JP2005178696A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】投下物や航空機、ロケット等の着地や着水に際し、エアバッグの緩衝性能を損なうことなく安全な着地や着水を可能とし、更には、投下物等の破損などを生じないようにする。
【解決手段】所定高度まで降下したときに、エアバッグ6が放出されるとともに、エアバッグ6内にガスが供給され、エアバッグ6は、投下物2の下面から膨出して当該投下物2を支持する態様で展開する。そして、投下物2は、エアバッグ6が展開された状態のまま降下し続け、所定位置に着地や着水する。着地や着水時には、エアバッグ6の膨出側とは反対側にダクト4およびオリフィス7が設けられているために、これらダクト4およびオリフィス7が塞がれるような不具合は生ぜず、エアバッグの緩衝性能が十分発揮され、また、エアバッグ6により投下物2を支持する態様を確保できるために、投下物2が傾いて着地面や着水面に接触するなどの事態は生じない。
【選択図】図1

Description

本発明は、投下物や航空機、ロケット等を安全に着地や着水させるためエアバッグ装置に関するものである。
従来から、投下物や航空機、ロケット等の着地や着水に際し、その時に生ずる衝撃を緩和してこれらを安全に着地や着水させるためのエアバッグ装置に関しては、例えば特許文献1に示すような無人の飛行体を回収する回収装置がある。かかる回収装置は、図3に示すように、飛行体胴部100に差渡された仕切板101と、開閉可能な収納扉102の間に配設されている。仕切板101の中央部にガス発生器103が固定され、このガス発生器103を内包して袋体104が折畳み状態で仕切板101に固定され、更にこの袋体104を内包してエアバッグ105が仕切板101に折畳み状態で固定されている。そして、かかるエアバッグ105は、図4に示すように、ガス発生器103によりガスが袋体104に充填され、充填された袋体104から放出されるガスがリリーフ弁106を介して導入されて膨張するようになる一方、このエアバッグ105の下部には、ガス排出口105aが穿設されている。かかるガス排出口105aは、飛行体の着地や着水と同時にエアバッグ105内のガスの一部が放出され、これにより飛行体の着地や着水時の衝撃が減ぜられる。
しかしながら、上記エアバッグ装置のように、ガス排出口すなわちオリフィスがエアバッグに穿設されている場合、例えば図5(A),(B)に示すように、何らかの原因によりエアバッグのオリフィス(これらの図のA,B)が着地面や着水面および投下物や航空機、ロケット等の表面によって塞がれてしまうことがある。このような事態になると、エアバッグのガスの排出がオリフィス(これらの図のA,B)でしかなされなくなってしまうので、エアバッグ内の圧力が過大に上昇し、予定していたエアバッグの緩衝性能を得ることができなくなるばかりかエアバッグ自体が破損してしまうことがある。更には、所定の緩衝性能が得られないことによって、投下物や航空機、ロケット等がエアバッグから脱落したり(図5(A))、緩衝されないまま地面または水面と接触して(図5(B))破損する。傾いて着地または着水した場合には、この影響が助長される。
特開平6−127483(第2〜3頁、図1及び2)
解決しようとする問題点は、投下物や航空機、ロケット等の着地や着水に際し、エアバッグ内のガス圧を調整するためのオリフィスの閉塞を防止しエアバッグの緩衝性能を損なうことなく安全な着地や着水を可能とし、更には、投下物や航空機、ロケット等の破損などを生じないようにする点である。
本発明の請求項1に係るエアバック装置は、投下物や航空機、ロケット等を安全に着地や着水させるためにこれらに備えられるエアバッグ装置において、エアバッグに連通するダクトを前記投下物や航空機、ロケット等に設け、前記ダクトの、前記エアバッグ内のガスを排出する開口口を、当該エアバッグが膨出する側とは反対側に位置するところに設けたもので、これにより、エアバック内のガスの一部を排出する開口口が着地や着水に際して塞がれるような不具合を避けることが可能となり、エアバックの緩衝性能を十分に発揮させることが可能となる。したがって、投下物や無人飛行機が破損するなどの事態が生ずることはなくなる。
本発明の請求項2に係るエアバック装置は、前記ダクト内部または前記開口口にオリフィスを設けるようにしたものである。
本発明のエアバッグ装置は、エアバッグ内のガスを排出するためのダクトの開口口を当該エアバッグが装着される側とは反対側の物体や機体に設けているので、エアバッグ内のガスを排出する開口口が着地や着水に際して塞がれるような不具合を避け、エアバッグの緩衝性能を十分に発揮させることができるという利点がある。
本発明の第1の実施形態に係るエアバッグ装置を図1を参照して説明する。尚、同図は、本エアバッグ装置が作動してエアバッグが膨出して展開した状態のところを示している。
本エアバッグ装置1は、投下物2を安全に着地や着水させるために当該投下物2内または隣接して配設され、この投下物2に設けられたエアバッグ6に連通するダクト4、そして、本実施の形態では、エアバッグ6にガスを供給するためにこの投下物2内の適宜なところに配設されるガス発生器(ガスボンベ、ガス発生剤等)5で構成されている。エアバッグ6には、連通する供給管5a及び排気管4aがそれぞれ配設されている。このうち供給管5aは、エアバッグ6の上面に取り付けられた供給ホース5bを介して上記ガス発生器5に連通し、また、排気管4aは、同様にしてエアバッグ6の表面に取り付けられた上記ダクト4に連通している。供給管5aおよび供給ホース5bについては、エアバッグ6内にガス発生器5がある場合、無くてもい。
上記ダクト4は、上述のように投下物2内に配設され、このダクト4の一方の開口口は、上述のようにエアバッグ収納部3の上面に取り付けられて排気管4aに連通し、また、その他方の開口口は、エアバッグ6が装着される側とは反対側に位置するところ、即ち、エアバッグ6が膨出する側とは反対側の当該投下物2の上面側に外部に連通する態様で設けられている。そして、ダクト内部または前記開口口にオリフィス7が設けられている。本実施の形態では、かかる開口口に開閉弁で構成されるオリフィス7が設けられている。オリフィス7は、ダクト内部に設けられていてもよい。
本エアバッグ装置1の作動を説明する。
地上または機上からの指令や飛行プログラムなどによって投下された投下物2は、本エアバッグ装置1の作動に先立ち、まず、パラシュート(図示せず)が開いて降下する。そして、本エアバッグ装置1は、所定高度まで降下したときに作動する。即ち、ガス発生器5からエアバック6内にガスが供給され、エアバッグ6は、投下物2の下面から膨出して当該投下物2を支持する態様で展開する。投下物2は、エアバッグ6が展開された状態を保ちつつ降下し続け、所定の位置に着地や着水する。かかる着地や着水と同時にエアバッグ6内の圧力が上昇するので、図1に示すように、エアバッグ6が膨出する側とは反対側に設けられたダクト内部または前記開口口のオリフィス7が開いて当該オリフィス7からエアバッグ6内のガスの一部が排出され着地面や着水面での衝撃を和らげることはもちろんのこと、かかるオリフィス7が塞がれるような不具合は、当該オリフィス7がエアバッグ6の膨出側とは反対側に設けられているために生ずることはなく、エアバッグ6の緩衝性能を十分に発揮させることが可能となっている。したがって、展開したエアバッグ6により投下物2を支持する態様を確保できるために、投下物2が傾いて着地面や着水面に脱落するなどして破損するような事態が生ずることはない。
次に、本発明の第2の実施形態に係るエアバッグ装置を図2を参照して説明する。但し、図2において、図1中の構成部材と同一の部材には同一番号を付し、その説明は割愛する。尚、図2は、図1と同様に、本エアバッグ装置が作動してエアバッグが展開した状態のところを示している。
本エアバッグ装置10は、航空機11を安全に着地や着水させるために当該航空機11内に配設される装置であるが、その構成は、上述したエアバッグ装置1と同一である。但し、例えばエアバッグ6について言えば、投下物2に用いられるものと、航空機11に用いられるものとでは、サイズや形状、材質等が異なることはもちろんである。
本エアバッグ装置10の作動を説明する。
航空機11においても上記投下物2の場合と同様に、地上からの指令や飛行プログラムなどに従って本エアバッグ装置10の作動に先立ち、まず、パラシュート(図示せず)が開いて降下し、所定高度まで降下したときに本エアバッグ装置10が作動する。本エアバッグ装置10では、エアバッグ収納部3の収納扉(図示せず)が開放され、エアバッグ6がエアバッグ収納部3から放出されるとともに、ガス発生器5からエアバッグ6内にガスが供給され、エアバッグ6は、航空機11の下部から膨出して当該航空機11の機体を支持する態様で展開する。そして、航空機11は、エアバッグ6が展開された状態を保ちつつ降下し続け、所定の位置に着地や着水する。かかる着地や着水と同時にエアバッグ6内の圧力が上昇するので、図2に示すように、エアバッグ6が膨出する側とは反対側に設けられたダクト内部または前記開口口のオリフィス7が開いて当該オリフィス7からエアバッグ6内のガスの一部が排出され着地面や着水面での衝撃を和らげることはもちろんのこと、かかるオリフィス7が塞がれるような不具合は、当該オリフィス7がエアバッグ6の膨出側とは反対側に設けられているために生ずることはなく、エアバッグの緩衝性能を十分に発揮させることが可能となっている。したがって、展開したエアバッグ6により航空機11を支持する態様を確保できるために、航空機11が傾いて着地面や着水面に接触するなどして破損するような事態が生ずることはない。
投下物や航空機、ロケット等の回収システムにおいて、本発明は、いかに損傷を与えることなく安全に投下物や航空機、ロケット等を回収できるかの課題を解決するための有力な一提案として価値が高いものと言える。
本発明の第1の実施の形態に係るエアバッグ装置が作動しているときの状態図である。 本発明の第2の実施の形態に係るエアバッグ装置が作動しているときの状態図である。 従来の回収装置を装着した飛行体の概略断面図である。 図3の回収装置が作動しているときの状態図である。 図3の回収装置による着地や着水時の説明図である。
符号の説明
1,10 エアバッグ装置
2 投下物
3 エアバッグ収納部
4 排気ダクト
6 エアバッグ
7 オリフィス
11 航空機

Claims (2)

  1. 投下物や航空機、ロケット等を安全に着地や着水させるためにこれらに備えられるエアバッグ装置において、エアバッグに連通するダクトを前記投下物や航空機、ロケット等に設け、前記ダクトの、前記エアバッグ内のガスを排出する開口口を、当該エアバッグが膨出する側とは反対側に位置するところに設けたことを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記ダクト内部または前記開口口にオリフィスを設けてなることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
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