JP2006343446A - メガネフレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】 レンズの歩留まりを向上できると共に、眼鏡の製作時間を短縮できるメガネフレームを提供すること。
【解決手段】 メガネフレームは、ブリッジ3およびよろい智に連通孔3aと溝3bとを備えることにより、所定範囲内でレンズ2,2の固定位置を調整することができる。よって、レンズ2,2の連結孔2a,2aがずれて穿設された場合であっても、レンズ2,2の固定位置を使用者に合わせて調整することができる。従って、レンズ2,2の廃棄処分を少なくすることができ、歩留まりを向上することができる。また、レンズ2,2の固定位置を調整できるので、レンズ2,2の連結孔2a,2aを熟練した作業者が穿設しなくてもよく、自動穿設する加工装置を用いて連結孔2a,2aを穿設することができる。よって、眼鏡の製作時間を短縮することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、メガネフレームに関し、特に、レンズの歩留まりを向上できると共に、眼鏡の製作時間を短縮できるメガネフレームに関するものである。
特開2002−311391号公報に開示されているように、レンズの内縁部に穿設された連結孔にネジを挿通し、レンズの裏側に突出したネジにナットを螺着して、ブリッジとレンズ、及び、智とレンズとをそれぞれ固定するツーポイント式のメガネフレームが知られている。この眼鏡の製作は、まず、使用者に合わせてレンズの連結孔の位置が調整されて穿設される。その後、ネジとナットとでブリッジとレンズ、及び、智とレンズとを挟持して固定することで行われる。レンズの連結孔の位置を使用者に合わせて調整することで、使用者毎にレンズの固定位置が合った眼鏡を提供することができる。
特開2002−311391(図1等)
しかしながら、上述したメガネフレームでは、使用者毎にレンズの連結孔の位置が異なるので、その連結孔の位置がずれてしまうと、折角使用者に合わせて位置を設定したにも関わらず、使用者に合わない眼鏡となってしまう。レンズは、連結孔を一旦穿設するとその位置の修正ができないので、連結孔の位置がずれてしまうと、そのレンズは廃棄処分となってしまい、歩留まりが悪いという問題点があった。
また、レンズの連結孔の位置は、使用者の顔の形や設定された度数などにより異なり、その孔径は略1mm〜2mmの微少なものなので、正確な位置に設定する必要がある。その穿設作業は、例えば、設定した穿設位置に実際の孔径より小さい孔を明け、微調整を行いつつ正確な位置に穿設する。そのため、熟練した作業者により行われることが多い。よって、熟練した作業者が複数の工程を行うことにより眼鏡が製作されるので、1つの眼鏡を製作するのに時間がかかってしまうという問題点があった。
また、近年では、ツーポイント式のメガネフレームの需要が高くなっている。そのため、製作時間を短縮するために、レンズの連結孔の位置を設定すると、その設定した位置に連結孔を自動的に穿設する加工装置も開発されている。しかし、上述したように、熟練した作業者でないと正確な位置に連結孔を穿設することが困難であるため、微調整を行いつつ連結孔を穿設する。よって、加工装置を用いたとしても製作時間を大幅に短縮できないという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、レンズの歩留まりを向上できると共に、眼鏡の製作時間を短縮できるメガネフレームを提供することを目的としている。
この目的を達成するために請求項1記載のメガネフレームは、一対のレンズ間を連結するブリッジと、前記レンズに穿設された連結孔に挿通される軸部とその連結孔の内径より大きな外径に形成された傘部とからなるネジと、そのネジの軸部に螺着されるナットとを備え、前記ネジとナットとにより前記ブリッジとレンズとを挟持して固定するものであり、前記ブリッジは、前記ネジの傘部の外形またはナットの外形より大きく形成された凹状の溝と、その溝内に形成され前記ネジの軸部が挿通されると共にそのネジの挿通方向視において前記ネジの軸部の外径より大きく且つ傘部の外径またはナットの外径より小さな内径となる挿通孔とを備え、前記レンズをブリッジに対して固定する場合に、前記ネジの軸部の外周面と前記挿通孔の内周面との隙間により前記レンズの固定位置を調整可能にした。
この請求項1記載のメガネフレームによれば、ブリッジには、ネジの軸部の外径より大きな内径となる挿通孔が形成されており、その挿通孔によりレンズの固定位置が調整される。また、ブリッジには、ネジの傘部の外形またはナットの外形より大きい凹状の溝が形成されているので、ネジとナットとによりレンズとブリッジとを固定する場合に、ネジの傘部またはナットがブリッジの溝内に収納される。
請求項2記載のメガネフレームは、一対のレンズ間を連結するブリッジと、そのブリッジが連結されたレンズの他方側に固定される智と、前記レンズに穿設された連結孔に挿通される軸部とその連結孔の内径より大きな外径に形成された傘部とからなるネジと、そのネジの軸部に螺着されるナットとを備え、前記ネジとナットとにより前記智とレンズとを挟持して固定するものであり、前記智は、前記ネジの傘部の外形またはナットの外形より大きく形成された凹状の第2溝と、その第2溝内に形成され前記ネジの軸部が挿通されると共にそのネジの挿通方向視において前記ネジの軸部の外径より大きく且つ傘部の外径またはナットの外径より小さな内径となる第2挿通孔とを備え、前記レンズを智に対して固定する場合に、前記ネジの軸部の外周面と前記第2挿通孔の内周面との隙間により前記レンズの固定位置を調整可能にした。
この請求項2記載のメガネフレームによれば、智には、ネジの軸部の外径より大きな内径となる第2挿通孔が形成されており、その第2挿通孔によりレンズの固定位置が調整される。また、智には、ネジの傘部の外形またはナットの外形より大きい凹状の第2溝が形成されているので、ネジとナットとによりレンズと智とを固定する場合に、ネジの傘部またはナットが智の第2溝内に収納される。
請求項3記載のメガネフレームは、請求項1又は2に記載のメガネフレームにおいて、前記溝は、前記ネジの挿通方向視において略円形に形成されると共に、前記挿通孔は、前記溝の略中心位置に形成されている。
請求項4記載のメガネフレームは、請求項3記載のメガネフレームにおいて、前記ネジの軸部は、そのネジが前記挿通孔に挿通された状態において、その挿通孔に対応する位置が他の軸部の外径より小さな外径に形成された小径軸部を備え、前記ネジの傘部の外径またはナットの外径と前記溝の内径との差は、前記ネジの小径軸部の外径と前記挿通孔の内径との差に対して、略同等以下になるよう形成されている。
請求項5記載のメガネフレームは、請求項1から4のいずれかに記載のメガネフレームにおいて、前記溝内に収納されると共にその溝の開放面を覆う覆設部材を備え、前記ネジの挿通方向における前記溝深さは、前記覆設部材と前記ネジの傘部またはナットとの合計の厚み以上に形成されている。
請求項6記載のメガネフレームは、請求項1から5のいずれかに記載のメガネフレームにおいて、前記ナットは、ネジ溝が螺刻された内壁から外壁に亘って連通すると共に内周面にネジ溝が螺刻されたネジ連通孔が形成されており、そのネジ連通孔に螺挿され、前記ネジにナットが螺着された状態を保持可能な螺挿部材を備えている。
なお、ナットは、ネジの挿通方向視において、ネジの傘部の外径より大きく且つブリッジの外径より小さな外径となるよう形成しても良い。この構成とすれば、ナットが大きく形成され螺挿部材の全長を長くできるので、螺挿部材が緩むことを低減できる。その結果、ナットの緩みもさらに低減することができる。さらに、請求項1から5のいずれかに記載のメガネフレームにおいて、ナットを、ネジの挿通方向視において、ネジの傘部の外径より大きく且つブリッジの外径より小さな外径となるよう形成しても良い。螺挿部材を備えない構成であっても、ナット自体が大きくなると、締め付け力が高くなるので、ナットの緩みを低減することができる。
請求項7記載のメガネフレームは、請求項6記載のメガネフレームにおいて、前記螺挿部材は、その先端が尖形に形成されている。
請求項8記載のメガネフレームは、請求項1から7のいずれかに記載のメガネフレームにおいて、前記ブリッジ又は智に対するレンズの固定は、前記溝側から前記ネジの軸部を挿通すると共に、前記レンズ側からナットを螺着して行われるものである。
請求項9記載のメガネフレームは、請求項1から7のいずれかに記載のメガネフレームにおいて、前記ブリッジ又は智に対するレンズの固定は、前記レンズ側から前記ネジの軸部を挿通すると共に、前記溝側からナットを螺着して行われるものである。
なお、請求項3,4,5,8,9に記載の溝は、請求項1記載の溝と請求項2記載の第2溝との両溝を意味するものであり、請求項3,4,5,8,9に記載の挿通孔は、請求項1記載の挿通孔と請求項2記載の第2挿通孔の両挿通孔を意味する。
また、一対のレンズと、請求項1から9のいずれかに記載のメガネフレームとを備えて構成される眼鏡としても良い。この眼鏡は、請求項1から9のいずれかに記載のメガネフレームを備えるので、請求項1から9の作用と同様の作用を有する。
請求項1記載のメガネフレームによれば、ブリッジに挿通孔を備えることで、レンズの固定位置が調整可能であるので、レンズの連結孔がずれて穿設された場合であっても、そのレンズの固定位置を使用者に合わせて調整することができる。よって、レンズの廃棄処分を少なくすることができ、歩留まりを向上することができるという効果がある。
また、レンズの固定位置を調整できるので、レンズの連結孔を熟練した作業者が穿設しなくても眼鏡を製作することができる。よって、レンズに連結孔を自動で穿設する加工装置を用いて連結孔を穿設することができ、眼鏡の製作時間を短縮することができるという効果がある。
請求項2記載のメガネフレームによれば、智に第2挿通孔を備えることで、レンズの固定位置が調整可能であるので、レンズの連結孔がずれて穿設された場合であっても、そのレンズの固定位置を使用者に合わせて調整することができる。よって、レンズの廃棄処分を少なくすることができ、歩留まりを向上することができるという効果がある。
また、レンズの固定位置を調整できるので、レンズの連結孔を熟練した作業者が穿設しなくても眼鏡を製作することができる。よって、レンズに連結孔を自動で穿設する加工装置を用いて連結孔を穿設することができ、眼鏡の製作時間を短縮することができるという効果がある。
請求項3記載のメガネフレームによれば、請求項1又は2に記載のメガネフレームの奏する効果に加え、略円形に形成された溝の略中心位置に挿通孔が形成されているので、ネジの傘部またはナットの大きさに応じて溝を必要最小限の大きさに形成できる。その結果、ブリッジ及び智の大きさが大規模化することを低減できる。使用者が眼鏡を掛けると、ブリッジ及び智は使用者の前面に位置するので、ブリッジ及び智が極端に大きいと外観が悪くなってしまう。しかし、本発明によれば、ブリッジ及び智が大規模化することを低減できるので、ブリッジ及び智に挿通孔および溝を形成したとしても、美観を損なうことを低減することができるという効果がある。
請求項4記載のメガネフレームによれば、請求項3記載のメガネフレームの奏する効果に加え、ネジの傘部の外径またはナットの外径と溝の内径との差が、ネジの小径軸部の外径と挿通孔の内径との差に対して、略同等以下になるよう形成されているので、レンズの固定位置を調整する際に、溝の側壁により調整範囲が規制される。ブリッジ及び智は、美観を良くするために極力小さく(薄く)形成されるので、溝の底壁の肉厚が薄くなることがある。この構成では、レンズの固定位置を調整する場合にレンズを勢いよく移動させると、挿通孔の内周面にネジの小径軸部の外周面が勢いよく当接するので、挿通孔の内周面に強い力がかかりブリッジ及び智が破損してしまう場合もある。しかし、本発明によれば、溝により調整範囲が規制されるので、挿通孔の内周面にネジの小径軸部が勢いよく当接することがなく、ブリッジ及び智が破損してしまうことを低減することができるという効果がある。さらに、ネジの傘部の外径またはナットの外径と溝の内径との差と、ネジの小径軸部の外径と挿通孔の内径との差とが略同等に形成されていれば、溝の側壁と挿通孔の内周面との両方で調整範囲を規制することができ、ブリッジ及び智の破損をさらに低減することができるという効果がある。
また、ネジの傘部またはナットが溝の側壁と当接する位置まで移動した場合、ネジの傘部の外径またはナットの外径と溝の内径との差がネジの軸部の外径と挿通孔の内径との差とが略同等に形成されていると、傘部の一部またはナットの一部が挿通構内に落ちて傾いてしまうことがある。しかし、本発明によれば、ネジの挿通孔に対応する位置に小径軸部が形成されているので、ネジの傘部の外径またはナットの外径と溝の内径との差がネジの軸部の外径と挿通孔の内径との差とが略同等に形成されていたとしても、溝の底壁に傘部またはナットの一部が必ず当接する。よって、ネジの傘部の一部またはナットの一部が挿通孔内に落ちてしまったり、傾いたりすることを防止できるので、レンズを確実に固定することができるという効果がある。
請求項5記載のメガネフレームによれば、請求項1から4のいずれかに記載のメガネフレームの奏する効果に加え、ブリッジ又は智の溝の開放面が覆設部材により覆設されるので、ネジの傘部またはナットが外部から視認されることがない。よって、メガネフレームの美観を損なうことを低減することができるという効果がある。
また、覆設部材が溝内に収納されると共に、溝深さが覆設部材とネジの傘部またはナットとの合計の厚み以上に形成されているので、覆設部材が溝内に確実に収納される。覆設部材の一部が外部に露出していると、その露出した部分が外部と干渉し易くなるので、覆設部材が外れて紛失してしまう場合がある。しかし、溝内に覆設部材が確実に収納されるので、覆設部材が外れて紛失してしまうことを低減することができるという効果がある。
また、眼鏡の販売店によりレンズの固定位置が調整されているので、使用者によりそのレンズの固定位置が変更されることは好ましくない。しかし、覆設部材により溝の開放面を覆設することにより、ネジの傘部またはナットが視認不可となるので、使用者によってレンズの固定位置が変更されることを低減することができるという効果がある。
請求項6記載のメガネフレームによれば、請求項1から5のいずれかに記載のメガネフレームの奏する効果に加え、ナットにネジ連通孔が形成されており、そのネジ挿通孔に螺挿部材が螺挿されて、ナットが螺着された状態を保持できるので、ナットの緩みを防止することができる。ネジとナットによりレンズを挟持するメガネフレームでは、ナットが緩んでレンズの固定位置がずれてしまうことは好ましくないが、螺挿部材を備えることによりレンズの固定位置がずれることを確実に低減することができるという効果がある。
請求項7記載のメガネフレームによれば、請求項6記載のメガネフレームの奏する効果に加え、螺挿部材の先端が尖形に形成されているので、ネジ連通孔に螺挿部材を螺挿した場合に、その尖形の先端がネジの軸部に差し込まれる。よって、ナットの緩みをさらに低減することができるという効果がある。
請求項8記載のメガネフレームによれば、請求項1から7のいずれかに記載のメガネフレームの奏する効果に加え、溝側からネジの軸部を挿通し、レンズ側からナットを螺着して、ブリッジ又は智にレンズが固定される。一般的に、メガネフレームは、レンズの前面側にブリッジ及び智を設けたものが多いと共に、メガネフレームの前面側からネジを挿通して裏側にナットを螺着してレンズの固定を行うものが多い。本発明によれば、溝(ブリッジ及び智)側からネジを挿通するので、一般的なメガネフレームの形状に応じたメガネフレームを提供することができるという効果がある。
請求項9記載のメガネフレームによれば、請求項1から7のいずれかに記載のメガネフレームの奏する効果に加え、レンズ側からネジの軸部を挿通し、溝側からナットを螺着して、ブリッジ又は智にレンズが固定される。よって、レンズの裏側にブリッジ又は智が配設されるメガネフレームも提供することができるという効果がある。
また、ブリッジに溝および挿通孔を備えると共に、智に第2溝および第2挿通孔を備えると、レンズの固定位置をブリッジと智とで調整できるので、使用者に合ったメガネをより正確に提供することができるという効果がある。
なお、智の第2溝および第2挿通孔が、ブリッジの溝および挿通孔と同一形状に形成されている場合には、ネジおよびナットを共通部品化でき、製作コストを低減することができるという効果がある。
また、一対のレンズと、請求項1から9のいずれかに記載のメガネフレームとを備えて構成される眼鏡とした場合、請求項1から9のいずれかに記載のメガネフレームを備えるので、請求項1から9のいずれかに記載のメガネフレームの奏する効果と同様の効果を奏する。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施例におけるメガネフレーム1の外観を示した斜視図である。
メガネフレーム1は、一対のレンズ2,2の間を連結するブリッジ3と、そのブリッジ3が連結されたレンズ2の他方側にそれぞれ固定されるよろい智4,4と、そのよろい智4,4に回動可能に連結されるテンプル5,5とを主に備えている。眼鏡は、レンズ2,2とブリッジ3とが固定されると共に、レンズ2,2とよろい智4,4とが固定されることで製品化される。
ブリッジ3は、その両側(レンズ2,2の近傍)に脚部材6,6が連接されており、その脚部材6,6の先端に使用者の鼻と当接するノーズパット7,7が揺動部材8,8を介して取り付けらている。この揺動部材8,8によりノーズマット7,7の向きが使用者の鼻形状に応じて揺動される。
レンズ2,2とブリッジ3との連結は、ネジ11(図2参照)およびナット12(図2参照)により、レンズ2,2とブリッジ3とが挟持されて行われる。また、レンズ2,2とよろい智4,4との連結も、同様にネジ11およびナット12により、レンズ2,2とよろい智4,4とがそれぞれ挟持されて行われる。レンズ2,2とブリッジ3との連結部分の構成について、図2及び図3を参照して説明する。
図2は、レンズ2とブリッジ3との連結部分を拡大して示した分解斜視図である。なお、図2は、図1の矢印Aで示した紙面視左側のブリッジ3の一部分を図示している。
図2に示すように、レンズ2には、ネジ11が挿通される連結孔2aがレンズ2の内縁部近傍に穿設されている。本第1実施例では、連結孔2aの内径(直径)が略1.4ミリメートル(以下「mm」と略す)に構成されている。
ネジ11は、レンズ2の連結孔2aに挿通される軸部11aと、その軸部11aに連接されると共に連結孔2aの内径より大きな外径となる傘部11bとで構成されている。軸部11aの傘部11bとの連結部分には、他の軸部11aの外径より小径に形成された小径軸部11a1が形成されている。この小径軸部11a1は、後述する挿通孔3aの深さに対応して形成されている。具体的には、挿通孔3aの深さより若干広い範囲になるよう形成され、ネジ11が挿通孔3aに挿通された状態で、軸部11aの小径軸部11a1以外が挿通孔3a内に侵入しないようにしている(図3参照)。また、軸部11aに螺着されるナット12は、六角形の六角ナットで構成されている。
本第1実施例では、軸部11aの外径がレンズ2の連結孔2aの内径と略同等になるよう略1.4mmに構成されると共に、小径軸部11a1の外径が略1.2mmに構成されている。また、傘部11bの外径は、略2.6mmに構成され、傘部11bの厚み及びナット12の厚みは、それぞれ略0.5mmに構成されている。なお、連結孔2aの内径と軸部11aの外径とを略同等(略1.4mm)に構成したが、軸部11aの外径の方が連結孔2aの内径より若干小さく構成され、軸部11aの連結孔2aへの挿通がスムーズに行われる。
ブリッジ3は、ネジ11の軸部11aが挿通される挿通孔3aと、ネジ11が挿通孔3aに挿通された状態でネジ11の傘部11bを収納可能な凹状の溝3bとを備えている。
挿通孔3aは、ネジ11の軸部11a(又はレンズ2の連結孔2a)の外径より大きく且つネジ11の傘部11bの外径より小さくなる内径に形成されている。本第1実施例では、挿通孔3aの内径が略1.8mmに構成されている。
溝3bは、ネジ11の挿通方向(図2の矢印B方向)視において、略円形に形成されており、レンズ2とネジ11の傘部11bとの間に挟持される底壁3b1と、その底壁3b1から反矢印B方向に立設された側壁3b2とを有している。なお、本第1実施例では、溝3bの内径が略3.2mmに構成され、深さが略0.9mmに構成されている。また、底壁3b1と側壁3b2の厚みTは、それぞれ略0.4mmに構成されている。
ネジ11の挿通方向視において、溝3aの略中心位置に挿通孔3a形成されると共に、溝3bが略円形に形成されているので、矩形形状の溝に比べて必要最小限の大きさに溝3bを形成できる。その結果、ブリッジ3の大きさを極力小さくできるので、挿通孔3aおよび溝3bをブリッジ3に備えてたとしても、メガネフレーム1の美観を損なうことを防止できる。
蓋13は、溝3bの開放面を覆うものであり、溝3bにネジ11の傘部11bが収納された状態で、その上方から覆設されてネジ11を外部から視認不可にする。よって、ネジ11がメガネフレーム1の前方から視認されないので、メガネフレーム1の美観を損なうことを防止できる。また、ネジ11が露出されないので、使用者がネジ11を緩めてレンズ2,2,の固定位置が簡単に変更されることを低減することができる。なお、本第1実施例では、蓋13の外径は、溝3bの内径と同等となるよう略3.2mmに構成されると共に、その厚みは底壁3b1,側壁3b2と同等に略0.4mmに構成されている。
次に、図3を参照して、ブリッジ3に対してレンズ2が固定された状態について説明する。図3は、ネジ11とナット12とによりブリッジ3とレンズ2とを挟持して、ブリッジ3に対してレンズ2を固定した状態を示した断面図である。なお、図3は、ネジ11及びナット12の雄ネジ及び雌ネジを省略して図示している。
ブリッジ3に対するレンズ2の固定は、ネジ11の軸部11aをブリッジ3側(図2の矢印B方向)から挿通孔3aと連結孔2aとに挿通し、レンズ2側からナット12を螺着して行われる。なお、ナット12とレンズ2との間に、ナット12の緩みを防止するワッシャを備えない構成としたが、金属製、樹脂製、ゴム製、シリコン製などのワッシャやパッキンなどを備える構成としても良い。
上述したように、ネジ11の軸部11aの外径とレンズ2の連結孔2aの内径とが略同等に形成されているのに対して、ネジ11の小径軸部11a1の外径よりブリッジ3の挿通孔3aの内径の方が大きく形成されているので、小径軸部11a1の外周面と挿通孔2aの内周面との間に隙間Xが形成され、レンズ2の固定位置を調整することができる。即ち、本第1実施例では、小径軸部11a1の外径が略1.2mmであると共に、挿通孔3aの内径が略1.8mmであるので、略0.6mmの隙間Xが形成される。
また、レンズ2の固定位置の調整は、溝3bの側壁3b2にネジ11の傘部11bの外周面が当接することにより規制される。即ち、溝3bの内径と傘部11bの外径との隙間Y分のみレンズ2の位置調整が可能となる。その位置調整の調整範囲は、溝3bの内径が略3.2mmであると共に、傘部11bの外径が略2.6mmであるので、略0.6mmの差があり、最大調整範囲は挿通孔3aの中心から円周方向に向かって略0.3mmである。
上述したように、隙間Xと隙間Yとが同等となるが、小径軸部11a1が形成されているために、レンズ2の固定位置が調整されて傘部11bの外周面が溝3bの側壁3b2に当接した場合であっても、傘部11bの底面と溝3bの底壁3b1とが必ず当接する。従って、ネジ11が締め付けられる場合に、傘部11bが傾いたり不安定となることがないので、レンズ1の固定を確実に行える。また、隙間Xと隙間Yとが同等に形成されているので、側壁3b2と挿通孔3aの内周面との両方で調整範囲が規制される。よって、底壁3b1を薄く形成したとしても、ブリッジ3及び智4,4が破損することを低減することができる。従って、ブリッジ3及び智4,4を小さく形成することができるので、眼鏡フーレム1の美観を良くすることができる。
また、蓋13の厚みが略0.4mmであると共にネジ11の傘部11bの厚みが略0.5mmであり、溝3bの深さが略0.9mmであるので、蓋13を溝3b内に収納することができる。よって、蓋13の一部が露出して、その露出した一部が外部と干渉することを防止できるので、蓋13が簡単に外れてしまい紛失することを防止できる。また、蓋13および傘部11bの合計厚みと、溝3bの深さとが略同等であるので、ブリッジ3の厚みが厚くなることを防止でき、メガネフレーム1の美観が損なわれることを防止できる。
さらに、蓋13をネジ11の傘部11bに対して押圧した状態で固定すれば、ネジ11の傘部11bが溝3bの底壁3b1に押圧されるので、ネジ11が緩むことを低減することができる。また、蓋13を備えることにより、ナット12が緩んだとしても、少なくともネジ11の紛失を低減することができる。
なお、ブリッジ3とレンズ2との連結について説明したが、よろい智4,4にも連通孔3aおよび溝3bと同形状の連通孔(図示せず)および溝(図示せず)が形成されている。その連結方法は、ブリッジ3とレンズ2との連結方法と同じであるので、その説明は省略する。また、ブリッジ3とよろい智4,4の連通孔および溝が同一形状に形成されているので、ネジ11とナット12との組合わせを用いることができる。よって、ネジ11とナット12とを共通部品化でき、製作コストの低減を図ることができる。
以上、説明したように、メガネフレーム1は、ブリッジ3およびよろい智4,4に対するレンズ2,2の固定は、連通孔3a(よろい智4,4の連通孔は図示せず)と溝3b(よろい智4,4の溝は図示せず)とを備えることにより、所定範囲(連通孔3aの中心から円周方向に略0.3mmの範囲)内で調整することができる。よって、レンズ2,2の連結孔2a,2aがずれて穿設された場合であっても、所定範囲内でレンズ2,2の固定位置を使用者に合わせて調整することができる。従って、レンズ2,2の廃棄処分を少なくすることができ、歩留まりを向上することができる。
また、ブリッジ3およびよろい智4,4に溝3b(よろい智4,4の溝は図示せず)および挿通孔3a(よろい智4,4の連通孔は図示せず)を備えることで、レンズ2,2の固定位置を調整できるので、レンズ2,2の連結孔2a,2aを熟練した作業者が穿設しなくても眼鏡を製作することができる。よって、レンズ2,2に連結孔2a,2aを自動穿設する加工装置(図示せず)を用いて連結孔2a,2aを穿設することができるので、眼鏡の製作時間を短縮することができる。
また、レンズ2,2の連結孔2a,2aは、作業者によって穿設されるので、極端にずれることがなく、反対に極端にずれた場合は製品化することができない。例えば、第1実施例の連結孔2aの製品化可能な最大ずれ量が0.3mmであれば、その最大ずれ量とレンズ2の調整範囲とが同じになる。この構成では、0.3mm以上のずれがあると、メガネフレーム1であっても、使用者に合った眼鏡にすることができないので、製品化することができない。よって、不良品を製品化してしまうことを防止できる。
次に、図4及び図5を参照して、第2実施例のメガネフレーム101について説明する。図4は、本発明の第2実施例のメガネフレーム101の外観を示した斜視図である。図5は、本発明の第2実施例のレンズ102とブリッジ103との連結部分を拡大して示した断面図である。なお、図5は、図4の矢印Cで示した紙面視左側のブリッジ103の一部分を図示している。また、図5は、ネジ111及びナット112の雄ネジ及び雌ネジを省略して図示している。
なお、第1実施例のメガネフレーム1がブリッジ3とレンズ2,2との連結およびよろい智4,4とレンズ2,2との連結をネジ11にナット12を螺着して行うものとしたが(所謂ツーポイント式のメガネフレーム)、これに対して、第2実施例のメガネフレーム101は、ブリッジ103とレンズ102,102との連結のみをネジ111にナット112を螺着して行うよう構成した(所謂ワンポイント式のメガネフレーム)。
また、第1実施例のメガネフレーム1が、レンズ2,2の前面(図1紙面視正面)側にブリッジ3が配設され、そのブリッジ3側からネジ11を挿通しレンズ2の裏側(図1紙面視奧側)からナット12を螺着するよう構成したが、これに対して、第2実施例のメガネフレーム101は、レンズ102,102の裏側(図4紙面視奧側)にブリッジ103が配設されるよう構成した。
図4に示すように、第2実施例のメガネフレーム101は、一対のレンズ102,102の間を連結するブリッジ103と、そのブリッジ103に連接されると共にレンズ102,102の上部(図4上側)を支えるリム109,109と、そのリム109,109に連接されるよろい智104,104と、そのよろい智104,104に回動可能に連結されるテンプル105,105とを主に備えている。
なお、ブリッジ103のレンズ102,102との連結部分は、レンズ2の裏側(図4紙面視奥側)に配設されており、レンズ102,102側(図4紙面視正面側)からネジ111が挿通され、裏側からナット112が螺着される。なお、第2実施例のネジ112の小径軸部11a1は、挿通孔103aに対応する位置に形成するために、軸部111aの先端部近傍に形成されている。
次に、図5の断面図を用いてレンズ102,102とブリッジ103との連結部分について説明する。
図5に示すように、レンズ102,102の裏側にブリッジ103の連結部分が配設されているので、ブリッジ103の溝103bにナット112が収納される。また、第1実施例と同様に、ナット112の厚みが略0.5mmに形成されると共に、溝103bの深さが略0.9mmに形成されている。さらに蓋113の厚みが、略0.4mmに形成されているので、第1実施例の奏する効果と同様に、メガネフレーム101の美観を損なうことを防止できると共に、ナット112が緩むことを低減することができる。なお、蓋113を備えることにより、ナット112が緩んだとしても、少なくともナット112の紛失を低減することができる。
以上、説明したように、第2実施例のメガネフレーム101は、ブリッジ103に形成された挿通孔103aと溝103bとにより、レンズ102の固定位置を調整することができる。よって、第1実施例と同様に、レンズ102の歩留まりを向上することができると共に、眼鏡の製作時間を短縮することができる。
次に、図6及び図7を参照して、第3実施例のメガネフレーム1について説明する。図6は、本発明の第3実施例のレンズ2とブリッジ3との連結部分を拡大して示した分解斜視図である。図7は、本発明の第3実施例のレンズ2とブリッジ3との連結部分を拡大して示した断面図である。なお、図5は、ネジ11及びナット212、ネジ連通孔212a及び螺挿ネジ213の雄ネジ及び雌ネジを省略して図示している。
ここで、第3実施例のメガネフレーム1は、第1実施例のメガネフレーム1に対して、ナット212の構成のみが異なる。よって、第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
第3実施例のナット212は、ネジ溝が螺刻された内壁から外壁に亘ってネジ連通孔212aが形成されている。このネジ連通孔212aの内周面にはネジ溝が螺刻されている。そのネジ連通孔212aには、先端が尖形に形成された螺挿ネジ213が螺挿されるよう構成されている。
本第3実施例では、ナット212の厚みが、ネジ連通孔212aを形成するために略1.0mmに構成され、ナット212の外径が、ネジ11の傘部11bの外径より大きく且つブリッジ3の外径より小さくなるよう略3.2mmに構成されている。ナット212の外径を大きくすることにより、締め付け力が強くなりナットの緩みを低減することができる。
図7に示すように、ネジ11の軸部11aにナット212が螺着された状態で、ネジ連通孔212aに螺挿ネジ213が螺挿されると、尖形に形成された螺挿ネジ213の先端がネジ11に差し込まれる。
よって、第3実施例のメガネフレーム1では、ネジ11にナット212が螺着され、螺挿ネジ212がネジ連通孔212aに螺挿されると、ナット212が緩むことを確実に低減することができる。
以上、実施例に基づいて本発明を説明したが、本発明は、上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記各実施例では、蓋13,113の外径は、溝3b,103bの内径と同等に形成されるものとしたが、溝3b,103bの内径より若干大きな外径となるよう構成しても良い。この構成とすれば、蓋13,113が溝3b,103bの開放面に覆設された状態で、簡単に蓋13,113が外れることを低減できる。また、蓋13,113に切欠または貫通孔を形成して、その切欠または貫通孔に棒部材を挿入して蓋13,113を取り外す構成としても良い。この構成にすれば、蓋13,113の外径を溝3b,103bの内径より大きく形成しても、容易に蓋13,113を取り外すことができる。
また、上記第2実施例では、第1実施例のツーポイント式のメガネフレーム1に対して、ブリッジ103とレンズ102,102との連結をネジ111とナット112とで行うワンポイント式のメガネフレーム101としたが、よろい智104,104とレンズ102,102との連結のみをネジとナットで行うワンポイント式のメガネフレームとしても良い。
また、上記第3実施例では、ナット212の外径を大きく形成するものとしたが、第1実施例のナット12を大きく形成して緩みを低減するものとしても良いし、第2実施例のネジ111の傘部111bを大きく形成して緩みを低減するものとしても良い。
また、上記各実施例では、ネジが眼鏡の正面側に配置するようネジとナットを螺着するものとしたが、ナットが眼鏡の正面側に配置されるようネジとナットとを螺着するよう構成しても良い。
また、上記各実施例では、ネジ11,111に小径軸部11a1,111a1を形成するものとしたが、小径軸部を形成しないネジを用いるものとしても良い。この構成では、ネジの傘部の外径またはナットの外径と溝の内径との差が、挿通孔の内径と軸部の外径との差より小さくなるようにして、ネジの傘部またはナットが挿通孔内に落ちることを防止する。
本発明の第1実施例におけるメガネフレームの外観を示した斜視図である。 レンズとブリッジとの連結部分を拡大して示した分解斜視図である。 ネジとナットとによりブリッジとレンズとを挟持して、ブリッジに対してレンズを固定した状態を示した断面図である。 本発明の第2実施例のメガネフレームの外観を示した斜視図である。 本発明の第2実施例のレンズとブリッジとの連結部分を拡大して示した断面図である。 本発明の第3実施例のレンズとブリッジとの連結部分を拡大して示した分解斜視図である。 本発明の第3実施例のレンズとブリッジとの連結部分を拡大して示した断面図である。
符号の説明
1,101 メガネフレーム
2,102 レンズ
2a,102a 連結孔
3,103 ブリッジ
3a,103a 挿通孔
3b,103b 溝
3b1,103b1 底壁(覆設部材から溝の対向する面)
3b2,103b2 側壁
4,104 よろい智(智)
5,105 テンプル
11,111 ネジ
11a,111a 軸部
11b,111b 傘部
12,112,212 ナット
13,113 蓋(覆設部材)
212a ネジ連通孔
213 螺挿ネジ(螺挿部材)
B ネジの挿通方向

Claims (9)

  1. 一対のレンズ間を連結するブリッジと、前記レンズに穿設された連結孔に挿通される軸部とその連結孔の内径より大きな外径に形成された傘部とからなるネジと、そのネジの軸部に螺着されるナットとを備え、前記ネジとナットとにより前記ブリッジとレンズとを挟持して固定するメガネフレームにおいて、
    前記ブリッジは、前記ネジの傘部の外形またはナットの外形より大きく形成された凹状の溝と、その溝内に形成され前記ネジの軸部が挿通されると共にそのネジの挿通方向視において前記ネジの軸部の外径より大きく且つ傘部の外径またはナットの外径より小さな内径となる挿通孔とを備え、
    前記レンズをブリッジに対して固定する場合に、前記ネジの軸部の外周面と前記挿通孔の内周面との隙間により前記レンズの固定位置を調整可能にしたことを特徴とするメガネフレーム。
  2. 一対のレンズ間を連結するブリッジと、そのブリッジが連結されたレンズの他方側に固定される智と、前記レンズに穿設された連結孔に挿通される軸部とその連結孔の内径より大きな外径に形成された傘部とからなるネジと、そのネジの軸部に螺着されるナットとを備え、前記ネジとナットとにより前記智とレンズとを挟持して固定するメガネフレームにおいて、
    前記智は、前記ネジの傘部の外形またはナットの外形より大きく形成された凹状の第2溝と、その第2溝内に形成され前記ネジの軸部が挿通されると共にそのネジの挿通方向視において前記ネジの軸部の外径より大きく且つ傘部の外径またはナットの外径より小さな内径となる第2挿通孔とを備え、
    前記レンズを智に対して固定する場合に、前記ネジの軸部の外周面と前記第2挿通孔の内周面との隙間により前記レンズの固定位置を調整可能にしたことを特徴とするメガネフレーム。
  3. 前記溝は、前記ネジの挿通方向視において略円形に形成されると共に、前記挿通孔は、前記溝の略中心位置に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のメガネフレーム。
  4. 前記ネジの軸部は、そのネジが前記挿通孔に挿通された状態において、その挿通孔に対応する位置が他の軸部の外径より小さな外径に形成された小径軸部を備え、
    前記ネジの傘部の外径またはナットの外径と前記溝の内径との差は、前記ネジの小径軸部の外径と前記挿通孔の内径との差に対して、略同等以下になるよう形成されていることを特徴とする請求項3記載のメガネフレーム。
  5. 前記溝内に収納されると共にその溝の開放面を覆う覆設部材を備え、
    前記ネジの挿通方向における前記溝深さは、前記覆設部材と前記ネジの傘部またはナットとの合計の厚み以上に形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のメガネフレーム。
  6. 前記ナットは、ネジ溝が螺刻された内壁から外壁に亘って連通すると共に内周面にネジ溝が螺刻されたネジ連通孔が形成されており、
    そのネジ連通孔に螺挿され、前記ネジにナットが螺着された状態を保持可能な螺挿部材を備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のメガネフレーム。
  7. 前記螺挿部材は、その先端が尖形に形成されていることを特徴とする請求項6記載のメガネフレーム。
  8. 前記ブリッジ又は智に対するレンズの固定は、前記溝側から前記ネジの軸部を挿通すると共に、前記レンズ側からナットを螺着して行われるものであることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のメガネフレーム。
  9. 前記ブリッジ又は智に対するレンズの固定は、前記レンズ側から前記ネジの軸部を挿通すると共に、前記溝側からナットを螺着して行われるものであることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のメガネフレーム。
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