JP2005180374A - 車両のエンジン制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 エンジン始動装置によるエンジン始動に必要な蓄電残量を低減する車両のエンジン制御装置を提供する。
【解決手段】 バッテリ70を電源とするモータジェネレータMGによるエンジン始動に際して、バッテリ容量SOCが所定バッテリ容量SOCPREよりも低い場合にはエンジン回転抵抗制御手段102によって自動変速機16がニュートラル状態とされてエンジン回転抵抗が軽減されるので、エンジン10から駆動輪への動力伝達が可能な場合に比較してモータジェネレータMGによるエンジン始動のための回転トルクが低減されてエンジン始動に必要なバッテリ容量SOCを低減することができる。つまり、バッテリ容量SOCが所定バッテリ容量SOCPREより低下した場合であってもモータジェネレータMGによって確実にエンジン10が始動させられることになりエンジン始動性が向上させられるとともにフェールセーフとしての機能を有することにもなる。
【選択図】 図7
【解決手段】 バッテリ70を電源とするモータジェネレータMGによるエンジン始動に際して、バッテリ容量SOCが所定バッテリ容量SOCPREよりも低い場合にはエンジン回転抵抗制御手段102によって自動変速機16がニュートラル状態とされてエンジン回転抵抗が軽減されるので、エンジン10から駆動輪への動力伝達が可能な場合に比較してモータジェネレータMGによるエンジン始動のための回転トルクが低減されてエンジン始動に必要なバッテリ容量SOCを低減することができる。つまり、バッテリ容量SOCが所定バッテリ容量SOCPREより低下した場合であってもモータジェネレータMGによって確実にエンジン10が始動させられることになりエンジン始動性が向上させられるとともにフェールセーフとしての機能を有することにもなる。
【選択図】 図7
Description
本発明は、蓄電装置を電源としてエンジンを始動するエンジン始動装置を備えた車両のエンジン制御装置に係り、エンジン始動に必要とされる蓄電装置の容量を低減させる技術に関するものである。
たとえば、特許文献1に記載の車両のように、エンジンとエンジンの出力を駆動輪へ伝達する動力伝達装置の1つである自動変速機とを有し、交差点等の車両走行停止状態であって所定停止条件成立時、たとえばアクセルオフ、ブレーキオン、バッテリ容量が所定バッテリ容量以上等のすべてが満足された場合にそのエンジンを一時的に自動停止し、且つ所定始動条件成立時、たとえばアクセルオン、ブレーキオフ等のいずれか一つでも満足された場合に蓄電装置としてのバッテリを電源としてエンジンを始動するエンジン始動装置たとえばスターターや電動機等によってエンジンを自動始動するエンジン自動停止始動手段が備えられた車両が知られている。通常、このような車両では、たとえば複数組の遊星歯車装置およびクラッチやブレーキ等の油圧係合装置を主体として構成される上記自動変速機の作動状態を制御するために、たとえばよく知られたシフトレバーの操作位置「D」に対応する上記自動変速機の変速可能な変速段の範囲で自動変速が実行される前進走行レンジであるDレンジにおける上記油圧係合装置の作動の組合せによる複数の変速段の切換、シフトレバーの操作位置「N(ニュートラル)」に対応するNレンジにおける上記自動変速機内の動力伝達経路が遮断された中立状態すなわちニュートラル状態とする切換等を制御するために、上記油圧係合装置の係合状態を切り換えるための作動油圧を、エンジンの作動によって自動変速機に供給する機械式オイルポンプとエンジンの作動に依らずバッテリの電力で駆動されて自動変速機に供給する電動式オイルポンプとを備えている。
従って、エンジン自動停止時には電動式オイルポンプを作動させてシフトレバーの操作位置に対応するように自動変速機の作動状態が維持されている。特に、Dレンジにおいてはエンジン自動始動時に速やかに車両を発進させるためにエンジンが自動停止している状態であってもその電動式オイルポンプによって自動変速機が駆動可能な状態すなわちエンジンの出力が駆動輪へ伝達される状態に上記油圧係合装置の作動が維持されている。
しかしながら、前記Dレンジの場合ではエンジンクランク軸と駆動輪とが自動変速機を介して機械的に連結されて車両停止時には自動変速機の出力軸が固定(ロック)されることになり、他方Nレンジの場合ではエンジンクランク軸と駆動輪とが機械的に連結されていないニュートラル状態となって車両停止時には自動変速機の出力軸が回転可能(フリー)とされることから、エンジン始動時のエンジン回転抵抗、たとえばそのエンジン回転抵抗に影響を与えるトルクコンバータの損失等のエンジンクランク軸からみた動力伝達装置の回転抵抗は、DレンジではNレンジに比較してより大きくなっている。したがって、Dレンジでのエンジン始動時にはNレンジでのエンジン始動時に比較してエンジン回転抵抗がより大きくなることから前記エンジン始動装置によるエンジン始動のためにより大きな回転トルクが必要になる、すなわちそのエンジン始動装置を駆動するためにより多くのバッテリ容量が必要となる可能性があった。言い換えれば、バッテリ容量が低下した場合にはエンジンが始動できない可能性があった。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、エンジンと、そのエンジンの出力を駆動輪へ伝達する動力伝達装置と、蓄電装置を電源としてそのエンジンを始動するエンジン始動装置とを備えた車両において、そのエンジン始動装置によるエンジン始動に必要とされる蓄電残量を低減する車両のエンジン制御装置を提供することにある。
かかる目的を達成するための第1発明の要旨とするところは、エンジンと、そのエンジンの出力を駆動輪へ伝達する動力伝達装置とを有する車両において、蓄電装置を電源としてそのエンジンを始動するエンジン始動装置を備えた車両のエンジン制御装置であって、前記エンジン始動装置の作動による前記エンジン始動に際して前記蓄電装置の蓄電残量が所定蓄電残量よりも低い場合には、前記動力伝達装置による前記エンジンから駆動輪への動力伝達を抑制たとえば低下或いは遮断してエンジン回転抵抗を制御するエンジン回転抵抗制御手段を、含むことを特徴とするものである。
第2発明は、第1発明の車両のエンジン制御装置において、前記エンジン回転抵抗制御手段は、前記エンジン始動装置の作動による前記エンジン始動に際して前記車両の発進が目的でない場合には、前記動力伝達装置による前記エンジンから駆動輪への動力伝達を抑制して前記エンジン回転抵抗を制御するものである。
第3発明は、第1発明または第2発明の車両のエンジン制御装置において、車両走行停止時に前記エンジンを一時的に自動停止し且つ前記エンジン始動装置によってそのエンジンを自動始動するエンジン自動停止始動手段を備え、前記エンジン始動装置による前記エンジン始動は、上記エンジン自動停止始動手段による上記エンジンの一時的な自動停止後のエンジン自動始動である。
第4発明は、第3発明の車両のエンジン制御装置において、前記エンジン自動停止始動手段による前記エンジン自動停止が実行されるための所定停止条件には、前記エンジン始動装置によるそのエンジン自動始動に必要な蓄電残量の下限値が含まれ、且つその蓄電残量の下限値は前記所定蓄電残量よりも低い値に設定されたものである。
第5発明は、第1発明乃至第4発明のいずれかの車両のエンジン制御装置において、前記動力伝達装置として自動変速機を有し、エンジン停止時であっても上記自動変速機の作動状態が制御可能な変速制御手段を備え、前記エンジン回転抵抗制御手段は、前記変速制御手段によって前記自動変速機の作動状態が前記エンジンから駆動輪への動力伝達を抑制させられるように制御して前記エンジン回転抵抗を制御するものである。
本発明の車両のエンジン制御装置は、蓄電装置を電源としてエンジンを始動するエンジン始動装置の作動によるそのエンジン始動に際して、その蓄電装置の蓄電残量が所定蓄電残量よりも低い場合にはエンジン回転抵抗制御手段によって前記動力伝達装置によるエンジンから駆動輪への動力伝達が抑制されてエンジン回転抵抗が制御される、すなわちエンジン回転抵抗に影響を与える流体伝動装置の損失等のエンジンクランク軸からみた動力伝達装置の回転抵抗が抑制されるので、動力伝達装置によるエンジンから駆動輪への動力伝達が可能な場合に比較して上記エンジン始動装置によるエンジン始動のための回転トルクが低減されて、そのエンジン始動装置によるエンジン始動に必要とされる蓄電残量を低減することができる。つまり、蓄電残量が所定蓄電残量より低下した場合であってもエンジン始動装置によって確実にエンジンが始動させられることになりエンジン始動性が向上させられるとともにフェールセーフとしての機能を有することにもなる。
また、第2発明では、前記エンジン回転抵抗制御手段は、前記エンジン始動装置の作動による前記エンジン始動に際して前記車両の発進が目的でない場合には、前記動力伝達装置によるエンジンから駆動輪への動力伝達を抑制してエンジン回転抵抗を制御するものであるので、蓄電残量に拘わらず一律にそのエンジン始動装置によるエンジン始動に必要とされる蓄電残量を低減することができてエンジン始動性が向上させられる。
また、第3発明では、車両走行停止時に前記エンジンを一時的に自動停止し且つ前記エンジン始動装置によってそのエンジンを自動始動するエンジン自動停止始動手段を備え、前記エンジン始動装置による前記エンジン始動は、上記エンジン自動停止始動手段による上記エンジンの一時的な自動停止後のエンジン自動始動であるので、前述のようにエンジン回転抵抗制御手段によって前記動力伝達装置によるエンジンから駆動輪への動力伝達が抑制されてエンジン始動に必要とされる蓄電残量が低減される場合には、蓄電残量が所定蓄電残量より低下した場合であってもエンジン自動停止始動手段によって確実にエンジンが自動始動させられることになり、エンジン自動停止始動手段による車両走行停止時における前記エンジンの一時的な自動停止、いわゆるアイドルストップがより長く実行可能となって燃費が向上する。
また、第4発明では、前記エンジン自動停止始動手段による前記エンジン自動停止が実行されるための所定停止条件には、前記エンジン始動装置によるそのエンジン自動始動に必要な蓄電残量の下限値が含まれ、且つその蓄電残量の下限値は前記所定蓄電残量よりも低い値に設定されたものであるので、上記アイドルストップが実行されるための所定停止条件の1つが所定蓄電残量である場合に比較してその所定停止条件が緩和されることになる。この結果、そのアイドルストップが実行される回数が増加させられる、すなわちアイドルストップが実行される合計の時間が長くなって燃費が向上する。
また、第5発明では、前記変速制御手段によって前記自動変速機の作動状態がエンジンから駆動輪への動力伝達を抑制させられるように、すなわち一般的に車両に備えられているシフトレバーの操作位置「N(ニュートラル)」に対応するNレンジにおける上記自動変速機の動力伝達経路が遮断された中立状態すなわちニュートラル状態とするように前記エンジン回転抵抗制御手段によって制御されてエンジン回転抵抗が制御されるので、簡単にエンジン始動装置によるエンジン始動に必要とされる蓄電残量を低減することができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明が適用された車両の動力伝達装置8の構成を説明する骨子図である。図1において、たとえば内燃機関にて構成されている走行用駆動力源としてのエンジン10の出力は、クランク軸12、流体伝動装置としてのトルクコンバータ14を経て自動変速機16に入力され、図示しない差動歯車装置および車軸等を介して駆動輪へ伝達されるようになっている。このようにエンジン10の出力が駆動輪へ伝達されるまでが動力伝達経路であり、その動力伝達経路を構成する動力伝達装置8はトルクコンバータ14、自動変速機16、および上記差動歯車装置等ということになる。
トルクコンバータ14は、クランク軸12に連結されたポンプ翼車20と、自動変速機16の入力軸22に連結されたタービン翼車24と、それらポンプ翼車20およびタービン翼車24の間を直結するためのロックアップクラッチ26と、一方向クラッチ28によって一方向の回転が阻止されているステータ翼車30とを備えている。ロックアップクラッチ26は、係合側油室25内の油圧と解放側油室27内の油圧との差圧ΔPにより摩擦係合させられる油圧式摩擦クラッチであり、それが完全係合させられることにより、ポンプ翼車20およびタービン翼車24は一体回転させられる。
自動変速機16は複数のギヤ段が選択的に成立させられるすなわち切り換えられる有段変速機であり、ハイおよびローの2段の切り換えを行う第1変速部32と、後進ギヤ段および前進4段の切り換えが可能な第2変速部34とを備えている。第1変速部32は、サンギヤS0、リングギヤR0、およびキャリアK0に回転可能に支持されてそれらサンギヤS0およびリングギヤR0に噛み合わされている遊星ギヤP0から成るHL遊星歯車装置36と、サンギヤS0とキャリアK0との間に設けられたクラッチC0および一方向クラッチF0と、サンギヤS0およびハウジング38間に設けられたブレーキB0とを備えている。
第2変速部34は、サンギヤS1、リングギヤR1、およびキャリアK1に回転可能に支持されてそれらサンギヤS1およびリングギヤR1に噛み合わされている遊星ギヤP1から成る第1遊星歯車装置40と、サンギヤS2、リングギヤR2、およびキャリアK2に回転可能に支持されてそれらサンギヤS2およびリングギヤR2に噛み合わされている遊星ギヤP2から成る第2遊星歯車装置42と、サンギヤS3、リングギヤR3、およびキャリアK3に回転可能に支持されてそれらサンギヤS3およびリングギヤR3に噛み合わされている遊星ギヤP3から成る第3遊星歯車装置44とを備えている。
サンギヤS1とサンギヤS2は互いに一体的に連結され、リングギヤR1とキャリアK2とキャリアK3とが一体的に連結され、そのキャリアK3は出力軸46に連結されている。また、リングギヤR2とサンギヤS3は互いに一体的に連結されている。そして、リングギヤR2およびサンギヤS3と中間軸48との間にクラッチC1が設けられ、サンギヤS1およびサンギヤS2と中間軸48との間にクラッチC2が設けられている。また、サンギヤS1およびサンギヤS2の回転を止めるためのバンド式のブレーキB1がハウジング38に設けられている。また、サンギヤS1およびサンギヤS2とハウジング38との間には、一方向クラッチF1およびブレーキB2が直列に設けられている。この一方向クラッチF1は、サンギヤS1およびサンギヤS2が入力軸22と反対の方向へ逆回転しようとする際に係合させられるように構成されている。
キャリアK1とハウジング38との間にはブレーキB3が設けられており、リングギヤR3とハウジング38との間には、ブレーキB4と一方向クラッチF2とが並列に設けられている。この一方向クラッチF2は、リングギヤR3が逆回転しようとする際に係合させられるように構成されている。
以上のように構成された自動変速機16では、例えば図2に示す作動表に従って後進1段および変速比γ(入力軸22の回転速度NIN/出力軸46の回転速 度NOUT) が順次小さくなる前進5段(1st〜5th)のギヤ段のいずれかに切り換えられる。図2において「○」は係合で、空欄は解放を表し、「◎」はエンジンブレーキ時の係合を表し、「△」は動力伝達に関与しない係合を表している。クラッチC0〜C2、およびブレーキB0〜B4は何れも油圧アクチュエータによって係合させられる油圧式の摩擦係合装置である。この図2から明らかなように、前進5段(1st〜5th)のギヤ段のいずれに切り換えられる場合でもクラッチC1が係合されている。したがって、このクラッチC1は前進走行時に必ず係合される前進クラッチ(以下、前進クラッチC1と表す)と言うべきものであり、言い換えれば少なくとも前進クラッチC1が解放されることによってシフトレバー92の操作位置「N(ニュートラル)」に対応する自動変速機16内の動力伝達経路が遮断された中立状態すなわちニュートラル状態とされる。
図3は、本実施例の動力伝達装置8の概略構成を説明する図であり、その動力伝達装置8が備えている電子制御装置90の入出力系統の要部を説明するブロック線図である。図3に示すように、エンジン10には吸気配管50および排気管52が設けられ、この吸気配管50には、スロットルアクチュエータ60によって開閉制御される電子スロットル弁62が設けられている。電子スロットル弁62は、基本的には図4に示すように運転者の出力要求量を表すアクセル開度Accに対応するスロットル弁開度θTHとなるように制御される。
自動変速機16の各油圧式摩擦係合装置およびロックアップクラッチ26は、電動式オイルポンプ64、およびエンジン10に機械的に連結されてエンジン10により直接回転駆動される機械式オイルポンプ68の少なくともいずれかから発生する油圧によるライン圧を元圧とする油圧制御回路66により制御されるようになっている。上記ライン圧は、自動変速機16の各油圧式摩擦係合装置を係合するために用いられる最大係合圧となるものである。
エンジン10には回転電機として電動機および発電機として機能するモータジェネレータMGがクランク軸12に連結された電磁クラッチ80を介して作動的に連結されておりそのモータジェネレータMGの作動によってエンジン10の回転駆動を補助する回転駆動装置として機能していて、エンジン10と同様に駆動力源となるものである。また、モータジェネレータMGはエンジン10を始動させるエンジン始動装置としても機能するものである。さらに、モータジェネレータMGはエンジン10の駆動による通常走行時にはエンジン10に駆動されて発電を行い、或いは制動時には駆動輪に駆動される発電所謂回生発電を行う。そして、モータジェネレータMGの電源として機能する蓄電装置としての蓄電池つまり二次電池であるバッテリ70と、そのバッテリ70からモータジェネレータMGへ供給される電流を制御したり或いは充電のためにバッテリ70へ供給される電流を制御するためのたとえば半導体スイッチング素子などから構成されるインバータ72とが設けられている。
エンジン10にはモータジェネレータMGと同様にエアコン用コンプレッサ82、パワーステアリングポンプ84、およびウォーターポンプ86等の補機(以下、補機Aと表す)が電磁クラッチ80を介して作動的に連結されており、それぞれエンジン10に駆動されている。また、電磁クラッチ80を解放することでエンジン10を作動させることなく、これら補機AはモータジェネレータMGの作動のみによって駆動される。
さらに、図3には電子制御装置90に入力される信号およびその電子制御装置90から出力される信号を例示した。たとえば、電子制御装置90には、電流センサ74により検出されたバッテリの充放電電流ICDを表す充放電電流信号、バッテリ温度センサ76により検出されたバッテリ温度TBATを表すバッテリ温度信号、バッテリ電圧VBATを表すバッテリ電圧信号、アクセル開度センサ89により検出されたアクセルペダル88の操作量であるアクセル開度Accを表すアクセル開度信号、スロットル弁開度センサ63により検出されたスロットル弁62のスロットル弁開度θTHを表すスロットル弁開度信号、出力軸回転速度センサ47(図1参照)により検出された出力軸46の回転速度NOUTすなわち車速Vに対応する車速信号、タービン回転速度センサ91(図1参照)により検出されたタービン回転速度NT(=入力軸22の回転速度NIN)を表す信号、クランク角度センサ99(図1参照)により検出されたクランク角度(位置)ACR(°)およびエンジン回転速度NEに対応するクランク速度を表す信号、シフト検出スイッチ98により検出されたシフトレバー92の操作位置PSHを表す操作位置信号、エアコンを駆動するためのエアコンスイッチA/Cのオン、オフを表す信号、ブレーキペダルの踏み込みの有無に対応するブレーキスイッチBREのオン、オフを表す信号、ブレーキブースタ内の負圧であるブレーキ負圧PBREを表す信号などが供給されている。
また、たとえば、電子制御装置90からは、アクセル開度Accに応じた大きさのスロットル弁開度θTHとするためのスロットルアクチュエータ60を駆動する信号、燃料噴射弁58から噴射される燃料の量を制御するための噴射信号、自動変速機16のギヤ段を切り換えるために油圧制御回路66内のシフト弁を駆動するシフトソレノイドを制御する信号およびライン圧を制御するリニヤソレノイド弁を駆動するための指令信号、ロックアップクラッチ26の係合、解放、スリップ量を制御するリニヤソレノイド弁を駆動するための指令信号などが出力されている。
電子制御装置90は、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェースなどから成る所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより、基本的にはたとえば電子スロットル弁62のスロットル弁開度θTH(%)を制御するスロットル弁開度制御、自動変速機16のギヤ段を自動的に切り換える変速制御、エンジン10の出力制御、ロックアップクラッチ26の係合、解放、或いはスリップを実行するロックアップクラッチ制御、空燃比制御などを実行する。たとえば、エンジン10の出力制御については、スロットルアクチュエータ60により電子スロットル弁62を開閉制御する他、燃料噴射量制御のために燃料噴射弁58を制御し、点火時期制御のためにイグナイタ等の点火装置を制御する。また、スロットル弁開度制御は、たとえば図4に示す予め記憶された関係から実際のアクセルペダル操作量に対応するアクセル開度Acc(%)に基づいてスロットルアクチュエータ60を駆動し、アクセル開度Accが増加するほどスロットル弁開度θTHを増加させる。また、上記変速制御では、たとえば図5に示す予め記憶された関係図(マップ)すなわち変速線図から実際のアクセル開度Acc(%)またはスロットル弁開度θTH(%)と車速V(km/h)とに基づいて自動変速機16のギヤ段を決定し、この決定されたギヤ段および係合状態が得られるように油圧制御回路66の電磁弁を駆動する。図5の変速線図における変速線は、実際のアクセル開度Acc(%)またはスロットル弁開度θTH(%)を示す横線上において実際の車速Vが線を横切ったか否かすなわち変速線上の変速を実行すべき値(変速点車速)VSを越えたか否かを判断するためのものであり、上記値VSすなわち変速点車速の連なりとして予め記憶されていることにもなる。
図6は、シフトレバー92を備えた変速レンジ選択操作装置としてのシフト操作装置94の一例を示すものであり、そのシフト操作装置94は例えば運転席の横に配設されている。シフトレバー92は、自動変速機16内の動力伝達経路が遮断された中立状態とし且つ自動変速機16の出力軸46をロックするためのPレンジに対応する駐車位置「P」、後進走行のためのRレンジに対応する後進走行位置「R」、自動変速機16内の動力伝達経路が遮断された中立状態とするためのNレンジに対応する中立位置「N」、自動変速モードで第1速ギヤ段乃至第5速ギヤ段の範囲で自動変速されるDレンジに対応する前進走行位置「D」(最高速レンジ位置)、第1速ギヤ段乃至第4速ギヤ段の範囲で自動変速され且つ各ギヤ段でエンジンブレーキが作用させられる4レンジに対応する第4エンジンブレーキ走行位置「4」、第1速ギヤ段乃至第3速ギヤ段の範囲で自動変速され且つ各ギヤ段でエンジンブレーキが作用させられる3レンジに対応する第3エンジンブレーキ走行位置「3」、第1速ギヤ段乃至第2速ギヤ段の範囲で自動変速され且つ各ギヤ段においてエンジンブレーキが作用させられる2レンジに対応する第2エンジンブレーキ走行位置「2」、第1速ギヤ段で走行させられ且つエンジンブレーキが作用させられるLレンジに対応する第1エンジンブレーキ走行位置「L」へそれぞれ操作可能に設けられている。
つまり、上記P乃至Lレンジに示す各変速レンジは、PレンジおよびNレンジは車両を走行させないときに選択される非走行レンジであり、Rレンジは車両を後進走行させるための後進レンジであり、Dレンジ、4レンジ、3レンジ、2レンジ、Lレンジは車両を前進走行させるための前進走行レンジ(以下、前進レンジと表す)である。また、Dレンジは最高速走行レンジでもあり、4レンジ、3レンジ、2レンジ、Lレンジは、車両の駆動力を高めるだけでなくエンジンブレーキ走行のためのエンジンブレーキ走行レンジ(以下、エンジンブレーキレンジと表す)でもある。たとえば、図2に示した所定のギヤ段たとえば第2速ギヤ段(2nd)が達成されるためには、非エンジンブレーキレンジであるDレンジでは前進クラッチC1およびブレーキB3が係合させられるのに対し、エンジンブレーキレンジである2レンジでは前進クラッチC1およびブレーキB3に加えてクラッチC0がさらに係合させられるようになっている。
図7は、エンジン制御装置としての機能を有する電子制御装置90が備えているエンジン10の始動時におけるエンジン回転抵抗を制御する制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。図において、車両状態検出手段108は、車両の現在の走行状態を車両に備えられている各センサ等から読み込む。たとえば、前述した電流センサ74、バッテリ温度センサ76、クランク角度センサ99、タービン回転速度センサ91、出力軸回転速度センサ47、スロットル弁開度センサ63、アクセル開度センサ89、シフト検出スイッチ98などから、バッテリ70の充放電電流ICD、バッテリ温度TBAT、バッテリ電圧VBAT、エンジンクランク角度ACR、エンジン回転速度NE、タービン回転速度NT(=入力軸22の回転速度NIN)、車速V、電子スロットル弁62のスロットル弁開度θTH、アクセルペダル等のアクセル操作部材の操作量であるアクセル開度Acc、シフトレバー92のレバーポジション(操作位置)PSH、エアコンを駆動するためのエアコンのオン、オフに対応するエアコンスイッチA/C、ブレーキペダルの踏み込みの有無に対応するブレーキスイッチBRE、ブレーキブースタ内の負圧であるブレーキ負圧PBREなどを読み込む。また、車両状態検出手段108は蓄電残量算出手段116を備えており、その蓄電残量算出手段116によって算出された蓄電装置の蓄電残量、たとえばバッテリ70の充放電電流ICD、バッテリ温度TBAT、バッテリ電圧VBATに基づいてその蓄電残量算出手段116によって算出されたバッテリ70の蓄電残量である現在のバッテリ容量SOCを検出する。
エンジン自動停止始動手段104は、車両走行停止時にエンジン10を一時的に自動停止し且つエンジン始動装置として機能するモータジェネレータMGによってエンジン10を自動始動する、いわゆるエコランと称されるエコノミーランニングを実行する。たとえば、エンジン自動停止始動手段104は交差点等の車両走行停止時に燃費の向上、排気ガスの低減、騒音の低減等のために所定停止条件がすべて成立した場合には、エンジン10を一時的に自動停止するためにスロットルアクチュエータ60による電子スロットル弁62を閉じる制御、燃料噴射弁58による燃料供給を停止する制御等を実行する、いわゆるアイドルストップ制御を実行する。そして、エンジン自動停止始動手段104は所定始動条件のいずれか一つでも成立した場合にモータジェネレータMGによってエンジン10を自動始動する。
たとえば、Dレンジにおける上記所定停止条件は車両状態検出手段108によって読み込まれる車両の現在の走行状態の中からアクセル開度Accが零つまりアクセル開度Accが零とされる値となったとき、ブレーキスイッチBREがオン、車速Vが零、およびバッテリ70のバッテリ容量(バッテリ充電容量SOC)がエンジン10の再始動に際してモータジェネレータMGによるエンジン10の自動始動に必要とされる所定蓄電残量である所定バッテリ容量SOCPRE以上等である。たとえば、この所定バッテリ容量SOCPREは自動変速機16の作動状態が動力伝達可能状態すなわちエンジンの出力の駆動輪への伝達が可能な状態となるDレンジにおいてモータジェネレータMGによるエンジン10の始動に必要とされるバッテリ容量SOCであり、たとえば所定バッテリ容量SOCPREは車両状態に応じて変化させられるものではあるが60%程度に設定される。
また、前記所定始動条件は車両の発進が目的とされるエンジン自動始動である場合と、車両の発進が目的とされないエンジン自動始動である場合との2通りある。たとえば、車両の発進が目的とされる場合とは運転者によって車両の発進が意図される操作が行われる場合であって、この場合の上記所定始動条件は車両状態検出手段108によって読み込まれる車両の現在の走行状態の中からアクセル開度Accが零とされない値となったときつまりアクセルオン、ブレーキスイッチBREがオフ等となる。また、車両の発進が目的とされない場合とは車両の発進は必要としないがエンジン10によって駆動される装置からの要求(以下、システム要求と表す)、たとえばバッテリ70の充電、エアコン用コンプレッサの駆動、ブレーキ負圧PBREの上昇等のためにエンジン10の自動始動が必要となるような車両の発進が意図されないエンジン始動の要求があった場合であって、この場合の上記所定始動条件は車両状態検出手段108によって読み込まれる車両の現在の走行状態の中からバッテリ70のバッテリ容量SOCの低下たとえばバッテリ70の劣化を防ぐために設定されているバッテリ容量SOC以下や所定バッテリ容量SOCPRE以下、エアコンスイッチA/Cがオン、ブレーキ負圧PBREの低下たとえば車両を停止できる負圧以下等である。
変速制御手段100は、Dレンジにおいてはたとえば図5に示すようにスロットル弁開度θTHおよび車速Vをパラメータ(変数)とする二次元座標において予め記憶された変速線図(変速マップ)から実際のスロットル弁開度θTHおよび車速Vに基づいて自動変速機16の変速すべきギヤ段を決定しすなわち現在のギヤ段から変速先のギヤ段への変速判断を実行し、その決定されたギヤ段となるようにたとえば図2に示す作動表に従って自動変速機16の作動状態を制御するつまり油圧式摩擦係合装置(クラッチC、ブレーキB)の係合状態を切り換えるための切換信号SPを油圧制御回路66に出力する。このときの油圧式摩擦係合装置を切り換えるための作動油はエンジン10が作動しているので主に機械式オイルポンプ68によって供給される。
また、変速制御手段100はエンジン停止時であってもDレンジ、Pレンジ、Nレンジ等に対応するように自動変速機16の作動状態を維持するために油圧式摩擦係合装置(クラッチC、ブレーキB)の係合状態を切り換えるか、或いは維持されるための切換信号SPを油圧制御回路66に出力する。たとえば、変速制御手段100は自動変速機16の作動状態をエンジン自動停止始動手段104によってアイドルストップ制御が実行されている場合には、Pレンジ或いはNレンジであればエンジン10から駆動輪への動力伝達を遮断させられるように自動変速機16内の動力伝達経路が遮断された中立状態、いわゆるニュートラル状態とするために、或いはDレンジであればエンジン自動停止始動手段104によるエンジン10の自動始動時に速やかに車両が発進させられるように自動変速機16が動力伝達可能状態たとえばギヤ段を「1st」とするために、たとえば図2に示す作動表に従って油圧式摩擦係合装置(クラッチC、ブレーキB)の係合状態を切り換えるか、或いは維持されるための切換信号SPを油圧制御回路66に出力する。このときの油圧式摩擦係合装置を切り換えるための作動油はエンジン10が停止しているので電動式オイルポンプ64によって供給される。
アイドルストップ中判定手段106は、エンジン自動停止始動手段104によるエンジン10のアイドルストップ制御中に前記所定始動条件のいずれか一つでも成立し、エンジン自動停止始動手段104によってモータジェネレータMGを作動させてエンジン10の自動始動が開始される際に、変速制御手段100による自動変速機16の作動状態がDレンジと同様の動力伝達可能状態であるか否か、すなわちDレンジでのアイドルストップ中か否かを、たとえば車両状態検出手段108によって検出されたシフトレバー92のレバーポジションPSHが「D」ポジションであるか否かで判定する。
蓄電残量判定手段112は、車両状態検出手段108によって検出された蓄電装置の蓄電残量が所定蓄電残量よりも低いか否かを判定する。たとえば、蓄電残量判定手段112は車両状態検出手段108によって検出されたバッテリ70の現在のバッテリ容量SOCが所定バッテリ容量SOCPREよりも低いか否かを判定する。
車両発進目的判定手段114は、エンジン自動停止始動手段104によるエンジン10の自動始動に際して車両の発進が目的であるか否かを、たとえばエンジン自動停止始動手段104によるエンジン10の自動始動が如何なる前記所定始動条件に基づいて実行されるのかで判定する。具体的には、車両発進目的判定手段114は、車両状態検出手段108によって読み込まれる車両の現在の走行状態の中からアクセルオン、ブレーキスイッチBREがオフ等のいずれか一つでも成立したことによるエンジン10の自動始動である場合には車両の発進が目的であると判定し、車両状態検出手段108によって読み込まれる車両の現在の走行状態の中からバッテリ70のバッテリ容量SOCの低下、エアコンスイッチA/Cがオン、ブレーキ負圧PBREの低下等のいずれか一つでも成立したこと、つまりシステム要求によるエンジン10の自動始動である場合には車両の発進が目的でないと判定する。
エンジン回転抵抗制御手段102は、エンジン自動停止始動手段104によるエンジン自動始動に際して変速制御手段100による自動変速機16の作動状態がDレンジにおける通常の制御となる動力伝達可能な状態である場合において、バッテリ70のバッテリ容量SOCが所定バッテリ容量SOCPREよりも低い場合、或いは車両の発進が目的でない場合、たとえばアイドルストップ中判定手段106によってDレンジのアイドルストップ制御中と判定される場合において、蓄電残量判定手段112によって現在のバッテリ容量SOCが所定バッテリ容量SOCPREよりも低いと判定された場合、或いは車両発進目的判定手段114によって車両の発進が目的でないと判定された場合にはエンジン10のエンジン回転抵抗を制御するつまり軽減するために変速制御手段100によってDレンジにおける通常の制御とは異なる自動変速機16の作動状態がNレンジと同様の動力伝達が抑制される状態つまりニュートラル状態とされるように制御する。ここで、エンジン10のエンジン回転抵抗はエンジンを回転(駆動)させる場合の抵抗であり、そのエンジン回転抵抗に影響を与えるたとえばエンジン10の圧縮比やシリンダ容積、エンジンクランク軸と軸受けとの摩擦力、或いはトルクコンバータの損失等のエンジンクランク軸からみた動力伝達装置8の回転抵抗がそれぞれ小さくなるに従ってそのエンジン回転抵抗は小さな値となるのである。このトルクコンバータ14の損失は、自動変速機16がニュートラル状態すなわちエンジン10と駆動輪とが機械的に連結されていない状態であれば車両停止時には自動変速機の出力軸が回転可能(フリー)とされることから、自動変速機16がDレンジと同様の動力伝達可能状態である場合すなわちエンジン10と駆動輪とが機械的に連結されて車両停止時に自動変速機の出力軸が固定(ロック)されている状態に比較して小さくなる。したがって、エンジン10のエンジン回転抵抗も車両停止時に自動変速機16がニュートラル状態であれば自動変速機16がDレンジと同様の動力伝達可能状態である場合に比較して抑制されるのである。
エンジン10を始動させるためにはエンジン10を始動するための回転トルクがモータジェネレータMGに要求され上記エンジン回転抵抗が軽減される程この回転トルクが低減される、つまり回転トルクを発生するために必要なバッテリ容量SOCが低減される。したがって、自動変速機16がニュートラル状態とされる場合には動力伝達可能状態とされる場合に比較して、より低いバッテリ容量SOCでもエンジン10の始動が可能となってモータジェネレータMGによるエンジン10の始動性が向上することになる。また、これによって、モータジェネレータMGによるエンジン10の自動始動に必要とされるバッテリ容量SOCは前述した所定バッテリ容量SOCPREよりも低い値となる蓄電残量容量の下限値であるバッテリ容量下限値SOCLIMに設定できることになり、このバッテリ容量下限値SOCLIMはエンジン自動停止始動手段104によるアイドルストップ制御のための前記所定停止条件の1つである所定バッテリ容量SOCPREに替えて用いることができる。この場合、アイドルストップ制御のための前記所定停止条件の1つが所定バッテリ容量SOCPREである場合に比較してその所定停止条件が緩和されたことになり前述したアイドルストップが実行される回数が増加させられる、すなわちアイドルストップが実行される合計の時間が長くなって燃費が向上することになる。さらに、アイドルストップ制御中にたとえば電動式オイルポンプ64の駆動、エアコン等の補機の駆動等のためにバッテリ容量SOCが低下することが考えられるが、自動変速機16がニュートラル状態とされる場合には動力伝達可能状態とされる場合に比較して所定バッテリ容量SOCPREよりも低いバッテリ容量SOCたとえばバッテリ容量下限値SOCLIMでもエンジン10の再始動が可能であるのでより長いアイドルストップ時間が可能となって燃費が向上することになる。
また、Dレンジでのエンジン自動停止始動手段104によるエンジン10の自動始動では、自動変速機16が動力伝達可能状態であるのでモータジェネレータMGによるエンジン10の始動時に同時にモータジェネレータMGの回転トルクによって駆動輪が回って発進トルクが発生する、すなわち車両の発進の効果が得られて速やかに車両が発進させられる。逆に、車両の発進が目的でない場合には自動変速機16が動力伝達可能な状態とされる必要はないことになる。したがって、車両の発進が目的でない場合にはバッテリ容量SOCに拘わらず一律に自動変速機16がニュートラル状態とされてもよいのである。これによって上述したようにエンジン10の始動性が向上することになる。この場合、システム要求によるエンジン自動始動となる前記所定始動条件の1つである所定バッテリ容量SOCPREに替えてバッテリ容量下限値SOCLIMが用いられることになる。
エンジン始動判定手段110は、エンジン自動停止始動手段104によるエンジン10の自動始動に際して、エンジン10が始動したか否かを、たとえば車両状態検出手段108によって検出されたエンジン10のエンジンクランク角度ACRが所定クランク角度ACR *に到達したか否か、或いは同様に車両状態検出手段108によって検出されたエンジン回転速度NEが所定エンジン回転速度NE *に到達したか否かで判定する。たとえば、この所定クランク角度ACR *は可及的に低いエンジン回転速度NEでエンジン10を始動させるために必要なクランク角度ACRであって予め実験等によって求められているものであり、たとえばクランク軸の回転が1回転半に相当する540°に設定されている。また、たとえば上記所定エンジン回転速度NE *は可及的に低いエンジン回転速度NEでエンジン10を始動させるために必要なエンジン回転速度NEであり予め実験等によって求められているものである。また、エンジン10の始動はモータジェネレータMGによる回転トルクなしでエンジン10の回転が維持される所謂エンジン10が自律回転可能となることであり、言い換えれば、エンジン始動判定手段110はエンジン完爆判定手段でもある。
エンジン回転抵抗制御手段102は、前述した機能に加えてエンジン始動判定手段110によってエンジン10が始動したと判定された場合に、変速制御手段100によって動力伝達可能状態からニュートラル状態とされている自動変速機16の作動状態を変速制御手段100によってニュートラル状態から動力伝達可能状態とされるように制御する。したがって、エンジン出力を駆動輪へなるべく早く伝えるために、変速制御手段100によってニュートラル状態から動力伝達可能状態とされるときの係合ショックを抑制するために、エンジン始動判定手段110によって可及的に低いエンジン回転速度NEでエンジン始動が判定されるのであり、こうなるように、前記所定クランク角度ACR *或いは所定エンジン回転速度NE *は車両特性やエンジン特性に合わせて設定されているのである。
図8は、電子制御装置90の制御作動の要部すなわちエンジン10のアイドルストップ制御中の車両においてエンジン再始動時つまり前記所定始動条件のいずれか一つでも成立しモータジェネレータMGを作動させてエンジン10の自動始動が開始される際のエンジン再始動性を向上させるためのエンジン回転抵抗制御を実行する制御作動を説明するフローチャートであり、このフローチャートの処理は短時間毎に周期的に繰り返し実行される。この図8にはエンジン再始動の開始以降たとえば前記所定始動条件のいずれか一つでも成立しエンジン再始動指令が電子制御装置90によって出力された以降の制御作動が示されている。
図8において、アイドルストップ中判定手段106に対応するステップ(以下、ステップを省略する)S1において、Dレンジでのアイドルストップ中か否かが、たとえばシフトレバー92のレバーポジションPSHが「D」ポジションであるか否かで判定される。このS1の判断が肯定される場合は車両発進目的判定手段114に対応するS2において、車両の発進が目的であるか否かが判定される。たとえば、車両状態検出手段108によって読み込まれる車両の現在の走行状態の中からアクセルオン、ブレーキスイッチBREがオフ等のいずれか一つでも成立する場合には車両の発進が目的であると判定され、システム要求による場合には車両の発進が目的でないと判定される。このS2の判断が肯定される場合は蓄電残量判定手段112に対応するS3において、車両状態検出手段108によって検出されたバッテリ70の現在のバッテリ容量SOCが所定バッテリ容量SOCPREよりも低いか否かが判定される。上記S1の判断が否定されるか、或いは上記S3の判断が否定される場合はエンジン自動停止始動手段104に対応するS8において、モータジェネレータMGによってエンジン10が自動始動されて本ルーチンが終了させられる。
上記S2の判断が否定されるか、或いは上記S3の判断が肯定される場合はエンジン回転抵抗制御手段102に対応するS4において、エンジン10のエンジン回転抵抗が軽減されるように変速制御手段100によってDレンジにおける通常の制御とは異なる自動変速機16の作動状態がNレンジと同様のニュートラル状態とされるように制御される。続く、エンジン自動停止始動手段104に対応するS5において、モータジェネレータMGによってエンジン10が自動始動される。さらに、エンジン始動判定手段110に対応するS6において、車両状態検出手段108によって検出されたエンジン10のエンジンクランク角度ACRが所定クランク角度ACR *に到達したか否か、或いは同様に車両状態検出手段108によって検出されたエンジン回転速度NEが所定エンジン回転速度NE *に到達したか否かが判定される。このS6の判断が否定される場合は上記S5に戻りS6の判断が肯定されるまでS5およびS6のルーチンが繰り返し実行される。そして、このS6の判断が肯定される場合はエンジン回転抵抗制御手段102に対応するS7において、変速制御手段100によって動力伝達可能状態からニュートラル状態とされている自動変速機16の作動状態が変速制御手段100によってニュートラル状態から動力伝達可能状態とされるように制御される。つまり、変速制御手段100によるDレンジにおける通常の制御となるように制御される。
この結果、Dレンジでのアイドルストップ中からのエンジン再始動に際してバッテリ容量SOCが所定バッテリ容量SOCPREよりも低い場合であっても、自動変速機16がニュートラル状態とされてエンジン10のエンジン回転抵抗が軽減されるので、自動変速機16が動力伝達可能状態とされる場合と比較してモータジェネレータMGによるエンジン10の始動に必要なバッテリ容量SOCがより低減されてモータジェネレータMGによってエンジン10が始動させられることになりエンジン10の始動性が向上させられるとともにバッテリ容量の低下が抑制される。常にエンジン再始動に際して自動変速機16をニュートラル状態にしないのは、前述したように自動変速機16が動力伝達可能状態でのエンジン始動の場合には車両の発進効果が得られるということ、また自動変速機16の作動状態を切り換えることでの摩擦係合装置特に前進クラッチC1の耐久性の低下を考慮するからである。したがって、本実施例は、通常は自動変速機16が動力伝達可能状態でエンジン10が再始動させられるが、バッテリ容量SOCが低いときであっても確実にエンジン始動が可能となる所謂フェールセーフ的な考えで実行されるものであるとも言える。但し、車両の発進が目的でない場合にはエンジン10の再始動時にバッテリ容量SOCに拘わらず一律に自動変速機16がニュートラル状態とされてエンジン始動性が向上させられるとともにバッテリ容量の低下が抑制されるのである。
上述のように、本実施例によれば、バッテリ70を電源としてエンジン10を始動するエンジン始動装置としてのモータジェネレータMGの作動によるそのエンジン始動に際して、そのバッテリ70のバッテリ容量SOCが所定バッテリ容量SOCPREよりも低い場合にはエンジン回転抵抗制御手段102(S4)によって動力伝達装置8を構成する自動変速機16によるエンジン10から駆動輪への動力伝達が遮断されて、つまりニュートラル状態とされてエンジン10のエンジン回転抵抗が制御されるつまり軽減される、すなわちエンジン回転抵抗に影響を与えるトルクコンバータ14の損失等のエンジンクランク軸12からみた動力伝達装置8の回転抵抗が抑制されるので、動力伝達装置8によるエンジン10から駆動輪への動力伝達が可能な場合に比較してモータジェネレータMGによるエンジン始動のための回転トルクが低減されて、そのモータジェネレータMGによるエンジン始動に必要とされるバッテリ容量SOCを低減することができる。つまり、バッテリ容量SOCが所定バッテリ容量SOCPREより低下した場合であってもモータジェネレータMGによって確実にエンジン10が始動させられることになりエンジン始動性が向上させられるとともにフェールセーフとしての機能を有することにもなる。
また、本実施例によれば、エンジン回転抵抗制御手段102(S4)は、モータジェネレータMGの作動によるエンジン始動に際して車両の発進が目的でない場合には、動力伝達装置8によるエンジン10から駆動輪への動力伝達を遮断してエンジン回転抵抗を制御するつまり軽減するものであるので、バッテリ容量SOCに拘わらず一律にそのモータジェネレータMGによるエンジン始動に必要とされるバッテリ容量SOCを低減することができてエンジン始動性が向上させられる。
また、本実施例によれば、車両走行停止時にエンジン10を一時的に自動停止し且つモータジェネレータMGによってそのエンジン10を自動始動するエンジン自動停止始動手段104を備え、モータジェネレータMGによるエンジン始動は、エンジン自動停止始動手段104によるエンジン10の一時的な自動停止後のエンジン自動始動であるので、前述のようにエンジン回転抵抗制御手段102(S4)によって動力伝達装置8によるエンジン10から駆動輪への動力伝達が遮断されてエンジン始動に必要とされるバッテリ容量SOCが低減される場合には、バッテリ容量SOCが所定バッテリ容量SOCPREより低下した場合であってもエンジン自動停止始動手段104によって確実にエンジンが自動始動させられることになり、エンジン自動停止始動手段104による車両走行停止時におけるエンジン10の一時的な自動停止、いわゆるアイドルストップがより長く実行可能となって燃費が向上する。
また、本実施例によれば、エンジン自動停止始動手段104によるエンジン自動停止が実行されるための所定停止条件には、モータジェネレータMGによるエンジン自動始動に必要なバッテリ容量下限値SOCLIMが含まれ、且つそのバッテリ容量下限値SOCLIMは所定バッテリ容量SOCPREよりも低い値に設定されたものであるので、前記アイドルストップが実行されるための所定停止条件の1つが所定バッテリ容量SOCPREである場合に比較してその所定停止条件が緩和されることになる。この結果、そのアイドルストップが実行される回数が増加させられる、すなわちアイドルストップが実行される合計の時間が長くなって燃費が向上する。
また、本実施例によれば、変速制御手段100(S4)によって自動変速機16の作動状態がエンジン10から駆動輪への動力伝達を遮断させられるように、すなわち一般的に車両に備えられているシフトレバーの操作位置「N(ニュートラル)」に対応するNレンジにおける自動変速機16の動力伝達経路が遮断された中立状態すなわちニュートラル状態とするようにエンジン回転抵抗制御手段102(S4)によって制御されてエンジン回転抵抗が軽減されるので、簡単にエンジン始動装置によるエンジン始動に必要とされるバッテリ容量SOCを低減することができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
たとえば、前述の実施例のエンジン回転抵抗制御手段102は、エンジン10から駆動輪への動力伝達を抑制するために自動変速機16の作動状態をニュートラル状態としてエンジン10から駆動輪への動力伝達を遮断したが、動力伝達を低下することであってもよい。このようにしても本発明としての効果は得られる。たとえば、エンジン回転抵抗制御手段102は変速制御手段100によって自動変速機16の作動状態が前進クラッチC1の半係合状態でギヤ段「1st」が成立させられるように制御すれば、通常の前進クラッチC1の係合状態に比較して動力伝達を低下することができる。
また、前述の実施例では、自動変速機16は3組の遊星歯車装置40、42、44の組み合わせから成る前進5速の変速機であったが、自動変速機16を構成する遊星歯車装置の組数は3組とは異なる数であってもよいし、また前進6速の変速機、前進4速の変速機等であっても差し支えない。また、手動変速機としてよく知られた常時噛合式平行2軸型ではあるが、セレクトシリンダおよびシフトシリンダによりギヤ段が自動的に切換られることが可能な自動変速機であってもよい。要するに、自動変速機16の作動状態をニュートラル状態とすることができる自動変速機であれば本発明は適用され得る。
また、前述の実施例のエンジン回転抵抗制御手段102は動力伝達装置8によるエンジン10から駆動輪への動力伝達を遮断するために動力伝達装置8としての自動変速機16の作動状態をニュートラル状態としたが、他の動力伝達装置を用いて動力伝達を遮断してもよい。たとえば、入力クラッチを設けてその入力クラッチ解放することで動力伝達を遮断してもよい。要するに、エンジン10の出力を駆動輪に伝達する間の動力伝達経路において、そのエンジン10の出力を断続できる動力伝達装置が少なくとも1つあれば本発明は適用され得る。この場合には、自動変速機16は、変速比が無段階に連続的に変化させられる無段変速機であってもよい。
また、前述の実施例では、蓄電装置として蓄電池であるバッテリ70が用いられたが、蓄電装置として蓄電器であるコンデンサが用いられてもよい。或いは、蓄電装置として蓄電池および蓄電器のいずれもが用いられてもよい。
また、前述の実施例では、トルクコンバータ14と自動変速機16との組合せであったが、自動クラッチと手動変速機との組合せであっても本実施例は適用され得る。この場合には、自動クラッチが前進クラッチC1の機能を有することになる。
また、前述の実施例のモータジェネレータMGは回転電機として少なくとも力行時のみ電動機として機能するものであればよく、少なくともエンジン始動装置としての機能を有しておればよい。また、このモータジェネレータMGはエンジン10とトルクコンバータ14との間に配置されてもよい。
また、前述の実施例ではエンジン始動装置としてモータジェネレータMGが用いられたが、このエンジン始動装置はよく知られたイグニッションキーによるエンジン始動に用いられるスターターであってもよい。
また、前述の実施例の図8におけるステップS2は省略されてもよい。
また、前述の実施例では、自動変速機16の係合要素であるクラッチC或いはブレーキBは、油圧式摩擦係合装置であったが、電磁式係合装置たとえば電磁クラッチや磁粉式クラッチ等であってもよい。
また、前述の実施例において、流体伝動装置としてロックアップクラッチ26が備えられているトルクコンバータ14が用いられていたが、ロックアップクラッチ26は必ずしも設けられなくてもよく、またトルクコンバータ14に替えて、トルク増幅作用のない流体継手(フルードカップリング)などの他の流体式動力伝達装置が用いられてもよい。
また、前述の実施例において、クラッチC或いはブレーキB等の作動油を供給するオイルポンプは少なくとも電動式オイルポンプ64であればよく、機械式オイルポンプ68は必ずしも設けられなくてもよい。
なお、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
8:動力伝達装置
10:エンジン
16:自動変速機
70:バッテリ(蓄電装置)
90:電子制御装置(エンジン制御装置)
100:変速制御手段
102:エンジン回転抵抗制御手段
104:エンジン自動停止始動手段
MG:モータジェネレータ(エンジン始動装置)
10:エンジン
16:自動変速機
70:バッテリ(蓄電装置)
90:電子制御装置(エンジン制御装置)
100:変速制御手段
102:エンジン回転抵抗制御手段
104:エンジン自動停止始動手段
MG:モータジェネレータ(エンジン始動装置)
Claims (5)
- エンジンと、該エンジンの出力を駆動輪へ伝達する動力伝達装置とを有する車両において、蓄電装置を電源として該エンジンを始動するエンジン始動装置を備えた車両のエンジン制御装置であって、
前記エンジン始動装置の作動による前記エンジン始動に際して前記蓄電装置の蓄電残量が所定蓄電残量よりも低い場合には、前記動力伝達装置による前記エンジンから駆動輪への動力伝達を抑制してエンジン回転抵抗を制御するエンジン回転抵抗制御手段を、含むことを特徴とする車両のエンジン制御装置。 - 前記エンジン回転抵抗制御手段は、前記エンジン始動装置の作動による前記エンジン始動に際して前記車両の発進が目的でない場合には、前記動力伝達装置による前記エンジンから駆動輪への動力伝達を抑制して前記エンジン回転抵抗を制御するものである請求項1の車両のエンジン制御装置。
- 車両走行停止時に前記エンジンを一時的に自動停止し且つ前記エンジン始動装置によって該エンジンを自動始動するエンジン自動停止始動手段を備え、
前記エンジン始動装置による前記エンジン始動は、上記エンジン自動停止始動手段による上記エンジンの一時的な自動停止後のエンジン自動始動である請求項1または2の車両のエンジン制御装置。 - 前記エンジン自動停止始動手段による前記エンジン自動停止が実行されるための所定停止条件には、前記エンジン始動装置による該エンジン自動始動に必要な蓄電残量の下限値が含まれ、且つ該蓄電残量の下限値は前記所定蓄電残量よりも低い値に設定されたものである請求項3の車両のエンジン制御装置。
- 前記動力伝達装置として自動変速機を有し、エンジン停止時であっても上記自動変速機の作動状態が制御可能な変速制御手段を備え、
前記エンジン回転抵抗制御手段は、前記変速制御手段によって前記自動変速機の作動状態が前記エンジンから駆動輪への動力伝達を抑制させられるように制御して前記エンジン回転抵抗を制御するものである請求項1乃至4のいずれかの車両のエンジン制御装置。
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