JP3928281B2 - 動力伝達機構の制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、異なる種類の動力源と車輪との間に配置される動力伝達機構の制御装置に関し、特に、流体式動力伝達装置と、この流体式動力伝達装置の回転部材同士の動力伝達状態を変更するために係合・解放されるクラッチとを有する動力伝達機構の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年では、エンジンを駆動させる燃料の節約と、エンジンの回転による騒音の低減と、燃料の燃焼により発生する排気ガスの低減とを目的として、エンジンおよびモータ・ジェネレータを搭載したハイブリッド車が提案されている。このハイブリッド車に適用されるトルク制御装置の一例が、特開平8−168104号公報に記載されている。この公報に記載されたトルク制御装置においては、エンジンおよびモータ・ジェネレータの動力伝達経路に、トルクコンバータ(流体式動力伝達装置)および変速機が配置されている。また、このトルクコンバータはロックアップクラッチを有する。さらに、モータ・ジェネレータには、インバータを介してバッテリが接続されている。そして、エンジンの回転脈動をキャンセルするように、モータ・ジェネレータのトルクを制御することにより、低車速域におけるロックアップクラッチの係合が可能になるとされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記公報に記載されているようなハイブリッド車においては、例えば車速およびアクセル開度をパラメータとするマップに基づいて、エンジンまたはモータ・ジェネレータのうちの少なくとも一方を駆動するモードが選択される。また、ロックアップクラッチの係合・解放も、一般的には車速およびアクセル開度をパラメータとするマップに基づいておこなわれている。
【0004】
しかしながら、自動変速機の走行ポジションを選択し、モータ・ジェネレータの動力により車両が発進する場合もあるが、上記マップに基づいてロックアップクラッチの係合・解放が制御されたとすれば、モータ・ジェネレータのトルク特性と、トルクコンバータのトルク特性とのつり合いに基づいて決定される有効トルクが低下し、車両の発進時の応答遅れが低下する可能性があった。
【0005】
この発明は上記の事情を背景としてなされたもので、モータ・ジェネレータの動力により車両を発進させる場合の発進性を向上させることの可能な動力伝達機構の制御装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、エンジンおよびモータ・ジェネレータと車輪との間に配置された流体式動力伝達装置と、この流体式動力伝達装置の回転部材同士の動力の伝達状態を変更するために係合・解放されるクラッチとを備えた動力伝達機構の制御装置において、停止中の車両が前記モータ・ジェネレータの動力により発進するか否かを予測する発進予測手段と、この発進予測手段により前記車両の発進が予測された場合に、前記車両の発進前に前記クラッチを係合させて前記モータ・ジェネレータと前記車輪との間を動力伝達可能にするクラッチ制御手段とを備えていることを特徴とするものである。
【0007】
請求項1の発明によれば、車両が停止しており、かつ、車両がモータ・ジェネレータの動力により発進することが予測された場合は、車両が発進する前にクラッチが係合される。つまり、流体式動力伝達装置の回転部材同士が機械的に接続されて動力の損失が抑制され、モータ・ジェネレータの動力がそのまま車輪に伝達される。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の構成に加えて、前記流体式動力伝達装置と前記車輪との間の動力伝達経路に配置され、かつ、動力を前記車輪に伝達する走行ポジションと、前記動力を前記車輪に伝達しない非走行ポジションとを選択可能な変速機を有し、前記発進予測手段には、前記変速機のポジションに基づいて、前記車両が発進するか否かを予測する機能が含まれていることを特徴とするものである。
【0009】
請求項2の発明によれば、請求項1と同様の作用に加えて、変速機のポジションに基づいて、車両が発進するか否かが予測される。したがって、運転者による車両の発進意図を確実に予測することが可能である。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1の構成に加えて、前記流体式動力伝達装置と前記車輪との間の動力伝達経路に配置され、かつ、動力を前記車輪に伝達する走行ポジションと、前記動力を前記車輪に伝達しない非走行ポジションとを選択可能な変速機を有し、前記発進予測手段には、前記非走行ポジションが選択されてからの経過時間に基づいて、前記車両が発進するか否かを予測する機能が含まれていることを特徴とするものである。
【0011】
請求項3の発明によれば、請求項1と同様の作用に加えて、自動変速機のポジションが走行ポジションから非走行ポジションに変更されてからの時間に基づいて、車両が発進するか否かが予測される。したがって、運転者による車両の発進意図を確実に予測することが可能である。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1の構成に加えて、前記モータ・ジェネレータに供給する電力を蓄えるバッテリを有し、前記クラッチ制御手段には、前記バッテリの充電量が所定値以下になった場合は前記クラッチを解放させる機能が含まれていることを特徴とするものである。
【0013】
請求項4の発明によれば、バッテリの充電量が所定値以下になった場合はクラッチが解放される。つまり、モータ・ジェネレータにより車両が発進するか否かに基づいて、クラッチの係合・解放が制御される。
【0014】
請求項5の発明は、請求項1の構成に加えて、前記流体式動力伝達装置と前記車輪との間の動力伝達経路に配置され、かつ、動力を前記車輪に伝達する走行ポジションと、前記動力を前記車輪に伝達しない非走行ポジションとを選択可能な変速機を有し、前記クラッチ制御手段には、前記クラッチが係合されている状態で、前記非走行ポジションが選択されてから所定時間が経過するまでの間は、前記クラッチを係合状態に維持する機能が含まれていることを特徴とするものである。
【0015】
請求項5の発明によれば、クラッチが係合されている状態で非走行ポジションが選択されてから所定時間が経過するまでの間は、クラッチが係合状態に維持される。このため、非走行ポジションと走行ポジションとの切り換えが繰り返された場合におけるクラッチの無用な係合・解放が抑制される。
【0016】
【発明の実施の形態】
つぎにこの発明を図を参照してより具体的に説明する。図2は、この発明を適用したハイブリッド車のシステム構成を示すブロック図である。車両の第1の動力源であるエンジン1としては、ガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンまたはLPGエンジン等の内燃機関が用いられる。この実施例のエンジン1は、燃料噴射装置および吸排気装置ならびに点火装置等を備えた公知の構造のものである。
【0017】
また、エンジン1の吸気管には電子スロットルバルブ1Bが設けられており、電子スロットルバルブ1Bの開度が電気的に制御されるように構成されている。エンジン1の動力伝達経路(言い換えればトルク伝達経路)には、トルクコンバータ2およびモータ・ジェネレータ3ならびに歯車変速機構4が直列に配置されている。なお、この実施形態においては、エンジン1とトルクコンバータ2との間にモータ・ジェネレータ3が配置され、モータ・ジェネレータ3と歯車変速機構4との間にトルクコンバータ2が配置されている。
【0018】
このモータ・ジェネレータ3は車両の第2の動力源であり、モータ・ジェネレータ3は、例えば交流同期型のものが適用される。モータ・ジェネレータ3は、永久磁石を有する回転子(図示せず)と、コイル(図示せず)が巻き付けられた固定子(図示せず)とを備えている。そして、コイルの3相巻き線に3相交流電流を流すと回転磁界が発生し、この回転磁界を回転子の回転位置および回転速度に合わせて制御することにより、トルクが発生する。発生するトルクは電流の大きさにほぼ比例し、回転数は交流電流の周波数により制御される。
【0019】
一方、モータ・ジェネレータ3にはインバータ80を介してバッテリ81が接続され、モータ・ジェネレータ3およびインバータ80ならびにバッテリ81を制御するコントローラ82が設けられている。前記インバータ80は、バッテリ81の直流電流を3相交流電流に変換してモータ・ジェネレータ3に供給する一方、モータ・ジェネレータ3で発電された3相交流電流を直流電流に変換してバッテリ81に供給する3相ブリッジ回路(図示せず)を備えている。
【0020】
この3相ブリッジ回路は、例えば6個のパワートランジスタ(図示せず)を電気的に接続して構成されている。これらのパワートランジスタのオン・オフを切り換えることにより、モータ・ジェネレータ3とバッテリ81との間の電流の向きを切り換える。このようにして、3相交流電流と直流電流との相互の変換と、モータ・ジェネレータ3に印可される3相交流電流の周波数の調整と、モータ・ジェネレータ3に印可される3相交流電流の大きさの調整と、回生制動トルクの大きさの調整とがおこなわれる。
【0021】
上記構成のモータ・ジェネレータ3は、機械エネルギと電気エネルギとの間で相互に変換をおこなう機能、つまり、電動機としての機能と、発電機としての機能とを兼備している。モータ・ジェネレータ3を電動機として機能させる場合は、バッテリ81からの直流電圧を交流電圧に変換してモータ・ジェネレータ3に供給する。また、モータ・ジェネレータ3を発電機として機能させる場合は、回転子の回転により発生した誘導電圧をインバータ80により直流電圧に変換してバッテリ81に充電する。
【0022】
そして、コントローラ82は、バッテリ81からモータ・ジェネレータ3に供給される電流値、またはモータ・ジェネレータ3により発電される電流値を検出または制御する機能を備えている。また、コントローラ82は、モータ・ジェネレータ3の回転数を制御する機能と、バッテリ81の充電状態(SOC:state of charge)を検出および制御する機能とを備えている。
【0023】
図3は、トルクコンバータ2および歯車変速機構4の構成を示すスケルトン図である。このトルクコンバータ2および歯車変速機構4を有する自動変速機のケーシング35の内部には、作動流体としてのオートマチック・トランスミッション・フルード(以下、ATFまたはオイルと略記する)が封入されている。またケーシング35の内部には、オイルポンプ83が設けられている。そして、エンジン1の動力がポンプインペラ7を介してオイルポンプ83に伝達され、オイルポンプ83が駆動されるように構成されている。
【0024】
ATFは、後述する油圧制御装置の油圧回路の元圧を発生させる機能と、トルクコンバータ2の作動流体として動力(言い換えればトルク)を伝達する機能と、歯車変速機構4を構成する部品の潤滑および冷却をおこなう機能とを備えている。
【0025】
トルクコンバータ2は、流体式動力伝達装置の一種であり、トルク増幅機能を備えている。このトルクコンバータ2は、駆動側回転部材の動力を、オイルを介して従動側回転部材に伝達するものである。このトルクコンバータ2は、ポンプインペラ7に一体化させたフロントカバー8と、タービンランナ9を一体に取付けたハブ10と、ロックアップクラッチ11とを有している。ロックアップクラッチ11は係合(オン)・解放(オフ)可能に構成されており、ロックアップクラッチ11が解放されている場合は、ポンプインペラ7とタービンランナ9との間で、オイルによりトルクの伝達がおこなわれる。また、ロックアップクラッチ11が係合された場合は、フロントカバー8とハブ10とが機械的に接続される。
【0026】
転軸92とクランクシャフト12との間の動力伝達経路には、係合・解放可能なクラッチ12Aが配置されている。また、ポンプインペラ7およびタービンランナ9の内周側には、ステータ13が設けられている。このステータ13は、ポンプインペラ7からタービンランナ9に伝達されるトルクを増幅するためのものである。さらに、ハブ10には入力軸14が接続されている。したがって、エンジン1のクランクシャフト12からトルクが出力されると、このトルクがATFまたはロックアップクラッチ11を介して入力軸14に伝達される。
【0027】
これとは逆に、入力軸14のトルクを、ATFまたはロックアップクラッチ11を介してエンジン1に伝達することも可能である。このように、入力軸14のトルクをエンジン1に伝達する状態としては、車輪32Aから入力される運動エネルギをエンジン1に伝達し、エンジンブレーキ力を作用させる場合が例示される。
【0028】
前記歯車変速機構4は、副変速部15および主変速部16から構成されている。副変速部15は、オーバドライブ用の遊星歯車機構17を備えており、遊星歯車機構17はピニオンギヤ17Aを有する。このピニオンギヤ17Aはキャリヤ18により保持されており、キャリヤ18に入力軸14が連結されている。この遊星歯車機構17を構成するキャリヤ18とサンギヤ19との間には、多板クラッチC0 と一方向クラッチF0 とが設けられている。
【0029】
この一方向クラッチF0 は、サンギヤ19がキャリヤ18に対して相対的に正回転、つまり、入力軸14の回転方向に回転した場合に係合するようになっている。そして、副変速部15の出力要素であるリングギヤ20が、主変速部16の入力要素である中間軸21に接続されている。また、サンギヤ19の回転を選択的に止める多板ブレーキB0 が設けられている。
【0030】
したがって、副変速部15は、多板クラッチC0 もしくは一方向クラッチF0 が係合した状態で遊星歯車機構17の全体が一体となって回転する。このため、中間軸21が入力軸14と同速度で回転し、低速段となる。また、ブレーキB0 を係合させてサンギヤ19の回転を止めた状態では、リングギヤ20が入力軸14に対して増速されて正回転し、高速段となる。
【0031】
他方、主変速部16は、三組の遊星歯車機構22,23,24を備えており、三組の遊星歯車機構22,23,24を構成する回転要素が、以下のように連結されている。すなわち、第1遊星歯車機構22のサンギヤ25と、第2遊星歯車機構23のサンギヤ26とが互いに一体的に連結されている。また、第1遊星歯車機構22のリングギヤ27と、第2遊星歯車機構23のピニオンギヤ28を保持したキャリヤ29と、第3遊星歯車機構24のピニオンギヤ30を保持したキャリヤ31とが連結されている。さらに、キャリヤ31に出力軸32が連結されている。そして、出力軸32がトルク伝達装置(図示せず)を介して車輪32Aに接続されている。さらにまた、第2遊星歯車機構23のリングギヤ33が、第3遊星歯車機構24のサンギヤ34に連結されている。
【0032】
この主変速部16の歯車列においては、後進側の1つの変速段と、前進側の4つの変速段とを設定することができる。このような変速段を設定するための摩擦係合装置、つまりクラッチおよびブレーキが、以下のように設けられている。先ずクラッチについて述べると、リングギヤ33およびサンギヤ34と、中間軸21との間に第1クラッチC1 が設けられている。また、互いに連結されたサンギヤ25およびサンギヤ26と、中間軸21との間に第2クラッチC2 が設けられている。
【0033】
つぎにブレーキについて述べると、第1ブレーキB1 はバンドブレーキであって、第1遊星歯車機構22のサンギヤ25、および第2遊星歯車機構23のサンギヤ26の回転を止めるように配置されている。またこれらのサンギヤ25,26とケーシング35との間には、第1一方向クラッチF1 と、多板ブレーキである第2ブレーキB2 とが直列に配列されている。第1一方向クラッチF1 はサンギヤ25,26が逆回転、つまり入力軸14の回転方向とは反対方向に回転しようとする際に係合するようになっている。
【0034】
第1遊星歯車機構22はピニオンギヤ36を備えており、このピニオンギヤ36がキャリヤ37により保持されている。そして、キャリヤ37とケーシング35との間に、多板ブレーキである第3ブレーキB3 が設けられている。そして第3遊星歯車機構24はリングギヤ38を備えており、リングギヤ38の回転を止めるブレーキとして、多板ブレーキである第4ブレーキB4 と、第2一方向クラッチF2 とが設けられている。第4ブレーキB4 および第2一方向クラッチF2 は、ケーシング35とリングギヤ38との間に相互に並列に配置されている。なお、この第2一方向クラッチF2 はリングギヤ38が逆回転しようとする際に係合するように構成されている。さらに、歯車変速機構4の入力回転数を検出する入力回転数センサ(言い換えればタービン回転数センサ)4Aと、歯車変速機構4の出力軸32の回転数を検出する出力回転数センサ(言い換えれば車速センサ)4Bとが設けられている。
【0035】
上記のように構成された歯車変速機構4においては、各クラッチやブレーキなどの摩擦係合装置を、図4の動作図表に示すように係合・解放することにより、前進5段・後進1段の変速段を設定することができる。なお、図4において○印は摩擦係合装置が係合することを示し、◎印は、エンジンブレーキ時に摩擦係合装置が係合することを示し、△印は摩擦係合装置が係合・解放のいずれでもよいこと、言い換えれば、摩擦係合装置が係合されてもトルクの伝達には無関係であることを示し、空欄は摩擦係合装置が解放されることを示している。
【0036】
また、この実施形態では、シフトレバー4Cのマニュアル操作により、自動変速機のポジションを選択することが可能である。例えば、P(パーキング)ポジション、R(リバース)ポジション、N(ニュートラル)ポジション、D(ドライブ)ポジション、4ポジション、3ポジション、2ポジション、L(ロー)ポジションの各ポジションを選択可能である。ここで、PポジションおよびNポジションが、入力軸14に入力された動力を車輪32Aに伝達しない非走行ポジションであり、Rポジション、Dポジション、4ポジション、3ポジション、2ポジション、Lポジションが、入力軸14に入力された動力を車輪32Aに伝達する走行ポジションである。
【0037】
そして、Dポジションでは第1速ないし第5速のいずれかを設定することが可能であり、4ポジションでは第1速ないし第4速のいずれかを設定することが可能であり、3ポジションでは第1速ないし第3速のいずれかを設定することが可能であり、2ポジションでは第1速または第2速のいずれかを設定することが可能であり、Lポジションでは第1速の変速段が設定される。
【0038】
また、図2に示された油圧制御装置39により、歯車変速機構4における変速段の設定または切り換え制御、ロックアップクラッチ11の係合・解放制御、摩擦係合装置に接続されている油圧回路のライン圧の制御、摩擦係合装置の係合圧の制御などがおこなわれる。ロックアップクラッチ11は、フロントカバー8に取り付けられた摩擦部材(図示せず)と、ハブ10の外向きフランジに取り付けられ摩擦部材(図示せず)とを有する。そして、この実施形態において、ロックアップクラッチ11の係合には、伝達される動力により摩擦部材同士の相対回転が不可能な完全係合状態と、伝達される動力により摩擦部材同士が所定のスリップ率でスリップする状態とが含まれる。
【0039】
前記油圧制御装置39は電気的に制御されるもので、歯車変速機構4の変速を実行するための第1ないし第3のシフトソレノイドバルブS1 ,〜S3 と、エンジンブレーキ状態を制御するための第4ソレノイドバルブS4 とを備えている。さらに、油圧制御装置39は、油圧回路のライン圧を制御するためのリニアソレノイドバルブSLTと、歯車変速機構4の変速過渡時におけるアキュームレータ背圧を制御するためのリニアソレノイドバルブSLNと、ロックアップクラッチ11や所定の摩擦係合装置に作用する油圧を制御するためのリニアソレノイドバルブSLUとを備えている。
【0040】
また、エンジン1の他方の動力伝達経路には、駆動装置84を介してモータ・ジェネレータ85が設けられている。駆動装置は84は、遊星歯車機構、一方向クラッチ、ブレーキ、クラッチ機構などを備えた公知の構造のものである。モータ・ジェネレータ85は、モータ・ジェネレータ3と同様に構成されている。また、モータ・ジェネレータ85にはインバータ86を介してバッテリ87が接続されている。さらに、インバータ86およびバッテリ87を制御するコントローラ88が設けられている。
【0041】
これらのコントローラ88およびバッテリ87ならびにインバータ86の構成および機能は、コントローラ82およびバッテリ81ならびにインバータ80の構成および機能と同様である。そして、このモータ・ジェネレータ85も、発電機としての機能と、電動機としての機能とを兼備している。したがって、モータ・ジェネレータ85を電動機として機能させることにより、モータ・ジェネレータ85の動力をエンジン1に伝達してエンジン1を始動させたり、エンジン1の動力によりモータ・ジェネレータ85を発電機として機能させ、その電気エネルギをバッテリ87に充電することが可能である。
【0042】
そして、前記コントローラ88は、バッテリ87からモータ・ジェネレータ85に供給される電流値、またはモータ・ジェネレータ85により発電される電流値を検出または制御する機能を備えている。また、コントローラ88は、モータ・ジェネレータ85の回転数を制御する機能と、バッテリ87の充電状態(SOC:state of charge)を検出および制御する機能とを備えている。さらに、モータ・ジェネレータ85の動力により駆動される電動オイルポンプ89が設けられている。この電動オイルポンプ89は、オイルポンプ83と同様の機能を備えている。そして、モータ・ジェネレータ85の出力軸と電動オイルポンプ89との間の動力伝達経路には、クラッチ85Bが配置されている。なお、単一のバッテリから、モータ・ジェネレータ85およびモータ・ジェネレータ3に対応して電力を供給する構成を採用することも可能である。
【0043】
図5は、ハイブリッド車の制御回路を示すブロック図である。電子制御装置(ECU)58は、中央演算処理装置(CPU)および記憶装置(RAM、ROM)ならびに入力・出力インターフェースを主体とするマイクロコンピュータにより構成されている。
【0044】
この電子制御装置58には、エンジン回転数センサ59の信号、エンジン水温センサ60の信号、運転者により操作されるイグニッションキー90の操作位置を検出するイグニッションスイッチ61の信号、バッテリ81,87の充電状態、およびモータ・ジェネレータ3,85の電流値を別個に検出するコントローラ82,88の信号、エアコンスイッチ62の信号、車速センサ4Bの信号、ATFの温度を検出する油温センサ63の信号、シフトレバー4Cの操作位置を検出するシフトポジションセンサ64の信号等が入力されている。
【0045】
前記電子制御装置58には、運転者の停車意図を検出するパーキングブレーキスイッチ65の信号、ブレーキペダル91の踏み込み状態を検出するフットブレーキスイッチ66の信号、排気管(図示せず)の途中に設けられた触媒温度センサ67の信号、アクセルペダル1Aの踏み込み量を示すアクセル開度センサ68の信号、エンジン1の電子スロットルバルブ1Bの開度を示すスロットル開度センサ69の信号、タービン回転数センサ4Aの信号、モータ・ジェネレータ3,85の回転数および回転角度を検出するレゾルバ70,71の信号等が入力されている。
【0046】
この電子制御装置58からは、エンジン1の点火装置72を制御する信号、エンジン1の燃料噴射装置73を制御する信号、コントローラ82,88を介してモータ・ジェネレータ3,85を制御する信号、クラッチ3A,3B,12A,85Bを制御する信号、駆動装置84のクラッチやブレーキを制御する信号、油圧制御装置39を制御する信号、エンジン1およびモータ・ジェネレータ3の駆動・停止状態を示すインジケータ74への表示信号、電子スロットルバルブ1Bの開度を制御するアクチュエータ75への制御信号などが出力されている。
【0047】
このようにして、電子制御装置58に入力される各種の信号および予め設定されているデータに基づいて、エンジン1の運転・停止と、モータ・ジェネレータ3,85の駆動・停止とが制御される。例えば車速およびアクセル開度をパラメータとするマップが電子制御装置58に記憶されており、このマップに基づいて、エンジン1が単独で駆動して車両を走行させるモードと、モータ・ジェネレータ3が単独で駆動して車両を走行させるモードと、エンジン1およびモータ・ジェネレータ3の両方が駆動して車両を走行させるモードと、エンジン1およびモータ・ジェネレータ3の両方が停止するモードとを選択することが可能である。ここで、モータ・ジェネレータ3を単独で駆動する場合としては、車両の発進時などのように、エンジン効率の低下する走行状態が例示される。また、電子制御装置58に入力される信号、および予め設定されているデータに基づいて、モータ・ジェネレータ85の駆動・停止と、クラッチ12A,85Bの係合・解放とが制御される。
【0048】
つぎに、電子制御装置58により、歯車変速機構4および油圧制御装置39ならびにロックアップクラッチ11を制御する内容を説明する。電子制御装置58には、歯車変速機構4の変速比を制御する変速線図(変速マップ)が記憶されている。この変速線図には、車両の走行状態、例えばアクセル開度と車速とをパラメータとして、所定の変速段から他の変速段に変速(アップシフトまたはダウンシフト)するための変速点が設定されている。
【0049】
そして、この変速線図に基づいて変速判断がおこなわれ、この変速判断が成立した場合は、電子制御装置58から制御信号が出力され、この制御信号が油圧制御装置39に入力される。その結果、所定のソレノイドバルブが動作し、所定の摩擦係合装置の係合・解放がおこなわれて変速が実行される。そして、変速を実行する摩擦係合装置の係合・解放のタイミング、および摩擦係合装置に作用する油圧が、エンジントルクに基づいて制御される。
【0050】
さらに、ロックアップクラッチ11の動作は、通常は、アクセル開度、車速、変速比(変速段)等の条件に基づいて制御される。このため、電子制御装置58には、アクセル開度および車速をパラメータとして、ロックアップクラッチ11を係合・解放する領域を設定したロックアップクラッチ制御マップが記憶されている。
【0051】
ここで、この実施形態の構成と、この発明との対応関係を説明する。すなわち、フロントカバー8、ポンプインペラ7、タービンランナ9、ハブ10、入力軸14がこの発明の回転部材に相当し、ロックアップクラッチ11がこの発明のクラッチに相当する。また、シフトレバー4Cおよび歯車変速機構4ならびに油圧制御装置39がこの発明の変速機に相当する。
【0052】
そして、この実施形態においては、電子制御装置58に予め設定されているロックアップクラッチ制御マップ以外の条件に基づいて、ロックアップクラッチ11の係合・解放を制御することが可能である。以下、このロックアップクラッチ11の制御内容を、図1のフローチャートに基づいて説明する。
【0053】
まず、図5に示された各種のセンサやスイッチの信号が電子制御装置58に入力され、電子制御装置58によりこれらの信号が処理される(ステップ100)。そして、現在の車速が所定値VA以下であるかを基準として、車両が発進するか否かが判断される(ステップ101)。この所定値VAは予め電子制御装置58に記憶されている。ステップ101で肯定判断された場合は、モータ・ジェネレータ3に電力を供給するバッテリ81の充電量SOCが、所定値SOCmin を越えているか否かが判断される(ステップ102)。この所定値SOCmin は予め電子制御装置58に記憶されている。ステップ102で肯定判断された場合は、ロックアップクラッチ11をオン(係合)する(ステップ103)。
【0054】
具体的には、電動オイルポンプ89を駆動してその油圧を油圧制御装置39に供給してロックアップクラッチ11をオンさせるとともに、モータ・ジェネレータ3に供給する電流値の制御により、その回転数が零であり、かつ、モータ・ジェネレータ3のトルクが車輪32Aに伝達された場合に車両が極めて低速で走行するような状態、いわゆるクリープ力が生じる程度のトルクに設定される。なお、電動オイルポンプ89を駆動させる動力は、車両を走行させるために必要な動力よりも低い。このため、バッテリ87の充電状態が比較的低い状態でも、電動オイルポンプ89を駆動させてロックアップクラッチ11を係合させることが可能である。
【0055】
ついで、シフトレバー4Cにより非走行ポジションが選択されているか否かが判断される(ステップ104)。ステップ104で肯定判断された場合は、走行ポジションから非走行ポジションに切り換えられてからの経過時間が、所定時間Tsft 以下であるか否かが判断される(ステップ105)。この所定時間Tsft は、予め電子制御装置58に記憶されている。ステップ105で肯定判断された場合は、車両が発進する可能性が少ないためロックアップクラッチ11をオフ(解放)し(ステップ106)、リターンされる。
【0056】
一方、前記ステップ104で否定判断された場合、またはステップ105で肯定判断された場合は、車両が発進する可能性が高いためロックアップクラッチ11のオンを継続し(ステップ107)、リターンされる。また、前記ステップ102で否定判断された場合は、現在のバッテリ充電量SOCに対応するモータ・ジェネレータ3の動力では、車両の発進に必要な駆動力が不足する可能性があるためステップ106に進み、エンジン1の動力により車両が発進する。さらに、前記ステップ101で否定判断された場合は通常制御をおこない(ステップ108)、リターンされる。この通常制御とは、予め電子制御装置58に設定されているロックアップクラッチ制御マップにより、ロックアップクラッチ11を制御することを意味している。
【0057】
ここで、図1のフローチャートに示された機能的手段と、この発明の構成との対応関係を説明する。ステップ101,102,104,105がこの発明の発進予測手段に相当する。また、ステップ103,106,107がこの発明のクラッチ制御手段に相当する。
【0058】
図6は、図1の制御例に対応するタイムチャートの一例である。まず、モータ・ジェネレータ3の動力により発進する駆動モードが選択され、かつ、Dポジションが選択されている状態(時刻t1以前)では、ロックアップクラッチ11がオンされている。そして、時刻t1でDポジションからNポジションに変更されたことが検出されている。すると、Nポジションに変更されたまま所定時間Tsft が経過して時刻t2に到達すると、時刻t3においてロックアップクラッチ11をオフする判断がおこなわれる。
【0059】
ついで、時刻t4以降はロックアップクラッチ1の係合圧を実線で示すように徐々に低下させ、時刻t5でオフ(完全解放)する制御がおこなわれる。これに対して、時刻t1でNポジションが選択され、その後に所定時間Tsft が経過する前に再びDポジションに戻された場合は、ロックアップクラッチ11をオフする判断がおこなわれず、破線で示すようにロックアップクラッチ11のオン状態が継続される。
【0060】
以上のように、この実施形態によれば、停止中の車両が、モータ・ジェネレータ3の動力により発進するか否かが予測されている。この実施形態において、車両が発進するか否かを予測するための条件には、車速と、シフトレバー4Cおよび歯車変速機構4のポジションと、シフトレバー4Cおよび歯車変速機構4のポジションが、走行ポジションから非走行ポジションに変更されてからの経過時間とが含まれている。
【0061】
そして、停止している車両の発進が予測された場合は、車両が発進する前にロックアップクラッチ11が係合される。このため、モータ・ジェネレータ3の動力を車輪32Aに伝達して車両が発進する場合に、モータ・ジェネレータ3のトルク特性と、トルクコンバータ2のトルク特性とのつり合いにより決定される有効トルクが可及的に高められ、車両の発進応答性が向上する。また、ロックアップクラッチ11の係合により、フロントカバー8と入力軸14との間で伝達される動力の損失が抑制される。このため、バッテリ81の充電状態SOCの低下が抑制され、充電状態SOCの維持に供されるエンジン出力の負担分が抑制されて燃費が向上する。
【0062】
また、この実施形態においては、ロックアップクラッチ11が係合されている状態で、バッテリ81またはバッテリ87の充電状態SOCが所定値SOCmin以下になった場合は、ロックアップクラッチ11がオフされる。つまり、モータ・ジェネレータ3の動力で発進すると、燃費の面で不利である場合には、モータ・ジェネレータ3の動力をロックアップクラッチ11により伝達する制御が回避される。そして、エンジン1の動力により車両が発進する状態に切り換えられる。このため、バッテリ81の充電量SOCが不足している場合にも、車両を発進させることができる。
【0063】
さらに、この実施形態によれば、ロックアップクラッチ11が係合されている状態で、非走行ポジションが選択されてから所定時間Tfstの間は、ロックアップクラッチ11が係合状態に維持される。このため、シフトレバー4Cを非走行ポジションと走行ポジションとの間で相互に切り換える操作を繰り返す、いわゆるガレージシフトがおこなわれた場合も、ロックアップクラッチ11の係合・解放を交互に繰り返すことが無く、車両の発進性が一層向上する。なお、この実施形態の流体式動力伝達装置には、トルク増幅機能のないフルードカップリングも含まれる。
【0064】
【発明の効果】
請求項1ないし請求項4のいずれかの発明によれば、モータ・ジェネレータの動力により車両が発進する場合に、モータ・ジェネレータの動力特性と、複数の回転部材の動力特性とのつり合いにより決定される有効動力が可及的に高められ、車両の発進応答性が向上する。また、請求項2および3のいずれかの請求項においては、運転者による車両の発進意図を確実に予測することができ、車両の発進性が一層向上する。
【0065】
請求項4の発明によれば、請求項1と同様の効果を得られる他、クラッチが係合されている状態で、バッテリの充電量が所定値以下になった場合は、クラッチがオフされる。このため、モータ・ジェネレータの動力を所定値以上に制御することができない場合は、電動機の動力をクラッチにより伝達する制御が回避される。
【0066】
請求項5の発明によれば、請求項1と同様の効果を得られる他、クラッチが係合されている状態で、非走行ポジションが選択されてから所定時間の間は、クラッチが係合状態に維持される。このため、非走行ポジションと走行ポジションとの間で相互に切り換える操作が繰り返された場合にも、クラッチの係合・解放を交互に繰り返すことが無く、車両の発進性が一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明にかかる動力伝達機構の制御装置の制御例を示すフローチャートである。
【図2】 この発明が適用されたハイブリッド車の構成を示すブロック図である。
【図3】 図2に示されたエンジンから歯車変速機構の出力軸に至る構成を示すスケルトン図である。
【図4】 図3に示された歯車変速機構で各変速段を設定するための摩擦係合装置の作動状態を示す図表である。
【図5】 この発明を適用したハイブリッド車の制御系統を示すブロック図である。
【図6】 図1のフローチャートに対応するタイムチャートである。
【符号の説明】
3…モータ・ジェネレータ、 2…トルクコンバータ、 4…歯車変速機構、4C…シフトレバー、 7…ポンプインペラ、 8…フロントカバー、 9…タービンランナ9、 10…ハブ、 11…ロックアップクラッチ、 14…入力軸、 39…油圧制御装置。

Claims (5)

  1. エンジンおよびモータ・ジェネレータと車輪との間に配置された流体式動力伝達装置と、この流体式動力伝達装置の回転部材同士の動力の伝達状態を変更するために係合・解放されるクラッチとを備えた動力伝達機構の制御装置において、
    停止中の車両が前記モータ・ジェネレータの動力により発進するか否かを予測する発進予測手段と、
    この発進予測手段により前記車両の発進が予測された場合に、前記車両の発進前に前記クラッチを係合させて前記モータ・ジェネレータと前記車輪との間を動力伝達可能にするクラッチ制御手段と
    を備えていることを特徴とする動力伝達機構の制御装置。
  2. 前記流体式動力伝達装置と前記車輪との間の動力伝達経路に配置され、かつ、動力を前記車輪に伝達する走行ポジションと、前記動力を前記車輪に伝達しない非走行ポジションとを選択可能な変速機を有し、
    前記発進予測手段には、前記変速機のポジションに基づいて、前記車両が発進するか否かを予測する機能が含まれていることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達機構の制御装置。
  3. 前記流体式動力伝達装置と前記車輪との間の動力伝達経路に配置され、かつ、動力を前記車輪に伝達する走行ポジションと、前記動力を前記車輪に伝達しない非走行ポジションとを選択可能な変速機を有し、
    前記発進予測手段には、前記非走行ポジションが選択されてからの経過時間に基づいて、前記車両が発進するか否かを予測する機能が含まれていることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達機構の制御装置。
  4. 前記モータ・ジェネレータに供給する電力を蓄えるバッテリを有し、
    前記クラッチ制御手段には、前記バッテリの充電量が所定値以下になった場合は前記クラッチを解放させる機能が含まれていることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達機構の制御装置。
  5. 前記流体式動力伝達装置と前記車輪との間の動力伝達経路に配置され、かつ、動力を前記車輪に伝達する走行ポジションと、前記動力を前記車輪に伝達しない非走行ポジションとを選択可能な変速機を有し、
    前記クラッチ制御手段には、前記クラッチが係合されている状態で、前記非走行ポジションが選択されてから所定時間が経過するまでの間は、前記クラッチを係合状態に維持する機能が含まれていることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達機構の制御装置。
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