JP2005167725A - 原稿読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の原稿の表面及び裏面の画像を連続して読み取っているときに、画像読み取り時の読取画質を、原稿毎に簡単に変更することができる原稿読取装置を提供する。
【解決手段】 複合機は、搬送経路に沿って搬送される原稿の表面画像を読み取る原稿読取機構部13と、裏面画像を読み取るイメージセンサ29とを備える。また、複合機は、原稿の画像を読み取るときの送信画質を設定する画質設定部と、設定されている送信画質で画像を読み取らせる制御装置を備える。制御装置は、設定されている送信画質が変更さ れたときに、原稿の画像を読み取るときの送信画質を、同一の原稿の表面と裏面の画像を読み取るときの送信画質が同じとなる時期に切り替える。
【選択図】 図1
【解決手段】 複合機は、搬送経路に沿って搬送される原稿の表面画像を読み取る原稿読取機構部13と、裏面画像を読み取るイメージセンサ29とを備える。また、複合機は、原稿の画像を読み取るときの送信画質を設定する画質設定部と、設定されている送信画質で画像を読み取らせる制御装置を備える。制御装置は、設定されている送信画質が変更さ れたときに、原稿の画像を読み取るときの送信画質を、同一の原稿の表面と裏面の画像を読み取るときの送信画質が同じとなる時期に切り替える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複写機、ファクシミリ、スキャナーや、それらの複合機等に設けられる原稿読取装置に関するものである。
従来、原稿読取装置として、原稿載置トレイ上にセットされた複数の原稿群を順に読み取るときに、原稿群毎に異なる原稿の向きを検出し、原稿両面又は片面読み取りモードの再設定をユーザに促すものがある(特許文献1参照。)。これにより、ユーザは、原稿の両面を読み取る原稿群と、片面のみを読み取る原稿群との間に区切り紙を挿入することなく、読取モードが異なる複数の原稿群を一度にまとめて原稿載置トレイ上にセットすることができる。
特開平11−202566号
ところで、原稿の表面及び裏面画像が搬送経路の互いに離れた2位置で読み取られるような原稿読取装置の場合、1つの原稿の画像読み取り中にユーザが読取画質の設定を変更すると、その原稿の表面と裏面とで読取画質が異なってしまう場合があった。これは、読取画質の設定の変更を、各原稿の表面及び裏面の画像読み取りタイミングに合わせて行なっていなかったためである。
このため、ユーザが、同じ原稿についてはその表面と裏面とで読取画質が同じとなるように読取画質を変更しようとするときには、1つの原稿の裏面の画像読み取りが終了した時点から、次の原稿の表面の画像読み取りが始まる時点までの短い時間内に、送信画質の設定を変える必要があり、その切替操作を簡単に行うことができなかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、複数の原稿の表面及び裏面の画像を連続して読み取っているときに、画像読み取り時の読取画質を、原稿毎に簡単に変更することができる原稿読取装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、 搬送経路に沿って搬送される原稿の表面及び裏面画像を、搬送経路上の離れた2位置において読み取る読取手段と、原稿の読取画質モードを変更設定するための画質設定手段とを備えた原稿読取装置において、 原稿の読み取り中に画質設定手段により読取画質モードが変更された場合には、その原稿の表裏両面の画像読み取りが終了した後に読取画質モードが切り替えられるようにする画質切替手段を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記画質切替手段は、前記読取画質モードが変更されたときに、原稿の読取移動速度を切り替えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記画質切替手段により前記読取画質モードが切り替えられるときに、その切り替えを報知する報知手段を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、複数の原稿の画像を連続して読み取っているときに、1つの原稿の表面画像の読み取り中に読取画質の設定が変更されても、この原稿の裏面画像の読み取りが終了するまでは、変更される前の読取画質で裏面画像が読み取られる。このため、画像読み取り時の読取画質を、原稿毎に簡単に変更することができる原稿読取装置を提供することができる。
以下、この発明に係る原稿読取装置を、コピー機能、スキャナー機能及びファクシミリ機能を備えた複合機に具体化した一実施形態を、図1〜図5に従って説明する。
図2に示すように、原稿読取装置としての複合機10の上部には、原稿給送部11、静止原稿載置部12及び原稿読取機構部13が装設されている。原稿給送部11は、複数の原稿を連続的に搬送して、その表裏両面の画像を読み取る場合に、それらの原稿を搬送するための搬送経路を構成する。静止原稿載置部12は、原稿上から静止画像を読み取る場合に、その原稿を載置する。また、複合機10の下部には、図示しない周知の記録紙供給部、記録部及び記録紙排出部がそれぞれ装設されている。
図2に示すように、原稿読取装置としての複合機10の上部には、原稿給送部11、静止原稿載置部12及び原稿読取機構部13が装設されている。原稿給送部11は、複数の原稿を連続的に搬送して、その表裏両面の画像を読み取る場合に、それらの原稿を搬送するための搬送経路を構成する。静止原稿載置部12は、原稿上から静止画像を読み取る場合に、その原稿を載置する。また、複合機10の下部には、図示しない周知の記録紙供給部、記録部及び記録紙排出部がそれぞれ装設されている。
図1及び図2に示すように、前記原稿給送部11には、読み取り前の複数の原稿を積層状態で載置するための原稿台14と、読み取り後の原稿を積層状態で載置するための原稿排出台15とが装備されている。そして、この原稿台14の原稿送込口から、原稿排出台15の原稿排出口までの間が、前記複数の原稿を連続的に搬送するための搬送経路となっている。
前記原稿台14の原稿送込口の近傍には、原稿台14に載置された複数枚の原稿の前端と当接するように、開閉可能なシャッタ16が配設されている。シャッタ16の上流側には、原稿台14上に載置された複数枚の原稿の上面に当接して、その一番上の原稿を搬送経路側に送り出すためのピックアップローラ17が配設されている。シャッタ16の下流側には、ピックアップローラ17によりシャッタ16を通過して送り出された原稿を、1枚ずつ分離して搬送経路内に送り込むための分離ローラ18及び分離パッド18aが配設されている。
図1及び図2に示すように、前記原稿給送部11の分離ローラ18の下流側には、レジストローラ19、第1搬送ローラ20、第2搬送ローラ21、表面読取用ローラ22、第3搬送ローラ23、裏面読取用ローラ24、及び第4搬送ローラ25が搬送経路に沿って原稿の搬送順に配設されている。これらのローラ19〜25のうちで、レジストローラ19、第1搬送ローラ20、第2搬送ローラ21、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ25には、アイドルローラ19a,20a,21a,23a,25aがそれぞれ接触配置されている。
前記ピックアップローラ17から第4搬送ローラ25までの各ローラ17〜25は、図3に示す1つの駆動モータとしてのステップモータ26に作動連結されて回転駆動されるようになっている。また、これらのローラ17〜25のうちで、ピックアップローラ17及び分離ローラ18とステップモータ26との間、並びにレジストローラ19とステップモータ26との間には、図3に示す電磁式のクラッチ27,28がそれぞれ介装され、必要に応じて各ローラ17〜19とステップモータ26との作動連結が遮断されるようになっている。さらに、前記裏面読取用ローラ24と対応する位置には密着型イメージセンサ29が配設されている。
図1に示すように、前記原稿給送部11の原稿台14には、原稿台14上に載置された原稿の幅に基づいて副走査方向のサイズを検知するための原稿サイズ検知センサDLSが設けられている。ピックアップローラ17とシャッタ16との間には、シャッタ16に当接された原稿の有無を検知する原稿有無検知センサDS1が設けられている。分離ローラ18とレジストローラ19との間において分離ローラ18寄りの位置には、搬送中の原稿の端部を検知する第1原稿端検知センサDSSが設けられている。
さらに、レジストローラ19の近傍には、レジストローラ19に原稿の前端が当接したことを検知するためのレジストセンサDRSが設けられている。第1搬送ローラ20と第2搬送ローラ21との間において第2搬送ローラ21寄りの位置には、搬送中の原稿の端部を検知する第2原稿端検知センサDS2が設けられている。第3搬送ローラ23と裏面読取用ローラ24との間には、搬送中の原稿の端部を検知する第3原稿端検知センサDS3が設けられている。
図2に示すように、前記静止原稿載置部12には、上面に原稿を載置するための透明な原稿載置板30と、その原稿載置板30上に開閉回動可能に配設された押え蓋31とが装備されている。そして、前記原稿給送部11の原稿台14及び原稿排出台15は、この静止原稿載置部12の押え蓋31上に配設されている。
図1及び図2に示すように、前記原稿読取機構部13には、透光板32、光源33、第1ミラー34、第2ミラー35、第3ミラー36、集光レンズ37及び撮像素子(CCD)38が装備されている。透光板32は、原稿給送部11の表面読取用ローラ22に対抗配置されている。光源33は、透光板32上を通過する原稿、または原稿載置板30上に載置された原稿に光を照射する。第1〜第3ミラー34〜36は、原稿からの反射光の光路を変更する。集光レンズ37は、第3ミラー36からの光を撮像素子38上に収束させる。撮像素子38は、集光レンズ37を通して入射した光に基づいて原稿の画像を読み取るとともに、その読み取った原稿の画像信号を出力する。
前記光源33及び第1ミラー34は、副走査方向に移動可能な第1キャリッジ39上に支持されている。また、第2及び第3ミラー35,36は、同じく副走査方向に移動可能な第2キャリッジ40上に支持されている。そして、図示しない周知の移動機構によって、第1キャリッジ39が第2キャリッジ40の2倍の移動速度で移動されるようになっている。
これにより、前記原稿給送部11による複数の原稿の連続搬送時には、第1キャリッジ39が、その移動範囲のほぼ中央に設定された待機位置P1から、透光板32の真下に対向位置する読取位置P2に移動配置される。また、静止原稿載置部12に載置された原稿上の静止画像の読み取り時には、第1キャリッジ39が、原稿載置板30の原稿給送部11側における端部の真下に対向位置する位置P3と、原稿載置板30の反対側端部の真下に対向位置する位置P4との間で移動される。
そして、前記のような構成の原稿給送部11及び原稿読取機構部13により原稿自動読取装置(ADF)が構成され、第1及び第2キャリッジ39,40が読取位置P2に配置された状態で、透光板32上を通過する原稿上の画像の読み取りを行う。また、静止原稿載置部12及び原稿読取機構部13によりフラットベッドスキャナ(FBS)が構成され、両キャリッジ39,40が位置P3から位置P4まで移動される間で、原稿載置板30上に載置された原稿上の画像の読み取りを行う。
次に、前記のように構成された複合機10の電気的構成について説明する。
図3に示すように、複合機10は、制御装置41、操作部42の他、図示しない周知の画像メモリ、コーデック、モデム及びNCU(ネットワークコントロールユニット)等を備えている。制御装置41はMPU41a、ROM41b、RAM41c等から構成され、複合機10全体の動作を制御する。
図3に示すように、複合機10は、制御装置41、操作部42の他、図示しない周知の画像メモリ、コーデック、モデム及びNCU(ネットワークコントロールユニット)等を備えている。制御装置41はMPU41a、ROM41b、RAM41c等から構成され、複合機10全体の動作を制御する。
操作部42では、コピー機能、スキャナー機能及びファクシミリ機能のいずれかを設定することができるようになっている。また、操作部42は、原稿読取装置又はフラットベッドスキャナ使用時に、原稿の読み取りを開始させるための図示しないスタートボタンを備えている。また、操作部42には、ファクシミリでの原稿画像の送信時に、その読取画質としての送信画質(解像度)を、標準、高画質及び超高画質モードのうちから設定するための周知の画質設定部42aと、この画質設定部42aで設定した送信画質を表示する表示部42bとが設けられている。
本実施形態では、原稿読取機構部13及びイメージセンサ29が読取手段を構成し、制御装置41及び画質設定部42aが画質設定手段を構成する。また、ステップモータ26、制御装置41、第2原稿端検知センサDS2及び第3原稿端検知センサDS3が画質切替手段を構成する。さらに、制御装置41及び表示部42bが報知手段を構成する。
制御装置41は、ステップモータ26を作動させて各ローラ17,18,19,20,21,23,25を駆動させ、原稿台14上に積載されている複数の原稿を1枚ずつ搬送経路に繰り込んで搬送経路に沿って搬送する搬送制御を実行する。このとき、制御装置41は、原稿端検知センサDSS,DS2,DS3による原稿の前端及び後端の検知結果と、ステップモータ26の駆動ステップ数とに基づいて搬送経路上における原稿の位置を把握する。そして、制御装置41は、原稿読取機構部13を制御して、搬送中の原稿の表面画像を読み取るとともに、イメージセンサ29を制御して、搬送中の原稿の裏面画像を読み取る読取制御を実行する。
また、制御装置41は、前記搬送制御において、搬送中の原稿の表面及び裏面の画像が読み取られていないときに、原稿を所定の非読取移動速度で高速搬送させる。一方、制御装置41は、前記読取制御時には、そのとき設定されている画質モードに対応した読取移動速度で原稿を低速搬送させる。この場合、より高画質になるほど低い速度値が設定される。この非読取移動速度と、各画質モードに対応する読取移動速度とは、ステップモータ26の回転速度としてROM41bに記憶されている。すなわち、制御装置41は、画像読み取り時の原稿の読取移動速度を送信画質に応じて切り替え、副走査方向における解像度を切り替えることで、送信画質の切り替えを行う。なお、原稿読取機構部13及びイメージセンサ29による画像の読み取りは、設定された画質モードに関係なく一定の読取周期で行われる。
次に、前記のように構成された複合機10の動作を説明する。
この複合機10において、原稿給送部11を使用して、原稿台14上に積載されている複数の原稿を連続的に搬送する場合には、制御装置41の制御に基づいて、図4のフローチャートに示す送り込み処理と、図5のフローチャートに示す読取処理とが実行される。
この複合機10において、原稿給送部11を使用して、原稿台14上に積載されている複数の原稿を連続的に搬送する場合には、制御装置41の制御に基づいて、図4のフローチャートに示す送り込み処理と、図5のフローチャートに示す読取処理とが実行される。
まず、図4に示す原稿の送り込み処理について説明する。
さて、スタートボタンが押されると(S100)、原稿有無検知センサDS1からの検知信号に基づいて、原稿台14上に原稿が載置されているか否かが判別される(S101)。原稿が存在しているときには、原稿サイズ検知センサDLSからの検知信号により、原稿の副走査方向のサイズが判別された後、そのサイズがRAM41cに保存される(S102)。
さて、スタートボタンが押されると(S100)、原稿有無検知センサDS1からの検知信号に基づいて、原稿台14上に原稿が載置されているか否かが判別される(S101)。原稿が存在しているときには、原稿サイズ検知センサDLSからの検知信号により、原稿の副走査方向のサイズが判別された後、そのサイズがRAM41cに保存される(S102)。
その後、ステップモータ26が起動されるとともに、レジストローラクラッチ28が遮断状態から接続状態に切り替えられる(S103)。続いて、分離ローラクラッチ27が遮断状態から接続状態に切り替えられる(S104)。これにより、ステップモータ26の回転がピックアップローラ17、分離ローラ18及びレジストローラ19等に伝達され、それらのローラ17〜19の回転に伴って、原稿台14上から最初の1枚の原稿が搬送経路に送り込まれる。
続いて、分離ローラ18によってレジストローラ19側に搬送された原稿の前端が、第1原稿端検知センサDSSによって検知されたか否かが判別される(S105)。そして、第1原稿端検知センサDSSによって原稿の前端が検知されると、ステップモータ26の駆動ステップ数に基づいて、その検知位置からの原稿の搬送量の計測が開始される(S106)。
次に、前記前端検知位置からの原稿の搬送量が、RAM41cに記憶された原稿のサイズに対応する搬送量、すなわち、原稿の後端が分離ローラ18から外れる位置まで原稿が搬送される搬送量に達したか否かが判断される(S107)。原稿の搬送量が所定量に達したときには、分離ローラクラッチ27が遮断状態に切り替えられて、ピックアップローラ17及び分離ローラ18が停止される(S108)。これにより、原稿台14上からの後続の原稿の送り込みが一時的に停止され、この状態で先行の原稿がレジストローラ19によって搬送され続ける。
その後、本処理で搬送中の原稿に先行する原稿がある場合には、その先行原稿の表面及び裏面の画像の読み取りが終了したか否かが判断される(S109)。なお、先行原稿の裏面画像の読み取りが終了したか否かは、図5に示す読取処理における判定結果に基づいて判断される。先行原稿の裏面画像の読み取りが終了したときには、原稿有無検知センサDS1からの検知信号に基づいて、原稿台14上に原稿が存在するか否かが判別される(S110)。そして、原稿台14上に後続の原稿があるときには、再び分離ローラクラッチ27が接続されて以降の処理が繰り返し実行される(S104〜S110)。
第1原稿端検知センサDSSにより原稿の後端が検知されると、原稿有無検知センサDS1からの検知信号に基づいて、原稿台14上に原稿が存在するか否かが判別される(S110)。原稿台14上に後続の原稿があるときには、再び分離ローラクラッチ27が接続されて以降の処理が繰り返し実行される(S104〜S110)。これにより、画像読み取り中の先行原稿に対し、所定の間隔があけられた状態で後続の原稿が搬送経路に送り込まれる。これに対して、原稿台14上に原稿がない場合には、この送り込み処理が終了される(S110)。
次に、図5に示す読取処理について説明する。
前記搬送処理による原稿の搬送中に、まず、搬送中の原稿の前端が、第2原稿端検知センサDS2で検知されたか否かが判定される(S200)。第2原稿端検知センサDS2によって原稿の前端が検知されると、現時点で設定されている画質モードに対応する読取移動速度が設定される(S201)。これにより、現時点で設定されている画質モードが、先行する原稿の画像読み取り開始時に設定されていた画質モードと同じであれば、同じ画質モードのままで原稿の画像読み取りが行われる。一方、先行する原稿の画像読み取り開始時に設定されていた画質モードと、現時点で設定されている画質モードとが異なる場合には、新たに設定された現時点の画質モードで原稿の画像が読み取られる。従って、画質モードがいつ切り替えられても、そのとき読み取り中の原稿の画質モードが切り替えられることはなく、新たに読み取られる後続原稿から画質モードが切り替えられる。そして、この読取移動速度に基づいてステップモータ26の回転速度が制御され、原稿の移動速度が、非読取移動速度から読取移動速度まで減速される(S202)。
前記搬送処理による原稿の搬送中に、まず、搬送中の原稿の前端が、第2原稿端検知センサDS2で検知されたか否かが判定される(S200)。第2原稿端検知センサDS2によって原稿の前端が検知されると、現時点で設定されている画質モードに対応する読取移動速度が設定される(S201)。これにより、現時点で設定されている画質モードが、先行する原稿の画像読み取り開始時に設定されていた画質モードと同じであれば、同じ画質モードのままで原稿の画像読み取りが行われる。一方、先行する原稿の画像読み取り開始時に設定されていた画質モードと、現時点で設定されている画質モードとが異なる場合には、新たに設定された現時点の画質モードで原稿の画像が読み取られる。従って、画質モードがいつ切り替えられても、そのとき読み取り中の原稿の画質モードが切り替えられることはなく、新たに読み取られる後続原稿から画質モードが切り替えられる。そして、この読取移動速度に基づいてステップモータ26の回転速度が制御され、原稿の移動速度が、非読取移動速度から読取移動速度まで減速される(S202)。
そして、第2原稿端検知センサDS2によって原稿の前端が検知された時点からのステップモータ26の駆動ステップ数に基づき、原稿の前端が表面読取位置FPに達した時期が把握される。また、第2原稿端検知センサDS2により原稿の後端が検知された時点からの駆動ステップ数に基づき、原稿の後端が表面読取位置FPに達した時期が把握される。そして、原稿の表面が表面読取位置FPを通過する期間に、原稿読取機構部13が制御されて原稿の表面画像が読み取られる。
また、第3原稿端検知センサDS3により原稿の原稿の前端が検知された時点からのステップモータ26の駆動ステップ数に基づき、原稿の前端が裏面読取位置BPに達した時期が把握される。そして、原稿の表面が裏面読取位置BPに達した時点から、イメージセンサ29が制御されて原稿の裏面画像の読み取りが開始される。
ここで、裏面読取位置BPにおいて原稿の裏面画像が読み取られている間に、裏面画像が読み取られている原稿の後端が、第3原稿端検知センサDS3によって検知されたか否かが判定される(S203)。第3原稿端検知センサDS3によって原稿の後端が検知されると、この時点からのステップモータ26の駆動ステップ数のカウント値に基づき、この原稿の後端が裏面読取位置BPに達したか否かが判定される(S204)。そして、原稿の後端が裏面読取位置BPに達したときに、イメージセンサ29による原稿の裏面画像の読み取りが終了される。なお、前記送り込み処理のS109においては、このS204で原稿の後端が裏面読取位置BPに達したと判断されたときにS110に移行される。
次に、原稿の画像読み取りに用いた画質モードが、現時点で設定されている画質モードと異なっているか否かが判定される(S205)。ここで、現時点の画質モードが、画像読み取りに用いた画質モードと同じときにはこのまま本処理が終了される。一方、現時点で設定されている画質モードが、画像の読み取りに用いた画質モードと異なるときには、この新たに設定された画質モードに画質モードが切り替わることが表示部42bに表示された後に本処理が終了される(S206)。
前記のように、この実施形態の複合機10においては、複数の原稿が連続して読み取られているときに、1つの原稿の表面画像の読み取り中に送信画質の設定が変更されても、この原稿の裏面画像の読み取りが終了するまでは、変更される前の送信画質で裏面画像が読み取られる。そして、送信画質の設定が変更されたときに画像読み取り中であった原稿の後続の原稿から、新たに設定された送信画質でその表面及び裏面画像が読み取られる。このため、複数の原稿の表面及び裏面の画像を連続して読み取っているときに、画像読み取り時の送信画質を原稿毎に簡単に変更することができ、従来とは異なり、タイミングを見計らって画質モードの切替操作を行うような煩わしさはない。
また、画質モードの設定が変更されると、そのとき画像読み取り中であった原稿の画像読み取りが終了した後、次の原稿の画像の読み取りが開始される前に、原稿の画像読み取りに適用される画質モードが切り替わることが表示部42bに表示される。従って、ユーザは、画質モードが切り替わったことを確認することができる。
なお、本実施形態で、主走査方向の解像度については、設定された画質モードに関係なく同じであってもよく、あるいは、画質モードに応じて、副走査方向における解像度とともに切り替えてもよい。
また、本実施形態では、原稿の画像を読み取るときの送信画質が切り替わったことを示すメッセージを表示部42bに表示したが、これを、ブザー等の音や、ランプ等の光によってユーザに報知する構成としてもよい。
さらに、本実施形態は、ファクシミリモードにおいて原稿を送信するときの送信画質の設定に具体化したが、これを、コピーモードにおいて原稿の拡大モードを設定する場合に具体化してもよい。拡大モードでは、拡大倍率が大きくなるほど原稿搬送速度が遅く変更され、副走査方向における読み取り位置の間隔が小さくなることから、実質的な解像度が高くなる。
10…原稿読取装置としての複合機、13…読取手段を構成する原稿読取機構部、26…画質切替手段を構成するステップモータ、29…読取手段を構成するイメージセンサ、41…画質設定手段、画質切替手段及び報知手段を構成する制御装置、42a…画質設定手段を構成する画質設定部、42b…報知手段を構成する表示部、DS2…画質切替手段を構成する第2原稿端検知センサ、DS3…同じく第3原稿端検知センサ。
Claims (3)
- 搬送経路に沿って搬送される原稿の表面及び裏面画像を、搬送経路上の離れた2位置において読み取る読取手段と、
原稿の読取画質モードを変更設定するための画質設定手段とを備えた原稿読取装置において、
原稿の読み取り中に画質設定手段により読取画質モードが変更された場合には、その原稿の表裏両面の画像読み取りが終了した後に読取画質モードが切り替えられるようにする画質切替手段を備えたことを特徴とする原稿読取装置。 - 前記画質切替手段は、前記読取画質モードが変更されたときに、原稿の読取移動速度を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
- 前記画質切替手段により前記読取画質モードが切り替えられるときに、その切り替えを報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の原稿読取装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8804216B2 (en) | 2012-03-29 | 2014-08-12 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image reading device and image forming apparatus |
-
2003
- 2003-12-03 JP JP2003405068A patent/JP2005167725A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8804216B2 (en) | 2012-03-29 | 2014-08-12 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image reading device and image forming apparatus |
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