JP2005170255A - 移動体用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外気導入と内気循環を自動選択するにあたり、乗員の好みに合わせて自動選択することが可能な移動体用空調装置を提供する。
【解決手段】外気中に含まれる匂いおよび/またはガス成分を検知するガスセンサ66と、
移動体の室内への外気導入と内気循環とを切り替える内外気切替手段Aと、この内外気切替手段Aによる内外気切替を手動で指示する内外気切替スイッチ51と、ガスセンサ66の検知信号およびこの検知信号を評価する閾値に基いて、内外気切替手段Aによる内外気切替を制御する制御手段200とを備え、
制御手段200は、内外気切替スイッチ51より内外気指示信号を受けたとき、ガスセンサ66の検知信号の大きさに応じて閾値を修正することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、少なくとも室外空気の状態を検知して外気導入と内気循環の選択を自動で行う内外気切替機能を備えた移動体用空調装置に関する。
従来、自動内外気切替機能を備えた車両用空調装置によれば、車室内にいる乗員が排気ガス等の臭気を感じないようにするために、排気ガスセンサを用い、排気ガス中の特定ガス、例えばCO、HCなどのいわゆる還元性ガス、またはNOxなどの酸化性ガスのガス濃度を検知している。そして予め設定した閾値等を用いて検知したガス濃度を評価し、室外空気中に所定量を超える排気ガス濃度を検知した場合に、空調装置の内外気切替ドアを自動で内気循環側にして、室外のガスや臭気が室内に侵入するのを防止する技術が知られている(特許文献1、2参照)。
特開2003−80926号公報 特開2002−22693号公報
しかしながら、車室内にいる乗員が臭気を感じるガス濃度のレベルにはバラツキがあり、予め設定した閾値を用いたのでは多様な乗員の好みに合わなくなる恐れがある。このことは自動車に限らずバス、軌道車両、船舶等の移動体にも共通するところがある。ちなみに、最近は排気ガス成分の他に、工場や農場等が発生原因とされるアンモニアや硫化水素などの臭気や有害ガスを検知したり、例えば森林の匂いなどの香気を検知するガスセンサが開発され、多種多様な匂いを検知することが可能になってきている。
本発明は、上記点を考慮してなされたものであり、外気導入と内気循環を自動選択するにあたり、乗員の好みに合わせて自動選択することが可能な移動体用空調装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1ないし請求項11に記載の技術的手段を採用する。
請求項1記載の発明によれば、外気中に含まれる匂いおよび/またはガス成分を検知するガスセンサと、移動体の室内への外気導入と内気循環とを切り替える内外気切替手段と、
この内外気切替手段による内外気切替を手動で指示する内外気切替スイッチと、ガスセンサの検知信号と、この検知信号を評価する閾値とに基いて、内外気切替手段による内外気切替を制御する制御手段とを備え、制御手段は、内外気切替スイッチより内外気指示信号を受けたとき、ガスセンサの検知信号の大きさに応じて閾値を修正することを特徴とする。
それにより、移動体の乗員が手動で内外気切替する時点の検知信号の大きさ、つまり外気中に含まれる匂いやガス成分の濃度に応じた閾値に修正できるため、乗員の好みに合った外気のガス濃度状態で内外気の自動切替が可能となる。
請求項2記載の発明によれば、外気中に含まれる複数の匂いおよび/またはガス成分を検知する複数のガスセンサと、移動体の室内への外気導入と内気循環とを切り替える内外気切替手段と、この内外気切替手段による内外気切替を手動で指示する内外気切替スイッチと、複数のガスセンサの各検知信号の大きさと、乗員の許容状態を設定する各閾値とを比較し、その比較結果に応じて内外気切替手段による内外気切替を制御する制御手段とを備え、制御手段は、内外気切替スイッチより内外気指示信号を受けたとき、ガスセンサの検知信号の大きさに応じて閾値を修正することを特徴とする。
それにより、移動体の乗員が手動で内外気切替する時点の検知信号の大きさ、つまり外気中に含まれる複数の匂いやガス成分毎に濃度に応じて対応する各閾値に修正できるため、複数の匂いやガス成分にきめ細かく対応させて、乗員の好みに合った外気のガス濃度状態で内外気の自動切替が可能となる。
請求項3記載の発明によれば、制御手段は、ガスセンサの検知信号を、検知した時系列関係が分かる形で記憶する記憶装置を有し、内外気指示信号を受けたとき、ガスセンサが検知してから移動体の室内に入るまでの外気移動時間だけ以前の検知信号を記憶装置より読み出し、この読み出した検知信号の大きさに応じて閾値を修正することを特徴とする。それにより、乗員が不快もしくは快適と感じる匂いやガス成分の状態を確実に捉えて評価することが可能となり、自動内外気切替タイミングを的確にし、より一層乗員の好みに合わせることが可能となる。
請求項4記載の発明によれば、制御手段は、内外気指示信号を受けたとき、外気移動時間だけ以前の検知信号を記憶装置より読み出し、この読み出した検知信号の大きさに閾値を更新することで、その後はこの匂いやガス成分の濃度状態でもって自動内外気切替を行うことが可能となり、より一層乗員の好みに合わせ、乗員が手動で内外気切替を行うことを少なくすることが可能になる。
請求項5記載の発明によれば、制御手段は、内気循環を示す内外気指示信号を受けたとき、外気移動時間だけ以前の検知信号を記憶装置より読み出し、この読み出した検知信号の中で臭気もしくは有害ガス成分を示す検知信号について、その大きさに閾値を更新することを特徴とする。それにより、その後はこの臭気や有害ガス成分の濃度状態でもって自動内気切替を行うことが可能となり、より一層乗員の好みに合わせ、室内環境を快適にすることが可能となる。
請求項6記載の発明によれば、制御手段は、外気導入を示す内外気指示信号を受けたとき、外気移動時間だけ以前の検知信号を記憶装置より読み出し、この読み出した検知信号の中で香気を示す検知信号について、その大きさに閾値を更新することを特徴とする。それにより、その後はこの香気の濃度状態でもって自動内気切替を行うことが可能となり、乗員の好みに合わせてより香気を室内に導入し易くし、室内環境を一層快適にすることが可能となる。
請求項7記載の発明によれば、移動体の室内空気(内気)中に含まれる臭気もしくは喫煙を検知する内気ガスセンサを設け、
制御手段は、外気導入を示す内外気指示信号を受けると共に、内気ガスセンサで検知した検知信号に基いて臭気もしくは喫煙が許容範囲内にあるとき、記憶装置に記憶された外気移動時間だけ以前の検知信号の大きさに、閾値を更新することを特徴とする。
それにより、外気導入を示す内外気指示信号を受けたときでも、室内の臭気や喫煙時の換気(外気導入)時を除外し、乗員が快適性向上のために外気導入する機会をより確実に捉えて閾値を更新することが可能となり、より一層乗員の好みに合わせ、室内環境を快適にすることが可能となる。
請求項8記載の発明によれば、外気中の湿度を検知する湿度センサを設け、
制御手段は、外気導入を示す内外気指示信号を受けると共に、湿度センサで検知した湿度信号に基いて湿度が許容範囲内にあるとき、記憶装置に記憶された外気移動時間だけ以前の検知信号の大きさに閾値を更新することを特徴とする。
それにより、外気導入を示す内外気指示信号を受けたときでも、運転視界の確保上、窓曇りを防止するために外気導入する場合を除外するようにし、乗員が快適性向上のために外気導入する機会をより確実に捉えて閾値を更新することが可能となり、より一層乗員の好みに合わせ、室内環境を快適にすることが可能となる。
請求項9記載の発明によれば、移動体の室内空気中に含まれる臭気もしくは喫煙を検知する内気ガスセンサと、外気中の湿度を検知する湿度センサとを設け、
制御手段は、外気導入を示す内外気指示信号を受けたとき、内気ガスセンサで検知した臭気もしくは喫煙の状態、および記湿度センサで検知した湿度の状態のいずれもが許容範囲内にあるとき、閾値を更新することを特徴とする。
それにより、外気導入を示す内外気指示信号を受けたときでも、室内の臭気および喫煙時の換気や窓曇り防止のための外気導入の場合を除き、乗員が快適性向上のために外気導入する機会をより確実に捉えて閾値を更新することが可能となり、より一層乗員の好みに合わせ、室内環境を快適にすることが可能となる。
請求項10記載の発明によれば、ガスセンサは、共通の検出体を用いて、外気中に含まれる複数の匂いおよび/またはガス成分を検知するマルチガスセンサで構成され、少ないセンサ数で複数の匂いやガス成分を効果的に検出可能になる。
請求項11記載の発明によれば、ガスセンサは、内外気切替手段の外気取込口の外側近傍に配置され、外気取込口に導入される外気中に含まれる匂いおよび/またはガス成分を検知することで、移動体の室内に導入される可能性の高い外気成分を確実に検知することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について図を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は、移動体に搭載される空調装置の全体構成図である。
この空調装置は、バス、自動車、軌道車両、船舶等の移動体の室内の温度を乗員により設定された所望温度に保つように自動制御するオートエアコンであり、室内を空調するためのエアコンユニット100と、このエアコンユニット100を構成する機器を制御するエアコン制御装置200を有する。ここでは、移動体として車両に適用した空調装置の構成について説明する。
エアコンユニット100は、インスツルメントパネルの裏面側下方に配置されて、車室内に空調空気を導く空気通路11を形成する空調ダクト20を有している。この空調ダクト20の空気流れの最上流側には内気吸入口21と外気吸入口22を有する内外気切替箱Aが設けられている。これらの吸入口21、22の内側には内外気切替ドア23が回動自在に取り付けられており、この内外気切替ドア23をサーボモータ等のアクチュエータ40により駆動することにより、内気循環モード、外気導入モードの間で吸込モードの切替が行われる。
なお、必要に応じて、内気循環と外気導入の他に、内外気切替ドア23を内気吸入口21と外気吸入口22との中間位置に固定し、外気導入しながら内気循環させる半内気循環(半外気導入)とする構成を設けてもよい。
この空調ダクト20内の内外気切替箱Aの下流側には空気を送る遠心式のブロワユニット30が設けられている。このブロワユニット30は、空調ダクト20と一体的に構成されたスクロールケースに回転自在に収納された遠心式ファン31と、この遠心式ファン31を回転駆動するブロワモータ32を有している。この遠心式ファン31の回転速度(送風量、吹出量)の制御は、ブロワ駆動回路33を介してブロワモータ32に印加される電圧を制御することにより行われる。
ブロワユニット30の下流側には、冷凍サイクルの一部を構成するエバポレータ24が配設され、冷媒と導入された空気との間で熱交換を行うことにより、導入空気を除湿、冷却する。その下流側にはエンジン冷却水が流れるヒ−タコア25が配設され、除湿、冷却した空気とエンジン冷却水との間で熱交換を行うことでこの空気を加熱する。ヒータコア25の空気入口側にはエアミックスドア26が回動自在に配置され、サーボモータ等のアクチュエータ45により駆動されて、ヒータコア25を通過する空気量とヒータコア25を迂回する空気量との割合を調節して所望の空調空気を形成し、車室内に吹出す空調空気の温度を調節する。
空調ダクト20の空気流れの最下流側には吹出口切替箱Bが設けられており、フェイス(FACE)開口部、フット(FOOT)開口部、デフロスタ(DEF)開口部、およびインパネ上面開口部が形成され、これらの開口部にはダクト12a,13a,14a,15aが接続されている。それらのダクト12a,13a,14a,15aの最下流端には、乗員の上半身側に空調空気を直接送風するセンターおよびサイドの2種類のフェイス吹出口12、乗員の足元に送風するフット吹出口13、車両フロントガラス内面の根元側に送風するデフロスタ吹出口14、およびフェイス吹出口12とデフロスタ吹出口14との間のインスツルメントパネルの上面よりフロントガラス内面側を経由して乗員側に空調空気を間接送風するインパネ上面吹出口15が設けられている。
各吹出口12〜15の内側には、吹出口開閉ドア16〜18、および吹出量を調節するドア19が回動自在に取り付けられており、サーボモータ等のアクチュエータ41〜44によりそれぞれ駆動することにより、各吹出口12〜15からの空調空気の吹出し、もしくは吹出量が個別に調節できる。また、吹出口モードとして、フェイスモード、バイレベルモード、フットモード、フットデフモード、およびデフモードがあり、後述するエアコン制御装置200の指示に応じて吹出口モードの切替が行われる。
エアコン制御装置200は、その内部に図示しないCPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータや入出力回路を有している。この制御装置200内に搭載された記憶装置201は、書換え可能な不揮発性メモリ(例えばEEPROM、フラッシュメモリ、バックアップRAM)で構成され、後述する図5、7に示すような各ガスセンサの検知信号データや、各データ毎に判定処理するための各閾値が更新可能に記憶されている。
またエアコン制御装置200には、車室内前面に設けた操作パネル50の操作信号、例えば内外気切替スイッチ51を乗員が手動操作、指示することで発生する内外気指示信号、エアコンON/OFF情報、設定温度情報、ブロワ風量手動切替情報、吹出口モード手動切替情報、等が入力される。
エアコン制御装置200には、さらに各種センサ61〜66からのセンサ信号が入力される。ここで各種センサ61〜66とは、車室内空気の温度(内気温)を検出する内気温センサ61、車室外空気の温度(外気温)を検出する外気温センサ62、車室内に照射される日射量を検出する日射センサ63、エバポレータ24下流側空気温度やエンジン冷却水温度を検出する温度センサ64、車室内の天井部分および内気吸入口21近傍に配置されて車室内空気中の煙草の煙(喫煙)や匂いを検出する内気ガスセンサ65、および内外気切替箱Aの外気吸入口22の外側近傍もしくは車両のフロントグリルに配置されて、この外気吸入口22から導入される車室外空気(外気)中に含まれる複数の匂い、例えばアンモニアや硫化水素等の臭気や、森の香りであるα―ピネン、β―ピネン、サビネンなどの香気、および有害ガス成分(HC、CO、NOx等)を検知する複数のガスセンサの組合わせ、もしくは一体的なマルチガスセンサ66である。
マルチガスセンサ66は、信号処理回路を内蔵し、外気を導入・接触する検出体の温度を振らせ、各温度帯域での検出体の導電率変化特性をフーリエ変換することで、検出対象となる外気中の各ガス成分に対応したガス濃度情報を電気信号として取り出す構造であり、複数の匂い成分やガス成分を定量的に(例えば絶対値として)検知可能なセンサである。
これら各種センサ61〜66からのセンサ信号は、図示していない入出力回路で波形処理され、アナログ信号はデジタル信号に適宜AD変換される。また、車室内の熱負荷を求めるために内気温センサ61や日射センサ63を用いず、車室内の熱負荷を直接的に検出する赤外線センサを用いてもよい。
なお、破線で示すセンサ67は、後述する第3実施形態で追加される湿度センサ67であり、車室外空気の湿度を検出する構成である。
次に、エアコン制御装置200による空調装置100の作動を説明する。図2は、制御装置200において実行される、エアコン制御処理のメインルーチンのフローチャートである。
図示していないイグニッションスイッチがONされてこのルーチンが起動されると、まずデータ処理用メモリ(RAM)の記憶内容等の初期化を行い(ステップ210)、続いて、操作パネル50や各種センサ61〜66からの信号が入力処理される(ステップ220)。このステップ220では、マルチガスセンサ66から出力される各検知信号を、予め設定した検知ガス成分もしくは匂い成分毎に読み込み、記憶装置201に対して検知ガス成分もしくは匂い成分毎に、時系列関係が分かるようにして、その都度検知信号データ(信号レベル等の大きさと検知時刻データ等)を記憶する。それによって、乗員が内外気切替操作した時点から所定時間T以前の各検知信号のデータを読み出せるようにする。
この所定時間Tとは、外気吸入口22外側近傍に設けたマルチガスセンサ66が該当する外気の匂いやガス成分を検知してから、その外気が空調ダクト20や吹出口切替箱Bを経由して車室内に導入されるまでの外気移動時間であり、空調装置の配置や構造によっても異なるが乗用車では1秒程度の時間である。本例ではこの所定時間Tより少し長い時間、例えば現時点より過去3秒間の検知信号データを記憶するようにしてある。なお、マルチガスセンサ66は、1個の検知対象について例えば1秒間に1〜2回程度の頻度で検知信号を発生する構成である。
各種信号に基いて車室の熱負荷(車室内外を移動する熱量の総和)に応じた必要吹出温度TAOを次式により算出する(ステップ230)。
(数1)
TAO=KSET・TSET−KR・TR−KAM・TAM−KS・TS+C0
但し、TSETは設定温度、TRは内気温センサ61で求めた内気温、TAMは外気温センサ62で求めた外気温、TSは日射センサ63で求めた日射量を表し、KSET、KR、KAM、KSはゲインもしくは補正係数、C0は定数を表す。
次に、算出した必要吹出温度TAOより予め定めた制御特性に従ってブロワ制御電圧VAを決定する(ステップ240)。内気循環および外気導入を切り替える内外気切替処理(吸込モード決定)では、手動操作による内外気指示信号がない場合は必要吹出温度TAOに基いて決定し(ステップ250)、車室内への外気導入と内気循環とを切り替える内外気切替処理を行う。
ここで、ステップ250に示す内外気切替処理について、図3を用いて説明する。
まず、乗員の手動操作による内外気指示信号、およびマルチガスセンサ66からの最新の各検知信号を取り込む(ステップ251)。続いて、ステップ252において、もし内気循環を指示する内外気指示信号があればステップ255に進み、優先的に内気循環モードに切り替える。また外気導入を指示する内外気指示信号があればステップ256に進み、優先的に外気導入モードに切り替える。他方、内外気指示信号が出ていないときはステップ253に進む。
このステップ253は、通常行われている内外気の自動切替制御に相当し、ステップ230で求めた必要吹出温度TAOが設定値より低いとき、例えばクールダウン時などの冷房負荷の大きいときにはステップ255に進み、内気循環モードに切り替える。他方、必要吹出温度TAOが設定値より高いときには、一義的に外気導入モードとせずに、ステップ254において、マルチガスセンサ66の各検知信号が1つでも閾値を超えていれば、車室外空気中に強い匂いや有害ガスありと判断してステップ255に進み、内気循環モードとする。各検知信号のいずれも各閾値を超えていなければステップ256に進み、外気導入モードに切り替えるようにしている。
このように、図3に示す内外気切替処理によれば、外気導入モードにあっても、車室外空気中に含まれる複数の匂い(臭気、香気)および有害ガス成分が、乗員に対して1つでも許容範囲外の(例えば許容状態を超える)状態にあるときには速やかに内気循環モードに切り替え、快適な車室内環境を維持可能にしている。
次に、図2に戻り、ステップ260では、必要吹出温度TAOに基いて各吹出口モードが決定され、各吹出口モードに応じて定まる各吹出口12〜15からの風量割合は、予め設定した値に固定されるのが基本である。その際、インパネ上面吹出口15はフェイス吹出口12の補完的役割を有し、車室内温度が所望の設定温度に略到達する略空調安定状態に至った場合は、フェイス吹出口12からの空調空気が乗員に直接当たることによるドラフト感を解消するために、フェイス吹出口12よりもインパネ上面吹出口15からの空調空気の吹出量を増やし、間接的送風を行うようにしている。
続いて、算出した必要吹出温度TAOより予め定めた制御特性に従ってエアミックスドア26の開度を決定し(ステップ270)、ステップ280では、マルチガスセンサ66の各検知信号の大きさが許容範囲内にあるか否かを評価する各閾値が、適正となるように更新処理する。各ステップ230〜280の処理結果に応じて各機器を制御し、所望の空調状態に制御することになる(ステップ290)。
ここで、ステップ280に示す閾値更新処理について、図4および図5を用いて説明する。図5は各検知信号に対する各閾値とその更新もしくは修正状態を示す図である。
まず、閾値更新処理の要領を説明する。自動内外気切替制御している空調状態中で、乗員が手動による内外気の切替を指示したときをトリガとして、閾値更新処理を行う。これは現在の内外気状態が乗員の好みに合わないため切替指示したと判断することにし、内気切替指示があるときは、車室外空気の現行状態が乗員の好みに合わないと推測して、今後この状態の車室外空気は導入しないように閾値を更新もしくは修正(学習)する。他方、外気切替指示があるときは、車室内の換気時を除けば車室外空気の現行状態が乗員の好みに合うと推測して、今後この状態の車室外空気を導入するように閾値を更新もしくは修正(学習)する。それによって、自動内外気切替制御により、これまでより一層乗員の好みに合わせた空調状態を提供することが可能になる。
そこで、図4に示すフローチャートによると、乗員の手動操作による内外気指示信号、および内気ガスセンサ65からの最新の各検知信号を取り込む(ステップ281)。続いて、ステップ282において、もし内外気指示信号が出ていなければこの閾値更新処理を終了する。
他方、内気循環を指示する内外気指示信号があればステップ283に進み、内外気切替スイッチ51による切替操作時点から所定時間T前のマルチガスセンサ66の各検知信号と各閾値を、記憶装置201より読み出す。なお、内外気切替スイッチ51による切替操作時点に代えて、この閾値更新処理が開始される時点を起点としても実質時間差は微小のため問題ない。読み出した各検知信号の大きさと、乗員に対する許容範囲を設定する各閾値とを比較し、各検知信号のいずれも各閾値より大きければ閾値の更新処理は必要ないと判断して終了する。
また、図5中の検知信号g3,g5に示すように、各検知信号の中に1つでも各閾値より小さいレベルの検知信号があれば、ステップ285に進む。このステップ285では、閾値より小さい検知信号が生じるガスセンサに対応した閾値を、この検知信号の大きさ(つまり切替操作時点から所定時間T前の検知信号の大きさ)に変更するように更新処理する。それにより、閾値を小さくして、その後該当する匂いや有害ガスを検知したときには今より低いガス濃度でもって早めに内気循環モードに切り替えることを可能にする。
他方、外気導入を指示する内外気指示信号があればステップ286に進み、内気ガスセンサ65の検知信号があるか否かを確認する。もし、煙草等による煙(喫煙)や臭気を検知したときには、乗員が車室内の換気を要求して外気導入したと推測され、閾値の更新処理は必要ないと判断して終了する。
内気ガスセンサ65の検知信号がない、もしくは設定値以下のときには、ステップ287に進み、切替操作時点から所定時間T前のマルチガスセンサ66の各検知信号と各閾値を、記憶装置201より読み出す。読み出した各検知信号の大きさと、乗員に対する許容範囲を設定する各閾値とを比較し、各検知信号のいずれも各閾値より小さければ閾値の更新処理は必要ないと判断して終了する。
また、図5中の検知信号g10,g13に示すように、各検知信号の中に1つでも各閾値より大きい検知信号があれば、ステップ289に進む。このステップ289では、閾値より大きい検知信号が生じるガスセンサに対応した閾値を、この検知信号の大きさ(つまり切替操作時点から所定時間T前の検知信号の大きさ)に変更するように更新処理する。それにより、閾値を大きくして、今後この大きさに該当する匂いを検知したときには今より高いガス濃度にならないと内気循環モードに切り替えないようにすることを可能にする。
これは、車室外空気に含まれる匂いの中で、森の香りであるα―ピネン、β―ピネン、サビネンなどの香気を感じて乗員が外気切替指示をしたときには、該当する匂いの閾値を大きくする。それにより、閾値更新後は、このような匂いの検知信号のレベルが今回程度に大きくても、内気循環モードへの切替を行わないようにし、外気導入を継続して車室内の空調状態をできる限り乗員の好みに合わせることが可能になる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、手動操作により外気導入を指示する内外気指示信号があるとき、マルチガスセンサ66で検知する全ての匂いや有害ガスについて各閾値を更新もしくは修正対象としていたが、乗員が外気導入モードを選択する条件は限られているため、香気に関係する匂い成分について閾値を更新処理するだけでよい。そこで、第2実施形態では、いずれの乗員にも共通して問題とされる臭気や有害ガスについては各閾値の更新処理を行わず、乗員の好みにバラツキが大きくなる匂いの中の香気対象についてのみ閾値の更新処理を行うようにした実施形態である。
第2実施形態となる閾値更新処理280について、図6および図7を用いて説明する。図7は各検知信号に対する各閾値とその更新(修正)状態を示す図である。
図7に示す閾値更新処理の主な作動は図4のそれと同じであり、ステップ287A,288A,289Aが少し異なる。そこで第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
ステップ282において、手動による外気導入を指示する内外気指示信号があればステップ286に進み、内気ガスセンサ65の検知信号があるか否かを確認する。もし、煙草等による煙(喫煙)や臭気を検知したときには、乗員が車室内の換気を要求して外気導入したと推測され、閾値の更新処理は必要ないと判断して終了する。
内気ガスセンサ65の検知信号がない、もしくは設定値以下の許容範囲内にあるときには、ステップ287Aに進む。このステップ287Aでは、切替操作時点から所定時間T前のマルチガスセンサ66の各検知信号の中で、香気を検知するガスセンサの各検知信号とそれに対応する各閾値を、記憶装置201より読み出す。読み出した各検知信号の大きさと、乗員に対する許容範囲を設定する各閾値とを比較し、各検知信号のいずれも各閾値より小さければ閾値の更新処理は必要ないと判断して終了する。
また、図7中の検知信号g9,g12に示すように、各検知信号の中に1つでも各閾値より大きい検知信号があれば、ステップ289Aに進む。このステップ289Aでは、閾値より大きい検知信号が生じるガスセンサに対応した閾値を、この検知信号の大きさ(つまり切替操作時点から所定時間T前の検知信号の大きさ)に変更するように更新処理する。それにより、閾値を大きくすることで、今後この大きさに該当する匂い(香気)を検知したときには今より高いガス濃度にならないと内気循環モードに切り替えないようにして、車室外空気中に含まれる香気ができる限り車室内に導入され易くし、乗員の好みに合わせることが可能になる。
(第3実施形態)
上記第1実施形態では、乗員が手動操作して外気導入モードにあるとき、マルチガスセンサ66からの各検知信号を評価する閾値の更新処理を行うための前提条件として、車室内の換気時、つまり内気ガスセンサ65が煙草等による煙(喫煙)や臭気を検知したときを除いていた(ステップ286)。しかし、換気時以外にも、雨天など高湿度下では窓ガラスが曇りやすく、窓ガラスの曇り防止のために乗員が手動で外気導入モードを選択する可能性もある。
そこで、第3実施形態では、閾値の更新処理を行うための前提条件をさらに制限し、換気時や窓曇り防止時を除く、限られた条件のときに閾値の更新もしくは修正処理を行い、より一層乗員の好みに合わせることを可能にしている。
第3実施形態となる閾値更新処理280について、図8を用いて説明する。図8に示す閾値更新処理の主な作動は図4のそれと同じであり、ステップ281Aと、ステップ2800が追加された点が異なる。
図1中に破線で示す湿度センサ67は、車室外空気の湿度を検出する構成であり、通常内外気切替箱Aの外気吸入口22の外側近傍に配置される。ステップ281Aでは、内気ガスセンサ65の検知信号、手動による内外気指示信号の他に、湿度センサ67からの湿度信号を取り込む。ステップ282において、手動による外気導入を指示する内外気指示信号があればステップ286に進み、内気ガスセンサ65の検知信号があるか否かを確認する。もし、煙草等による煙(喫煙)や臭気を検知したときには、乗員が車室内の換気を要求して外気導入したと推測され、閾値の更新処理は必要ないと判断して終了する。
内気ガスセンサ65の検知信号がない、もしくは設定値以下で乗員にとって許容範囲内にあるときには、ステップ2800に進む。このステップ2800では、車室外空気の湿度が所定値より高いか低いかを確認する。もし、湿度が高いときには窓ガラスの曇り防止のために外気導入したと推測され、閾値の更新処理は必要ないと判断して終了する。他方、湿度が高くなければステップ287〜289に進み、閾値の更新処理を行う。
それにより、乗員が外気導入モードを手動選択した中で、室内の臭気や喫煙時の換気および窓曇り防止の場合を除くことにより、乗員が快適性向上のために外気導入モードを選択する機会をより確実に捉えて閾値を更新することが可能となり、より一層乗員の好みに合わせ、車室内環境を快適にすることが可能となる。
なお、上記の各実施形態の各ステップ285、289では、マルチガスセンサ66で検知した検知信号の大きさに現行の閾値を更新処理していたが、比較的臭気性の低い匂いや有害性の低いガス成分等の回避の緊急性が低い場合には、内外気切替スイッチ51の選択頻度に応じて閾値を所定量ずつ段階的に修正もしくは学習するようにし、閾値の変動を少なくして車室内の空調環境を徐々に変化させるようにしてもよい。
また、上記の各実施形態では、乗員の内外気の好みを、既存の内外気切替スイッチ51による切替情報をトリガとして判断していたが、既存スイッチでなくとも、内外気選択に関する乗員の意志がエアコン制御装置200に伝達できる手段であればいずれの手段でもよい。
また、上記の各実施形態の各ステップ283、287では、記憶装置201より、乗員が匂いを感知して切り替える切替操作時点からT秒前のマルチガスセンサ66の検知信号を読み出しているが、図2に示すエアコン制御ルーチンは高速処理されているため、切替操作時点でなくともそれに応じて処理する時点、例えば閾値更新処理280を開始する時点から所定時間T前の各検知信号のデータを読み出すようにしてもよい。
本発明の第1実施形態である移動体用空調装置の全体構成を示す模式図である。 エアコン制御装置200のメインルーチンを示すフローチャートである。 エアコン制御装置200の内外気切替処理を示すフローチャートである。 エアコン制御装置200の閾値更新処理を示すフローチャートである。 図4に示す各検知信号の閾値更新処理を補足する説明図である。 本発明の第2実施形態であるエアコン制御装置200の閾値更新処理を示すフローチャートである。 図6に示す各検知信号の閾値更新処理を補足する説明図である。 本発明の第3実施形態であるエアコン制御装置200の閾値更新処理を示すフローチャートである。
符号の説明
A 内外気切替箱(内外気切替手段)
B 吹出口切替箱
20 空調ダクト
21 内気吸入口
22 外気吸入口
50 操作パネル
51 内外気切替スイッチ
65 内気ガスセンサ
66 マルチガスセンサ
67 湿度センサ
100 エアコンユニット
200 エアコン制御装置(制御手段)
201 記憶装置

Claims (11)

  1. 外気中に含まれる匂いおよび/またはガス成分を検知するガスセンサと、
    移動体の室内への外気導入と内気循環とを切り替える内外気切替手段と、
    この内外気切替手段による内外気切替を手動で指示する内外気切替スイッチと、
    前記ガスセンサの検知信号と、この検知信号を評価する閾値とに基いて、前記内外気切替手段による内外気切替を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記内外気切替スイッチより内外気指示信号を受けたとき、前記ガスセンサの前記検知信号の大きさに応じて前記閾値を修正することを特徴とする移動体用空調装置。
  2. 外気中に含まれる複数の匂いおよび/またはガス成分を検知する複数のガスセンサと、
    移動体の室内への外気導入と内気循環とを切り替える内外気切替手段と、
    この内外気切替手段による内外気切替を手動で指示する内外気切替スイッチと、
    前記複数のガスセンサの各検知信号の大きさと、乗員の許容状態を設定する各閾値とを比較し、その比較結果に応じて前記内外気切替手段による内外気切替を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記内外気切替スイッチより内外気指示信号を受けたとき、前記ガスセンサの前記検知信号の大きさに応じて前記閾値を修正することを特徴とする移動体用空調装置。
  3. 前記制御手段は、前記ガスセンサの前記検知信号を、検知した時系列関係が分かる形で記憶する記憶装置を有し、前記内外気指示信号を受けたとき、前記ガスセンサが検知してから前記移動体の室内に入るまでの外気移動時間だけ以前の前記検知信号を前記記憶装置より読み出し、この読み出した検知信号の大きさに応じて前記閾値を修正することを特徴とする請求項1または請求項2記載の移動体用空調装置。
  4. 前記制御手段は、前記内外気指示信号を受けたとき、前記外気移動時間だけ以前の前記検知信号を前記記憶装置より読み出し、この読み出した検知信号の大きさに前記閾値を更新することを特徴する請求項3記載の移動体用空調装置。
  5. 前記制御手段は、内気循環を示す前記内外気指示信号を受けたとき、前記外気移動時間だけ以前の前記検知信号を前記記憶装置より読み出し、この読み出した検知信号の中で臭気もしくは有害ガス成分を示す前記検知信号について、その大きさに前記閾値を更新することを特徴とする請求項3または請求項4記載の移動体用空調装置。
  6. 前記制御手段は、外気導入を示す前記内外気指示信号を受けたとき、前記外気移動時間だけ以前の前記検知信号を前記記憶装置より読み出し、この読み出した検知信号の中で香気を示す前記検知信号について、その大きさに前記閾値を更新することを特徴とする請求項3または請求項4記載の移動体用空調装置。
  7. 前記移動体の室内空気(内気)中に含まれる臭気もしくは喫煙を検知する内気ガスセンサを設け、
    前記制御手段は、外気導入を示す前記内外気指示信号を受けると共に、前記内気ガスセンサで検知した検知信号に基いて臭気もしくは喫煙が許容範囲内にあるとき、前記記憶装置に記憶された前記外気移動時間だけ以前の前記検知信号の大きさに、前記閾値を更新することを特徴とする請求項3または請求項4記載の移動体用空調装置。
  8. 外気中の湿度を検知する湿度センサを設け、
    前記制御手段は、外気導入を示す前記内外気指示信号を受けると共に、前記湿度センサで検知した湿度信号に基いて湿度が許容範囲内にあるとき、前記記憶装置に記憶された前記外気移動時間だけ以前の前記検知信号の大きさに、前記閾値を更新することを特徴とする請求項3または請求項4記載の移動体用空調装置。
  9. 前記移動体の室内空気中に含まれる臭気もしくは喫煙を検知する内気ガスセンサと、外気中の湿度を検知する湿度センサとを設け、
    前記制御手段は、外気導入を示す前記内外気指示信号を受けたとき、前記内気ガスセンサで検知した臭気もしくは喫煙の状態、および前記湿度センサで検知した湿度の状態のいずれもが許容範囲内にあるとき、前記閾値を更新することを特徴とする請求項3または請求項4記載の移動体用空調装置。
  10. 前記ガスセンサは、共通の検出体を用いて、外気中に含まれる複数の匂いおよび/またはガス成分を検知するマルチガスセンサで構成されることを特徴とする請求項1記載の移動体用空調装置。
  11. 前記ガスセンサは、前記内外気切替手段の外気吸入口の外側近傍に配置され、前記外気取込口に導入される外気中に含まれる匂いおよび/またはガス成分を検知することを特徴とする請求項1または請求項2記載の移動体用空調装置。
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