JP2005073939A - 電気かみそり - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡単であるばかりではなく、外刃ホルダーと一体に設けられる弾性体のばね特性を好適化して、外刃カセットを円滑に浮動支持できる電気かみそりを提供する。
【解決手段】外刃カセット13を外刃ホルダー12に設けた弾性体42で浮動支持する。外刃カセット13は、アーチ状の外刃36と、外刃36を支持する外刃フレーム37とを含む。外刃ホルダー12の内面に補強枠27を設け、その前後に外刃フレーム37を弾性支持する複数個の弾性体42を一体成形する。弾性体44は、外刃ホルダー12の長手方向に沿う左右横長の弾性腕44を備えており、その遊端に設けた突起45を外刃フレーム37の係合溝40に係合連結して、外刃カセット13を浮動支持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、外刃カセットが上下動、および左右傾動自在に浮動支持してある電気かみそりに関する。
電気かみそりにおいて、外刃カセットを浮動支持することは公知である(特許文献1参照)。そこでは、外刃枠に組み付けられる外刃ケースで3個の外刃カセットを浮動支持している。外刃カセットは、四角枠構造のプラスチック製のフレームと、フレームでアーチ形状に保形される網刃を構成要素にしてカセット化してある。外刃ケースの前および後に装着された外刃カセットのフレームの下面には、左右一対の弾性脚片がハ字状に設けてあり、これらの弾性脚片を外刃枠の開口壁の上面で受け止めることにより、前後の外刃カセットを浮動可能に支持している。
外刃カセットを、外刃ケースの側に設けた弾性腕で浮動自在に支持する電気かみそりが公知である(特許文献2参照)。そこでは、外刃ケースの左右側壁に弾性腕を一体成形し、左右一対の弾性腕で外刃カセットのフレームを浮動支持している。
特開平8−126782号公報(段落番号0019、図2) 特許第3081001号公報(段落番号0015、図2)
特許文献1の外刃支持構造によれば、弾性脚片を外刃カセットのフレームと一体に設けるので、外刃を浮動支持するための構造を簡素化できる。しかし、弾性脚片を外刃カセットの装着対象である外刃ケースで受け止めるのではなく、外刃ケースが組み付けられる外刃枠で受け止める構造を採るので、外刃カセットの付勢力にばらつきを生じやすく、外刃カセットを円滑に浮動支持できないおそれがある。外刃ケースと外刃枠との成形誤差や、両者を組み付けた状態における組み付け誤差の集積によって、弾性脚片の初期弾性力がばらつき、外刃カセットの押し上げ力にばらつきを生じるからである。
この点、特許文献2の電気かみそりでは、外刃ケースの側壁に設けた弾性腕で外刃カセットを浮動支持するので、弾性腕の初期弾性力のばらつきを無視でき、外刃カセットを一定の押し上げ力で付勢できる。問題は、弾性腕を外刃ケースの左右側壁の前後に設けるので、その弾性腕の長さ(前後長さ)を大きくするのが物理的に困難であり、ばね特性を好適化するのが難しい。弾性腕が一定量だけ変位するときの、弾性力の変化量が大きいからである。弾性腕の形状や構造を工夫することでばね特性を改善できないわけではないが、限界がある。短い弾性腕は短期間で疲労破壊し、その弾性が早期に損なわれる危惧もある。外刃ケースの側壁内面に前後一対の弾性腕を一体成形するので、成形用金型が複雑化し、外刃ケースの製造コストが嵩む不利もある。
本発明の目的は、構造が簡単であるばかりではなく、外刃を支持する構造体と一体に設けられる弾性体のばね特性を好適化して、外刃カセットを円滑に浮動支持できる電気かみそりを提供することにある。
本発明の電気かみそりにおいては、かみそりヘッドに、内刃51と、内刃51に外接する外刃カセット13とが設けてあり、外刃カセット13が外刃ホルダー12に設けた弾性体42で浮動支持してある。外刃カセット13は、アーチ状の外刃36と、外刃36を支持する外刃フレーム37とを含む。外刃ホルダー12の内面に、外刃フレーム37を弾性支持する複数個の弾性体42を一体成形する。この弾性体42が、外刃ホルダー12の前後壁26aとほぼ平行に延びる左右横長の弾性腕44を含んで形成してあることを特徴とする(請求項1)。
外刃ホルダー12は、角枠状の主ケース体26と、主ケース体26の前後壁26aとほぼ平行に設けられて、主ケース体26の左右壁26bどうしを繋ぐ補強枠27とを備えている。主ケース体26の前後壁26aと補強枠27との間に、複数個の外刃カセット13を配置する。図9に示すように、補強枠27の前後のそれぞれに、外刃カセット13を浮動支持する左右一対の弾性体42を一体形成する(請求項2)。
各外刃カセット13における、外刃フレーム37の左右側壁37bと、外刃ホルダー12の前後壁26aと対向する前後壁37aとの三周壁を、外刃ホルダー12で上下スライド自在に案内支持する。図6に示すように自由状態における弾性体42の弾性腕44は、ほぼ水平に延びている(請求項3)。
図4に示すように補強枠27を間に挟んで前後に対向する外刃フレーム37のそれぞれに、弾性体42の付勢力を受け継ぐ長穴状の係合溝40を形成する。弾性腕44の遊端に設けた突起45を前記係合溝40に係合する(請求項4)。
外刃ホルダー12に装着した外刃カセット13が、内刃51で押し上げ操作されて、外刃ホルダー12に設けたストッパーで移動規制された状態において、外刃カセット13を弾性体42で押し上げ付勢する(請求項5)。
前後一対の外刃カセット13の間に、センター刃11を配置する。補強枠27の左右中央に、センター刃11を駆動する駆動軸57用の通口47を形成する。センター刃11を押し上げ付勢するばね58の下端を、補強枠27に設けたばね受座48で受け止め支持する。前記ばね受座48は、弾性腕44の基部43と通口47との間に形成する(請求項6)。
本発明では、外刃ホルダー12の側に設けた弾性体42で外刃カセット13を直接浮動支持するので、弾性体42の初期弾性力のばらつきがないうえ、外刃カセット13の浮動支持構造を簡素化できる。また、外刃ホルダー12の前後壁26aとほぼ平行に延びる左右横長の弾性腕44を含んで弾性体42を形成するので、弾性腕44が長い分だけ弾性体42のばね特性を好適化できる。詳しくは、弾性腕44が一定量変形するときの弾性力の変化割合を小さくでき、その分だけ外刃カセット13を柔らかに移動付勢できる。外刃ホルダー12の長手方向に沿って弾性腕44を形成するので、その長さを必要充分な長さに設定でき、従って疲労破壊を生じにくく耐久性に優れた弾性体42が得られるうえ、弾性体42をより簡単な構造の成形金型で形成できる利点もある(請求項1)。
外刃ホルダー12を構成する主ケース体26の内面に、左右壁26bどうしを繋ぐ補強枠27を設けたうえで、補強枠27の前後のそれぞれに、複数個の外刃カセット13を浮動支持する弾性体42を左右一対ずつ設けると、弾性体42と補強枠27との協同作用で外刃カセット13を移動付勢できるので、外刃カセット13を移動付勢するための弾性力をさらに柔らかなものとすることができる。浮動支持構造を簡素化できるうえ、従来の電気かみそりに比べて組み立ての手間を軽減できる利点もある。大きな外力が作用するときには、補強枠27が弾性変形して外力を逃がすことができるので、弾性体42に過剰な外力が作用するのを緩和して、その耐久性をさらに向上できる。弾性体42の左右長さを必要充分な長さに設定できるので、強度確保のために弾性腕44を太く形成する場合でも、弾性体42のばね特性を好適化できる利点もある。(請求項2)。
外刃ホルダー12に前後一対の外刃カセット13が設けてある電気かみそりにおいて、各外刃カセット13の三周壁を外刃ホルダー12で案内支持すると、外刃カセット13を安定支持した状態の許に上下方向あるいは左右方向へ変位案内でき、浮動動作に無駄がない分だけひげ切断を円滑に行える。自由状態において弾性体42の弾性腕44がほぼ水平に延びるようにすると、自由状態の上下領域のそれぞれにおいて弾性腕44が弾性力を発揮できるうえ、より柔らかな弾性力で外刃カセット13を移動付勢でき、外刃カセット13を肌面の変化に追随させやすい浮動構造が得られる(請求項3)。
弾性腕44の遊端に設けた突起45を外刃フレーム37に設けた係合溝40に係合連結して外刃カセット13を浮動支持すると、外刃フレーム37と弾性腕44との間における外力や弾性力の伝動をロスのない状態で円滑に行えるので、例えば、弾性腕44の遊端で外刃フレーム37の下端面を受け止めるようにした浮動支持構造に比べて、外刃カセット13を円滑かつ速やかに復帰移動できる。弾性腕44の変位限界を係合溝40の範囲内に限ることができるので、過剰な外力が弾性体42に作用することも防止できる(請求項4)。
内刃51で押し上げ操作した外刃カセット13が、外刃ホルダー12に設けたストッパーで移動規制された状態において、外刃カセット13が弾性体42で押し上げ付勢してあると、外刃カセット13を常に押し上げる向きの弾性力を弾性体42が発揮し、しかも外刃カセット13の沈込み量や傾動量が大きいほど弾性体42の弾性力が大きくなるので、肌で押し込まれた外刃カセット13を、ストッパーで移動規制された待機位置へ速やかに復帰移動させて、肌面の変化に滑らかに追随させることができる(請求項5)。
センター刃11を押し上げ付勢するばね58の下端を、弾性腕44の基部43と通口47との間に設けたばね受座48で受け止め支持すると、弾性腕44とばね58とが互いに接当緩衝するのを防ぎながら、両部材44・58を補強枠27に集約配置して、かみそりヘッドの内部構造を簡素化できる(請求項6)。
図1ないし図11は本発明に係る電気かみそりの実施例を示す。図2において電気かみそりは、本体ケース1と、本体ケース1に組み付けられる作動ユニットとで構成する。本体ケース1の前面にはスイッチパネル2が設けられ、その上下にモーター起動用のスイッチノブ3と、運転状態を表示する表示灯4などが設けてある。図示していないが、本体ケース1の背面側には、きわぞり刃ユニットが設けてある。
作動ユニットは、下半側の電装品ユニットと、その上部に設けられるかみそりヘッドとからなる。電装品ユニットは、プラスチック成形された電装品ホルダーに、回路基板と、2次電池7と、モーター8などを組み付けて構成してある。回路基板には、先のスイッチノブ3で切り換え操作されるスイッチや制御回路を構成する電子部品、およびLEDなどが実装される。電装品ユニットは、本体ケース1内に収容されて密封される。
図3に示すようにかみそりヘッドには、前後一対のメイン刃10と、一対のメイン刃10の間に配置されるセンター刃11とこれらを駆動する駆動機構などを配置する。メイン刃10は、外刃ホルダー12で浮動支持される外刃カセット13・13と、これら外刃13・13に内接して往復摺動する内刃ユニット14・14などで構成する。センター刃11は、それぞれスリット刃として構成される外センター刃11a、および内センター刃11bと、外センター刃11aを支持する刃受枠15などで構成する。
図5および図6に示すように外刃ホルダー12は、前後一対の外刃カセット13・13、およびセンター刃11を支持する上ケース16と、上ケース16を支持する下ケース17とで構成する。下ケース17は、上下面が開口する角枠状のプラスチック成形品からなり、かみそりヘッドのヘッドケース18に外嵌装着されて、ヘッドケース18の左右側端に組み込んだロック爪19で係合捕捉される。
そのために、下ケース17の左右側壁の内面前後に、ロック爪19と係合する係合凹部20を凹み形成している。ロック爪19はロック解除ボタン21と一体に形成してあり、図1に示す圧縮コイル形のばね22で先の凹部20と係合する向きに移動付勢する。ロック解除ボタン21をばね22に抗して押し込み操作すると、ロック爪19が係合凹部20から抜け出るので、下ケース17をかみそりヘッドから取り外すことができる。下ケース17の左右側壁の内面には、上ケース16を係合捕捉するための係合突起24が前後一対ずつ形成され、上面開口に臨む左右側壁の前後中央に、上ケース16を前後に位置決めするガイドリブ25が形成してある(図7参照)。
上ケース16は上下面が開口する角枠状の主ケース体26と、主ケース体26の前後壁26aと平行に設けられて、その左右側壁26bの下部どうしを繋ぐ補強枠27とを一体に備えたプラスチック成形品からなる。主ケース体26の左右側壁26bの外面には、先のガイドリブ25と係合する縦溝28が形成され、その下側前後に先の係合突起24と係合する係合凹部29が凹み形成してある。
前後の外刃カセット13は、それぞれ上ケース16で上下スライド自在に支持する。そのために、主ケース体26の前後壁26aの内面中央に左右一対のガイド壁32(図6参照)を突設し、主ケース体26の左右側壁26bの内面前後にガイド突起33(図8参照)を設けている。ガイド壁32の内面上部には、外刃カセット13の上方移動規制する規制壁35が形成してある。前後のガイド突起33の間には、センター刃11を上下スライド自在に案内支持する溝34が形成してある。
外刃カセット13は、エッチング法、あるいは電鋳法で形成されるシート状の網刃からなる外刃36と、外刃36をアーチ形状に保形保持する外刃フレーム37とで構成する。外刃フレーム37は、前後壁37aとアーチ形状の左右側壁37bとを一体に形成したプラスチック成形品からなり、左右側壁37bに先のガイド突起33で案内支持される縦長のスライド溝38を貫通形成する。図9に示すように、前後壁37aの一方には、先のガイド壁32で案内支持されるスライド突起39を前後向きに突出形成し、前後壁37aの他方に、後述する弾性体と係合する係合溝40を貫通形成してなる。係合溝40は左右に長い長穴状に形成してあり、前後壁37aの左右端寄りの2箇所に形成する(図6参照)。
上ケース16に装着した前後の外刃カセット13をそれぞれ浮動支持するために、図6および図9に示すように補強枠27の前後面のそれぞれに、左右一対の弾性体42を一体に形成している。弾性体42は、補強枠27の上面から上向きに立ち上がる基部43と、基部43に連続して横向きに延びる弾性腕44と、弾性腕44の遊端の前(または後)に突設されるピン状の突起45とからなり、自由状態における弾性腕44は水平方向に延びて補強枠27と平行になっている(図6参照)。補強枠27および前後一対の弾性体42を、主ケース体26と一体に成形するので、外刃カセット13を押し上げ付勢するための構造を簡素化でき、その分だけ構成部品点数と組立工数を削減して、電気かみそりの製造コストを削減できる。補強枠27を設けることにより主ケース体26の構造強度を向上でき、落下衝撃などによる外刃ホルダー12の破損をよく防止できる。
補強枠27の左右中央には、内センター刃11bを駆動する駆動軸53用の通口47が上下貫通状に形成され、その左右両端の上面側にばね受座48が凹み形成してある。ばね受座48は、後述するセンター刃11用のばね58の下端を受け止めるために設けてある。
図4において内刃ユニット14は、スリット刃からなる内刃51と、内刃51を支持する内刃フレーム52とで構成する。内刃51は、エッチング法で形成したシート状の内刃ブランクをプレス成形して形成してあり、馬蹄形の断面形状を自己保持できる点が外刃36と異なっている。内刃フレーム51の下部には、振動子53の駆動軸54に係合連結される受動片55が一体に設けてあり、駆動軸54と受動片55との間に介装した圧縮コイル形のばね56によって、内刃ユニット14の全体が上向きに押し上げ付勢してある。このばね56の張力は、先の弾性体42の弾性力より充分に大きく設定してある。従って、内刃ユニット14の全体は、駆動軸54で上下移動自在に、しかも左右傾動可能に支持してあるにもかかわらず、外刃36と常に密着できる。
振動子53は、モーター8の回転動力を往復動作に変換して駆動軸54を介して内刃ユニット14に伝え、同時に別途設けた駆動軸57で内センター刃11bを往復駆動する(図3参照)。内センター刃11bと補強枠27との間には、内センター刃11bを押し上げ付勢する左右一対の圧縮コイル形のばね58(図4参照)が配置してある。振動子53は、きわぞり刃のスライドノブを待機位置から押し上げ操作することにより、きわぞり刃ユニットにも往復動力を伝動することができる。
外刃カセット13とセンター刃11は、次に説明するように上ケース16に組み付ける。まず、ばね58を補強枠27に組んだうえで、センター刃11を上面側から上ケース16に組み付けて、刃受枠15を溝34で上下スライド自在に案内支持する。次に、前後の外刃カセット13を、主ケース体26の前後壁26aと補強枠27との間に組み込むが、図10に示すように前後の外刃カセット13は、それぞれのスライド突起39が、主ケース体26の前後壁26aと対向する状態で組み込む。つまり、前側の外刃カセット13は、そのスライド突起39が前向きになり、後側の外刃カセット13は、そのスライド突起39が後向きになる状態で上ケース16に上面側から組み込んで、補強枠27と対向する周壁を除く各外刃フレーム37の三周壁が、ガイド突起33およびガイド壁32で上下スライド自在に案内支持されるようにする。この状態で、左右一対の弾性体42の突起45を、外刃フレーム37の左右の係合溝40に対して外面側から係合装着することにより、外刃カセット13の全体を浮動支持できる。
上記の状態の上ケース16を、下ケース17に上面側から係合装着して外刃ホルダー12を組み上げる。外刃ホルダー12は、ヘッドケース18に外嵌装着されて、ロック爪19で分離不能にロック保持される。この装着状態において内刃ユニット14は、ばね58で押し上げられて外刃36の内面に密着し、外刃カセット13を進出限界位置まで押し上げ操作している。このときの外刃カセット13は、スライド溝38の下端がガイド突起33で受け止められ、同時に、スライド突起39がガイド壁32に設けた規制壁35で受け止められて位置保持されている。つまり、ガイド突起33および規制壁35は、外刃カセット13の進出限界位置を規定するためのストッパーとして機能している。この状態における弾性体42の弾性腕44は、図1に示すように突起45が基部43より僅かに下方に位置するように弾性変形しており、従って、外刃カセット13は弾性体42で押し上げ付勢されている。
使用状態においては、外刃36が肌に押し当てられ、その押し付け反力によって外刃カセット13、および内刃ユニット14のそれぞれが、弾性体42およびばね58の付勢力に抗して押し下げられる。肌に対する押し付け力が開放されると、外刃カセット13および内刃ユニット14は、弾性体42およびばね58の弾性で押し上げ操作されて、進出限界位置へ復帰移動する。
図12は上ケース16の別の実施例を示す。そこでは、主ケース体26の前後壁26aどうしを左右一対の補強枠27で繋ぎ、各補強枠27の左右側面に弾性体42を一体に設けた。他は先の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。以下の実施例においても同じ扱いとする。なお、必要があれば、補強枠27を平面視でT字状に形成することができる。
図13は外刃ホルダー12のさらに別の実施例を示す。そこでは、外刃ホルダー12の前後壁の内面に、それぞれリブ状の補強枠27を一体に形成し、前後の補強枠27の対向面に弾性体42を一体に形成した。この場合の外刃ホルダー12は、1個の外刃カセット13の前後を4個の弾性体42で浮動支持する。
上記の実施例では、外刃ホルダー12が上ケース16と下ケース17とで構成してある場合について説明したが、その必要はなく、外刃ホルダー12は1個の独立部品で構成することができる。弾性体42と外刃フレーム37とは、突起45と係合溝40を介して連結する必要はない。例えば、弾性腕44の遊端で、外刃フレーム37の下端面を受け止め支持して、外刃カセット13を浮動支持することができる。係合溝40の溝中心は水平である必要はなく、斜めに傾動でき、あるいは溝を湾曲状に形成することができる。弾性腕44の基部43を補強枠27の左右端に設けて、一対の弾性腕44を左右対向状に設けることができる。突起45はピン状に形成する必要はなく、リブ状に形成することができる。
主ケース体26の前壁26aと後壁26bとの間に2個の補強枠27を設けて、前後壁26a・26bと補強枠27の間に、3個の外刃カセット13を配置することができる。その場合には、中央の外刃カセット13の前後面を、前後の補強枠27の対向面に設けた弾性体42で弾性支持することができる。必要があれば、中央の外刃カセット13の前後いずれかを、一方の補強枠27に設けたガイドで上下に浮動可能に支持し、他方の補強枠27に設けた弾性体42で弾性支持することができる。
かみそりヘッドの縦断正面図である。 電気かみそりの正面図である。 かみそりヘッドの縦断側面図である。 外刃ホルダーを破断したかみそりヘッドの分解正面図である。 かみそりヘッドの分解斜視図である。 外刃ホルダーの分解断面図である。 図1におけるA−A線断面図である。 図1におけるB−B線断面図である。 外刃カセットと上ケースとを分離した平面図である。 外刃カセットを上ケースに組み込んだ状態の縦断側面図である。 外刃カセットを上ケースに組み込んだ状態の横断平面図である。 上ケースの別の実施例を示す平面図である。 上ケースのさらに別の実施例を示す横断平面図である。
符号の説明
11 センター刃
12 外刃ホルダー
13 外刃カセット
26 主ケース体
26a 主ケース体の前後壁
26b 主ケース体の左右壁
27 補強枠
36 外刃
37 外刃フレーム
37a 外刃フレームの前後壁
37b 外刃フレームの左右側壁
40 係合溝
42 弾性体
43 弾性腕の基部
44 弾性腕
45 突起
47 通口
48 ばね受座
51 内刃
57 駆動軸
58 ばね

Claims (6)

  1. かみそりヘッドに、内刃(51)と、内刃(51)に外接する外刃カセット(13)とが設けられ、外刃カセット(13)が外刃ホルダー(12)に設けた弾性体(42)で浮動支持してある電気かみそりであって、
    外刃カセット(13)は、アーチ状の外刃(36)と、外刃(36)を支持する外刃フレーム(37)とを含み、
    外刃ホルダー(12)の内面に、外刃フレーム(37)を弾性支持する複数個の弾性体(42)が一体成形されており、
    弾性体(42)が、外刃ホルダー(12)の前後壁(26a)とほぼ平行に延びる左右横長の弾性腕(44)を含んで形成してあることを特徴とする電気かみそり。
  2. 外刃ホルダー(12)が、角枠状の主ケース体(26)と、主ケース体(26)の前後壁(26a)とほぼ平行に設けられて、主ケース体(26)の左右壁(26b)どうしを繋ぐ補強枠(27)とを備えており、
    主ケース体(26)の前後壁(26a)と補強枠(27)との間に、複数個の外刃カセット(13)が配置されており、
    補強枠(27)の前後のそれぞれに、外刃カセット(13)を浮動支持する左右一対の弾性体(42)が一体形成してある請求項1記載の電気かみそり。
  3. 各外刃カセット(13)における、外刃フレーム(37)の左右側壁(37b)と、外刃ホルダー(12)の前後壁(26a)と対向する前後壁(37a)との三周壁が、外刃ホルダー(12)で上下スライド自在に案内支持されており、
    自由状態における弾性体(42)の弾性腕(44)が、ほぼ水平に延びている請求項2記載の電気かみそり。
  4. 補強枠(27)を間に挟んで前後に対向する外刃フレーム(37)のそれぞれに、弾性体(42)の付勢力を受け継ぐ長穴状の係合溝(40)が形成されており、
    弾性腕(44)の遊端に設けた突起(45)が、前記係合溝(40)に係合している請求項2または3記載の電気かみそり。
  5. 外刃ホルダー(12)に装着した外刃カセット(13)が、内刃(51)で押し上げ操作されて、外刃ホルダー(12)に設けたストッパーで移動規制された状態において、
    外刃カセット(13)が弾性体(42)で押し上げ付勢してある請求項2または3または4記載の電気かみそり。
  6. 前後一対の外刃カセット(13)の間に、センター刃(11)が配置されており、
    補強枠(27)の左右中央に、センター刃(11)を駆動する駆動軸(57)用の通口(47)が形成されており、
    センター刃(11)を押し上げ付勢するばね(58)の下端が、補強枠(27)に設けたばね受座(48)で受け止め支持されており、
    前記ばね受座(48)が、弾性腕(44)の基部(43)と通口(47)との間に形成されている請求項2から5のいずれかに記載の電気かみそり。
JP2003307882A 2003-08-29 2003-08-29 電気かみそり Expired - Lifetime JP4420379B2 (ja)

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