JP2017151170A - 画像形成装置、画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像濃度特性の安定性を維持する画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、感光ドラム4に画像を形成し、この画像を記録材に転写することで、記録材に画像を形成する。画像形成装置は、記録材に形成された画像の第1測定用画像を測定するリーダ部A及び感光ドラム4に形成された第2測定用画像を測定するフォトセンサ40を備える。プリンタ制御部109は、リーダ部Aの測定結果に基づいて第1変換条件を生成する。プリンタ制御部109は、フォトセンサ40の測定結果を第2変換条件に基づいて変換し、変換した測定結果に基づいて第1変換条件を補正する。プリンタ制御部109は、リーダ部Aによる第1測定用画像の測定結果と、フォトセンサ40による第1測定用画像の測定結果と、に基づいて第2変換条件を生成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置に関する。
画像形成装置は、例えば起動時のウォームアップ終了後に、画像品質の改善のための処理を行う。例えば画像形成装置は、階調パターン等の特定パターンを紙等の記録材上に形成し、これをスキャナ等の画像読取装置により読み取る。画像形成装置は、読み取った特定パターンに基づく情報を、γ補正値等の画像形成条件にフィードバックする。
画像形成装置は、高精度の画像濃度特性を長期間にわたり安定して維持する必要がある。この場合、画像形成装置は、記録材に形成した階調パターンを読み取り、読み取った階調パターンに基づく情報により、γ補正テーブルを作成する。画像形成装置は、作成したγ補正テーブルを用いて感光体に形成した階調パターンの濃度を記憶しておき、所定のタイミングで感光体に形成される画像の濃度と記憶した濃度との関係に応じて、γ補正テーブルを調整する(特許文献1)。
特開2000−238341号公報
しかしながら、感光体等の像担持体に形成される階調パターン等の特定パターンの検出濃度と、記録材に形成される特定パターンの画像濃度とは一致しない。そのために、記録材上に形成した特定パターンに基づいてγ補正テーブルを作成した後に、像担持体上に再度、同じ特定パターンを形成して特定パターンの目標濃度とする必要があり、処理に時間がかかってしまう。これは、画像形成処理の効率の低下の原因となる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、画像濃度特性の安定性を維持するための処理を効率化した画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、画像データを第1変換条件に基づいて変換する第1変換手段と、前記第1変換手段により変換された前記画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により形成された前記画像を記録材に転写する転写手段と、前記記録材に転写された前記画像を前記記録材に定着させる定着手段と、前記画像形成手段と前記転写手段と前記定着手段により前記記録材に形成された第1測定用画像を測定する第1測定手段と、前記画像形成手段により形成された第2測定用画像を、前記転写手段により前記第2測定用画像が前記記録材に転写される前に測定し、前記第2測定用画像の測定結果に対応する信号を出力する第2測定手段と、前記第2測定手段から出力された前記信号を第2変換条件に基づいて変換する第2変換手段と、前記画像形成手段と前記転写手段と前記定着手段に、前記第1測定用画像を形成させ、前記第1測定手段に、前記第1測定用画像を測定させ、前記第1測定手段による前記第1測定用画像の測定結果に基づいて、前記第1変換条件を生成する第1生成手段と、前記画像形成手段に、前記第2測定用画像を形成させ、前記第2測定手段に、前記第2測定用画像を測定させ、前記第2変換手段に、前記第2測定手段から出力された前記信号を前記第2変換条件に基づいて変換させ、前記変換された信号に基づいて、前記第1変換条件を補正する補正手段と、前記第1生成手段が、前記画像形成手段に、前記第1測定用画像を形成させた場合に、前記第2測定手段に前記第1測定用画像を測定させ、前記第1測定手段による前記第1測定用画像の測定結果と前記第2測定手段から出力された前記第1測定用画像の測定結果に対応する信号とに基づいて、前記第2変換条件を生成する第2生成手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、記録材に定着される前の測定用画像の測定結果に基づいて記録材に定着された測定用画像の測定結果を高精度に補償するためのキャリブレーションのダウンタイムを抑制できる
画像形成装置の構成図。 リーダ画像処理部の説明図。 プリンタ制御部の説明図。 階調画像の処理説明図。 画像信号が変換される様子を説明する4限チャート図。 プリンタ部のキャリブレーション処理を表すフローチャート。 第1テスト画像の例示図。 第2テスト画像の例示図。 フォトセンサから出力される信号の処理説明図。 フォトセンサの検出値と記録材に形成された画像の濃度との関係の説明図。 濃度変換テーブルの作成方法の説明図。 画像再現特性の長期安定化のための処理を表すフローチャート。 LUTによりレーザ出力信号を決める処理の説明図。 パッチ画像の形成時のタイミングチャート。 同じ画像信号により形成された画像の濃度値の変化量の説明図。 γ補正テーブルの説明図。 γ補正テーブル作成の説明図。 フォトセンサの検出値及び記録材上の画像濃度に影響を与える項目の説明図。
以下、実施の形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本実施形態の画像形成装置の構成図である。画像形成装置は、リーダ部A及びプリンタ部Bを備える。リーダ部Aは、原稿画像を読み取る画像読取装置である。プリンタ部Bは、例えばリーダ部Aが読み取った原稿画像に応じた画像を紙等の記録材6に形成する。
(リーダ部)
リーダ部Aは、原稿101が載置される原稿台102、原稿台102上の原稿101に光を照射する光源103、光学系104、受光部105、及びリーダ画像処理部108を備える。原稿台102上には、つき当て部材107及び基準白色板106が配置される。つき当て部材107は、原稿101を正しい位置に載置するために用いられる。基準白色板106は、受光部105の白レベル決定及びシェーディング補正に用いられる。
光源103は、原稿台102に載置される原稿101を照射する。受光部105は、光源103から照射された光の原稿101による反射光を、光学系104を介して受光する。受光部105は、受光した反射光に基づいてレッド、グリーン、ブルーの各色を表す電気信号である色成分信号を生成し、リーダ画像処理部108に送信する。このような受光部105は、例えばCCD(Charge Coupled Device)センサにより構成される。例えば受光部105は、レッド、グリーン、ブルーの各色に対応して3列に配列されたCCDラインセンサを備え、各CCDラインセンサで受光した反射光に基づいてレッド、グリーン、ブルーの色成分信号を生成する。光源103、光学系104、及び受光部105は一体に構成された読取ユニットであり、図中左右方向に移動可能である。受光部105のCCDラインセンサは、CCDセンサが図1の奥行き方向にならぶ。そのために読取ユニットは、図1の奥行き方向を1ラインとし、移動することで原稿101の全体を1ラインずつ順次読み取って、ライン毎の色成分信号を生成する。
リーダ画像処理部108は、各色の色成分信号に対する画像処理を行い、原稿101の画像を表す画像データを生成する。リーダ画像処理部108は、生成した画像データをプリンタ部Bに送信する。図2は、リーダ画像処理部108の説明図である。
リーダ画像処理部108は、アナログ信号処理部201により受光部105から各色の色成分信号を取得する。アナログ信号処理部201は、取得した各色の色成分信号のゲイン調整、オフセット調整等のアナログ処理を行う。アナログ信号処理部201は、アナログ処理により生成したアナログの画像信号R0、G0、B0を、A(Analog)/D(Digital)コンバータ202に送信する。なお、符号の「R」はレッド、「G」はグリーン、「B」はブルーを表す。また、本実施形態では、画像信号は輝度を表す。A/Dコンバータ202は、アナログ信号処理部201から取得したアナログの画像信号R0、G0、B0を、例えば8ビットのデジタルの画像信号R1、G1、B1に変換する。A/Dコンバータ202は、デジタル変換により生成した画像信号R1、G1、B1をシェーディング補正部203に送信する。シェーディング補正部203は、A/Dコンバータ202から取得した画像信号R1、G1、B1に対して、色毎に、基準白色板106の読取結果を用いた公知のシェーディング補正を行う。シェーディング補正部203は、シェーディング補正により画像信号R2、G2、B2を生成する。
クロック発生部211は、クロック信号CLKを発生する。クロック信号CLKは、シェーディング補正部203の他に、後述のラインディレイ部204、及びライン遅延メモリ207に入力される。また、クロック信号CLKは、アドレスカウンタ212に入力される。アドレスカウンタ212は、クロック信号CLKをカウントし、1ラインの主走査方向のアドレス(主走査アドレス)を生成する。デコーダ213は、アドレスカウンタ212で生成された主走査アドレスをデコードし、シフトパルスやリセットパルス等のライン単位のCCD駆動信号、VE信号、及びライン同期信号HSYNCを生成する。VE信号は、受光部105から取得する色成分信号の1ライン分に相当する有効領域を表す。アドレスカウンタ212は、ライン同期信号HSYNCによりクリアされ、次のラインの主走査アドレスのカウントを開始する。
ラインディレイ部204は、ライン同期信号HSYNCが入力され、画像信号R2、G2、B2に対して副走査方向の空間的ずれを補正して、画像信号R3、G3、B3を生成する。受光部105が備える各色に対応するCCDラインセンサは、所定の間隔で配置される。ラインディレイ部204は、この所定の間隔により生じる副走査方向の空間的ずれを補正する。具体的には、ラインディレイ部204は、画像信号B2を基準にして、画像信号R2、G2を副走査方向にライン遅延させる。
入力マスキング部205は、受光部105のCCDセンサのレッド、グリーン、ブルーのフィルタの分光特性で決まる読取色空間を、NTSC(National Television Standards Committee)等の標準色空間に変換する。これにより入力マスキング部205は、画像信号R3、G3、B3から画像信号R4、G4、B4を生成する。入力マスキング部205は、例えば以下のマトリックス演算により画像信号R4、G4、B4を算出する。
R4 =
11*R3 + a12*G3 + a13*B3
G4 =
21*R3 + a22*G3 + a23*B3
B4 =
31*R3 + a32*G3 + a33*B3
11〜a13、a21〜a23、a31〜a33は定数
LOG変換部206は、画像信号R4、G4、B4が表す輝度を、画像形成時の濃度を表す画像信号C0、M0、Y0に変換する光量/濃度変換部である。LOG変換部206は、画像信号R4、G4、B4を画像信号C0、M0、Y0に変換するための色変換ルックアップテーブルを有しており、これにより変換を行う。色変換ルックアップテーブルは画像信号R4、G4、B4(入力値)と画像信号C0、M0、Y0(出力値)との対応関係を示した多次元テーブルである。なお、LOG変換部206は色変換テーブルに基づいて画像信号を変換する構成に限定されず、例えば、数式に基づいて画像信号を変換する構成であってもよい。なお符号の「C」はシアン、「M」はマゼンタ、「Y」はイエローを表す。
ライン遅延メモリ207は、画像信号C0、M0、Y0を、不図示の黒文字判定部が画像信号R4、G4、B4からUCR(Under Color Removal)、FILTER、SEN等の判定信号を生成するまでのライン遅延分だけ、遅延させる。マスキング/UCR部208は、ライン遅延メモリ207から遅延後の画像信号C1、M1、Y1を取得し、この三原色の画像信号C1、M1、Y1によりブラックの濃度を表す画像信号K2を抽出する。また、マスキング/UCR部208は、プリンタ部Bで記録材6の色濁りを補正するための処理を行い、画像信号Y2、M2、C2を生成する。マスキング/UCR部208は、画像信号Y2、M2、C2、K2を所定のビット幅(本実施形態では8ビット)で出力する。
γ補正部209は、プリンタ部Bから出力される画像の階調特性を理想的な階調特性に補正するために、後述のLUT(Look Up Table)を用いて、画像信号Y2、M2、C2、K2を画像信号Y3、M3、C3、K3に変換する。LUTは、画像信号を変換する変換条件に相当し、プリンタ制御部109に格納される。LUTは色毎に設けられており、例えば、画像信号Y2(8ビット)と画像信号Y3(8ビット)との対応関係が規定された1次元テーブルである。LUTは前述の色変換ルックアップテーブルとは異なる。なお、LUTは1次元テーブルに基づいて画像信号を変換する構成に限定されず、例えば、数式に基づいて画像信号を変換する構成であってもよい。出力フィルタ210は、空間フィルタ処理により、画像信号Y3、M3、C3、K3にエッジ強調又はスムージング処理を行う。これにより出力フィルタ210は、面順次の画像信号Y4、M4、C4、K4を生成し、プリンタ部Bに画像データとして送信する。
以上のようなリーダ画像処理部108の処理は、リーダ部Aの全体の処理を制御するCPU(Central Processing Unit)214により制御される。CPU214は、ROM(Random Access Memory)216から読み込んだコンピュータプログラムを、RAM(Random Access Memory)215を作業領域に用いて実行することでリーダ部Aの全体の処理を制御する。リーダ部Aは、表示部218を有する操作部217が接続される。操作部217は、各種のキーボタン、表示部218を用いたタッチパネルを備えており、ユーザインタフェースとして機能する。ユーザは、操作部217を操作することで各種の指示を入力することができる。
(プリンタ部)
プリンタ部Bは、紙等の記録材6への画像形成のために、像担持体である感光ドラム4、帯電器8、現像器3、クリーナ9、転写ドラム5、定着ローラ対7a、7b、レーザ光源110、ポリゴンミラー1、ミラー2、及びプリンタ制御部109を備える。感光ドラム4の周囲には、表面電位センサ12及びフォトセンサ40が設けられる。
感光ドラム4は、ドラム形状の感光体であり、画像形成の際に矢印A方向に回転する。感光ドラム4は、帯電器8により表面が一様に帯電される。レーザ光源110は、プリンタ制御部109の制御により、感光ドラム4の回転方向に直交する方向(図1の奥行き方向)を主走査方向として、レーザ光で感光ドラム4の表面を走査する。プリンタ制御部109は、リーダ部Aのリーダ画像処理部108から画像データを取得し、この画像データに基づいてレーザ光源110から出射されるレーザ光の明滅を制御する。なお、プリンタ制御部109は、パーソナルコンピュータ等の外部装置から画像データが転送された場合、画像データをLUTに基づいて変換し、変換した画像データに基づいてレーザ光源110から出射されるレーザ光の明滅を制御する。レーザ光源110から出射されたレーザ光は、ポリゴンミラー1及びミラー2を介して一様に帯電された感光ドラム4上を走査する。これにより感光ドラム4の表面に、画像データに基づく静電潜像が形成される。
現像器3は、感光ドラム4に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する。現像器3は、感光ドラム4の周囲に、感光ドラム4の回転方向の上流からブラックの現像器3K、イエローの現像器3Y、シアンの現像器3C、マゼンタの現像器3Mの順に配置される。例えば、イエローのトナー像を形成する場合、イエローの現像器3Yは、感光ドラム4に形成されたイエローに対応する静電潜像が現像位置を通過するタイミングでイエローの現像剤を該静電潜像に付着させて現像する。他の色の現像器3M、3C、3Kも同様に現像を行う。
記録材6は、転写ドラム5に巻き付けられ、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのトナー像が順に重畳して転写される。転写ドラム5は、感光ドラム4との間に記録材6を挟んで回転することで、トナー像を感光ドラム4から記録材6へ転写させる。そのために転写ドラム5は、1枚の記録材6にフルカラーの画像を形成するために矢印B方向に4回転する。トナー像が転写された記録材6は、転写ドラム5から分離され、定着ローラ対7a、7bに搬送される。定着ローラ対7a、7bは、記録材6を挟みつつ搬送することで、記録材6にトナー像を定着させる。例えば定着ローラ対7a、7bは、記録材6を加熱及び加圧することで、トナー像を記録材6に熱圧着させる。定着ローラ対7a、7bは、トナー像が定着した記録材6を画像形成装置外へ排出する。なお、記録材6への転写後に感光ドラム4に残留するトナーは、クリーナ9により除去される。
表面電位センサ12は、感光ドラム4の周囲で、レーザ光源110によりレーザ光が照射される位置と現像器3との間に設けられる。表面電位センサ12は、感光ドラム4の表面の電位を検出する。フォトセンサ40は、感光ドラム4の周囲で、現像器3と転写ドラム5との間に設けられる。フォトセンサ40は、光源103及びフォトダイオード11を有する。光源103は、主波長が約960[nm]の近赤外光を、トナー像が形成された感光ドラム4の表面に照射する。フォトダイオード11は、光源103から照射された光の感光ドラム4の表面による反射光を受光する。これによりフォトセンサ40は、感光ドラム4に形成された測定用のトナー像(以下、「測定用画像」という。)からの反射光量を測定することができる。
図3は、プリンタ制御部109の説明図である。プリンタ制御部109は、CPU28、ROM30、RAM32、テストパターン記憶部31、濃度換算部42、LUTを格納するメモリ25、パルス幅変調部26、LDドライバ27、及びパターンジェネレータ29を備える。プリンタ制御部109は、リーダ部A及びプリンタエンジン100との間で通信可能である。プリンタエンジン100は、感光ドラム4、帯電器8、フォトセンサ40、現像器3、表面電位センサ12、レーザ光源110、及び環境センサ33を備える。環境センサ33は、画像形成装置内部の温度や湿度等の環境情報を検出する。プリンタ制御部109は、このような構成のプリンタエンジン100による画像形成動作を制御する。プリンタ制御部109のCPU28は、ROM30から読み込んだコンピュータプログラムを、RAM32を作業領域に用いて実行することでプリンタ部Aの全体の処理を制御する。例えばプリンタ制御部109のCPU28は、帯電器8の帯電バイアス、現像器3の現像バイアスの制御を行う。
(階調制御)
図4は、階調画像の処理説明図である。上記の通り、リーダ部Aのリーダ画像処理部108は、受光部105から取得した色成分信号から面順次の画像信号(画像データ)を生成してプリンタ部Bに送信する。一方、プリンタ制御部108は、メモリ25に格納されるLUTに基づいて、パーソナルコンピュータやスキャナなどの外部装置から転送された画像データを画像信号Y4、M4、C4、K4に変換する。
図5は、階調特性を補正するために画像信号が変換される様子を説明する4限チャート図である。第I象限は、原稿101に形成された画像の濃度を表す原稿濃度を濃度信号に変換する、リーダ部Aの読取特性を表す。第II象限は、濃度信号を、レーザ光源110から出力されるレーザ光の光量を表すレーザ出力信号に変換する、LUTの変換特性を表す。第III象限は、レーザ出力信号を、記録材6に形成される画像の濃度を表す出力濃度に変換する、プリンタ部Bの記録特性を表す。第IV象限は、原稿101の画像濃度から記録材6に形成した画像の濃度までの関係を表す、画像形成装置全体の階調再現特性を表す。本実施形態では、画像信号が8ビットのデジタル信号で処理されるために、階調数は256階調となる。
本実施形態の画像形成装置は、第IV象限の階調特性をリニアにするために、第III象限のプリンタ部Bの記録特性がリニアではない分を、第II象限のLUTの変換特性によって補正する。LUTは、後述する演算結果に基づいて生成される。LUTに基づいてCPU28により濃度変換された画像信号は、パルス幅変調部26に入力される。パルス幅変調部26は、画像信号を、形成する画像のドット幅に対応したパルス信号に変換してレーザ光源110を駆動するLDドライバ27に送信する。パルス幅変調部26は、画像信号を例えばPWM(Pulse Width Modulation)信号に変換してLDドライバ27に送信する。LDドライバ27は、パルス幅変調部26から取得したパルス信号に基づいて、レーザ光源110の発光制御を行う。
本実施形態では、画像形成装置は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの全色について、パルス幅変調処理による階調再現を行う。上述の通り、レーザ光源110から出射されるレーザ光は、感光ドラム4上に静電潜像を形成する。レーザ光源110がパルス信号に基づいて発光制御されるため、感光ドラム4には、ドット面積の変化に応じた所定の階調特性を有する静電潜像が形成される。この静電潜像が、現像、転写、定着の各工程を経て階調画像として再現される。
リーダ部A及びプリンタ部Bによる画像再現特性の安定化に関する第1の制御系について説明する。図6は、リーダ部Aを用いたプリンタ部Bのキャリブレーション処理を表すフローチャートである。
S51の処理:リーダ部AのCPU214は、操作部217により自動階調補正の指示が入力されることで、プリンタ部Bのキャリブレーション処理を開始する。CPU214は、まず、表示部218に第1テスト画像出力のスタートボタンを表示する。ユーザがこのスタートボタンを押下することで、CPU214は、測定用画像である第1テスト画像の出力指示を取得する。CPU214は、第1テスト画像の出力指示を取得すると、プリンタ部BのCPU28に第1テスト画像の画像形成を指示する。CPU28は、画像形成指示に応じて第1テスト画像を記録材6に形成する。第1テスト画像は、パターンジェネレータから発生される。このとき、CPU28は、第1テスト画像を形成するための記録材6の有無を判断する。CPU214は、CPU28から記録材6が無いことが通知されると、表示部218に記録材6が無い旨を表す警告画像を表示する。第1テスト画像の形成時には、後述のコントラスト電位が、環境センサ33が検出する環境情報に応じた値に設定される。
図7は、第1テスト画像の例示図である。第1テスト画像は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の中間階調濃度による、帯状パターン61、及び最大濃度(例えば濃度信号値=255)による各色のパッチパターン62Y、62M、62C、62Kを含む。パッチパターン62Y、62M、62C、62Kは、リーダ部Aの受光部105が読み取る1ラインのサイズ以内に形成される。
ユーザは、帯状パターン61を目視検査することで、スジ状の異常画像、濃度ムラ、色ムラの有無を確認することができる。スジ状の異常画像、濃度ムラ、色ムラが有る場合、ユーザは、再度、第1テスト画像の出力を指示する。スジ状の異常画像、濃度ムラ、色ムラが再度有る場合には画像形成装置の修理が必要となる。なお、リーダ部Aが、帯状パターン61を読み取って、主走査方向の濃度により以降の処理を行うか否かを判断してもよい。
S52の処理:ユーザは、第1テスト画像が形成された記録材6をリーダ部Aの原稿台102上に載置して、リーダ部Aに第1テスト画像を読み取らせる。リーダ部AのCPU214は、原稿台102に記録材6が載置されると、表示部218に画像読取のスタートボタンを表示する。ユーザがこのスタートボタンを押下することで、CPU214は、原稿台102に載置された記録材6から第1テスト画像を読み取るための処理を行う。具体的にはCPU214は、読取ユニットの動作を制御して第1テスト画像を読み取る。読取ユニットの受光部105は、第1テスト画像の色成分信号(読取信号値)をリーダ画像処理部108に送信する。リーダ画像処理部108は、受光部105から取得した色成分信号(読取信号値)を、以下の式に基づいて光学濃度を表す濃度信号に換算する。なお、読取信号値は、レッド(R)の読取信号値、グリーン(G)の読取信号値、及びブルー(B)の読取信号値を含む。
M = −km * log10(G/255)
C = −kc * log10(R/255)
Y = −ky * log10(B/255)
K = −kbk * log10(G/255)
km、kc、ky、kckは予め設定される補正係数である。
なお、リーダ画像処理部108は、このような式を用いずに、所定の変換テーブルにより色成分信号を濃度信号M、C、Y、Kを変換してもよい。
S53の処理:CPU214は、リーダ画像処理部108により得られた濃度信号M、C、Y、K(図2の画像信号M4、C4、Y4、K4)に基づいて、最大濃度Dmaxを補償するコントラスト電位を算出する。コントラスト電位は、感光ドラム4上の静電潜像が形成される部位の電位(明部電位)と静電潜像が形成されない部位の電位(暗部電位)との電位差である。明部電位は、レーザ光源110によりレーザ光が照射された感光ドラム4上の領域の表面電位である。明部電位は、レーザ光源110から出射されるレーザ光の強度(露光量)に基づいて決定される。明部電位の領域にはトナーが付着する。暗部電位は、レーザ光源110によりレーザ光が照射されていない感光ドラム4上の領域の表面電位である。暗部電位は、帯電バイアスや現像バイアスを制御することで決定される。帯電バイアスや現像バイアスは、環境センサ33により検出される環境情報に基づいて決定される。暗部電位の領域にはトナーが付着しない。
CPU214は、第1テスト画像の、帯状パターン61及びパッチパターン62Y、62M、62C、62Kの濃度信号と、これらのパターンが形成されていない部分の濃度信号とに基づいて、露光量とトナーの付着量との関係を表すデータを取得する。露光量と付着量との関係は線形であることが知られている。そのためにCPU214は、目標付着量となるときの露光量を第1テスト画像の読取結果に基づいて決定することができる。
S56の処理:CPU214は、S53で算出したコントラスト電位に基づいてプリンタ部Bを制御するとともに、第2テスト画像の画像形成をプリンタ部Bに指示する。プリンタ部Bは、指示に応じて測定用画像である第2テスト画像の画像形成を行う。図8は、第2テスト画像の例示図である。第2テスト画像は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色について、64階調(16列、4行)のパッチ画像を含む。パッチ画像71は解像度が200lpi(lines/inch)であり、パッチ画像72は解像度が400lpiである。各パッチ画像71、72は、パルス幅変調部26が処理対象の画像信号との比較に用いられる三角波の周期を複数用意することで形成される。第2テスト画像は、LUTを用いずに、パターンジェネレータから発生される測定用画像データに基づいて形成される。感光ドラム4に形成された第2テスト画像の一部(矢印位置)は、感光ドラム4の回転によってフォトセンサ40の測定位置へ搬送される。
S57の処理:CPU214は、第2テスト画像が記録材6に形成される間に、フォトセンサ40に、感光ドラム4上の第2テスト画像の階調パターンを測定させる。ここでは、例えば測定されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの階調パターンの検出値が(8、33、83、192)である。
S58の処理:ユーザは、第2テスト画像が形成された記録材6をリーダ部Aの原稿台102上に載置して、リーダ部Aに第2テスト画像を読み取らせる。リーダ部AのCPU214は、原稿台102に記録材6が載置されると、表示部218に画像読取のスタートボタンを表示する。ユーザがこのスタートボタンを押下することで、CPU214は、原稿台102に載置された記録材6から第2テスト画像を読み取るための制御を行う。具体的にはCPU214は、読取ユニットの動作を制御して第2テスト画像を読み取る。読取ユニットの受光部105は、読み取った第2テスト画像の色成分信号をリーダ画像処理部108に送信する。リーダ画像処理部108は、受光部105から取得した色成分信号(RGB信号値)を、S52の処理と同様にして光学濃度を表す濃度信号に換算する。
S59の処理:CPU214は、LUTを、第2テスト画像の64階調のパッチ画像の濃度レベル(濃度信号)を入力レベル(図5の濃度信号軸)に、レーザ光の露光量を出力レベル(図5のレーザ出力信号軸)に、座標を入れ換えて作成する。濃度信号は、S58の処理リーダ部Aによる第2テスト画像の読取結果から取得される。レーザ光の露光量は、第2テスト画像の形成時に設定されるコントラスト電位に応じた光量である。CPU214は、パッチ画像に対応しない濃度レベルについては補間処理により値を算出する。CPU214は、メモリ25に格納するLUTを前述の作成されたLUTに更新する。
S60の処理:CPU214は、S57でフォトセンサ40により測定した感光ドラム4上の画像濃度の検出値を記録材6上に形成される画像の濃度に変換するための濃度変換テーブルを作成して設定する。この処理の詳細については後述する。
以上のように、リーダ部Aを用いた第1の制御系により、画像形成条件であるコントラスト電位制御及びLUTの作成処理が終了する。第1の制御系による処理では、入力した画像信号と最終的に記録材6に形成される画像の濃度とを対応付けるために、レーザ光の露光量を制御してコントラスト電位を所定の範囲内に設定する。そのために、非常に正確な制御となり、高い階調精度を持つ画像が得られる。しかし、ユーザがテスト画像をリーダ部Aの原稿台102に載置しなければならず、手間がかかる。そのために、画像形成装置は、後述の第2の制御系による処理を行う。
(濃度変換テーブル)
濃度変換テーブルについて説明する。図9は、フォトセンサ40から出力される信号の処理説明図である。
フォトセンサ40は、光源103から照射され、感光ドラム4で反射された近赤外光を、フォトダイオード11により受光する。フォトセンサ40は、フォトダイオード11で受光した近赤外光を電気信号(検出値)に変換する。この電気信号は、例えば0〜5[V]の電圧で表されるアナログ信号である。電気信号(検出値)は、A/D変換部41に入力される。A/D変換部41は、入力された電気信号を、例えば0〜255レベルのデジタル信号に変換する。A/D変換部41は、デジタル信号を濃度換算部42に入力する。濃度換算部42は、濃度変換テーブル42aに基づいてデジタル信号を濃度値に変換する。
図10は、感光ドラム4上の画像の濃度を色毎に面積階調により段階的に変化させたときの、フォトセンサ40の検出値と記録材6に形成された画像の濃度との関係の説明図である。ここでは、感光ドラム4にトナーが付着していないときにフォトセンサ40から出力される検出値が、2.5[V](デジタル信号で128レベル)である。
イエロー、マゼンタ、シアンの各色のトナーの面積被覆率が増加して画像濃度が上昇するに従い、フォトセンサ40から出力される検出値が上昇する。ブラックのトナーの面積被覆率が増加して画像濃度が上昇するに従い、フォトセンサ40から出力される検出値が低下する。このような特性を用いて、フォトセンサ40から出力される検出値を記録材6に形成される画像の濃度値に変換する濃度変換テーブル42aが、色毎に作成される。そのため、濃度換算部42がフォトセンサ40の検出値を濃度変換テーブル42に基づいて変換することによって、各色についての画像濃度を精度よく求めることができる。
画像形成装置の転写や定着の特性、及びフォトセンサ40の特性の変化には個体差があり、フォトセンサ40による検出値と記録材6に形成された画像の濃度との関係に影響する。そのために、予め画像形成装置及びフォトセンサ40の標準的な特性に基づいて固定テーブルとして用意された濃度変換テーブル42aは、感光ドラム4上の画像の濃度を記録材6上の画像の濃度へ高精度に変換できなかった。特に、フォトセンサ40の経時変化や、転写ドラム5や記録材6の抵抗値の変化、定着ローラ対7a、7bにより加熱された記録材6上のトナーの組成の変化が生じた場合、記録材6上の画像濃度を感光ドラム4上の画像濃度から予測することができなかった。濃度変換を高精度に行うために、濃度変換テーブル42aは、画像形成装置及びフォトセンサ40の状態に応じて定期的に更新される必要がある。
本実施形態では、第1の制御系により生成された濃度変換テーブル42aを用いることで、感光ドラム4上のトナー像の濃度と記録材6に形成される画像の濃度との正確な変換を可能としている。第1の制御系では、濃度変換テーブル42aが、感光ドラム4に形成された第2テスト画像の階調パターンのフォトセンサ40による測定結果と、記録材6に形成された当該階調パターンを読み取った結果とにより生成される。すなわち、第1の制御系による処理を行うことで、定期的にフォトセンサ40の校正が行われる。
図11は、図6のS60の濃度変換テーブル42aの具体的な作成方法の説明図である。イエロー、マゼンタ、シアンの各濃度変換テーブルは同様の方法により作成される。図11では、イエロー及びブラックの濃度変換テーブルの作成方法について説明し、他の色については説明を省略する。
CPU214は、図6のS57の処理において取得された第2テスト画像に対応するフォトセンサ40の検出値と、S58の処理においてリーダ部Aにより読み取られた第2テスト画像の濃度値との対応関係を求める。CPU214は、濃度値255に対応するフォトセンサ40の検出値として、ブラックについては「0」を設定し、イエローについては「255」を設定する。また、CPU214は、濃度値0に対応するフォトセンサ40の検出値として、ブラック、イエローともに「128」を設定する。ここで濃度値0〜255は、記録材6上の光学濃度0.0〜2.0を規格化した値である。CPU214は、各色において検出した4つの濃度値及び濃度値0、255の合計6つの値を線形補間し、移動平均によるスムージングを行って入出力0〜255の各変換値を含む濃度変換テーブル42aを作成する。CPU214は、作成した濃度変換テーブル42aを濃度換算部42に設定する。
(画像再現特性の長期の安定化)
第2の制御系は、第1の制御系で得られた画像再現特性を長期的に安定化させるための処理を行う。第2の制御系は、同じ画像信号に応じて形成される複数の画像の画像濃度の変化により画像形成装置の特性変化を推測し、記録材6に形成される画像の濃度が目標濃度となるようにLUTを生成する。すなわち、第2の制御系は、所定のタイミングで実施される第2の制御系による処理で検出された濃度値と、基準濃度値との差に基づいて、第1の制御系による処理で作成されたLUTを補正する。基準濃度値は、第1の制御系による処理直後に、感光ドラム4上に形成される画像の濃度値である。例えばCPU28は、第1の制御系が実行されてからプリンタ部Bが画像を形成するまでに、フォトセンサ40により測定された感光ドラム4上の測定用画像の検出結果から基準濃度値を取得して、RAM32に保存する。
図12は、第2の制御系による画像再現特性の長期安定化のための処理を表すフローチャートである。画像形成装置は、メイン電源の投入時、メイン電源が投入されて一定時間が経過した後、或いは環境センサ33による温度、湿度等の環境の変動検出時に、第2の制御系による制御を行う。
画像形成装置のメイン電源が投入されると、プリンタ制御部109のCPU28は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のパッチ画像を感光ドラム4上に形成する(S275)。パッチ画像作成時のレーザ光の露光量(レーザ出力信号)は、予め決められた濃度信号(画像信号)に基づいて制御される。レーザ出力信号は、例えば、「96」レベルの濃度信号(画像信号)をLUTに基づいて変換した値とする。図13は、LUTによりレーザ出力信号を決める処理の説明図である。LUTを用いてパッチ画像を形成する場合、濃度信号(画像信号)が「96」レベルに相当する「120」レベルが、レーザ出力信号となる。LUTは、色毎に設けられるために、色毎にレーザ出力信号が設定される。レーザ出力信号は、第1の制御系による処理によりLUTが更新されるまで設定されており、後述の補正制御で補正されたLUTに基づく値ではない。
CPU28は、フォトセンサ40により、感光ドラム4上のパッチ画像の濃度値(パッチ濃度値)を検出する(S276)。図14は、パッチ画像の形成時のタイミングチャートである。感光ドラム4の1周分に2色のパッチ画像がそれぞれ2カ所ずつ形成される。同色のパッチ画像は、感光ドラム4の180度相対する位置に形成される。本実施形態では、大口径の感光ドラム4を使用するために、正確かつ効率よく短時間でパッチ濃度を検出するために、感光ドラム4の編心を考慮して、同色のパッチ画像が感光ドラム4の180度相対する位置に形成される。CPU28は、2カ所の同色のパッチ画像の濃度を複数回検出してその平均値を算出する。CPU28は、フォトセンサ40から、感光ドラム4の2周分で4色のパッチ画像の検出値を取得する。CPU28は、フォトセンサ40が検出した濃度値を図11に示す濃度変換テーブル42aの変換値で補正したパッチ濃度値を取得する。
CPU28は、取得したパッチ濃度値を基準濃度値と比較してその差を算出し、LUTの補正量を決定する(S277)。濃度変換テーブル42aが画像形成装置の状態に応じて作成されているため、検出されたパッチ濃度値は、記録材6に形成された画像の濃度に対応すると考えることができる。基準濃度値は、第1の制御系で補正されたリニアな階調特性において、濃度信号(画像信号)を「96」レベルで画像形成した場合の記録材6上の画像の濃度である。すなわち、規格化濃度レベルが「96」である。
CPU28は、補正量に基づいてLUTを補正して設定する(S278)。LUTの設定により、第2の制御系の処理が終了する。第2の制御系は、所定のタイミングで上記の処理を行い、検出したパッチ濃度値の基準濃度値からの変化量に応じた補正量を算出し、算出した補正量と第1の制御系で作成されたLUTと組み合わせて一つのγ補正テーブルとしてγ補正を行う。すなわち、第1の制御系による処理を実行後に、濃度値の変化を検出し、濃度値が基準値となるようにLUTを補正する。このようにLUTを参照した補正を行う第2の制御系による処理を所定のタイミングで実行することで、長期使用による画像濃度特性の変化を精度よく補償することが可能になる。
図15は、同じ画像信号により形成された画像の濃度値の変化量の説明図である。画像信号のレベル「96」により感光ドラム4に形成された画像は、フォトセンサ40により濃度値が検出される。基準濃度値が「A」であり、メイン電源が投入されたときの濃度値が「B」である場合に、縦軸で示す濃度値の差分(B−A)が基準濃度値からの変化量である。
図16は、γ補正テーブルの説明図である。補正特性テーブルは、画像形成装置の基本的な特性を考慮して、画像信号に応じて決まった補正値が設定される。このような補正特性テーブルは、画像形成装置の仕様により設定される。本実施形態では、補正特性テーブルが、入力される画像信号のレベル「96」が濃度値の変化量のピーク値であり、「48」レベルとなるように設定される。この補正特性テーブルにより、画像信号(横軸)に対する補正値(縦軸)が求められる。補正値は、変化量のピーク以下の値「0〜48」となる。また、補正値を用いて、以下の式により画像信号(入力信号)の実際の補正量が算出される。
(補正量)=(補正値)*(−(濃度値の変化量)/(変化量のピーク値))
CPU28は、この式を用いて、画像信号の各レベル(0〜255)について補正量を算出する。リニアテーブルは、入力される画像信号と出力される信号との値が等しい。CPU28は、画像信号の各レベルの補正量をリニアテーブルに加算することで、補正用テーブルを作成する。
例えば入力される画像信号が「48」、濃度値の変化量が「10」の場合、補正特性テーブルにより縦軸が「48」のときの値(ここでは「40」)が補正値となる。そのために、補正量は、(40*(−10/48))=−8.3となる。補正用テーブルは、入力される画像信号が「48」のときの値が(40−8.3)=39.7であり、約40となる。CPU28は、このようにして作成する補正用テーブルとLUTとを組み合わせてγ補正テーブルを作成する。
図17は、γ補正テーブル作成の説明図である。CPU28は、補正用テーブルで第1の制御系により作成されたLUTを参照し、それにより作成したγ補正テーブルをLUTと置き換えて、実際の画像形成処理時の画像形成条件として用いる。第1の制御系で作成されたLUTは、メモリ25の別の領域に保管され、繰り返し実行される第2の制御系による処理の際に、補正用テーブルで参照される。このような処理により、初期の画像再現特性を長期間安定して維持しながら、画像形成処理が可能となる。
画像形成装置は、夜間にメイン電源を遮断し、朝投入するケースが多い。そのために、第2の制御系による処理は1日に1回実行されることになる。それに対して第1の制御系による処理は、人による作業が伴うために頻繁に行うことを想定しずらい。本実施形態では、例えば画像形成装置の設置作業時にサービスマンが第1の制御系による処理を実行し、階調特性に問題が生じ無ければ、第2の制御系の処理により階調特性を維持する。画像形成装置の使用が長期間に渡り、階調特性が徐々に変化した場合には、第1の制御系の処理によりプリンタ部Bのキャリブレーションを行う。短期間内の階調特性の変化には第2の制御系の処理により対応する。このように第1の制御系及び第2の制御系により役割分担して階調特性を維持するために、画像形成装置の寿命まで画質を維持することができる。
第1の制御系による処理では、自動階調補正が行われ、同時にフォトセンサ40の検出値を記録材6に形成された画像の濃度値に変換するための濃度変換テーブル42aが作成される。それ以降に繰り返し実行される第2の制御系による処理では、感光ドラム4上のパッチ画像のパッチ濃度値に応じて、自動階調補正により作成したLUTを補正することで、自動階調補正で得られた画像濃度特性を長期的に維持することができる。また、第2の制御系による処理により、第1の制御系による処理に必要な時間が短縮される。本願発明者の実験によると、第1の制御系の処理に必要な時間が、従来よりも25%削減される。
本実施形態では、濃度変換テーブル42aを作成したが、これは画像形成装置内に予め記憶されたものであってもよい。図16の補正特性テーブルは、濃度値の変化量の増減のいずれにも対応できる補正値が設定されているが、より最適化するために、増加側、減少側のそれぞれに適応した補正値が設定されてもよい。さらに、複数の補正特性テーブルを用意し、変化量に応じて最適な補正特性テーブルを用いてもよい。本実施形態では、レーザ光により感光ドラム4上に画像形成を行うが、レーザ光以外、例えばLED(Light Emitting Diode)等の露光器をレーザ光源110に代えて用いてもよい。
(現像剤濃度制御)
トナー及びキャリアを主成分とする二成分現像剤を用いる画像形成装置は、画像形成処理を行うたびにトナーが消費され、現像器3内の現像剤濃度(トナーとキャリアとの混合比)が変化する。画像形成装置は、現像剤濃度を一定に維持するために、現像剤濃度を正確に検出してトナー補給を適切に行う現像剤濃度制御を行う。
本実施形態では、フォトセンサ40により現像剤濃度を検出する。画像形成装置は、表面が帯電された感光ドラム4上に所定のコントラスト電位でパッチ潜像を形成する。現像器3は、このパッチ潜像を二成分現像剤により現像する。これにより感光ドラム4にトナー像である現像パッチが形成される。フォトセンサ40は、現像パッチに光を照射し、その反射光を受光することで現像パッチの濃度を検出する。プリンタ制御部109のCPU28は、フォトセンサ40の検出値に基づいて現像剤濃度を検出する。CPU28は、フォトセンサ40の検出値を現像剤濃度に変換する現像濃度変換テーブルを用いて、現像剤濃度を検出する。現像濃度変換テーブルは、濃度変換テーブル42aとは異なるテーブルである。
現像剤濃度の初期濃度は、画像形成装置の設置時及び現像剤の交換時に設定される。すなわち、画像形成装置は、画像形成装置の設置時及び現像剤の交換時に感光ドラム4上にトナー像である現像パッチを形成し、該現像パッチのフォトセンサ40による検出値を初期濃度に設定する。
CPU28は、初期濃度を基準として現像剤濃度制御を行う。例えばCPU28はフォトセンサ40を用いて検出した現像剤濃度を初期濃度に合わせるように、現像器3内のトナー量を調整する。そのために現像剤濃度制御時には、初期濃度設定時と同条件で現像パッチを感光ドラム4上に形成してフォトセンサ40で検出する必要がある。現像剤濃度制御は、感光ドラム4上の現像パッチと現像剤濃度との関係を検出するため、第2の制御系で行う転写や定着特性の変化とは無関係である。そのために、現像剤濃度制御において第1の制御系で作成した濃度変換テーブル42aを現像濃度変換テーブルに反映させる必要はない。
図18は、フォトセンサ40の検出値及び記録材6上の画像濃度に影響を与える項目の説明図である。
画像形成処理において感光ドラム4への画像形成よりも後に行われる転写及び定着の特性の変化は、感光ドラム4上の画像濃度の検出値と記録材6上の画像濃度との関係に影響する。そのために第2の制御系は、フォトセンサ40の検出値及び記録材6上の画像濃度に影響する項目が、フォトセンサ40の個体差及び感光ドラム4上の画像濃度と記録材6上の画像濃度である。第2の制御系による処理では、感光ドラム4上の画像濃度と現像器3内の現像剤濃度は、フォトセンサ40の検出値及び記録材6上の画像濃度に影響しない。このような影響を抑制するために、フォトセンサ40の検出値と記録材6上の画像濃度との関係を決める濃度変換テーブル42aが、フォトセンサ40の個体差、転写、定着特性の変化に対応するために作成される。
現像剤濃度制御は、現像器3内の現像剤濃度を検出するために、フォトセンサ40の検出値及び記録材6上の画像濃度に影響する項目が、フォトセンサ40の個体差及び感光ドラム4上の画像濃度と現像器3内の現像剤濃度である。現像剤濃度制御においては、感光ドラム4上の画像濃度と記録材6上の画像濃度は、フォトセンサ40の検出値及び記録材6上の画像濃度に影響しない。そのために、現像剤濃度制御では濃度変換テーブル42aが不要である。現像剤濃度制御では、フォトセンサ40の検出値及び記録材6上の画像濃度への影響を抑制するために、現像剤濃度の初期濃度を検出して記憶する。
現像剤濃度制御における初期濃度の検出は専用の動作であり、ダウンタイムが発生する。しかし、現像剤の交換頻度は低く、それに伴う他の作業時間も発生するために、初期濃度の検出が処理全体に及ぼす影響は問題にならない。
フォトセンサ40による検出値を現像剤濃度に変換する現像濃度変換テーブルは、画像形成装置及びその制御構成により複数設けることができる。この場合、現像濃度変換テーブルの作成及び補正の有無を、現像濃度変換テーブル毎に設定することで、変換による精度を向上させることができる。

Claims (10)

  1. 画像データを第1変換条件に基づいて変換する第1変換手段と、
    前記第1変換手段により変換された前記画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により形成された前記画像を記録材に転写する転写手段と、
    前記記録材に転写された前記画像を前記記録材に定着させる定着手段と、
    前記画像形成手段と前記転写手段と前記定着手段により前記記録材に形成された第1測定用画像を測定する第1測定手段と、
    前記画像形成手段により形成された第2測定用画像を、前記転写手段により前記第2測定用画像が前記記録材に転写される前に測定し、前記第2測定用画像の測定結果に対応する信号を出力する第2測定手段と、
    前記第2測定手段から出力された前記信号を第2変換条件に基づいて変換する第2変換手段と、
    前記画像形成手段と前記転写手段と前記定着手段に、前記第1測定用画像を形成させ、前記第1測定手段に、前記第1測定用画像を測定させ、前記第1測定手段による前記第1測定用画像の測定結果に基づいて、前記第1変換条件を生成する第1生成手段と、
    前記画像形成手段に、前記第2測定用画像を形成させ、前記第2測定手段に、前記第2測定用画像を測定させ、前記第2変換手段に、前記第2測定手段から出力された前記信号を前記第2変換条件に基づいて変換させ、前記変換された信号に基づいて、前記第1変換条件を補正する補正手段と、
    前記第1生成手段が、前記画像形成手段に、前記第1測定用画像を形成させた場合に、前記第2測定手段に前記第1測定用画像を測定させ、前記第1測定手段による前記第1測定用画像の測定結果と前記第2測定手段から出力された前記第1測定用画像の測定結果に対応する信号とに基づいて、前記第2変換条件を生成する第2生成手段と、を有することを特徴とする、
    画像形成装置。
  2. 前記補正手段は、前記変換された信号と、所定の基準濃度値とを比較して補正量を決定し、この補正量に応じて前記第1変換条件を補正することを特徴とする、
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記補正手段は、前記第1生成手段で生成された前記第1変換条件に応じて形成された前記第2測定用画像の前記第2測定手段で検出される濃度値を、前記基準濃度値として所定の保存手段に保存することを特徴とする、
    請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記補正手段は、前記基準濃度値を検出したときの前記第2測定用画像と同じ画像を前記第2測定手段で測定した結果に対応する前記信号を、前記第2変換条件に基づいて変換させ、前記変換された信号に基づいて、前記第1変換条件を補正することを特徴とする、
    請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記第1生成手段は、前記第1測定用画像が前記記録材に形成されるときに前記第2測定手段が検出する濃度値、及び前記第1測定手段で測定した前記第1測定用画像の濃度値に基づく濃度変換テーブルを生成し、
    前記補正手段は、前記濃度変換テーブルに基づいて前記第2測定手段から出力される信号を補正することを特徴とする、
    請求項1〜4のいずれか1項記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成手段は、複数の色の画像を形成し、
    前記第1生成手段は、各色に対応して前記濃度変換テーブルを生成することを特徴とする、
    請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記補正手段は、前記第1変換条件の補正を、メイン電源の投入時、メイン電源が投入されて一定時間が経過した後、或いは環境の変動検出時に行うことを特徴とする、
    請求項1〜6のいずれか1項記載の画像形成装置。
  8. 前記第1生成手段は、前記第1変換条件としてγ補正値を設定することを特徴とする、
    請求項1〜7のいずれか1項記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成手段は、トナー及びキャリアを主成分とする二成分現像剤により画像を形成し、
    前記第2測定手段の測定結果を所定の現像濃度変換テーブルにより現像剤濃度に変換し、この現像剤濃度を所定の初期濃度に合わせるように前記画像形成手段へのトナー補給を行う現像剤濃度制御手段を備えることを特徴とする、
    請求項1〜8のいずれか1項記載の画像形成装置。
  10. 画像データを第1変換条件に基づいて変換する第1変換手段と、
    前記第1変換手段により変換された前記画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により形成された前記画像を記録材に転写する転写手段と、
    前記記録材に転写された前記画像を前記記録材に定着させる定着手段と、
    前記画像形成手段と前記転写手段と前記定着手段により前記記録材に形成された第1測定用画像を測定する第1測定手段と、
    前記画像形成手段により形成された第2測定用画像を、前記転写手段により前記第2測定用画像が前記記録材に転写される前に測定し、前記第2測定用画像の測定結果に対応する信号を出力する第2測定手段と、
    前記第2測定手段から出力された前記信号を第2変換条件に基づいて変換する第2変換手段と、を備える画像形成装置により実行される方法であって、
    前記画像形成手段と前記転写手段と前記定着手段に、前記第1測定用画像を形成させ、前記第1測定手段に、前記第1測定用画像を測定させ、前記第1測定手段による前記第1測定用画像の測定結果に基づいて、前記第1変換条件を生成し、
    前記画像形成手段に、前記第2測定用画像を形成させ、前記第2測定手段に、前記第2測定用画像を測定させ、前記第2変換手段に、前記第2測定手段から出力された前記信号を前記第2変換条件に基づいて変換させ、前記変換された信号に基づいて、前記第1変換条件を補正し、
    前記画像形成手段が前記第1測定用画像を形成させた場合に、前記第2測定手段に前記第1測定用画像を測定させ、前記第1測定手段による前記第1測定用画像の測定結果と前記第2測定手段から出力された前記第1測定用画像の測定結果に対応する信号とに基づいて、前記第2変換条件を生成することを特徴とする、
    画像形成方法。
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