JP2005181844A - 眼鏡レンズ取付け方法および眼鏡レンズ取付け部材 - Google Patents

眼鏡レンズ取付け方法および眼鏡レンズ取付け部材 Download PDF

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Abstract

【課題】レンズを表裏両面から強固に固定し、かつ種々の厚さをゆする眼鏡レンズに適用可能な眼鏡レンズ取付け方法および眼鏡レンズ取付け部材を提供すること。
【解決手段】ヨロイ1の一端部およびブリッジ9の両端部から延在する第1の把持腕3、第1の把持腕3の基端部から延在する長腕部4、および長腕部4に移動自在に装着される第2の把持腕5によって、取付けられる眼鏡レンズの厚さに応じて可変な間隙を有するレンズ把持部を備えたレンズ取付け部材を形成し、眼鏡レンズの取付け工程において、眼鏡レンズの厚さに応じたレンズ把持部を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、眼鏡レンズを眼鏡フレームに取付けるための眼鏡レンズ取付け方法および眼鏡レンズ取付け部材に関し、詳しくは、いわゆるツーポイントフレームと呼ばれる縁無し眼鏡における眼鏡レンズ取付け方法およびその取付け部材に関する。
いわゆるツーポイントフレームと呼ばれる縁無し眼鏡は、プラスチック製の眼鏡レンズ(以下、単に「レンズ」とも称する)を、その周囲にリムを設けずに眼鏡レンズ取付部材(以下、単に「取付け部材」とも称する)に直接取付け、保持する構造を有するものである。この種の眼鏡は、視界が広い、軽量である、目立たない、レンズ形状のデザインの自由度が大きいといった機能上および外観上の利点を有しているため、近年、装用者が増加している。
図7は、このような縁無し眼鏡100の要部を示す斜視図である。一般に、眼鏡100は、左右一対のレンズ51,51と、各レンズ51,51の外縁部をそれぞれ保持する左右一対の取付け部材60,60と、左右のレンズ51,51の内縁部を保持して各レンズを連結する中央の取付け部材70とを備え、さらに、左右の各取付け部材60は、それぞれ、ヨロイ62と、通常はヨロイ62の一端部に回動自在に連結されるテンプル63と、ヨロイ62の他端部にあってレンズを把持するレンズ把持部61を含み、中央の取付け部材70は、ブリッジ72と、ブリッジの両端部にあってレンズ51,51を把持するレンズ把持部71,71と、一対の鼻当てパッド73,73を含むものである。このような眼鏡100において、レンズ51は、レンズ把持部61,71によって取付け部材60,70に直接連結され、保持されている。
従来、レンズ把持部61,71の典型的な構造には、レンズ51の把持手段の観点から、図8(a)および図8(b)に示すような2種類の構造がある。ここで、図8(a)および図8(b)は、取付け部材60におけるレンズ把持部61を例として、その要部を断面図として示すものである。なお、取付け部材70におけるレンズ把持部71の構造は、これと同様のものであるため、その図示および説明を省略する。
図8(a)に示すレンズ把持部61aは、レンズ51の一方の主面側に配置される第1の把持腕64と、レンズ51の他方の主面側に配置される第2の把持腕65とを有し、レンズ51を、対向する2つの把持腕64、65によって表裏から夾着して保持する構造を有している。この際、第1の把持腕64、レンズ51、および第2の把持腕65は、通常、互いに連通する挿通孔を有し、ビス66およびナット67等の固着手段により互いに固着される。一方、図8(b)に示すレンズ把持部61bは、図8(a)に示す第2の把持腕65に相当する把持腕を有さず、1つの把持腕64とレンズ51とを、同様にビス66およびナット67等の固着手段により固着することによって、レンズ51の一方の主面のみを把持するものである。
これらの2つの把持手段を比較すると、図8(a)に示すようなレンズ把持部61aは、レンズ51を取付け部材60に強固に取付け可能な点で有利であるが、第1の把持腕64と第2の把持腕65とで形成される間隙が、部材に固有の寸法をもって予め定められているため、特定の部材に対して適用できるレンズの厚さに制約があり、特に、上記間隙の寸法よりも厚いレンズに対して使用することができない。周知のように、眼鏡レンズの厚さは、その仕様によって種々異なっており、また同一のレンズ内においても場所によって異なるものであるため、同一の眼鏡フレームであっても、適用するレンズおよびそのレンズの取付け位置が異なる場合は、その厚さに適合する把持部を有する種々の取付け部材が必要となる場合があった。
一方、図8(b)に示すようなレンズ把持部61bは、レンズの片面のみを把持するものであるため、レンズの厚さによらずに同一の取付け部材を使用可能であるものの、図8(a)の把持部61aに比較してレンズ51との連結の安定性に劣ることに加えて、構造的に脆弱であり、特に、把持腕64をレンズ51から引き剥がそうとする方向(図8(b)の例では、ヨロイ62を外側へ開こうとする方向)への荷重がかかる場合、把持腕64の先端部を支点とし、ビス66と把持腕64との接点を作用点とする梃子が形成されてしまうため、レンズ51と把持部61bとの固着部分に過大な応力が集中し、レンズ51が破損し易いという欠点がある。
従来、図8(b)に示す把持手段において、応力の集中を緩和するために、固着に使用するネジとレンズの貫通孔との間に弾性クッション材を挿入すること(たとえば、特許文献1参照)や、弾力性に優れた樹脂製のネジを使用すること(たとえば、特許文献2参照)などが提案されている。
特開平11−231265号公報 特開2000−281788号公報
しかしながら、上述した応力集中の緩和は、レンズ把持部の構成に別部材を追加したり、レンズ把持部を構成する材料を限定することによって達成されておりコストの高騰を招く可能性があると共に、このような手段によって応力集中が緩和されたとしても、レンズの連結・保持の安定性の観点から言えば、依然として、表裏両面から夾着し固着する方法の方が優れていると言える。
上記課題に鑑みて、本発明は、レンズをその表裏両面から強固に保持すると共に、同一の方法および部材でもって、種々の厚さを有する眼鏡レンズに対して適用可能な眼鏡レンズ取付け方法および眼鏡レンズ取付け部材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る眼鏡レンズ取付け方法は、第1の把持腕と、該第1の把持腕の基端部から所定の角度をなして延在する長腕部とを備えた眼鏡レンズ取付け部材を準備する工程と、前記眼鏡レンズ取付け部材に、前記長腕部から延在しかつ眼鏡レンズの厚さに応じた間隔を介して前記第1の把持腕に対向する第2の把持腕を設け、レンズ把持部を形成する工程と、前記眼鏡レンズを、前記第1の把持腕と前記第2の把持腕とで夾着し、前記レンズ把持部に固着する工程と、を含むことを特徴とする。
特に、本発明に係る眼鏡レンズ取付け方法は、上述した方法において、前記レンズ把持部を形成する工程は、前記長腕部に移動自在に取付けられた前記第2の把持腕を、前記眼鏡レンズの厚さに応じた位置に移動するステップを含むことを特徴とする。
また、本発明に係る眼鏡レンズ取付け方法は、上述した方法において、前記レンズ把持部を形成する工程は、前記長腕部を前記眼鏡レンズの厚さに応じた位置で折曲げて前記第1の把持腕に対向する部分を形成し、前記第1の把持腕に対向する部分により前記第2の把持腕をするステップを含むことを特徴とする。
本発明の別の態様では、本発明に係る眼鏡レンズ取付け部材は、第1の把持腕と、該第1の把持腕から所定の角度なして延在する長腕部と、該長腕部から前記第1の把持腕に対向して延在し、その基端部が前記長腕部に移動自在に取付けられた第2の把持腕とを備えることを特徴とする。
本発明の別の態様では、本発明に係る眼鏡レンズ取付け部材は、第1の把持腕と、該第1の把持腕から所定の角度なして延在する長腕部とを備え、前記長腕部は、折曲げ加工可能な材料により形成されることを特徴とする。
本発明に係る眼鏡レンズ取付け方法および取付け部材によれば、対向する2つの把持腕によって形成されるレンズ把持部は、それら2つの把持腕の間の間隔が予め定められた寸法に固定されてはおらず、眼鏡レンズの眼鏡レンズ取付け部材への取付け工程中に、その眼鏡レンズの厚さに応じて形成されるため、種々の厚さを有する眼鏡レンズを、単一の取付け部材を使用してその表裏両面から夾着し、強固に固定することが可能となる。
特に、第1の把持腕と、第1の把持腕に対して所定の角度なして延在する長腕部に移動自在に取付けられた第2の把持腕とを備えるレンズ取付け部材を使用し、第2の把持腕を移動することによりレンズ把持部を形成することによって、対向する2つの把持腕の間の間隔が可変であるようなレンズ把持部を容易に達成することが可能となる。
さらに、長腕部を折曲げ加工可能な材料により形成し、その長腕部を折り曲げて第2の把持腕を形成することによって、対向する2つの把持腕の間の間隔が可変であるようなレンズ把持部を形成するために必要な部品点数を低減し、その構造を単純化することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1(a)および、図1(b)は、本発明に係るレンズ取付け部材の第1の実施形態を示す分解斜視図である。ここで、図1(a)に示すレンズ取付け部材10は、左右一対の眼鏡レンズ(図示せず)の各外縁を、それぞれ保持する左右一対のレンズ取付け部材の1つであり、ヨロイ1を含むものである。ヨロイ1の一端部にはテンプル2が回動自在に連結され、ヨロイ1の他端部からは、その先端部に挿通孔7を有する第1の把持腕3が延在し、第1の把持腕3の基端部からは、長腕部4が、第1の把持腕3の延在方向に対して略垂直に延在している。第2の把持腕5は、その基端部に開口部6を有し、この開口部6に長腕部4を貫通させて長腕部4に摺動自在に装着され、第1の把持腕3に対向するものである。また、第2把持腕5の先端部には、長腕部4への装着時に、挿通孔7と略同心に対向する挿通孔8が形成されている。
図1(b)に示すレンズ取付け部材20は、左右の眼鏡レンズ(図示せず)の内縁を保持し、各眼鏡レンズを連結するレンズ取付け部材であり、ブリッジ9を含むものである。ブリッジ9の両端部には、それぞれ、第1の把持腕3,3、長腕部4,4、および第2の把持腕5,5が、図1(a)のレンズ取付け部材10の対応する構成要素と同様の構成を有して設けられている。なお、取付け部材20は、たとえば鼻当てパッド等のその他の構成要素を含んでいてもよいが、その他の可能な構成要素は従来のものと同様とすることができるため、図示および説明を省略する。
ここで、レンズ取付け部材10、20を形成する材料は、たとえば金、洋白、モネル(R)、サンプラチナ、チタン等の、眼鏡フレームを形成するために好適に使用される任意の金属または合金、またはその他の材料とすることができる。また、図1(a)および図1(b)に示すレンズ取付け部材10、20では、第1の把持腕3と長腕部4とを一体の部材として形成し、この部材を、たとえばろう接等の接続手段によってヨロイ1(またはブリッジ9)に接続するものとするが、本発明に係るレンズ取付け部材は、この形態に限定されるものではなく、たとえば、ヨロイ1(またはブリッジ9)と第1の把持腕3とを一体に形成し、長腕部4を、たとえばろう接等によって接続するものであってもよい。
次に、図2A〜図2Eを参照し、本発明に係る眼鏡レンズ取付け方法の第1の実施形態を説明する。図2A〜図2Eを通じて、図面の上方向は眼鏡の装用時における前方向(視線方向)に対応し、図面の下方向は、眼鏡の装用時における後方向(顔方向)に対応する。なお、説明のための例として、図1(a)に示す眼鏡レンズ取付け部材10を用いるが、本実施形態における眼鏡レンズの取付け方法は、図1(b)に示す眼鏡取付け部材20の場合も同様である。
図2Aは、図1(a)に示す眼鏡レンズ取付け部材10の平面図である。本実施形態における眼鏡レンズ取付け方法は、まず、このような眼鏡レンズ取付け部材10を準備する工程から開始するものである。本実施形態では、この段階において、第2の把持腕5は、長腕部4にはまだ装着されていないものとする。その後、図2Bに示すように、第2の把持腕5を、その開口部6に長腕部4を貫通させて装着すると共に、眼鏡レンズ11を、第1の把持腕3と第2の把持腕5との間に配置する。このとき、眼鏡レンズ11には、眼鏡レンズ11を所定の位置に配置した時に、挿通孔7、8に略同心に連通する挿通孔12が予め形成されているものとする。
次いで、図2Cに示すように、第2の把持腕5を長腕部4に沿って前方に移動させ、眼鏡レンズ11を、第1の把持腕3と第2の把持腕5とで、その表裏両面から夾着する。本実施形態では、この工程において、第1の把持腕3と、眼鏡レンズ11の厚さに応じた間隔を介して第1の把持腕3に対向する第2の把持腕5とで構成されるレンズ把持部50が形成されるものである。このとき、必要な場合には、眼鏡レンズ11が、挿通孔7、8、12が略同心に連通する所定の位置に配置されるように、その位置を調整する。
次いで、図2Dに示すように、挿通孔7、8、12を貫通するビス13、およびナット14を使用することによって、レンズ把持部50と眼鏡レンズ11とを固着し、その後、必要な場合には、図2Eに示すように、長腕部4を切断して不要の後端部を除去し、眼鏡レンズ取付け部材10への眼鏡レンズ11の取付けを完了する。
なお、本発明に係る眼鏡レンズ取付け方法は、図2Aおよび図2Bに示す工程における個々のステップの態様および順序には限定されない。たとえば、本実施形態では、眼鏡取付け部材10の第2の把持腕は長腕部4から脱離可能とし、第2の把持腕の未装着状態から取付け工程を開始するものとした(図2A)が、長腕部4はその後端部に脱離防止用の突起等を備え、予め図2Bに示す態様の長腕部4に把持腕5が装着された眼鏡レンズ取付け部材10として提供されるものであってもよい。
次に、本発明に係るレンズ取付け部材の第2の実施形態を説明する。図3(a)および、図3(b)は、本発明に係るレンズ取付け部材の第2の実施形態を示す斜視図である。ここで、図3(a)に示すレンズ取付け部材30は、左右一対の眼鏡レンズ(図示せず)の各外縁を、それぞれ保持する左右一対のレンズ取付け部材の1つであり、ヨロイ1を含むものである。ヨロイ1の一端部にはテンプル2が回動自在に連結され、ヨロイ1の他端部からは、その先端部に挿通孔7を有する第1の把持腕3が延在し、第1の把持腕3の基端部からは、長腕部4が、第1の把持腕3の延在方向に対して略垂直に延在している。
図3(b)に示すレンズ取付け部材40は、左右の眼鏡レンズ(図示せず)の内縁を保持し、各眼鏡レンズを連結するレンズ取付け部材であり、ブリッジ9を含むものである。ブリッジ9の両端部には、それぞれ、第1の把持腕3,3、長腕部4,4が、図3(a)のレンズ取付け部材10の対応する構成要素と同様の構成を有して設けられている。なお、取付け部材40は、たとえば鼻当てパッド等のその他の構成要素を含んでいてもよいが、その他の可能な構成要素は従来のものと同様とすることができるため、図示および説明を省略する。
ここで、レンズ取付け部材30、40の長腕部4は、折曲げ加工が可能な材料から形成され、具体的には、たとえば金、洋白、モネル(R)、サンプラチナ、チタン等の、眼鏡フレームを形成するために好適に使用される金属または合金とすることができる。また、図3(a)および図3(b)に示すレンズ取付け部材30、40では、第1の把持腕3と長腕部4とを一体の部材として形成し、この部材を、たとえばろう接等の接続手段によってヨロイ1(またはブリッジ9)に接続するものとするが、本発明に係るレンズ取付け部材は、この形態に限定されるものではなく、たとえば、ヨロイ1(またはブリッジ9)と第1の把持腕3とを一体に形成し、長腕部4を、たとえばろう接等によって接続するものであってもよい。
次に、図4A〜図4Fを参照し、本発明に係る眼鏡レンズ取付け方法の第2の実施形態を説明する。図4A〜図4Fを通じて、図面の上方向は眼鏡の装用時における前方向(視線方向)に対応し、図面の下方向は、眼鏡の装用時における後方向(顔方向)に対応する。なお、説明のための例として、図3(a)に示す眼鏡レンズ取付け部材30を用いるが、本実施形態における眼鏡レンズの取付け方法は、図3(b)に示す眼鏡取付け部材40の場合も同様である。
図4Aは、図3(a)に示す眼鏡レンズ取付け部材30の平面図である。本実施形態における眼鏡レンズ取付け方法は、まず、このような眼鏡レンズ取付け部材30を準備する工程から開始するものである。次いで、図4Bに示すように、長腕部4を、折り曲げ加工することによって、長腕部4に、第1の把持腕3に対向する水平部分4bを形成する。このとき、第1の把持腕3と水平部分4bとの間の間隔dは、取付けられる眼鏡レンズ(図示せず)の厚さに応じて決定され、本実施形態では、この間隔dは、眼鏡レンズの厚さと略同一に形成され、後述する工程(図4E参照)において、この間隙に眼鏡レンズを収容可能であって、かつ第1の把持腕3と長腕部4の水平部分4bとで、収容された眼鏡レンズを夾着可能であるものとする。具体的には、取付けられる眼鏡レンズの一方の主面を第1の把持腕に当接させ、その時の他方の主面の位置を長腕部4に任意の適切な手段によってマークした後、その眼鏡レンズを取り外し、マークに沿って折曲げ加工を実施してもよい。
次いで、図4Cに示すように、長腕部4の水平部分4bに挿通孔7と略同心に挿通孔8を形成する。この際、好ましくは、穿孔に使用するドリル等の刃を前方から挿通孔7に通して長腕部4の水平部分4bに当接させることによって、挿通孔7をガイドとして挿通孔8の中心を位置決めすることができるため、略同心な挿通孔8を容易に形成することができる。その後、必要な場合、図4Dに示すように、長腕部4の水平部分4bを切断し、好ましくは、その長さが第1の把持腕3の長さと略同一になるように揃えるものである。本実施形態では、この工程(または、切断が必要ない場合には、図4Cに示す穿孔工程)において、長腕部4の水平部分4bが第2の把持腕として完成され、これによって、第1の把持腕3と、眼鏡レンズの厚みに応じた間隔を介して第1の把持腕3に対向する第2の把持腕とで構成されるレンズ把持部50が形成されるものである。以後の説明では、本工程終了後の長腕部4の水平部分4bを、第2の把持腕4cと呼ぶものとする。
上述した工程の後、図4Eに示すように、眼鏡レンズ11を第1の把持腕3と第2の把持腕4cとで形成される間隙に収容し、所定の位置に配置する。この際、眼鏡レンズ11は、図4Bに関連させて上述したように、第1の把持腕3および第2の把持腕4cによって、その表裏両面から夾着されるものである。また、眼鏡レンズ11には、眼鏡レンズ11を所定の位置に配置した時に、挿通孔7、8に略同心に連通する挿通孔12が予め形成されているものとする。
その後、図4Fに示すように、挿通孔7、8、12を貫通するビス13、およびナット14を使用することによってレンズ把持部50と眼鏡レンズ11とを固着して、眼鏡レンズ取付け部材30への眼鏡レンズ11の取付けを完了する。
なお、本発明に係る眼鏡レンズ取付け方法は、図4Cおよび図4Dに示す工程における個々のステップの態様および順序には限定されない。たとえば、本実施形態では、眼鏡レンズ取付け部材30において、第1の把持腕3には予め挿通孔7が形成されているものとしたが、この挿通孔7は、図4Cに示す工程において挿通孔8を形成する際に、同時にまたは順次形成されるものであってもよい。また、所望の場合、図4Cに示す穿孔工程と、図4Dに示す切断工程の順序を入れ替えて実施することもできる。
ここで、本発明に係る眼鏡レンズ取付け部材の別の実施形態として、図3(a)に示す眼鏡レンズ取付け部材30は、図4Cに示す穿孔工程においてドリル等の刃先の逃げを防止するため、図5に示すように、その長腕部4の、ドリル等の刃先が当接する側の面(上述した好ましい穿孔方法の場合、第1の把持腕3が延在する側の面)上に、長手方向に沿って配列された複数の窪み部16を有していてもよい。また、本発明に係る眼鏡レンズ取付け部材のさらに別の実施形態として、眼鏡レンズ取付け部材30は、図4Bに示す工程において長腕部4を折曲げるためのガイドとして、図6に示すように、長腕部4の一方または両方の面上に、長腕部4の横手方向に形成されかつその長手方向に配列された複数の溝部17を有していてもよい。
また、上述した実施形態を通じて、眼鏡レンズ取付け部材10、20、30、40の長腕部4の長さは、適用が想定される眼鏡レンズの最大厚さ等を考慮して決定されるものであり、具体的には、強度レンズに対応するため、約12mm程度とするのが好適である。また、上述した実施形態を通じて、眼鏡レンズ取付け部材10、20、30、40の長腕部4は、第1の把持腕3に対して略垂直に延在するものとしたが、長腕部4は、たとえば取付けられる眼鏡レンズの形状等の条件によっては、その条件に適合する任意の所定の角度をなして延在するものであってもよく、その際、長腕部4の長さは、眼鏡レンズ11の厚さ方向に対する角度等の条件も考慮して適宜決定されるものである。
さらに、上述した実施形態を通じて、第1の把持腕3および第2の把持腕5、4cは眼鏡レンズ11に直接当接するものとしたが、これらの構成要素間の任意の箇所に、たとえば金属製または樹脂製のワッシャ等を介在させてもよく、その際、第1の把持腕と第2の把持腕5、4cとで構成される間隙の寸法は、介在するワッシャの厚さを考慮して適宜調整されるものである。また、眼鏡レンズ11をレンズ把持部50に固着する手段としては、好ましくは金属製のビス13およびナット14を使用し、その際、挿通孔7、8には、使用するビス13に応じたネジ溝が切られているものとするが、本発明に係る眼鏡レンズ取付け方法はこの固着手段の具体的態様によらず、たとえば接着等の他の固着手段を使用するものであってもよい。
本発明に係る眼鏡レンズ取付け部材の第1の実施形態を示す分解斜視図であり、(a)はヨロイを含む眼鏡取付け部材を示す図、(b)はブリッジを含む眼鏡取付け部材を示す図である。 本発明に係る眼鏡レンズ取付け方法の第1の実施形態において、眼鏡レンズ取付け部材の準備工程を示す平面図である。 本発明に係る眼鏡レンズ取付け方法の第1の実施形態において、眼鏡レンズ取付け部材への眼鏡レンズの配置工程を示す平面図である。 本発明に係る眼鏡レンズ取付け方法の第1の実施形態において、第1の把持腕の移動工程を示す平面図である。 本発明に係る眼鏡レンズ取付け方法の第1の実施形態において、固着工程を示す平面図である。 本発明に係る眼鏡レンズ取付け方法の第1の実施形態において、長腕部の切断工程を示す平面図である。 本発明に係る眼鏡レンズ取付け部材の第2の実施形態を示す斜視図であり、(a)はヨロイを含む眼鏡取付け部材を示す図、(b)はブリッジを含む眼鏡取付け部材を示す図である。 本発明に係る眼鏡レンズ取付け方法の第2の実施形態において、眼鏡レンズ取付け部材の準備工程を示す平面図である。 本発明に係る眼鏡レンズ取付け方法の第2の実施形態において、長腕部の折り曲げ工程を示す平面図である。 本発明に係る眼鏡レンズ取付け方法の第2の実施形態において、長腕部の穿孔工程を示す平面図である。 本発明に係る眼鏡レンズ取付け方法の第2の実施形態において、長腕部の切断工程を示す平面図である。 本発明に係る眼鏡レンズ取付け方法の第2の実施形態において、眼鏡レンズ取付け部材への眼鏡レンズの配置工程を示す平面図である。 本発明に係る眼鏡レンズ取付け方法の第2の実施形態において、固着工程を示す平面図である。 本発明に係る眼鏡レンズ取付け部材の別の実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る眼鏡レンズ取付け部材のさらに別の実施形態を示す斜視図である。 従来の縁無し眼鏡を示す斜視図である。 従来の眼鏡レンズ取付け部材におけるレンズ把持部を示す断面図である。
符号の説明
1 ヨロイ
3 第1の把持腕
4 長腕部
4c,5 第2の把持腕
9 ブリッジ
10,20,30,40 眼鏡レンズ取付け部材
50 レンズ把持部

Claims (5)

  1. 眼鏡レンズを眼鏡フレームに取付けるための眼鏡レンズ取付け方法において、
    第1の把持腕と、該第1の把持腕の基端部から所定の角度をなして延在する長腕部とを備えた眼鏡レンズ取付け部材を準備する工程と、
    前記眼鏡レンズ取付け部材に、前記長腕部から延在しかつ眼鏡レンズの厚さに応じた間隔を介して前記第1の把持腕に対向する第2の把持腕を設け、レンズ把持部を形成する工程と、
    前記眼鏡レンズを、前記第1の把持腕と前記第2の把持腕とで夾着し、前記レンズ把持部に固着する工程と、
    を含むことを特徴とする眼鏡レンズ取付け方法。
  2. 前記レンズ把持部を形成する工程は、前記長腕部に移動自在に取付けられた前記第2の把持腕を、前記眼鏡レンズの厚さに応じた位置に移動するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の眼鏡レンズ取付け方法。
  3. 前記レンズ把持部を形成する工程は、前記長腕部を前記眼鏡レンズの厚さに応じた位置で折曲げて前記第1の把持腕に対向する部分を形成し、前記第1の把持腕に対向する部分により前記第2の把持腕を形成するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の眼鏡レンズ取付け方法。
  4. 第1の把持腕と、該第1の把持腕の基端部から所定の角度をなして延在する長腕部と、該長腕部から前記第1の把持腕に対向して延在し、その基端部が前記長腕部に移動自在に取付けられた第2の把持腕とを備えることを特徴とする眼鏡レンズ取付け部材。
  5. 第1の把持腕と、該第1の把持腕から所定の角度をなして延在する長腕部とを備え、前記長腕部は、折曲げ加工可能な材料により形成されることを特徴とする眼鏡レンズ取付け部材。
JP2003424891A 2003-12-22 2003-12-22 眼鏡レンズ取付け方法および眼鏡レンズ取付け部材 Pending JP2005181844A (ja)

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