JP2005168517A - 電気かみそり - Google Patents

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Abstract

【課題】固定外刃15と協同してひげ切断を行う可動内刃16が、内刃フレーム58に装着されている往復動形の電気かみそりにおいて、内刃フレーム58に対して可動内刃16をガタつきなく、強固に装着固定できるようにする。
【解決手段】可動内刃16の前後壁74の内面中央に内刃フレーム58の基部100を差し込んだのち、プレス加工により可動内刃16の係合足90を内刃フレーム58に向かう内向きに塑性変形させて、該係合足90を内刃フレーム58の凹部106内に係入する。そして、係合足90と内刃フレーム58側の凹凸部106・111との係合により、内刃フレーム58に可動内刃16を不離一体的に装着固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、固定外刃15と協同してひげ切断を行う可動内刃16が、内刃フレーム58に装着されている往復動形の電気かみそりに関する。
この種の電気かみそりは、特許文献1に公知である。そこでの内刃フレームは、下半側に振動子に係合する受動溝を備える板状のプラスチック成形品であり、その上半部を可動内刃の内面中央に差し込み、前後面に設けた溶着ピンを可動内刃の溶着穴に係入したのち、溶着ピンの先端を加熱して拡径変形することにより、可動内刃と内刃フレームとを一体化している。溶着穴は縦方向に長い長穴であり、その下端に溶着ピンを挿入するための切欠部を備えている。
特開2001−62163号公報(段落番号0025、図13 符号39:内刃、41:内刃フレーム、51:溶着ピン)
上述のように、溶着穴の下端には切欠部が設けられているため、可動内刃が上下方向にガタつきやすく、最悪の場合には切欠部から溶着ピンが抜け外れ、可動内刃と内刃フレームとが分離するおそれがある。また、溶着ピンの係入作業の容易化を図ることを目的として、溶着穴の左右の間隔寸法は、溶着ピンの軸径寸法よりも僅かに大きく設定されているため、可動内刃が左右方向にガタつきやすい点でも不利があった。
本発明の目的は、固定外刃と協同してひげ切断を行う可動内刃が、内刃フレームに装着されている往復動形の電気かみそりにおいて、内刃フレームに対して可動内刃をガタつきなく、強固に装着固定できるようにすることにある。
本発明は、図3ないし図6に示すごとく、固定外刃15と協同してひげ切断を行う可動内刃16が、内刃フレーム58に装着されている電気かみそりである。図14に示すように、可動内刃16は、湾曲壁75と、湾曲壁75に連続する左右横長の前後壁74とを含んで断面逆U字状に形成されており、前後壁74のそれぞれの下面中央に、該可動内刃16を内刃フレーム58に装着固定するための取付部77が一体に形成されている。内刃フレーム58は、可動内刃16の前後壁74の内面が当接する左右横長の基部100と、基部100の中央下面から下方向に突出形成されて、可動内刃16側の取付部77と係合する係合部103と、係合部103の下端から下方向に伸びて、振動子53の駆動軸57(図6参照)に係合する係合片101とを含む。可動内刃16の取付部77は、前後壁74の下面から下方に向けて片持ち状に垂設された左右一対の係合足90からなる。内刃フレーム58の係合部103は、該係合部103の前後面の左右中央に突設された凸部111と、係合部103の左右両端に凹み形成されて、係合足90の延出端の挿入を許す凹部106とからなる。そして、可動内刃16の前後壁74の下端が、内刃フレーム58の凸部111の上端に受け止められており、係合足90の延出端が、内刃フレーム58の凹部106内に、該内刃フレーム58に向かう内向きに折り曲げられていて、対向する前後の係合足90で内刃フレーム58を前後方向から挟持していることを特徴とする。
図15に示すように、可動内刃16の取付部77は、前後壁74の左右中央部位から下方に向けて片持ち状に垂設された左右一対の第1係合足90と、該第1係合足90から左右の外方向に所定間隔を置いて下方に向けて片持ち状に垂設された左右一対の第2係合足94とからなるものであってもよい。この場合には、内刃フレーム58の係合部103を、該係合部103の前後面の左右端部に突設された左右一対の凸部111と、各凸部111の左右両側に形成されて、係合足90の延出端の係入を許す凹部106とからなるものとして、各凸部111が、隣接する第1および第2係合足90・94で左右方向から挟持されるようにする。
図16に示すごとく、可動内刃16の取付部77は、第1係合足90の延出端を繋ぐリブ91と、リブ91の左右方向中央から上方に向けて導出されたフランジ93とを含むものとして、フランジ93の上向きの延出端が、凹部106の上端面108に当たるようにすることができる。
図1および図7に示すごとく、可動内刃16の取付部77は、第1係合足90の延出端を繋ぐリブ91と、リブ91の左右方向中央から上方に向けて導出されたフランジ93とを含むものとして、凹部106の上端面108の左右中央部位に、フランジ93の延出端と係合する縦溝110が切り欠き形成された形態としてもよい。
図17に示すごとく、可動内刃16の取付部77が、前後壁74の下面から下方に向けて垂設された左右一対の係合足90と、両係合足90の延出端を繋ぐリブ91と、リブ91の左右方向中央から上方に向けて導出されたフランジ93とを含むものであり、内刃フレーム58の係合部103が、該係合部103の前後面の中央部位に突設されて、左右両端側および下端側が係合足90およびリブ91で係合捕捉される凸部111と、凸部111の左右外側に形成されて、係合足90の延出端の係入を許す凹部106とからなるものであり、凸部111の下端の左右中央に、フランジ93の延出端と係合する縦溝110が切り欠き形成された形態としてもよい。
図13に示すごとく、可動内刃16の取付部77が、前記左右一対の係合足90に代えて、前後壁74の下面から下方に向けて片持ち状に垂設された左右横長の1個の係合足90からなり、内刃フレーム58の係合部103は、該係合部103の前後面の左右両端に突設した一対の凸部111であり、凸部111の対向壁面の間に、係合足90が抜け止め状に差し込み装着される形態としてもよい。
図8ないし図10に示すごとく、内刃フレーム58の凹部106内に可動内刃16の係合足90・94の延出端を折り曲げた装着状態において、係合足90・94の外面と、内刃フレーム58の凸部111の外面とが略面一状となるようにする。
より詳しくは、図1に示すごとく、内刃フレーム58の凸部111は、該内刃フレーム58の前後面から突出して前後方向の厚み寸法が均一な平坦部112と、該平坦部112の下端に設けられて、下方向に向かうに従って漸次厚み寸法が小さくなるテーパー部113とからなるものとする。可動内刃16の係合足90・94は、前後壁74の下面から下方向に伸びる基端部分96・98と、該基端部分96・98の延出端から下方向に伸びて、前後方向内向きに折り曲げられる導出端部分97・99とを有するものとする。そして、図8ないし図10に示すごとく、内刃フレーム58の凹部106内に係合足90・94の導出端部分97・99を折り曲げた装着状態において、係合足90・94の基端部分96・98が内刃フレーム58の凸部111の平坦部112と略面一状となり、係合足90・94の導出端部分97・99が内刃フレーム58の凸部111のテーパー部113と略面一状、あるいは該テーパー部113よりも内刃フレーム58側に沈むようにする。
図1、図7、図13ないし図17に示すごとく、係合足90・94の基端部分96・98と導出端部分97・99との境界部に、折り曲げ加工の容易化を図ることを目的として、エッチング処理により微小凹部115又は貫通孔を設けることが望ましい。
請求項1記載の本発明では、図14に示すごとく、可動内刃16の前後壁74の内面中央に内刃フレーム58の基部100を差し込んだのち、プレス加工により可動内刃16の係合足90を内刃フレーム58に向かう内向きに塑性変形させて、該係合足90を内刃フレーム58の凹部106内に係入している。そして、かかる係合足90と内刃フレーム58側の凹凸部106・111との係合により、内刃フレーム58に可動内刃16を不離一体的に装着固定している。
具体的に見てみると、可動内刃16の前後壁74の内面中央に内刃フレーム58の基部100を差し込んだとき、可動内刃16の前後壁74の下端が、内刃フレーム58の凸部111の上端で受け止められて、可動内刃16の下方への移動限界が規制され、また、内向きに折り曲げられた係合足90の延出端(導出端部分97)が、凹部106の上端面108に当たることで上方への抜け止めが図られているので、可動内刃16の上下方向の位置ずれを確実に規制でき、可動内刃16が外部衝撃を受けて内刃フレーム58から不用意に抜け外れたり、上下方向にガタついたりすることがない。また、係合足90の左右方向の内側端が内刃フレーム58側の凸部111の左右端側で受け止められ、これにて可動内刃16の左右方向の位置ずれが規制されているので、可動内刃16が左右方向にガタつくこともない。さらに、対向する前後の係合足90で内刃フレーム58を挟持しているので、可動内刃16が前後方向にガタつくこともない。
請求項2記載の本発明では、図15に示すように、内刃フレーム58の前後面の左右両端に一対の凸部111を配し、可動内刃16の前後面に、各凸部111の左右端側で受け止められる係合足90・94を二股状に設けたので、これら係合足90・94で可動内刃16を確りと左右方向にガタつかないように保持できる。請求項1の形態と同様に、可動内刃16の前後壁74の下端が内刃フレーム58の凸部111の上端で受け止められており、また内向きに折り曲げられた係合足90の延出端が凹部106の上端面108に当たって上方への抜け止めが図られているので、可動内刃16が上下方向にガタつくこともない。対向する前後の係合足90で内刃フレーム58を挟持しているので、可動内刃16が前後方向にガタつくこともない。
請求項3記載の本発明によれば、図16に示すように、第1係合足90を繋ぐリブ91の左右中央に、凹部106の上端面108に当たるフランジ93を設けたので、該フランジ93の上方への抜け止め作用によっても、可動内刃16を確りと上下方向にガタつかないように保持できる。
請求項4記載の本発明によれば、図1および図7に示すように、凹部106の上端面の左右中央部位に、フランジ93の延出端と係合する縦溝110を設け、フランジ93の延出端が縦溝110で受け止められるようにしたので、該フランジ93の延出端が縦溝110の奥壁面114で受け止められることによる上方への抜け止め作用、および該フランジ93の左右端側が縦溝110の対向壁面で受け止められることによる左右方向の揺動規制作用によっても、可動内刃16を確りとガタつかないように保持できる。
請求項5記載の本発明によれば、図17に示すように、フランジ93の延出端が縦溝110の奥壁面114に受け止められて上方への抜け止めが図られており、さらに、リブ91の上端が凸部111の下端で受け止められて上方への抜け止めが図られているので、これによっても可動内刃16を確りと上下方向にガタつかないように保持できる。また、係合足90の左右方向の内側端が内刃フレーム58側の凸部111の左右端側で受け止められ、これにて可動内刃16の左右方向の位置ずれが規制されているので、可動内刃16が左右方向にガタつくこともない。
請求項6記載の本発明では、図13に示すように、取付部77を前後壁74の下面から下方に向けて片持ち状に垂設されて、内刃フレーム58の前後面の左右両端に突設した一対の凸部111の間に、抜け止め状に差し込み装着される1個の係合足90としたので、係合足90の左右方向の両端が内刃フレーム58側の凸部111の対向内面で受け止められ、これにて内刃フレーム58に対して可動内刃16が左右方向にガタつくことを確実に阻止できる。また、内向きに折り曲げられた係合足90の延出端が凹部106の上端面108に当たって上方への抜け止めが図られているので、可動内刃16が上下方向にガタつくこともない。対向する前後の係合足90で内刃フレーム58を挟持しているので、可動内刃16が前後方向にガタつくこともない。
図8ないし図10に示すごとく、内刃フレーム58の凹部106内に可動内刃16の係合足90・94の延出端を折り曲げた装着状態において、係合足90・94の外面と、内刃フレーム58の凸部111の外面とが略面一状となるようにしていると、係合足90・94の前後方向の出っ張りを抑えて、これら係合足90・94をすっきりと収めることができる(請求項7)。これによれば、せん断刃全体の厚み寸法を小さくして、電気かみそりの薄形化・小型化に貢献できる。具体的には図1、図8ないし図10に示すように、内刃フレーム58の凸部111を厚み寸法が均一な平坦部112と、下方向に向かうに従って漸次厚み寸法が小さくなるテーパー部113とからなるものとし、内刃フレーム58の凹部106内に係合足90・94の導出端部分97・99を折り曲げた装着状態において、係合足90・94の基端部分96・98が内刃フレーム58の凸部111の平坦部112と略面一状となり、係合足90・94の導出端部分97・99が内刃フレーム58の凸部111のテーパー部113と略面一状、あるいは該テーパー部113よりも内刃フレーム58側に沈むようにすればよい(請求項8)。
請求項9記載の本発明のように、係合足90・94の基端部分96・98と導出端部分97・99との境界部に、微小凹部115又は貫通孔を設けてあると、係合足90・94に対する折り曲げ加工を容易に行うことができる。かかる微小凹部115や貫通孔88はエッチング処理により形成することが望ましく、とくに、可動内刃16を構成する内刃ブランク70(図11参照)に対するスリット71および切刃72を設けるためのエッチング加工時に、同時に微小凹部115や貫通孔88を設けるようにすれば、別工程で微小凹部115を設ける場合に比べて、可動内刃16の加工工数を減らすことができるので、その生産コストの減少を図ることができて有利である。
(第1実施形態)
図1ないし図12は、本発明に係る電気かみそりの第1実施形態を示す。図2において電気かみそりは、本体ケース1と、本体ケース1に組み付けられる作動ユニットとで構成する。本体ケース1の前面にはスイッチパネル2が設けられ、その上下にモーター起動用のスイッチノブ3と、運転状態を表示する表示灯4などが設けてある。図示していないが、本体ケース1の背面側には、きわぞり刃ユニットが設けてある。
作動ユニットは、下半側の電装品ユニットと、その上部に設けられるかみそりヘッドとからなる。電装品ユニットは、プラスチック成形された電装品ホルダーに、回路基板と、二次電池7と、モーター8などを組み付けて構成してある。回路基盤には、先のスイッチノブ3で切り換え操作されるスイッチや制御回路を構成する電池部品、およびLEDなどが実装される。電装品ユニットは、本体ケース1内に収容されて密封される。
図3に示すようにかみそりヘッドには、前後一対のメイン刃10・10と、一対のメイン刃10・10の間に配置されるセンター刃11と、これらを駆動する駆動機構などを配置する。メイン刃10は、外刃ホルダー12で揺動支持される外刃カセット13・13と、これら外刃カセット13・13に内接して往復摺動する内刃ユニット14・14などで構成する。センター刃11は、それぞれスリット刃として構成される固定外刃15、および可動内刃16などで構成する。なお、固定外刃15、および可動内刃16は網刃であってもよい。
図4ないし図6に示すように外刃ホルダー12は、前後一対の外刃カセット13・13、およびセンター刃11を支持する上ケース18と、上ケース18を支持する下ケース19とで構成する。下ケース19は、上下面が開口する角枠状のプラスチック成形品からなり、かみそりヘッドのヘッドケース20に外嵌装着されて、ヘッドケース20の左右側端に組み込んだロック爪21で係合捕捉される。
そのために、下ケース19の左右側壁の内面前後に、ロック爪21と係合する係合凹部22を凹み形成している。ロック爪21はロック解除ボタン23と一体に形成してあり、図4に示す圧縮コイル形のばね24で先の凹部22と係合する向きに移動付勢されている。ロック解除ボタン23をばね24に抗して押し込み操作すると、ロック爪21が係合凹部22から抜け出るので、下ケース19をかみそりヘッドから取り外すことができる。下ケース19の左右側壁の内面には、上ケース18を係合捕捉するための係合突起25が前後一対ずつ形成され、上面開口に臨む左右側壁の前後中央に、上ケース18を前後に位置決めするガイドリブ26が形成してある。
上ケース18は上下面が開口する角枠状の主ケース体27と、主ケース体27の前後壁27aと平行に設けられて、その左右側壁27bの下部どうしを繋ぐ補強枠28とを一体に備えたプラスチック成形品からなる。主ケース体27の左右側壁27bの外面には、先のガイドリブ26と係合する縦溝29が形成され、その下端前後に先の係合突起25と係合する係合凹部30が凹み形成してある。
前後の外刃カセット13は、それぞれ上ケース18で上下スライド自在に支持する。そのために、主ケース体27の前後壁27aの内面中央に左右一対のガイド壁32を突設し、主ケース体27の左右側壁27bの内面前後にガイド突起33を設けている。ガイド壁32の内面上部には、外刃カセット13の上方移動を規制する規制壁35が形成してある。前後のガイド突起33の間には、センター刃11を上下スライド自在に案内支持する溝34が形成してある。
外刃カセット13は、エッチング法、あるいは電鋳法で形成されるシート状の網刃からなる外刃36と、外刃36をアーチ形状に保形保持する外刃フレーム37とで構成する。外刃フレーム37は、前後壁37aとアーチ形状の左右側壁37bとを一体に形成したプラスチック成形品からなり、左右側壁37bに先のガイド突起33で案内支持される縦長のスライド溝38を貫通形成する。前後壁37aの一方には、先のガイド壁32で案内支持されるスライド突起39を前後向きに突出形成し、前後壁37aの他方に、後述する弾性体42と係合する係合溝40を貫通形成してなる。係合溝40は左右に長い長穴状に形成してあり、前後壁37aの左右端寄りの2箇所に形成する。
上ケース18に装着した前後の外刃カセット13をそれぞれ浮動支持するために、補強枠28の前後面のそれぞれに左右一対の弾性体42を一体に形成している。弾性体42は、補強枠28の上面から上向きに立ち上がる基部43と、基部43に連続して横向きに伸びる弾性腕44と、弾性腕44の遊端の前(または後)に突設されるピン状の突起45とからなり、自由状態における弾性腕44は水平方向に延びて補強枠28と平行となっている。
補強枠28の左右中央には、センター刃11の可動内刃16を駆動する駆動軸53用の通口47が上下貫通状に形成され、その左右両端の上面側にばね受座48が凹み形成してある。ばね受座48は、後述するセンター刃11用のばね58の下端を受け止めるために設けてある。
図4において内刃ユニット14は、スリット刃からなる内刃51と、内刃51を支持する内刃フレーム52とで構成する。内刃51は、エッチング法で形成したシート状の内刃ブランクをプレス成形して形成してあり、馬蹄形の断面形状を自己保持できる点が外刃36と異なっている。内刃フレーム52の中央下部には、振動子53の駆動軸54に係合連結される受動ピース55が一体に設けてあり、駆動軸54と受動ピース55との間に介装した圧縮コイル形のばね56によって、内刃ユニット14の全体が上向きに押し上げ付勢されている。このばね56の張力は、先の弾性体42の弾性力より充分に大きく設定してある。従って、内刃ユニット14の全体は、駆動軸54で上下動自在に、しかも左右傾動可能に支持してあるにもかかわらず、外刃36と常に密着できる。
振動子53は、モーター8の回転動力を往復動作に変換して駆動軸54を介して内刃ユニット14に伝え、同時に別途設けられた駆動軸57でセンター刃11の可動内刃16を往復駆動する。図3に示すように、これら二つの駆動軸54・57は、振動子53を介して連結されていて、該振動子53の往復動作を受けて一体的に往復振動する。可動内刃16と補強枠28との間には、可動内刃16を押し上げ付勢する左右一対の圧縮コイル形のばね58が配置してある。振動子53は、きわぞり刃のスライドノブを待機位置から押し上げ操作することにより、きわぞり刃ユニットにも往復動力を伝動することができる。
図3および図4に示すようにセンター刃11は、断面逆U字状の固定外刃15と、固定外刃15の内面に配置される断面逆U字状の可動内刃16と、可動内刃16の中央下面を支持して、振動子53の駆動軸57に係合連結される内刃フレーム58と、固定外刃15の両端に溶着固定される取付ピース59等とからなり、一個のユニット部品として構成される。固定外刃15は、プレス加工によって打ち抜き形成したシート状の外刃ブランクにエッチングを施してスリットと切刃とを形成したのち、外刃ブランクを逆U字状に塑性変形させて形成される。
取付ピース59は、L字状の基部60の上面内隅に可動内刃16用のガイド片61を突設し、基部60の左右の外側端に弾性係合片62を一体に設けたプラスチック成形品からなる。基部60の左右の内側端の前後面と、L字のコーナー部の前後面のそれぞれには、合計4個の溶着ピン63が突設してある。そして、固定外刃15内に内刃フレーム58と一体化した可動内刃16を組み込んだうえで、固定外刃15の左右両端に取付ピース59の基部60を差し込み、先の溶着ピン63を固定外刃15の前後面に設けた溶着穴に係合し、ピン先端63を加熱して拡径変形することにより、取付ピース59を固定外刃15と一体化して、センター刃11をユニット部品としている。
図11に示すごとく、可動内刃16は、プレス加工によって打ち抜き形成したシート状の内刃ブランク70にエッチングを施してスリット71と切刃72とを形成したのち、図1に示すように、内刃ブランク70を左右方向に長い前後壁74と、これら前後壁74の上端を繋ぐ、湾曲壁75とからなる逆U字状にプレス加工により塑性変形させて形成する。かかるプレス加工では、図12(a)・(b)に示すごとく、二段階のプレス加工を内刃ブランク70に施して、図1に示すような断面逆U字形状としている。具体的には、まず図12(a)に示すような前段曲げ用の金型80で台形状に曲げ加工を施し、さらに、図12(b)に示すような次段曲げ用の金型81で曲げ加工を施して断面逆U字状に形成する。得られた可動内刃16の湾曲壁75には、逆U字状のスリット71と、スリット71の周縁に形成される切刃72とが交互に形成されており、前後壁74のそれぞれの下面中央に、可動内刃16を内刃フレーム58に装着固定するための取付部77が一体に形成してある。切刃72は可動内刃16の軸中心に対して角度θだけ傾けて形成してある。切刃72が固定外刃15のスリットに引っ掛かるのを防ぐためである。
図1および図7に示すごとく、取付部77は、前後壁74の下面中央部から下向きに垂設された左右一対の第1係合足90と、これら第1係合足90から所定間隔を置いて下向きに片持ち状に垂設された左右一対の第2係合足94と、第1係合足90の延出端どうしを繋ぐ左右横長のリブ91と、リブ91の左右中央部位に、上方に向けて片持ち状に垂設されたフランジ93とで構成される。
内刃フレーム58は、可動内刃16の中央内面に差し込まれて、前後壁74を受け止める左右横長の四角柱状の基部100と、振動子53の駆動軸57に係合する左右一対の弾性係合片101とを一体に形成したプラスチック成形品であり、基部100の両端下面には、ばね66に内嵌装着される左右一対のばね受け座102が下向きに突設されている。基部100の中央下面には、先の可動内刃16の取付部77と係合する係合部103が下向きに突設されており、係合部103の左右両端から弾性係合片101が突設されている。係合部103は、基部100と同一の厚さ寸法を有する上半部104と、前向き又は後向きの段付き受け面107を有する左右横長の凹部106が凹み形成されていて、前記上半部104および弾性係合片101よりも小さな厚み寸法を有する下半部105とで構成される。係合部103の上半部104の前後面と前記受け面107とを繋ぐ凹部106の上端面108の左右中央には、フランジ93の延出端と係合する縦溝110が形成されている。
係合部103の左右二箇所には、先の第1係合足90と第2係合足94とで挟持される縦長の凸部111・111が突出形成されている。凸部111は、取付部103の上半部104から突設されて厚み寸法が均一な平坦部112と、下半部105の受け面107から突設されて下方向に行くに従って漸次厚み寸法が小さくなる下窄まりのテーパー部113とからなる。テーパー部113の上端と平坦部112の下端とは連続しており、テーパー部113の下端と弾性係合片101の前後面とは連続している。
可動内刃16は、次に説明するような手順で内刃フレーム58に組み付ける。まず、可動内刃16の第1係合足90と第2係合足94との間に凸部111がくるように位置合わせしたうえで、可動内刃16の内面中央に内刃フレーム58の基部100を下方側から差し込む。内刃フレーム58の差し込み限界は、凸部111の上端が可動内刃16の前後壁74の下端に当接することで規制される。可動内刃16の前後壁74の対向間隔寸法は、内刃フレーム58の基部100の前後の厚み寸法よりも僅かに小さくなるように寸法設定してあり、可動内刃16内に基部100を差し込んだとき、基部100の前後面が可動内刃16の前後壁74に密着し、これで両者16・58を仮止め装着できる。
次に、先の仮止め装着状態から、図9に示すように、プレス加工により凹部106に対向する第1係合足90の延出端を内刃フレーム58に向かう内向きに折り曲げ変形して、リブ91およびフランジ93を受け面107に面接触させる。同時に図8に示すごとく、凹部106に対向する第2係合足94を、その延出端が受け面107に当接するまで内向きに折り曲げ変形させるとともに、フランジ93を受け面107側に押し付ける。そのために、凹部106の縦溝110の左右方向の幅寸法を、フランジ93の幅寸法よりも僅かに大きく設定し、凸部111の左右方向の幅寸法を、隣接する第1および第2係合足90・94の対向間隔寸法よりも僅かに大きく設定してある。以上のように、第1および第2係合足90・94を塑性変形することで、可動内刃16は内刃フレーム58に完全に装着された状態となる。第1係合足90には、係合部103の上半部104の前後面に沿って下方向にストレート状に伸びる基端部分96と、該基端部分96の延出端から下方向に伸びて、内刃フレーム58に向かう導出端部分97とが形成される。同様に第2係合足94には、係合部103の上半部104の前後面に沿って下方向にストレート状に伸びる基端部分98と、該基端部分98の延出端から下方向に伸びて、内刃フレーム58に向かう導出端部分99とが形成される。
以上のような内刃フレーム58に対する可動内刃16の装着状態において、図7に示すごとく、フランジ93の上向きの延出端が、凹部106の縦溝110の対向壁面の内側に位置している。また第1係合足90と第2係合足94とが内刃フレーム58の凸部111を挟持するように、該凸部111の左右両端側に位置している。かくして可動内刃16の装着状態において、フランジ93の延出端の左右方向の外端側が、凹部106の縦溝110の対向壁面で受け止められるとともに、第1係合足90の外端側と第2係合足94の左右方向の内端側が、凸部111の左右端側で受け止められ、これにて内刃フレーム58に対する可動内刃16の左右方向のガタつきを確実に規制できる。
一方、可動内刃16の装着状態において、フランジ93の延出端は、縦溝110の奥端面114で受け止められて上方への抜け止めが図られている。また、第1係合足90の導出端部分97、および第2係合足94の導出端部分99が凹部106の上端面108と係合していることでも上方への抜け止めが図られている。さらに、可動内刃16の装着状態において、凸部111の上端は、可動内刃16の前後壁74の下端に受け止められている。以上より、可動内刃16が上下方向にガタつくことをよく規制できるとともに、外部衝撃が加わっても、これが内刃フレーム58から不用意に抜け外れることを確実に阻止できる。加えて、前後方向で対向する第1係合足90どうし、および第2係合足94どうしで内刃フレーム58を強固に挟持捕捉するため、可動内刃16が前後方向にガタつくこともない。
図8および図9に示すごとく、可動内刃16の装着状態において、第1係合足90の基端部分96および第2係合足94の基端部分98が、凸部111の平坦部112と略面一状となるようにしている。そのために、係合部103の上半部104の前後面からの凸部111の突出寸法を、第1および第2係合足90・94の厚み寸法(実質的には可動内刃16を構成する内刃ブランク70の厚み寸法)と略同一となるように寸法設定している。また、可動内刃16の装着状態において、第1係合足90の導出端部分97および第2係合足94の導出端部分99が、凸部111のテーパー部113から出っ張ることがないよう、該テーパー部113の傾斜角度を導出端部分97・99の内向きの折り曲げ角度よりも十分に小さく設定してある。以上より、第1および第2係合足90・94が凸部111から突出することを防ぐことができるので、センター刃11全体の厚み寸法を小さくすることができ、これは電気かみそりの薄形化・小型化に資する。
第1および第2係合足90・94に対するプレスによる折り曲げ加工の容易化を図るために、基端部分96・98と導出端部分97・99との境界部に、易変形部となる微小凹部115を凹み形成してある。また、フランジ93とリブ91との境界部に、中央の貫通孔88と、フランジ93の左右側面を凹み形成してなる凹部89とからなる易変形部を設けて、フランジ93の内向きの変形加工の容易化を図っている。ここでは、先に述べた内刃ブランク70に対するスリット71および切刃72を設けるためのエッチング加工時に、同時に微小凹部115や貫通孔88を形成している。これによれば、別工程で微小凹部115等を設ける場合に比べて、可動内刃16の加工工数を減らすことができるので、その生産コストの減少を図ることができる。
可動内刃16は、図18に示すような作製方法を採ることができる。まず、焼入れ済みのステンレス板材120にエッチングを施して、内刃ブランク70の外郭ライン121、スリット71およびフランジ93の付け根の貫通孔88などを貫通状に形成し、同時に、微小凹部115を凹み形成する。このとき、外郭ライン121の一部には、内刃ブランク70とステンレス板材120とを繋ぐ連結部122を切り欠き状に設けておく。次に、連結部122を切断して内刃ブランク70をステンレス板材120から分離したのち、プレス加工により塑性変形させて、図1に示すような断面逆U字状の可動内刃16を作製する。
以上のような可動内刃16の作製方法によれば、塑性変形に先立って内刃ブランク70に焼き入れ処理を行うので、エッチング後に塑性変形し、その後に焼入れを行う場合に比べて、塑性変形時における内刃ブランク70の靱性の向上を図ることができる。これにて内刃ブランク70の逆U字のR径が小さい場合でも、塑性変形部分に割れが生じることをよく抑えることができる。加えて、上述のように板材の状態で焼入れ処理を行うと、塑性変形後に焼入れ処理を行う場合に比べて、焼きムラが発生する不具合が少なくできる。塑性変形時の曲げを均一とできる利点もある。以上より、可動内刃16の湾曲壁75にうねりが生じることを効果的に防ぐことができるので、固定外刃15と可動内刃16との摺動接触状態を良好に確保でき、これは電気かみそりの切れ味の向上に資する。
(第2実施形態)
図13は、本発明の第2実施形態を示す。この場合の可動内刃16の取付部77は、前後壁74の左右方向の中央部位から下方に向けて片持ち状に垂設された一個の係合足90からなり、該係合足90が内刃フレーム58の係合部103の左右両端に突設された一対の凸部111で挟持状に係合捕捉されるようにしてある。係合片90の導出端部分96は、内刃フレーム58に向かう内向きに折り曲げられて、内刃フレーム58の前後面に凹み形成した凹部106内に係入されている。これによれば、係合片90の導出端部分96が凹部106の上端面と係合することで可動内刃16の上下方向のガタつきが抑えられ、係合片90の左右端側が凸部111の対向壁面で受け止められることで可動内刃16の左右方向のガタつきを抑えることができる。その他の構成および作用・効果は、第1実施形態と実質的に同様である。
(第3実施形態)
図14は、本発明の第3実施形態を示す。この場合の可動内刃16の取付部77は、前後壁74の中央部位から下方に向けて片持ち状に垂設された左右一対の係合足90からなり、該係合足90が内刃フレーム58の左右中央に突設された一個の凸部111を挟持状に係合捕捉するようにしてある。係合足90の導出端部分97は、内刃フレーム58に向かう内向きに折り曲げられて、内刃フレーム58の係合部103に設けた凹部106内に係入されている。これによれば、係合足90の導出端部分97が切欠と係合することで可動内刃16の上下方向のガタつきが抑えられ、係合足90の左右方向の内側端が凸部111の左右端側で受け止められることで可動内刃16の左右方向のガタつきを抑えることができる。その他の構成および作用・効果は、第1実施形態と実質的に同様である。
(第4実施形態)
図15は、本発明の第4実施形態を示す。この場合の可動内刃16の取付部77は、前後壁74の中央部位から下方に向けて片持ち状に垂設された左右一対の第1係合足90と、該第1係合足90から左右の外方向に所定間隔を置いて下方に向けて片持ち状に垂設された左右一対の第2係合足94とからなり、これら第1および第2係合足90・94が、内刃フレーム58の係合部103の左右端部に突設された左右一対の凸部111を挟持状に係合捕捉している。各係合足90・94の導出端部分97・99は、内刃フレーム58に向かう内向きに折り曲げられて、内刃フレーム58の係合部103に設けた凹部106内に係入されている。これによれば、係合足90・94の導出端部分97・99が凹部106と係合することで可動内刃16の上下方向のガタつきが抑えられ、第1係合足90の左右方向の外端側と第2係合足94の左右方向の内端側が、凸部111の左右端側で受け止められることで可動内刃16の左右方向のガタつきを抑えることができる。その他の構成および作用・効果は、第1実施形態と実質的に同様である。
(第5実施形態)
図16は、本発明の第5実施形態を示す。この場合の可動内刃16の取付部77は、前後壁74の中央部位から下方に向けて垂設された左右一対の第1係合足90と、該第1係合足90から左右の外方向に所定間隔を置いて下方に向けて片持ち状に垂設された左右一対の第2係合足94と、第1係合足の延出端を繋ぐリブ91と、リブ91の中央部位に上方に向けて片持ち状に垂設されたフランジ93とからなる。第1および第2係合足90・94の導出端部分97・99は、内刃フレーム58に向かう内向きに折り曲げられて、内刃フレーム58の係合部103に設けた凹部106内に係入されている。第1および第2係合足90・94は、内刃フレーム58の係合部103の左右端部に突設された左右一対の凸部111を挟持状に係合捕捉している。フランジ93の延出端は、凹部106の上端面108に当接している。
これによれば、フランジ93の延出端が、凹部126の上端面108で受け止められ、さらに、第1および第2係合足90・94の導出端部分97・99が凹部106と係合することで可動内刃16の上下方向のガタつきを抑えることができる。また、第1係合足90の左右方向の外端側と第2係合足94の左右方向の内端側が、凸部111の左右端側で受け止められることで可動内刃16の左右方向のガタつきを抑えることができる。その他の構成および作用・効果は、第1実施形態と実質的に同様である。
(第6実施形態)
図17は、本発明の第6実施形態を示す。この場合の可動内刃16の取付部77は、前後壁74の中央部位から下方に向けて垂設された左右一対の係合足90と、これら係合足90の延出端を繋ぐリブ91と、リブ91の中央部位に上方に向けて片持ち状に垂設されたフランジ93とからなる。内刃フレーム58の係合部103の左右中央部位には、凹部106が凹み形成されており、該凹部106の中央部位に係合足90で挟持状に係合捕捉される凸部111が突設されている。凸部111の中央には、フランジ93の挿入を許す縦溝110が切り欠き形成されている。係合足90の導出端部分97は、内刃フレーム58に向かう内向きに折り曲げられて、凹部106内に係入されている。
これによれば、フランジ93の延出端は、縦溝110の奥壁面114で受け止められ、リブ91の上端が凸部111の下端で受け止められ、さらに係合足90の導出端部分97が凹部106と係合しているので、可動内刃16の上下方向のガタつきを確実に抑えることができる。また、係合足90の左右方向の内端側が、凸部111の左右端側で受け止められるとともに、その外側端が凹部106の左右方向の外端側で受け止められることで可動内刃16の左右方向のガタつきを抑えることができる。その他の構成および作用・効果は、第1実施形態と実質的に同様である。
先の実施形態においては、内刃フレーム58に対する可動内刃16の装着構造をセンター刃11に適用した例を示したが、該装着構造はメイン刃10に適用してもよい。先の実施形態では、係合足90・94の基端部96・98と導出端部97・99との境界部に、易変形部としての微小凹部115を設けていたが、微小凹部115に代えて貫通孔88を設けることもできる。
第1実施形態に係る可動内刃と内刃フレームの斜視図である。 電気かみそりの正面図である。 かみそりヘッドの縦断側面図である。 外刃ホルダーを破断したかみそりヘッドの分解正面図である。 かみそりヘッドの分解斜視図である。 センター刃の駆動構造を示す縦断正面図である。 内刃フレームに対する可動内刃の装着構造を示す正面図である。 図7のA−A線断面図である。 図7のB−B線断面図である。 図7のC−C線断面図である。 内刃ブランクの平面図である。 内刃ブランクに対する曲げ加工過程を概念的に示す説明図である。 第2実施形態に係る可動内刃の装着構造を示す平面図である。 第3実施形態に係る可動内刃の装着構造を示す平面図である。 第4実施形態に係る可動内刃の装着構造を示す平面図である。 第5実施形態に係る可動内刃の装着構造を示す平面図である。 第6実施形態に係る可動内刃の装着構造を示す平面図である。 内刃ブランクの作製方法を説明するための図である。
符号の説明
15 固定外刃
16 可動内刃
58 内刃フレーム
74 可動内刃の前後面
77 取付部
90 第1係合足(係合足)
91 リブ
93 フランジ
94 第2係合足(係合足)
96 係合足の基端部分
97 係合足の導出端部分
98 係合足の基端部分
99 係合足の導出端部分
100 内刃フレームの基部
101 内刃フレームの係合片
103 内刃フレームの係合部
106 凹部
108 凹部の上端面
110 縦溝
111 凸部
112 平坦部
113 テーパー部
114 縦溝の奥壁面
115 微小凹部

Claims (9)

  1. 固定外刃(15)と協同してひげ切断を行う可動内刃(16)が、内刃フレーム(58)に装着されている電気かみそりであって、
    可動内刃(16)は、湾曲壁(75)と、湾曲壁(75)に連続する左右横長の前後壁(74)とを含んで断面逆U字状に形成されており、前後壁(74)のそれぞれの下面中央に、該可動内刃(16)を内刃フレーム(58)に装着固定するための取付部(77)が一体に形成されており、
    内刃フレーム(58)は、可動内刃(16)の前後壁(74)の内面が当接する左右横長の基部(100)と、基部(100)の中央下面から下方向に突出形成されて、可動内刃(16)側の取付部(77)と係合する係合部(103)と、係合部(103)の下端から下方向に伸びて、振動子(53)の駆動軸(57)に係合する係合片(101)とを含み、
    可動内刃(16)の取付部(77)は、前後壁(74)の下面から下方に向けて片持ち状に垂設された左右一対の係合足(90)からなり、
    内刃フレーム(58)の係合部(103)は、該係合部(103)の前後面の左右中央に突設された凸部(111)と、係合部(103)の左右両端に凹み形成されて、係合足(90)の延出端の挿入を許す凹部(106)とからなり、
    可動内刃(16)の前後壁(74)の下端が、内刃フレーム(58)の凸部(111)の上端に受け止められており、
    係合足(90)の延出端が、内刃フレーム(58)の凹部(106)内に、該内刃フレーム(58)に向かう内向きに折り曲げられていて、対向する前後の係合足(90)で内刃フレーム(58)を前後方向から挟持していることを特徴とする電気かみそり。
  2. 可動内刃(16)の取付部(77)は、前後壁(74)の左右中央部位から下方に向けて片持ち状に垂設された左右一対の第1係合足(90)と、該第1係合足(90)から左右の外方向に所定間隔を置いて下方に向けて片持ち状に垂設された左右一対の第2係合足(94)とからなり、
    内刃フレーム(58)の係合部(103)は、該係合部(103)の前後面の左右端部に突設された左右一対の凸部(111)と、各凸部(111)の左右両側に形成されて、係合足(90)の延出端の係入を許す凹部(106)とからなり、
    各凸部(111)が、隣接する第1および第2係合足(90)・(94)で左右方向から挟持されるようにしてある請求項1記載の電気かみそり。
  3. 可動内刃(16)の取付部(77)は、第1係合足(90)の延出端を繋ぐリブ(91)と、リブ(91)の左右方向中央から上方に向けて導出されたフランジ(93)とを含み、
    フランジ(93)の上向きの延出端が、凹部(106)の上端面(108)に当たっている請求項2記載の電気かみそり。
  4. 可動内刃(16)の取付部(77)は、第1係合足(90)の延出端を繋ぐリブ(91)と、リブ(91)の左右方向中央から上方に向けて導出されたフランジ(93)とを含み、
    凹部(106)の上端面(108)の左右中央部位に、フランジ(93)の延出端と係合する縦溝(110)が切り欠き形成されている請求項2記載の電気かみそり。
  5. 可動内刃(16)の取付部(77)は、前後壁(74)の下面から下方に向けて垂設された左右一対の係合足(90)と、両係合足(90)の延出端を繋ぐリブ(91)と、リブ(91)の左右方向中央から上方に向けて導出されたフランジ(93)とを含み、
    内刃フレーム(58)の係合部(103)は、該係合部(103)の前後面の中央部位に突設されて、左右両端側および下端側が係合足(90)およびリブ(91)で係合捕捉される凸部(111)と、凸部(111)の左右外側に形成されて、係合足(90)の延出端の係入を許す凹部(106)とからなり、
    凸部(111)の下端の左右中央に、フランジ(93)の延出端と係合する縦溝(110)が切り欠き形成されている請求項1記載の電気かみそり。
  6. 可動内刃(16)の取付部(77)が、前記左右一対の係合足(90)に代えて、前後壁(74)の下面から下方に向けて片持ち状に垂設された左右横長の1個の係合足(90)からなり、
    内刃フレーム(58)の係合部(103)は、該係合部(103)の前後面の左右両端に突設した一対の凸部(111)であり、
    凸部(111)の対向壁面の間に、係合足(90)が抜け止め状に差し込み装着されるようにしてある請求項1記載の電気かみそり。
  7. 内刃フレーム(58)の凹部(106)内に可動内刃(16)の係合足(90)・(94)の延出端を折り曲げた装着状態において、係合足(90)・(94)の外面と、内刃フレーム(58)の凸部(111)の外面とが略面一状となっている請求項1ないし6のいずれかに記載の電気かみそり。
  8. 内刃フレーム(58)の凸部(111)は、該内刃フレーム(58)の前後面から突出して前後方向の厚み寸法が均一な平坦部(112)と、該平坦部(112)の下端に設けられて、下方向に向かうに従って漸次厚み寸法が小さくなるテーパー部(113)とからなり、
    可動内刃(16)の係合足(90)・(94)は、前後壁74の下面から下方向に伸びる基端部分(96)・(98)と、該基端部分(96)・(98)の延出端から下方向に伸びて、前後方向内向きに折り曲げられる導出端部分(97)・(99)とからなり、
    内刃フレーム(58)の凹部(106)内に係合足(90)・(94)の導出端部分(97)・(99)を折り曲げた装着状態において、係合足(90)・(94)の基端部分(96)・(98)が内刃フレーム(58)の凸部(111)の平坦部(112)と略面一状となり、係合足(90)・(94)の導出端部分(97)・(99)が内刃フレーム(58)の凸部(111)のテーパー部(113)と略面一状、あるいは該テーパー部(113)よりも内刃フレーム(58)側に沈むようにしてある請求項1ないし6のいずれかに記載の電気かみそり。
  9. 係合足(90)・(94)の基端部分(96)・(98)と導出端部分(97)・(99)との境界部に、折り曲げ加工の容易化を図ることを目的として、エッチング処理により微小凹部(115)又は貫通孔(88)を設けてある請求項8記載の電気かみそり。
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