JP2007142886A - 無線通信制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】通信領域にノイズが存在する場合においても好適に通信を行うことができる通信制御システムを提供する。
【解決手段】通信制御装置10の装置側マイコン11は、装置側受信回路13により携帯機20からの無線信号とは異なる電波を受信した場合に、該装置側受信回路13の受信周波数を変更するとともに、該変更した周波数で無線信号を携帯機20から送信させるための周波数指令コードを含むリクエスト信号を装置側送信回路から送信させる。携帯機20の携帯機側マイコン21は、リクエスト信号を受信することにより、携帯機側送信回路23から送信する無線信号の周波数を、該リクエスト信号に含まれる周波数指令コードに基づく周波数に設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば車両や住宅などに用いられる無線通信制御システムに関するものである。
近年、例えば自動車においては、基本性能や安全性の向上はもとより、利便性の向上が求められている。そこで、こうした利便性の向上を目的として、従来、ユーザによって所持される携帯機と車載装置(通信制御装置)との間で自動的に無線通信を行い、該無線通信が成立したことを条件としてドア錠の施解錠を自動的に行ったり、エンジンの始動を可能としたりする通信制御システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
詳しくは、車載装置は、予め設定された無線信号(リクエスト信号)を車両周辺や車両室内に間欠的に送信する。そして、このリクエスト信号の送信領域に携帯機が進入すると、携帯機はリクエスト信号を受信するとともに、そのリクエスト信号に応答して自身に設定されたIDコードを含むIDコード信号を返信する。車載装置は、このIDコード信号を受信すると、自身に設定されたIDコードとIDコード信号に含まれるIDコードとの照合を行い、それらIDコード同士が一致した際に携帯機との通信が成立したと判断してドア錠を解錠させたりエンジンを始動可能状態にしたりするなどの車両制御を行う。すなわち、車載装置と携帯機との間で自動的に相互通信が行われ、その相互通信が確立したことを条件として車両制御が行われる。このため、ユーザは、機械鍵などを用いた操作を行うことなく車両を好適に制御することができ、車両の操作性が向上する。また、電気的な照合が車両制御の条件となるため、車両のセキュリティレベルも向上する。
特開2001−311333号公報
ところが、こうした通信制御システムでは、携帯機と通信制御装置との間で無線通信が行われるため、両者の通信に影響を与えるようなノイズが存在する場合には、通信障害が発生するおそれがある。例えば、携帯機から送信されるIDコード信号と同じ周波数のノイズが通信制御装置の周辺に存在する場合、該通信制御装置は、そのノイズを受信してしまう。それゆえ、携帯機からIDコード信号が送信されても、該ノイズとIDコード信号とが混信してしまうため、IDコード信号を正常に受信することができない。よって、こうした観点においては、改善の余地が残されている。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、通信領域にノイズが存在する場合においても好適に通信を行うことができる通信制御システムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、無線信号を送信する携帯機と、前記無線信号を受信することにより、該無線信号に基づいて対応する機器を制御する通信制御装置とを備えた無線通信制御システムであって、前記通信制御装置は、複数種の周波数の電波を選択的に受信可能な装置側受信手段と、その装置側受信手段によって受信可能な周波数とは異なる周波数に設定された送信信号を送信可能な装置側送信手段と、前記装置側受信手段により前記携帯機からの無線信号とは異なる電波を受信した場合に、前記装置側受信手段の受信周波数を変更するとともに、該変更した周波数で前記無線信号を前記携帯機から送信させるための周波数指令コードを含む前記送信信号を前記装置側送信手段から送信させる周波数制御手段とを備え、前記携帯機は、前記装置側受信手段によって受信可能な複数種の周波数で前記無線信号を送信可能な携帯機側送信手段と、前記周波数指令コードを含む前記送信信号を受信することにより、前記携帯機側送信手段から送信する前記無線信号の周波数を、該周波数指令コードに基づく周波数に設定する周波数設定手段とを備えることを要旨とする。
上記構成によると、携帯機からの無線信号とは異なる電波が装置側受信手段によって受信されると、周波数制御手段により該装置側受信手段の受信周波数が変更されるとともに、その変更された周波数を示す周波数指令コードを含む送信信号が装置側送信手段から送信される。そして、その送信信号が携帯機によって受信されると、携帯機から送信される無線信号の周波数が周波数指令コードに基づいて設定される。このため、携帯機からの無線信号とは異なる電波(ノイズ)が装置側受信手段の周辺に存在したとしても、装置側受信手段の受信周波数及び無線信号の周波数は、そのノイズとは異なる周波数に設定されることとなる。よって、該ノイズが無線信号に干渉することが抑制され、携帯機と通信制御装置との好適な通信が可能となる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の無線通信制御システムにおいて、それぞれ異なる周波数が割り当てられた複数のチャンネルを前記通信制御装置に設定するとともに、該チャンネルを前記携帯機にも設定し、前記周波数制御手段は、それらチャンネルのうちの一つに基づいて前記装置側受信手段の受信周波数を設定し、該装置側受信手段によって前記携帯機からの無線信号とは異なる電波が受信された際には、前記装置側受信手段の受信周波数を他のチャンネルに基づく周波数に変更するとともに、該変更したチャンネルを示すチャンネルコードを前記周波数指令コードとして含む前記送信信号を前記装置側送信手段から送信させ、前記周波数設定手段は、前記送信信号を受信することにより、前記無線信号の周波数を、該チャンネルコードによって示されたチャンネルに割り当てられた周波数に設定することを要旨とする。
上記構成によると、装置側受信手段の受信周波数及び無線信号の周波数は、予め設定された複数のチャンネルに基づいて設定される。これらチャンネルは通信制御装置と携帯機とで共通して設定されているため、装置側受信手段の受信周波数と無線信号の周波数とを確実に一致させることが可能となる。また、送信信号にはチャンネルを特定するためのコードを含ませればよいため、該送信信号の情報量も少なくて済む。
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の無線通信制御システムにおいて、前記周波数制御手段は、前記装置側受信手段によって受信可能な全ての周波数で前記携帯機からの無線信号とは異なる電波を受信した場合には、報知コードを含む前記送信信号を前記装置側送信手段から送信させ、前記周波数設定手段は、前記報知コードを含む前記送信信号の受信時には、該報知コードに基づく報知制御を行うことを要旨とする。
上記構成によると、装置側受信手段によって受信可能な全ての周波数のノイズが存在する場合には、通信制御装置から報知コードを含む送信信号が送信される。そして、携帯機は、その送信信号を受信することによりその旨の報知を行うこととなる。すなわち、装置側受信手段が携帯機からの無線信号を正常に受信できない状況にある旨が、携帯機によって報知されることとなる。このため、携帯機を所持するユーザは、該報知によりその旨を確実に認識することができ、携帯機や通信制御装置が故障していると誤認識してしまうことがない。
請求項4に記載の発明では、無線信号を送信する携帯機と、前記無線信号を受信することにより、該無線信号に基づいて対応する機器を制御する通信制御装置とを備えた無線通信制御システムであって、前記通信制御装置は、前記携帯機からの無線信号を受信可能な装置側第1受信手段と、前記携帯機に前記無線信号の送信を要求する送信要求信号を、前記無線信号とは異なる複数種の周波数で選択的に送信可能な装置側送信手段と、該送信手段によって送信可能な周波数の電波を受信可能な装置側第2受信手段と、該装置側第2受信手段によって電波が受信された際に、前記送信要求信号の周波数を該電波の周波数と異なる周波数に設定する周波数制御手段とを備え、前記携帯機は、前記無線信号を送信可能な携帯機側送信手段と、前記送信要求信号に設定された前記複数種の周波数と同じ周波数の電波を受信可能な携帯機側受信手段と、該携帯機側受信手段による前記送信要求信号の受信有無に基づいて前記無線信号の送信制御を行う送信制御手段とを備えることを要旨とする。
上記構成によると、装置側第1受信手段によって周辺に存在する電波(ノイズ)が受信されると、送信要求信号の周波数が該ノイズとは異なる周波数に設定される。このため、該ノイズが送信要求信号に干渉することが抑制され、携帯機は送信要求信号を確実に受信・認識することが可能となる。よって、携帯機と通信制御装置との好適な通信が可能となる。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の無線通信制御システムにおいて、前記携帯機は、前記携帯機側受信手段の受信周波数を択一的に設定する周波数設定手段を備え、該周波数設定手段は、予め設定された周期で前記携帯機側受信手段の受信周波数を変更することを要旨とする。
上記構成によると、周波数設定手段により、携帯機側受信手段の受信周波数が予め設定された周期で変更されるため、送信要求信号の周波数が変更された場合においても、該送信要求信号を携帯機側受信手段によって確実に受信することができる。
以上詳述したように、本発明によれば、通信領域にノイズが存在する場合においても好適に通信を行うことができる通信制御システムを提供することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の無線通信制御システムを車両用通信制御システムとして具体化した第1実施形態を図1〜図5に基づき詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、車両用通信制御システムは、車両1内に配設された無線通信機能を有する通信制御装置10と、該車両1の所有者(ユーザ)によって所持され、前記通信制御装置10と無線通信可能な携帯機20とを備えている。
<通信制御装置10の構成>
図1に示すように、通信制御装置10は、CPU、ROM、RAM等からなるコンピュータユニットによって構成された装置側マイクロコンピュータ(装置側マイコン)11と、その装置側マイコン11にそれぞれ電気的に接続された装置側送信手段としての装置側送信回路12及び装置側受信手段としての装置側受信回路13とを備えている。
装置側送信回路12は、所定の周波数帯域(ここではLF帯(例えば124kHz))の電波を送信可能に構成されている。この装置側送信回路12は、装置側マイコン11から送信要求信号(リクエスト信号)が入力されると、そのリクエスト信号を電波に変調するとともに、予め設定された間欠周期及び出力強度で外部に送信する。なお、図2に示すように、本実施形態において装置側送信回路12は、車両1のドア周辺の車外領域A1と、車両1の室内領域A2とにリクエスト信号を選択的に送信する。
装置側受信回路13は、所定の周波数帯域(ここではUHF帯)の電波のうち、複数種の周波数の電波を選択的に受信可能に構成されている。詳しくは、装置側受信回路13は、装置側マイコン11から入力される周波数制御信号に基づいて受信周波数を変化させる。すなわち、装置側受信回路13の受信周波数は、装置側マイコン11によって可変制御される。そして、装置側受信回路13は、電波を受信するとその電波をパルス信号に復調して装置側マイコン11に出力する。
装置側マイコン11には、車両1にそれぞれ設けられた、始動スイッチ14、制御対象となる機器としてのドア錠装置15及びエンジン制御装置16が電気的に接続されている。なお、始動スイッチ14は、車室内における運転席の近傍(例えばダッシュボードやステアリングコラム等)に配設された押しボタンスイッチなどによって構成され、その操作信号が装置側マイコン11に入力される。ドア錠装置15は、ドア錠を自動的に施解錠する装置であり、装置側マイコン11から解錠信号が入力されるとドア錠を解錠する一方、施錠信号が入力されるとドア錠を施錠する。また、ドア錠装置15は、ドア錠の施解錠状態を示す施解錠状態信号を装置側マイコン11に出力する。エンジン制御装置16は、図示しないセルモータに接続され、装置側マイコン11から駆動信号が入力されると同セルモータを駆動してエンジンを自動的に始動させるとともに、エンジンの駆動状態を示すエンジン状態信号を装置側マイコン11に出力する。このため、装置側マイコン11は、施解錠状態信号やエンジン状態信号に基づいて、ドア錠の施解錠状態やエンジンの駆動状態を認識可能となる。
こうした装置側マイコン11は不揮発性のメモリ11aを備え、該メモリ11aには、固有のリクエストコードと、対応する携帯機20に設定されたIDコードと、装置側受信回路13の受信周波数を示す複数のチャンネルと、予め設定された報知コードとが記録されている。なお、各チャンネルにはそれぞれ異なる周波数が対応づけられている。具体的には、図3に示すように、本実施形態においてメモリ11aには3つのチャンネル1〜3が記録され、チャンネル1には300MHz、チャンネル2には312MHz、チャンネル3には324MHzの周波数が対応づけられている。
そして、装置側マイコン11は、装置側受信回路13の受信周波数を設定するとともに、その受信周波数で携帯機20から応答信号(IDコード信号)を送信させるべく装置側送信回路12からリクエスト信号を送信させる周波数制御を行う。よって、装置側マイコン11は、周波数制御手段として機能する。なお、装置側マイコン11は、装置側送信回路12から前記車外領域A1及び前記室内領域A2に対して、択一的にリクエスト信号を送信させるようになっている。
また、装置側マイコン11は、該リクエスト信号に応答して送信された携帯機20からのIDコード信号が装置側受信回路13によって受信されると、該IDコード信号に含まれるIDコードとメモリ11aに記録されたIDコードとの比較(IDコード照合)を行い、その結果に基づいて各種車両制御(ドア錠制御、エンジン始動許可)を行う。詳しくは、装置側マイコン11は、車外領域A1に送信したリクエスト信号に応答して送信されたIDコード信号が装置側受信回路13によって受信されると、ドア錠装置15に対して解錠信号を出力してドア錠を解錠させる。なお、装置側マイコン11は、こうしたドア錠の解錠状態において、図示しないアウトドアハンドルに設けられたロックスイッチが操作されると、ドア錠装置15に対して施錠信号を出力してドア錠を施錠させるようになっている。また、装置側マイコン11は、室内領域A2に送信したリクエスト信号に応答して送信されたIDコード信号が装置側受信回路13によって受信されるとエンジン始動許可状態となり、該エンジン始動許可状態において始動スイッチ14から操作信号が入力された際に、エンジン制御装置16に対して駆動信号を出力してエンジンを始動させる。換言すれば、装置側マイコン11は、エンジン始動許可状態とならない限り、たとえ始動スイッチ14から操作信号が入力されたとしてもエンジン制御装置16に対して駆動信号を出力しない。
<装置側マイコン11の処理>
次に、このように構成された車両用通信制御システムにおいて、通信制御装置10の装置側マイコン11によって行われる処理(周波数制御処理及び車両制御処理)を、図4に示すフローチャートに従って説明する。
同図に示すように、ステップS1において装置側マイコン11は、チャンネル設定を行うことにより装置側受信回路13の受信周波数を設定する。詳しくは、装置側マイコン11は、初期状態においてはチャンネル1に対応づけられた周波数(300MHz)を装置側受信回路13の受信周波数にするべく、装置側受信回路13に周波数制御信号を出力する。このため、該装置側受信回路13は、該周波数制御信号に基づいて300MHzの電波を受信可能となる。ここで、「初期状態」とはチャンネル設定履歴が存在しない状態を示し、例えば車両用通信制御システムの工場出荷時などが挙げられる。また、「初期状態」ではない場合、すなわちチャンネル設定履歴が存在する場合には、装置側マイコン11は、最新履歴のチャンネルに対応づけられた周波数を装置側受信回路13の受信周波数にするべく、装置側受信回路13に周波数制御信号を出力する。このため、例えば前回チャンネル1に設定されている場合には引き続きチャンネル1が設定される。
続くステップS2において装置側マイコン11は、ステップS1において設定されたチャンネルに基づく受信周波数により、装置側受信回路13によって電波が受信されたか否かを判断する。具体的には、例えばステップS1においてチャンネル1が設定された場合、装置側マイコン11は、装置側受信回路13の受信周波数を300MHzに設定し、その300MHzの電波が該装置側受信回路13によって受信されたか否かを判断する。その結果、装置側受信回路13によって電波が受信されていないと判断した場合、装置側マイコン11はステップS3の処理へ移行し、ステップS1において設定したチャンネルコードを周波数指令コードとしてを含むリクエスト信号を装置側送信回路12から外部に送信させる。
そして、ステップS4において装置側マイコン11は、ステップS3において送信したリクエスト信号に応答して携帯機20から送信されたIDコード信号を受信したか否かを判断する。すなわち、ステップS4において装置側マイコン11は、リクエスト信号の送信後の所定時間内にメモリ11aに記録されたIDコードと一致するIDコードを含む電波を受信したか否かを判断する。その結果、装置側マイコン11は、IDコード信号を受信できない場合には、ここでの処理を一旦終了する。これに対し、装置側マイコン11は、IDコード信号を受信できた場合にはステップS5において対応する各種車両制御を行う。詳しくは、装置側マイコン11は、前記車外領域A1に送信したリクエスト信号に応答したIDコード信号の受信時にはドア錠制御を行ってドア錠を自動的に解錠させ、前記室内領域A2に送信したリクエスト信号に応答したIDコード信号の受信時にはエンジン始動許可状態となる。
一方、ステップS2において該装置側受信回路13によって電波が受信された場合、装置側マイコン11はステップS6の処理へ移行し、メモリ11aに記録されたIDコードがその電波に含まれているか否かを判断する。その結果、装置側マイコン11は、該IDコードが含まれていると判断した場合には、携帯機20から施解錠操作信号が送信されたと判断してステップS7の処理へ移行し、ドア錠制御を行う。具体的には、装置側マイコン11は、該施解錠操作信号に含まれる施解錠コードに基づいてドア錠装置15に施錠信号または解錠信号を出力してドア錠の施錠または解錠を行い、ここでの処理を一旦終了する。
また、装置側マイコン11は、ステップS6においてメモリ11aに記録されたIDコードが受信した電波に含まれていないと判断した場合には、該電波がノイズであると判断してステップS8の処理へ移行する。
ステップS8において装置側マイコン11は、全てのチャンネル1〜3においてノイズが受信されたか否かを判断する。つまり、装置側マイコン11は、装置側受信回路13の受信周波数がチャンネル1〜3にそれぞれ対応づけられた全ての周波数でノイズが受信されたか否かを判断する。その結果、装置側マイコン11は、全てのチャンネル1〜3においてノイズが受信されていないと判断した場合には、ステップS9の処理へ移行し、チャンネルを変更する。具体的には、装置側マイコン11は、例えばステップS1においてチャンネル1を設定していた場合にはチャンネル2に変更し、チャンネル2に設定していた場合にはチャンネル3に変更し、チャンネル3に設定していた場合にはチャンネル1に変更する。このため、各チャンネル1〜3の変更に伴って、装置側受信回路13の受信周波数が変更されることとなる。そして、装置側マイコン11は、再びステップS2の処理へ移行する。これに対し、ステップS8において全てのチャンネル1〜3においてノイズが受信されたと判断した場合、装置側マイコン11は、ステップS10の処理へ移行し、報知コードを含むリクエスト信号を装置側送信回路12から送信させてここでの処理を一旦終了する。
<携帯機20の構成>
一方、図1に示すように、携帯機20は、CPU、ROM、RAM等からなるコンピュータユニットによって構成された携帯機側マイクロコンピュータ(携帯機側マイコン)21と、その携帯機側マイコン21にそれぞれ電気的に接続された携帯機側受信回路22及び携帯機側送信手段としての携帯機側送信回路23とを備えている。
携帯機側受信回路22は、前記リクエスト信号と同じ周波数の電波を受信可能に構成されている。そして、携帯機側受信回路22は、電波を受信するとその電波をパルス信号に復調して携帯機側マイコン21に出力する。
携帯機側送信回路23は、前記装置側受信回路13によって受信可能な周波数と同じ周波数で電波を送信可能に構成されている。すなわち、携帯機側送信回路23は、前記チャンネル1〜3で示される周波数で電波を送信可能となっている。この携帯機側送信回路23は、携帯機側マイコン21から入力される周波数設定信号に基づいて送信周波数を設定するとともに、該携帯機側マイコン21からIDコード信号や施解錠操作信号が入力されると、それら信号を設定された周波数の電波(無線信号)に変調して外部に送信する。
携帯機側マイコン21は不揮発性のメモリ21aを備え、該メモリ21aには、前記リクエストコードと、固有のIDコードと、前記複数のチャンネル1〜3と、前記報知コードとが記録されている。
また、携帯機側マイコン21には、意匠面に設けられてユーザによって操作可能な施解錠スイッチ24と、ブザー等の音響装置やLED等の表示装置などからなる報知器25とがそれぞれ電気的に接続されている。施解錠スイッチ24は、図示しない施錠スイッチと解錠スイッチとから構成され、施錠スイッチが操作されると施錠操作信号が携帯機側マイコン21に入力され、解錠スイッチが操作されると解錠操作信号が携帯機側マイコン21に入力される。
そして、携帯機側マイコン21は、携帯機側受信回路22によって対応する通信制御装置10からのリクエスト信号が受信されると、そのリクエスト信号に含まれるチャンネルコードに従って周波数設定信号を携帯機側送信回路23に出力する。このため、携帯機側送信回路23の送信周波数は、周波数設定信号に基づいて変化することとなる。よって、携帯機側マイコン21は、携帯機側送信回路23の送信周波数を設定する周波数設定手段として機能する。
また、携帯機側マイコン21は、メモリ21aに記録されたIDコードを含むIDコード信号を携帯機側送信回路23に出力する。また、携帯機側マイコン21は、施解錠スイッチ24から施錠操作信号または解錠操作信号が入力された場合には、リクエスト信号の受信有無にかかわらず、IDコードと施錠コードまたは解錠コードとを含む施解錠操作信号を携帯機側送信回路23に出力する。
さらに、携帯機側マイコン21は、報知コードを含むリクエスト信号が携帯機側受信回路22から入力されると、報知器25に対して作動信号を出力して該報知器25を作動させる。
<携帯機側マイコン21の処理>
続いて、こうした携帯機側マイコン21によって行われる処理(周波数設定処理)を、図5に示すフローチャートに従って説明する。
まず、ステップS11において携帯機側マイコン21は、携帯機側受信回路22によって通信制御装置10からのリクエスト信号を受信できたか否かを判断する。すなわち、携帯機側マイコン21は、携帯機側受信回路22によって受信した電波に、メモリ21aに記録されたリクエストコードが含まれているか否かを判断する。その結果、携帯機側マイコン21は、対応するリクエスト信号が受信されないと判断した場合にはここでの処理を一旦終了し、対応するリクエスト信号が受信されたと判断した場合にはステップS12の処理へ移行する。
ステップS12において携帯機側マイコン21は、リクエスト信号に報知コードが含まれているか否かを判断する。その結果、携帯機側マイコン21は、報知コードが含まれていないと判断した場合には、ステップS13において周波数設定信号を携帯機側送信回路23に出力することにより、該携帯機側送信回路23の送信周波数を、該リクエスト信号に含まれるチャンネルコードに基づく周波数に設定する。そして、ステップS14において携帯機側マイコン21は、メモリ21aに記録されたIDコードを含むIDコード信号を携帯機側送信回路23から送信させる。
一方、ステップS12においてリクエスト信号に報知コードが含まれていると判断した場合、携帯機側マイコン21は、ステップS15の処理へ移行して報知処理(報知制御)を行う。すなわち、携帯機側マイコン21は、報知器25に作動信号を出力して該報知器25を作動指せる。こうした報知器25の作動により、ユーザは、携帯機20と通信制御装置10との間で正常な通信ができない状況下である旨を確実に認識することができる。
したがって、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)携帯機20からの無線信号(IDコード信号または施解錠操作信号)とは異なる電波(ノイズ)が装置側受信回路13によって受信されると、装置側マイコン11は、装置側受信回路13の受信周波数を変更するとともに、その変更した周波数を示すチャンネルコードを含むリクエスト信号を装置側送信回路12から送信させる。そして、そのリクエスト信号が携帯機20によって受信されると、携帯機20から送信される無線信号の送信周波数が、チャンネルコードに基づいて設定される。それゆえ、携帯機20からは、ノイズと異なる周波数で無線信号が送信されることとなる。すなわち、装置側受信回路13の周辺にノイズが存在したとしても、該装置側受信回路13の受信周波数及び無線信号の周波数は、そのノイズとは異なる周波数に設定されることとなる。よって、該ノイズが無線信号に干渉することが抑制され、携帯機20と通信制御装置10との好適な通信が可能となる。
(2)装置側受信回路13の受信周波数及び携帯機20からの無線信号の周波数は、予め設定された複数のチャンネル1〜3に基づいて設定される。これらチャンネル1〜3は通信制御装置10と携帯機20とで共通して設定されているため、装置側受信回路13の受信周波数と携帯機20からの無線信号の周波数とを確実に一致させることができる。また、リクエスト信号にはチャンネル1〜3を特定するためのコード(チャンネルコード)を含ませればよいため、周波数を特定するための情報をリクエスト信号に含ませる場合と比べて、該リクエスト信号の情報量も少なくて済む。
(3)装置側受信回路13によって受信可能な全ての周波数のノイズが周辺に存在する場合には、通信制御装置10から報知コードを含むリクエスト信号が送信される。そして、携帯機20は、そのリクエスト信号を受信した場合には、報知器25を作動させることによりその旨の報知を行う。すなわち、装置側受信回路13が携帯機20からの無線信号を正常に受信できない状況にある旨が、携帯機20によって報知されることとなる。このため、携帯機20を所持するユーザは、該報知によりその旨を確実に認識することができ、携帯機20や通信制御装置10が故障していると誤認識してしまうことがない。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図6〜図10に基づいて説明する。ここでは第1実施形態と相違する点を主に述べ、共通する点については同一部材番号を付すのみとしてその説明を省略する。
<車両用通信制御システムの概要>
第1実施形態において通信制御装置10は、複数種の受信周波数に変更可能な装置側受信回路13を備え、装置側マイコン11は、該装置側受信回路13の受信周波数を変化させるとともに、携帯機20からのIDコード信号の送信周波数を変化させることにより、該IDコード信号とノイズとの混信を防止するようになっている。これに対し、本実施形態では、リクエスト信号の送信周波数を変化させることにより、該リクエスト信号とノイズとの混信を防止する構成となっている点について、前記第1実施形態とは異なる。
こうした変更に伴い、図6に示すように、本実施形態において通信制御装置10は、前記装置側送信回路12に代えて装置側第1受信手段及び装置側送信手段としての装置側送受信回路17を備えるとともに、前記装置側受信回路13に代えて装置側第2受信手段としての装置側受信回路18を備えている。また、携帯機20は、前記携帯機側受信回路22に代えて携帯機側受信手段としての携帯機側受信回路26を備えるとともに、前記携帯機側送信回路23に代えて携帯機側送信手段としての携帯機側送信回路27を備えている。
<通信制御装置10の構成>
装置側送受信回路17は、所定の周波数帯域(ここではLF帯)の電波のうち、複数種の周波数の電波を選択的に送受信可能に構成されている。詳しくは、装置側送受信回路17は、装置側マイコン11から入力される周波数制御信号に基づいて送受信周波数を変化させる。すなわち、装置側送受信回路17の送受信周波数は、装置側マイコン11によって可変制御される。そして、装置側送受信回路17は、装置側マイコン11から入力された周波数制御信号に基づく周波数で電波を受信すると、その電波を復調して装置側マイコン11に出力する。また、装置側マイコン11からリクエスト信号が入力されると、そのリクエスト信号を周波数制御信号に基づいて設定した周波数の電波に変調するとともに、予め設定された間欠周期及び出力強度で外部に送信する。なお、図2に示したように、本実施形態において装置側送受信回路17は、車両1のドア周辺の車外領域A1と、車両1の室内領域A2とにリクエスト信号を選択的に送信する。
装置側受信回路18は、予め設定された所定の周波数帯域(ここではUHF帯(例えば312MHz))の電波を受信可能に構成されている。すなわち、本実施形態における装置側受信回路18は、一種類の周波数の電波を受信可能となっている。そして、装置側受信回路18は、電波を受信するとその電波をパルス信号に復調して装置側マイコン11に出力する。
装置側マイコン11のメモリ11aには、固有のリクエストコードと、対応する携帯機20に設定されたIDコードと、装置側送受信回路17の送受信周波数を示す複数のチャンネルとが記録されている。なお、各チャンネルにはそれぞれ異なる周波数が対応づけられている。具体的には、図7に示すように、本実施形態においてメモリ11aには3つのチャンネル1〜3が記録され、チャンネル1には112kHz、チャンネル2には124kHz、チャンネル3には136kHzの周波数が対応づけられている。
そして、装置側マイコン11は、装置側送受信回路17の送受信周波数を設定する周波数制御処理を行う。そこで、こうした装置側マイコン11によって行われる処理(周波数制御処理及び車両制御処理)を、図8に示すフローチャートに従って説明する。
<装置側マイコン11の処理>
同図に示すように、ステップS21において装置側マイコン11は、チャンネル設定を行うことにより装置側送受信回路17の送受信周波数を設定する。詳しくは、装置側マイコン11は、初期状態においてはチャンネル1に対応づけられた周波数(112kHz)を装置側送受信回路17の受信周波数にするべく、装置側送受信回路17に周波数制御信号を出力する。このため、該装置側送受信回路17は、該周波数制御信号に基づいて112kHzの電波を受信可能となる。ここで、「初期状態」とはチャンネル設定履歴が存在しない状態を示し、例えば車両用通信制御システムの工場出荷時などが挙げられる。また、「初期状態」ではない場合、すなわちチャンネル設定履歴が存在する場合には、装置側マイコン11は、最新履歴のチャンネルに対応づけられた周波数を装置側送受信回路17の送受信周波数にするべく、装置側送受信回路17に周波数制御信号を出力する。このため、例えば前回チャンネル1に設定されている場合には引き続きチャンネル1が設定される。よって、本実施形態において装置側マイコン11は、装置側送受信回路17の送受信周波数を設定する周波数制御手段として機能する。
続くステップS22において装置側マイコン11は、ステップS21において設定されたチャンネルに基づく受信周波数により、装置側送受信回路17によって電波が受信されたか否かを判断する。具体的には、例えばステップS21においてチャンネル1が設定された場合、装置側マイコン11は、装置側送受信回路17の受信周波数を112kHzに設定し、その112kHzの電波が該装置側送受信回路17によって受信されたか否かを判断する。その結果、装置側送受信回路17によって電波が受信されていないと判断した場合、装置側マイコン11はステップS23の処理へ移行し、前記リクエストコードを含むリクエスト信号を該装置側送受信回路17から外部に送信させる。なお、本実施形態において装置側マイコン11は、図10に示す間欠周期ΔTでリクエスト信号を送信させるようになっており、リクエスト信号の非送信時においてステップS22の処理を行うようになっている。すなわち、装置側マイコン11は、リクエスト信号の送信直前にステップS22の処理を行うようになっている。
そして、ステップS24において装置側マイコン11は、ステップS23において送信したリクエスト信号に応答して携帯機20から送信されたIDコード信号を装置側受信回路18によって受信したか否かを判断する。すなわち、ステップS24において装置側マイコン11は、リクエスト信号の送信後の所定時間内にメモリ11aに記録されたIDコードと一致するIDコードを含む電波を受信したか否かを判断する。その結果、装置側マイコン11は、IDコード信号を受信できない場合にはここでの処理を一旦終了し、IDコード信号を受信できた場合にはステップS25において対応する各種車両制御(ドア錠制御、エンジン始動許可制御)を行う。
一方、ステップS22において該装置側送受信回路17によって電波が受信された場合、装置側マイコン11はステップS26の処理へ移行し、メモリ11aに記録されたIDコードがその電波に含まれているか否かを判断する。その結果、装置側マイコン11は、該IDコードが含まれていると判断した場合には、携帯機20から施解錠操作信号が送信されたと判断してステップS27の処理へ移行し、ドア錠制御を行う。具体的には、装置側マイコン11は、該施解錠操作信号に含まれる施解錠コードに基づいてドア錠装置15に施錠信号または解錠信号を出力してドア錠の施錠または解錠を行い、ここでの処理を一旦終了する。
また、装置側マイコン11は、ステップS26においてメモリ11aに記録されたIDコードが受信した電波に含まれていないと判断した場合には、該電波がノイズであると判断してステップS28の処理へ移行し、チャンネルを変更する。詳しくは、装置側マイコン11は、例えばステップS21においてチャンネル1が設定されていた場合にはチャンネル2に変更し、チャンネル2が設定されていた場合にはチャンネル3に変更し、チャンネル3に設定されていた場合にはチャンネル1に変更する。このため、各チャンネル1〜3の変更に伴って、装置側送受信回路17の送受信周波数が変更されることとなる。そして、装置側マイコン11は、再びステップS22の処理へ移行する。よって、こうした処理を行うことにより、装置側マイコン11は、ノイズとは異なる周波数でリクエスト信号を送信可能となる。
<携帯機20の構成>
一方、図6に示すように、携帯機20の携帯機側受信回路26は、前記リクエスト信号と同じ周波数の電波を受信可能に構成されている。すなわち、携帯機側受信回路26は、前記チャンネル1〜3で示される周波数で電波を受信可能に構成されている。この携帯機側受信回路26は、携帯機側マイコン21から入力される周波数設定信号に基づいて受信周波数を設定可能となっており、対応する電波を受信するとその電波をパルス信号に復調して携帯機側マイコン21に出力する。
携帯機側送信回路27は、前記装置側受信回路13によって受信可能な周波数と同じ周波数で電波を送信可能に構成されている。この携帯機側送信回路27は、携帯機側マイコン21からIDコード信号や施解錠操作信号が入力されると、それら信号を設定された周波数の電波(無線信号)に変調して外部に送信する。
携帯機側マイコン21のメモリ21aには、前記リクエストコードと、固有のIDコードと、図7に示した前記複数のチャンネル1〜3とが記録されている。
また、携帯機側マイコン21には、意匠面に設けられてユーザによって操作可能な施解錠スイッチ24が電気的に接続されているものの、第1実施形態における報知器25は電気的に接続されていない構造となっている。すなわち、本実施形態において携帯機20は、報知器25を備えていない。
そして、携帯機側マイコン21は、携帯機側受信回路26に対して予め設定された周期で周波数設定信号を出力する。なお、図10に示すように、本実施形態において携帯機側マイコン21は、前記リクエスト信号の間欠周期ΔTの3倍の時間となる時間T毎に周波数設定信号を出力するように設定されている。このため、携帯機側受信回路26は、該時間T毎に異なる受信周波数に変更可能となる。なお、本実施形態において携帯機側マイコン21は、携帯機側受信回路26によってリクエスト信号を受信していない状態においては時間T毎にチャンネル1〜3に順次切り換わるように設定されている。
こうした携帯機側マイコン21は、携帯機側受信回路26によって対応する通信制御装置10からのリクエスト信号が受信されると、前記IDコード信号を携帯機側送信回路27に出力する。
よって、携帯機側マイコン21は、携帯機側受信回路26によるリクエスト信号の受信有無に基づいてIDコード信号の送信制御を行う送信制御手段として機能するとともに、携帯機側受信回路26の受信周波数を択一的に設定する周波数設定手段として機能する。
また、携帯機側マイコン21は、施解錠スイッチ24から施錠操作信号または解錠操作信号が入力された場合には、リクエスト信号の受信有無にかかわらず、IDコードと施錠コードまたは解錠コードとを含む施解錠操作信号を携帯機側送信回路23に出力する。
<携帯機側マイコン21の処理>
続いて、こうした携帯機側マイコン21によって行われる処理(周波数設定処理)を、図9に示すフローチャートに従って説明する。
まず、ステップS31において携帯機側マイコン21は、チャンネル設定を行うことにより携帯機側受信回路26の受信周波数を設定する。詳しくは、携帯機側マイコン21は、初期状態においてはチャンネル1に対応づけられた周波数(112kHz)を携帯機側受信回路26の受信周波数にするべく、携帯機側受信回路26に周波数設定信号を出力する。このため、該携帯機側受信回路26は、該周波数設定信号に基づいて112kHzの電波を受信可能となる。
続くステップS32において携帯機側マイコン21は、携帯機側受信回路22によって通信制御装置10からのリクエスト信号を受信できたか否かを判断する。すなわち、携帯機側マイコン21は、設定した周波数の電波が携帯機側受信回路22によって受信されるとともに、その電波にメモリ21aに記録されたリクエストコードが含まれているか否かを判断する。その結果、携帯機側マイコン21は、対応するリクエスト信号が受信されたと判断した場合にはステップS33の処理へ移行する。
ステップS33において携帯機側マイコン21は、メモリ21aに記録されたIDコードを含むIDコード信号を携帯機側送信回路23から送信させてここでの処理を一旦終了する。
一方、ステップS32において対応するリクエスト信号が携帯機側受信回路26によって受信できなかったと判断した場合、携帯機側マイコン21は、ステップS34の処理へ移行し、前記時間Tが経過したか否かを判断する。その結果、携帯機側マイコン21は、時間Tが経過していないと判断した場合には再びステップS32の処理へ移行する。これに対し、携帯機側マイコン21は、時間Tが経過していると判断した場合にはステップS35の処理へ移行し、チャンネルを変更する。具体的には、携帯機側マイコン21は、例えばステップS31においてチャンネル1を設定していた場合にはチャンネル2に変更し、チャンネル2に設定していた場合にはチャンネル3に変更し、チャンネル3に設定していた場合にはチャンネル1に変更する。このため、各チャンネル1〜3の変更に伴って、最低でも時間T毎に携帯機側受信回路26の受信周波数が変更されることとなる。そして、装置側マイコン11は、再びステップS32の処理へ移行する。
したがって、本実施形態によれば、前記第1実施形態における上記(1)〜(3)に記載の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(4)装置側送受信回路17によって周辺に存在する電波(ノイズ)が受信されると、リクエスト信号の周波数が該ノイズとは異なる周波数に設定される。このため、該ノイズがリクエスト信号に干渉(混信)することが抑制され、携帯機20はリクエスト信号を確実に受信・認識することができる。よって、携帯機20と通信制御装置10との好適な通信が可能となる。
(5)携帯機側マイコン21により、携帯機側受信回路26の受信周波数が予め設定された周期(時間T)で変更されるため、通信制御装置10から送信されるリクエスト信号の周波数が変更された場合においても、該リクエスト信号を携帯機側受信回路26によって確実に受信することができる。
しかも、携帯機側受信回路26の受信周波数が変更される周期(時間T)は、リクエスト信号の送信周期(間欠周期ΔT)の3倍の時間に設定されているため、たとえリクエスト信号の送信周波数が間欠周期ΔT毎に変更されたとしても、携帯機側受信回路26によって該リクエスト信号を確実に受信することができる。
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 前記第1実施形態において、携帯機20には報知器25が設けられ、該報知器25は、報知コードを含むリクエスト信号が携帯機側受信回路22によって受信された際に作動するようになっている。しかし、こうした報知器25を省略してもよい。このようにすれば、携帯機20に報知器25を設ける必要がないため該携帯機20の構造を簡素化できるとともに、リクエスト信号に報知コードを含ませる必要がないため、装置側マイコン11及び携帯機側マイコン21の処理を簡素化することができる。
・ 前記第1実施形態において、通信制御装置10は、それぞれ異なる受信周波数に設定された複数(例えば3つ)の装置側受信回路13を備えた構成となっていてもよい。そして、装置側マイコン11は、それら装置側受信回路13のうち、ノイズが受信されなかったもののうちの一つを能動状態にするとともに、その能動状態の装置側受信回路13の周波数と対応するチャンネルコードを含むリクエスト信号を装置側送信回路12から送信させるようになっていてもよい。
・ 前記第1実施形態において装置側マイコン11は、装置側受信回路13によって電波を受信した際に、その電波が予め設定された受信強度を下回っている場合にノイズと判断するようになっていてもよい。また、前記第2実施形態において装置側マイコン11は、装置側送受信回路17によって電波を受信した際に、その電波が予め設定された受信強度を下回っている場合にノイズと判断するようになっていてもよい。すなわち、装置側マイコン11は、受信した電波が所定の電波強度を有していない場合にノイズを受信したと判断するようになっていてもよい。
・ 前記第2実施形態において、携帯機側受信回路26の受信周波数が変更される時間Tは、リクエスト信号の間欠周期ΔTの3倍の時間に限定されない。例えば、該時間Tは、該携帯機側受信回路26の受信周波数の種類が2種類の場合(チャンネルが2つの場合)にはリクエスト信号の間欠周期ΔTの2倍の時間に設定されてもよく、該受信周波数の種類が4種類の場合(チャンネルが4つの場合)には該間欠周期ΔTの4倍の時間に設定されてもよい。すなわち、時間Tは、リクエスト信号の間欠周期ΔTに、チャンネル数を乗算した時間に設定してもよい。
・ 前記第2実施形態において、通信制御装置10は、装置側第1受信手段及び装置側送信手段としての装置側送受信回路17を備えているが、リクエスト信号と同じ周波数の電波を受信可能な受信回路と、該リクエスト信号を送信可能な送信回路とを個別に設け、該受信回路を装置側第1受信手段とし、該送信回路を装置側送信手段として機能させてもよい。
・ 前記各実施形態において、装置側マイコン11のメモリ11a及び携帯機側マイコン21のメモリ21aに記録されるチャンネル数は3つに限らず、例えば2つや4つ以上であってもよい。
・ 前記各実施形態において、携帯機20に設けられた施解錠スイッチ24を省略してもよい。このようにすれば、携帯機20の構造を簡素化することができる。しかも、携帯機側マイコン21は前記施解錠操作信号を送信する処理を行わなくてもよくなるとともに、装置側マイコン11は該施解錠操作信号に基づくドア錠制御を行う必要がなくなる。このため、両マイコン11,21の処理負担を軽減することができる。
・ 通信制御装置10は、前記第1実施形態において示されたIDコード信号の受信周波数変更機能と、第2実施形態において示されたリクエスト信号の送信周波数変更機能とを併せ備えた構成となっていてもよく、携帯機20もこれに準じた構成となっていてもよい。
・ 無線通信制御システムは、車両用通信制御システムに限らず、例えば住宅等のドア錠を無線通信によって施解錠する建物用通信制御システムとして具体化されてもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1) 請求項1〜3のいずれか1項に記載の無線通信制御システムにおいて、前記周波数制御手段は、前記装置側受信手段により予め設定された受信強度を下回る電波を受信した際に、その電波が前記携帯機からの無線信号とは異なる電波であると判断すること。この(1)に記載の技術的思想によれば、受信した電波が携帯機からの電波であるか否かを容易且つ迅速に判断することができる。
(2) 無線通信機能を有する携帯機から送信される無線信号を受信することにより、該無線信号に基づいて対応する機器を制御する通信制御装置であって、複数種の周波数の電波を選択的に受信可能な装置側受信手段と、その装置側受信手段によって受信可能な周波数とは異なる周波数に設定された送信信号を送信可能な装置側送信手段と、前記装置側受信手段により前記携帯機からの無線信号とは異なる電波を受信した場合に、前記装置側受信手段の受信周波数を変更するとともに、該変更した周波数で前記無線信号を前記携帯機から送信させるための周波数指令コードを含む前記送信信号を前記装置側送信手段から送信させる周波数制御手段とを備えること。
(3) 無線信号を送信することにより、対応する通信制御装置の動作を制御する携帯機であって、前記通信制御装置によって受信可能な複数種の周波数で前記無線信号を送信可能な携帯機側送信手段と、前記通信制御装置から送信される周波数指令コードを含む送信信号を受信することにより、前記携帯機側送信手段から送信する前記無線信号の周波数を、該周波数指令コードに基づく周波数に設定する周波数設定手段とを備えること。
(4) 無線通信機能を有する携帯機から送信される無線信号を受信することにより、該無線信号に基づいて対応する機器を制御する通信制御装置であって、前記携帯機からの無線信号を受信可能な装置側第1受信手段と、前記携帯機に前記無線信号の送信を要求する送信要求信号を、前記無線信号とは異なる複数種の周波数で選択的に送信可能な装置側送信手段と、該送信手段によって送信可能な周波数の電波を受信可能な装置側第2受信手段と、該装置側第2受信手段によって電波が受信された際に、前記送信要求信号の周波数を該電波の周波数と異なる周波数に設定する周波数制御手段とを備えること。
本発明の第1実施形態の車両用通信制御システムの概略構成を示すブロック図。 同実施形態の通信制御装置を備えた車両における送信要求信号の送信領域を概略的に示す模式図。 同実施形態の可変周波数を示す表。 同実施形態の通信制御装置の周波数制御手段によって行われる処理を示すフローチャート。 同実施形態の携帯機の周波数設定手段によって行われる処理を示すフローチャート。 第2実施形態の車両用通信制御システムの概略構成を示すブロック図。 同実施形態の可変周波数を示す表。 同実施形態の通信制御装置の周波数制御手段によって行われる処理を示すフローチャート。 同実施形態の携帯機の周波数設定手段によって行われる処理を示すフローチャート。 同実施形態の送信要求信号の送信周期と携帯機の送信周波数の送信時間との関係を示すグラフ。
符号の説明
10…通信制御装置、11…周波数制御手段としての装置側マイクロコンピュータ(装置側マイコン)、12…装置側送信手段としての装置側送信回路、13,18…装置側受信手段及び装置側第2受信手段としての装置側受信回路、17…装置側送信手段及び装置側第1受信手段としての装置側送受信回路、20…携帯機、21…周波数設定手段及び送信制御手段としての携帯機側マイクロコンピュータ(携帯機側マイコン)、22,26…携帯機側受信手段としての携帯機側受信回路、23,27…携帯機側送信手段としての携帯機側送信回路。

Claims (5)

  1. 無線信号を送信する携帯機と、前記無線信号を受信することにより、該無線信号に基づいて対応する機器を制御する通信制御装置とを備えた無線通信制御システムであって、
    前記通信制御装置は、複数種の周波数の電波を選択的に受信可能な装置側受信手段と、その装置側受信手段によって受信可能な周波数とは異なる周波数に設定された送信信号を送信可能な装置側送信手段と、前記装置側受信手段により前記携帯機からの無線信号とは異なる電波を受信した場合に、前記装置側受信手段の受信周波数を変更するとともに、該変更した周波数で前記無線信号を前記携帯機から送信させるための周波数指令コードを含む前記送信信号を前記装置側送信手段から送信させる周波数制御手段とを備え、
    前記携帯機は、前記装置側受信手段によって受信可能な複数種の周波数で前記無線信号を送信可能な携帯機側送信手段と、前記周波数指令コードを含む前記送信信号を受信することにより、前記携帯機側送信手段から送信する前記無線信号の周波数を、該周波数指令コードに基づく周波数に設定する周波数設定手段とを備えることを特徴とする無線通信制御システム。
  2. それぞれ異なる周波数が割り当てられた複数のチャンネルを前記通信制御装置に設定するとともに、該チャンネルを前記携帯機にも設定し、
    前記周波数制御手段は、それらチャンネルのうちの一つに基づいて前記装置側受信手段の受信周波数を設定し、該装置側受信手段によって前記携帯機からの無線信号とは異なる電波が受信された際には、前記装置側受信手段の受信周波数を他のチャンネルに基づく周波数に変更するとともに、該変更したチャンネルを示すチャンネルコードを前記周波数指令コードとして含む前記送信信号を前記装置側送信手段から送信させ、
    前記周波数設定手段は、前記送信信号を受信することにより、前記無線信号の周波数を、該チャンネルコードによって示されたチャンネルに割り当てられた周波数に設定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信制御システム。
  3. 前記周波数制御手段は、前記装置側受信手段によって受信可能な全ての周波数で前記携帯機からの無線信号とは異なる電波を受信した場合には、報知コードを含む前記送信信号を前記装置側送信手段から送信させ、
    前記周波数設定手段は、前記報知コードを含む前記送信信号の受信時には、該報知コードに基づく報知制御を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信制御システム。
  4. 無線信号を送信する携帯機と、前記無線信号を受信することにより、該無線信号に基づいて対応する機器を制御する通信制御装置とを備えた無線通信制御システムであって、
    前記通信制御装置は、前記携帯機からの無線信号を受信可能な装置側第1受信手段と、前記携帯機に前記無線信号の送信を要求する送信要求信号を、前記無線信号とは異なる複数種の周波数で選択的に送信可能な装置側送信手段と、該送信手段によって送信可能な周波数の電波を受信可能な装置側第2受信手段と、該装置側第2受信手段によって電波が受信された際に、前記送信要求信号の周波数を該電波の周波数と異なる周波数に設定する周波数制御手段とを備え、
    前記携帯機は、前記無線信号を送信可能な携帯機側送信手段と、前記送信要求信号に設定された前記複数種の周波数と同じ周波数の電波を受信可能な携帯機側受信手段と、該携帯機側受信手段による前記送信要求信号の受信有無に基づいて前記無線信号の送信制御を行う送信制御手段とを備えることを特徴とする無線通信制御システム。
  5. 前記携帯機は、前記携帯機側受信手段の受信周波数を択一的に設定する周波数設定手段を備え、
    該周波数設定手段は、予め設定された周期で前記携帯機側受信手段の受信周波数を変更することを特徴とする請求項4に記載の無線通信制御システム。
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