JP2005185923A - 箱形構造体の塗装方法および塗装装置 - Google Patents

箱形構造体の塗装方法および塗装装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 塗装工程の合理化を図るとともに、安定した塗装品質を得ることができる箱形構造体の塗装方法および塗装装置を提供する。
【解決手段】 底部に開口部を形成された被塗装物1の内外面を複数の色で塗装するに際し、被塗装物を吸入路31を備えた台車30上に載置して、まず内外面の最初に塗装を行う部分以外の塗装箇所にマスキング処置を施して塗装ブース内で、最初の塗装工程での塗装を行い、その後に塗装面を乾燥させ、次に前記塗装済み部分や被塗装物の周面の開口部を一箇所のみ残してカバーで覆うマスキング処置をして次の塗装工程に移行し、この塗装工程で前記台車に設けられる吸入路31を排気手段40に接続して被塗装物の内部を底部から排気しつつ前記開口部から塗装ノズルを内部に挿入して内面要所の塗装を行い、併せて外面の所要塗装箇所の塗装を施し、その後に塗装箇所の乾燥処理を行う操作を、塗装色の数に合わせて繰返す。
【選択図】図7

Description

本発明は、周側面に開口部を備えた箱形構造の物品を合理的に塗装することができる箱形構造体の塗装方法および塗装装置に関するものである。
従来、箱形構造体の外面や内面を塗装するには、その塗装面積が比較的大きい物体である場合、塗装用ブースの内部に被塗装物を運び込んで塗装ロボットによりスプレーガンで塗料を噴き付けて塗装する方式が一般的である。そして、二色以上の塗装を行う場合は、一色ずつ塗装を行うことになり、各色ごとにその塗装をする部分以外をマスキングして行うようにされる。
例えば、建設機械におけるキャビンのような箱形構造物の場合、電着塗装によって下地塗りを行って乾燥処理後に、その外表面に着色された塗料(例えばウレタン樹脂系塗料)を吹き付けて塗装され、焼付け乾燥される塗装方式が知られている。前述のように、この塗装作業では、スプレー吹き付けにより塗装を行うので、吹き付ける塗料の微粒子が周囲に飛散して作業環境を汚染することになるので、被塗装物を塗装用ブースに運び込んでブース内空気を外部に吸引して処理しながら塗料の吹き付けを行っている。このような塗装用ブースを使用して塗装を行うことは、例えば特許文献1によって知られている。
また、被塗装物に複数の色で塗装を行う場合、一度に次々と複数の色を塗装しようとすると、吹き付けるときに飛散する塗料粒子が他の塗装面に付着混色してしまうので、塗装された面を乾燥させずに同一工程内で複数の色の塗装を行うことは困難である。
そこで、多色塗りを行うには、例えば前記キャビンのように周面に多数の開口部(窓やドアの取付け部)があるものでは、下地塗装が完了したものに、以下に示されるような手順で塗装が行われる(図1参照)。まず、定められた部分だけに1色の塗装を施すため、他の部分に塗装が及ばないように物品に合わせた所要形状のカバーをテープ留めしてマスキングする(第1A工程)。次いで、マスキングされていない部分に一つ目の色の塗料を吹き付けて塗装する(第1B工程)。この一つ目の塗装が施されたものを一旦乾燥させる(第1C工程)。その後、塗装完了部や他の部分に塗料がかからないように前記第1A工程と同じ要領で保護カバーでマスキングする(第2A工程)。次いで、マスキングされていない部分に二つ目の色の塗料を吹き付けて塗装を行う(第2B工程)。その後に乾燥させる(第2C工程)、という一連の作業工程を経て塗装が完了する。要するに、多色の塗装を行うには、各色ごとに「マスキング(工程A)→塗装(工程B)→乾燥(工程C)」を一つの工程とするループで、1色ずつ塗られ、複数の前記ループを繰返して塗装作業が行われている。
一方、前記建機のキャビンのように、その内部に人が入って作業時間をすごすような物品では、近時作業環境の改善の一つとして、内装を優美にして、居住感をよくすることが行われている。そのために、キャビンの内面を装飾性のある壁面にする内装が施されている。このような内装を行うには、別途樹脂材料で形成されたソフト感のある内装材を壁面部に沿わせて装着している。
特開2001−300370号公報
前述のように、多色の塗装を行うには、混色を避けるためにどうしても異なる色と塗り分ける部分についてはマスキングをすることが欠かせない。また、作業の安全衛生上、塗装を行う環境として塗装用ブース内で塗料の吹き付け作業が行われることと、塗装後に乾燥処理するためには乾燥室を必要とする。このようなことから塗装作業には多くのスペースを必要とする。
一方、前述のように、建機のキャビンにおいて内装を施すには、キャビンの殻体内面に沿うように成形された内装パネルを取り付ける必要があり、そのために、内装パネルを形成する成形型を多数必要として、しかも穀体の形状に沿わせるために固定する手段が複雑化するなど、工数と多数の金型を作成する費用が嵩みコストアップになる。そこで、合理化の一端としてキャビンの内装手段を簡易化する試みがある。その内装手段としては、内装材をキャビン内面に貼着する方式に代えて装飾性のある塗装を施し、代替しようとするものである。その内装に用いる塗装材料として、例えばビーズ塗装(微粒子(ビーズ)が混入された塗料で塗装すると塗装面が微細ビーズによって装飾性を醸し出す面が得られる)を施してソフト感のある装飾面が得られることを利用しようとするものである。なお、このビーズ塗装なるものは、一般の樹脂系塗料を用いる塗装と同じ要領で塗装できるものである。
しかしながら、内装手段として前記ビーズ塗装を施すことになると、当然のことながら、キャビンの塗装工程が一つ増加することになって、前記の塗装ループが外装二色塗りでは3ループになり、塗装のための設備が大きく増加するという問題点がある。また、塗装に際しては塗装用のロボットを使用して行われているので、内装の塗装を行うのに、ロボットアームをキャビンの内部に挿入してその先端のノズルから定められた場所に塗料を吹き付けることから、窓部やドア部などが開いていると内部での噴霧が外に吹き出して外装面に付着するという問題がある。そのために開口部を保護カバーで閉じて外部の塗装面に影響を及ぼさないようにすると、箱形構造であるので、吹き付けられた塗料の遊離微粒子がその内部で舞い上がり、部分的に淀みが生じて密度の高い噴霧塊が保護カバーを施されていない他の内装面に付着してしまうという問題点がある。したがって、特許文献1で知られるような噴霧塗装作業が行われる広いスペースを吸塵してブース外部への塗料粒子の流動を防ぐ方式だけでは解決できない問題点がある。
さらに、多色の塗装(この場合3色)となると、その工程は前述の作業ループを3回廻す必要があり、作業時間が長くなって工程を遅らせる原因となる。特に前述の2ループによる工程での作業を1色増加させるとなると、塗装工程でのロスが30%も生じてしまうことになり、これに伴い製品のコストアップを招くことになる。一方、作業工程に要する時間を延長させずに塗装作業を行うには、塗装設備や乾燥設備の増設が必要であり、その増設スペースの確保や設備コストの増加が問題となる。このようなことから、この種箱形構造物の塗装を行うのに、大きな設備投資を行うことなく、内装塗りにも優れ、しかも作業工程を少なくできてコストダウンが図れる塗装手段が望まれている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、設備投資を少なくして、塗装工程の合理化を図るとともに、安定した塗装品質を得ることができる箱形構造体の塗装方法および塗装装置を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、第1発明による箱形構造体の塗装方法は、
被塗装物の外面の一開口部を残して他の開口部を覆い、前記開口部と反対側に位置する外面の一部に形成される開口部を排気手段に連通させて内部の排気を行い、この状態で前記開口部から塗装ノズルを被塗装物内に挿入し所要箇所を塗装することを特徴とする。
また、第2発明による箱形構造体の塗装方法は、
被塗装物の内外面における第1の被塗装箇所を除く他の被塗装箇所をマスキング部材で覆い、前記第1の被塗装箇所に所要の色の塗料を吹き付けて第1の塗装を行い、これを乾燥処理し、以後、次の被塗装箇所以外の箇所をマスキング処置するとともに、塗装ノズルが挿入できる開口部と排気手段に繋がる開口部以外の開口部を覆ってから、異なる色の塗料を用いて第2の塗装を行うようにし、内面の塗装時には、前記排気手段に繋がる開口部から内部を排気処理しつつ、前記開口部から塗装アームを内部に挿入して所要箇所を塗装し、その塗装箇所を乾燥させる操作を、所要塗装色に応じて繰返すことを特徴とする。
さらに、第3発明による箱形構造体の塗装方法は、
底部に開口部を形成された被塗装物の内外面に複数の色で塗装するに際し、被塗装物を、通気手段を備えた台車上に載置して、まず内外面の最初に塗装を行う部分以外の塗装箇所にマスキング処置を施して塗装ブースに搬入し、最初の塗装工程での塗装を行い、その後に乾燥工程で塗装面を乾燥させ、次に前記塗装済み部分や被塗装物の周面の開口部を一箇所のみ残してカバーで覆うマスキング処置をして、次の塗装工程に移行し、この塗装工程で前記台車に設けられる通気手段を排気手段に接続して被塗装物の内部を底部から排気しつつ前記開口部から塗装ノズルを内部に挿入して内面要所の塗装を行い、併せて外面の所要塗装箇所の塗装を施し、その後に乾燥工程に移行させて塗装箇所の乾燥処理を行う操作を、塗装色の数に合わせて繰返すことを特徴とする。
前記発明において、被塗装物の内外面もしくは外面のみの塗装を行う際には、その被塗装物を台車に搭載してターンテーブル上で回転させて塗装ロボットにより塗装するのがよい(第4発明)。
前記第3発明において、被塗装物の内面要所の塗装を行う際には、台車を停止状態にしてその通気手段を台車後部で塗装ブースに配置される排気手段と接続して、被塗装物の内部を排気して負圧状態で被塗装物の前側から開口部を通じて塗装ノズルを内部に挿入し、要所に塗料を吹き付けるようにするのがよい(第5発明)。
次に、第6発明による箱形構造体の塗装装置は、
内部にターンテーブルが配置されてアーム先端に噴射ノズルを備える塗装ロボットが配置される塗装ブースと、被塗装物の塗装面を乾燥させる乾燥装置と、被塗装物を搭載して前記塗装ブースならびに乾燥装置に移動させる運搬台車とを含み、前記運搬台車には排気吸引路が設けられ、被塗装物を搭載して前記塗装ブース内の塗装位置に前記運搬台車を移動停止させた状態で、前記排気吸引路と接続できる吸引口を備えた排気手段が塗装ブースに付設されていることを特徴とするものである。
前記塗装ブースの塗装位置にはターンテーブルが配置され、このターンテーブル上に前記運搬台車が載せられて、所定位置に静置状態に保たれると前記排気手段の吸引口と運搬台車に設けられる排気吸引路の端とが接続状態となる構成であるのがよい(第7発明)。
前記運搬台車に設けられる排気吸引路の開口端部は、台車の後端面に位置するように設けられているのがよい(第8発明)。また、前記吸引路の一方の開口部は、台車の上面後方に配置されるのが好ましい(第9発明)。
前記排気手段の吸引ダクトの吸引口は、ターンテーブル上に位置する運搬台車側吸引路の開口端部と当接することなく会合接続される構成であるのがよい(第10発明)。
第1発明によれば、開口部を複数箇所に形成されている箱形構造体の内部を塗装するに際して、塗装ノズルを挿入するのに必要な開口部と、この開口部とは反対側に位置する開口部のみを残して、他の開口部をカバーなどで覆い、一方の開口部をブロワなどの排気手段にダクトで接続して構造体の内部を排気しながら、他方の開口部から塗装ノズルを内部に挿入して塗料を目的箇所に吹き付けると、被塗装物である構造体の内部が負圧になって、吹き付けられる塗料の微粒子が外部に飛散することなしに塗装することができる。しかも、内部での吹き付けによる遊離微粒子の浮遊塊が発生せずに塗装できるので塗装品質を向上させることができ、かつ塗装作業環境を良好に保って作業できるという効果を奏する。
また、第2発明によれば、複数の色で塗装するに際し、最初に被塗装物である構造体における所要の内外被塗装面以外をマスキングして、全体的に吹き付け塗装を行った後、一旦乾燥させて混色となるのを防ぎ、その後に次に塗装を必要とする箇所以外の塗装面や被塗装面をマスキングするとともに、塗装ノズルの挿入に要する開口部と排気手段と繋がる開口部を除く他の開口部をカバーで覆うことにより被塗装物の内部を外部と遮断して、ブロワなどの排気手段によって被塗装物の内部を吸引排気しつつ内部所要箇所を塗装することにより、塗料の飛沫粒子が外部に漏れ出さずに塗装することができる。また、他の色で外面の塗装も平行して行えば、塗装作業の工程を少なくして完了できるという効果を奏する。また、塗装品質を高めて能率よく複数の色(異なる塗装)を塗装することができ、設備についても拡張することなく行えるのである。したがって、コストダウンを図ることができる。
次に、第3発明によれば、被塗装物である箱形構造体を複数の色で塗装するのに、被塗装物を搭載する台車に通気手段を備えたものを用い、前記被塗装物の底部が開口しているのを利用して、内部の塗装に際して台車上で被塗装物の底部から塗装ブース付設の排気手段(ブロワなど)で排気するようにし、被処理物の内部を負圧に導いて作業を行うことによって、塗料の噴霧飛沫の外部飛散を回避できるようにし、併せて他の色で外面の塗装も同じ工程で行えて、合理的に塗装品質の向上を図ることができるという効果を奏するのである。
また、第4発明によれば、塗装ブース内での塗装位置でターンテーブル上に被塗装物を搬入して塗装ロボットにより塗装を行うようにすることで、外部塗装や当初の内外面同時塗装を行うのにターンテーブルを回転させて効率よく作業を行うことができる。
第5発明によれば、被塗装物を通気手段を備える台車に載せて、ターンテーブル上で予め設定される範囲に停止させ、ターンテーブルを動かして台車後部を塗装ブースに付設されている排気手段の吸引口に接続するように合わせると、排気手段の作動で被塗装物の内部を負圧状態にすることができる。したがって、この状態でマスキングされている被塗装物の内部に塗装ノズルを挿入して塗料を噴射させると、塗料の被粒子が開口部から吸引される気流に乗って排気手段で処理部に排出されるので、外部へ飛散することなしに塗装を行うことができる。また、内部で塗料の遊離した微粒子が遊離塊を淀ませて塗装面に付着するというような不具合が生じず、塗装品質の向上を図ることができる、もちろん、内面の塗装に平行して外面の塗装も同時に行えるという利点がある。
次に、第6発明によれば、被塗装物(塗装済み物品)を塗装ブースや乾燥設備(乾燥装置)へ移動させるのに用いる運搬台車を、排気吸引路を設けたものにして、その運搬台車上に被塗装物を搭載して塗装ブース内のターンテーブル上における塗装位置に停車させて、塗装作業を行うに際し、運搬台車の排気吸引路端と塗装ブースに付設の排気手段の吸引口とを対向させて接続状態にすると、被塗装物の内部が排気手段によって吸引排気状態にできる。したがって、箱形構造体の内外面を塗装するに当たり、その内部と外部とが遮断できるように開口部を覆う処置をすれば、前記発明による塗装方法によって内外異なる色での塗装作業を同時に行うことができる。
第7発明による構成を採用すれば、被塗装物体(箱形構造体)を載置した運搬台車を塗装ブース内に設置されるターンテーブル上の所定位置に静置させると、この運搬台車に設けられる排気吸引路の端が塗装ブースに付設された排気手段のダクト端の吸引口と対向して接続される状態になるので、その対向位置に配置される塗装手段(例えば塗装ロボット)によって被塗装物の内部を塗装するとき、排気手段(ブロワなど)によって吸引することで、塗料の噴射飛沫を外部に漏出させることなく処理できるという効果を奏する。また、予め台車上に被塗装物の搭載位置を設定し易くしておけば、ターンテーブルを回転させて塗装ブース内での排気処理操作を容易にする利点がある。
また、第8発明および第9発明による構成を採用すると、特に、第3発明による塗装方法を実施するのに、その被塗装物の底部に形成される開口部をそのまま利用して被塗装物内部の塗装を行うのに、運搬台車をダクトの一部として使用できて別途排気設備を設けたり、その接続操作を行うことなく簡単で確実に排気処理ができるという効果を奏する。
さらに、第10発明によれば、被塗装物を搭載した運搬台車を予め設定してあるターンテーブル上の位置に静置させれば、塗装ブース側に付設されている排気手段のダクト吸引口とターンテーブル上に位置する運搬台車の排気吸引路端とが、そのターンテーブルを回転させることで接触しなくとも会合接続させることができ、内部塗装のときに作業者によってダクトの接続を行わずとも排気操作ができるので、遠隔操作によって作業ができ、効果的である。
次に、本発明による箱形構造体の塗装方法を建設機械のキャビンの塗装に適用した塗装装置の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には、本発明の塗装方法を実施する工程をブロック図によって示されている。図2には塗装されたキャビンの一例を表わす斜視図が、図3には本発明の塗装方法を実施する工程を表わす概要図が、図4にはキャビン本体に対するマスキングの態様を表わすカバー部材の取付け対応を分解して表わす図(a)とマスキング後の外観対応図(b)が、図5には内装部における部分的なマスキングの対応を表わす分解図(a)とマスキングの状態図(b)とが、図6には塗装ブース内での塗装位置関係と運搬台車上に搭載されたキャビンとを表わす概要図が、図7にはキャビン本体の内部を塗装している態様を表わす斜視図が、図8には運搬台車を介してのキャビン本体内部の排気手段を表わす概要図(a)とダクトの吸入口を表わす斜視図(b)が、図9には図8の平面図が、それぞれ示されている。
この実施形態では、建設機械(例えば油圧ショベル)のキャビンを対象にしたものの塗装について説明する。
油圧ショベルのキャビン1は、例えば図2に示されるように、前面に前窓2の取付け部が形成され、一方の側面には大きな側面窓部3が形成され、この側面窓部3と反対側の面には出入り口4(ドア取付け部)が設けられ、その後部側と背面側とにそれぞれ窓5,6が形成され、これら窓形成部2〜6は窓枠部分を残して開口されている。そして、底部7は図示されない上部旋回体に対して取り付けられるマウント部(図示せず)以外が開口した構造にされている。この底部7を開口されるのは、作業車両として組立る際運転席の据付構造や、輸送の関係で上部旋回体上から取り外しが容易に行えるようにする関係で、このような構造にされている。
このような構造のキャビン本体1を塗装するには、通常外装面8と内面部9とを所要の色調に塗り分けられ、一般に二色の塗装が行われている。また、デザインの関係で外装面8′においても色分けされている。
本実施形態では、内装部において従来のプラスチック製内装材を取り付けて内装仕上げする部分を特別な塗装によって内装しようとするのであり、その内装部分(製品完成時における運転室内で天井面からコンソールなどを配備した状態で現れる壁面部)にはビーズ塗装を適用するものである。このビーズ塗装では、微細な樹脂のビーズが塗料に混入されたものを使用し、塗膜面に微細なビーズが不規則に分布することでいわゆる艶消し状態で、かつまだら模様が表現される塗装面を実現できる。こうすることで、装飾性と通常の光沢がある塗装面とは異なり、優美で意匠効果の高い内装を施すことができる。したがって、塗装を行うに際しては、三色以上の塗装となる。
そこで、この塗装による工程としては、図1に示されるように、まず塗装前の製品(フレームに固着されている部品以外は付属しない構造体)を周知の電着塗装設備において、周知の手順で電着塗装11により全面にわたって下地塗装を行う。
下地塗装を終えたキャビン本体1(本発明における被塗装物に相当)は、図3に示されるように、第1工程で、塗装作業に際してキャビン本体を、運搬するのに使用する運搬台車30(後述)上に載置して、まず塗り分けされる塗装面が大きい部分(例えば図2においてキャビン本体の上半部)と内面9の通常塗装面8とを除く他の部分と内装面となる部分に、予め用意した所要形状のカバー部材20(便宜上、マスキング用のカバーを総称して符号20で示す)を、粘着テープなどを用いて取り付けてマスキングする作業12を行う(第1A工程。図3(a))。
マスキング処置されたキャビン本体1は、運搬台車30によって牽引その他の移動手段により第1塗装工程13の塗装ブース22内に搬入する。この塗装ブース22には、キャビン本体1を配置する塗装位置にターンテーブル23が設置されており、運搬台車30にキャビン本体1を載置したままでそのターンテーブル23を回転させることにより、向きを変えてターンテーブル23の一側方に設置されている塗装ロボット24によって所要の色の吹き付け塗装が行われる(第1B工程。図3(b))。
所要部分に対する塗装が行われたキャビン本体1は、運搬台車30に載せられたままで、次に乾燥工程14の乾燥室25に送られて、塗装の乾燥がなされる。この乾燥室25では電気ヒータもしくはスチームヒータによって塗装面の乾燥処理が行われる。この第1乾燥工程14では、前工程(第1塗装工程)からそのまま連続して乾燥室25内に移行し、この乾燥室25内を乾燥に要する時間移動して処理されて室外に移行させる(第1C工程。図3(c))。
乾燥処理されたキャビン本体1は、乾燥室25外に移動して次の操作を行うまでの間にて、室外において第1塗装工程13での塗装に要したマスキング材除去処理15を行う。以上の操作によって第1の塗装面が形成される。
次いで、第2の塗装所要面を塗装する作業工程(第2工程)に移行するのであり、この際には、図4(a)(b)にて示されるように、第1の塗装工程で塗装された部分にマスキング処置16(第2A工程)を施す。ここでマスキング処置するに際して、先の塗装済み面には予め所定形状に形成されたカバー部材20′(総称して符号20′で表わす)を粘着テープなどで留めてマスキングを行う。また、前面の前窓2部分の開口部を除く周囲の窓形成開口部には、それぞれに合致する形状の保護カバー21(総称して符号21で表わす)を嵌めこんで、前窓2の開口部を残して周囲を閉鎖する状態にする(図4(b)参照)。なお、内面においては、例えば図5(a)で示されるように、内装する面のみを開放状態にしてその他の部分をカバー部材20′で覆うようにする。
ここで、塗装されるキャビン本体1を載置して搬送する運搬台車30は、図8(a)にてその一実施形態を示すように、台車の後半部における内部に吸入路31(ダクト、本発明の通気手段・排気吸引路に相当)が形成され、その吸入路31の一端が運搬台車30の上面に開口32され、他端が台車の後端に開口33する構成とされている。なお、その吸入路31の幅は、搭載するキャビン本体1の底部に開口する幅寸法より少し狭い寸法で開口し、そのまま台車後端面まで通じている。なお、この吸入路31は運搬台車30上面の開口部32に台車上での作業に支障がないように作業者が嵌らないで吸引に大きな影響を与えない受け部材が取り付けられた構成で、牽引手段によって走行できる。
また、第2の塗装を行う塗装ブース22Aには、その塗装ブース22A内の吸塵を行う排気装置(図示せず)のほかに、キャビン本体1の内部を吸引排気する排気手段40が設けられている。この排気手段40としては、図6〜図9で示されるように、塗装ブース22Aにおける塗装位置のターンテーブル23後方に、ちょうど塗装ロボット24の設置箇所と対向する位置で吸入口42が位置するようにしてブース外に設置される排気ブロワ41と繋がるダクト43が設けられている。そのダクト43の吸入口42は、ターンテーブル23上に載せられたキャビン本体1の運搬台車30に設けられる前記吸入路31の開口端33と対向合致する高さ寸法で設けられ、かつ、その吸入口42と運搬台車30の吸入路端33とは直接接触することなしに接続できる構成とされている。すなわち、ダクト43の吸入口42には、上下でカバー42aが前方に突き出すようにして、両サイドにはゴム板のような弾性体の可とう性を有するカバー42b,42bが設けられ、ターンテーブル23に載せられた運搬台車30がターンテーブル23とともに回転移動するとき、ダクト43の先端部と接触しても無理がない状態で対向位置に到達できるようにするとともに、到達後は吸入路端33とダクト43の吸入口42が合致して、吸入路31を通じて運搬台車30上のキャビン本体1内部から吸引できるように構成されている。なお、前記排気手段40でのブロワ41からの排気中に混在する塗料微粒子は集塵器(図示省略)によって捕集されて除去される。
本実施形態における塗装ブース22Aにおける運搬台車30の吸入路端33と排気手段40のダクト吸入口42との接続構造については、前述のように非接触構造で双方の位置合わせを行うことにより排気操作が行えるようにされるので、例えばターンテーブル23の回転を遠隔操作によって行う構成であっても、所定の位置でテーブルの回転を停止できるようにすれば、その位置決め操作に連動させて内部の塗装作業を無理なく実施することができる。
前記マスキング処置16が終了すると、キャビン本体1は、再び塗装ブース22A内に搬入され、塗装位置に設けられているターンテーブル23上の所定位置に運搬台車30を静置させる。本実施形態においては、この第2塗装工程17で、外装における第2の塗装部分に先の塗装色とは異なる色を塗装するとともに、内面部に内装用の塗装を行うのである。
まず、内装としては、ビーズ塗装が行われる。この内面塗装に際しては、前工程でキャビン本体1が前面の開口部(前窓2)と底部7のみを開口してその他は覆われており、前記運搬台車30上にはキャビン本体1を予めその底後部が吸入路31の開口部32上に位置するように搭載されて送られる(予め第1の塗装工程へ送られるときにキャビン本体の向きを整えておく)ので、ターンテーブル23上の所定位置に運搬台車30を載置すると、キャビン本体1の前側が塗装ロボット24側になるように回転させて定置する。この状態で排気手段40のブロワ41を作動させて吸引排気すれば、キャビン本体1の内部がダクト43の吸入口42と繋がる運搬台車30の吸入路31から吸引されて負圧状態になる。したがって、塗装ロボット24のアーム24aをキャビン本体の内部に挿入して塗料を目的箇所に吹き付ける操作が行われる間、内部で飛散する塗料の微粒子は吸入路31から排気ダクト43を経て排気ブロワ41により外部に吸引排出され、ブロワ41の排気側に設置される集塵装置にて捕集される。また、キャビン本体1はその内部に塗装ロボット24のアーム24aが挿入される開口部のみ開放されて、その他の開口部は保護カバー21によって覆われているから、前記開口部(前窓2)から内部に外気が誘引されて噴霧ノズルから噴出される塗料が外部に漏れることなしに塗装でき、外表面に付着することなく作業できる。もちろん、内装の塗料で外面が汚れることはない。
こうして内面に塗装されたビーズ塗装は、前述のように微粒子(ビーズ)が混入された塗料を用いて所要内面に吹き付け塗装され、塗装面が混入されている微細ビーズによって凹凸が形成されるので、その全面が光沢の少ない塗装面になり、またビーズが不均等に混在することにより特有な装飾性を醸し出す面が得られる。このような内装を塗装によって形成すれば、従来の樹脂製の成形体による内装のように、内装パネルを壁体に取付けるための取付け構造を設けることが省略できる。また、内装材の取付け工程が省略できることになり、内装部材の成形金型費用が削減できるのみならず、内装作業が大幅に省略できてコストダウンを図ることができる。
こうして、内装の塗装が行われたならば、その塗装を終了後、排気手段40の作動を停止させて外面の残りの被塗装面に異なる色の塗料を用いて塗装を行う。なお、この外面塗装に際しては、塗装ロボット24の噴霧ノズルを他の塗料用に切替えることにより簡単に塗装切替え操作ができる。また、内部への塗料の侵入を防止するには、前面の開口部を保護カバー21によって覆うようにして、外面の塗装を行うようにすればよい。
前記第2の塗装工程17(第2B工程)が終了すると、塗装ブース22Aから運搬台車30を外部に移動させ、次いで、第2の乾燥工程18に移行させる。この第2乾燥工程18では、前記乾燥工程14と同様にして塗装面の乾燥処理がなされる。
乾燥工程18において塗装面が乾燥されると、取扱い容易な状態まで放冷してからマスキング材除去工程19で、カバー部材20′や保護カバー21を取り外す。こうすることにより塗装面が仕上げられるので、製品として次の工程に送られることになるのである。なお、さらに塗装する面がある場合、いわゆる多色の塗装を行うときには、前記要領を所要色数に応じて繰返すことにより完成させることができるのである。なお、乾燥工程では、塗装面の乾燥処理について、必要に応じて焼付け乾燥を行うことができる。
以上に記載した説明は、建設機械の油圧ショベルに用いられるキャビンの塗装について説明したが、同様に周囲に窓や出入り口を備える形状で他の機種に用いられるキャビンについても同様にして適用することができる。また、底部が開口状態ではない構造であって周側面の一部、好ましくは後部に開口部を備える形状の箱形構造体(キャビンなど)の場合でも適用できる。このような構造の箱形構造体の場合は、前記箱形構造体の後部の開口部と塗装ブース側に設けられる排気手段の吸引ダクト吸入口とを位置合わせできる状態にすることで、非接触式の接続が可能になるので、作業性をよくすることができる。
また、前記実施形態の塗装方法による塗装装置において、第1の塗装ブースと第1の乾燥室および第2の塗装ブースと第2の乾燥室とを一連の設備として連接し、その間にマスキング材の処置スペースが介在できるようにするとともに、これらを一連の移動路で繋いで、複数の運搬台車が牽引手段によって連結して走行するように構成し、所要位置で運搬台車上に被塗装物であるキャビン本体を搭載し、また塗装済みのキャビン本体を運び出すようにすれば、連続して塗装作業を行うことができる。そして、最小限の設備と設置スペースで能率よく塗装作業を実施することができる。
さらに、小規模で前述のような箱形構造体を塗装する場合、予め塗装ブースに内部塗装用の排気手段を前記要領で設置して、内装作業時のみその排気手段を作動させるようにすれば、乾燥操作を別箇所に設ける必要があるも1箇所で内外両方の塗装を合理的にかつ無理なく実施することができる。
また、本発明の趣旨に基づけば、内装の塗装を実施するに際して、その被処理物(箱形構造物)の二箇所に開口部を備えるようにして、その一方を排気手段と接続して排気しつつ、他方の開口部から塗装噴霧ノズルを挿入して内部塗装を行えば、塗装ブースが充分でない場所でも効果的に内部塗装を実施することが可能である。
さらにまた、前記実施形態では運搬台車として平坦な上面(被塗装物の搭載面)を備えたものについて記載しているが、必要に応じて取扱い物品の形状に合わせて吸入路の吸込み口を上側で突き出した構造にすることも任意なし得るものである。
本発明の塗装方法を実施する工程をブロック図 塗装されたキャビンの一例を表わす斜視図 本発明の塗装方法を実施する工程を表わす概要図 キャビン本体に対するマスキングの態様を表わすカバー部材の取付け対応を分解して表わす図(a)とマスキング後の外観対応図(b) 内装部における部分的なマスキングの対応を表わす分解図(a)とマスキングの状態図(b) 塗装ブース内での塗装位置関係と運搬台車上に搭載されたキャビンとを表わす概要図 キャビン本体の内部を塗装している態様を表わす斜視図 運搬台車を介してのキャビン本体内部の排気手段を表わす概要図(a)とダクトの吸入口を表わす斜視図(b) 図7の平面図
符号の説明
1 キャビン本体
2 前窓(前面の開口部)
7 底部
11 電着塗装(下地)
12 第1マスキング処置
13 第1塗装工程
14 第1乾燥工程
15,19 マスキング材除去
16 第2マスキング処置
17 第2塗装工程
18 第2乾燥工程
20,20′ カバー部材
21 保護カバー
22,22A 塗装ブース
23 ターンテーブル
24 塗装ロボット
25 乾燥室
30 運搬台車
31 吸入路
40 排気手段
41 排気ブロワ
42 吸入口
43 吸引ダクト

Claims (10)

  1. 被塗装物の外面の一開口部を残して他の開口部を覆い、前記開口部と反対側に位置する外面の一部に形成される開口部を排気手段に連通させて内部の排気を行い、この状態で前記開口部から塗装ノズルを被塗装物内に挿入し所要箇所を塗装することを特徴とする箱形構造体の塗装方法。
  2. 被塗装物の内外面における第1の被塗装箇所を除く他の被塗装箇所をマスキング部材で覆い、前記第1の被塗装箇所に所要の色の塗料を吹き付けて第1の塗装を行い、これを乾燥処理し、以後、次の被塗装箇所以外の箇所をマスキング処置するとともに、塗装ノズルが挿入できる開口部と排気手段に繋がる開口部以外の開口部を覆ってから、異なる色の塗料を用いて第2の塗装を行うようにし、内面の塗装時には、前記排気手段に繋がる開口部から内部を排気処理しつつ、前記開口部から塗装アームを内部に挿入して所要箇所を塗装し、その塗装箇所を乾燥させる操作を、所要塗装色に応じて繰り返すことを特徴とする箱形構造体の塗装方法。
  3. 底部に開口部を形成された被塗装物の内外面に複数の色で塗装するに際し、被塗装物を、通気手段を備えた台車上に載置して、まず内外面の最初に塗装を行う部分以外の塗装箇所にマスキング処置を施して塗装ブースに搬入し、最初の塗装工程での塗装を行い、その後に乾燥工程で塗装面を乾燥させ、次に前記塗装済み部分や被塗装物の周面の開口部を一箇所のみ残してカバーで覆うマスキング処置をして、次の塗装工程に移行し、この塗装工程で前記台車に設けられる通気手段を排気手段に接続して被塗装物の内部を底部から排気しつつ前記開口部から塗装ノズルを内部に挿入して内面要所の塗装を行い、併せて外面の所要塗装箇所の塗装を施し、その後に乾燥工程に移行させて塗装箇所の乾燥処理を行う操作を、塗装色の数に合わせて繰返すことを特徴とする箱形構造体の塗装方法。
  4. 被塗装物の内外面もしくは外面のみの塗装を行う際には、その被塗装物を台車に搭載してターンテーブル上で回転させて塗装ロボットにより塗装する請求項3に記載の箱形構造体の塗装方法。
  5. 被塗装物の内面要所の塗装を行う際には、台車を停止状態にしてその通気手段を台車後部で塗装ブースに配置される排気手段と接続して、被塗装物の内部を排気して負圧状態で被塗装物の前側から開口部を通じて塗装ノズルを内部に挿入し、要所に塗料を吹き付けるようにする請求項3に記載の箱形構造体の塗装方法。
  6. 内部にターンテーブルが配置されてアーム先端に噴射ノズルを備える塗装ロボットが配置される塗装ブースと、被塗装物の塗装面を乾燥させる乾燥装置と、被塗装物を搭載して前記塗装ブースならびに乾燥装置に移動させる運搬台車とを含み、前記運搬台車には排気吸引路が設けられ、被塗装物を搭載して前記塗装ブース内の塗装位置に前記運搬台車を移動停止させた状態で、前記排気吸引路と接続できる吸引口を備えた排気手段が塗装ブースに付設されていることを特徴とする箱形構造体の塗装装置。
  7. 前記塗装ブースの塗装位置にはターンテーブルが配置され、このターンテーブル上に前記運搬台車が載せられて、所定位置に静置状態に保たれると前記排気手段の吸引口と運搬台車に設けられる排気吸引路の端とが接続状態となる構成である請求項6に記載の箱形構造体の塗装装置。
  8. 前記運搬台車に設けられる排気吸引路の開口端部は、台車の後端面に位置するように設けられている請求項6または7に記載の箱形構造体の塗装装置。
  9. 前記運搬台車における排気吸引路の一方の開口部は、台車の上面後方に配置される構成である請求項6または7に記載の箱形構造体の塗装装置。
  10. 前記排気手段の吸引ダクトの吸引口は、ターンテーブル上に位置する運搬台車側吸引路の開口端部と当接することなく会合接続される構成である請求項6に記載の箱形構造体の塗装装置。
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