JP2005349128A - 電気かみそり器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スリット外刃の一定の強度や肌当りの良好さを保持できて且つスリット刃の製造コストの低廉化も図りつつも髭の剃り残しを抑制できる電気かみそり器を提供する。
【解決手段】 長尺材であるスリット外刃11aの長手方向にスリット外刃11aの幅方向に亙る桟36を間にスリット37を介して複数形成する。スリット37を構成するスリット外刃11aの長手方向に直交した直線スリット部37aをスリット刃11の幅方向に複数設けると共に各直線スリット部37aをスリット外刃11aの長手方向にずらして配置する。直線スリット部37aと共に上記スリット37を構成するスリット外刃11aの長手方向に非直交の連通スリット部37bによってスリット刃11の幅方向で隣接する直線スリット部37aの端部同士を連通する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、往復式の電気かみそり器に用いられるスリット刃に関するものである。
往復式の電気かみそり器は、外刃の内面に往復摺動する内刃を沿設してなるかみそり刃を有し、外刃の外面を肌面に沿わせてかみそり刃の内方に導入した髭を外刃と内刃とで挟み切るようにしたものである。そして、近年の往復式の電気かみそり器では、多様な状態にある髭を確実に剃るために、上記かみそり刃として、短い髭を根元から剃るための深剃り用のネット刃と、ネット刃で剃りにくい長い髭を剃るためのスリット刃とを備えたものが多く提案されている。ここで、スリット刃の外刃(以下、スリット外刃11a)は、一般に図17〜19のように、スリット刃の内刃(以下、スリット内刃)との協働で髭を切断する多数の桟36を対向する一対の側壁35の上端間に架設した縦断面逆U字状の長尺枠材で構成されているが、スリット刃への髭の導入効率を向上させて効率良い髭の切断を行わせるように様々な工夫が施されている。
たとえば、特許文献1のスリット外刃11aでは、図17のように、隣接する桟36の間にスリット外刃11aの幅方向外側に先端を突出させた髭導入片80が形成されている。この髭導入片80は平板状の部材であって、隣接する桟36の間に架設した支持桟81に支持されて設けられている。この髭導入片80はスリット外刃11aの幅方向外側に突出された先端部分で広範囲の髭を引掛け、この髭をスリット37からスリット刃の内方に導入できるという利点はあるものの、髭導入片80の先端は自由端状に形成されているのでスリット外刃11aを肌面に沿わせたときに撓み変形してしまう恐れがあった。更に言えば、髭導入片80の先端で髭を一旦捉えてスリット37内に挿入されたとしても、この髭が支持桟81によって跳ね返されてスリット刃の内方に導入できない場合があり、髭の切断効率は悪く、髭の剃り残しの発生を充分に抑制できるものではなかった。
また、特許文献2のスリット外刃11aでは、図18のように、スリット外刃11aの幅方向中央部に内方に凹没させた凹溝部82が形成され、凹溝部82でスリット外刃11aの幅方向に2分割された桟36がスリット外刃11aの長手方向に互いにずれるように配置されている。電気かみそり器1はスリット外刃11aを肌面に滑らせて使用されるが、広範囲の肌面にスリット外刃11aを効率よく当てるために一般にはスリット外刃11aの幅方向と平行にスリット外刃11aの肌面への進行方向が採られる。そして、このスリット外刃11aにあってはスリット外刃11aの幅方向に2分割された桟36がスリット外刃11aの長手方向に互いにずれるように配置されているので、上記のようにスリット外刃11aの幅方向と平行にスリット外刃11aを肌面上に進行させれば、スリット外刃11aが通った肌面のほとんど全ての部位に桟36間のスリット37を通過させことができ、このスリット37からスリット刃の内方に髭を導入できるようにされている。しかしながら、凹溝部82を介して隣接するスリット37は、凹溝部82で2分された桟36と同様に、凹溝部82で分断されてスリット外刃11aの長手方向に互いにずれるように配置されている。つまり、スリット外刃11aの幅方向と平行にスリット外刃11aを肌面上に進行した当初にスリット37内に髭が挿入されたとしても、この髭は凹溝部82を介在させて配置されるスリット37には確実に入るものではなく、したがって、実際に髭を切断できるのはスリット外刃11aの約半分の幅寸法の部位でしかなく、これがために髭の切断効率が悪く、髭の剃り残しを充分に抑制できるものではなかった。更に言うと、スリット外刃11aに内方に凹没する凹溝部82を設けることはスリット外刃11aの形状の複雑化を招くばかりでなく、スリット外刃11aの内面に摺接させるスリット内刃の形状に上記凹溝部82を収納させる凹部の形成が必要になってスリット内刃の形状の複雑化をも招くものであり、つまりスリット刃の製造コストを高騰させてしまうという問題もあった。
また、特許文献3のスリット外刃11aでは、図19のように、スリット37を介して並設された各桟36がスリット外刃11aの長手方向に対して非直交となるように傾斜して形成されている。このスリット外刃11aにあっては、スリット外刃11aの幅方向と平行にスリット外刃11aを肌面上に進行させれば、スリット外刃11aが通るほとんど全ての肌面にスリット37を通過させることができて、スリット外刃11aが通るほとんど全ての肌面の髭をスリット37からスリット刃の内方に導入でき、しかもこのスリット37はスリット外刃11aの幅方向に連続して形成されているから、スリット外刃11aの幅寸法全てを使って髭を切断できるようにされている。しかしながら、桟36はスリット外刃11aの長手方向に対して非直交となるように傾斜しているので、スリット外刃11aの幅方向と平行にスリット外刃11aを肌面上に進行させたときには、肌面には桟36が引っ掛かって肌当りが悪いといった問題がある。更に言うと、スリット外刃11aの長手方向に対して非直交にされたスリット外刃11aの桟36とスリット内刃との協働による髭の切断時には、傾斜するスリット外刃11aの桟36に沿って髭が逃げてしまう場合があり、つまり良好な切れ味を確保できないために切断効率が低下し、しかして髭の剃り残しを充分に抑制できるものではなかった。
特表平8−508434号公報 特開平10−323463号公報 特開平7−88258号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、スリット外刃の一定の強度や肌当りの良好さを保持できて且つスリット刃の製造コストの低廉化も図りつつも髭の剃り残しを抑制できる電気かみそり器を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の請求項1に係る電気かみそり器は、刃孔が穿設されてネット状に形成されたネット外刃10aとこのネット外刃10aの内面に摺接して往復駆動されるネット内刃10bとからなるネット刃10と、スリット37が穿設されて櫛歯状に形成されたスリット外刃11aとこのスリット外刃11aの内面に摺接して往復駆動されるスリット内刃11bとからなるスリット刃11とを備えた電気かみそり器1において、長尺材であるスリット外刃11aの長手方向にスリット外刃11aの幅方向に亙る桟36を間にスリット37を介して複数形成し、上記スリット37を構成するスリット外刃11aの長手方向に直交した直線スリット部37aをスリット外刃11aの幅方向に複数設けると共に各直線スリット部37aをスリット外刃11aの長手方向にずらして配置し、直線スリット部37aと共に上記スリット37を構成するスリット外刃11aの長手方向に非直交の連通スリット部37bによってスリット外刃11aの幅方向で隣接する直線スリット部37aの端部同士を連通したことを特徴とする。
これによると、肌面に当てたスリット外刃11aをその幅方向に平行な方向にすべらせるように電気かみそり器1を使用したときには、スリット外刃11aの幅方向に亙るスリット37によって髭を切断でき、つまりスリット外刃11aの幅寸法全てを髭の切断可能範囲とできるのである。また、スリット37は連通スリット部37bを境にスリット外刃11aの幅方向に隣接する各直線スリット部37aがスリット外刃11aの長手方向にずれるように形成されたことで、しかして上記のように電気かみそり器1を使用したときに、電気かみそり器1の肌面進行当初には桟36にて押し倒された髭も電気かみそり器1の進行途中で髭の上を通過する直線スリット部37aに挿入できるのである。このように切断可能範囲の広いスリット37への髭の導入効率を向上できたことから、髭の切断効率を向上できて、剃り残しを低減できるのである。更に言うと、上記髭の切断効率の向上のためには、スリット37の穿設によってスリット外刃11aの幅方向に亙る桟36を形成すればよく、つまり従来技術のようにスリット外刃11aの桟36を片持ち状にしたりスリット外刃11aを幅方向で凹溝部82により2分したりする必要もなく、したがってスリット外刃11aに一定の強度を保持できると共にスリット外刃11aの簡単な構成による製造コストの低減化をも図ることができる。
また、請求項2記載の電気かみそり器にあっては、請求項1において、一枚の薄板を曲げることでスリット外刃11aを形成したことを特徴とする。これによると、スリット外刃11aを簡単に形成できてスリット刃11の製造コストの低減を更に図ることができる。
また、請求項3記載の電気かみそり器にあっては、請求項1または2において、スリット外刃11aの桟36の縦断面形状を、スリット内刃11bの摺接する桟36の内面を長辺にすると共に肌面に当てる桟36の外面を短辺にする台形形状に形成したことを特徴とする。これによると、スリット外刃11aに当てた肌面を桟36の内面付近まで容易に近接させることができるから、髭をより根元から切断できるのであり、また髭を切断する桟36の刃先70を鋭角形状に形成できるから、髭の切れ味を向上できるのである。
また、請求項4記載の電気かみそり器にあっては、請求項1乃至3のいすれかにおいて、スリット外刃11aの桟36における肌面に当てる外面に、内方へ凹没する凹部71を形成したことを特徴とする。この凹部71によると、肌面に当てた桟36にて押し倒された髭を肌面から起こすようにでき、つまり髭をスリット37に挿入し易い状態にして髭の導入効率の向上を図ることができる。
また、請求項5記載の電気かみそり器にあっては、請求項4において、連通スリット部37bに隣接する桟36の部位に上記凹部71を設けたことを特徴とする。これによると、肌面に当てた桟36で押し倒された髭を直線スリット部37aに挿入する手前の位置である連通スリット部37bに隣接する桟36の部位で、凹部71によって髭を肌面から起こすようにでき、つまり髭をスリット37に挿入し易い状態にした上で直線スリット部37aへの挿入が行われるから、更なる髭の導入効率の向上を図ることができる。
また、請求項6記載の電気かみそり器にあっては、請求項1において、金属製のスリット内刃11bを、フック係合とヒートシール溶着との併用によって、モータ6の往復駆動を受ける樹脂製の継手部材33に固定したことを特徴とする。これによると、スリット内刃11bと継手部材33とを組み付ける際には、フック係合による両者の位置決め固定を行った上でヒートシール溶着による両者の本固定を行わせることができ、したがって、組立性の向上が図られると共にスリット内刃11bと継手部材33とを正確に一体化できてスリット刃11に所定の切れ味を確保できる。更に言うと、フック係合で得られた固定強度の分だけ煩雑なヒートシール溶着の箇所も少なくできるから、製造性の向上をも図ることができる。
また、請求項7記載の電気かみそり器にあっては、請求項1乃至6のいずれかにおいて、ネット刃10及びスリット刃11の電気かみそり器1の先端方向における外面形状を、中央部ほど電気かみそり器1の先端方向に突出する凸曲面状に形成したことを特徴とする。これによると、顎の下などの凹んだ部分の肌面にも容易にネット外刃10aやスリット外刃11aを当てるようにでき、ネット刃10及びスリット刃11への髭の導入効率の向上を図ることができる。
本発明は、切断可能範囲を広くしたスリット37への髭の導入効率を向上できたことから、髭の切断効率を向上できて剃り残しを低減できるという効果を有する。また、髭の切断効率向上のために、従来技術のように桟36を片持ち状に形成したりスリット外刃11aを幅方向で2分する必要もなく、したがってスリット外刃11aに一定の強度を保持できると共にスリット外刃11aの簡単な構成による製造コストの低減化をも図り得るという効果を有している。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本例の往復式の電気かみそり器1は、図2,3のように、使用時に把持部となる本体部2の先端にヘッド部3を備えて形成されており、ヘッド部3の先端には髭を剃るかみそり刃4が設けられている。なお、以下の説明では、便宜上、図3の矢印Aの方向を先端方向、図3の矢印Bの方向を基端方向、図4の矢印Cの方向を前方、図4の矢印Dの方向を後方、図3の矢印Eの方向を左右方向とそれぞれ称して説明をしていく。
本体部2には、図4のように、繰り返し充電が可能な充電池5、モータ6の駆動制御を行う制御回路7が内装されている。なお、制御回路7には本体部2の前面に設けたスイッチ8が接続され、このスイッチ8によってモータ6の駆動操作が行われている。また、ヘッド部3には、モータ6やモータ6の回転出力を左右方向の往復出力に変換する機構部9が内装されると共にその先端にはかみそり刃4が設けられている。なお、連結した本体部2とヘッド部3とは本体部2に対してヘッド部3が左右方向に首振り可能にされている。
本例のかみそり刃4は、図5のように、短い髭を根元から剃るための深剃り用のネット刃10とネット刃10で剃りにくい長く伸びた髭を剃るためのスリット刃11とを備えて構成されている。具体的には、電気かみそり器1の先端部における前後方向の中央位置にスリット刃11が配設され、このスリット刃11の前後位置にそれぞれネット刃10が配置されている。ネット刃10は、多数の刃孔が穿設されてネット状に形成された固定刃であるネット外刃10aと、このネット外刃10aの内面に摺接させて左右に往復駆動される可動刃であるネット内刃10bとで構成されている。また、スリット刃11は、スリット37が穿設されて櫛歯状に形成された固定刃であるスリット外刃11aと、このスリット外刃11aの内面に摺接させて左右に往復駆動される可動刃であるスリット内刃11bとで構成されている。なお、可動刃であるネット内刃10bやスリット内刃11bは、機構部9とそれぞれネット刃用駆動子12やスリット刃用駆動子13で連結され、モータ6の駆動が伝達されるようになっている。詳しくは、ネット刃用駆動子12は後述するヘッド部3の本体ブロック14の先端における前後位置にそれぞれ配設されており、スリット刃用駆動子13は一方のネット刃用駆動子12に一体に連結されて一対のネット刃用駆動子12の間に配設されている。
なお、ヘッド部3は、図6のように、本体部2に連結されて且つモータ6や機構部9を内装して先端方向に各駆動子12,13を突出させる本体ブロック14と、一対のネット外刃10aやスリット刃11を一体に支持した刃ブロック15とで2つに大きくブロック化されており、一対のネット刃用駆動子12にそれぞれ連結した一対のネット内刃10bを先端側から被せるように刃ブロック15が本体ブロック14に着脱自在にされている。ここで、ネット内刃10bとネット刃用駆動子12との間にはネット刃押上バネ16が介装され、ネット内刃10bは先端方向に付勢された状態でネット刃用駆動子12に取付けられている。なお、図中16aはネット内刃10bに取付けられてネット刃押上バネ16の先端方向への付勢を受けるバネ受け材である。
上記刃ブロック15は、図7のように、ネット外刃10aとカバー部材17とを一体化させた一対のネット刃カセット18と、スリット外刃11aとスリット内刃11bとを一体化させたスリット刃カセット19とを、矩形枠状の保持カセット20に装着して形成されている。以下、詳述する。
ネット刃カセット18は、図7のように、ネット外刃10aを固定した基枠21をカバー部材17に取付けることで形成される。ネット外刃10aは多数の刃孔を穿孔した金属薄板であり、先端方向に凸の円弧状にするべく前後に曲げられて基枠21の先端を覆うように固定される。基枠21は内部にネット内刃10bを挿入する左右に長尺の枠体であり、その左右両外面には係合突起22が突設されている。カバー部材17は先端にネット外刃収納開口23を備え、ネット外刃収納開口23の左右の両内面には係合凹部24が凹設されている。基枠21とカバー部材17とを取付けるには係合突起22を係合凹部24に係合させることで行われるのであり、このときにはネット外刃収納開口23を介してネット外刃10aが外方に露出される。また詳しくは、基枠21には前後方向の中央に向けて突出する係合突起25が設けられている。また、カバー部材17の左右の両壁17aは下方に開口せる空所を介して対向配置された外壁26と内壁27とで形成され、外壁26と内壁27とは縦片状の連結片28にて連結補強されている。この内壁27の内面には上記係合凹部24が凹設されており、外壁26と内壁27との対向面には断面円弧状の突部29がそれぞれ突設されている。また、連結片28には後述する保持カセット20のネット刃抜止用爪部56が係合する縦長孔28aが設けられている。なお、本例は2個のネット刃10を有するのでネット刃カセット18も2個有しているが、一方のネット刃カセット18の基枠21の左右端部には前後方向の中央側に突出したバネ受け突起30が突設されている。
スリット刃カセット19は、図9,10のように、スリット外刃11aの左右端部にそれぞれ支持部材31を固定したスリット外刃体32に、スリット内刃11bに継手部材33を固定したスリット内刃体34を先端方向に弾接させて一体化されたものである。スリット外刃11aは前後方向に幅狭で且つ左右方向に長尺とされ、先端方向に凸の縦断面略逆U字状の屈曲板部材であり、具体的には前後に対向して立設した一対の側壁35の先端縁の間に多数の桟36を架け渡して形成されている。つまり、スリット外刃11aの長手方向は電気かみそり器1の左右方向と同方向であり、スリット外刃11aの幅方向は電気かみそり器1の前後方向と同方向である。ここで、スリット外刃11aの材料は一枚の金属平板材であり、この金属平板材に所定間隔にスリット37を穿設してスリット37で挟まれた金属板材の残余部位を桟36とし、この金属板材を桟36の両端部分の近傍で基端側にそれぞれ折り曲げて側壁35を得るといった簡単な製造によって、上記形状のスリット外刃11aを得ている。なお、このスリット外刃11aの側壁35には円形切欠状のヒートシール用凹所47aが形成されており、樹脂製部材の支持部材31に設けた円柱状のヒートシール用ボス47bを上記ヒートシール用凹所47aに係合させた状態でヒートシール溶着を施すことで、各支持部材31がスリット外刃11aの左右端部にそれぞれ固定されてスリット外刃体32が形成されている。ここで、支持部材31は、その左右方向の外側部位には基端方向に延出するカバー片38が設けられており、左右方向の内側部位には先端方向を向くバネ受け部39が設けられている。また、支持部材31には、カバー片38の内面に縦リブ40が延出され、この縦リブ40に連結してカバー片38の内面と対向するように基端方向に突出する係止片41が設けられている。この係止片41にはその基端部分に前後に幅広になる引掛け爪部41aが形成されている。また、係止片41とバネ受け部39との間の支持部材31の部位には、基端方向に開口するバネ受け孔42や、先端方向に面する突起受け面43が設けられている。
スリット内刃11bは、前後方向に幅狭で左右に長尺とされた先端に凸の縦断面逆U字状の金属製の屈曲板部材であり、スリット外刃11aよりも一回り小さく形成されている。つまり、スリット内刃11bの長手方向は電気かみそり器の左右方向と同方向であり、スリット内刃11bの幅方向は電気かみそり器の前後方向と同方向である。具体的に、スリット内刃11bは、電気かみそり器1の前後方向に対向して立設した一対の側壁44の先端縁に亙る桟45を間にスリット46を介してスリット内刃11bの長手方向に複数設けることで形成されている。また、スリット内刃11bの側壁44には円形切欠状のヒートシール用凹所51aや矩形切欠状の係合孔48が穿設されている。継手部材33は左右方向に長尺の樹脂製部材であり、左右方向の中央部にはスリット刃用駆動子13を係合させる駆動子係合部49が形成され、左右方向の端部には基端方向を向くバネ受け部50が形成されている。また、継手部材33には円柱状のヒートシール用ボス51bや鉤爪突起状のフック52が突設されている。なお、本例では、フック52は継手部材33の前後左右の中央位置に対して対角位置の2ヵ所に設けられている。スリット内刃11bと継手部材33との固定はフック52を係合孔48に係合させると共にヒートシール用ボス51bをヒートシール用凹所51aに係合させた状態でヒートシール溶着を施すことで行われ、スリット内刃体34が形成されている。つまり、スリット内刃11bと継手部材33とを組み付ける際には、フック係合による両者の位置決め固定を行った上でヒートシール溶着による両者の本固定を行わせることができ、したがって、組立性の向上が図られると共に、スリット内刃11bと継手部材33とを正確に一体化できて所定の髭の切れ味を確保できる。更に言うと、フック係合で得られた固定強度の分だけ煩雑なヒートシール溶着の箇所も少なくされており、製造性の向上も図られている。
上記スリット外刃体32とスリット内刃体34とを一体化させてスリット刃カセット19を形成するには、図10に示すように、スリット外刃11aの内部にスリット内刃11bを左右方向に摺動自在に挿入し、支持部材31のバネ受け部39と継手部材33のバネ受け部50との間にスリット刃押上バネ53を介装することで行われる。このスリット刃押上バネ53によるとスリット外刃11aの内面にスリット内刃11bの外面が弾接される。つまり、スリット刃カセット19では、スリット外刃11aの内面にスリット内刃11bの外面が弾接されつつスリット外刃11aの内部でスリット内刃11bが左右方向に摺動自在に収納されており、スリット外刃11a及びスリット内刃11bの摺動面において切断する髭の良好な切れ味が確保されているのである。なお、スリット内刃11bの側壁35にはスリット外刃11aの側壁35の内面に点接する摺動用突部54が設けられている。これによると、スリット内刃11bの摺動ガタが抑制できると共に摺動時の接触面積を少なくして摺動抵抗を抑制でき、スリット内刃11bのスムーズな摺動、ひいては切断する髭の良好な切れ味の確保が図られている。
保持カセット20は、図7,8のように、本体ブロック14の先端面の外縁を縁取るような矩形状の枠体である。保持カセット20の左右両壁20aにおける前後方向の両端部に先端方向に開口せるネット刃取付用縦孔55がそれぞれ穿設され、このネット刃取付用縦孔55の先端方向への開口縁にはネット刃抜止用爪部56が突設されている。また、保持カセット20の左右両壁20aにおける前後方向の中央部には先端方向に開口せるスリット刃取付用縦孔57が穿設されている。また、保持カセット20の左右両壁20aの内面における前後方向の中央部には保持カセット20の内方に突出する一対のスリット刃抜止用爪部58が形成されている。また、保持カセット20の左右両壁20aの外面における前後方向の中央部には基端方向に延出された鉤爪状の本体ブロック取付用係止片59が突設されている。
そして、ネット刃カセット18を保持カセット20に取付けるには、図8のように、カバー部材17の連結片28を保持カセット20のネット刃取付用縦孔55に挿入させるように、カバー部材17の左右の各壁17aを構成する外壁26と内壁27との間に保持カセット20の左右の壁20aをそれぞれ挿入する。このとき、ネット刃取付用縦孔55に挿入された連結片28はその縦長孔28aにカバー部材17のネット刃抜止用爪部56が挿入されて抜け止めがなされるのであり、またカバー部材17の外壁26及び内壁27の各突部29は保持カセット20の左右の各壁20aを内外から挟み込みように沿わせて配置される。しかして、保持カセット20に取付けたネット刃カセット18は、保持カセット20に対して先端―基端方向にスライド自在に取り付けられている。また、スリット刃カセット19を保持カセット20に取付けるには、支持部材31の縦リブ40を保持カセット20のスリット刃取付用縦孔57に挿入させつつ、支持部材31の係止片41とカバー片38との間に保持カセット20の左右の壁20aをそれぞれ挿入する。このとき、支持部材31の係止片41の引掛け爪部41aは保持カセット20のスリット刃抜止用爪部58に下方から係合可能にされて抜け止めがなされる。しかして、保持カセット20に取付けたスリット刃カセット19は、保持カセット20に対して先端―基端方向にスライド自在に取り付けられている。また、保持カセット20に取付けた一対のネット刃カセット18とスリット刃カセット19とは、一方のネット刃カセット18のバネ受け突起30とスリット刃カセット19のバネ受け孔42との間に両刃連結用押上バネ60が介装されると共に、一対のネット刃カセット18の各係合突起25がそれぞれスリット刃カセット19の突起受け面43に先端方向から弾接係止可能にされている。つまり、スリット刃カセット19は、両刃連結用押上バネ60の付勢を受けつつネット刃カセット18に対して先端−基端方向にスライド可能(フロート自在)にされている。
こうして得られた刃ブロック15をヘッド部3の本体ブロック14に先端側から被せるように装着するには、刃ブロック15の保持カセット20の本体ブロック取付用係止片59を本体ブロック14に設けた刃ブロック取付用係止爪61に係止させることで行われる。なお、上記刃ブロック取付用係止爪61は本体ブロック14の外面に設けた着脱釦62と連動して本体ブロック14の内外に突没自在にされており、しかして使用者が着脱釦62を操作することで本体ブロック14からの刃ブロック15の取外しがワンタッチ操作で可能にされている。刃ブロック15を本体ブロック14に装着したときには、保持カセット20が本体ブロック14の先端面の外縁に先端側から当接し、スリット刃用駆動子13がスリット内刃体34の継手部材33の駆動子係合部49に係合されると共に、一対のネット内刃10bが各ネット刃カセット18の基枠21内に挿入されて各ネット外刃10aの内面にそれぞれ弾接される。しかして、各ネット刃カセット18は各ネット刃押上バネ16の付勢を受けつつ保持カセット20に対してそれぞれ先端−基端方向にスライド可能(フロート自在)にされている。上述のようにスリット刃カセット19はネット刃カセット18に対して先端−基端方向にスライド可能(フロート自在)にされている。しかして、ヘッド部3のかみそり刃4を構成する一対のネット刃10とスリット刃11は、それぞれ独自に各押上バネ16,60の先端方向への付勢を受けつつ、先端−基端方向にスライド自在(フロート自在)にされているのである。
なお、本例の電気かみそり器1にあっては、通常、使用者が本体部2を把んでヘッド部3のかみそり刃4を肌面に当て、かみそり刃4を肌面上に前後方向にすべらせるようにして使用される。ここで、凹凸のある肌面へのかみそり刃4の当接は、本体部2に対してヘッド部3が左右方向に首振りすることや、かみそり刃4(ネット刃10やスリット刃11)がフロート自在にされていることによってその正確性が確保され、かみそり刃4での良好な髭の切断が確保されている。また、本例のネット刃10及びスリット刃11の先端方向における外面形状は、図3のように、左右方向の中央が先端方向に突出するような凸曲面形状にされており、これによると、顎の下などの凹んだ部分の肌面にも容易にネット外刃10aやスリット外刃11aを当てることができるので、更なるかみそり刃4での髭の良好な切断が確保されている。
ところで、本発明は、スリット外刃11aの形状に工夫を施すことで、スリット刃11への髭の導入効率を向上させ、ひいては切断効率を向上させて髭の剃り残しの抑制が図られている。以下、スリット外刃11aにつき詳述する。
本例のスリット外刃11aは、図1,11〜13のように、電気かみそり器1の左右方向に長い長さ寸法を有し且つ電気かみそり器1の前後方向に狭い幅寸法を有した先端方向に突の縦断面略U字状の長尺の金属板材である。上述のように、このスリット外刃11aは一枚の金属板材に前後方向への曲げ加工を施すことで形成されている。具体的に、スリット外刃11aは、前後に一対の側壁35が対向させて立設され、側壁35の先端側の端部間に長手方向に所定の間隔をあけて多数の桟36が架け渡されて構成されている。上記所定の間隔はスリット37とされている。つまり、長尺材であるスリット外刃11aはその長手方向にスリット外刃11aの幅方向に亙る桟36が間にスリット37を介して複数形成されている。各桟36の外面は幅方向両側に位置する各ネット刃10の先端頂点を結ぶラインと略平行な平面部63とされており、この平面部63とされた桟36の内面にスリット内刃11bが摺接されている。
また、図12に示すように、各桟36の両端部にそれぞれ形成される刃先64は平面部63よりも基端側の位置で両側壁35よりも幅方向外側に略三角形状に突出している。具体的には各刃先64は桟36を略120°曲げることで形成されている。なお、この刃先64の突出頂部64aの外面は幅方向外側に向けて緩やかに湾曲した曲面部65で形成されている。また、各刃先64の突出頂部64aよりも幅方向内側から平面部63に至る外面の部位には平面部63に連なるようなテーパ面66がそれぞれ形成されている。このテーパ面66は刃先の突出頂部64aに近づくほど平面部63よりも基端側に位置するように下り傾斜をしており、その傾斜角度θは特に限定されるものではないが本例では略12°に設定されている。このテーパ面66は、幅方向両側の一対のネット刃10間に位置した肌面とスリット外刃11aの平面部63とを安定的に接触させる機能と、刃先64と肌面との接触を回避しつつ刃先64を肌面に極力沿わせるようにして刃先64での髭の導入効率を向上させる機能とを有している。つまり、この刃先64は髭をスリット刃11の内部に導入するための部位であり、髭の切断はスリット内刃11bが内面で摺接するスリット外刃11aの平面部63で行われるのである。
刃先64の突出頂部64aの曲面部65の基端側には、上記刃先64の突出方向と反対方向に凹んだ髭起こし用の凹部67が形成されている。本例では髭起こし用の凹部67は桟36の内外厚み(図12中矢印M参照)を小さくした薄肉部68により形成されている。厳密にはこの薄肉部68の先端側端部は刃先の突出頂部64a近傍に位置し、薄肉部68の基端側端部は刃先の突出頂部64aよりも基端側に位置しており、さらに薄肉部68はどの位置においても基端側に面するようになっている。この髭起こし用の凹部67によると、刃先付近にあたる顎下などの肌面に沿うように寝た状態の髭を引掛けて肌面から起こすようにでき、この髭をスリット刃11に確実に導入させるようにできる。つまり、この髭起こし用の凹部67によると、長い髭、くせ髭、顎の下等の寝た髭を効率よくスリット刃11で剃り上げることができ、剃り性能の向上が図られているのである。
また、各桟36は、その平面部63において、スリット外刃11aの幅方向中央部を境にして、スリット外刃11aの長手方向に直交する部位をスリット外刃11aの長手方向にずらしたような形状に施されている。言い換えると、隣接する桟36の間のスリット37は、スリット外刃11aの幅方向中央部にスリット外刃11aの長手方向に非直交に傾斜せる連通スリット部37bを配置し、この連通スリット部37bの幅方向の両外側にそれぞれスリット外刃11aの長手方向に直交する直線スリット部37aを連通させて配置したことで形成されている。便宜上、直線スリット部37aで挟まれる桟36の部位を直線桟部36aと称し、連通スリット部37bで挟まれる桟36の部位を屈曲桟部36bと称すると、桟36はスリット外刃11aの長手方向にずれて位置した一対の直線桟部36aがスリット外刃11aの幅方向の中央で屈曲桟部36bによって連結されて形成されている。
このように桟36(スリット37)の形状を施したことで、上述のように肌面に前後方向に平行にかみそり刃4をすべらせるように電気かみそり器1を使用したときには、電気かみそり器1の肌面進行当初から桟36の間のスリット37に挿入された髭は殆ど一方の直線スリット部37a(図11中H区間)で剃られるのであるが、仮に上記一方の直線スリット部37a(図11中H区間)で上記髭が剃られなかった場合にも、上記髭は連通スリット部37b(図11中I区間)から他方の直線スリット部37a(図11中J区間)へと誘導され続けるので、スリット刃11による髭の切断可能範囲を広くとることができるのである。つまり、スリット37はスリット外刃11aの幅方向に亙るように連続して形成されているので、スリット37内に一旦挿入された髭は髭の上を電気かみそり器1が通り過ぎるまでスリット37内に留まるように位置され続けるのであり(図11中矢印F)、スリット外刃11aの幅全て(図11中H〜J区間)を使用しての髭の切断が可能にされているのである。また、上述のように肌面に前後方向に平行にかみそり刃4をすべらせるように電気かみそり器1を使用したときに、電気かみそり器1の肌面進行当初では肌面に当る桟36の一方の直線桟部36a(図11中H区間)で押し倒されてスリット37内に挿入されなかった髭があっても、スリット外刃11aを肌面にすべらせるにつれて上記押し倒された髭のある肌面に当る桟36の部位も幅方向に移動することから、上記一方の直線桟部36a(図11中H区間)で押し倒された髭は屈曲桟部36b(図11中I区間)から直線スリット部37a(図11中J区間)内に挿入されるようになっている(図11中矢印G)。このように、肌面に前後方向に平行にかみそり刃4をすべらせるように電気かみそり器1を使用したときには、スリット37に挿入された髭はスリット外刃11aの幅方向全て(図11中H〜J区間)を使用して切断がなされるのであり、また電気かみそり器1の肌面進行当初からスリット37内に挿入されない髭にあっても電気かみそり器1の肌面進行途中でスリット37に挿入されてスリット刃11への髭の導入効率の向上が図られるから、髭の剃り残しの抑制が有効に図られているのである。
具体的に、本例では、一の桟36が有する一対の直線桟部36aのスリット外刃11aの長手方向へのずらし量Yは、スリット37を介して並設される桟36の並設ピッチPの1/4〜1/2に設定されている。これによると、肌面に前後方向に平行にかみそり刃4をすべらせるように電気かみそり器1を使用した際、肌面にスリット外刃11aを1回または1往復させることで、スリット外刃11aが通過する肌面面積のほとんどの面積にスリット37を通過させることができ、そのためスリット刃11への髭の導入効率の向上が図られるから、髭の剃り残しの抑制が有効に図られているのである。
また、本例のスリット外刃11aの桟36にあっては、桟36の幅寸法Mをテーパ状に減少させた領域69を設けている。具体的には、図11のように、桟36におけるスリット外刃11aの幅端部に、この桟36の幅寸法Mをテーパ状に減少させた領域69を設けている。桟36の幅寸法Mをスリット外刃11aの幅方向中央から幅方向両端の刃先64へと向う間でテーパ状に徐々に減少させ、刃先での桟36の幅寸法Mをスリット外刃11aの幅方向中央のそれに比べて約3/4の幅寸法に形成している。これによると、スリット外刃11aの刃先における開口率は、このテーパ状に減少させた領域69を設けないものに比べて約12%向上するため、肌面に前後方向に平行にかみそり刃4をすべらせるように電気かみそり器1を使用した際に、電気かみそり器1の進行当初からスリット37内に髭を挿入し易くでき、スリット刃11への髭の導入効率がより向上されている。
また、本例のスリット外刃11aの桟36の縦断面形状は、図13のように、肌面に接触する桟36の外面が短辺となり且つスリット内刃11bが摺接する桟36の内面が長辺となる略台形形状に形成されている。このように桟36の断面形状を形成することによると、まず、電気かみそり器1を肌面に押し当てたとき、その押当て力によって肌面を可能な限りスリット内刃11bの摺接面に近接させることができ、スリット刃11による髭の切断を髭のより根元付近で行わせることができ、つまり剃り後に残る髭の短さをより短くすること(深剃り)ができる。また、肌面へのスリット外刃11aの接触面積を小さくすることができ、肌面に左右方向に平行にかみそり刃4をすべらせるように電気かみそり器1を使用したときにも、かみそり刃4の肌面へのスムーズな進行を可能にし、電気かみそり器1の使い勝手を向上できる。更に、スリット外刃11aの内面の幅外縁部を鋭角状の鋭利な刃先70にできることから、太い髭などを切断する際にも切断抵抗が少なくて良好な切れ味を確保できるのである。また、本例では、桟36の外面の幅外縁部にはR形状72が施されており、これにより肌面に左右方向に平行にかみそり刃4をすべらせた際の更なるスムーズな進行が可能にされているのである。
また、図14〜16に示すように、スリット外刃11aの桟36の外面に内方に凹没する凹部71を形成しても好ましい。この凹部71は研削またはプレスによる鍛造等により形成してある。この凹部71によると、肌面に前後方向に平行にかみそり刃4をすべらせるように電気かみそり器1を使用した際に、肌面に当てた桟36によって押し倒された髭が凹部71内に挿入されると髭が凹部71の立ち上がり壁部71aに当って肌面から起こされるのであり、髭をスリット37に挿入させ易い状態にできるのである。なお、本例ではこの凹部71は桟36の屈曲桟部36bの外面に形成されている。このスリット外刃11aは、先例同様に、肌面に前後方向に平行にかみそり刃4をすべらせるように電気かみそり器1を使用した際には、スリット37に挿入された髭はスリット外刃11aの幅方向全て(図15中H〜J区間)を使用して切断がなされるのであり(図15矢印K)、また、電気かみそり器1の進行当初で桟36にて押し倒された髭は屈曲桟部36b(図15中I区間)から直線スリット部37a(図15中J区間)内に挿入されるのであるが(図15矢印L)、屈曲桟部36bの外面に凹部71が形成されているので、この当初押し倒された髭は屈曲桟部36bで肌面より起こされた状態になってより確実にスリット37内に挿入するようになるのであり、つまり、スリット刃11への髭の導入効率の向上が更に図られるから、髭の剃り残しの抑制が更に有効に図られるのである。
本発明の実施の形態の例のスリット外刃の拡大斜視図である。 同上の電気かみそり器の斜視図である。 同上の電気かみそり器の平面図である。 同上の電気かみそり器の側面断面図である。 図4のヘッド部近傍の拡大図である。 同上のヘッド部の分解斜視図である。 同上の刃ブロックの分解斜視図である。 同上のヘッド部の一部の分解斜視図である。 同上のスリット外刃体の斜視図である。 同上のスリット外刃体の分解斜視図である。 同上のスリット外刃の平面図である。 図11のX−X断面図である。 図11のY−Y断面図である。 本発明の実施の形態の他例のスリット外刃の拡大斜視図である。 同上のスリット外刃の平面図である。 同上のスリット刃カセットの縦断面図である。 背景技術の例を示すスリット外刃の斜視図である。 背景技術の他例を示すスリット外刃の斜視図である。 背景技術の更に他例を示すスリット外刃の平面図である。
符号の説明
1 電気かみそり器
2 本体部
3 ヘッド部
4 かみそり刃
10 ネット刃
10a ネット外刃
10b ネット内刃
11 スリット刃
11a スリット内刃
11b スリット外刃
33 継手部材
36 桟
36a 直線桟部
36b 屈曲桟部
37 スリット
37a 直線スリット部
37b 連通スリット部
48 係合孔
51a ヒートシール用凹所
51b ヒートシール用ボス
52 フック
71 凹部

Claims (7)

  1. 刃孔が穿設されてネット状に形成されたネット外刃とこのネット外刃の内面に摺接して往復駆動されるネット内刃とからなるネット刃と、スリットが穿設されて櫛歯状に形成されたスリット外刃とこのスリット外刃の内面に摺接して往復駆動されるスリット内刃とからなるスリット刃とを備えた電気かみそり器において、長尺材であるスリット外刃の長手方向にスリット外刃の幅方向に亙る桟を間にスリットを介して複数形成し、上記スリットを構成するスリット外刃の長手方向に直交した直線スリット部をスリット外刃の幅方向に複数設けると共に各直線スリット部をスリット外刃の長手方向にずらして配置し、直線スリット部と共に上記スリットを構成するスリット外刃の長手方向に非直交の連通スリット部によってスリット外刃の幅方向で隣接する直線スリット部の端部同士を連通したことを特徴とする電気かみそり器。
  2. 一枚の薄板を曲げることでスリット外刃を形成したことを特徴とする請求項1記載の電気かみそり器。
  3. スリット外刃の桟の縦断面形状を、スリット内刃の摺接する桟の内面を長辺にすると共に肌面に当てる桟の外面を短辺にする台形形状に形成したことを特徴とする請求項1または2記載の電気かみそり器。
  4. スリット外刃の桟における肌面に当てる外面に、内方へ凹没する凹部を形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電気かみそり器。
  5. 連通スリット部に隣接する桟の部位に上記凹部を設けたことを特徴とする請求項4記載の電気かみそり器。
  6. 金属製のスリット内刃を、フック係合とヒートシール溶着との併用によって、モータの往復駆動を受ける樹脂製の継手部材に固定したことを特徴とする請求項1記載の記載の電気かみそり器。
  7. ネット刃及びスリット刃の電気かみそり器の先端方向における外面形状を、中央部ほど電気かみそり器の先端方向に突出する凸曲面状に形成したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の記載の電気かみそり器。
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