JPH10203491A - パラシュート射出装置及び方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ確実にパラシュートを開傘させるこ
とのできるパラシュート射出装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】 本発明は、飛行者に装着され、パラシュ
ート４を射出するパラシュート射出装置１であって、パ
ラシュート４が収容されると共に、パラシュート４を外
部に射出させる射出口３が設けられたパラシュート収容
ケース２と、パラシュート収容ケース２の内部に設けら
れると共に、少なくとも一部がパラシュート４を介して
射出口３と反対側に収縮した状態で配置され、ガスが噴
入されることによって膨らんでパラシュート４をパラシ
ュート収容ケース２の外部に押し出す袋状の膨張部材６
とを備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、パラグライダー等
のスカイスポーツにおける落下事故の際に、緊急にパラ
シュートを射出させるためのパラシュート射出装置及び
方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、パラシュートを射出させる方
式として、以下に述べる方式のものが知られている。

【０００３】まず第一に、落下中に飛行者が手で投げる
もの、第二に、飛行者の操作に連動してスプリングの圧
縮状態が解除され、そのときのスプリングの復元力によ
りパラシュートが射出されるもの、そして第三に、パラ
シュートを引き出すのに更に別の小さなパラシュートが
射出されるものが知られている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第一の
手投げによる方式及び第三のパラシュートを引き出すの
に更に別の小さなパラシュートが射出される方式を採用
する場合、複数の動作が要求され、パラシュートの開傘
までに時間がかかりすぎるため、緊急時に素早くパラシ
ュートを開傘させることができないという問題がある。
一方、第二のスプリングを利用する方式を採用する場
合、十分遠方にパラシュートを射出させることができ
ず、パラシュートの開傘が困難であるという問題があ
る。

【０００５】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、簡単かつ確実にパラシュートを開傘させるこ
とのできるパラシュート射出装置及び方法を提供するこ
とを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるパラシュート射出装置は、飛行者に装
着され、パラシュートを射出するパラシュート射出装置
であって、パラシュートが収容されると共に、パラシュ
ートを外部に射出させる射出口が設けられたパラシュー
ト収容ケースと、パラシュート収容ケースの内部に設け
られると共に、少なくとも一部がパラシュートを介して
射出口と反対側に収縮した状態で配置され、ガスが充填
されることによって膨らんでパラシュートをパラシュー
ト収容ケースの外部に押し出す袋状の膨張部材とを備え
ることを特徴とする。

【０００７】このパラシュート射出装置によれば、飛行
者が飛行中に、袋状の膨張部材内にガスが噴入される
と、収縮した状態の膨張部材は膨張し、パラシュートが
その膨張する膨張部材により、射出口を通してパラシュ
ート収容ケースの外部に押し出される。そして、膨張部
材内にガスが充填されると、飛行者が着水した場合に、
膨張した膨張部材が浮袋として機能し、飛行者が岩壁等
に衝突する場合に、膨張した膨張部材がエアバッグとし
て機能する。

【０００８】また、袋状の膨張部材は、膨張部材の外面
を内側にくぼませて、そのくぼんだ外面によりパラシュ
ートを収納し得る凹部を形成して収縮されることが好ま
しい。

【０００９】このパラシュート射出装置によれば、収縮
された膨張部材内にガスが噴入されると、膨張部材が膨
張し、内側にくぼんだ外面がこのガスにより射出口側に
押され、この外面により、凹部内に収納されるパラシュ
ートがパラシュート収容ケースの外部に押し出される。

【００１０】また、圧縮ガスが充填されたガスボンベ
と、ガスボンベからガスを噴出させると共にそのガスを
膨張部材に導入させるガス噴出手段とを備えることが好
ましい。

【００１１】このパラシュート射出装置によれば、ガス
噴出手段によりガスボンベから圧縮ガスを噴出させる
と、この圧縮ガスがガス噴出手段により膨張部材内に導
入され、膨張部材が膨張される。

【００１２】また、ガスボンベは、ガス噴出手段に着脱
可能に取り付けられていることが好ましい。

【００１３】このパラシュート射出装置によれば、ガス
ボンベ内のガスが使い切られた場合でも、ガスボンベを
ガス噴出手段から取り外して新たなガスボンベを取り付
けることができ、その結果、パラシュート射出装置が何
回でも使用可能となる。

【００１４】また、本発明によるパラシュート射出方法
は、パラシュートを射出させるパラシュート射出方法で
あって、袋状の膨張部材を収縮させた状態でパラシュー
ト収容ケース内に収容し、この収縮させた膨張部材上に
パラシュートを収容させた後、膨張部材内にガスを噴入
することにより膨張部材を膨らませてパラシュートをパ
ラシュート収容ケースから射出させることを特徴とす
る。

【００１５】このパラシュート射出方法によれば、パラ
シュート収容ケース内で収縮された状態の袋状の膨張部
材内にガスを噴入させると、膨張部材が膨張し、この膨
張する膨張部材によりパラシュートがパラシュート収容
ケースの外部に押し出される。

【００１６】また、袋状の膨張部材及びパラシュートを
パラシュート収容ケース内に収容させるにあたって、膨
張部材の外面を内側にくぼませて、そのくぼんだ外表面
により形成される凹部内にパラシュートを収納すること
が好ましい。

【００１７】このパラシュート射出方法によれば、袋状
の膨張部材内にガスが噴入されると、膨張部材が膨張
し、膨張部材のくぼんだ外面により形成される凹部が小
さくされつつパラシュートがパラシュート収容ケースの
外部に押し出される。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、添付図面と共に本発明によ
るパラシュート射出装置の好適な実施形態について詳細
に説明する。なお、図中、同一又は同等の構成要素に
は、同一符号を付することとする。

【００１９】図１は、パラシュート射出装置の外観を示
す一部切欠き斜視図である。図１に示すパラシュート射
出装置１は、例えばパラグライダー等のスカイスポーツ
における万一の落下に備えて補助的に使用されるもので
ある。このパラシュート射出装置１は、ポリエステルな
どの布地からなる角筒状の収容ケース２を有しており、
この収容ケース２には、その内部に収容されるパラシュ
ートを射出させるための射出口３が形成されている。ま
た、図３に示すように、収容ケース２において、射出口
３に対向する底面２６には、第１貫通孔２７が形成され
ている。なお、図示しないが、収容ケース２には装着具
（例えば、ベルト等）が設けられ、この装着具により飛
行者にパラシュート射出装置１を装着させることが可能
となっている。

【００２０】また、図２に示すように、パラシュート射
出装置１は、ビニールなどの気密材で作られた袋状の膨
張部材６を有している。この膨張部材６は、ガスが充填
された状態で例えば筒状に延びており、膨張部材６は、
図２の二点鎖線で囲まれる分割面７により受容部６ａと
作動部６ｂとに分けられている。受容部６ａは、収容ケ
ース２内にはめ込まれて収容固定され、作動部６ｂはガ
スが充填された状態で収容ケース２から突出している。
一方、図１に示すように、ガスが抜かれた状態では、膨
張部材６は、作動部６ｂがその外面を内側に窪まされ、
分割面７を貫通するようにして受容部６ａ内に収容され
ている。すなわち、作動部６ｂは、その外面を裏返すよ
うにして収容部６ａ内に収容されている。

【００２１】このため、収容ケース２内において膨張部
材６の内面同士が近接して膨張部材６が二重構造となっ
て収縮されると共に、作動部６ｂの窪まされた外面によ
り柱状の凹部８が形成される。この凹部８内には、パラ
シュート４が折り畳まれた状態で収容されている。パラ
シュート４は、その傘部４ａから延びる複数本のライン
４ｂを有し、その先端に、飛行者を吊して支持するため
の環状の支持部４ｃを有している。この支持部４ｃは、
飛行者の胸部でその周囲を囲むように装着されるもので
ある。なお、図３に示すように、受容部６ａには、前述
した収容ケース２の第１貫通孔２７に対峙する位置に第
２貫通孔２８が形成され、この第２貫通孔２８によりガ
スの充填又はガス抜きが行われる。

【００２２】また、図３及び図４に示すように、パラシ
ュート射出装置１は、膨張部材６にガスを導入させるガ
ス噴出手段１１を有している。このガス噴出手段１１
は、円筒状の筐体１２を有しており、この筐体１２の外
壁面から円筒状のガス噴入ノズル１３を突出させてい
る。ここで、ガス噴入ノズル１３は、収容ケース２の第
１貫通孔２７、膨張部材６の第２貫通孔２８を貫通し、
ガス噴入ノズル１３に螺合されたボルト２５ａ，２５ｂ
により膨張部材６は収容ケース２に固定されている。

【００２３】また、筐体１２には、筐体１２の上端開口
からガス噴入ノズル１３の位置までの深さをもった円柱
状の開口部１４が形成されている。筐体１２の外壁面に
は、先端に支持爪１５ａをもった棒状のストッパ１５が
回動ピン１６を支点として回動自在に取り付けられ、こ
の支持爪１５ａは、筐体１２の外壁面を貫通する小孔１
８を通して開口部１４内に貫入可能となっている。ま
た、ストッパ１５に形成された貫通孔１５ｂには、飛行
者が操作する長尺状の紐１６の一端が結びつけられ、そ
の紐１６の他端には、飛行者が手を引っかけられる大き
さの環状の引き金１７が設けられている。

【００２４】一方、開口部１４内には、この開口部１４
の深さより長い自由長をもったスプリング１９が圧縮さ
れて収納され、このスプリング１９の下端には、円筒状
のスライダキャップ２０が被され、このスライダキャッ
プ２０は、筐体１２の内壁面に沿って摺動可能となって
いる。スライダキャップ２０には、スプリング１９の伸
び方向に沿ってニードル２１が延びており、図５
（ａ），（ｂ）に示すように、このニードル２１の先端
のテーパ部には、ニードル２１の中心軸線Ｃに対して対
称に４つの切欠き部２９が形成されている。

【００２５】また、図３に示すように、筐体１２の上端
開口は蓋２２により塞がれ、この蓋２２とスライダキャ
ップ２０とによりスプリング１９を圧縮可能となってい
る。このため、スプリング１９を圧縮させてストッパ１
５の支持爪１５ａを開口部１４内に貫入する状態とする
と、ストッパ１５の支持爪１５ａによりスライダキャッ
プ２０を支持することが可能になる。また、開口部１４
により形成される底面には、ニードル通過孔２３が貫通
しており、その底面上には、ニードル通過孔２３と同じ
大きさの開口をもったゴム製のパッキン２４が貼り付け
られている。また、ニードル通過孔２３は、筐体１２の
下端に形成された開口部２５と連通すると共に、ガス噴
入ノズル１３に沿って形成されるガス噴入孔３０と連通
している。

【００２６】また、パラシュート射出装置１は、圧縮ガ
スが充填されたガスボンベ１０を有し、このガスボンベ
１０は、その頭頂部１０ａに形成された開口部（図示せ
ず）が金属製の蓋（図示せず）により塞がれている。こ
のガスボンベの頭頂部１０ａは、開口部２５内に着脱自
在に筐体１２に取り付けられている。なお、ガスボンベ
１０としては、法律の許容範囲内にあるガス圧をもった
ガスボンベが使用され、ガスボンベ内に充填するガスと
しては、例えば空気が使用される。

【００２７】次に、パラシュート射出装置１の作用につ
いて説明する。

【００２８】まず、図１に示すように収容ケース２内に
袋状の膨張部材６を収縮させて収容し、このとき形成さ
れる凹部８内にパラシュート４を収容する。そのパラシ
ュート射出装置１を飛行者が胸部前面に装着し、飛行中
に飛行者が引き金１７に手を引っかけて紐１６を引っ張
ると、ストッパ１５の支持爪１５ａによるスライダキャ
ップ２０の支持が解除され、スプリング１９が伸びるこ
とによりスライダキャップ２０が押し下げられ、ニード
ル２１がガスボンベ１０の頭頂部１０ａの蓋に突き刺さ
る。このとき、ガスボンベ１０から噴出されるガスはニ
ードル２１の切欠き部２９を通して噴出すると同時に、
パッキン２４とスライダキャップ２０とによりニードル
通過孔２３の開口は塞がれる。このため、筐体１２にお
いて、ガスボンベ１０から噴出したガスは、開口部２
５、ニードル通過孔２３及びガス噴入孔３０のみを通る
ことになり、噴出ガスは、開口部１４内にほとんど流出
することなく効率よく膨張部材６内に噴入される（図３
参照）。

【００２９】そして、図６（ａ），（ｂ）に示すよう
に、この噴出ガスが膨張部材６内に噴入すると、膨張部
材６は膨張し、その作動部６ｂが収容ケース２の外部に
押し出され、この作動部６ｂによりパラシュート４が押
され、図６（ｃ）に示すように、パラシュート４が射出
口３を通して収容ケース２から射出される。

【００３０】このようにパラシュート射出装置１によれ
ば、引き金１７を引っ張るという動作だけで、簡単にパ
ラシュート４を収容ケース２から射出させることができ
る。しかも、膨張部材６が膨張する際には、その作動部
６ｂが収容ケース２から完全に突出するため、パラシュ
ート６が収容ケース２から確実に放出されることにな
る。また、圧縮ガスが充填された市販のガスボンベ１０
が使用されるので、ロケット等を使用してパラシュート
を引き出す場合に比べて、購入や使用に際しその制限が
なく、運搬や保管にも制限がなくなり、煩わしさがなく
なる。

【００３１】また、膨張部材６内にはガスが充填される
と、飛行者が着水した場合に、膨張した膨張部材６が浮
袋として機能する。この場合、膨張部材６の浮力によっ
て飛行者の沈水が防止される。特に、パラグライダー等
を装着したままで着水する場合には、泳ぐことが極めて
困難となり、溺死する可能性が高くなるので、パラシュ
ート射出装置１の有用性は大きいものである。また、膨
張部材６内にガスが充填されると、パラシュート射出装
置１は、飛行者が岩壁等に衝突する場合に、膨張した膨
張部材６がエアバッグとして機能する。すなわち、飛行
者が衝撃を受ける場合であっても、膨張部材６内のガス
により衝撃が吸収され、飛行者への衝撃が緩和される。
このように浮き袋やエアバッグとしても使用するという
観点からは、パラシュート射出装置１は、飛行者の胸部
前面に取り付けるのが好ましいが、単にパラシュートを
射出させる機能のみを求める場合には、背中や座席下に
取り付けてもよい。

【００３２】なお、パラシュート射出装置１の使用後
は、スプリング１９を圧縮して支持爪１５ａによりスラ
イダキャップ２０を支持し、膨張部材６からガスを抜い
て再び二重構造になるように収縮し、使用済みのガスボ
ンベ１０の交換の後再びガスボンベ１０を筐体１２に取
り付けるようにする。このようにすれば、何回でも繰り
返しパラシュート射出装置１を使用することができる。

【００３３】なお、本発明は、前述した実施形態に限定
されるものではない。例えば、膨張部材６内のガスを抜
いて折り畳むようにして収容ケース２内に収容し、膨張
部材６の全部がパラシュート４を介して射出口３の反対
側に配置されるようにしてもよい。

【００３４】また、パラシュート射出装置１は、パラグ
ライダーに適用する場合に限らず、落下するおそれのあ
る他のスカイスポーツ又は作業等においても適用可能で
ある。

【００３５】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、緊
急時においても複雑な動作や力を必要とせず、簡単かつ
確実にパラシュートを開傘させることができる。また、
飛行者が着水する場合には飛行者の沈水を防止すること
ができ、飛行者が衝撃を受ける場合には飛行者への衝撃
を緩和させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるパラシュート射出装置の好適な実
施形態を示す一部切欠き斜視図である。

【図２】膨張部材内にガスが充填された状態のパラシュ
ート射出装置の外観を示す一部切欠き斜視図である。

【図３】パラシュートを除いた状態のパラシュート射出
装置を示す断面図である。

【図４】ガス噴出手段の構成を示す切断部端面図であ
る。

【図５】（ａ）はニードルの先端部を示す側面図、
（ｂ）は（ａ）のニードルをその先端側から見た正面図
である。

【図６】（ａ）はパラシュート射出前の状態を示す切断
部端面図、（ｂ）はパラシュート発射中の状態を示す切
断部端面図、（ｃ）はパラシュート発射後の状態を示す
切断部端面図である。

【符号の説明】

１…パラシュート射出装置、２…収容ケース（パラシュ
ート収容ケース）４…パラシュート、６…膨張部材、８
…凹部、１０…ガスボンベ、１１…ガス噴出手段。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 飛行者に装着され、パラシュートを射出
   するパラシュート射出装置であって、 前記パラシュートが収容されると共に、前記パラシュー
   トを外部に射出させる射出口が設けられたパラシュート
   収容ケースと、 前記パラシュート収容ケースの内部に設けられると共
   に、少なくとも一部が前記パラシュートを介して前記射
   出口と反対側に収縮した状態で配置され、ガスが噴入さ
   れることによって膨らんで前記パラシュートを前記パラ
   シュート収容ケースの外部に押し出す袋状の膨張部材
   と、を備えることを特徴とするパラシュート射出装置。
2. 【請求項２】 前記袋状の膨張部材は、前記膨張部材の
   外面を内側にくぼませて、そのくぼんだ外面により前記
   パラシュートを収納し得る凹部を形成して収縮されるこ
   とを特徴とする請求項１記載のパラシュート射出装置。
3. 【請求項３】 圧縮ガスが充填されたガスボンベと、前
   記ガスボンベからガスを噴出させると共にそのガスを前
   記膨張部材に導入させるガス噴出手段とを備えることを
   特徴とする請求項１又は２記載のパラシュート射出装
   置。
4. 【請求項４】 前記ガスボンベは、前記ガス噴出手段に
   着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項
   ３記載のパラシュート射出装置。
5. 【請求項５】 パラシュートを射出させるパラシュート
   射出方法であって、 袋状の膨張部材を収縮させた状態でパラシュート収容ケ
   ース内に収容し、この収縮させた前記膨張部材上に前記
   パラシュートを収容させた後、前記膨張部材内にガスを
   噴入することにより前記膨張部材を膨らませて前記パラ
   シュートを前記パラシュート収容ケースから射出させる
   ことを特徴とするパラシュート射出方法。
6. 【請求項６】 前記袋状の膨張部材及び前記パラシュー
   トを前記パラシュート収容ケース内に収容させるにあた
   って、前記膨張部材の外面を内側にくぼませて凹部を形
   成し、その凹部内に前記パラシュートを収納することを
   特徴とする請求項５記載のパラシュート射出方法。