JP2005192279A - グロメット構造及びワイヤーハーネス - Google Patents

グロメット構造及びワイヤーハーネス Download PDF

Info

Publication number
JP2005192279A
JP2005192279A JP2003427777A JP2003427777A JP2005192279A JP 2005192279 A JP2005192279 A JP 2005192279A JP 2003427777 A JP2003427777 A JP 2003427777A JP 2003427777 A JP2003427777 A JP 2003427777A JP 2005192279 A JP2005192279 A JP 2005192279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grommet
wire
shield
electric wire
shield shell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003427777A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4223938B2 (ja
Inventor
Takeshi Matsui
剛 松井
Shigemi Hashizawa
茂美 橋沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2003427777A priority Critical patent/JP4223938B2/ja
Priority to US11/017,072 priority patent/US6963030B2/en
Priority to DE102004062378A priority patent/DE102004062378B4/de
Publication of JP2005192279A publication Critical patent/JP2005192279A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4223938B2 publication Critical patent/JP4223938B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/0207Wire harnesses
    • B60R16/0215Protecting, fastening and routing means therefor
    • B60R16/0222Grommets

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)

Abstract

【課題】 シールド部材で被った電線を有するワイヤーハーネスに対して電磁シールドを確保しつつ確実に止水でき、生産性が良いグロメット構造を提供する。
【解決手段】 編組線5で外周が覆われ、該編組線5が車体パネル1の電線貫通孔1aの位置で分離された電線W2及び編組線で被われていない電線W1と、電線W1,W2が圧入された電線圧入部9と該電線圧入部9に一体に設けられた鍔部10とを有するグロメット本体6と、分離された編組線5の各端部がシールド用接続部14にそれぞれ接続されると共に、グロメット本体6の鍔部10を挟持し、車体パネル1の電線貫通孔1aの周囲に固定される一対のシールドシェルカバー7,8を備え、グロメット本体6に下方のシールドシェルカバー8との間の水通過を阻止する止水突起11が設けられ、下方のシールドシェルカバー8に取付パネル1との間の水通過を阻止する防水パッキン18が設けられた。
【選択図】 図5

Description

本発明は、シールド部材で被われた電線を有するワイヤーハーネスのグロメット構造、及び、このグロメット構造を適用したワイヤーハーネスに関する。
自動車の車室外側と車室内側とに跨ってワイヤーハーネスを配索する場合には、ワイヤーハーネスを伝ったりして車室外側の水が車室内側に浸入しないように止水グロメットを介してワイヤーハーネスが配索される。このようなワイヤーハーネスのグロメット構造の従来例として、図7に示すものがある(例えば、特許文献1参照。)。
ワイヤーハーネスWHは、図7に示すように、複数の電線Wと、この電線Wに付設されたグロメット50とを有する。このグロメット50は、内部に電線挿入孔51を有する電線保持部52と、この電線保持部52に一体に設けられ、ほぼ円錐形状のパネル圧着部53と、このパネル圧着部53の内周側にスペースSを介して配置され、内部がシールド充填室54である内周保持部55とから構成されている。そして、複数の電線Wが電線挿入孔51に挿入された状態でシールド充填室54にシールド材56が充填され、充填されたシールド材56を固化することによってグロメット50をワイヤーハーネスWHに付設する。そして、グロメット50を付設したワイヤーハーネスWHを図示しない車体パネルの電線貫通孔に通すと共に、パネル圧着部53の環状凹部53aを電線貫通孔の縁周部に嵌合させることによって取り付ける。
上記構成において、グロメット50と車体パネルとの間の水の通過が嵌合構造により阻止できると共に、電線Wとグロメット50との間の水の通過が充填されたシールド材56によって阻止できる。これにより、確実に止水できる。
一方、電磁シールドを施すために電線の外周を編組線(シールド部材)で被ったワイヤーハーネスが使用される場合がある。例えば電気自動車に使用するワイヤーハーネスは高圧電圧(例えば42V)が印加されるために、電磁波による悪影響を防止するべく電線を編組線で被ったものが使用される。ここで、このような編組線を有するワイヤーハーネスに電線圧入構造のグロメットを付設した場合には、グロメットの電線圧入孔に圧入された編組線の隙間より水が浸入するため、確実な止水ができない。一方、上記した従来例のグロメットを付設した場合には、編組線の隙間にシールド材56が入り込むため、編組線の隙間より水が浸入せず、確実な止水ができる。
特開平11−232948号公報
しかしながら、前記従来のワイヤーハーネスWHのグロメット構造では、グロメット50のシールド充填室54にシールド材56を充填する必要があるため、生産性が悪いという問題があった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、シールド部材で被った電線を有するワイヤーハーネスに対して電磁シールドを確保しつつ確実に止水でき、且つ、生産性が良いグロメット構造、及び、このグロメット構造を適用したワイヤーハーネスを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、シールド部材で外周が覆われ、このシールド部材が取付パネルの電線貫通孔の位置で分離された電線と、この電線が圧入された電線圧入部と該電線圧入部に一体に設けられた鍔部とを有するグロメット本体と、分離されたシールド部材の各端部が接続されるシールド用接続部をそれぞれ有すると共に、前記グロメット本体の前記鍔部を挟持し、且つ、前記取付パネルの電線貫通孔の周囲に固定される一対のシールドシェルカバーとを備え、前記グロメット本体と前記一対のシールドシェルカバーのいずれか一方に、双方の間の水の通過を阻止する第1止水部が設けられ、前記取付パネルに接する前記一方のシールドシェルカバーと前記取付パネルのいずれか一方に、双方の間の水の通過を阻止する第2止水部が設けられたことを特徴とするグロメット構造である。
このグロメット構造では、電線のシールド部材が一対のシールドシェルカバーを介して取付パネルに電気的に接続される。また、電線とグロメット本体との間の水の通過は電線圧入部による圧入構造により、グロメット本体と一対のシールドシェルカバーとの間の水の通過は第1止水部により、一対のシールドシェルカバーと取付パネルとの間の水の通過は第2止水部によりそれぞれ確実に阻止される。さらに、従来例のようにシールド材を注入する作業が必要なく生産できる。
請求項2の発明は、請求項1記載のグロメット構造であって、前記第2止水部は、前記シールドシェルカバーに設けられ、取付パネル側に突出する防水パッキンであることを特徴とするグロメット構造である。
このグロメット構造では、第2止水部を取付パネルに設ける場合に比べて容易に設けることができる。
請求項3の発明は、請求項2記載のグロメット構造であって、前記防水パッキンは、前記シールドシェルカバーに焼き付けにより固定されたことを特徴とするグロメット構造である。
このグロメット構造では、防水パッキンを簡単に固定できる。
請求項4の発明は、請求項2記載のグロメット構造であって、前記防水パッキンは、前記シールドシェルカバーにアウトサート成形により固定されたことを特徴とするグロメット構造である。
このグロメット構造では、防水パッキンを脱落しにくく、且つ、位置ずれしないように固定できる。
請求項5の発明は、請求項1記載のグロメット構造であって、前記第1止水部は、前記グロメット本体に一体に形成され、少なくとも一方の前記シールドシェルカバーに向かって突出する止水突起であることを特徴とするグロメット構造である。
このグロメット構造では、グロメット本体の成形によって第1止水部を同時に製造できる。
請求項6の発明は、請求項1記載のグロメット構造であって、前記シールド部材で被われた電線の他にシールド部材で被われていない電線を有し、この電線を圧入する電線圧入部を前記グロメット本体に設けたことを特徴とするグロメット構造である。
このグロメット構造では、シールド部材で被われた電線とそうでない電線とが混在したものについて上記と同様の作用が得られる。
請求項7の発明は、シールド部材で外周が被われ、このシールド部材が取付パネルの電線貫通孔の位置で分離された電線と、この電線が圧入される電線圧入部と該電線圧入部に一体に設けられた鍔部とを有するグロメットと、分離されたシールド部材の各端部が接続されるシールド用接続部をそれぞれ有すると共に、前記グロメットの鍔部を挟持し、且つ、前記取付パネルの電線貫通孔の周囲に固定される一対のシールドシェルカバーとを備え、前記グロメットと前記一対のシールドシェルカバーのいずれか一方に、双方の間の水の通過を阻止する第1止水部が設けられ、前記取付パネルに接する前記一方のシールドシェルカバーと前記取付パネルのいずれか一方に、双方の間の水の通過を阻止する第2止水部が設けられたことを特徴とするワイヤーハーネスである。
このワイヤーハーネスでは、電線のシールド部材が一対のシールドシェルカバーを介して取付パネルに電気的に接続される。また、電線とグロメットとの間の水の通過は電線圧入部による圧入構造により、グロメットと一対のシールドシェルカバーとの間の水の通過は第1止水部により、一対のシールドシェルカバーと取付パネルとの間の水の通過は第2止水部によりそれぞれ確実に阻止される。さらに、従来例のようにシールド材を注入する作業が必要なく生産できる。
以上説明したように、請求項1の発明によれば、電線のシールド部材が一対のシールドシェルカバーを介して取付パネルに電気的に接続されるため、電磁シールド経路が確保される。また、電線とグロメット本体との間の水の通過は電線圧入部による圧入構造により、グロメット本体と一対のシールドシェルカバーとの間の水の通過は第1止水部により、一対のシールドシェルカバーと取付パネルとの間の水の通過は第2止水部によりそれぞれ確実に阻止される。また、従来例のようにシールド材を注入する作業が必要なく、部品の組み付け作業のみで生産できる。これにより、シールド部材で被った電線を有するワイヤーハーネスに対して電磁シールドを確保しつつ確実に止水できると共に、生産性に優れている。
請求項2の発明によれば、第2止水部を取付パネルに設ける場合に比べて容易に設けることができる。
請求項3の発明によれば、防水パッキンを簡単に固定できる。
請求項4の発明によれば、防水パッキンを脱落しにくく、且つ、位置ずれしないように固定できる。
請求項5の発明によれば、グロメット本体の成形によって第1止水部を同時に製造できるため、簡単に製造できる。
請求項6の発明によれば、シールド部材で被われた電線とそうでない電線とが混在したものについて上記と同様の効果が得られる。
請求項7の発明によれば、電線のシールド部材が一対のシールドシェルカバーを介して取付パネルに電気的に接続されるため、電磁シールド経路が確保される。電線とグロメットとの間の水の通過は電線圧入部による圧入構造により、グロメットと一対のシールドシェルカバーとの間の水の通過は第1止水部により、一対のシールドシェルカバーと取付パネルとの間の水の通過は第2止水部によりそれぞれ確実に阻止される。また、従来例のようにシールド材を注入する作業が必要なく、部品の組み付け作業のみで生産できる。これにより、シールド部材で被った電線を有するものにあって電磁シールドを確保しつつ確実に止水でき、且つ、生産性が良いワイヤーハーネスを提供できる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明の一実施形態を示し、図1は斜め上方から見たグロメット構造の斜視図、図2は斜め下方から見たグロメット構造の斜視図、図3は斜め上方から見たグロメット構造の分解斜視図、図4は斜め下方から見たグロメット構造の分解斜視図、図5はグロメット構造の断面図である。
図1〜図5に示すように、車体外側(車体パネルより上側)と車体内側(車体パネルより下側)とを仕切る取付パネルである車体パネル1には電線貫通孔1aが設けられ、この電線貫通孔1a内をワイヤーハーネスWHが通るべく配索されるようになっている。そして、電線貫通孔1aを貫通するワイヤーハーネスWHの箇所にはグロメット2が付設されている。
ワイヤーハーネスWHは、一端側に大電流容量用端子3が固定された2本の太い大電流容量の電線W1と、一端側に小電流容量用端子4が固定された2本の細い小電流容量の電線W2と、この2本の電線W2の外周を被う筒状のシールド部材である編組線5とを有し、この編組線5によって電線W1と電線W2間が電磁シールドされている。この編組線5は、車体パネル1の電線貫通孔1aの位置で分離されている。この実施形態の電線W1は、30sqであり、電線W2は15sqである。
グロメット2は、ゴム材等の弾性に富んだ部材より形成され、電線W1及び電線W2を保持するグロメット本体6と、金属等の導電性部材にて形成され、シールド経路の一部となると共にグロメット本体6を車体パネル1に固定する一対のシールドシェルカバー7,8とから構成されている。
グロメット本体6は、内部に電線圧入孔9aが形成された4つの略円筒状の電線圧入部9と、この4つの電線圧入部9に一体に設けられた円盤状の鍔部10とから構成されている。各電線圧入部9の円筒状の上端部には傘状のストッパ部9bがそれぞれ設けられており、このストッパ部9bによって上方のシールドシェルカバー7の位置規制がなされると共に車体外側からの水がグロメット本体6と上方のシールドシェルカバー7との間に極力浸入しないようになっている。
鍔部10の下面には、4つの電線圧入孔9aの全周囲を囲む第1止水部である止水突起11が一体形成により形成されている。この止水突起11は、中心を同一とする2重のリング状に配置されており、一対のシールドシェルカバー7,8の挟持力によって下方のシールドシェルカバー8に圧接されている。
一対のシールドシェルカバー7,8は、上方のシールドシェルカバー7と下方のシールドシェルカバー8とから成り、各シールドシェルカバー7,8の同一位置には長孔形状の大電流容量電線用貫通孔12と小電流容量電線用貫通孔13がそれぞれ1つづつ形成されている。大電流容量電線用貫通孔12にはグロメット本体6の2つの電線圧入部9に圧入された電線W1が貫通されている。小電流容量電線用貫通孔13にはグロメット本体6の2つの電線圧入部9に圧入された電線W2が貫通され、各シールドシェルカバー7,8の小電流容量電線用貫通孔13の周囲には、円筒状で、且つ、長寸法のシールド用接続部14,14がそれぞれ突設され、この各シールド用接続部14,14に分離された編組線5の各端部が編組止めベルト15,15によって固定されている。
各シールドシェルカバー7,8の4隅の同一位置にはボルト孔16が形成されており、このボルト孔16を挿入されたボルト17によって一対のシールドシェルカバー7,8が車体パネル1に締結されている。
また、上方のシールドシェルカバー7の外周縁部は、下方に折れ曲がった形状を有し、その下エッジ部が下方のシールドシェルカバー8の外周縁に近接配置されている。下方のシールドシェルカバー8の下面には、大電流容量電線用貫通孔12及び小電流容量電線用貫通孔13の全周囲を囲む第2止水部である防水パッキン18が焼き付けによって設けられている。防水パッキン18は、中心を同一とする2重のリング状に配置されており、ボルト17の締結力によって車体パネル1に圧接されている。
以上、上記したワイヤーハーネスWHのグロメット構造(即ちグロメット2を付設したワイヤーハーネスWH)では、小電流容量用の電線W2を被う編組線5が一対のシールドシェルカバー7,8を介して車体パネル1に電気的に接続されるため、電磁シールド経路が確保される。また、車体外側の水が車体パネル1の電線貫通孔1aを介して車体内側に浸入する可能性がある水経路としては、電線W1や電線W2とグロメット本体6の電線圧入部9との間、一対のシールドシェルカバー7,8とグロメット本体6との間、下方のシールドシェルカバー8と車体パネル1との間がある。しかし、電線W1や電線W2とグロメット本体6との間の水の通過は電線圧入部9による圧入構造により、グロメット本体6と一対のシールドシェルカバー7,8との間の水の通過は止水突起11により、下方のシールドシェルカバー8と車体パネル1との間の水の通過は止水パッキン18によりそれぞれ確実に阻止される。また、従来例のようにシールド材を注入する作業が必要なく、部品の組み付け作業のみで生産できる。これにより、編組線5で被った電線W2を有するワイヤーハーネスWHに対して電磁シールドを確保しつつ確実に止水でき、且つ、生産性が良い。
上記実施形態では、第2止水部は、下方のシールドシェルカバー8に設けた防水パッキン18であるので、第2止水部を車体パネル1に設ける場合に比べて容易に設けることができる。尚、車体パネル1に第2止水部を設けても良く、また、下方のシールドシェルカバー8と車体パネル1の双方に設けても良い。
上記実施形態では、防水パッキン18は、下方のシールドシェルカバー8に焼き付けにより固定したので、防水パッキン18を簡単に固定できる。
上記実施形態では、第1止水部は、グロメット本体6に一体に形成された止水突起11であるので、グロメット本体6の成形によって第1止水部を製造できるため、簡単に製造できる。尚、第1止水部は、下方のシールドシェルカバー8又は上方のシールドシェルカバー7に設けても良い。また、第1止水部は、グロメット本体6の上下面の双方に、若しくは、上方及び下方のシールドシェルカバー7,8の双方に設けても良い。
上記実施形態では、2本の小電流容量の電線W2の外周を編組線5で被っているが、2本の大電流容量の電線W1の外周を編組線5で被っても良く、また、2本の小電流容量の電線W2と2本の大電流容量の電線W1とをそれぞれ別個の編組線5で被っても良い。このように双方の電線W1,W2を別個に編組線5で被えば、双方の間のみならず、近接配置される他の電線等との間における電磁波による悪影響をも防止できる。
上記実施形態では、シールド部材5で被われた電線W2の他にシールド部材で被われていない電線W1を有し、この電線W1を圧入する電線圧入部9をグロメット本体6に設けたので、シールド部材5で被われた電線W2とそうでない電線W1とが混在したワイヤーハーネスWHについて、電磁シールドを確保しつつ確実に止水できる。
また、本発明を2本の大電流容量の電線W1と2本の小電流容量の電線W2の混在したワイヤーハーネスWHのグロメット構造に適用した場合を示したが、本発明は大電流容量の電線W1及び小電流容量の電線W2が1本ずつの場合にも、3本以上の場合にも同様に適用できることは勿論である。また、本発明はシールド部材で被われた電線を有するワイヤーハーネスであれば適用可能である。
尚、上記実施形態では、シールド部材は編組線5にて形成されているが、電磁シールドできる部材であれば良いことは勿論である。
図6は下方のシールドシェルカバー20の変形例の断面図である。図6に示すように、下方のシールドシェルカバー20の下面にはアウトサート成形により第2止水部である防水パッキン21が固定されている。他の構成は、前記実施形態のものと同一であるため、詳細な説明を省略する。
上記変形例では、防水パッキン21が下方のシールドシェルカバー20にアウトサート成形により固定されたので、防水パッキン21を脱落しにくく、且つ、位置ずれしないように下方のシールドシェルカバー20に固定できる。
本発明の一実施形態を示し、斜め上方から見たグロメット構造の斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、斜め下方から見たグロメット構造の斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、斜め上方から見たグロメット構造の分解斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、斜め下方から見たグロメット構造の分解斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、グロメット構造の断面図である。 下方のシールドシェルカバーの変形例の断面図である。 従来例のグロメット構造を示す断面図である。
符号の説明
1 車体パネル(取付パネル)
1a 電線貫通孔
5 編組線(シールド部材)
6 グロメット本体
7 上方のシールドシェルカバー
8 下方のシールドシェルカバー
9 電線圧入部
10 鍔部
11 止水突起(第1止水部)
14 シールド用接続部
18 防水パッキン(第2止水部)
20 下方のシールドシェルカバー
21 防水パッキン(第2止水部)
WH ワイヤーハーネス
W1 電線
W2 電線

Claims (7)

  1. シールド部材で外周が覆われ、このシールド部材が取付パネルの電線貫通孔の位置で分離された電線と、この電線が圧入された電線圧入部と該電線圧入部に一体に設けられた鍔部とを有するグロメット本体と、分離されたシールド部材の各端部が接続されるシールド用接続部をそれぞれ有すると共に、前記グロメット本体の鍔部を挟持し、且つ、前記取付パネルの電線貫通孔の周囲に固定される一対のシールドシェルカバーとを備え、
    前記グロメット本体と前記一対のシールドシェルカバーのいずれか一方に、双方の間の水の通過を阻止する第1止水部が設けられ、前記取付パネルに接する前記一方のシールドシェルカバーと前記取付パネルのいずれか一方に、双方の間の水の通過を阻止する第2止水部が設けられたことを特徴とするグロメット構造。
  2. 請求項1記載のグロメット構造であって、
    前記第2止水部は、前記シールドシェルカバーに設けられ、取付パネル側に向かって突出する防水パッキンであることを特徴とするグロメット構造。
  3. 請求項2記載のグロメット構造であって、
    前記防水パッキンは、前記シールドシェルカバーに焼き付けにより固定されたことを特徴とするグロメット構造。
  4. 請求項2記載のグロメット構造であって、
    前記防水パッキンは、前記シールドシェルカバーにアウトサート成形により固定されたことを特徴とするグロメット構造。
  5. 請求項1記載のグロメット構造であって、
    前記第1止水部は、前記グロメット本体に一体に形成され、少なくとも一方の前記シールドシェルカバーに向かって突出する止水突起であることを特徴とするグロメット構造。
  6. 請求項1記載のグロメット構造であって、
    前記シールド部材で被われた電線の他にシールド部材で被われていない電線を有し、この電線を圧入する電線圧入部を前記グロメット本体に設けたことを特徴とするグロメット構造。
  7. シールド部材で外周が被われ、このシールド部材が取付パネルの電線貫通孔の位置で分離された電線と、この電線が圧入される電線圧入部と該電線圧入部に一体に設けられた鍔部とを有するグロメットと、分離されたシールド部材の各端部が接続されるシールド用接続部をそれぞれ有すると共に、前記グロメットの鍔部を挟持し、且つ、前記取付パネルの電線貫通孔の周囲に固定される一対のシールドシェルカバーとを備え、
    前記グロメットと前記一対のシールドシェルカバーのいずれか一方に、双方の間の水の通過を阻止する第1止水部が設けられ、前記取付パネルに接する前記一方のシールドシェルカバーと前記取付パネルのいずれか一方に、双方の間の水の通過を阻止する第2止水部が設けられたことを特徴とするワイヤーハーネス。
JP2003427777A 2003-12-24 2003-12-24 グロメット構造及びワイヤーハーネス Expired - Fee Related JP4223938B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003427777A JP4223938B2 (ja) 2003-12-24 2003-12-24 グロメット構造及びワイヤーハーネス
US11/017,072 US6963030B2 (en) 2003-12-24 2004-12-21 Grommet structure and wire harness
DE102004062378A DE102004062378B4 (de) 2003-12-24 2004-12-23 Kabeldurchführungs-Struktur und Kabelbaum

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003427777A JP4223938B2 (ja) 2003-12-24 2003-12-24 グロメット構造及びワイヤーハーネス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005192279A true JP2005192279A (ja) 2005-07-14
JP4223938B2 JP4223938B2 (ja) 2009-02-12

Family

ID=34697494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003427777A Expired - Fee Related JP4223938B2 (ja) 2003-12-24 2003-12-24 グロメット構造及びワイヤーハーネス

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6963030B2 (ja)
JP (1) JP4223938B2 (ja)
DE (1) DE102004062378B4 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013022036A1 (ja) * 2011-08-08 2013-02-14 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス止水構造及びワイヤハーネス
WO2017208987A1 (ja) * 2016-06-03 2017-12-07 住友電装株式会社 電線の止水構造
WO2022154047A1 (ja) * 2021-01-15 2022-07-21 住友電装株式会社 グロメット装置及びワイヤハーネス

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE20210296U1 (de) * 2002-07-03 2002-08-29 Era Contact Gmbh Fluiddichte Kabeldurchführung
JP2012228018A (ja) 2011-04-18 2012-11-15 Yaskawa Electric Corp 電力変換装置
JP5510750B2 (ja) * 2011-04-18 2014-06-04 株式会社安川電機 電力変換装置及びリアクトル
DE102011077884B3 (de) * 2011-06-21 2012-11-08 Lisa Dräxlmaier GmbH Potentialstützpunkt
JP5915939B2 (ja) * 2013-01-16 2016-05-11 住友電装株式会社 グロメット保護部材及び電線接続装置
JP6145771B2 (ja) * 2013-06-20 2017-06-14 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス
US9742177B2 (en) * 2014-05-02 2017-08-22 Gm Global Technology Operations, Llc Electrical wire sealing assembly and method
US9620265B2 (en) * 2015-01-21 2017-04-11 Te Connectivity Corporation Sealed header assembly
DE102015223910A1 (de) 2015-12-01 2017-06-01 Brose Fahrzeugteile GmbH & Co. Kommanditgesellschaft, Würzburg System aus einem ersten Bauteil mit einem Leiter und einem Trennwandelement und ein Verfahren zur Herstellung des Systems
JP6512136B2 (ja) * 2016-03-01 2019-05-15 住友電装株式会社 グロメット及びグロメット付ワイヤーハーネス
CN106711916B (zh) * 2016-11-29 2018-12-14 江门市宜达科技有限公司 一种计量配电箱孔洞封堵装置
FR3076105B1 (fr) * 2017-12-21 2020-10-30 Latelec Adaptateur de sortie de harnais d'un chemin de cablage et procede d'installation d'un tel adaptateur

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60168217U (ja) * 1984-04-17 1985-11-08 ダイキン工業株式会社 ケ−ブル固定装置
JPH0799074A (ja) * 1993-04-05 1995-04-11 Eurocopter Fr 電気コネクタ
JPH087689A (ja) * 1994-06-21 1996-01-12 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤハーネス用グロメット
JPH08134817A (ja) * 1994-11-04 1996-05-28 Nippon Shinshiyuku Sochi Kogyo Kk 道路橋の伸縮継手及びその製造方法、並びに道路橋伸縮装置の構築方法
JP2000294344A (ja) * 1999-04-07 2000-10-20 Yazaki Corp シールドコネクタ構造
JP2002134191A (ja) * 2000-10-20 2002-05-10 Yazaki Corp 機器接続方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4002188C2 (de) * 1989-10-04 1994-06-09 Sasse Eugen Gmbh Co Kg Dr Vorrichtung zum Einführen einer abgeschirmten Leitung in ein geschirmtes Gehäuse
JP3262501B2 (ja) * 1996-10-03 2002-03-04 矢崎総業株式会社 シールド電線の端末処理構造
JP3251540B2 (ja) * 1997-10-21 2002-01-28 矢崎総業株式会社 シールド電線の端末処理構造及び端末処理方法
US6043432A (en) * 1998-01-15 2000-03-28 Arlington Industries, Inc. Snap in cable connector
JP3654555B2 (ja) 1998-02-13 2005-06-02 矢崎総業株式会社 止水グロメット
JP2002008791A (ja) * 2000-06-23 2002-01-11 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk シールドコネクタ及びその製造方法
JP3825278B2 (ja) * 2001-05-29 2006-09-27 矢崎総業株式会社 グロメット
JP4091277B2 (ja) * 2001-07-18 2008-05-28 矢崎総業株式会社 グロメット
JP4036135B2 (ja) * 2003-04-18 2008-01-23 住友電装株式会社 グロメット
US6867371B2 (en) * 2003-04-23 2005-03-15 Lucent Technologies Inc. Fiber closure sealing apparatus

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60168217U (ja) * 1984-04-17 1985-11-08 ダイキン工業株式会社 ケ−ブル固定装置
JPH0799074A (ja) * 1993-04-05 1995-04-11 Eurocopter Fr 電気コネクタ
JPH087689A (ja) * 1994-06-21 1996-01-12 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤハーネス用グロメット
JPH08134817A (ja) * 1994-11-04 1996-05-28 Nippon Shinshiyuku Sochi Kogyo Kk 道路橋の伸縮継手及びその製造方法、並びに道路橋伸縮装置の構築方法
JP2000294344A (ja) * 1999-04-07 2000-10-20 Yazaki Corp シールドコネクタ構造
JP2002134191A (ja) * 2000-10-20 2002-05-10 Yazaki Corp 機器接続方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013022036A1 (ja) * 2011-08-08 2013-02-14 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス止水構造及びワイヤハーネス
JP2013038919A (ja) * 2011-08-08 2013-02-21 Yazaki Corp ワイヤハーネス止水構造及びワイヤハーネス
US9263865B2 (en) 2011-08-08 2016-02-16 Yazaki Corporation Water stop structure for wire harness and wire harness
WO2017208987A1 (ja) * 2016-06-03 2017-12-07 住友電装株式会社 電線の止水構造
WO2022154047A1 (ja) * 2021-01-15 2022-07-21 住友電装株式会社 グロメット装置及びワイヤハーネス

Also Published As

Publication number Publication date
US6963030B2 (en) 2005-11-08
US20050139372A1 (en) 2005-06-30
DE102004062378A1 (de) 2005-07-28
DE102004062378B4 (de) 2007-08-23
JP4223938B2 (ja) 2009-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4223938B2 (ja) グロメット構造及びワイヤーハーネス
CN108075249B (zh) 保护件以及电线束
US8672706B2 (en) Connector assembly
US9040845B2 (en) Shielding structure for wire harness
US20160043500A1 (en) Connector
EP2675020B1 (en) Connector and mounting method therefor
JP2002271947A (ja) 端子接続装置
JP2007026821A (ja) シールド導電体
US10038271B2 (en) Electrical connector with reduced size in a direction perpendicular to the arrangement and extending directions of two wires
JP2004172009A (ja) 機器用コネクタ
US10431938B2 (en) Shield shell and shield connector
JP5802010B2 (ja) ワイヤハーネスのシールド構造
US10938197B2 (en) Grommet and grommet assembling method
JPH07222392A (ja) シールドケーブル付回転電機
US11043761B2 (en) Connector
JP6955219B2 (ja) ワイヤハーネス
CN109687367A (zh) 止水结构
WO2017043323A1 (ja) シールド導電路
JP5367880B1 (ja) コネクタ及びコネクタ接続構造
JP2004172008A (ja) 機器用コネクタ
JP2006140011A (ja) 防水グロメット
JP3230980B2 (ja) 電線のシールド構造
JP7072406B2 (ja) シール部材および電気コネクタ
US20220320789A1 (en) Connector, wiring harness and assembly method therefor
JP2023180125A (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080708

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4223938

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131128

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees