JP2005062217A - 眼鏡のレンズ固定機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明の目的は、どのような厚みのレンズであっても固定することができる眼鏡のレンズ固定機構を提供することにある。
【解決手段】テンプルやブリッジ等の連結部材のレンズと接する面側に突設したピンを切断可能として長さを調節可能とし、レンズに設けた孔から飛び出さない長さにしたピンを挿入するとともに、レンズの使用者側からブッシュの柱状部をレンズの孔内に嵌合挿入して、使用者にピンが接触しないようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】テンプルやブリッジ等の連結部材のレンズと接する面側に突設したピンを切断可能として長さを調節可能とし、レンズに設けた孔から飛び出さない長さにしたピンを挿入するとともに、レンズの使用者側からブッシュの柱状部をレンズの孔内に嵌合挿入して、使用者にピンが接触しないようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は眼鏡のレンズ固定機構に関し、特に、どのような厚みのレンズであっても容易に固定することができるメガネのレンズ固定機構に関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
一般に、眼鏡のレンズ固定機構は特開2000−162550号に示すようなものが知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−162550号公報
【0004】
この特許文献1に示すものは、レンズの端部に孔を穿設し、この孔内に一部が挿入され、かつ頭部が片面に位置しているブッシュを配設する。そして、頭部の方から連結部材を配設して、レンズと連結部材との間で頭部を挟持するようにし、連結部材に設けた孔とブッシュに設けた孔とを一致させ、連結部材側から頭部を有するピンを挿入して頭部が連結部材に当接するようにする。
【0005】
このように構成することにより、金属製のピンは樹脂製のブッシュの孔内に挿入しているので滑り難くなり、これにより、従来のようにねじを用いてねじで構成することなく連結部材とレンズとを連結することができる。
【0006】
上記のように構成した場合、連結は容易であるが、ピンの長さを使用するレンズの厚みに応じて変化させる必要がある。このために、何種類もの長さのピンを準備する必要があるとともに、多く使用される長さのピンと滅多に使用されない長さのピンとが発生し、準備および保管に際して非常に煩雑になるという問題点を有している。
【0007】
また、上記のようなものの他に、特許文献としては示していないが、連結部材としてテンプルに一体に断面が鋸状のピンを突設し、このピンをレンズに穿設した孔内に位置し、連結部材と反対側の方からレンズの孔内に樹脂製のブッシュを挿入する。するとこのブッシュはその孔内に前記断面鋸状のピンが挿入し、外周面がレンズに設けた孔の内壁に当接した状態で位置する。これにより、ピンの孔内には断面鋸状のピンが挿入しているので、連結部材であるテンプルとレンズとを連結することができる。
【0008】
上記のものの場合には前記と同様に簡単に連結することができるが、前記のものと同様に連結部材に一体に取り付けられているピンの長さが固定のために、通常の厚みのレンズには固定することができるが、度が強い場合等、厚みが変化したものの場合には取り付けることができず、前記と同様に種々な長さのピンを有する連結部材を用意する必要がある。
【0009】
このために、多く使用される長さのピンを有する連結部材と滅多に使用されない長さのピンを有する連結部材とを準備する必要があり、準備および保管に際して非常に煩雑になるという問題点を有している。
【0010】
この発明は前記のような従来のもののもつ問題点を解決したものであって、どのような厚みのレンズであっても確実に固定することができる眼鏡のレンズ固定機構を提供することを目的とする。
【0011】
【問題点を解決するための手段】
この発明は上記の問題点を解決するために、連結部材のレンズ側に突設され、かつレンズに穿設した孔内に位置し得るとともに、長さを変更可能なピンと、周面が前記レンズの孔の周面と当接する柱状部を有するブッシュとを具え、該ブッシュを前記連結部材とレンズの反対側からレンズの孔内に嵌合する手段を採用した。
また、この発明は、連結部材のレンズ側に突設され、かつレンズに穿設した孔内に位置し得るとともに、長さを変更可能なピンと、前記ピンが挿入する孔が設けられ、かつ周面が前記レンズの孔の周面と当接する柱状部を有するブッシュとを具え、該ブッシュを前記連結部材とレンズの反対側からレンズの孔内に嵌合する手段を採用した。
そして、前記ピンには長さを調整するために所定の間隔をおいて切断用の溝が複数形成されて断面が鋸状をなしており、前記ブッシュには頭部が設けられ、この頭部がピンの端よりも使用者側に位置している。前記連結部材はテンプルであり、前記連結部材はブリッジである。
【0012】
【作用】
この発明は上記のように構成したことにより、レンズに設けた孔内にテンプルやブリッジ等の連結部材に設けたピンを挿入する。この場合、レンズの厚みに応じてピンを切断して長さ調整をしてレンズの反対側に突出しないようにする。こののち、連結部材と反対側からレンズの孔内にブッシュを嵌合挿入することで使用者にピンが接触しないようにする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について説明する。図1にはこの発明による眼鏡のレンズ固定機構を具えた連結部材であるテンプル1が示されていて、このテンプル1は、その先端部1aが屈曲してレンズRの前面と接するとともに、内方、すなわちレンズRと接触する側に複数のピン2、2が突設されている。このテンプル1は、中央部よりも前面側に蝶番3が設けられ、この蝶番3によって屈曲可能、すなわち、折り畳み可能であるとともに、後端部1bには図示しないモダンが取り付けられている。
【0014】
このテンプル1は蝶番3により屈曲可能であり、その先端部においてレンズR方向に突設された複数のピン2、2は、その断面形状が図2に示すように鋸状に形成されるとともに、谷部2aにおいてニッパ等の簡易な工具で切断可能に形成されている。
【0015】
なお、ピン2を断面鋸状に形成することなく、種々の断面形状を採用することができ、要は、谷部2aで容易に切断可能とすれば、どのような形状の山谷部2b、2aであっても良いものである。また、後述するブッシュ5を柱状部6に孔7を穿設したものを使用する場合には柱状部6の孔7内に挿入した際に山部2bが引っ掛かって抜けにくくなるものであればどのような山部2bの形状であっても良いものである。
【0016】
一方、前記ピン2が挿入可能な大きさとなっているブッシュ5は図3に示すように一方に頭部8が形成された柱状部6を有し、柱状部6には他方から孔7が穿設されている。
また、レンズRには前記ピン2、2の位置、間隔等に対応して孔Sを穿設する。そして、柱状部6の外周が前記レンズRに設けた孔S内に嵌合挿入可能な太さになっていて、頭部8がレンズRの内面、すなわち、眼鏡をかける人側に位置した状態で柱状部6をレンズRの孔S内に嵌合挿入すると、柱状部6の外周面はレンズRの孔Sの内壁に、柱状部6に穿設した孔7の内周面は鋸状のピン2の山部2bの外側にそれぞれ当接するようになっている。
【0017】
このように柱状部6の孔7の内部に鋸状のピン2を挿入させた状態とすることで、使用者が傷付くことは確実に阻止することができる(図4参照)とともに、嵌合挿入したブッシュ5が落下するのを確実に防止できる。
【0018】
なお、図5に示すように前記ブッシュ5の柱状部6に孔7を設けることなく、レンズRの厚みよりもピン2の方を短くしてこの凹んだ部分に柱状部6を挿入するようにしても良いものである。
また、図6に示すように前記ブッシュ5に頭部8を設けることなく孔7が穿設されたあるいは孔7が穿設されていない柱状部6のみでブッシュ5を形成しても良い。すなわち、柱状部6よりも使用者側にピン2の端が突出していなければ、使用者を傷付ける恐れは無いものであり、万が一の場合を考慮してブッシュ5を嵌合挿入しておくものである。
【0019】
上記のようにテンプル1を連結部材として、このテンプル1にレンズ固定機構を設けた構成を示したが、連結部材としてテンプル1を用いるだけでなく、左右のレンズR、R間を連結するブリッジ10を連結部材として構成しても良い(図7参照)。そして、このブリッジ10の左右両端部に少なくとも2つのピン2、2を突設することで、左右両レンズR、Rを固定した状態で連結することができるものであり、既述のように各ピン2、2を谷部で切断することで所望の長さとして種々のレンズの厚みに対応させることができるものである。
【0020】
さらに、テンプル1の場合と同様に、ブッシュ5の柱状部6の孔7内にピン2を挿入させた状態とすることで、使用者がピンによって傷付くことは確実に阻止することができ(図8参照)、既述のようにブッシュ5の形状は問わないものである。
【0021】
【発明の効果】
この発明は前記のように構成したことにより、レンズの厚さに応じてピンの長さを変更可能であるので、どのような厚さのレンズであっても、連結部材に確実に取り付けることができ、しかも、この作業はピンを切断するだけの作業で良いので、たとえば小売り店でも容易に行うことができる。また、ピンの端をブッシュで覆うことができるので使用者がピンによって傷付いたりする恐れが全く無く、一つのテンプルや一つのブリッジをどのようなレンズであっても使用することができて、使用者の要望に応えることができる。さらに、レンズに穿設する孔はピンの位置に対応して穿設すれば良いのでどのような形状の連結部材であっても確実にレンズを固定することができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による眼鏡のレンズ固定機構を示し、連結部材としてテンプルに設けた状態を示す概略説明図である。
【図2】連結部材に突設されるピンの概略拡大図である。
【図3】ブッシュを示す概略斜視図である。
【図4】連結部材としてテンプルを用い、テンプルとピンとレンズとブッシュとの連結状態を示す概略説明図である。
【図5】図4においてブッシュの他の例を示す概略説明図である。
【図6】図4においてブッシュのさらに他の例を示す概略説明図である。
【図7】この発明による眼鏡のレンズ固定機構を示し、連結部材としてブリッジに設けた状態を示す概略説明図である。
【図8】連結部材としてブリッジを用い、ブリッジとピンとレンズとブッシュとの連結状態を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1……テンプル(連結部材)
1a……先端部
1b……後端部
2……ピン
2a……谷部
2b……山部
3……蝶番
5……ブッシュ
6……柱状部
7……孔
8……頭部
10……ブリッジ
R……レンズ
S……孔
【発明の属する技術分野】
この発明は眼鏡のレンズ固定機構に関し、特に、どのような厚みのレンズであっても容易に固定することができるメガネのレンズ固定機構に関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
一般に、眼鏡のレンズ固定機構は特開2000−162550号に示すようなものが知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−162550号公報
【0004】
この特許文献1に示すものは、レンズの端部に孔を穿設し、この孔内に一部が挿入され、かつ頭部が片面に位置しているブッシュを配設する。そして、頭部の方から連結部材を配設して、レンズと連結部材との間で頭部を挟持するようにし、連結部材に設けた孔とブッシュに設けた孔とを一致させ、連結部材側から頭部を有するピンを挿入して頭部が連結部材に当接するようにする。
【0005】
このように構成することにより、金属製のピンは樹脂製のブッシュの孔内に挿入しているので滑り難くなり、これにより、従来のようにねじを用いてねじで構成することなく連結部材とレンズとを連結することができる。
【0006】
上記のように構成した場合、連結は容易であるが、ピンの長さを使用するレンズの厚みに応じて変化させる必要がある。このために、何種類もの長さのピンを準備する必要があるとともに、多く使用される長さのピンと滅多に使用されない長さのピンとが発生し、準備および保管に際して非常に煩雑になるという問題点を有している。
【0007】
また、上記のようなものの他に、特許文献としては示していないが、連結部材としてテンプルに一体に断面が鋸状のピンを突設し、このピンをレンズに穿設した孔内に位置し、連結部材と反対側の方からレンズの孔内に樹脂製のブッシュを挿入する。するとこのブッシュはその孔内に前記断面鋸状のピンが挿入し、外周面がレンズに設けた孔の内壁に当接した状態で位置する。これにより、ピンの孔内には断面鋸状のピンが挿入しているので、連結部材であるテンプルとレンズとを連結することができる。
【0008】
上記のものの場合には前記と同様に簡単に連結することができるが、前記のものと同様に連結部材に一体に取り付けられているピンの長さが固定のために、通常の厚みのレンズには固定することができるが、度が強い場合等、厚みが変化したものの場合には取り付けることができず、前記と同様に種々な長さのピンを有する連結部材を用意する必要がある。
【0009】
このために、多く使用される長さのピンを有する連結部材と滅多に使用されない長さのピンを有する連結部材とを準備する必要があり、準備および保管に際して非常に煩雑になるという問題点を有している。
【0010】
この発明は前記のような従来のもののもつ問題点を解決したものであって、どのような厚みのレンズであっても確実に固定することができる眼鏡のレンズ固定機構を提供することを目的とする。
【0011】
【問題点を解決するための手段】
この発明は上記の問題点を解決するために、連結部材のレンズ側に突設され、かつレンズに穿設した孔内に位置し得るとともに、長さを変更可能なピンと、周面が前記レンズの孔の周面と当接する柱状部を有するブッシュとを具え、該ブッシュを前記連結部材とレンズの反対側からレンズの孔内に嵌合する手段を採用した。
また、この発明は、連結部材のレンズ側に突設され、かつレンズに穿設した孔内に位置し得るとともに、長さを変更可能なピンと、前記ピンが挿入する孔が設けられ、かつ周面が前記レンズの孔の周面と当接する柱状部を有するブッシュとを具え、該ブッシュを前記連結部材とレンズの反対側からレンズの孔内に嵌合する手段を採用した。
そして、前記ピンには長さを調整するために所定の間隔をおいて切断用の溝が複数形成されて断面が鋸状をなしており、前記ブッシュには頭部が設けられ、この頭部がピンの端よりも使用者側に位置している。前記連結部材はテンプルであり、前記連結部材はブリッジである。
【0012】
【作用】
この発明は上記のように構成したことにより、レンズに設けた孔内にテンプルやブリッジ等の連結部材に設けたピンを挿入する。この場合、レンズの厚みに応じてピンを切断して長さ調整をしてレンズの反対側に突出しないようにする。こののち、連結部材と反対側からレンズの孔内にブッシュを嵌合挿入することで使用者にピンが接触しないようにする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について説明する。図1にはこの発明による眼鏡のレンズ固定機構を具えた連結部材であるテンプル1が示されていて、このテンプル1は、その先端部1aが屈曲してレンズRの前面と接するとともに、内方、すなわちレンズRと接触する側に複数のピン2、2が突設されている。このテンプル1は、中央部よりも前面側に蝶番3が設けられ、この蝶番3によって屈曲可能、すなわち、折り畳み可能であるとともに、後端部1bには図示しないモダンが取り付けられている。
【0014】
このテンプル1は蝶番3により屈曲可能であり、その先端部においてレンズR方向に突設された複数のピン2、2は、その断面形状が図2に示すように鋸状に形成されるとともに、谷部2aにおいてニッパ等の簡易な工具で切断可能に形成されている。
【0015】
なお、ピン2を断面鋸状に形成することなく、種々の断面形状を採用することができ、要は、谷部2aで容易に切断可能とすれば、どのような形状の山谷部2b、2aであっても良いものである。また、後述するブッシュ5を柱状部6に孔7を穿設したものを使用する場合には柱状部6の孔7内に挿入した際に山部2bが引っ掛かって抜けにくくなるものであればどのような山部2bの形状であっても良いものである。
【0016】
一方、前記ピン2が挿入可能な大きさとなっているブッシュ5は図3に示すように一方に頭部8が形成された柱状部6を有し、柱状部6には他方から孔7が穿設されている。
また、レンズRには前記ピン2、2の位置、間隔等に対応して孔Sを穿設する。そして、柱状部6の外周が前記レンズRに設けた孔S内に嵌合挿入可能な太さになっていて、頭部8がレンズRの内面、すなわち、眼鏡をかける人側に位置した状態で柱状部6をレンズRの孔S内に嵌合挿入すると、柱状部6の外周面はレンズRの孔Sの内壁に、柱状部6に穿設した孔7の内周面は鋸状のピン2の山部2bの外側にそれぞれ当接するようになっている。
【0017】
このように柱状部6の孔7の内部に鋸状のピン2を挿入させた状態とすることで、使用者が傷付くことは確実に阻止することができる(図4参照)とともに、嵌合挿入したブッシュ5が落下するのを確実に防止できる。
【0018】
なお、図5に示すように前記ブッシュ5の柱状部6に孔7を設けることなく、レンズRの厚みよりもピン2の方を短くしてこの凹んだ部分に柱状部6を挿入するようにしても良いものである。
また、図6に示すように前記ブッシュ5に頭部8を設けることなく孔7が穿設されたあるいは孔7が穿設されていない柱状部6のみでブッシュ5を形成しても良い。すなわち、柱状部6よりも使用者側にピン2の端が突出していなければ、使用者を傷付ける恐れは無いものであり、万が一の場合を考慮してブッシュ5を嵌合挿入しておくものである。
【0019】
上記のようにテンプル1を連結部材として、このテンプル1にレンズ固定機構を設けた構成を示したが、連結部材としてテンプル1を用いるだけでなく、左右のレンズR、R間を連結するブリッジ10を連結部材として構成しても良い(図7参照)。そして、このブリッジ10の左右両端部に少なくとも2つのピン2、2を突設することで、左右両レンズR、Rを固定した状態で連結することができるものであり、既述のように各ピン2、2を谷部で切断することで所望の長さとして種々のレンズの厚みに対応させることができるものである。
【0020】
さらに、テンプル1の場合と同様に、ブッシュ5の柱状部6の孔7内にピン2を挿入させた状態とすることで、使用者がピンによって傷付くことは確実に阻止することができ(図8参照)、既述のようにブッシュ5の形状は問わないものである。
【0021】
【発明の効果】
この発明は前記のように構成したことにより、レンズの厚さに応じてピンの長さを変更可能であるので、どのような厚さのレンズであっても、連結部材に確実に取り付けることができ、しかも、この作業はピンを切断するだけの作業で良いので、たとえば小売り店でも容易に行うことができる。また、ピンの端をブッシュで覆うことができるので使用者がピンによって傷付いたりする恐れが全く無く、一つのテンプルや一つのブリッジをどのようなレンズであっても使用することができて、使用者の要望に応えることができる。さらに、レンズに穿設する孔はピンの位置に対応して穿設すれば良いのでどのような形状の連結部材であっても確実にレンズを固定することができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による眼鏡のレンズ固定機構を示し、連結部材としてテンプルに設けた状態を示す概略説明図である。
【図2】連結部材に突設されるピンの概略拡大図である。
【図3】ブッシュを示す概略斜視図である。
【図4】連結部材としてテンプルを用い、テンプルとピンとレンズとブッシュとの連結状態を示す概略説明図である。
【図5】図4においてブッシュの他の例を示す概略説明図である。
【図6】図4においてブッシュのさらに他の例を示す概略説明図である。
【図7】この発明による眼鏡のレンズ固定機構を示し、連結部材としてブリッジに設けた状態を示す概略説明図である。
【図8】連結部材としてブリッジを用い、ブリッジとピンとレンズとブッシュとの連結状態を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1……テンプル(連結部材)
1a……先端部
1b……後端部
2……ピン
2a……谷部
2b……山部
3……蝶番
5……ブッシュ
6……柱状部
7……孔
8……頭部
10……ブリッジ
R……レンズ
S……孔
Claims (6)
- 連結部材のレンズ側に突設され、かつレンズに穿設した孔内に位置し得るとともに、長さを変更可能なピンと、周面が前記レンズの孔の周面と当接する柱状部を有するブッシュとを具え、該ブッシュを前記連結部材とレンズの反対側からレンズの孔内に嵌合することを特徴とする眼鏡のレンズ固定機構。
- 連結部材のレンズ側に突設され、かつレンズに穿設した孔内に位置し得るとともに、長さを変更可能なピンと、前記ピンが挿入する孔が設けられ、かつ周面が前記レンズの孔の周面と当接する柱状部を有するブッシュとを具え、該ブッシュを前記連結部材とレンズの反対側からレンズの孔内に嵌合することを特徴とする眼鏡のレンズ固定機構。
- 前記ピンには長さを調整するために所定の間隔をおいて切断用の溝が複数形成され、断面が鋸状をなしている請求項1又は2記載の眼鏡のレンズ固定機構。
- 前記ブッシュには頭部が設けられ、この頭部がピンの端よりも使用者側に位置している請求項1又は2記載の眼鏡のレンズ固定機構。
- 前記連結部材はテンプルである請求項1又は2記載の眼鏡のレンズ固定機構。
- 前記連結部材はブリッジである請求項1又は2記載の眼鏡のレンズ固定機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003206881A JP2005062217A (ja) | 2003-08-08 | 2003-08-08 | 眼鏡のレンズ固定機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003206881A JP2005062217A (ja) | 2003-08-08 | 2003-08-08 | 眼鏡のレンズ固定機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005062217A true JP2005062217A (ja) | 2005-03-10 |
Family
ID=34363582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003206881A Pending JP2005062217A (ja) | 2003-08-08 | 2003-08-08 | 眼鏡のレンズ固定機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005062217A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007199214A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Crossfor:Kk | 装飾具 |
-
2003
- 2003-08-08 JP JP2003206881A patent/JP2005062217A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007199214A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Crossfor:Kk | 装飾具 |
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