JP2005167727A - 原稿読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の原稿の両面画像を連続的に読み取って画像メモリに蓄積しているときに、画像メモリの残存容量が不足することによって発生する原稿画像の無駄な読み取り動作を低減し、原稿読取効率を向上することができる原稿読取装置を提供する。
【解決手段】 複合機は、搬送経路に沿って搬送される原稿の表面画像を読み取る原稿読取機構部13と、同じく裏面画像を読み取るイメージセンサ29とを備える。また、読み取った原稿表面及び裏面の画像データを記憶する画像メモリを備える。さらに、原稿読み取り中の画像メモリのメモリ容量を監視する制御装置を備える。制御装置は、原稿の画像読み取り中において、画像メモリの残存容量が第1の所定値未満となったときには、画像メモリへの原稿裏面の画像データの記憶を中止し、それまでに画像メモリに記憶されている原稿裏面の画像データを消去して、原稿表面から読み取る画像データを記憶させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、スキャナーや、それらの複合機等に設けられる原稿読取装置に関するものである。
従来、上記装置として、特許文献1に示されるものがある。この装置では、第1の画像読取部によって読み取られた原稿表面の画像データが第1のメモリ部に蓄積され、第2の画像読取部によって読み取られた原稿裏面の画像データが第2のメモリ部に蓄積される。第2のメモリ部に所定量以上の画像データが蓄積されると、各画像読取部による画像読み取りが制御部によって停止される。また、制御部により、第2のメモリ部から画像データが外部機器に出力される。そして、第2のメモリ部に蓄積されている画像データが所定量未満となると、制御部により画像読み取りが再開される。そして、第2のメモリ部に所定量以上の画像データが蓄積されていないときには、第1の画像読取部からの画像データが外部機器に出力され、また、第2のメモリ部に蓄積された画像データが所定量以上のときには、第2のメモリ部から画像データが外部機器に出力される。これにより、第2のメモリ部としてその蓄積容量が原稿の1頁分に満たないものを用いてもメモリオーバーが発生しないので、安価なメモリを用いて複数の原稿の画像読み取りを連続的に行うことができるとされている。
また、別の装置として特許文献2に示されるものがある。この装置は、順次搬送される原稿の片面のみを読み取る読取部を備えている。そして、まず、ユーザは、複数の原稿の表面画像を読取部によって読み取らせ、その画像データを画像メモリに蓄積させる。ここで、判別部によって画像メモリの残り容量が算出され、全ての原稿裏面の画像データが画像メモリに蓄積可能であるか否かが判定される。この判定結果は、表示部によってユーザに通知される。ユーザは、原稿裏面の画像データが蓄積可能であったときには、改めて全ての原稿の裏面画像を読取部に読み取らせ、その画像データを画像メモリに蓄積させる。画像メモリに蓄積された画像データは、制御部により相手ファクシミリ装置に送信される。これにより、ユーザが、原稿裏面を読み取らせているときにメモリオーバーが発生することがないので、原稿の裏面画像の読み取りをユーザが2度も行わせる手間が発生しない。
特開平7−221928号公報 特開平8−223384号公報
ところが、上記特許文献1に記載の装置はファクシミリであって、原稿読み取り中に、第1のメモリ部及び第2のメモリ部から外部装置に画像データが逐次出力される。
また、上記特許文献2に記載の装置もファクシミリであって、まず、複数の原稿についてその全ての表面画像を読み取った後、画像メモリの残り容量がこの全ての原稿の裏面画像を蓄積可能であるか否かが判断されるものである。
ところで、一般的に、ファクシミリや、コピーでのソート機能使用時には、所定数の原稿の画像が一旦全て読み取られて画像メモリに蓄積される。そして、複数の原稿の画像を連続して読み取っている途中で画像メモリにメモリオーバーが発生すると、制御部により原稿の読み取りが中止される。このとき、読み取り中の原稿については、読み取り中止時までに読まれた画像データが不完全となって使われないため、それまでの読み取り動作が無駄になる。このため、原稿読取部における原稿読取作業の効率に改善の余地があった。
本発明の目的は、複数の原稿の両面画像を連続的に読み取って画像メモリに蓄積しているときに、画像メモリの残存容量が不足することによって発生する原稿画像の無駄な読み取り動作を低減し、原稿読取効率を向上することができる原稿読取装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、搬送経路に沿って搬送される原稿の表面画像と裏面画像とを読み取る読取手段を備えた原稿読取装置において、読取手段が読み取った画像データを一時記憶する画像メモリと、画像メモリの残存容量を監視するメモリ監視手段と、前記原稿の画像読み取り中において、前記画像メモリの残存容量が、所定値未満となったときには、画像メモリへの原稿裏面の画像データの一時記憶を中止し、最後の1頁の原稿裏面の画像データを消去して同頁の原稿表面から読み取った画像データのみを記憶する記憶制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、搬送経路に沿って搬送される原稿の表面画像と裏面画像とを読み取る読取手段を備えた原稿読取装置において、読取手段が読み取った画像データを一時記憶する画像メモリと、画像メモリの残存容量を監視するメモリ監視手段と、前記原稿の画像読み取り中において、前記画像メモリの残存容量が、所定値未満となったときには、画像メモリへの原稿表面及び裏面の画像データの一時記憶を中止し、最後の1頁の原稿表面及び裏面の画像データを消去する記憶制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記原稿の画像読み取り中において、画像メモリの残存容量が所定値未満となったときに、この原稿の再読み取りをユーザに促す通知手段を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、搬送経路に沿って搬送される原稿の表面画像と裏面画像とを読み取る読取手段を備えた原稿読取装置において、読取手段が読み取った画像データを一時記憶する画像メモリと、画像メモリの残存容量を監視するメモリ監視手段と、前記原稿の画像読み取り中において、前記画像メモリの残存容量が、第1の所定値未満となったときには、画像メモリへの原稿裏面の画像データの一時記憶を中止し、最後の1頁の原稿裏面の画像データを消去して同頁の原稿表面から読み取った画像データのみを記憶する第1記憶制御手段と、同じく、前記画像メモリの残存容量が、前記第1の所定値より低い残存容量の第2の所定値未満となったときには、画像メモリへの原稿表面及び裏面の画像データの一時記憶を中止し、最後の1頁の原稿表面及び裏面の画像データを消去する第2記憶制御手段と、前記第1記憶制御手段及び第2記憶制御手段のいずれか一方を有効とし、他方を無効とするように予め選択される中止モード選択手段とを備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記第1記憶制御手段が有効とされているときには、前記原稿の画像読み取り中において、画像メモリの残存容量が前記第1の所定値未満となったときに、この原稿の裏面画像の再読み取りをユーザに促し、前記第2記憶制御手段が有効とされているときには、前記原稿の画像読み取り中において、画像メモリの残存容量が前記第2の所定値未満となったときに、この原稿の表面及び裏面画像の再読み取りをユーザに促す通知手段を備えていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の発明において、 前記読取手段は、原稿の表面画像と裏面画像の少なくとも一部を同時に読み取るように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、複数の原稿の両面画像を連続的に読み取って画像メモリに蓄積しているときに、画像メモリの残存容量が不足して残りの原稿の画像を完全に読み取ることができない状態となったことを早期に予測して原稿画像の読み取りを中止するので、原稿画像の無駄な読み取り動作を低減し、原稿読取効率を向上することができる。
以下、この発明に係る原稿読取装置を、コピー機能、スキャナー機能及びファクシミリ機能を備えた複合機に具体化した一実施形態を、図1〜図5に従って説明する。
図2に示すように、原稿読取装置としての複合機10の上部には、原稿給送部11、静止原稿載置部12及び原稿読取機構部13が装設されている。原稿給送部11は、複数の原稿を連続的に搬送して、その表裏両面の画像を読み取る場合に、それらの原稿を搬送するための搬送経路を構成する。静止原稿載置部12は、原稿上から静止画像を読み取る場合に、その原稿を載置する。また、複合機10の下部には、図示しない周知の記録紙供給部、記録部及び記録紙排出部がそれぞれ装設されている。
図1及び図2に示すように、前記原稿給送部11には、読み取り前の複数の原稿を積層状態で載置するための原稿台14と、読み取り後の原稿を積層状態で載置するための原稿排出台15とが装備されている。そして、この原稿台14の原稿送込口から、原稿排出台15の原稿排出口までの間が、前記複数の原稿を連続的に搬送するための搬送経路となっている。
前記原稿台14の原稿送込口の近傍には、原稿台14に載置された複数枚の原稿の前端と当接するように、開閉可能なシャッタ16が配設されている。シャッタ16の上流側には、原稿台14上に載置された複数枚の原稿の上面に当接して、その一番上の原稿を搬送経路側に送り出すためのピックアップローラ17が配設されている。シャッタ16の下流側には、ピックアップローラ17によりシャッタ16を通過して送り出された原稿を、1枚ずつ分離して搬送経路内に送り込むための分離ローラ18及び分離パッド18aが配設されている。
図1及び図2に示すように、前記原稿給送部11の分離ローラ18の下流側には、レジストローラ19、第1搬送ローラ20、第2搬送ローラ21、表面読取用ローラ22、第3搬送ローラ23、裏面読取用ローラ24、及び第4搬送ローラ25が搬送経路に沿って原稿の搬送順に配設されている。これらのローラ19〜25のうちで、レジストローラ19、第1搬送ローラ20、第2搬送ローラ21、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ25には、アイドルローラ19a,20a,21a,23a,25aがそれぞれ接触配置されている。
前記ピックアップローラ17から第4搬送ローラ25までの各ローラ17〜25は、図3に示す1つの駆動モータとしてのステップモータ26に作動連結されて回転駆動されるようになっている。また、これらのローラ17〜25のうちで、ピックアップローラ17及び分離ローラ18とステップモータ26との間、並びにレジストローラ19とステップモータ26との間には、図3に示す電磁式のクラッチ27,28がそれぞれ介装され、必要に応じて各ローラ17〜19とステップモータ26との作動連結が遮断されるようになっている。さらに、前記裏面読取用ローラ24と対応する位置には密着型イメージセンサ29が配設されている。
図1に示すように、前記原稿給送部11の原稿台14には、原稿台14上に載置された原稿の幅に基づいて副走査方向のサイズを検知するための原稿サイズ検知センサDLSが設けられている。ピックアップローラ17とシャッタ16との間には、シャッタ16に当接された原稿の有無を検知する原稿有無検知センサDS1が設けられている。分離ローラ18とレジストローラ19との間において分離ローラ18寄りの位置には、搬送中の原稿の端部を検知する第1原稿端検知センサDSSが設けられている。
さらに、レジストローラ19の近傍には、レジストローラ19に原稿の前端が当接したことを検知するためのレジストセンサDRSが設けられている。第1搬送ローラ20と第2搬送ローラ21との間において第2搬送ローラ21寄りの位置には、搬送中の原稿の端部を検知する第2原稿端検知センサDS2が設けられている。第3搬送ローラ23と裏面読取用ローラ24との間には、搬送中の原稿の端部を検知する第3原稿端検知センサDS3が設けられている。
図2に示すように、前記静止原稿載置部12には、上面に原稿を載置するための透明な原稿載置板30と、その原稿載置板30上に開閉回動可能に配設された押え蓋31とが装備されている。そして、前記原稿給送部11の原稿台14及び原稿排出台15は、この静止原稿載置部12の押え蓋31上に配設されている。
図1及び図2に示すように、前記原稿読取機構部13には、透光板32、光源33、第1ミラー34、第2ミラー35、第3ミラー36、集光レンズ37及び撮像素子(CCD)38が装備されている。透光板32は、原稿給送部11の表面読取用ローラ22に対抗配置されている。光源33は、透光板32上を通過する原稿、または原稿載置板30上に載置された原稿に光を照射する。第1〜第3ミラー34〜36は、原稿からの反射光の光路を変更する。集光レンズ37は、第3ミラー36からの光を撮像素子38上に収束させる。撮像素子38は、集光レンズ37を通して入射した光に基づいて原稿の画像を読み取るとともに、その読み取った原稿の画像信号を出力する。
前記光源33及び第1ミラー34は、副走査方向に移動可能な第1キャリッジ39上に支持されている。また、第2及び第3ミラー35,36は、同じく副走査方向に移動可能な第2キャリッジ40上に支持されている。そして、図示しない周知の移動機構によって、第1キャリッジ39が第2キャリッジ40の2倍の移動速度で移動されるようになっている。
これにより、前記原稿給送部11による複数の原稿の連続搬送時には、第1キャリッジ39が、その移動範囲のほぼ中央に設定された待機位置P1から、透光板32の真下に対向位置する読取位置P2に移動配置される。また、静止原稿載置部12に載置された原稿上の静止画像の読み取り時には、第1キャリッジ39が、原稿載置板30の原稿給送部11側における端部の真下に対向位置する位置P3と、原稿載置板30の反対側端部の真下に対向位置する位置P4との間で移動される。
そして、前記のような構成の原稿給送部11及び原稿読取機構部13により原稿自動読取装置(ADF)が構成され、第1及び第2キャリッジ39,40が読取位置P2に配置された状態で、透光板32上を通過する原稿上の画像の読み取りを行う。また、静止原稿載置部12及び原稿読取機構部13によりフラットベッドスキャナ(FBS)が構成され、両キャリッジ39,40が位置P3から位置P4まで移動される間で、原稿載置板30上に載置された原稿上の画像の読み取りを行う。
次に、本実施形態の電気的構成について説明する。
図3に示すように、複合機10は、制御装置41、操作部42、表示部43、画像メモリ44の他、図示しない周知のコーデック、モデム及びNCU(ネットワークコントロールユニット)等を備えている。制御装置41はMPU41a、ROM41b、RAM41c等から構成され、複合機10全体の動作を制御する。
操作部42は、コピーモード、スキャナーモード及びファクシミリモードのうちからいずれかを設定することができるようになっている。また、操作部42は、原稿画像の読み取りモードとして、片面(表面)モード又は両面モードのいずれかを選択することができるようになっている。
画像メモリ44は、密着型イメージセンサ29や撮像素子38で読み取った画像データ又は受画像データを一時的に記憶する。
さらに、操作部42には、原稿給送部11を使って、原稿載置部12に載置した複数の原稿の画像読み取りを連続的に行なわせる前に、選択的に操作される第1読取中止モード選択スイッチ42a及び第2読取中止モード選択スイッチ42bが設けられている。各読取中止モード選択スイッチ42a,42bは、両面モードにおいて複数の原稿の表面及び裏面画像を連続して読み取っているときに、読み取り中の原稿についてその裏面の画像データのみを廃棄するか、または、表面及び裏面の画像データを共に廃棄するかを選択するために操作される。
すなわち、第1読取中止モード選択スイッチ42aが選択操作されているときには、読み取り中の原稿の表面及び裏面から読み取る全ての画像データを画像メモリ44に記憶できなくなったときに、その原稿の裏面の画像データの画像メモリ44への記憶が中止され、画像メモリ44に記憶された最終頁の裏面画像の画像データが消去される。そして、その原稿表面の画像データのみが画像メモリ44に記憶される。
第2読取中止モード選択スイッチ42bが選択操作されているときには、読み取り中の原稿の表面及び裏面から読み取る全ての画像データを画像メモリ44に記憶できなくなったときに、その原稿の表面及び裏面画像の画像データの画像メモリへの記憶が中止される。そして、画像メモリ44に記憶された最終頁の表面及び裏面画像の画像データが共に消去される。
また、表示部43では、複数の原稿を連続して読み取っているときにおいて、画像メモリ44の残存容量が、読み取り中の原稿の表面及び裏面画像の画像データを全て記憶できなくなるまで少なくなったときに、この最終原稿を含む残りの原稿の再読み取りをユーザに促す表示を実行するようになっている。このとき、第1読取中止モード選択スイッチ42aが選択されているときには、表示部43において、読み取り中の原稿の裏面画像を含めて改めて読み取るように促す表示を実行するようになっている。また、第2読取中止モード選択スイッチ42bが選択されているときには、表示部43において、画像読み取り中の原稿の表面及び裏面画像を含めて改めて読み取るように促す表示を実行するようになっている。
本実施形態では、原稿読取機構部13、密着型イメージセンサ29及び制御装置41が読取手段を構成する。また、制御装置41が、メモリ監視手段、記憶制御手段、第1記憶制御手段及び第2記憶制御手段である。また、制御装置41及び各読取中止モード選択スイッチ42a,42bが中止モード選択手段を構成する。さらに、制御装置41及び表示部43が通知手段を構成する。
制御装置41は、ステップモータ26を作動させて各ローラ17,18,19,20,21,23,25を駆動させ、原稿台14上に積載されている複数の原稿を1枚ずつ搬送経路に繰り込んで搬送経路に沿って搬送する搬送制御を実行する。このとき、制御装置41は、各原稿端検知センサDSS,DS2,DS3による原稿の前端及び後端の検知結果と、ステップモータ26の駆動ステップ数とに基づいて搬送経路上における原稿の位置を把握する。また、制御装置41は、原稿読取機構部13を制御して、搬送中の原稿の表面画像を読み取るとともに、イメージセンサ29を制御して、搬送中の原稿の裏面画像を読み取る読取制御を実行する。そして、制御装置41は、読取制御で読み取った原稿表面及び裏面の各画像データを、画像メモリ44に一時的に記憶する。
次に、前記のように構成された複合機10の動作を説明する。
この複合機10において、原稿台14上に積載されている複数の原稿を、原稿給送部11を使用して連続的に搬送する場合には、制御装置41の制御に基づいて、図4又は図5のフローチャートに示す読取処理が実行される。この読取処理は、ソート機能を用いたコピーモード時、及び、ファクシミリモード時における複数原稿の画像読取時に実行される。
複数原稿の画像読み取り前に、第1読取中止モード選択スイッチ42aが操作されたときには、図4に示す読取処理が実行される。
搬送経路に沿って搬送されている原稿の前端が第2原稿端検知センサDS2によって検知されると、この検知位置からのステップモータ26の駆動ステップ数に基づいて原稿の前端が原稿読取機構部13による読取位置に達したことが把握される。そして、その時点から、原稿の表面画像の読み取りが開始される(S100)。
続いて、搬送中の原稿の前端が第3原稿端検知センサDS3によって検知されると、この検知位置からのステップモータ26の駆動ステップ数に基づいて原稿の前端がイメージセンサ29による読取位置に達したことが把握される。そして、その時点から、原稿の裏面画像の読み取りが開始される(S101)。この場合、本実施形態の複合機10では、汎用サイズ(例えばA4)の原稿表面の画像読み取り中に、原稿裏面の画像読み取りが開始される。これは、搬送経路上において、原稿読取機構部13による原稿の読取位置と、イメージセンサ29による原稿の読取位置との間の間隔が、汎用サイズの原稿における副走査方向の長さよりも短く設定されているためである。
続いて、原稿裏面の画像読み取り中に、画像メモリ44の残存容量が第1の所定値未満であるか否かが判定される(S102)。そして、残存容量が第1の所定値以上であるときには、画像読み取り中の原稿表面及び裏面の各画像データを共に完全に記憶することができると判断され、原稿表面及び裏面の画像読み取りが続行される(S103)。
次に、搬送中の原稿の後端が第2原稿端検知センサDS2によって検知されると、この検知位置からの駆動ステップ数に基づいて原稿の後端が原稿読取機構部13の読取位置に達したことが把握される。そして、その時点で、原稿表面の画像読み取りが終了される(S104)。
続いて、搬送中の原稿の後端が第3原稿端検知センサDS3によって検知されると、この検知位置からの駆動ステップ数に基づいて原稿の後端がイメージセンサ29の読取位置に達したことが把握される。そして、その時点で、原稿裏面の画像読み取りが終了された後(S105)、本処理が終了される。
一方、前記S102で、画像メモリ44の残存容量が第1の所定値未満と判断されたときには、その原稿の表面の画像データだけであれば完全に記憶できるが、原稿裏面の画像データについては完全に記憶することができない状態であると判断される。そして、その原稿裏面の画像読み取りが中止され、画像メモリ44にすでに記憶されている最後の1頁の原稿裏面の画像データが消去される(S106)。
次に、搬送中の原稿の後端が第2原稿端検知センサDS2によって検知されると、この検知位置からの駆動ステップ数に基づいて原稿の後端が原稿読取機構部13の読取位置に達したことが把握される。その時点で、原稿表面の画像読み取りが終了される(S107)。
その後、この原稿の裏面画像を再度読み取るようにユーザに促すメッセージが表示部43において通知された後(S108)、本処理が終了される。ユーザは、表示部43における通知に基づき、読み取りが終了していない原稿の画像データを記憶することができるまで画像メモリ44の残存容量が大きくなったときに、読み取られていない残りの原稿を、読み取りが中止された最後の原稿の裏面画像から改めて読み取らせる。すなわち、コピーモードであれば、いままでに画像データが画像メモリ44に記憶された原稿の記録を終了した後に、改めて残りの原稿を読み取らせる。また、ファクシミリモードであれば、画像メモリ44に記憶された画像データが送信された後に、改めて残りの原稿を読み取らせる。
また、複数原稿の画像読み取り前に、第2読取中止モード選択スイッチ42bが操作されたときには、図5に示す読取処理が実行される。
搬送経路に沿って搬送されている原稿の前端が第2原稿端検知センサDS2によって検知されると、この検知位置からのステップモータ26の駆動ステップ数に基づいて原稿の前端が原稿読取機構部13による読取位置に達したことが把握される。そして、その時点から、原稿表面の画像読み取りが開始される(S200)。
続いて、搬送中の原稿の前端が第3原稿端検知センサDS3によって検知されると、この検知位置からのステップモータ26の駆動ステップ数に基づいて原稿の前端がイメージセンサ29による読取位置に達したことが把握される。そして、その時点から、原稿裏面の画像読み取りが開始される(S201)。
続いて、原稿裏面の画像読み取り中に、画像メモリ44の残存容量が、第1の所定値よりも低い残存容量の第2の所定値未満であるか否かが判定される(S202)。そして、残存容量が第2の所定値以上であるときには、読み取り中の原稿表面及び裏面の各画像データを共に完全に記憶することができると判断され、原稿表面及び裏面の画像読み取りが続行される(S203)。
次に、搬送中の原稿の後端が第2原稿端検知センサDS2によって検知されたときに、この検知位置からの駆動ステップ数に基づいて原稿の後端が原稿読取機構部13の読取位置に達したことが把握される。そして、その時点で、原稿表面の画像読み取りが終了される(S204)。
続いて、搬送中の原稿の後端が第3原稿端検知センサDS3によって検知されたときに、この検知位置からの駆動ステップ数に基づいて原稿の後端がイメージセンサ29の読取位置に達したことが把握される。そして、その時点で、原稿裏面の画像読み取りが終了された後(S205)、本処理が終了される。
一方、前記S202で、画像メモリ44の残存容量が第2の所定値未満と判断されたときには、原稿表面及び裏面の各画像データを共に完全に記憶することができない状態であると判断される。そして、原稿表面及び裏面の画像読み取りが共に中止され、また、画像メモリ44にすでに記憶されている最後の1頁の原稿表面及び裏面の各画像データが共に消去される(S206)。
次に、この原稿の表面及び裏面画像を再度読み取るようにユーザに促すメッセージが表示部43において通知された後(S207)、本処理が終了される。本処理の終了時にも、前記図4の読取処理終了時と同様に、ユーザは、表示部43における通知に基づき、読み取られていない残りの原稿を、読み取りが中止された最後の原稿から改めて読み取らせる。
前記のように、この実施形態の複合機10においては、複数の原稿画像を連続して読み取っているときに、そのとき読み取り中の原稿の表面及び裏面の画像データを記憶することにより、画像メモリ44にメモリオーバーが発生するか否かを予測する。そして、メモリオーバーが発生することが予測されるときには、その原稿裏面の画像データの記憶を中止し、画像メモリ44にすでに記憶された最後の1頁の原稿裏面の画像データを消去して、原稿表面の画像データのみを完全に記憶する。あるいは、メモリーオーバーが発生することが予測されるときに、その原稿の表面及び裏面の画像データの記憶を共に中止し、画像メモリ44にすでに記憶されている最後の1頁の原稿表面及び裏面の画像データを共に消去する。このため、複数の原稿画像を連続的に読み取ってその画像データを画像メモリ44に蓄積しているときに、原稿表面及び裏面の画像データを完全に記憶することができなくなった最後の原稿に対する画像の読み取りを早期に中止し、無駄な読み取り動作時間を低減することができる。この結果、複合機10の原稿読取効率を向上することができる。
また、複数の原稿の読み取り中、画像メモリ44の残存容量が足りなくなって読み取りを中止したときに、表示部43での表示によって原稿の再読み取りをユーザに促すことができる。このため、ユーザは、画像メモリ44の残存容量が足りなくなったために原稿の読み取りが中止されたことを即座に理解することができ、原稿の再読み取りを速やかに行うことができる。
この実施形態の複合機における原稿給送部及び読取部を示す縦断面図。 複合機の上部を示す縦断面図。 電気的構成を示すブロック図。 読取処理のフローチャート。 読取処理のフローチャート。
符号の説明
10…原稿読取装置としての複合機、13…読取手段を構成する原稿読取機構部、29…同じく密着型イメージセンサ、41…読取手段、メモリ監視手段、記憶制御手段、第1記憶制御手段、第2記憶制御手段としての、中止モード選択手段及び通知手段を構成する制御装置、42a…中止モード選択手段を構成する第1読取中止モード選択スイッチ、42b…同じく第2読取中止モード選択スイッチ、43…通知手段を構成する表示部、44…画像メモリ。

Claims (6)

  1. 搬送経路に沿って搬送される原稿の表面画像と裏面画像とを読み取る読取手段を備えた原稿読取装置において、
    読取手段が読み取った画像データを一時記憶する画像メモリと、
    画像メモリの残存容量を監視するメモリ監視手段と、
    前記原稿の画像読み取り中において、前記画像メモリの残存容量が、所定値未満となったときには、画像メモリへの原稿裏面の画像データの一時記憶を中止し、最後の1頁の原稿裏面の画像データを消去して同頁の原稿表面から読み取った画像データのみを記憶する記憶制御手段と
    を備えたことを特徴とする原稿読取装置。
  2. 搬送経路に沿って搬送される原稿の表面画像と裏面画像とを読み取る読取手段を備えた原稿読取装置において、
    読取手段が読み取った画像データを一時記憶する画像メモリと、
    画像メモリの残存容量を監視するメモリ監視手段と、
    前記原稿の画像読み取り中において、前記画像メモリの残存容量が、所定値未満となったときには、画像メモリへの原稿表面及び裏面の画像データの一時記憶を中止し、最後の1頁の原稿表面及び裏面の画像データを消去する記憶制御手段と
    を備えたことを特徴とする原稿読取装置。
  3. 前記原稿の画像読み取り中において、画像メモリの残存容量が所定値未満となったときに、この原稿の再読み取りをユーザに促す通知手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の原稿読取装置。
  4. 搬送経路に沿って搬送される原稿の表面画像と裏面画像とを読み取る読取手段を備えた原稿読取装置において、
    読取手段が読み取った画像データを一時記憶する画像メモリと、
    画像メモリの残存容量を監視するメモリ監視手段と、
    前記原稿の画像読み取り中において、前記画像メモリの残存容量が、第1の所定値未満となったときには、画像メモリへの原稿裏面の画像データの一時記憶を中止し、最後の1頁の原稿裏面の画像データを消去して同頁の原稿表面から読み取った画像データのみを記憶する第1記憶制御手段と、
    同じく、前記画像メモリの残存容量が、前記第1の所定値より低い残存容量の第2の所定値未満となったときには、画像メモリへの原稿表面及び裏面の画像データの一時記憶を中止し、最後の1頁の原稿表面及び裏面の画像データを消去する第2記憶制御手段と、
    前記第1記憶制御手段及び第2記憶制御手段のいずれか一方を有効とし、他方を無効とするように予め選択される中止モード選択手段と
    を備えたことを特徴とする原稿読取装置。
  5. 前記第1記憶制御手段が有効とされているときには、前記原稿の画像読み取り中において、画像メモリの残存容量が前記第1の所定値未満となったときに、この原稿の裏面画像の再読み取りをユーザに促し、前記第2記憶制御手段が有効とされているときには、前記原稿の画像読み取り中において、画像メモリの残存容量が前記第2の所定値未満となったときに、この原稿の表面及び裏面画像の再読み取りをユーザに促す通知手段を備えていることを特徴とする請求項4に記載の原稿読取装置。
  6. 前記読取手段は、原稿の表面画像と裏面画像の少なくとも一部を同時に読み取るように構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の原稿読取装置。
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