場合に、BLE通信部491からコードを要求する情報を送信させるようスマホキーECU49に要求を行う。この要求に従って、スマホキーECU49は、BLE通信部491からコードを要求する情報を携帯端末3へ送信させる。以降では、このBLE通信部491からのコードの要求からこの要求に応答して送信されるコードを用いたコード照合までの一連の処理を、携帯端末3での施錠のための車室内外照合と呼ぶものとする。
応答取得部403は、LF送信アンテナから送信するリクエスト信号を受信した電子キー2から送信される、暗号化コードを含む応答信号を、RFレシーバ42を介して取得する。携帯情報取得部404は、アドバタイズ情報を受信した携帯端末3から送信されるコードを、スマホキーECU49を介して取得する。記憶部405は、例えば電気的に書き換え可能な不揮発性メモリであって、認証のための情報が記憶されている。例えば、コード照合による認証のための情報として、共通鍵暗号方式で用いる秘密鍵を記憶していたり、車両の正規のキー情報としてのコードを記憶していたりする。
認証部406は、電子キー照合部407及び携帯照合部408を有しており、コード照合による認証を行う。電子キー照合部407は、応答取得部403で取得する応答信号に含まれる暗号化コードと、LF送信アンテナから送信したチャレンジ信号のコードを記憶部405に記憶されている秘密鍵で暗号化して得られる暗号化コードとのコード照合を行う。コード照合の成否の結果は、許可部410に出力される。電子キー照合部407でのコード照合を、電子キー2を用いた認証とする。
携帯照合部408は、携帯情報取得部404で取得するコードと、記憶部405に記憶されている車両の正規のキー情報としてのコードとのコード照合を行う。コード照合の成否の結果は、許可部410に出力される。携帯照合部408でのコード照合を、携帯端末3を用いた認証とする。認証部406では、後述する制限処理部413によって制限されるまでは、電子キー2を用いた認証と携帯端末3を用いた認証とのうちの、先にコード照合が成立する認証によって認証が行われるものとする。
なお、本実施形態では、スマートエントリーシステムとスマホキーシステムとでコード照合に用いるコードが異なる場合の例を挙げて説明を行うが、必ずしもこれに限らない。例えば、スマートエントリーシステムとスマホキーシステムとでコード照合に用いるコードが共通である構成としてもよい。
内外判定部409は、電子キー2が車室内外のいずれに位置するかを判定したり、携帯端末3が車室内外のいずれに位置するかを判定したりする。内外判定部409は、車室内アンテナからリクエスト信号を送信させたのに応じて、電子キー2から送信される応答信号を、RFレシーバ42を介して応答取得部403で取得した場合に、電子キー2が車室内に位置すると判定する。内外判定部409は、車室外アンテナからリクエスト信号を送信させたのに応じて、電子キー2から送信される応答信号を、RFレシーバ42を介して応答取得部403で取得した場合に、電子キー2が車室外に位置すると判定する。
また、内外判定部409は、スマホキーECU49のBLE通信部491からアドバタイズ情報を送信させたのに応じて、携帯端末3から送信されるコードを、スマホキーECU49を介して携帯情報取得部404で取得した場合に、携帯端末3が車室内外のいずれに位置するかを判定する。詳しくは、内外判定部409は、スマホキーECU49から取得する、車両の複数箇所に設けられるBLEモジュール50で測定したRSSIの大きさと、RSSIの距離減衰特性とから、車両に対する携帯端末3の位置を特定し、携帯端末3が車室内外のいずれに位置するかを判定する。内外判定部409での判定結果は、許可部410に出力される。
許可部410は、電子キー2での開錠のための車室外照合において、電子キー照合部407での照合が成立し、且つ、内外判定部409で電子キー2が車室外に位置すると判定した場合に、車両の各ドアの開錠を許可する信号をボデーECU46に送る。ボデーECU46は、各ドアの開錠が許可された状態で施開錠SW43が操作されたことを検出した場合に、駆動信号をドアロックモータに出力し、各ドアの開錠を自動で行う。
許可部410は、電子キー2での始動のための車室内照合において、電子キー照合部407での照合が成立し、且つ、内外判定部409で電子キー2が車室内に位置すると判定した場合に、車両の走行駆動源の始動許可信号をパワーユニットECU48に送る。パワーユニットECU48は、この始動許可信号を取得すると、走行駆動源を始動させる。
許可部410は、電子キー2での施錠のための車室内外照合において、電子キー照合部407での照合が成立し、且つ、内外判定部409で電子キー2が車室外に位置すると判定した場合に、車両の各ドアの施錠を許可する信号をボデーECU46に送る。ボデーECU46は、各ドアの施錠が許可された状態で施開錠SW43が操作されたことを検出した場合に、駆動信号をドアロックモータに出力し、各ドアの施錠を自動で行う。
許可部410は、携帯端末3での開錠のための車室内外照合において、携帯照合部408での照合が成立し、且つ、内外判定部409で携帯端末3が車室外に位置すると判定した場合に、車両の各ドアの開錠を許可する信号をボデーECU46に送る。
許可部410は、携帯端末3での始動のための車室内照合において、携帯照合部408での照合が成立し、且つ、内外判定部409で携帯端末3が車室内に位置すると判定した場合に、車両の走行駆動源の始動許可信号をパワーユニットECU48に送る。
許可部410は、携帯端末3での施錠のための車室内外照合において、携帯照合部408での照合が成立し、且つ、内外判定部409で携帯端末3が車室外に位置すると判定した場合に、車両の各ドアの施錠を許可する信号をボデーECU46に送る。
許可部410は、後述する制限処理部413によってスマートエントリーシステム及びスマホキーシステムのいずれかが停止されるまでは、例えばスマートエントリーシステム及びスマホキーシステムのうちの先に照合が成立したシステムによって、施開錠の許可及び始動の許可を行う。
警報指示部411は、電子キー2の持ち出し防止のための車室内外照合において、電子キー照合部407での照合が成立し、且つ、内外判定部409で電子キー2が車室外に位置すると判定した場合に、持ち出し防止のための警報をメータECU47から出力させるように指示を行う。持ち出し防止のための警報の一例としては、ブザー音の出力であったり、警告ランプの点灯であったりすればよい。ここで言うところの持ち出し防止とは、車両の走行駆動源の始動後の、電子キー2の車室外への持ち出しの防止を指す。
また、警報指示部411は、電子キー2での施錠のための車室内外照合において、電子キー照合部407での照合が成立し、且つ、内外判定部409で電子キー2が車室内に位置すると判定した場合に、電子キー2の車室内への閉じ込め防止のための警報をメータECU47から出力させるように指示を行う。持ち出し防止のための警報の一例としては、ブザー音の出力であったり、警告ランプの点灯であったりすればよい。
カウント部412は、認証部406での認証に電子キー2を用いた回数(以下、電子キー使用回数)と、認証部406での認証に携帯端末3を用いた回数(以下、携帯端末使用回数)とのそれぞれのカウントを行う。電子キー使用回数は、認証部406での認証にスマートエントリーシステムを用いた回数と言い換えることができる。携帯端末使用回数は、認証部406での認証にスマホキーシステムを用いた回数と言い換えることができる。
カウント部412は、許可部410で車両のドアの開錠を許可する際の認証に続いて許可部410で車両のドアの施錠を許可する際の認証にも電子キー2が用いられる場合に、電子キー使用回数をカウントし、許可部410で車両のドアの開錠を許可する際の認証に続いて許可部410で車両のドアの施錠を許可する際の認証にも携帯端末3が用いられる場合に、携帯端末使用回数をカウントすることが好ましい。これによれば、ユーザの乗車時に例えば開錠のための照合が複数回行われる場合でも、ユーザの1トリップにつき1カウントとすることが可能になり、実際の車両の使用回数に沿ったカウントを行うことが可能になる。
制限処理部413は、カウント部412でカウントする結果に応じて、スマートエントリーシステムとスマホキーシステムとのうちの一方のシステムを停止させる。スマートエントリーシステムを停止させる場合、要求部402でのLF送信器41からの電子キー2へのリクエスト信号の送信の要求を停止させる構成とすればよい。これにより、電子キー探知ポーリングも停止されることになる。スマホキーシステムを停止させる場合、要求部402でのスマホキーECU49からの携帯端末3への情報の送信の要求を停止させる構成とすればよい。これにより、携帯端末探知ポーリングも停止されることになる。つまり、制限処理部413は、カウント部412でカウントする結果に応じて、電子キー探知ポーリングと携帯端末探知ポーリングとのうちの一方を停止させる。なお、制限処理部413は、LF送信器41の電源をオフにすることでスマートエントリーシステムを停止させたり、スマホキーECU49の電源をオフにすることでスマホキーシステムを停止させたりしてもよい。
一例として、制限処理部413は、カウント部412でカウントする電子キー使用回数と携帯端末使用回数とのうち、先に電子キー使用回数の積算回数が規定値以上となった場合に、スマホキーシステムを停止させる一方、先に携帯端末使用回数の積算回数が規定値以上となった場合に、スマートエントリーシステムを停止させればよい。ここで言うところの規定値とは、任意に設定可能な複数である。
しかしながら、スマートエントリーシステムとスマホキーシステムの利用の頻度が拮抗している車両においては、カウント部412でのカウントの積算回数が規定値以上となったことを、システムを停止させる条件とすると、直近の利用頻度が低くないシステムであっても停止させてしまう場合がある。この場合、停止を解除する手間が多く発生してしまうおそれがある。
よって、制限処理部413は、カウント部412での電子キー使用回数のカウントが規定数以上連続する場合に、スマホキーシステムを停止させる一方、カウント部412での携帯端末使用回数のカウントが規定数以上連続する場合には、スマートエントリーシステムを停止させる構成とすることが好ましい。ここで言うとことの規定数とは、所定の複数回であって、任意に設定可能である。例えば、電子キー使用回数のカウントが1回行われた後、携帯端末使用回数のカウントが1回行われた場合、電子キー使用回数のカウントの連続回数は0,携帯端末使用回数のカウントの連続回数は1となる。また、カウント部412での電子キー使用回数及び携帯端末使用回数のいずれのカウントも規定数連続する状態に達しない場合には、スマートエントリーシステム及びスマホキーシステムのいずれも停止させない。つまり、電子キー探知ポーリングと携帯端末探知ポーリングとのいずれも停止させない。
これによれば、スマートエントリーシステムとスマホキーシステムの利用の頻度が拮抗している車両においては、一方のシステムの利用が連続しにくいので、両方のシステムを併用し続け易くなる。スマートエントリーシステムとスマホキーシステムの利用の頻度が拮抗している車両では、両方のシステムを併用し続ける場合であっても、併用する無駄が少ない。また、以上の構成によれば、スマートエントリーシステムとスマホキーシステムの利用の頻度が一方に偏っている車両においては、利用の頻度の少ないシステムを停止させ、無駄を抑えることが可能になる。
なお、カウント部412での電子キー使用回数及び携帯端末使用回数のカウントは、制限処理部413でスマートエントリーシステム及びスマホキーシステムのいずれかを停止させる場合にリセットする構成とすればよい。
制限処理部413は、スマートエントリーシステムとスマホキーシステムとのいずれかのシステムを停止させた場合、つまり、携帯端末探知ポーリング及び電子キー探知ポーリングのいずれかのポーリングを停止させた場合であっても、所定のトリガによって停止を解除し、ポーリングを再開することが好ましい。一例として、制限処理部413は、許可部410で車両のドアの開錠を許可する際の認証が行われていない状態で、施開錠SW43がオンになる場合に、停止を解除する。この施開錠SW43が、車両に乗車する際にユーザが操作する車両のスイッチに相当する。
これによれば、停止させていないシステムで鍵として用いるデバイスの代わりに、停止させているシステムで鍵として用いるデバイスを持って乗車しようとすれば、停止させていたシステムの停止を解除し、新たに鍵として用いるデバイスに対してのポーリングを再開させることが可能になる。
制限処理部413は、スマートエントリーシステムとスマホキーシステムとのいずれかのシステムを停止させるまでは、つまり、携帯端末探知ポーリング及び電子キー探知ポーリングのいずれかのポーリングを停止させるまでは、先に車両のドアの開錠を許可する際の認証に用いられた側のポーリングを休止させない一方、その認証に用いられなかった側のポーリングについては、車両のドアの施錠を許可するまでは一時的にそのポーリングを休止させ、車両のドアの施錠の許可後に休止を解除させることが好ましい。これによれば、スマートエントリーシステムとスマホキーシステムとのうちの一方のシステムで認証が成立しているにもかかわらず、他方のシステムでポーリングを続ける無駄を省くことが可能になる。これにより、無駄なポーリングによる車両の暗電流の増加を抑えることが可能になる。
警報指示部411は、制限処理部413でスマートエントリーシステムを停止させる場合、つまり、電子キー探知ポーリングを停止させる場合、電子キー2の利用者に対する警報を行わせないようにする構成としてもよい。電子キー2の利用者に対する警報の一例としては、前述のスマートエントリーの持ち出し防止のための警報が挙げられる。
これによれば、電子キー2でなく携帯端末3で認証を行ってユーザが車両を利用している場合に、電子キー2の利用者に対する警報が不要であるにもかかわらず行われるわずらわしさを防ぐことが可能になる。例えば、電子キー2でなく携帯端末3で認証を行ってユーザが車両を利用している場合、電子キー2が車室内にないため、前述のスマートエントリーの持ち出し防止のための警報が行われることが考えられるが、このような無駄な警報を防ぐことが可能になる。
<照合ECU40での併用関連処理>
次に、図6のフローチャートを用いて、照合ECU40でのスマートエントリーシステムとスマホキーシステムとの併用に関連する処理(以下、併用関連処理)の流れの一例について説明を行う。図6のフローチャートは、例えば照合ECU40の電源がオンになったときに開始し、照合ECU40の電源がオフになった場合に終了する構成とすればよい。なお、照合ECU40は、車両の電源オフ時にもバックアップ電源によって作動する構成とすればよい。図6のフローチャートにおいて、デフォルトではスマートエントリーシステムとスマホキーシステムとの両方が動作しているものとする。
まず、ステップS1では、許可部410で車両のドアの開錠を許可する際の認証に続いて許可部410で車両のドアの施錠を許可する際の認証にも、スマートエントリーシステムとスマホキーシステムとのうちの同じシステムが用いられる場合(S1でYES)には、ステップS2に移る。一方、同じシステムが用いられない場合(S1でNO)には、ステップS3に移る。
ステップS2では、許可部410がカウントを行う。許可部410で車両のドアの開錠を許可する際の認証に続いて許可部410で車両のドアの施錠を許可する際の認証にも、スマートエントリーシステムが用いられた場合には、電子キー使用回数のカウントを行う。一方、許可部410で車両のドアの開錠を許可する際の認証に続いて許可部410で車両のドアの施錠を許可する際の認証にも、スマホキーシステムが用いられた場合には、携帯端末使用回数のカウントを行う。
ステップS3では、電子キー使用回数のカウントが規定数以上連続している場合(S3でYES)には、ステップS4に移る。一方、電子キー使用回数のカウントが規定数以上連続している状態に達していない場合(S3でNO)には、ステップS5に移る。ステップS4では、制限処理部413がスマホキーシステムを停止させ、ステップS7に移る。
ステップS5では、携帯端末使用回数のカウントが規定数以上連続している場合(S5でYES)には、ステップS6に移る。一方、携帯端末使用回数のカウントが規定数以上連続している状態に達していない場合(S5でNO)には、S1に戻って処理を繰り返す。ステップS6では、制限処理部413がスマートエントリーシステムを停止させ、ステップS7に移る。
ステップS7では、許可部410で車両のドアの開錠を許可する際の認証が行われていない状態で、施開錠SW43がオンになる場合(S7でYES)には、ステップS8に移る。一方、許可部410で車両のドアの開錠を許可する際の認証が行われていない状態で、施開錠SW43がオンにならない場合(S7でNO)には、S7の処理を繰り返す。ステップS8では、制限処理部413が、スマートエントリーシステムとスマホキーシステムとのうちの、停止させていたシステムの停止を解除し、S1に戻って処理を繰り返す。
ここで、図7,図8を用いて、車両の鍵として電子キー2を用いる場合と携帯端末3を用いる場合とでの照合ECU40での処理の概要について説明を行う。図7が、ユーザが車両の鍵として携帯端末3を用いる場合の例である。図8が、ユーザが車両の鍵として電子キー2を用いる場合の例である。
図7に示すように、ユーザが車両の鍵として携帯端末3を用いる場合、ユーザは電子キー2を携帯しない。よって、ユーザが車両の鍵として携帯端末3を用い続けると、携帯端末使用回数が連続してカウントされていくことになる。携帯端末使用回数のカウントが規定数以上連続すると、制限処理部413がスマートエントリーシステムを停止させる。これにより、スマホキーシステムの動作が継続される一方、スマートエントリーシステムの動作が停止する。これにより、携帯端末探知ポーリングは行われるが、電子キー探知ポーリングが行われなくなる。
図8に示すように、ユーザが車両の鍵として電子キー2を用いる場合、ユーザは携帯端末3を携帯しない場合もあるが、携帯端末3も携帯する場合も考えられる。ユーザが携帯端末3を携帯しない場合は、ユーザが車両の鍵として電子キー2を用い続けると、電子キー使用回数が連続してカウントされていくことになる。ユーザが携帯端末3も携帯する場合であっても、電子キー探知ポーリングの周期は携帯端末探知ポーリングの周期よりも短いため、スマートエントリーシステムでの認証の頻度が高くなる。よって、ユーザが携帯端末3も携帯する場合であっても、電子キー使用回数が連続してカウントされていくことになる。電子キー使用回数のカウントが規定数以上連続すると、制限処理部413がスマホキーシステムを停止させる。これにより、スマートエントリーシステムの動作が継続される一方、スマホキーシステムの動作が停止する。これにより、電子キー探知ポーリングは行われるが、携帯端末探知ポーリングが行われなくなる。
<実施形態1のまとめ>
実施形態1の構成によれば、認証部406は、スマートエントリーシステムの機能での認証及びスマホキーシステムでの認証のいずれの認証を行うことも可能であり、許可部410は、認証部406で認証が成立することをもとに車両のドアの施開錠を許可する。よって、車両認証システム1において電子キー2と携帯端末3とを鍵として併用可能となる。また、認証部406での認証に電子キー2を用いた回数である電子キー使用回数と、認証部406での認証に携帯端末3を用いた回数である携帯端末使用回数とのそれぞれをカウント部412でカウントする結果に応じて、電子キー2と携帯端末3とのうちのユーザがより使用していない側のポーリングを停止させることになる。よって、電子キー探知ポーリングと携帯端末探知ポーリングとのいずれも停止させない場合に比べて、ポーリングによる車両の暗電流の増加を抑えることが可能になる。また、ユーザがより使用している側のポーリングは停止させないので、開錠を許可するまでの応答性を高めることは可能になる。その結果、車両認証システム1において電子キー2と携帯端末3とを鍵として併用可能とした場合であっても、開錠を許可するまでの応答性を高めつつ、車両の暗電流の増加を抑えることが可能になる。
(実施形態2)
実施形態1では、照合ECU40とボデーECU46とが別体である場合の例を挙げたが、必ずしもこれに限らない。例えば、照合ECU40が、ボデーECU46の機能も備える構成としてもよい。言い換えると、ボデーECU46は照合ECU40と統合されていてもよい。
なお、本開示は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本開示の技術的範囲に含まれる。また、本開示に記載の制御部及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサを構成する専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の装置及びその手法は、専用ハードウェア論理回路により、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の装置及びその手法は、コンピュータプログラムを実行するプロセッサと一つ以上のハードウェア論理回路との組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
1 車両認証システム、2 電子キー、3 携帯端末、4 車両側ユニット、40 照合ECU(車載装置)、41 LF送信器、42 RFレシーバ、43 施開錠SW(スイッチ)、49 スマホキーECU、406 認証部、407 電子キー照合部、408 携帯照合部、409 内外判定部、410 許可部、411 警報指示部、412 カウント部、413 制限処理部

Claims (7)

  1. 車両で用いられ、
    電子キー(2)との間での第1の無線通信を介した認証及び電子キー以外の携帯端末(3)との間での第2の無線通信を介した認証のいずれの認証を行うことも可能な認証部(406)と、
    前記認証部で認証が成立することをもとに前記車両のドアの施開錠を許可する許可部(410)とを備える車載装置であって、
    前記第1の無線通信を介した認証のためには、前記電子キーに対して応答を要求する要求信号を前記車両から定期的に送信する電子キー探知ポーリングが行われる一方、
    前記第2の無線通信を介した認証のためには、前記携帯端末と通信接続するための情報を前記車両から定期的に送信する携帯端末探知ポーリングが行われるものであり、
    前記認証部での認証に前記電子キーを用いた回数である電子キー使用回数と、前記認証部での認証に前記携帯端末を用いた回数である携帯端末使用回数とのそれぞれのカウントを行うカウント部(412)と、
    前記カウント部でカウントする結果に応じて、前記電子キー探知ポーリングと前記携帯端末探知ポーリングとのうちの一方を停止させる制限処理部(413)とを備え
    前記カウント部は、前記許可部で前記車両のドアの開錠を許可する際の認証に続いて前記許可部で前記車両のドアの施錠を許可する際の認証にも前記電子キーが用いられる場合に、前記電子キー使用回数をカウントし、前記許可部で前記車両のドアの開錠を許可する際の認証に続いて前記許可部で前記車両のドアの施錠を許可する際の認証にも前記携帯端末が用いられる場合に、前記携帯端末使用回数をカウントする車載装置。
  2. 前記制限処理部は、前記カウント部での前記電子キー使用回数のカウントが所定の複数回連続する場合に、前記携帯端末探知ポーリングを停止させる一方、前記カウント部での前記携帯端末使用回数のカウントが所定の複数回連続する場合には、前記電子キー探知ポーリングを停止させない請求項1に記載の車載装置。
  3. 車両で用いられ、
    電子キー(2)との間での第1の無線通信を介した認証及び電子キー以外の携帯端末(3)との間での第2の無線通信を介した認証のいずれの認証を行うことも可能な認証部(406)と、
    前記認証部で認証が成立することをもとに前記車両のドアの施開錠を許可する許可部(410)とを備える車載装置であって、
    前記第1の無線通信を介した認証のためには、前記電子キーに対して応答を要求する要求信号を前記車両から定期的に送信する電子キー探知ポーリングが行われる一方、
    前記第2の無線通信を介した認証のためには、前記携帯端末と通信接続するための情報を前記車両から定期的に送信する携帯端末探知ポーリングが行われるものであり、
    前記認証部での認証に前記電子キーを用いた回数である電子キー使用回数と、前記認証部での認証に前記携帯端末を用いた回数である携帯端末使用回数とのそれぞれのカウントを行うカウント部(412)と、
    前記カウント部でカウントする結果に応じて、前記電子キー探知ポーリングと前記携帯端末探知ポーリングとのうちの一方を停止させる制限処理部(413)とを備え
    前記制限処理部は、前記カウント部での前記電子キー使用回数のカウントが所定の複数回連続する場合に、前記携帯端末探知ポーリングを停止させる一方、前記カウント部での前記携帯端末使用回数のカウントが所定の複数回連続する場合には、前記電子キー探知ポーリングを停止させない車載装置。
  4. 前記制限処理部は、前記携帯端末探知ポーリング及び前記電子キー探知ポーリングのいずれかのポーリングを停止させた場合であっても、前記許可部で前記車両のドアの開錠を許可する際の認証が行われていない状態で、前記車両に乗車する際にユーザが操作する前記車両のスイッチ(43)がオンになる場合に、停止させていたそのポーリングを再開させる請求項1~3のいずれか1項に記載の車載装置。
  5. 車両で用いられ、
    電子キー(2)との間での第1の無線通信を介した認証及び電子キー以外の携帯端末(3)との間での第2の無線通信を介した認証のいずれの認証を行うことも可能な認証部(406)と、
    前記認証部で認証が成立することをもとに前記車両のドアの施開錠を許可する許可部(410)とを備える車載装置であって、
    前記第1の無線通信を介した認証のためには、前記電子キーに対して応答を要求する要求信号を前記車両から定期的に送信する電子キー探知ポーリングが行われる一方、
    前記第2の無線通信を介した認証のためには、前記携帯端末と通信接続するための情報を前記車両から定期的に送信する携帯端末探知ポーリングが行われるものであり、
    前記認証部での認証に前記電子キーを用いた回数である電子キー使用回数と、前記認証部での認証に前記携帯端末を用いた回数である携帯端末使用回数とのそれぞれのカウントを行うカウント部(412)と、
    前記カウント部でカウントする結果に応じて、前記電子キー探知ポーリングと前記携帯端末探知ポーリングとのうちの一方を停止させる制限処理部(413)とを備え
    前記制限処理部は、前記携帯端末探知ポーリング及び前記電子キー探知ポーリングのいずれかのポーリングを停止させた場合であっても、前記許可部で前記車両のドアの開錠を許可する際の認証が行われていない状態で、前記車両に乗車する際にユーザが操作する前記車両のスイッチ(43)がオンになる場合に、停止させていたそのポーリングを再開させる車載装置。
  6. 前記制限処理部は、前記携帯端末探知ポーリング及び前記電子キー探知ポーリングのいずれかのポーリングを停止させるまでは、先に前記車両のドアの開錠を許可する際の認証に用いられた側の前記ポーリングを休止させない一方、その認証に用いられなかった側の前記ポーリングについては、前記車両のドアの施錠を許可するまでは一時的にそのポーリングを休止させ、前記車両のドアの施錠の許可後に休止を解除させる請求項1~のいずれか1項に記載の車載装置。
  7. 車両で用いられ、
    電子キー(2)との間での第1の無線通信を介した認証及び電子キー以外の携帯端末(3)との間での第2の無線通信を介した認証のいずれの認証を行うことも可能な認証部(406)と、
    前記認証部で認証が成立することをもとに前記車両のドアの施開錠を許可する許可部(410)とを備える車載装置であって、
    前記第1の無線通信を介した認証のためには、前記電子キーに対して応答を要求する要求信号を前記車両から定期的に送信する電子キー探知ポーリングが行われる一方、
    前記第2の無線通信を介した認証のためには、前記携帯端末と通信接続するための情報を前記車両から定期的に送信する携帯端末探知ポーリングが行われるものであり、
    前記認証部での認証に前記電子キーを用いた回数である電子キー使用回数と、前記認証部での認証に前記携帯端末を用いた回数である携帯端末使用回数とのそれぞれのカウントを行うカウント部(412)と、
    前記カウント部でカウントする結果に応じて、前記電子キー探知ポーリングと前記携帯端末探知ポーリングとのうちの一方を停止させる制限処理部(413)とを備え
    前記制限処理部は、前記携帯端末探知ポーリング及び前記電子キー探知ポーリングのいずれかのポーリングを停止させるまでは、先に前記車両のドアの開錠を許可する際の認証に用いられた側の前記ポーリングを休止させない一方、その認証に用いられなかった側の前記ポーリングについては、前記車両のドアの施錠を許可するまでは一時的にそのポーリングを休止させ、前記車両のドアの施錠の許可後に休止を解除させる車載装置。
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