JP2000055186A - エンジン始動装置 - Google Patents

エンジン始動装置

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JP2000055186A
JP2000055186A JP10219468A JP21946898A JP2000055186A JP 2000055186 A JP2000055186 A JP 2000055186A JP 10219468 A JP10219468 A JP 10219468A JP 21946898 A JP21946898 A JP 21946898A JP 2000055186 A JP2000055186 A JP 2000055186A
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engine
torque
clutch
gear
transmission
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JP10219468A
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Atsushi Tabata
淳 田端
Yutaka Taga
豊 多賀
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動機のトルクを流体式トルク伝達装置を介
してエンジンに伝達してエンジンを始動する場合に、エ
ンジンの始動性を向上する。 【解決手段】 エンジンと、エンジンに対してトルクを
伝達可能な電動機と、エンジンと電動機との間のトルク
伝達経路に配置され、かつ、流体によりトルクの伝達を
おこなうトルクコンバータと、トルクコンバータの回転
部材同士を直結するために係合するロックアップクラッ
チとを備えたエンジン始動装置において、電動機により
エンジンを始動する場合にロックアップクラッチを係合
させるクラッチ機構係合手段(ステップ1,2,6)を
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンを始動
させるための電動機を有するエンジン始動装置に関する
ものである。特に、電動機とエンジンとの間のトルク伝
達経路に、流体によりトルクを伝達する流体式トルク伝
達装置が設けられているエンジン始動装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】エンジンが搭載された車両においては、
エンジンの内部で燃料を燃焼させて熱エネルギを発生さ
せ、この熱エネルギを機械エネルギ(動力)に変換して
車両を走行させている。エンジンは、その燃焼効率が良
く、かつ、高トルクが得られる運転領域が比較的狭い回
転数の範囲に限定されている。そこで、エンジンを動力
源とする車両においては、エンジンの出力回転数および
出力トルクを、走行条件に応じて変更する変速機が搭載
されている。
【0003】一方、近年では、エンジンを駆動させる燃
料の節約と、エンジンの回転による騒音の低減と、燃料
の燃焼により発生する排気ガスの低減とを目的として、
エンジンおよび電動機とを搭載したハイブリッド車が提
案されている。このハイブリッド車においては、車両の
走行状態に基づいてエンジンまたは電動機を制御して、
車両を走行させるように構成されている。
【0004】具体的には、エンジンを燃焼効率の良い回
転領域で運転させる一方、エンジンの燃焼効率の低下す
る運転領域においては、エンジンを停止して、電動機の
出力により車両を走行させることが可能である。また、
この電動機は、幅広い回転数領域で円滑にトルクを発生
することが可能である。したがって、上記ハイブリッド
車においては、変速機を設けることなく車両を走行させ
ることも可能である。しかしながら、車両の発進時や登
坂時などにおいては、低速であっても大きなトルク(駆
動力)を必要とするが、電動機のトルクを大きくするた
めには電動機を大型化しなければらならない。そこで、
電動機の大型化を抑制するために電動機と車輪との間の
トルク伝達経路に変速機を設ける構成が採用されてい
る。
【0005】一方、エンジンのトルク変動や振動が変速
機に伝達されることを抑制するため、エンジンと変速機
との間のトルク伝達経路に、流体式トルク伝達装置を配
置することがある。この流体式トルク伝達装置は、エン
ジンの出力軸に接続された第1回転部材と、変速機の入
力軸に接続された第2回転部材とを備えている。また、
流体式トルク伝達装置のケーシングの内部には、作動流
体が封入されている。そして、第1回転部材の回転が流
体により第2回転部材に伝達される。この流体式トルク
伝動装置においては、トルクの伝達時に第1回転部材と
第2回転部材とが流体によって滑りが生じる。このた
め、エンジンのトルク変動が生じた場合でも、上記滑り
により、トルク変動や振動が変速機に伝達されにくいと
いう利点がある。
【0006】上記のようなハイブリッド車に対して、前
記流体式トルク伝達装置を組み合わせて構成されたトル
ク制御装置の一例が、特開平8−168104号公報に
記載されている。この公報に記載されたトルク制御装置
は、内燃機関(エンジン)の出力軸に、電動機および発
電機として機能するモータ・ジェネレータが設けられて
いる。また、エンジンの出力軸は、直結クラッチ(クラ
ッチ機構)を有するトルクコンバータ(流体式トルク伝
達装置)を介して変速機に連結されている。この公報に
記載されたトルク制御装置においては、エンジンとトル
クコンバータとの間にモータ・ジェネレータが配置され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
ハイブリッド車においては、モータ・ジェネレータを電
動機として機能させ、モータ・ジェネレータの出力をエ
ンジンの出力軸に伝達することにより、エンジンを始動
させることが可能である。ところで、エンジンと変速機
との間のトルク伝達経路に、電動機および流体式トルク
伝達装置を配置する場合のパターンは、その配置スペー
スまたは他の構成部品との位置関係などに基づいて決定
される。そして、エンジンと電動機との間のトルク伝達
経路に、流体式トルク伝達装置を配置する場合がある。
【0008】この場合は、電動機のトルクにより第2回
転部材が回転し、第2回転部材の回転が流体により第1
回転部材に伝達され、ついでこのトルクがエンジンに伝
達されてエンジンが始動する。しかしながら、エンジン
と電動機との間に流体式トルク伝達装置が選択された場
合には、電動機から出力された動力が、第2回転部材と
第1回転部材との滑りによって損失し、エンジンの始動
性が低下する問題があった。
【0009】この発明は上記の事情を背景としてなされ
たものであり、電動機からエンジンに伝達される動力
が、流体式トルク伝達装置を経由する際に損失すること
を抑制することの可能なエンジン始動装置を提供するこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の目
的を達成するために、請求項1の発明は、エンジンと、
このエンジンに対してトルクを伝達可能な電動機と、前
記エンジンと前記電動機との間のトルク伝達経路に配置
され、かつ、流体によりトルクの伝達をおこなう流体式
トルク伝達装置と、この流体式トルク伝達装置の回転部
材同士を直結するために係合するクラッチ機構とを備え
たエンジン始動装置において、前記電動機により前記エ
ンジンを始動する場合に前記クラッチ機構を係合させる
クラッチ機構係合手段を備えていることを特徴とするも
のである。
【0011】請求項1の発明によれば、電動機によりエ
ンジンを始動することが検出された場合は、クラッチ機
構が係合して回転部材同士が直結状態になる。このた
め、電動機からエンジンに伝達される動力が、回転部材
同士の間で機械的に伝達されることになり、回転部材同
士の間で伝達される動力の損失が抑制される。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の構成に加え
て、前記電動機と車輪との間のトルク伝達経路に変速機
が設けられており、この変速機が、前記クラッチ機構を
係合可能な第1の変速比と、前記クラッチ機構を解放す
る第2の変速比とを選択可能であり、前記エンジン始動
検出手段により前記エンジンを始動することが検出され
た場合に、前記変速機の変速比として第1の変速比を選
択する変速比設定手段を備えていることを特徴とするも
のである。
【0013】請求項2の発明によれば、請求項1の作用
に加えて、エンジン始動検出手段によりエンジンを始動
することが検出された場合は、車両の走行状態をパラメ
ータとして設定されている変速比の制御パターンに関わ
りなく、クラッチ機構を係合可能な変速比が選択され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明を図を参照してよ
り具体的に説明する。図2は、この発明を適用したハイ
ブリッド車のシステム構成を示すブロック図である。車
両の動力源であるエンジン1としては、ガソリンエンジ
ンまたはディーゼルエンジンまたはLPGエンジンまた
はガスタービンエンジンまたはジェットエンジン等の内
燃機関が用いられる。この実施例のエンジン1は、燃料
噴射装置および吸排気装置ならびに点火装置等を備えた
公知の構造のものである。
【0015】また、エンジン1の吸気管には電子スロッ
トルバルブ1Bが設けられており、電子スロットルバル
ブ1Bの開度が電気的に制御されるように構成されてい
る。エンジン1から出力されるトルクの伝達経路には、
トルクコンバータ2およびモータ・ジェネレータ3なら
びに歯車変速機構4が配置されている。モータ・ジェネ
レータ3としては、例えば交流同期型のものが適用され
る。
【0016】図3は、トルクコンバータ2および歯車変
速機構4の構成を示すスケルトン図である。このトルク
コンバータ2および歯車変速機構4を有する自動変速機
の内部には、作動流体としてのオートマチック・トラン
スミッション・フルード(図示せず)が封入されてい
る。
【0017】トルクコンバータ2は、流体式トルク伝達
装置の一種であり、トルク増幅機能を備えている。この
トルクコンバータ2は、駆動側回転部材の回転を流体に
より従動側回転部材に伝達するものである。このトルク
コンバータ2は、ポンプインペラ7に一体化させたフロ
ントカバー8と、タービンランナ9を一体に取付けたハ
ブ10と、ロックアップクラッチ11とを有している。
ロックアップクラッチ11は係合・解放可能に構成され
ており、ロックアップクラッチ11が解放されている場
合は、ポンプインペラ7とタービンランナ9との間で、
流体の運動エネルギによりトルクの伝達がおこなわれ
る。また、ロックアップクラッチ11が係合された場合
は、フロントカバー8とハブ10とが機械的に直結され
る。
【0018】フロントカバー8はエンジン1のクランク
シャフト12に連結されている。また、ポンプインペラ
7およびタービンランナ9の内周側には、ステータ13
が設けられている。このステータ13は、ポンプインペ
ラ7からタービンランナ9に伝達されるトルクを増幅す
るためのものである。さらに、ハブ10には入力軸14
が接続されている。したがって、エンジン1のクランク
シャフト12からトルクが出力されると、このトルクが
作動流体またはロックアップクラッチ11を介して入力
軸14に伝達される。
【0019】これとは逆に、入力軸14のトルクを、作
動流体またはロックアップクラッチ11を介してエンジ
ン1に伝達することも可能である。このように、入力軸
14のトルクをエンジン1に伝達する状態としては、車
輪の回転をエンジン1に伝達してエンジンブレーキ力を
作用させる場合と、またはモータ・ジェネレータ3のト
ルクをエンジン1に伝達してエンジン1を始動させる場
合とが例示される。
【0020】前記歯車変速機構4は、副変速部15およ
び主変速部16から構成されている。副変速部15は、
オーバドライブ用の遊星歯車機構17を備えており、遊
星歯車機構17はピニオンギヤ17Aを有する。このピ
ニオンギヤ17Aはキャリヤ18により保持されてお
り、キャリヤ18に入力軸14が連結されている。この
遊星歯車機構17を構成するキャリヤ18とサンギヤ1
9との間には、多板クラッチC0 と一方向クラッチF0
とが設けられている。この一方向クラッチF0 は、サン
ギヤ19がキャリヤ18に対して相対的に正回転、つま
り、入力軸14の回転方向に回転した場合に係合するよ
うになっている。そして、副変速部15の出力要素であ
るリングギヤ20が、主変速部16の入力要素である中
間軸21に接続されている。また、サンギヤ19の回転
を選択的に止める多板ブレーキB0が設けられている。
【0021】したがって、副変速部15は、多板クラッ
チC0 もしくは一方向クラッチF0が係合した状態で遊
星歯車機構17の全体が一体となって回転する。このた
め、中間軸21が入力軸14と同速度で回転し、低速段
となる。また、ブレーキB0を係合させてサンギヤ19
の回転を止めた状態では、リングギヤ20が入力軸14
に対して増速されて正回転し、高速段となる。
【0022】他方、主変速部16は、三組の遊星歯車機
構22,23,24を備えており、三組の遊星歯車機構
22,23,24を構成する回転要素が、以下のように
連結されている。すなわち、第1遊星歯車機構22のサ
ンギヤ25と、第2遊星歯車機構23のサンギヤ26と
が互いに一体的に連結されている。また、第1遊星歯車
機構22のリングギヤ27と、第2遊星歯車機構23の
ピニオンギヤ28を保持したキャリヤ29と、第3遊星
歯車機構24のピニオンギヤ30を保持したキャリヤ3
1とが連結されている。さらに、キャリヤ31に出力軸
32が連結されている。そして、車輪32がトルク伝達
装置(図示せず)を介して車輪32Aに接続されてい
る。さらにまた、第2遊星歯車機構23のリングギヤ3
3が、第3遊星歯車機構24のサンギヤ34に連結され
ている。
【0023】この主変速部16の歯車列においては、後
進側の1つの変速段と、前進側の4つの変速段とを設定
することができる。このような変速段を設定するための
摩擦係合装置、つまりクラッチおよびブレーキが、以下
のように設けられている。先ずクラッチについて述べる
と、リングギヤ33およびサンギヤ34と、中間軸21
との間に第1クラッチC1 が設けられている。また、互
いに連結されたサンギヤ25およびサンギヤ26と、中
間軸21との間に第2クラッチC2 が設けられている。
【0024】つぎにブレーキについて述べると、第1ブ
レーキB1 はバンドブレーキであって、第1遊星歯車機
構22のサンギヤ25、および第2遊星歯車機構23の
サンギヤ26の回転を止めるように配置されている。ま
たこれらのサンギヤ25,26とケーシング35との間
には、第1一方向クラッチF1 と、多板ブレーキである
第2ブレーキB2 とが直列に配列されている。第1一方
向クラッチF1 はサンギヤ25,26が逆回転、つまり
入力軸14の回転方向とは反対方向に回転しようとする
際に係合するようになっている。
【0025】第1遊星歯車機構22はピニオンギヤ36
を備えており、このピニオンギヤ36がキャリヤ37に
より保持されている。そして、キャリヤ37とケーシン
グ35との間に、多板ブレーキである第3ブレーキB3
が設けられている。そして第3遊星歯車機構24はリン
グギヤ38を備えており、リングギヤ38の回転を止め
るブレーキとして、多板ブレーキである第4ブレーキB
4 と、第2一方向クラッチF2 とが設けられている。第
4ブレーキB4 および第2一方向クラッチF2は、ケー
シング35とリングギヤ38との間に相互に並列に配置
されている。なお、この第2一方向クラッチF2 はリン
グギヤ38が逆回転しようとする際に係合するように構
成されている。さらに、歯車変速機構4の入力回転数を
検出する入力回転数センサ(タービン回転数センサ)4
Aと、歯車変速機構4の出力軸32の回転数を検出する
出力回転数センサ(車速センサ)4Bとが設けられてい
る。
【0026】上記のように構成された歯車変速機構4に
おいては、各クラッチやブレーキなどの摩擦係合装置
を、図4の動作図表に示すように係合・解放することに
より、前進5段・後進1段の変速段を設定することがで
きる。なお、図4において○印は摩擦係合装置が係合す
ることを示し、◎印は、エンジンブレーキ時に摩擦係合
装置が係合することを示し、△印は摩擦係合装置が係合
・解放のいずれでもよいこと、言い換えれば、摩擦係合
装置が係合されてもトルクの伝達には無関係であること
を示し、空欄は摩擦係合装置が解放されることを示して
いる。
【0027】また、この実施例では、シフトレバー4C
のマニュアル操作により、図5に示すようなシフトレバ
ーポジションを設定することが可能である。すなわち、
P(パーキング)ポジション、R(リバース)ポジショ
ン、N(ニュートラル)ポジション、D(ドライブ)ポ
ジション、4ポジション、3ポジション、2ポジショ
ン、L(ロー)ポジションの各ポジションを設定可能に
なっている。ここで、PポジションおよびNポジション
は非走行ポジションであり、Rポジション、Dポジショ
ン、4ポジション、3ポジション、2ポジション、Lポ
ジションは走行ポジションである。また、走行ポジショ
ンのうち、Rポジションは後進ポジションであり、Dポ
ジション、4ポジション、3ポジション、2ポジショ
ン、Lポジションは前進ポジションである。
【0028】また、図2に示された油圧制御装置39に
より、歯車変速機構4における変速段の設定または切り
換え制御、ロックアップクラッチ11の係合・解放やス
リップ制御、油圧回路のライン圧の制御、摩擦係合装置
の係合圧の制御などがおこなわれる。この油圧制御装置
39は電気的に制御されるもので、歯車変速機構4の変
速を実行するための第1ないし第3のシフトソレノイド
バルブS1 ,〜S3 と、エンジンブレーキ状態を制御す
るための第4ソレノイドバルブS4 とを備えている。
【0029】さらに、油圧制御装置39は、油圧回路の
ライン圧を制御するためのリニアソレノイドバルブSLT
と、歯車変速機構4の変速過渡時におけるアキュームレ
ータ背圧を制御するためのリニアソレノイドバルブSLN
と、ロックアップクラッチ11や所定の摩擦係合装置の
係合圧を制御するためのリニアソレノイドバルブSLUと
を備えている。このように、歯車変速機構4および油圧
制御装置39により、いわゆる有段式の自動変速機が構
成されている。
【0030】図6は、モータ・ジェネレータ3の制御系
統を示すブロック図である。モータ・ジェネレータ3は
入力軸14に接続されており、このモータ・ジェネレー
タ3は、機械エネルギと電気エネルギとを相互に変換す
る機能、言い換えれば、電動機としての機能と、発電機
としての機能とを兼備している。
【0031】すなわち、モータ・ジェネレータ3は、入
力軸14のトルクにより発電をおこない、その電気エネ
ルギをインバータ40を介してバッテリ41に充電する
ことが可能に構成されている。また、モータ・ジェネレ
ータ3から出力されたトルクを入力軸14に伝達し、こ
のトルクをエンジン1または車輪32Aに伝達すること
も可能である。さらにまた、インバータ40およびバッ
テリ41にはコントローラ42が接続されている。この
コントローラ42は、バッテリ41からモータ・ジェネ
レータ3に供給される電流値と、モータ・ジェネレータ
3により発電される電流値とを検出する機能を備えてい
る。また、コントローラ42は、モータ・ジェネレータ
3の回転数を制御する機能と、バッテリ41の充電状態
(SOC:state of charge)を検出および制御する機
能とを備えている。
【0032】図7は、図2および図6に示されたシステ
ムの制御回路を示すブロック図である。電子制御装置
(ECU)58は、中央演算処理装置(CPU)および
記憶装置(RAM、ROM)ならびに入力・出力インタ
ーフェースを主体とするマイクロコンピュータにより構
成されている。
【0033】この電子制御装置58には、エンジン回転
数センサ59の信号、エンジン水温センサ60の信号、
イグニッションスイッチ61の信号、バッテリ41の充
電状態、およびモータ・ジェネレータ3の電流値を示す
コントローラ42の信号、エアコンスイッチ62の信
号、車速センサ4Bの信号、オートマチック・トランス
ミッション・フルードの温度を検出する油温センサ63
の信号、シフトレバー4Cの操作位置を検出するシフト
ポジションセンサ64の信号等が入力されている。
【0034】また、電子制御装置58には、運転者の停
車意図を検出するパーキングブレーキスイッチ65の信
号、運転者の減速意図または制動意図を検出するフット
ブレーキスイッチ66の信号、排気管(図示せず)の途
中に設けられた触媒温度センサ67の信号、アクセルペ
ダル1Aの踏み込み量を示すアクセル開度センサ68の
信号、エンジン1の電子スロットルバルブ1Bの開度を
示すスロットル開度センサ69の信号、タービン回転数
センサ4Aの信号、モータ・ジェネレータ3の回転数セ
ンサ(レゾルバ)70の信号等が入力されている。
【0035】この電子制御装置58からは、エンジン1
の点火装置72を制御する信号、エンジン1の燃料噴射
装置73を制御する信号、コントローラ42を介してモ
ータ・ジェネレータ3を制御する信号、油圧制御装置3
9を制御する信号、エンジン1の作動状態を示すインジ
ケータ74への表示信号、電子スロットルバルブ1Bの
開度を制御するアクチュエータ75への制御信号などが
出力されている。
【0036】このようにして、電子制御装置58に入力
される各種の信号に基づいて、エンジン1の動作および
モータ・ジェネレータ3の動作ならびに歯車変速機構4
の動作が制御される。より具体的には、エンジン1の始
動・停止、または出力の制御は、シフトポジションセン
サ64の信号、イグニッションスイッチ61の信号、ア
クセル開度センサ68の信号、バッテリ41の充電状態
(電圧)を示す信号などに基づいておこなわれる。
【0037】ここで、電子制御装置58による歯車変速
機構4および油圧制御装置39ならびにロックアップク
ラッチ11の制御内容を具体的に説明する。電子制御装
置58には、歯車変速機構4の変速比を制御する変速線
図(変速マップ)が記憶されている。この変速線図に
は、車両の走行状態、例えばアクセル開度と車速とをパ
ラメータとして、所定の変速段から他の変速段に変速
(アップシフトまたはダウンシフト)するための変速点
が設定されている。
【0038】そして、この変速線図に基づいて変速判断
がおこなわれ、この変速判断が成立した場合は、電子制
御装置58から制御信号が出力され、この制御信号が油
圧制御装置39に入力される。その結果、所定のソレノ
イドバルブが動作し、所定の摩擦係合装置の係合・解放
がおこなわれて変速が実行される。そして、変速を実行
する摩擦係合装置の係合・解放のタイミング、および摩
擦係合装置に作用する油圧が、エンジントルクに基づい
て制御される。
【0039】さらに、ロックアップクラッチ11の動作
は、通常は、アクセル開度、車速、変速比(変速段)等
の条件に基づいて制御される。このため、電子制御装置
58には、アクセル開度および車速をパラメータとし
て、ロックアップクラッチ11を係合または解放する領
域を設定したロックアップクラッチ制御マップが記憶さ
れている。なお、ロックアップクラッチ11の係合には
スリップ制御も含まれる。図8はロックアップクラッチ
制御マップの一例を示す図である。
【0040】そして、所定の高速段、例えば、第4速ま
たは第3速が設定され、かつ、アクセル開度および車速
が所定値以上になった場合に、ロックアップクラッチ1
1を係合させる制御をおこなうことが可能である。ま
た、この実施例においては、上記制御の他に、Pポジシ
ョンまたはNポジションが設定された状態において、モ
ータ・ジェネレータ3のトルクによりエンジン1を始動
させることが検出された場合においても、ロックアップ
クラッチ11を強制的に係合させる制御がおこなわれ
る。
【0041】また、この実施例においては、アクセル開
度および車速に基づく変速比の制御の他に、エンジン1
の始動判断の成立の有無に基づいて、変速比が制御され
る。すなわち、電子制御装置58に記憶されている変速
線図に関わりなく、歯車変速機構4の変速比を制御する
ことが可能である。具体的には、車両の走行中にエンジ
ン1の始動判断が成立した場合は、歯車変速機構4の変
速段が、ロックアップクラッチ11を解放させる変速
段、例えば第1速〜第3速である場合は、この変速段
を、ロックアップクラッチ11の係合可能な変速段、例
えば第4速または第5速に、強制的に変更する制御がお
こなわれる。ついで、ロックアップクラッチ11を係合
させる制御がおこなわれる。
【0042】上記ハイブリッド車の制御内容を簡単に説
明する。イグニッションスイッチ61がスタート位置に
操作されると、モータ・ジェネレータ3のトルクがエン
ジン1に伝達され、かつ、燃料噴射装置73による燃料
噴射制御がおこなわれ、エンジン1が始動する。そし
て、エンジン水温が所定値になり、かつ、エアコンプレ
ッサ等の補機(図示せず)の駆動が不要であり、かつ、
バッテリ41の充電が不要な場合は、所定時間後にエン
ジン1が自動的に停止される。
【0043】そして、アクセルペダル1Aが踏み込まれ
ると、モータ・ジェネレータ3のトルクが歯車変速機構
4に伝達されて車両が発進する。車両の発進時および低
速走行時のように、エンジン効率が低下する領域におい
ては、燃料噴射をおこなわず、モータ・ジェネレータ3
の出力のみにより車両が走行する。また通常走行時に
は、自動的にエンジン1が始動され、エンジン出力によ
り車両が走行する。高負荷走行時には、エンジン1の出
力およびモータ・ジェネレータ3の出力により車両が走
行する。
【0044】車両の走行に必要なパワーは、アクセル開
度および車速に基づいて演算される。そして、予め電子
制御装置58に記憶されている最適燃費線に基づいてエ
ンジン回転数が演算される。さらに、電子スロットルバ
ルブ1Bの開度制御をおこなうとともに、歯車変速機構
4の変速比に基づいてモータ・ジェネレータ3の回転数
を求め、エンジン回転数を制御する。これと同時に、必
要な駆動力に対して、モータ・ジェネレータ3が分担す
るトルクが演算される。
【0045】車両の減速時または制動時には、車輪32
Aから入力されたトルクが歯車変速機構4を介して入力
軸14に伝達される。すると、このトルクによりモータ
・ジェネレータ3が発電機として機能し、回収した電気
エネルギをバッテリ41に充電する。また、バッテリ4
1は、充電量が所定の範囲になるように制御されてお
り、充電量が少なくなった場合は、エンジン出力を増大
させ、その一部をモータ・ジェネレータ3に伝達して発
電させる。なお、車両の停車時には自動的にエンジン1
が停止される。
【0046】ここで、この実施例の構成と、この発明と
の対応関係を説明する。すなわち、モータ・ジェネレー
タ3がこの発明の電動機に相当し、クランクシャフト1
2とハブ10と入力軸14と出力軸32とが、この発明
のトルク伝達経路に相当する。また、トルクコンバータ
2がこの発明の流体式トルク伝達装置に相当し、フロン
トカバー8とポンプインペラ7とタービンランナ9とハ
ブ10とが、この発明の回転部材に相当する。また、ロ
ックアップクラッチ11がこの発明のクラッチ機構に相
当し、歯車変速機構4がこの発明の変速機に相当する。
【0047】つぎに、この発明の制御例を、図1のフロ
ーチャートに基づいて説明する。まず、コントローラ4
2から電子制御装置58に入力される信号に基づいて、
バッテリ41の充電値(SOC)が所定値L%未満か否
かが判断される(ステップ1)。ここで、バッテリ41
の充電値が所定値以上である場合は、バッテリ41に充
電する必要性がないためそのままリターンされる。
【0048】ステップで肯定判断された場合は、バッテ
リ41に充電するにあたり、エンジン1を始動させる必
要性があるか否かが判断される(ステップ2)。すなわ
ち、バッテリ41に充電する必要性があるとしても、モ
ータ・ジェネレータ3による回生制動中である場合は、
モータ・ジェネレータ3が発電機として機能することに
より、バッテリ41に充電することが可能である。した
がって、この場合はステップ2で否定判断されてリター
ンされる。
【0049】ステップ2で肯定判断された場合は、シフ
トポジションセンサ64の信号により、シフトレバー4
Cが、走行ポジション、つまり、PポジションまたはN
ポジションに設定されているか否かが判断される(ステ
ップ3)。ここで、シフトレバー4Cが走行ポジション
に設定されている場合はステップ3で否定判断され、つ
いで車速センサ4Bの信号により車速が零、つまり車両
が停車中であるか否かが判断される(ステップ4)。こ
のステップ4では、車速がきわめて低車速であるか否か
を判断することも可能である。ステップ4で肯定判断さ
れた場合は、車両を停止させておくことを運転者が意図
していることになるため、油圧制御装置39の動作によ
り第1クラッチC1 または第2クラッチC2 を解放させ
る制御がおこなわれる(ステップ5)。
【0050】具体的には、シフトレバー4Cにより、走
行ポジションのうちの前進ポジションが設定されていた
場合は、第1クラッチC1 が解放される。また、シフト
レバー4CによりRポジションが設定されていた場合
は、第2クラッチC2 が解放される。すなわち、入力軸
14のトルクが出力軸32に伝達されることのない状
態、いわゆるニュートラル状態に制御される。このステ
ップ5の制御は、ステップ5の以後におこなわれるステ
ップにおいて、エンジン1が始動された場合でも停車状
態を維持することを目的としておこなわれる。
【0051】ステップ5についでロックアップクラッチ
11を強制的に係合(オン)させる制御がおこなわれる
(ステップ6)。そして、モータ・ジェネレータ(M
G)3の出力トルクが、入力軸14およびハブ10なら
びにロックアップクラッチ11を介して機械的にフロン
トカバー8に伝達される。さらに、このトルクがクラン
クシャフト12に伝達され、かつ、燃料噴射装置73に
よる燃料噴射が開始されてエンジン1が始動する(ステ
ップ7)。
【0052】さらに、エンジン回転数センサ59の信号
に基づいて、エンジン1の始動が完了したか否かが判断
される(ステップ8)。ステップ8で否定判断された場
合はステップ6に戻り、ステップ8で肯定判断された場
合は、モータ・ジェネレータ3から入力軸14に伝達さ
れるトルクが零になり、かつ、ロックアップクラッチ1
1を解放(オフ)させる制御がおこなわれる(ステップ
9)。その結果、ポンプインペラ7とタービンランナ9
とが、流体によるトルク伝達状態に切り替わる。
【0053】そして、ステップ5で解放した第1クラッ
チC1 または第2クラッチC2 を係合状態に復帰させる
制御をおこない(ステップ10)、リターンされる。す
なわち、すでにモータ・ジェネレータ3から入力軸14
に対してトルクが伝達されておらず、第1クラッチC1
または第2クラッチC2 を係合させても、出力軸32か
らトルクが出力されないからである。
【0054】また、ロックアップクラッチ11が解放
(オフ)されており、エンジン1のトルクが流体により
入力軸14に伝達される状態に切り替わっている。この
ため、第1クラッチC1 または第2クラッチC2 の係合
により、出力軸32に伝達されることはない。
【0055】前記ステップ3で肯定判断された場合は、
歯車変速機構4の第1クラッチC1および第2クラッチ
C2 が解放状態にある。このため、そのままモータ・ジ
ェネレータ3のトルクを入力軸14に伝達しても、この
トルクが出力軸32に伝達されないため、ステップ6に
進む。なお、ステップ3で肯定判断されるルーチンを経
由した場合は、ステップ10の制御をおこなうことなく
リターンされる。
【0056】また、ステップ4で否定判断された場合
は、車両が走行中であるため、ステップ6に進んでモー
タ・ジェネレータ3のトルクが入力軸14を介して出力
軸32に伝達されても支障はない。ところで、車両の走
行中においては、歯車変速機構4の変速段が、ロックア
ップクラッチ11を係合しない低速段、例えば、第1速
または第2速に設定されている可能性がある。
【0057】そこで、ステップ4で否定判断されてステ
ップ6に進んだ場合は、歯車変速機構4により現在設定
されている変速段を、強制的に他の変速段に変更するよ
うに、電子制御装置58から制御信号が出力される。こ
こで、変更後の変速段は、ロックアップクラッチ11を
係合可能な変速段、例えば第3速または第4速である。
その後、ロックアップクラッチ11を係合させる制御が
おこなわれる。なお、このように、ステップ6で変速段
を強制的に変更する制御をおこなった場合は、ステップ
10に進んでから、元の変速段に復帰させる制御がおこ
なわれる。
【0058】図9は、図1のフローチャートにおいて、
ステップ3で肯定判断されるルーチンを経由してエンジ
ン1が始動される場合を示すタイムチャートである。エ
ンジン1の始動判断が成立しない状態においては、モー
タ・ジェネレータ3からエンジン1に伝達されるトルク
が零であり、かつ、エンジン回転数NEも零のままであ
る。また、ロックアップクラッチ11も解放(OFF)
されている。
【0059】そして、時間t1においてエンジン1の始
動判断が成立すると、電子制御装置58から油圧制御装
置39に対して制御信号が出力される。すると、時間t
2において、リニアソレノイドバルブSLUが動作してロ
ックアップクラッチ11を係合(ON)させる制御が開
始される。さらに、時間t3において、ロックアップク
ラッチ11の係合油圧が高められて完全に係合された状
態になる。その後、時間t4に到達して、モータ・ジェ
ネレータ3によりエンジン1が始動し、エンジン回転数
が上昇する。
【0060】ここで、図1のフローチャートに示された
機能的手段と、この発明の構成との対応関係を説明す
る。すなわち、ステップ1,2,6がこの発明のクラッ
チ機構係合手段に相当し、ステップ6がこの発明の変速
比設定手段に相当する。
【0061】このように、上記の制御例によれば、モー
タ・ジェネレータ3によりエンジン1を始動することが
検出された場合は、シフトポジションに関わりなく、ま
たは車両が走行中か停止中かに関わりなく、トルクコン
バータ2のロックアップクラッチ11が強制的に係合さ
れる。このため、モータ・ジェネレータ3からエンジン
1に伝達される動力が、入力軸14およびハブ10とフ
ロントカバー8との間で機械的に伝達されることにな
り、入力軸14からフロントカバー8に伝達される動力
の損失が抑制される。したがって、エンジン1が迅速に
短時間で始動し、その始動性が向上する。
【0062】また、上記制御例によれば、エンジン始動
検出手段によりエンジン1を始動することが検出された
場合は、アクセル開度および車速をパラメータとする変
速線図に関わりなく、ロックアップクラッチ11を係合
することの可能な高速段が選択される。つまり、入力軸
14の回転数を出力軸32の回転数で除した値である変
速比の小さな変速段が選択される。そして、この変速段
の設定条件下で、ロックアップクラッチ11の係合制御
と、モータ・ジェネレータ3によるエンジン1の始動制
御とが可能になる。また、出力軸32の急激なトルク変
動によるショックが抑制され、車両の乗り心地が維持さ
れる。
【0063】また、汎用されているスタータモータのト
ルクを、フライホイールを介してエンジンに伝達してエ
ンジンを始動させる場合に比べて、モータ・ジェネレー
タ3は高電圧系であり、始動トルクが出しやすい。ま
た、モータ・ジェネレータ3の方がスタータに比べて音
が静かで振動も少ない。なお、この発明の流体式トルク
伝達装置には、トルク増幅機能のないフルードカップリ
ングも含まれる。また、上記実施例においては、スター
タモータを備えていないものについて説明したが、スタ
ータモータを有する構成の車両についても、この発明を
適用することが可能である。そして、例えばスタータモ
ータがフェールした場合に、この発明の方法によりエン
ジンを始動するようにしてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、電動機によりエンジンを始動することが検出さ
れた場合は、クラッチ機構が係合して回転部材同士が直
結状態になる。このため、電動機からエンジンに伝達さ
れる動力が、回転部材同士の間で機械的に伝達されるこ
とになり、回転部材同士の間で伝達される動力の損失が
抑制される。したがって、エンジンが迅速に短時間で始
動し、その始動性が向上する。
【0065】請求項2の発明によれば、請求項1の効果
に加えて、エンジン始動検出手段によりエンジンを始動
することが検出された場合は、予め設定されている変速
比の制御パターンに関わりなく、クラッチ機構を係合可
能な変速比が選択される。したがって、クラッチ機構を
係合させることの可能な車両の状態が限定されず、広範
囲の条件下に亘ってエンジンの始動性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明にかかるエンジン始動装置の制御例
を示すフローチャートである。
【図2】 この発明が適用されたハイブリッド車のシス
テム構成を示すブロック図である。
【図3】 図2に示された歯車変速機構およびトルクコ
ンバータの構成を示すスケルトン図である。
【図4】 図3に示された歯車変速機構で各変速段を設
定するための摩擦係合装置の作動状態を示す図表であ
る。
【図5】 図2に示された歯車変速機構を手動操作する
シフトレバーのシフトポジションを示す説明図である。
【図6】 図2に示された一方のモータ・ジェネレータ
と、このモータ・ジェネレータの制御システムとを示す
ブロック図である。
【図7】 図1に示されたハイブリッド車の制御回路を
示すブロック図である。
【図8】 ロックアップクラッチ制御マップの一例を示
す図である。
【図9】 図1のフローチャートに対応するタイムチャ
ートである。
【符号の説明】
1…エンジン、 2…トルクコンバータ、 3…モータ
・ジェネレータ、 4…歯車変速機構、 7…ポンプイ
ンペラ、 9…タービンランナ、 10…ハブ、 11
…ロックアップクラッチ、 12…クランクシャフト、
14…入力軸、 32A…車輪、 58…電子制御装
置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと、このエンジンに対してトル
    クを伝達可能な電動機と、前記エンジンと前記電動機と
    の間のトルク伝達経路に配置され、かつ、流体によりト
    ルクの伝達をおこなう流体式トルク伝達装置と、この流
    体式トルク伝達装置の回転部材同士を直結するために係
    合するクラッチ機構とを備えたエンジン始動装置におい
    て、 前記電動機により前記エンジンを始動する場合に前記ク
    ラッチ機構を係合させるクラッチ機構係合手段を備えて
    いることを特徴とするエンジン始動装置。
  2. 【請求項2】 前記電動機と車輪との間のトルク伝達経
    路に変速機が設けられており、この変速機が、前記クラ
    ッチ機構を係合可能な第1の変速比と、前記クラッチ機
    構を解放する第2の変速比とを選択可能であり、前記エ
    ンジン始動検出手段により前記エンジンを始動すること
    が検出された場合に、前記変速機の変速比として第1の
    変速比を選択する変速比設定手段を備えていることを特
    徴とする請求項1に記載のエンジン始動装置。
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