JP2005189356A - 濃度制御方法及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成装置において、電源投入時に時間を使うことなく、電源投入後の1枚目から濃度や色味が安定した画像を出力する。
【解決手段】 電源投入時は、画像形成装置がしばらく放置された後の状態であることが多く、直近の補正でγLUT補正テーブルを作成したときの画像特性とは大きく異なり、前回の電源投入時の画像特性に近い。そこで、電源投入後からの最初の画像形成かを判断し(S21)、最初の画像形成の場合はγLUT補正テーブルを電源投入時のγLUT補正テーブルに置き換える(S22)。最初の画像形成でなければ前回の電源投入から電源切断までに行った直近の第2の制御系により得られたγLUT補正テーブルをそのまま用いる。これにより電源投入後1枚目から濃度や色味を安定させることができる。
【選択図】 図27

Description

本発明は、プリンタ,複写機,ファクシミリ等の画像形成装置及びその画像制御装置に関する。
プリンタ,複写機,ファクシミリ等の画像形成装置(例えば、特許文献1)において、画像処理特性を調整する方法(以下「画像制御方法」という。)として、次のような方法が知られている。
画像形成装置を起動して、そのウォームアップ動作の終了後、特定のパターンを感光ドラムなどの像担持体上に形成する。そして、形成されたパターンの濃度を読み取り、読み取った濃度値に基づき、γ補正回路(ガンマ補正回路)などの画像形成条件を決定する回路の動作を変更して、形成される画像の品質を安定させる方法がある。
また、環境条件の変動により、画像形成装置の階調特性が変化した場合も、再度、特定のパターンを像担持体上に形成して読み取り、再び、γ補正回路などの画像形成条件を決定する回路にフィードバックすることで、環境条件の変動に応じて画像品質を安定させる方法もある。
また、より安定化を図るために、画像形成動作毎に、又は画像形成動作終了時毎に上述の制御を行う方法も知られている。
また、画像形成装置が長期にわたって使用された場合、像担持体上のパターンを読み取った濃度と、実際にプリントアウトされる画像の濃度とが一致しない場合が発生する。このため、記録材上に特定のパターンを形成し、その濃度値によって画像形成条件を補正する方法が知られている。
特開平11−258931号公報
上述の方法は、その制御に時間と手間がかかるため、画像形成装置のウォームアップ後に行うと、画像形成装置の電源投入から使用可能状態になるまでの時間が増加してしまう。
そこでウォームアップ後には行わず、その後の画像形成動作時又は画像形成動作終了時に制御を行う方法があるが、この方法は、電源投入後の1枚目の濃度や色味が保証できないという問題があった。
本発明は、上述の問題を解決するためのもので、電源投入時に時間を使うことなく、電源投入後の1枚目から濃度や色味が安定した画像を出力することができる濃度制御方法、及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、画像データに基づいて像担持体上に画像を形成し、前記画像を記録媒体に転写して定着する画像形成装置における濃度制御方法において、前記像担持体上に形成された画像の画像特性を検出する検出手段と、画像特性を検出するための画像パターンを前記像担持体上に形成するとともに前記検出手段によって検出される前記画像パターンの画像特性に基づいて画像形成条件を補正する制御手段と、を備え、前記制御手段は、画像形成装置の今回の電源投入時に設定する前記画像形成条件を、前回の電源投入時から電源切断時までに行われた複数回の補正のうちの、最初の補正の補正結果に基づいて設定する、ことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、画像データに基づいて像担持体上に画像を形成し、前記画像を記録媒体に転写して定着する画像形成装置における濃度制御方法において、前記像担持体上に形成された画像の画像特性を検出する検出手段と、画像特性を検出するための画像パターンを画像形成動作中毎又は画像形成動作終了毎に前記像担持体上に形成するとともに前記検出手段によって検出される前記画像パターンの画像特性に基づいて画像形成条件を補正する制御手段と、を備え、前記制御手段は、画像形成装置の今回の電源投入時に設定する前記画像形成条件を、前回の電源投入時から電源切断時までに行われた複数回の補正のうちの、最初の補正の補正結果に基づいて設定する、ことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、画像データに基づいて像担持体上に画像を形成し、前記画像を記録媒体に転写して定着する画像形成装置における濃度制御方法において、前記像担持体上に形成された画像の画像特性を検出する検出手段と、画像特性を検出するための画像パターンを画像形成装置の電源投入後の最初の画像形成動作中又は画像形成動作終了時に形成するとともに前記検出手段によって検出される前記画像パターンの画像特性に基づいて画像形成条件を補正し、その後も特定のタイミングで前記画像形成条件の補正を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、画像形成装置の今回の電源投入時に設定する前記画像形成条件を、前回の電源投入時から電源切断時までに行われた複数回の補正のうちの、最初の補正の補正結果に基づいて設定する、ことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、画像データに基づいて像担持体上に画像を形成し、前記画像を記録媒体に転写して定着する画像形成装置における濃度制御方法において、前記像担持体上に形成された画像の画像特性を検出する検出手段と、画像特性を検出するための画像パターンを前記像担持体上に形成するとともに前記検出手段によって検出される前記画像パターンの画像特性に基づいて画像形成条件を補正する制御手段と、を備え、前記制御手段は、画像形成装置の今回の電源投入時に設定する前記画像形成条件を、前回の電源投入時から電源切断時までに行われた複数回の補正のうちの、前記前回の電源投入時から所定出力枚数以内又は所定時間内に行われた補正の補正結果に基づいて設定する、ことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、画像データに基づいて像担持体上に画像を形成し、前記画像を記録媒体に転写して定着する画像形成装置における濃度制御方法において、前記像担持体上に形成された画像の画像特性を検出する検出手段と、画像特性を検出するための画像パターンを画像形成動作中毎又は画像形成動作終了毎に前記像担持体上に形成するとともに前記検出手段によって検出される前記画像パターンの画像特性に基づいて画像形成条件を補正する制御手段と、を備え、前記制御手段は、画像形成装置の今回の電源投入時に設定する前記画像形成条件を、前回の電源投入時から電源切断時までに行われた複数回の補正のうちの、前記前回の電源投入時から所定出力枚数以内又は所定時間内に行われた補正の補正結果に基づいて設定する、ことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、画像データに基づいて像担持体上に画像を形成し、前記画像を記録媒体に転写して定着する画像形成装置における濃度制御方法において、前記像担持体上に形成された画像の画像特性を検出する検出手段と、画像特性を検出するための画像パターンを画像形成装置の電源投入後の最初の画像形成動作中又は画像形成動作終了時に形成するとともに前記検出手段によって検出される前記画像パターンの画像特性に基づいて画像形成条件を補正し、その後も特定のタイミングで前記画像形成条件の補正を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、画像形成装置の今回の電源投入時に設定する前記画像形成条件を、前回の電源投入時から電源切断時までに行われた複数回の補正のうちの、前記前回の電源投入時から所定出力枚数以内又は所定時間内に行われた補正の補正結果に基づいて設定する、ことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、画像データに基づいて像担持体上に画像を形成し、前記画像を記録媒体に転写して定着する画像形成装置における濃度制御方法において、前記像担持体上に形成された画像の画像特性を検出する検出手段と、画像特性を検出するための画像パターンを前記像担持体上に形成するとともに前記検出手段によって検出される前記画像パターンの画像特性に基づいて画像形成条件を補正する制御手段と、を備え、前記制御手段は、画像形成装置の今回の電源投入時に設定する前記画像形成条件を、前回の電源投入時から電源切断時までに行われた複数回の補正のうちの、最初の補正の補正結果に基づいて設定するか、前記前回の電源投入時から所定出力枚数以内又は所定時間内に行われた補正の補正結果に基づいて設定するかの判断を、前記画像形成装置の電源切断時間に基づいて行う、ことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、画像データに基づいて像担持体上に画像を形成し、前記画像を記録媒体に転写して定着する画像形成装置における濃度制御方法において、前記像担持体上に形成された画像の画像特性を検出する検出手段と、画像特性を検出するための画像パターンを画像形成動作中毎又は画像形成動作終了毎に前記像担持体上に形成するとともに前記検出手段によって検出される前記画像パターンの画像特性に基づいて画像形成条件を補正する制御手段と、を備え、前記制御手段は、画像形成装置の今回の電源投入時に設定する前記画像形成条件を、前回の電源投入時から電源切断時までに行われた複数回の補正のうちの、最初の補正の補正結果に基づいて設定するか、前記前回の電源投入時から所定出力枚数以内又は所定時間内に行われた補正の補正結果に基づいて設定するかの判断を、前記画像形成装置の電源切断時間に基づいて行う、ことを特徴とする。
請求項9に係る発明は、画像データに基づいて像担持体上に画像を形成し、前記画像を記録媒体に転写して定着する画像形成装置における濃度制御方法において、前記像担持体上に形成された画像の画像特性を検出する検出手段と、画像特性を検出するための画像パターンを画像形成装置の電源投入後の最初の画像形成動作中又は画像形成動作終了時に形成するとともに前記検出手段によって検出される前記画像パターンの画像特性に基づいて画像形成条件を補正し、その後も特定のタイミングで前記画像形成条件の補正を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、画像形成装置の今回の電源投入時に設定する前記画像形成条件を、前回の電源投入時から電源切断時までに行われた複数回の補正のうちの、最初の補正の補正結果に基づいて設定するか、前記前回の電源投入時から所定出力枚数以内又は所定時間内に行われた補正の補正結果に基づいて設定するかの判断を、前記画像形成装置の電源切断時間に基づいて行う、ことを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項4ないし9のいずれか1項に記載の濃度制御方法において、前記所定出力枚数以内又は前記所定時間内とは、前記画像形成装置内の雰囲気、前記像担持体、帯電後の前記像担持体表面を露光して静電潜像を形成する露光装置、前記静電潜像を現像する現像器、のうちのいずれかの温度が定常状態になるまでの間である、ことを特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項4ないし9のいずれか1項に記載の濃度制御方法において、前記所定出力枚数以内又は前記所定時間内とは、前記像担持体に対して現像を行う現像器内の現像剤が1周送られるのに必要な間である、ことを特徴とする。
請求項12に係る発明は、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の濃度制御方法において、前記画像形成条件が、前記画像データの濃度補正特性である、ことを特徴とする。
請求項13に係る発明は、請求項12に記載の濃度制御方法において、前記濃度補正特性は、前記記録媒体に定着された画像パターンの画像特性を検出し、検出された画像パターンの画像特性に基づいて作成したものであり、前記濃度補正特性を、前記像担持体上に形成されて前記検出手段によって検出される前記画像パターンの画像特性に基づいて補正する、ことを特徴とする。
請求項14に係る発明は、請求項1ないし13のいずれか1項に記載の濃度制御方法において、前記画像形成条件が、前記像担持体の帯電電位である、ことを特徴とする。
請求項15に係る発明は、請求項1ないし14のいずれか1項に記載の濃度制御方法において、前記画像形成条件が、前記像担持体の現像バイアスである、ことを特徴とする。
請求項16に係る発明は、請求項1ないし15のいずれか1項に記載の濃度制御方法において、前記画像形成条件が、前記画像形成装置の色ずれ補正値である、ことを特徴とする。
請求項17に係る発明は、請求項1ないし16のいずれか1項に記載の濃度制御方法において、前記像担持体上に順次、複数色の画像を形成する現像器を有し、前記画像パターンは、各色毎に形成される、ことを特徴とする。
請求項18に係る発明は、画像データに基づいて像担持体上に画像を形成し、前記画像を記録媒体に転写して定着する画像形成装置において、前記像担持体上に形成された画像の画像特性を検出する検出手段と、画像特性を検出するための画像パターンを前記像担持体上に形成するとともに前記検出手段によって検出される前記画像パターンの画像特性に基づいて画像形成条件を補正する制御手段と、を備え、前記制御手段は、請求項1ないし17のいずれか記載の濃度制御方法によって濃度制御を行う、ことを特徴とする。
本発明によると、画像形成装置の電源投入時に時間を使うことなく、電源投入後の1枚目から画像の濃度や色味を安定させることができる。
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図面において同一の符号を付したものは、同一の構成又は作用をなすものであり、これらについての重複説明は適宜省略した。
<実施の形態1>
[画像形成装置の全体構成]
図1に、本発明に係る画像形成装置の一例を示す。同図に示す画像形成装置は、電子写真方式の4色フルカラーの複写機であり、同図はその概略構成を示す縦断面である。同図に示す複写機(以下「画像形成装置」という。)は、原稿の画像を読み取るリーダ部Aとその下方に配設されたプリンタ部Bとを備えている。以下、リーダ部A、プリンタ部B、画像処理部の構成の順に説明する。
●リーダ部
図1に示すように、原稿101は、その原稿面を下方に向けた状態でリーダ部Aの原稿台ガラス102上に載置され、光源103によって照射される。原稿101からの反射光は、光学系104を介してCCDセンサ105に結像する。CCDセンサ105は、3列に配置されたレッド,グリーン,ブルーのCCDラインセンサ群によって構成されており、ラインセンサ毎にレッド,グリーン,ブルーの色成分信号が生成される。これら読取光学系ユニットは、図1中の矢印方向に移動され、原稿101の画像をライン毎の電気信号に変換する。
原稿台ガラス102上には、原稿101の1辺を当接させて原稿101の斜め配置を防ぐ位置決め部材107と、CCDセンサ105の白レベルを決定し、CCDセンサ105のスラスト方向のシェーディング補正を行うための基準白色板106とが配置されている。
CCDセンサ105によって得られる画像信号は、画像処理部(リーダ画像処理部)108によって画像処理されてプリンタ部Bに送られ、プリンタ制御部(制御手段)109で処理される。
図2(a)は、画像処理部(制御手段)108における画像信号の流れを示すブロック図である。
図2(a)に示すように、CCDセンサ105から出力される画像信号は、アナログ信号処理回路201に入力され、ゲイン及びオフセットが調整された後、A/D変換器202により、各色8ビットのデジタル画像信号R1,G1,B1に変換される。画像信号R1,G1,B1は、シェーディング補正回路203に入力され、色毎に基準白色板106の読取信号を用いた公知のシェーディング補正が施される。
クロック発生部211は、1画素単位のクロックCLKを発生する。また、アドレスカウンタ212は、CLKを計数し、1ライン毎に主走査アドレス信号を生成し出力する。デコーダ213は、主走査アドレス信号をデコードして、シフトパルスやリセットパルスなどのライン単位のCCD駆動信号と、CCD105が出力する1ライン分の読取信号中の有効領域を表す信号VEと、ライン同期信号HSYNCとを生成する。なお、アドレスカウンタ212はHSYNCでクリアされ、次ラインの主走査アドレスの計数を開始する。
CCD105の各ラインセンサは、副走査方向に互いに所定の距離を隔てて配置されている。このためラインディレイ204により、副走査方向の空間的ずれが補正される。具体的には、B信号に対してR信号及びG信号を副走査方向にライン遅延させることで、RGB信号の空間的位置を合わせている。
入力マスキング回路205は、CCD105のRGBフィルタの分光特性で決まる入力画像信号の色空間(読取色空間)を、図2(b)の式(1)に示すマトリクス演算により、所定の色空間(例えばsRGBやNTSCの標準色空間)に変換する。
LOG変換回路206は、ルックアップテーブルROMにより構成され、R4,G4,B4の輝度信号をC0,M0,Y0の濃度信号に変換する。ライン遅延メモリ207は、黒文字判定部(不図示)により、R4,G4,B4画像信号からUCR,FILTER,SENなどの判定信号が生成され出力されるまでのライン遅延分だけ、C0,M0,Y0画像信号を遅延させる。
マスキングUCR回路208は、入力されるY1,M1,C1の3原色信号から黒信号Bkを抽出し、さらに、プリンタ部Bの記録色材の色濁りを補正する演算を行い、各読取動作毎にY2,M2,C2,Bk2画像信号を、順次、所定のビット幅(例えば8ビット)で出力する。γ補正回路(ガンマ補正回路)209は、画像信号を、プリンタ部Bの理想的な階調特性に合わせるべく濃度補正する。また、出力フィルタ210は、画像信号にエッジ強調又はスムージング処理を施す。
これらの処理によって得られるM4,C4,Y4,Bk4の面順次の画像信号は、プリンタ制御部109に送られ、パルス幅変調されたパルス信号に変換され、プリンタ部Bによる濃度記録が行われる。
また、CPU214は、RAM215をワークメモリとして、ROM216に格納されたプログラムに従い、リーダ部Aの制御や画像処理を行う。オペレータは、操作部217によってCPU214への指示や処理条件を入力する。表示器218は、画像形成装置の動作状態や設定された処理条件などを表示する。
図3は、画像処理部108における各信号のタイミングチャートである。
図3において、VSYNCは、副走査方向の画像有効区間信号であり、論理‘1’の区間において画像読取(スキャン)を行って、順次、C,M,Y,Bkの出力信号が生成される。VEは、主走査方向の画像有効区間信号で、論理‘1’の区間において主走査開始位置のタイミングがとられ、主にライン遅延のライン計数制御に用いられる。CLKは画素同期信号であり、‘0’→‘1’の立ち上がりタイミングで画像データが転送される。
●プリンタ部
図1に示すように、プリンタ部Bは、像担持体としてドラム形の電子写真感光体(以下「感光ドラム」という。)4を備えている。感光ドラム4は、駆動手段(不図示)によって矢印R4方向に所定のプロセススピード(周速度)で回転駆動され、その表面が、一次帯電器8により所定の極性・電位に一様に帯電される。プリンタ制御部109は、入力される画像データに応じたパルス信号をレーザドライバ26(図4参照)によって出力する。露光装置としてのレーザ光源(レーザ発信装置)110は、入力されるパルス信号に応じたレーザ光を出力する。レーザ光は、ポリゴンミラー1及びミラー2に反射され、帯電された感光ドラム4の表面を走査する。レーザ光の走査によって感光ドラム4の表面には静電潜像が形成される。
感光ドラム4の表面に形成された静電潜像は、現像器3によってマゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(Bk)の各色毎に、各色のトナーで現像される。本実施の形態では、二成分系のトナーを用い、感光ドラム4の周りに各色の現像器が感光ドラム4の回転方向に沿って上流側からブラック,イエロー,シアン,マゼンタの順に配置されている。これら4色の現像器のうち、画像形成色に応じた現像器が、感光ドラム4に接近して静電潜像にトナーを付着させ、トナー像(画像)として現像する。
記録材(記録媒体:例えば、シート状の紙や透明フィルム)6は各色成分毎に矢印R5方向に1回転する転写ドラム5に巻き付けられ、合計4回転することで各色のトナー像が転写され重畳される。記録材6は、転写が終了すると転写ドラム5から分離され、定着ローラ対7による加熱・加圧によって、表面にトナー像が定着される。これにより、4色フルカラーの画像プリントが完成する。
また、感光ドラム4の周辺には、現像器3の上流側に感光ドラム4の表面電位を測る表面電位センサ12が配設され、一次帯電器8の上流側に、感光ドラム4上の転写されなかった残トナーをクリーニングするためのクリーナ9が配設され、さらに現像器3の下流側に、感光ドラム4上に形成されたパッチ(濃度検出用のトナー像)の反射光量を検出するためのLED光源10及びフォトダイオード11が配設されている。
図4はプリンタ部Bの構成例を示すブロック図である。
プリンタ制御部109は、CPU28、ROM30、RAM32、テストパターン記憶部31、濃度換算回路42、LUT(γLUT)25、レーザドライバ26等によって構成されていて、リーダ部A及びプリンタエンジン100と通信可能である。CPU28は、プリンタ部Bの動作を制御するとともに、一次帯電器8のグリッド電位や現像器3の現像バイアスを制御する。
プリンタエンジン100は、感光ドラム4や、その周囲に配置された、LED10及びフォトダイオード11からなるフォトセンサ(検出手段)40、一次帯電器8、レーザ光源110、表面電位センサ12、現像器3などから構成されている。さらに、画像形成装置内の空気中の水分量(又は温湿度)を測定する環境センサ33を備えている。
●画像処理部の構成
図5は、階調画像を得るための画像処理部108の構成例を示すブロック図である。
CCD105によって得られた画像の輝度信号は、画像処理部108において面順次の濃度信号に変換される。変換後の濃度信号は、初期設定時のプリンタのγ特性(ガンマ特性)に応じた信号になるように、つまり原画像の濃度と出力画像の濃度とが一致するように、LUT(γLUT)25によって特性が補正される。
図6は、階調が再現されるようすを示す4限チャートである。第I象限は原画像の濃度を濃度信号に変換するリーダ部Aの読取特性を、また第II象限は濃度信号をレーザ出力信号に変換するためのLUT25の変換特性を、さらに第III 象限はレーザ出力信号を出力画像の濃度に変換するプリンタ部Bの記録特性を、そして第IV象限は原画像の濃度と出力画像の濃度との関係を、それぞれ示している。この4限チャート全体は、図1に示す画像形成装置のトータルの階調再現特性を示すものである。なお、8ビットのデジタル信号で処理するとして、階調数が256階調の場合を示している。
画像形成装置トータルの階調特性、つまり第IV象限の階調特性をリニアにするために、第III 象限のプリンタ特性がノンリニアな分を第II象限のLUT25によって補正する。LUT25により、階調特性が変換された画像信号は、レーザドライバ26(図5参照)のパルス幅変調(PWM)回路26aによってドット幅に対応するパルス信号に変換され、レーザ光源110のオン/オフを制御するLDドライバ26bへ送られる。なお、本実施の形態では、Y,M,C,Bkの全色ともにパルス幅変調による階調再現方法を用いている。
そして、レーザ光源110から出力されるレーザ光の走査によって感光ドラム4上には、ドット面積の変化により階調が制御された、所定の階調特性を有する静電潜像が形成され、その後、前述の現像、転写、定着というプロセスを経て階調画像が再生される。
[第1の制御系]
次に、記録材6に画像を形成する画像制御として、リーダ部A及びプリンタ部Bの双方を含む系の画像再現特性の安定化に関する第1の制御系について説明する。
まず、リーダ部Aを用いてプリンタ部Bをキャリブレーションする制御系について説明する。
図7は、キャリブレーションの一例を示すフローチャートである。キャリブレーションは、リーダ部Aを制御するCPU214及びプリンタ部Bを制御するCPU28の協働により実現される。
オペレータが操作部217(図2(a)参照)に設けられた例えば「自動階調補正」というモード設定ボタンを押すと、図7に示すキャリブレーションがスタートする。なお、表示器218は、図8〜図10に示すように、タッチセンサ付きの液晶操作パネル(タッチパネルディスプレイ)で構成されている。
まず、表示器218に、図8(a)に示すテストプリント1のスタートボタンである「テストプリント1」ボタン81が現れる。オペレータが「テストプリント1」ボタン81を押すと、図11に示すテストプリント1がプリンタ部Bによってプリントアウトされる(図7のS1)。なお、プリント中の表示は図8(b)に示すようになる。その際、CPU214は、テストプリント1を形成するための記録材6の有無を判断し、無い場合は図8(b)に示すような警告を表示部218に表示する。
テストプリント1を形成する際のコントラスト電位は、環境に応じた標準状態のものを初期値として登録し、これを用いる。また、画像形成装置は、複数の記録材カセット、例えばB4,A3,A4,B5などサイズの記録材6をそれぞれ個別に収納する記録材カセットを備えていて、これらから所望のサイズの記録材6を選択することができるようになっている。ただし、本実施の形態では、この制御で使用する記録材6は、後の読取作業で、縦置き、横置きを間違えるエラーを避けるために、いわゆるラージサイズ紙、すなわち、B4,A3,11×17,LGR等を使用するように設定されている。
図11に示すテストパターン1には、Y,M,C,Bkの4色分の中間階調濃度による、帯状のパターン61が含まれる。このパターン61を目視検査することで、筋状の異常画像、濃度むら、色むらがないことを確認する。パッチパターン62、図12に示す階調パターン71,72のサイズは、CCDセンサ105のスラスト方向の読取範囲に入るように設定されている。
目視検査で、もし異常が認められた場合は、再度、テストプリント1をプリントし、再度、異常が認められる場合はサービスマンコール、つまりサービスマンを呼んでメンテナンスを行う必要がある。なお、帯パターン61を、リーダ部Aで読み取り、スラスト方向の濃度情報に基づき以後の制御を行うか否かの判断を自動的に下すことも可能である。
一方、パッチパターン62は、Y,M,C,Bkの各色の最大濃度パッチ、つまり濃度信号値255に相当するパッチパターンである。
次に、オペレータは、テストプリント1を原稿台ガラス102に、図13に示すように載置して、図9(a)に示す「読み込み」ボタン91を押す。その際、図9(a)に示すように、オペレータ用の操作ガイダンスが表示器218に表示される。
図13は原稿台102を上部から見た図であり、同図中の左上の楔型のマークTが原稿当接用のマークである。帯パターン61の角P1が当接マークT側に配置されるように、かつ、プリントの表裏を間違えないように、表示器218には操作ガイダンスのメッセージが表示される。つまり、操作ガイダンスには、テストプリント1の配置エラーによる誤った制御を防ぐ目的がある。
パッチパターン62を読み取る際は、当接マークTから徐々に走査すると、最初の濃度ギャップ点G1が帯状パターン61の角P1で得られる。濃度ギャップ点G1の座標からパッチパターン62の各パッチの相対位置を割り出し、パッチパターン62の濃度を読み取る(図7のS2)。なお、テストプリント1の読取中は、図9(b)に示すような表示を行い、テストプリント1の向きや位置が不正で、読取不能の場合は図9(c)に示すようなメッセージを表示し、オペレータにテストプリント1の配置を修正させて「読み込み」ボタン91を押させることで、再びテストプリント1を読み取る。
パッチパターン62から得られたRGB値を、光学濃度に換算するためには次式(2)を用いる。市販の濃度計と同じ値にするために補正係数kで調整する。また、別途LUTを用意して、RGBの輝度情報をMCYBkの濃度情報に変換してもよい。
M =−km×log10(G/255)
C =−kc×log10(R/255)
Y =−ky×log10(B/255)
Bk=−kk×log10(G/255)……(2)
次に、得られた濃度情報から最大濃度を補正する方法を説明する。図15は感光ドラム4の相対ドラム表面電位と、上述の演算によって得られる画像濃度との関係を示す図である。
テストプリント1をプリントした際のコントラスト電位(現像バイアス電位と、感光ドラム4が一次帯電された後に最大の信号値(8ビットならば255)で変調されたレーザ光により感光された感光ドラム4の表面電位との差)が図15に示すAで、パッチパターン62から得られた濃度がDである。
最大濃度領域では、相対ドラム表面電位に対する画像濃度が、図15に実線Lに示すように、リニアに対応することがほとんどである。ただし、二成分現像系では、現像器3内のトナー濃度が変動して下がった場合、図15に破線Nで示すように、最大濃度領域で相対ドラム表面電位に対する画像濃度がノンリニアになる場合がある。したがって、図15の例では、最終的な最大濃度の目標値を1.6するが、0.1のマージンを見込んで、最大濃度の制御目標値を1.7に設定して、制御量を決定する。ここでのコントラスト電位Bは、次式から求める。
B=(A+Ka)×1.7/DA……(3)
(3)式においてKaは補正係数で、現像方式の種類によって、その値を最適化するのが好ましい。
電子写真方式のコントラスト電位は、環境に応じて設定しないと原画像と出力画像の濃度が合わず、先に説明した画像形成装置内の水分量をモニタする環境センサ33の出力(つまり絶対水分量)に基づき、図16に示すように、最大濃度に対応するコントラスト電位を設定する。
したがって、コントラスト電位を補正するために、次式(4)に示す補正係数Vcont.ratelをバックアップされたRAMなどに保存しておく。
Vcont.ratel=B/A……(4)
画像形成装置は、例えば30分毎に、環境センサ33により、環境の水分量をモニタする。そして、水分量の検知結果に基づき、Aの値を決定する度にA×Vcont.ratelを算出して、コントラスト電位を求める。
次に、コントラスト電位から、グリッド電位及び現像バイアス電位を求める方法を簡単に説明する。図17はグリッド電位と感光ドラム4の表面電位との関係を示す図である。
グリッド電位を−200Vにセットして、最小の信号値で変調したレーザ光で感光された感光ドラム4の表面電位V、及び最大の信号値で変調したレーザ光で感光された感光ドラム4の表面電位Vを表面電位センサ12で測定する。同様に、グリッド電位を−400VにしたときのV及びVを測定する。そして、−200Vのデータと−400Vのデータとを、補間、外挿することで、グリッド電位と表面電位との関係を求める。なお、この電位データを求めるための制御を電位測定制御と呼ぶ。
次に、Vから、画像にトナーかぶりが発生しないように設定されたVbg(例えば100V)の差を設けて現像バイアスVDCを設定する。コントラスト電位Vcontは、現像バイアスVDCとVの差分電圧で、Vcontが大きいほど最大濃度が大きくなるのは上述したとおりである。
計算で求めたコントラスト電位Bを得るためのグリッド電位及び現像バイアスは、図17に示す関係から求めることができる。したがって、CPU28は、最大濃度が最終的な目標値より0.1高くなるようにコントラスト電位を求め、そのコントラスト電位が得られるようにグリッド電位及び現像バイアス電位を決定する(図7のS3)。
次に、決定されたコントラスト電位が制御範囲内か否かを判断して(S4)、範囲外の場合は、現像器3などに異常があるものと判断し、対応する色の現像器3がチェックされるようにエラーフラグを立てる。このエラーフラグの状態は、サービスマンが所定のサービスモードで見ることができる。さらに、異常時は、制御範囲内ぎりぎりにコントラスト電位を修正して制御を継続する(S5)。
このようにして設定されたコントラスト電位が得られるるように、CPU28は、グリッド電位及び現像バイアスを制御する(S6)。
図28は、制御後の濃度変換特性を示す図である。本実施の形態では、最大濃度を最終目標値よりも高めに設定する制御により、第III 象限のプリンタ特性は実線Jのようになる。仮に、このような制御を行わない場合は、破線Hで示すような、最大濃度が1.6に達しないプリンタ特性になる可能性がある。プリンタ特性が破線Hの場合は、LUT25によって最大濃度を上げることはできないので、LUT25をどのように設定しても濃度Dと1.6との間の濃度領域は再現不可能である。実線Jで示すように、最大濃度をわずかに超えるプリンタ特性であれば、LUT25の補正により、第IV象限のトータル階調特性に示されるように、濃度再現域が保証される。
次に、図10(a)に示すように、表示器218にテストプリント2のプリントスタートボタンである「テストプリント2」ボタン150が現れる。オペレータが「テストプリント2」ボタン150を押すと、図12に示すテストプリント2がプリントアウトされる(S7)。なお、プリント中の表示は図10(b)に示すようになる。
テストプリント2は、図12に示すように、Y,M,C,Bkの各色について、4×16(64階調分)パッチのグラデーションパッチ群によって構成される。この64階調は、全256階調のうち、低濃度領域に重点的に割り当て、高濃度領域は間引く。これは、とくにハイライト部における階調特性を良好に調整するためである。
図12において、パッチパターン71は解像度200lpi(ライン/インチ)のパッチ群、パッチパターン72は解像度400lpiのパッチ群である。各解像度の画像形成は、パルス幅変調回路26a(図5参照)において処理対象の画像信号との比較に用いる三角波などの信号の周期を複数用意することで実現される。
なお、本実施の形態の画像形成装置は、上述した黒文字判定部の出力信号に基づき、写真画像などの階調画像を200lpiで、また文字や線画などを400lpiで形成する。この2種類の解像度で同一の階調レベルのパターンを出力してもよいが、解像度の違いが階調特性に大きく影響する場合は、解像度に応じた階調レベルのパターンを出力することが好ましい。
なお、テストプリント2は、LUT25を作用させず、パターンジェネレータ29から発生される画像信号に基づきプリントされる。
図14は、テストプリント2が載置された原稿台ガラス102を上方から見た図である。Bkのパッチパターンが、当接マークT側になるように、かつ、表裏を間違えないように、表示部218にメッセージを表示して(図10(c)参照)、テストプリント2の配置エラーによる制御エラーを防ぐ。
パッチパターン71,72を読み取る際は、当接マークTから徐々に走査すると、最初の濃度ギャップ点G2がパッチパターン72の角P2(図12,図14参照)で得られる。濃度ギャップ点G2の座標からパッチパターン71,72の各パッチの相対位置を割り出し、パッチパターン71,72の濃度を読み取る(図7のS8)。なお、テストプリント2の読取中は図10(d)に示すような表示を行う。
1つのパッチ(例えば図12に示すパッチ73)の読取値は、図18に示すように、パッチ73の内部に16点をとり、16点を読んで得られた値の平均にする。なお、読取点の数は読取装置及び画像形成装置によって最適化するのが好ましい。
図19は、各パッチから得られたRGB信号を、先に示した光学濃度への変換方法により濃度値に変換した出力濃度とレーザ出力レベル(画像信号の値)との関係を示す図である。そして、図19の右側の縦軸に示すように、記録材6の下地濃度(例えば0.08)を0レベルとし、最大濃度の目標値1.60を255レベルに正規化する。
もし、読み取られたパッチの濃度が、図19にC点で示すように、特異的に高かったり、D点に示すように、特異的に低かったりする場合は、原稿台ガラス102上の汚れやテストパターンの不良が考えられる。その場合、データ列の連続性を保つため、データ列の傾きにリミッタをかけて補正する。例えば、データ列の傾きが3を超える場合は傾きを3に固定し、傾きがマイナスになるデータは、1つ低濃度のパッチと同じ値にする。
LUT25には、図19に示される特性とは逆の変換特性を設定すればよい(図7のS9)。つまり、濃度レベル(図19の縦軸)を入力レベル(図6の濃度信号)に、レーザ出力レベル(図19の横軸)を出力レベル(図6のレーザ出力信号)にすればよい。パッチに対応しないレベルについては補間演算により値を求める。その際、零の入力レベルに対しては零の出力レベルになるように条件を設ける。
以上で、第1の制御系によるコントラスト電位の制御及びγLUT補正テーブルの作成が完了し、表示器218は図10(e)に示すような表示になる。
[階調性の補足制御]
次に、上述の第1の制御系による制御後の階調性の補正について説明する。
本実施の形態の画像形成装置は、先のコントラスト電位制御により、環境変動に対する最大濃度の補正を行うが、さらに、階調性の補正(「階調性の補足制御」と呼ぶ)を行う。
第1の制御系が無効にされた状態で環境変化が生じた場合などを考慮して、ROM30には、図20に示すように、環境(例えば水分量1g/m,7.5g/m,15g/m)に応じたLUT25のテーブルデータが格納されている。
そして、第1の制御系による制御を行い、その結果、得られたLUT25のテーブルデータ(「LUT」と呼ぶ)、及びその際の水分量をRAM30のバッテリバックアップされた領域などに保存しておく。なお、RAM30に保存された水分量に対応するROM30のテーブルデータをLUTと呼ぶ。
以降、環境が変化する度に、その時点の水分量に対応するROM30のテーブルデータ(「LUT」と呼ぶ)を取得し、LUT及びLUTを用いて、次式のようにLUTを補正する。すなわち、水分量の変化に相当するLUTとLUTとの差分を、LUTに加えることで、第1の制御系による制御を行わずに、適切なLUT25のテーブルデータLUTpresentを次式(5)から求めることができる。
LUTpresent=LUT+(LUT−LUT)…(5)
このような補足制御により、画像形成装置の入出力特性はリニアに補正され、その結果、画像形成装置毎の濃度階調特性ばらつきが抑制され、標準状態の設定が容易にできる。
このような補足制御を画像形成装置のユーザに解放することで、画像形成装置の階調特性が悪くなったと判断された時点で、必要に応じて階調制御を行うことができ、リーダ/プリンタの双方を含む系の階調特性を容易に補正することができる。
さらに、上述したような環境変動に対する補正をも適切に行うことができる。
もちろん、サービスマンは第1の制御系の有効/無効を切り替えることができるので、画像形成装置のメンテナンス時には、第1の制御系を無効にして画像形成装置の状態を容易かつ短時間に判断することができる。なお、第1の制御系を無効にした場合、その機種の標準的なコントラスト電位及びLUT25のテーブルデータが、ROM30から読み出され、CPU28やLUT25へセットされる。したがって、メンテナンス時には、標準の状態からの特性のずれが明白になり、最適なメンテナンスを効率よく行うことができる。
[第2の制御系]
次に、通常の画像形成中に行われる画像制御である、プリンタ部B単独の画像再現特性の安定化に関する第2の制御系を説明する。
第2の制御系は、感光ドラム4上に形成されたパッチの濃度を検出して、LUT25を補正することで画像再現性を安定化させるものである。
図21は上述のフォトセンサ40の出力信号を処理する回路構成例を示すブロック図である。フォトセンサ40に入力される感光ドラム4からの反射光(近赤外光)は、電気信号に変換される。0〜5Vの電気信号は、A/D変換回路41により、8ビットのデジタル信号に変換され、濃度換算回路42によりテーブル42aに基づいて濃度情報に変換される。
なお、本実施の形態で使用するトナーは、イエロー,マゼンタ,シアンの色トナーで、スチレン系共重合樹脂をバインダとして、各色の色材を分散させたものである。また、感光ドラム4は近赤外光(960nm)の反射率が約40%のOPCドラムであるが、反射率が同程度であればアモルファスシリコン系の感光ドラムなどであってもよい。また、フォトセンサ40は、感光ドラム4からの正反射光のみを検出するように構成されている。
図22は、感光ドラム4上に形成したパッチの濃度を、各色の面積階調により段階的に変えたときの、フォトセンサ40の出力と出力画像の濃度との関係を示す図である。なお、トナーが感光ドラム4に付着していない状態のフォトセンサ40の出力を5V、つまり255レベルに設定する。図22に示されるように、各トナーによる面積被覆率が大きくなり、画像濃度が大きくなるに従いフォトセンサ40の出力が小さくなる。
これらの特性から、各色専用の、センサ出力から濃度信号に変換するテーブル42a(図21参照)を用意することで、各色とも精度よく濃度を読み取ることができる。
第2の制御系は、第1の制御系により達成される色再現性の安定を維持することが目的であり、第1の制御系による制御の終了直後の状態を目標値に設定する。図23は目標値設定処理の一例を示すフローチャートである。
第1の制御系による制御が終了すると(S11)、Y,M,C,Bkの各色パッチを感光ドラム4上に形成して、その反射光をフォトセンサ40により読み取り、濃度情報に変換する(S12)。そして、第2の制御系の目標値を設定する(S13)。
なお、パッチを形成する際のレーザ出力として、各色とも128レベルの濃度信号を用いる。その際、LUT25のテーブルデータ及びコントラスト電位として、第1の制御系で得られたものを用いることは言うまでもない。
図24は、感光ドラム4上にパッチを形成するシーケンスを示す図である。
本実施の形態では比較的口径(直径)が大きい感光ドラムを使用し、正確かつ効率よく短時間に濃度情報を得るために、感光ドラム4の偏心を考慮して、感光ドラム4の中心に対して点対称になる位置に同一色のパッチを形成し、それらパッチを測定して得られる複数の値を平均して、濃度情報を求める。また、感光ドラム4の1周当り2色分のパッチを形成し、図24に示すように、感光ドラム4を2周させて4色分の濃度情報を得る。そして、画像濃度128に対応する濃度情報を第2の制御系の目標値としてRAM32などに保存する。この目標値は、第1の制御系による制御が行われる度に更新される。
第2の制御系は、通常の画像形成中に非画像領域にパッチを形成し、その濃度を検出して、第1の制御系で得られたLUT25のテーブルデータを随時補正する制御である。転写ドラム5に巻き付けられる記録材6の隙間部分に対応する、感光ドラム4上の領域が非画像領域になるので、その領域にパッチを形成する。図25は通常の画像形成中に感光ドラム4上の非画像領域にパッチを形成するシーケンスを示す図であり、A4サイズのフルカラー画像を連続出力する場合の例である。
パッチを形成する際のレーザ出力は、目標値の設定時と同等であることが重要であり、各色とも128レベルの濃度信号を用いる。その際、LUT25のテーブルデータ及びコントラスト電位は、その時点における通常の画像形成時と同等にする。すなわち、γLUT補正テーブルとして、第1の制御系で得られたLUT25のテーブルデータを、前回までの第2の制御系の制御によって補正した結果を用いる。
128レベルの濃度信号は、濃度1.6を255に正規化した濃度スケールのLUT25によってパッチの濃度が128になるように補正されるが、プリンタ部Bの画像特性は不安定であり、常に変化を起こす可能性がある。そのため、測定結果の濃度が128になるわけではない。この濃度信号と測定結果とのずれΔDに基づき、第2の制御系では、第1の制御系で作成されたLUT25のテーブルデータを補正する。
図26は、128レベルの濃度信号に対してパッチの濃度のずれがΔDxの場合の、一般的な、濃度信号のγLUT補正テーブルを示す図である。このようなγLUT補正テーブルをあらかじめROM30などに格納しておき、第2の制御系による制御時に、ΔDxがΔDになるようにγLUT補正テーブルを規格化し、規格化されたγLUT補正テーブルの特性を打ち消すテーブルデータを、LUT25のテーブルデータに加えることでLUT25を補正する。
LUT25を書き換える(補正する)タイミングは各色ごとに異なり、書き換え準備ができた段階で、その色のレーザ光走査(感光)が行われていない期間のTOP信号に基づき書き換えを行う。
ΔDは、第2の制御系により、前回、LUT25を用いて形成したパッチから得られる目標値と、今回、LUT25を用いて形成したパッチから得られる濃度とのずれである。しかし、パッチの形成は、毎回、前回の第2の制御系で補正されたLUT25を用いるため、読み取られたパッチの濃度と目標値とのずれΔDnは、ΔDとは異なる。そこでΔDnの積算値をΔDとして保存する。
本発明の特徴は、通常、画像形成は、直近の補正(最近の制御)で作成したγLUT補正テーブルを用いて行うが、画像形成装置の電源投入後の最初の画像形成時は、直近の補正で作成したγLUT補正テーブルではなく、前回の電源投入時から電源切断時までに行われた複数回の補正(制御)のうちの、最初の補正で作成したγLUT補正テーブルを用いることにある。これは、電源投入時は、画像形成装置がしばらく放置された後の状態であることが多く、直近の補正でγLUT補正テーブルを作成したときの画像特性とは大きく異なっていることが多く、むしろ前回の電源投入時の画像特性に近いことが分かっている。これは放置が、現像剤や感光体に与える影響の再現性が高いからであり、常に規則的な使われ方をする設置環境ほどこの傾向が強い。
したがって、前回の電源投入後に最初に作成したγLUT補正テーブルを電源投入時のγLUT補正テーブルとして保存しておき、次回の電源投入後の最初の画像形成に用いることで、電源投入後1枚目から濃度や色味を安定させることができる。
図27はγLUT補正テーブルを作成する処理を示すフローチャートであり、通常の画像形成の開始に伴い開始される。
まず、電源投入後からの最初の画像形成かを判断し(S21)、電源投入後からの最初の画像形成の場合はγLUT補正テーブルを電源投入時のγLUT補正テーブルに置き換える(S22)。電源投入後からの最初の画像形成でなければ前回の電源投入から電源切断までに行った直近の第2の制御系により得られたγLUT補正テーブルをそのままγLUT補正テーブルとして用いる。このように決めたγLUT補正テーブルによりLUT25のテーブルデータを補正し(S23)、補正結果のテーブルデータをLUT25に設定し(S24)、LUT25を使用して画像を出力する(S25)。その際、感光ドラム4にパッチを形成してパッチの濃度を読み取る(S26)。そして、ΔDnを算出し(S27)、積算値ΔD=ΔD+ΔDnを得て(S28)、γLUT補正テーブルを作成する(S29)。その後、プリントジョブを継続するか否かを判定し(S30)、ジョブが継続する場合は処理をステップS23へ戻し、ジョブが終了する場合は処理を終了する。
第2の制御系は、通常の画像形成中に非画像領域にパッチを形成可能な場合は常に起動される。つまりA4サイズのフルカラー画像を連続出力する場合は画像2枚を出力する毎に各色で1度、1枚だけ出力する場合は各色1枚毎にLUT25が補正される。
一方、第1の制御系には人間の作業が伴う。そのため、第1の制御系による制御が頻繁に行われるとは想定し難い。そこで、画像形成装置の設置時にサービスマンが第1の制御系による制御を実行し、出力画像に問題が生じなければ、第2の制御系による制御によってある期間は階調特性を維持し、徐々に階調特性が変化した場合は第1の制御系によるキャリブレーション(制御)を行うようにすることができる。このように階調制御を分担すれば、その結果、画像形成装置が寿命に達するまで、その階調特性を適正に維持することができる。
また、電源投入時に時間をかけて制御を行うことなく、電源投入後1枚目から安定した画像を出力することができる。
<実施の形態2>
以下、本発明にかかる実施の形態2の画像形成装置を説明する。なお、本実施の形態において、実施の形態1とほぼ同様の構成については、同一符号を付して、その詳細説明を省略するものとする。
本実施の形態においては、上述の実施の形態1では、電源投入後の最初の画像形成時は、第2の制御系による制御において、前回電源投入時後に最初に作成したγLUT補正テーブルを用いるとしたが、前回電源投入時後に最初に作成したγLUT補正テーブルではなく、前回電源投入時後から所定出力枚数又は所定時間中に作成されたγLUT補正テーブルを用いる場合について説明する。
実施の形態1で述べたように、放置後の電源投入時の画像特性に最も適当なγLUT補正テーブルは、前回電源投入時後に最初に作成したγLUT補正テーブルであるが、最初に作成したγLUT補正テーブルに限定する必要はなく、電源投入後から所定期間の間であれば、ほぼ同様な状態でγLUT補正テーブルを作成しており、このγLUT補正テーブルを用いても安定化制御を達成することができる。何らかの制約により前回電源投入時後に最初に作成したγLUT補正テーブルを使用できない場合は、本実施の形態で説明する電源投入後から所定期間の間に作成したγLUT補正テーブルを用いればよい。
本発明は、放置による画像形成条件の変化を抑えるものであるため、放置状態の影響が残っている間で作成したγLUT補正テーブルを使用するのであれば、前回作成したγLUT補正テーブルを使用するよりも安定化を達成できる。上述の所定期間とは放置状態の影響を受けている期間であり、例えば、画像形成装置内の雰囲気又は感光ドラム4、現像器3、レーザ発信装置、レーザスキャナの温度が、通常使用中の定常状態になるまでの間である。または、現像器3内の現像剤が一様に攪拌されるまでの期間として、現像器3内の現像剤が1周送られるのに必要な間とすることもできる。これらの期間は、各画像形成装置の特性に合わせて決めることが重要であり、出力枚数や使用時間などを基準に設定すればよい。
また、画像形成装置が電源を切断されていた時間を検知し、放置されていた時間が短く、放置の影響がないと判断すれば、電源投入時に設定するγLUT補正テーブルは、前回作成したγLUT補正テーブルとする制御を入れることもでき、より精度を向上させることができる。
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、また1つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(又は記録媒体)を、システムあるいは画像形成装置に供給し、そのシステムあるいは画像形成装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上述の記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
なお、上述した各実施の形態では、静電潜像やトナー像を坦持する像担持体として感光ドラムを例として挙げたが、その表面に感光層を有するベルト状の像坦持体である感光ベルトにも、本発明を適用可能である。また、トナー像を記録材6やフィルムのような記録媒体へ転写するために、一旦、感光ドラムからトナー像が転写される中間転写体(例えば、中間転写ベルト,中間転写ドラム)を有する画像形成装置にも、本発明は適用可能である。これらの画像形成装置では、第2の制御系の入力情報である濃度情報は、感光ベルトや中間転写体上に形成されたパッチから取得すればよい。
以上の説明では、本発明を4色フルカラーの電子写真方式の画像形成装置に適用する場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、単色(白黒)の電子写真方式の画像形成装置、電子写真方式以外(例えば静電記録方式)の単色及び4色フルカラーの画像形成装置等に上述と同様に適用することが可能であり、適用した場合には、同様の効果を奏することができる。
本発明に係る画像形成装置の一例の構成を模式的に示す縦断面図である。 リーダ画像処理部における画像信号の流れを示すブロック図である。 画像処理部における各信号のタイミングチャートである。 プリンタ部の構成例を示すブロック図である。 階調画像を得るための画像処理部の構成例を示すブロック図である。 階調が再現されるようすを示す4限チャートである。 キャリブレーションの一例を示すフローチャート。 テストプリント1についての、表示器の表示例を示す図である。 読み込みについての、表示器の表示例を示す図。 テストプリント1についての、表示器の表示例を示す図である。 テストプリント1の例を示す図である。 テストプリント2の例を示す図である。 テストプリント1を原稿台ガラスに載置した状態を示す図である。 テストプリント2を原稿台ガラスに載置した状態を示す図である。 感光ドラムの相対ドラム表面電位と画像濃度との関係を示す図である。 絶対水分量とコントラスト電位との関係を示す図である。 グリッド電位と表面電位との関係を示す図である。 パッチの濃度読取点を説明する図である。 テストプリント2から読み取られた濃度とレーザ出力レベルとの関係を示す図である。 水分量に応じたLUTを説明する図である。 フォトセンサの出力信号を処理する回路構成例を示すブロック図である。 パッチの濃度を段階的に変えた時のフォトセンサの出力と出力画像の濃度との関係を示す図である。 目標値設定処理の一例を示すフローチャートである。 感光ドラム上にパッチを形成するシーケンスを示す図である。 通常の画像形成中に感光ドラム上の非画像領域にパッチを形成するシーケンスを示す図である。 γLUT補正テーブルを示す図である。 γLUT補正テーブルを作成する処理を示すフローチャートである。 制御後の濃度変換特性を示す図である。
符号の説明
3 現像器
4 像担持体(感光ドラム)
6 記録媒体(記録材)
108 制御手段(画像処理部)
109 制御手段(プリンタ制御部)
110 露光装置(レーザ光源)

Claims (18)

  1. 画像データに基づいて像担持体上に画像を形成し、前記画像を記録媒体に転写して定着する画像形成装置における濃度制御方法において、
    前記像担持体上に形成された画像の画像特性を検出する検出手段と、
    画像特性を検出するための画像パターンを前記像担持体上に形成するとともに前記検出手段によって検出される前記画像パターンの画像特性に基づいて画像形成条件を補正する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、画像形成装置の今回の電源投入時に設定する前記画像形成条件を、前回の電源投入時から電源切断時までに行われた複数回の補正のうちの、最初の補正の補正結果に基づいて設定する、
    ことを特徴とする濃度制御方法。
  2. 画像データに基づいて像担持体上に画像を形成し、前記画像を記録媒体に転写して定着する画像形成装置における濃度制御方法において、
    前記像担持体上に形成された画像の画像特性を検出する検出手段と、
    画像特性を検出するための画像パターンを画像形成動作中毎又は画像形成動作終了毎に前記像担持体上に形成するとともに前記検出手段によって検出される前記画像パターンの画像特性に基づいて画像形成条件を補正する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、画像形成装置の今回の電源投入時に設定する前記画像形成条件を、前回の電源投入時から電源切断時までに行われた複数回の補正のうちの、最初の補正の補正結果に基づいて設定する、
    ことを特徴とする濃度制御方法。
  3. 画像データに基づいて像担持体上に画像を形成し、前記画像を記録媒体に転写して定着する画像形成装置における濃度制御方法において、
    前記像担持体上に形成された画像の画像特性を検出する検出手段と、
    画像特性を検出するための画像パターンを画像形成装置の電源投入後の最初の画像形成動作中又は画像形成動作終了時に形成するとともに前記検出手段によって検出される前記画像パターンの画像特性に基づいて画像形成条件を補正し、その後も特定のタイミングで前記画像形成条件の補正を行う制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、画像形成装置の今回の電源投入時に設定する前記画像形成条件を、前回の電源投入時から電源切断時までに行われた複数回の補正のうちの、最初の補正の補正結果に基づいて設定する、
    ことを特徴とする濃度制御方法。
  4. 画像データに基づいて像担持体上に画像を形成し、前記画像を記録媒体に転写して定着する画像形成装置における濃度制御方法において、
    前記像担持体上に形成された画像の画像特性を検出する検出手段と、
    画像特性を検出するための画像パターンを前記像担持体上に形成するとともに前記検出手段によって検出される前記画像パターンの画像特性に基づいて画像形成条件を補正する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、画像形成装置の今回の電源投入時に設定する前記画像形成条件を、前回の電源投入時から電源切断時までに行われた複数回の補正のうちの、前記前回の電源投入時から所定出力枚数以内又は所定時間内に行われた補正の補正結果に基づいて設定する、
    ことを特徴とする濃度制御方法。
  5. 画像データに基づいて像担持体上に画像を形成し、前記画像を記録媒体に転写して定着する画像形成装置における濃度制御方法において、
    前記像担持体上に形成された画像の画像特性を検出する検出手段と、
    画像特性を検出するための画像パターンを画像形成動作中毎又は画像形成動作終了毎に前記像担持体上に形成するとともに前記検出手段によって検出される前記画像パターンの画像特性に基づいて画像形成条件を補正する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、画像形成装置の今回の電源投入時に設定する前記画像形成条件を、前回の電源投入時から電源切断時までに行われた複数回の補正のうちの、前記前回の電源投入時から所定出力枚数以内又は所定時間内に行われた補正の補正結果に基づいて設定する、
    ことを特徴とする濃度制御方法。
  6. 画像データに基づいて像担持体上に画像を形成し、前記画像を記録媒体に転写して定着する画像形成装置における濃度制御方法において、
    前記像担持体上に形成された画像の画像特性を検出する検出手段と、
    画像特性を検出するための画像パターンを画像形成装置の電源投入後の最初の画像形成動作中又は画像形成動作終了時に形成するとともに前記検出手段によって検出される前記画像パターンの画像特性に基づいて画像形成条件を補正し、その後も特定のタイミングで前記画像形成条件の補正を行う制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、画像形成装置の今回の電源投入時に設定する前記画像形成条件を、前回の電源投入時から電源切断時までに行われた複数回の補正のうちの、前記前回の電源投入時から所定出力枚数以内又は所定時間内に行われた補正の補正結果に基づいて設定する、
    ことを特徴とする濃度制御方法。
  7. 画像データに基づいて像担持体上に画像を形成し、前記画像を記録媒体に転写して定着する画像形成装置における濃度制御方法において、
    前記像担持体上に形成された画像の画像特性を検出する検出手段と、
    画像特性を検出するための画像パターンを前記像担持体上に形成するとともに前記検出手段によって検出される前記画像パターンの画像特性に基づいて画像形成条件を補正する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、画像形成装置の今回の電源投入時に設定する前記画像形成条件を、前回の電源投入時から電源切断時までに行われた複数回の補正のうちの、最初の補正の補正結果に基づいて設定するか、前記前回の電源投入時から所定出力枚数以内又は所定時間内に行われた補正の補正結果に基づいて設定するかの判断を、前記画像形成装置の電源切断時間に基づいて行う、
    ことを特徴とする濃度制御方法。
  8. 画像データに基づいて像担持体上に画像を形成し、前記画像を記録媒体に転写して定着する画像形成装置における濃度制御方法において、
    前記像担持体上に形成された画像の画像特性を検出する検出手段と、
    画像特性を検出するための画像パターンを画像形成動作中毎又は画像形成動作終了毎に前記像担持体上に形成するとともに前記検出手段によって検出される前記画像パターンの画像特性に基づいて画像形成条件を補正する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、画像形成装置の今回の電源投入時に設定する前記画像形成条件を、前回の電源投入時から電源切断時までに行われた複数回の補正のうちの、最初の補正の補正結果に基づいて設定するか、前記前回の電源投入時から所定出力枚数以内又は所定時間内に行われた補正の補正結果に基づいて設定するかの判断を、前記画像形成装置の電源切断時間に基づいて行う、
    ことを特徴とする濃度制御方法。
  9. 画像データに基づいて像担持体上に画像を形成し、前記画像を記録媒体に転写して定着する画像形成装置における濃度制御方法において、
    前記像担持体上に形成された画像の画像特性を検出する検出手段と、
    画像特性を検出するための画像パターンを画像形成装置の電源投入後の最初の画像形成動作中又は画像形成動作終了時に形成するとともに前記検出手段によって検出される前記画像パターンの画像特性に基づいて画像形成条件を補正し、その後も特定のタイミングで前記画像形成条件の補正を行う制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、画像形成装置の今回の電源投入時に設定する前記画像形成条件を、前回の電源投入時から電源切断時までに行われた複数回の補正のうちの、最初の補正の補正結果に基づいて設定するか、前記前回の電源投入時から所定出力枚数以内又は所定時間内に行われた補正の補正結果に基づいて設定するかの判断を、前記画像形成装置の電源切断時間に基づいて行う、
    ことを特徴とする濃度制御方法。
  10. 前記所定出力枚数以内又は前記所定時間内とは、前記画像形成装置内の雰囲気、前記像担持体、帯電後の前記像担持体表面を露光して静電潜像を形成する露光装置、前記静電潜像を現像する現像器、のうちのいずれかの温度が定常状態になるまでの間である、
    ことを特徴とする請求項4ないし9のいずれか1項に記載の濃度制御方法。
  11. 前記所定出力枚数以内又は前記所定時間内とは、前記像担持体に対して現像を行う現像器内の現像剤が1周送られるのに必要な間である、
    ことを特徴とする請求項4ないし9のいずれか1項に記載の濃度制御方法。
  12. 前記画像形成条件が、前記画像データの濃度補正特性である、
    ことを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の濃度制御方法。
  13. 前記濃度補正特性は、前記記録媒体に定着された画像パターンの画像特性を検出し、検出された画像パターンの画像特性に基づいて作成したものであり、
    前記濃度補正特性を、前記像担持体上に形成されて前記検出手段によって検出される前記画像パターンの画像特性に基づいて補正する、
    ことを特徴とする請求項12に記載の濃度制御方法。
  14. 前記画像形成条件が、前記像担持体の帯電電位である、
    ことを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載の濃度制御方法。
  15. 前記画像形成条件が、前記像担持体の現像バイアスである、
    ことを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1項に記載の濃度制御方法。
  16. 前記画像形成条件が、前記画像形成装置の色ずれ補正値である、
    ことを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1項に記載の濃度制御方法。
  17. 前記像担持体上に順次、複数色の画像を形成する現像器を有し、
    前記画像パターンは、各色毎に形成される、
    ことを特徴とする請求項1ないし16のいずれか1項に記載の濃度制御方法。
  18. 画像データに基づいて像担持体上に画像を形成し、前記画像を記録媒体に転写して定着する画像形成装置において、
    前記像担持体上に形成された画像の画像特性を検出する検出手段と、
    画像特性を検出するための画像パターンを前記像担持体上に形成するとともに前記検出手段によって検出される前記画像パターンの画像特性に基づいて画像形成条件を補正する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、請求項1ないし17のいずれか記載の濃度制御方法によって濃度制御を行う、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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