JP3748135B2 - 画像データ受信格納出力方法、及び画像形成装置 - Google Patents

画像データ受信格納出力方法、及び画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、公衆回線を介して送信される画像データを受信し格納する画像データ受信格納方法、及び公衆回線を介して送信される画像データを受信し格納し出力する画像データ受信格納出力方法に関する。また、公衆回線を介して送信される画像データを基に画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
原稿画像を走査して得られた画像データを公衆回線を介して送信したり、或いは公衆回線を介して画像データを受信しこの受信された受信画像データを基にして画像を形成するファクシミリ装置が知られている。
【0003】
ここで、このようなファクシミリ装置により、受信画像データをカット紙等の定型サイズの記録紙に出力する場合について説明する。まず最初に、受信画像データは、一旦受信用画像メモリに蓄積される。この受信用画像メモリに蓄積された受信画像データを出力する際、第一段階として、この受信画像データを出力する記録紙のサイズが決定される。記録紙のサイズ、例えばA3、B4、B5等は、受信画像データに含まれているこの受信画像データの主走査方向のサイズデータを基にして決定される(受信画像データの副走査方向のサイズは記録紙のサイズ決定には関係しない)。次に第2段階として、受信用画像メモリに蓄積された受信画像データの単一頁の副走査ライン数がカウントされ、このカウント値と第一段階で決定されたこの受信画像データを出力する記録紙の有効記録ライン数とが比較され、比較結果に応じた出力処理がなされる。例えば、受信画像データの単一頁の副走査ライン数が有効記録ライン数以内であればそのまま単一頁として出力し、受信画像データの単一頁の副走査ライン数が有効記録ライン数より多ければ受信画像データの単一頁を複数頁に分割して出力する分割処理、受信画像データの単一頁の一部を切り捨てて出力する切り捨て処理、或いは受信画像データの単一頁を縮小して出力する縮小処理などがなされる。
【0004】
つまり、従来は、受信用画像メモリに蓄積された受信画像データを出力する際に、受信画像データの副走査ライン数のカウント処理、さらには、必要に応じて分割処理、縮小処理、或いは切り捨て処理などが行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように従来は、受信画像データ出力時に副走査ライン数がカウントされ、必要に応じて分割処理、縮小処理、或いは切り捨て処理がなされていた。そのため、出力時に画像データを展開する出力用メモリに、(最大有効記録ライン数)/(最小縮小率)の容量が必要とされていた。最大有効記録ライン数とは、使用可能な記録紙の中で最大サイズの記録紙における有効記録ライン数のことである。例えば、A3、B4、B5サイズの記録紙が使用可能な場合、最大有効記録ライン数は、A3サイズの記録紙の有効記録ライン数ということになる。
【0006】
また、近年、上記したようないわゆるファクシミリ機能を備えた複写機、いわゆる複合機が普及し始めている。ところが、ファクシミリ機能における画像出力時には上記した処理が必要とされる。一方、複写機能における画像出力時には上記した処理は必要とされない。つまり、複合機には、ファクシミリ機能における画像出力処理と、複写機能における画像出力処理とが別々に必要となり、このことが複合機の製造コスト増の原因の一つとなっていた。
【0007】
この発明の目的は、上記したような事情に鑑み成されたものであって、画像データ出力時に画像データを展開するための出力用画像メモリの容量を小さくできる画像データ受信格納出力方法、及び画像形成装置を提供することにある。
【0008】
また、ファクシミリ機能及び複写機能を備えた装置における画像出力処理を簡略化できる画像データ受信格納出力方法、及び画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記問題点に基づきなされたもので、
この発明によれば、
単一頁として格納可能な画像データのサイズの上限値を設定する設定手段と、
画像データを受信する受信手段と、
この受信された受信画像データの単一頁のサイズを測定する測定手段と、
この測定された受信画像データの単一頁のサイズ値が前記上限値以下のときにはこの受信画像データの単一頁をそのまま単一頁として格納し、この測定された受信画像データの単一頁のサイズ値が前記上限値より大きいときにはこの受信画像データの単一頁を前記上限値単位で分割しこの分割された夫々の受信画像データを単一頁として格納する格納手段と、
この単一頁として格納された格納画像データを基に画像を形成する画像形成手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0010】
また、この発明によれば、
予め用意された複数の異なるサイズの被画像形成媒体の中から最大サイズの被画像形成媒体を選出する選出手段と、
この選出された最大サイズの被画像形成媒体に記録可能な有効記録ライン数の上限値を基にして、単一頁として格納可能な最大画像ライン数を設定する設定手段と、
画像データを受信する受信手段と、
この受信された受信画像データの単一頁の画像ライン数をカウントするカウント手段と、
このカウントされた受信画像データの単一頁の画像ライン数が前記最大画像ライン数以下のときにはこの受信画像データの単一頁をそのまま単一頁として格納し、このカウントされた受信画像データの単一頁の画像ライン数が前記最大画像ライン数より多いときにはこの受信画像データの単一頁を前記最大画像ライン単位で分割しこの分割された夫々の受信画像データを単一頁として格納する格納手段と、
原稿台に載置された原稿画像を読み取る読取手段と、
前記単一頁として格納された格納画像データを基にした画像形成処理、及び前記読み取られた原稿画像を基にした画像形成処理を実行する画像形成手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0011】
さらに、この発明によれば、
予め用意された複数の異なるサイズの被画像形成媒体の中から最大サイズの被画像形成媒体を選出する選出手段と、
この選出された最大サイズの被画像形成媒体に記録可能な有効記録ライン数の上限値を基にして、単一頁として格納可能な最大画像ライン数を設定する設定手段と、
主走査方向のサイズデータが付加された画像データを受信する受信手段と、
この受信された受信画像データの単一頁の副走査方向の画像ライン数をカウントするカウント手段と、
このカウントされた受信画像データの単一頁の画像ライン数が前記最大画像ライン数以下のときにはこのカウントされた画像ライン数のデータを付加してこの受信画像データの単一頁をそのまま単一頁として格納し、このカウントされた受信画像データの単一頁の画像ライン数が前記最大画像ライン数より多いときにはこの受信画像データの単一頁を前記最大画像ライン数単位で分割しこの分割された夫々の受信画像データに画像ライン数のデータを付加してこの分割された夫々の受信画像データを単一頁として格納する格納手段と、
この単一頁として格納された格納画像データに付加された主走査方向のサイズデータを基にして、予め用意された複数の異なるサイズの被画像形成媒体の中からこの格納画像データを出力する被画像形成媒体を決定する決定手段と、
前記格納画像データを基にして形成される画像全体を前記決定された被画像形成媒体に出力するため、或いは予め用意されたサイズの異なる被画像形成媒体のどれかのサイズに出力するため、この格納画像データの画像ライン数に応じてこの格納画像データに対して所定の処理を施し、この所定の処理が施された格納画像データを基にして形成される画像全体を被画像形成媒体に形成する画像形成手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0012】
また、さらにこの発明によれば、
予め用意された複数の異なるサイズの被画像形成媒体の中から最大サイズの被画像形成媒体を選出する選出手段と、
この選出された最大サイズの被画像形成媒体に記録可能な有効記録ライン数の上限値に所定数を乗算して得られる画像ライン数を、単一頁として格納可能な最大画像ライン数として設定する設定手段と、
主走査方向のサイズデータが付加された画像データを受信する受信手段と、
この受信された受信画像データの単一頁の副走査方向の画像ライン数をカウントするカウント手段と、
このカウントされた受信画像データの単一頁の画像ライン数が前記最大画像ライン数以下のときにはこのカウントされた画像ライン数のデータを付加してこの受信画像データの単一頁をそのまま単一頁として格納し、このカウントされた受信画像データの単一頁の画像ライン数が前記最大画像ライン数より多いときにはこの受信画像データの単一頁を前記最大画像ライン数単位で分割しこの分割された夫々の受信画像データに画像ライン数のデータを付加してこの分割された夫々の受信画像データを単一頁として格納する格納手段と、
この単一頁として格納された格納画像データに付加された主走査方向のサイズデータを基にして、予め用意された複数の異なるサイズの被画像形成媒体の中からこの格納画像データを出力する被画像形成媒体を決定する決定手段と、
原稿台に載置された原稿画像を読み取る読取手段と、
前記格納画像データの画像ライン数と前記決定された被画像形成媒体に記録可能な有効記録ライン数とを比較して、この格納画像データの画像ライン数がこの有効記録ライン数以下のときにはこの決定された被画像形成媒体にこの格納画像データを基にした画像をそのまま形成し、この格納画像データの画像ライン数がこの有効記録ライン数を越えたときにはこの格納画像データから超過分の画像ラインを切り捨てこの切り捨ててこの切り捨て処理がなされた格納画像データを基にした画像をこの決定された被画像形成媒体に形成する第1画像形成処理、及び前記読み取られた原稿画像を基にした画像を被画像形成媒体に形成する第2画像形成処理を実行する画像形成手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0013】
さらにまた、この発明によれば、
予め用意された複数の異なるサイズの被画像形成媒体の中から最大サイズの被画像形成媒体を選出する選出手段と、
この選出された最大サイズの被画像形成媒体に記録可能な有効記録ライン数の上限値に所定数を乗算して得られる画像ライン数を、単一頁として格納可能な最大画像ライン数として設定する設定手段と、
主走査方向のサイズデータが付加された画像データを受信する受信手段と、
この受信された受信画像データの単一頁の副走査方向の画像ライン数をカウントするカウント手段と、
このカウントされた受信画像データの単一頁の画像ライン数が前記最大画像ライン数以下のときにはこのカウントされた画像ライン数のデータを付加してこの受信画像データの単一頁をそのまま単一頁として格納し、このカウントされた受信画像データの単一頁の画像ライン数が前記最大画像ライン数より多いときにはこの受信画像データの単一頁を前記最大画像ライン数単位で分割しこの分割された夫々の受信画像データに画像ライン数のデータを付加してこの分割された夫々の受信画像データを単一頁として格納する格納手段と、
この単一頁として格納された格納画像データに付加された主走査方向のサイズデータを基にして、予め用意された複数の異なるサイズの被画像形成媒体の中からこの格納画像データを出力する被画像形成媒体を決定する決定手段と、
原稿台に載置された原稿画像を読み取る読取手段と、
前記格納画像データの画像ライン数と前記決定された被画像形成媒体に記録可能な有効記録ライン数とを比較して、この格納画像データの画像ライン数がこの有効記録ライン数以下のときにはこの格納画像データをこの決定された被画像形成媒体にそのまま出力し、この格納画像データの画像ライン数がこの有効記録ライン数を所定数以上越えたときにはこの格納画像データを副走査方向に縮小してこの縮小処理がなされた格納画像データを基にした画像をこの決定された被画像形成媒体に形成する第1画像形成処理、及び前記読み取られた原稿画像を基にした画像を被画像形成媒体に形成する第2画像形成処理を実行する画像形成手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0014】
またさらに、この発明によれば、
予め用意された複数の異なるサイズの被画像形成媒体の中から最大サイズの被画像形成媒体を選出する選出手段と、
この選出された最大サイズの被画像形成媒体に記録可能な有効記録ライン数の上限値に所定数を乗算して得られる画像ライン数を、単一頁として格納可能な最大画像ライン数として設定する設定手段と、
主走査方向のサイズデータが付加された画像データを受信する受信手段と、
この受信された受信画像データの単一頁の副走査方向の画像ライン数をカウントするカウント手段と、
このカウントされた受信画像データの単一頁の画像ライン数が前記最大画像ライン数以下のときにはこのカウントされた画像ライン数のデータを付加してこの受信画像データの単一頁をそのまま単一頁として格納し、このカウントされた受信画像データの単一頁の画像ライン数が前記最大画像ライン数より多いときにはこの受信画像データの単一頁を前記最大画像ライン数単位で分割しこの分割された夫々の受信画像データに画像ライン数のデータを付加してこの分割された夫々の受信画像データを単一頁として格納する格納手段と、
この単一頁として格納された格納画像データに付加された主走査方向のサイズデータを基にして、予め用意された複数の異なるサイズの被画像形成媒体の中からこの格納画像データを出力する被画像形成媒体を決定する決定手段と、
原稿台に載置された原稿画像を読み取る読取手段と、
前記格納画像データを基にして形成される画像を被画像形成媒体に出力する際、この格納画像データの画像ライン数が前記決定された被画像形成媒体に記録可能な有効記録ライン数を越えたときの超過ライン数に応じて、この格納画像データから超過ライン分を切り捨てて前記決定された被画像形成媒体に形成する処理、この格納画像データを副走査方向に縮小して前記決定された被画像形成媒体に形成する処理、この格納画像データを前記決定された被画像形成媒体よりサイズの大きい被画像形成媒体に形成する処理、この格納画像データを主走査方向及び副走査方向に縮小して所定の被画像形成媒体に形成する処理を施すことにより、この格納画像データを基にして形成される画像全体を被画像形成媒体に形成する第1画像形成処理、及び前記読み取られた原稿画像を基にした画像を被画像形成媒体に形成する第2画像形成処理を実行する画像形成手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。この画像形成装置は、複写機能とファクシミリ機能を備えたものであり、以下複合機と称する。
【0016】
図1に示すように、複合機の装置本体10内には、原稿画像を読み取るスキャナ部4、および画像データを基にした画像をカット紙等の用紙に記録するプリンタ部6が設けられている。
【0017】
装置本体10の上面には、読取対象物、つまり原稿Dが載置される透明なガラスからなる原稿載置台12が設けられている。また、装置本体10の上面には、原稿載置台12上に原稿を自動的に送る自動原稿送り装置7(以下、ADFと称する)が配設されている。このADF7は、原稿載置台12に対して開閉可能に配設され、原稿載置台に載置された原稿Dを原稿載置台12に密着させる原稿押さえとしても機能する。
【0018】
ADF7は、原稿Dがセットされる原稿トレイ8、原稿の有無を検出するエンプティセンサ9、原稿トレイ8から原稿を一枚づつ取り出すピックアップローラ14、取り出された原稿を搬送する給紙ローラ15、原稿の先端を整位するアライニングローラ対16、原稿載置台12のほぼ全体を覆うように配設された搬送ベルト18を備えている。そして、原稿トレイ8に上向きにセットされた複数枚の原稿は、その最下の頁、つまり、最終頁から順に取り出され、アライニングローラ対16により整位された後、搬送ベルト18によって原稿載置台12の所定位置へ搬送される。
【0019】
ADF7において、搬送ベルト18を挟んでアライニングローラ対16と反対側の端部には、反転ローラ20、非反転センサ21、フラッパ22、排紙ローラ23が配設されている。後述するスキャナ部4により画像情報の読み取られた原稿Dは、搬送ベルト18により原稿載置台12上から送り出され、反転ローラ20、フラッパ21、および排紙ローラ22を介してADF7上面の原稿排紙部24上に排出される。原稿Dの裏面を読み取る場合、フラッパ22を切換えることにより、搬送ベルト18によって搬送されてきた原稿Dは、反転ローラ20によって反転された後、再度搬送ベルト18により原稿載置台12上の所定位置に送られる。
【0020】
装置本体10内に配設されたスキャナ部4は、原稿載置台12に載置された原稿Dを照明する光源としての露光ランプ25、および原稿Dからの反射光を所定の方向に偏向する第1のミラー26を有し、これらの露光ランプ25および第1のミラー26は、原稿載置台12の下方に配設された第1のキャリッジ27に取り付けられている。
【0021】
第1のキャリッジ27は、原稿載置台12と平行に移動可能に配置され、図示しない歯付きベルト等を介して駆動モータにより、原稿載置台12の下方を往復移動される。
【0022】
また、原稿載置台12の下方には、原稿載置台12と平行に移動可能な第2のキャリッジ28が配設されている。第2のキャリッジ28には、第1のミラー26により偏向された原稿Dからの反射光を順に偏向する第2および第3のミラー30、31が互いに直角に取り付けられている。第2のキャリッジ28は、第1のキャリッジ27を駆動する歯付きベルト等により、第1のキャリッジ27に対して従動されるとともに、第1のキャリッジに対して、1/2の速度で原稿載置台12に沿って平行に移動される。
【0023】
また、原稿載置台12の下方には、第2のキャリッジ28上の第3のミラー31からの反射光を集束する結像レンズ32と、結像レンズにより集束された反射光を受光して光電変換するCCDセンサ34とが配設されている。結像レンズ32は、第3のミラー31により偏向された光の光軸を含む面内に、駆動機構を介して移動可能に配設され、自身が移動することで反射光を所望の倍率で結像する。そして、CCDセンサ34は、入射した反射光を光電変換し、読み取った原稿Dに対応する電気信号を出力する。
【0024】
一方、プリンタ部6は、レーザ露光部40を備えている。レーザ露光部40は、光源としての半導体レーザ41と、半導体レーザ41から出射されたレーザ光を連続的に偏向する走査部材としてのポリゴンミラー36と、ポリゴンミラー36を後述する所定の回転数で回転駆動する走査モータとしてもポリゴンモータ37と、ポリゴンミラーからのレーザ光を偏向して後述する感光体ドラム44へ導く光学系42とを備えている。このような構成のレーザ露光部40は、装置本体10の図示しない支持フレームに固定支持されている。
【0025】
半導体レーザ41は、スキャナ部4により読み取られた原稿Dの画像情報、あるいはファクシミリ送受信文書情報等に応じてオン・オフ制御され、このレーザ光はポリゴンミラー36および光学系42を介して感光体ドラム44へ向けられ、感光体ドラム44周面を走査することにより感光体ドラム44周面上に静電潜像を形成する。
【0026】
また、プリンタ部6は、装置本体10のほぼ中央に配設された像担持体としての回転自在な感光体ドラム44を有し、感光体ドラム44周面は、レーザ露光部40からのレーザ光により露光され、所望の静電潜像が形成される。感光体ドラム44の周囲には、ドラム周面を所定の電荷に帯電させる帯電チャージャ45、感光体ドラム44周面上に形成された静電潜像に現像剤としてのトナーを供給して所望の画像濃度で現像する現像器46、後述する用紙カセットから給紙された被転写材、つまり、用紙Pを感光体ドラム44から分離させるための剥離チャージャ47を一体に有し、感光体ドラム44に形成されたトナー像を用紙Pに転写させる転写チャージャ48、感光体ドラム44周面から用紙Pを剥離する剥離爪49、感光体ドラム44周面に残留したトナーを清掃する清掃部50、および、感光体ドラム44周面の除電する除電器51が順に配置されている。
【0027】
装置本体10内の下部には、それぞれ装置本体から引出し可能な上段カセット52、中段カセット53、下段カセット54が互いに積層状態に配設され、各カセット内にはサイズの異なる用紙が装填されている。これらのカセットの側方には大容量フィーダ55が設けられ、この大容量フィーダ55には、使用頻度の高いサイズの用紙P、例えば、A4サイズの用紙Pが約3000枚収納されている。また、大容量フィーダ55の上方には、手差しトレイ56を兼ねた給紙カセット57が脱着自在に装着されている。
【0028】
装置本体10内には、各カセットおよび大容量フィーダ55から感光体ドラム44と転写チャージャ48との間に位置した転写部を通って延びる搬送路58が形成され、搬送路58の終端には定着器60が設けられている。定着器60に対向した装置本体10の側壁には排出口61が形成され、排出口には排紙トレイ62が装着されている。
【0029】
上段カセット52、中段カセット53、下段カセット54、給紙カセット57の近傍および大容量フィーダ55の近傍には、カセットあるいは大容量フィーダから用紙Pを一枚づつ取り出すピックアップローラ63がそれぞれ設けられている。また、搬送路58には、ピックアップローラ63により取り出された用紙Pを搬送路58を通して搬送する多数の給紙ローラ対64が設けられている。
【0030】
搬送路58において感光体ドラム44の上流側にはレジストローラ対65が設けられている。レジストローラ対65は、取り出された用紙Pの傾きを補正するとともに、感光体ドラム44上のトナー像の先端と用紙Pの先端とを整合させ、感光体ドラム44周面の移動速度と同じ速度で用紙Pを転写部へ給紙する。レジストローラ対65の手前、つまり、給紙ローラ64側には、用紙Pの到達を検出するアライニング前センサ66が設けられている。
【0031】
ピックアップローラ63により各カセットあるいは大容量フィーダ55から1枚づつ取り出された用紙Pは、給紙ローラ対64によりレジストローラ対65へ送られる。そして、用紙Pは、レジストローラ対65により先端が整位された後、転写部に送られる。
【0032】
転写部において、感光体ドラム44上に形成された現像剤像、つまり、トナー像が、転写チャージャ48により用紙P上に転写される。トナー像の転写された用紙Pは、剥離チャージャ47および剥離爪49の作用により感光体ドラム44周面から剥離され、搬送路52の一部を構成する搬送ベルト67を介して定着器60に搬送される。そして、定着器60によって現像剤像が用紙Pに溶融定着さた後、用紙Pは、給紙ローラ対68および排紙ローラ対69により排出口61を通して排紙トレイ62上へ排出される。
【0033】
搬送路58の下方には、定着器60を通過した用紙Pを反転して再びレジストローラ対65へ送る自動両面装置70が設けられている。自動両面装置70は、用紙Pを一時的に集積する一時集積部71と、搬送路58から分岐し、定着器60を通過した用紙Pを反転して一時集積部71に導く反転路72と、一時集積部に集積された用紙Pを一枚づつ取り出すピックアップローラ73と、取り出された用紙を搬送路74を通してレジストローラ対65へ給紙する給紙ローラ75とを備えている。また、搬送路58と反転路72との分岐部には、用紙Pを排出口61あるいは反転路72に選択的に振り分ける振り分けゲート76が設けられている。
【0034】
両面コピーを行う場合、定着器60を通過した用紙Pは、振り分けゲート76により反転路72に導かれ、反転された状態で一時集積部71に一時的に集積された後、ピックアップローラ73および給紙ローラ対75により、搬送路74を通してレジストローラ対65へ送られる。そして、用紙Pはレジストローラ対65により整位された後、再び転写部に送られ、用紙Pの裏面にトナー像が転写される。その後、用紙Pは、搬送路58、定着器60および排紙ローラ69を介して排紙トレイ62上に排紙される。
【0035】
次に、図2を参照して、複合機における電気的接続及び制御のための信号の流れについて説明する。
この図2に示すように複合機には、上記説明したスキャナ部4及びプリンタ部6に加えて、操作パネル部80及び主制御部90が設けられている。操作パネル部80には、複写開始及びファクシミリ送信開始を指示するスタートキー81、複合機における画像出力のための各種条件を設定するためのタッチセンサパネル82aを備えた入力部82、操作パネル部80を制御するパネルCPU83、複写枚数および複写倍率の設定に利用されるテンキー84などが設けられている。
【0036】
この図2に示すように複合機は、主制御部90内のメインCPU91と、スキャナ部4内のスキャナCPU100と、プリンタ部6内のプリンタCPU110の3つのCPUで構成される。
【0037】
メインCPU91は、プリンタCPU110と共有RAM95を介して双方向通信を行うものであり、メインCPU91は動作指示をだし、プリンタCPU110は状態ステータスを返すようになっている。プリンタCPU110とスキャナCPU100はシリアル通信を行い、プリンタCPU110は動作指示をだし、スキャナCPU100は状態ステータスを返すようになっている。操作パネル部80は、メインCPU91に接続される。
【0038】
主制御部90は、メインCPU91、ROM92、RAM93、NVM94、共有RAM95、入出力用符号化/復号化部152、画像メモリ154、回線用符号化/復号化部156、ファイル蓄積メモリ158、画像処理部96、通信部99によって構成されている。
【0039】
メインCPU91は、主制御部90の全体を制御するものである。ROM92は、制御プログラムが記憶されているものである。RAM93は、一時的にデータを記憶するものである。NVM(持久ランダムアクセスメモリ:Nonvolatile RAM )94は、バッテリ(図示しない)にバックアップされた不揮発性のメモリであり、電源を切った時NVM94上のデータを保持するようになっている。共有RAM95は、メインCPU91とプリンタCPU110との間で、双方向通信を行うために用いるものである。
【0040】
通信部99は、通信制御部99a、モデム99b、及びNCU99c等により構成されている。通信制御部99aは、発呼時のダイヤル送信制御及び着信検出制御、並びに送受信データの通信手順を制御し通信データの送受信を行うものである。モデム99bは、送受信データの変調・復調を行うものである。NCU99cは、回線の捕捉開放を行うための網終端回路である。
【0041】
入出力用符号化/複合化部152には、副走査ライン数カウント部152a、及び縮小部152bが設けられている。この入出力用符号化/複合化部152は、複写入力及びファクシミリ送信出力の際にスキャナ部4により読み取られた画像データを符号化してファイル蓄積メモリ158に蓄積したり、複写出力及びファクシミリ受信出力の際にファイル蓄積メモリ158に蓄積された符号化された画像データを復号化して画像メモリ154に展開するものである。また、この展開時に、副走査ライン数カウント部154aにより復号化された画像データの副走査ライン数がカウントされる。さらに、縮小部154bにより、復号化された画像データが必要に応じて間引き処理により縮小される。画像メモリ154は、スキャナ部4から送られる画像データの格納、及び画像データ出力時に展開された画像データが格納されるものである。
【0042】
回線用符号化/複合化部156には、副走査ライン数カウント部156a、及び縮小部156bが設けられている。この回線用符号化/復号化部156は、ファクシミリ送受信出力の際に画像データをファクシミリ用に符号化したり、ファクシミリ用に符号化された画像データを復号化したりする。また、受信時に、副走査ライン数カウント部156aにより画像データの副走査ライン数がカウントされる。さらに、縮小部156bにより、画像データに対して必要に応じて定型縮小処理がなされる。
【0043】
ファイル蓄積メモリ158h、送受信画像データの蓄積用である。画像処理部96は、画像データ出力時における、画像データ切り捨て処理、及び副走査方向及び主走査方向に対する縮小処理等を行う。なお、これら各処理の詳細については後に説明するものとする。
【0044】
スキャナ部4は、スキャナ部4の全体を制御するスキャナCPU100、制御プログラム等が記憶されているROM101、データ記憶用のRAM102、CCDセンサ34を駆動するCCDドライバ103、露光ランプ25およびミラー26、27、28等を移動するモータの回転を制御するスキャンモータドライバ104、CCDセンサ34からのアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換回路とCCDセンサ34のばらつきあるいは周囲の温度変化などに起因するCCDセンサ34からの出力信号に対するスレッショルドレベルの変動を補正するためのシェーディング補正回路とシェーディング補正回路からのシェーディング補正されたディジタル信号を一旦記憶するラインメモリからなる画像補正部105によって構成されている。
【0045】
プリンタ部6は、プリンタ部6の全体を制御するプリンタCPU110、制御プログラム等が記憶されているROM111、データ記憶用のRAM112、半導体レーザ41による発光をオン/オフするレーザドライバ113、レーザユニット40のポリゴンモータ37の回転を制御するポリゴンモータドライバ114、用紙サイズの選択(上段カセット52、中段カセット53、下段カセット54の選択)及び搬送路58による用紙Pの搬送を制御する用紙選択搬送部115、帯電チャージャ45、現像器46、転写チャージャ48を用いて帯電、現像、転写を行う現像プロセス部116、定着器60を制御する定着制御部117、およびオプション部118によって構成されている。
【0046】
なお、通信部99、入出力用符号化/復号化部152、画像メモリ154、回線用符号化/復号化部156、ファイル蓄積メモリ158、画像処理部96、画像補正部105、及びレーザドライバ113は120によって接続されている。
【0047】
次に、図3〜図5に示すフローチャートを参照して、この発明のポイントであるファクシミリデータ受信格納出力処理について説明する。
ここで、ファクシミリにより送信される画像データについて簡単に説明する。ファクシミリにより送信される画像データには、この画像データの主走査方向のサイズデータが含まれており、この画像データを受信した受信機側(複合機側)ではこの画像データを出力する際に、この画像データに含まれている主走査方向のサイズデータを基にして、この画像データを出力する用紙サイズを決定する。ここで、問題となるのは、受信された画像データの主走査方向のサイズデータだけで、この画像データを出力する用紙サイズが決定されることである。つまり、この画像データの主走査方向のサイズが決定された用紙に納まるとしても、この画像データの副走査方向のサイズが決定された用紙に納まるとは限らない。そこで、図3〜図5のフローチャートに示すファクシミリデータ受信格納出力処理が行われる。
【0048】
まず、図3のフローチャートを参照して、ファクシミリデータ受信格納処理について説明する。
ファクシミリデータの受信処理が開始されると、メインCPU91により使用可能な用紙の中から最大サイズの用紙が決定される(ST10)。ここで、仮に複合機に、A3、B4、A4サイズの用紙が収納されているとすると、決定される最大サイズの用紙はA3サイズの用紙ということになる。A3サイズが用紙切れしているときには、決定される最大サイズの用紙はB4サイズの用紙ということになる。つまり、決定される最大サイズの用紙は、複合機に存在する用紙サイズにより異なる。
【0049】
このように決定された最大サイズの用紙に記録可能な有効記録ライン数の上限値を基にして、単一頁として格納可能な最大画像ライン数が設定される(ST12)。この設定はメインCPU91により行われる。設定される最大画像ライン数は、(最大サイズの用紙の副走査有効ライン数)/(固定縮小処理の最小倍率)により算出される。この実施形態では、原稿(長尺原稿)を副走査方向にのみ縮小して単一頁内に収める処理を固定縮小処理と定義する。仮に、この固定縮小処理の最小倍率が90%であるとすると、最大画像ライン数=(最大サイズの用紙の有効記録ライン数)/0.9ということになる。つまり、この最大画像ライン数に対して最小倍率の固定縮小処理かけたものが、最大サイズの用紙に出力可能なサイズの上限ということになる。
【0050】
次に、回線用符号化/復号化部156が起動され、副走査ライン数カウント部156aにより受信画像データの単一頁の副走査ライン数(副走査方向の画像ライン数)がカウントされる(ST14)。このとき、副走査ライン数カウント部156aによるカウントアップが監視される(ST16)。副走査ライン数カウント部156aによるカウントアップにより(ST16、YES)、受信画像データの副走査ライン数の単一頁のカウント値とST12で設定された最大画像ライン数とが比較される(ST18)。
【0051】
カウント値が最大画像ライン数以下の場合(カウント値≦最大画像ライン数)には(ST18、YES)、回線用符号化/復号化部156の復号化頁終了ステータスが確認される(ST20)。これにより、ページ終了であることが判明すると(ST20、YES)、ファイル蓄積メモリ158へこの受信画像データの単一頁がそのまま単一頁として格納される(ST22)。また、このとき、ファイル蓄積メモリ158へ格納される単一頁としての受信画像データには、付加情報として副走査ライン数のデータが付加される。つまり、受信画像データの単一頁の副走査ライン数が最大画像ライン数以下の場合には、受信画像データの単一頁がそのまま単一頁として格納されることになる。
【0052】
カウント値が最大画像ラインより大きくなると(ST18、NO)、強制分割処理がなされる。この場合、回線用符号化/復号化部156による復号化処理が一旦停止され、同時にファイル蓄積メモリ158へ格納するために並行動作している符号化処理が頁終了される(ST24)。つまり、受信画像データの単一頁の副走査ライン数が最大画像ライン数より多い場合には、受信画像データの単一頁を最大画像ライン数単位で分割し、この分割された受信画像データ夫々が単一頁としてファイル蓄積メモリ158へ格納される(ST26)。このST26の分割処理のイメージを図6に示す。また、このとき、ファイル蓄積メモリ158へ単一頁として格納された受信画像データには、付加情報としてこの受信画像データの副走査ライン数のデータが付加される。
【0053】
上記説明した強制分割処理が完了すると、一旦停止されていた回線用符号化/復号化部156の復号化処理の再開、及び符号化処理の開始(次頁としての開始)が行われる(ST28)。
【0054】
続いて、図4及び図5に示すフローチャートを参照して、ファクシミリデータ出力処理について説明する。
画像データの出力が開始されると、まず、ファイル蓄積メモリ158に単一頁として格納されている格納画像データ、つまり図3のフローチャートST22又はST26で格納された格納画像データに含まれる主走査方向のサイズデータを基にして、この画像データを出力する用紙サイズが設定される(ST30)。勿論、複合機に用意されている用紙サイズの中から設定されることになる。
【0055】
なお、このST30においては、あくまで主走査方向のサイズデータを基にした用紙サイズの設定であり、格納画像データにより形成される画像全体がこの設定された設定用紙に出力できるとは限らない(副走査方向が十分に出力できないことがある)。そこで、ST32以降の処理において、この格納画像データに付加されている副走査ライン数のデータを基にして、この格納画像データに対して各種処理を施し、又は用紙サイズを変更してこの格納画像データにより形成される画像全体が出力される。
【0056】
ST30において用紙サイズが設定されると、格納画像データに付加されている副走査ライン数のデータが確認される(ST32)。格納画像データに付加されている副走査ライン数のデータから、格納画像データの副走査ライン数が、ST30で設定された設定用紙の有効記録ライン数以下であることが判明した場合(副走査ライン数≦設定用紙の有効記録ライン数)には(ST34、YES)、格納画像データが設定用紙にそのまま100%出力される(ST36)。なお、通常の等倍複写もこの処理に該当する。
【0057】
格納画像データの副走査ライン数が、設定用紙の有効記録ライン数より多く予め設定された切り捨てライン数以下であることが判明した場合(設定用紙の有効記録ライン数<副走査ライン数≦切り捨てライン数)には(ST38、YES)、切り捨て等倍出力処理が実行される(ST40)。このときの出力先は、ST30で設定された設定用紙である。
【0058】
ここで、切り捨て等倍処理について説明する。切り捨て等倍処理とは、格納画像データの副走査ライン数が、設定用紙の有効記録ライン数より多く予め設定された切り捨てライン数以下の場合に実行されるものであり、格納画像データから設定用紙の有効記録ライン数を越えた超過分の副走査ライン数を切り捨てて、この切り捨て処理がなされた画像データを設定用紙に等倍出力する処理である。画像データには、頁の後端部分に余白等の不要情報が存在することが多いという特徴があり、この特徴を生かして、この不要情報である後端部分を切り捨てて等倍出力する。この処理を利用することにより、格納画像データの副走査ライン数がわずかに設定用紙の有効記録ライン数を越える場合には、縮小処理等により画像を劣化させることなく、設定用紙に等倍出力することが可能となる。この切り捨て等倍処理のイメージを図7に示す。
【0059】
格納画像データの副走査ライン数が、予め設定された切り捨てライン数より多く予め設定された縮小ライン数以下であることが判明した場合(切り捨てライン数<副走査ライン数≦縮小ライン数)には(ST42、YES)、固定縮小記録がなされる(ST44)。このときの記録先は、ST30で設定された設定用紙である。
【0060】
ここで、固定縮小記録について説明する。固定縮小記録は、前記した固定縮小処理(副走査方向のみの縮小処理)により縮小された画像データを記録する処理のことである。つまり、画像データに固定縮小率、例えば95%、90%の縮小率をかけて縮小処理された画像データが出力される。この固定縮小処理は、入出力用符号化/復号化部152における縮小部152bにより行われる。この固定縮小記録のイメージを図8に示す。なお、縮小率95%、90%の選択は、ST42で使用される縮小ライン数に、95%用の縮小ライン数と90%用の縮小ライン数とを持たせることにより実現できる(95%用の縮小ライン数<90%用のの縮小ライン数)。
【0061】
格納画像データの副走査ライン数が、予め設定された縮小ライン数より多いことが判明した場合には(ST42、NO)、出力先を設定用紙より大きいサイズの用紙へ変更可能か否かの判断がなされる(ST46)。つまり、固定縮小処理を実施しても、ST30で設定された設定用紙に格納画像データにより形成される画像全体を出力できない場合には、この設定用紙より大きいサイズの用紙へ出力しようというものである。ST46における判断は、予め設定された条件を基になされる。予め設定された条件とは、予めST30で設定される設定用紙のサイズより大きいサイズの用紙へ変更することを許可する設定である。この設定はユーザにより任意に変更することができるものとする。
【0062】
格納画像データの副走査ライン数が予め設定された縮小ライン数より多いことが判明し(ST42、NO)、ST30で設定された設定用紙より大きいサイズの用紙へ変更が可能な場合(ST46、YES)、格納画像データの副走査ライン数に応じて、サイズ変更された用紙に対する出力処理が実行される(ST48)。
【0063】
ここで、図5のフローチャートを参照して、ST48におけるサイズ変更された用紙に対する出力について説明する。格納画像データの副走査ライン数が縮小ライン数より多く、B4サイズの用紙の画像ライン数以下の場合(縮小ライン数<副走査ライン数≦B4の画像ライン数)には(ST70、YES)、この格納画像データは、B4サイズの用紙に対して等倍出力される(ST72)。
【0064】
格納画像データの副走査ライン数がB4サイズの用紙の画像ライン数より多く、B4サイズの用紙の画像ライン数×1.1以下の場合(B4の画像ライン数<副走査ライン数≦B4の画像ライン数×1.1)には(ST74、YES)、この格納画像データは、B4サイズの用紙に対して固定縮小記録される(ST76)。
【0065】
格納画像データの副走査ライン数がB4サイズの用紙の画像ライン数×1.1より多く、A3サイズの用紙の画像ライン数以下の場合(B4の画像ライン数×1.1<副走査ライン数≦A3の画像ライン数)には(ST78、YES)、この格納画像データは、A3サイズの用紙に対して等倍出力される(ST80)。
【0066】
格納画像データの副走査ライン数がA3サイズの用紙の画像ライン数より多く、A3サイズの用紙の画像ライン数×1.1以下の場合(A3の画像ライン数<副走査ライン数≦A3の画像ライン数×1.1)には(ST82、YES)、この格納画像データは、A3サイズの用紙に対して固定縮小記録される(ST84)。
【0067】
再び、図4のフローチャートに戻り説明する。格納画像データの副走査ライン数が、予め設定された縮小ライン数より多いことが判明し(ST42、NO)、出力先をST30で設定された設定用紙サイズより大きいサイズの用紙へ変更できない場合(ST46、NO)、定型縮小記録が可能か否かの判断がなされる(ST50)。つまり、固定縮小処理を実施しても、ST30で設定された設定用紙に格納画像データが単一頁として出力できない場合であって、出力先を設定用紙より大きいサイズの用紙に変更できないときには(ST46、NO)、定型縮小記録により格納画像データの単一頁を単一頁として出力しようというものである。
【0068】
ここで言う定型縮小記録とは、画像データに対して主走査方向及び副走査方向に縮小率をかけることによりこの画像データを相似縮小して、この相似縮小された画像データをST30で設定された設定用紙より大きいサイズの用紙に出力するものである。ST64における判断は、予め設定された条件に従ってなされる。つまり、予め定型縮小記録を許可する設定がなされているときに定型縮小記録が可能であり、それ以外の場合には格納画像データは出力不可とされる(ST52)。
【0069】
定型縮小記録を許可する設定がなされているときには(ST50、YES)、格納画像データの副走査ライン数に応じた定型縮小記録が実行される(ST54〜ST62)。格納画像データの副走査ライン数がB4の画像ライン数×1.1以下の場合(縮小ライン数<副走査ライン数≦B4の画像ライン数×1.1)には(ST54、YES)、格納画像データに対してB4→A4縮小処理がなされ、この格納画像データがA4サイズの用紙に出力される(ST56)。
【0070】
格納画像データの副走査ライン数がB4の画像ライン数×1.1より多い場合には(ST54、NO)、まず、B4サイズの用紙の有無が確認される(ST58)。B4サイズの用紙が切れている場合には(ST58、NO)、格納画像データに対してA3→A4縮小処理がなされ、この格納画像データがA4サイズの用紙に出力される(ST60)。B4サイズの用紙が存在する場合には(ST58、YES)、格納画像データに対してA3→B4縮小処理がなされ、この格納画像データがB4サイズの用紙に出力される(ST62)。このST56、ST60、ST62の縮小処理のイメージを図9に示す。なお、B4→A4は81%の縮小処理、A3→B4は86%の縮小処理、A3→A4は70%の縮小処理であるものとする。
【0071】
以上の処理において、ファイル蓄積メモリ158内に格納された格納画像データは、入出力用符号化/復号化部152により複合化され、必要に応じて縮小部152bにより用紙サイズに納まるように処理され、画像メモリ154に展開される。その後、プリンタ部6によりこの画像メモリ154に展開された画像データが出力される。つまり、この発明によれば、画像メモリ154は、最大サイズの用紙(この実施形態の場合にはA3サイズの用紙)における有効記録ライン数分の容量を持てばよいことになる。
【0072】
また、上記説明したように、画像データ受信時に必要に応じてこの画像データに強制分割処理が行われるので、出力時には画像メモリに展開された画像データを出力するだけでよい。これにより、ファクシミリ機能による画像出力処理と、複写機能による画像出力処理とを共通化することが可能となる。
【0073】
【発明の効果】
この発明によれば下記の効果を奏する画像データ受信格納出力方法及び画像形成装置が提供できる。
(1)画像データ受信時に、強制分割処理、切り捨て処理、各種縮小処理に必要とされる画像データの副走査ライン数がカウントされ、必要に応じてこの画像データに強制分割処理が行われ、さらに画像データ出力時には必要に応じて切り捨て処理及び各種縮小処理が施された画像データが画像メモリに展開されるので、この画像メモリに展開された画像データをそのまま出力するだけで画像形成処理を完了することができる。これにより、ファクシミリ機能及び複写機能を備えた複合機の出力処理を簡略化(共通化)することができる。
【0074】
(2)画像データ受信時に、強制分割処理、切り捨て処理、各種縮小処理に必要とされる画像データの副走査ライン数がカウントされ、必要に応じてこの画像データに強制分割処理が行われ、さらに画像データ出力時には必要に応じて切り捨て処理及び各種縮小処理が施された画像データが画像メモリに展開されるので、この画像メモリの容量を、出力先となる用紙の中で最大サイズの用紙の有効記録ライン数に相当する容量とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る画像形成装置(複合機)の概略構成を示す断面図。
【図2】画像形成装置(複合機)の電気的接続及び制御のための信号の流れを説明するブロック図。
【図3】ファクシミリデータ受信格納処理を示すフローチャート図。
【図4】画像データ出力処理を示すフローチャート図。
【図5】画像データ出力処理を示すフローチャート図。
【図6】強制分割処理のイメージ図。
【図7】切り捨て等倍出力のイメージ図。
【図8】固定縮小処理のイメージ図。
【図9】定型縮小処理のイメージ図。
【符号の説明】
4…スキャナ部
6…プリンタ部
80…操作パネル部
90…主制御部
91…メインCPU
96…画像処理部
99…通信部
99a…通信制御部
99b…モデム
99c…NCU
152…入出力用符号化/復号化部
152a…副走査ライン数カウント部
152b…縮小部
154…画像メモリ
156…回線用符号化/復号化部
156a…副走査ライン数カウント部
156b…縮小部
158…ファイル蓄積メモリ

Claims (6)

  1. 予め用意された複数の異なるサイズの被画像形成媒体の中から最大サイズの被画像形成媒体を選出し、
    この選出された最大サイズの被画像形成媒体に記録可能な有効記録ライン数の上限値に所定数を乗算して得られる画像ライン数を、単一頁として格納可能な最大画像ライン数として設定し、
    主走査方向のサイズデータが付加された画像データを受信し、
    この受信された受信画像データの単一頁の副走査方向の画像ライン数をカウントし、
    このカウントされた受信画像データの単一頁の画像ライン数が前記最大画像ライン数以下のときにはこのカウントされた画像ライン数のデータを付加してこの受信画像データの単一頁をそのまま単一頁として格納し、このカウントされた受信画像データの単一頁の画像ライン数が前記最大画像ライン数より多いときにはこの受信画像データの単一頁を前記最大画像ライン数単位で分割しこの分割された夫々の受信画像データに画像ライン数のデータを付加してこの分割された夫々の受信画像データを単一頁として格納し、
    この単一頁として格納された格納画像データに付加された主走査方向のサイズデータを基にして、予め用意された複数の異なるサイズの被画像形成媒体の中からこの格納画像データを出力する被画像形成媒体を決定し、
    前記格納画像データを基にして形成される画像を被画像形成媒体に出力する際、この格納画像データの画像ライン数が前記決定された被画像形成媒体に記録可能な有効記録ライン数を越えたときの超過ライン数に応じて、この格納画像データを副走査方向に縮小して前記決定された被画像形成媒体に出力する処理、又はこの格納画像データを主走査方向及び副走査方向に縮小して前記決定された被画像形成媒体に出力する処理を選択して、この格納画像データを基にして形成される画像全体を前記被画像形成媒体に出力する、
    ことを特徴とする画像データ受信格納出力方法。
  2. 予め用意された複数の異なるサイズの被画像形成媒体の中から最大サイズの被画像形成媒体を選出し、
    この選出された最大サイズの被画像形成媒体に記録可能な有効記録ライン数の上限値に所定数を乗算して得られる画像ライン数を、単一頁として格納可能な最大画像ライン数として設定し、
    主走査方向のサイズデータが付加された画像データを受信し、
    この受信された受信画像データの単一頁の副走査方向の画像ライン数をカウントし、
    このカウントされた受信画像データの単一頁の画像ライン数が前記最大画像ライン数以下のときにはこのカウントされた画像ライン数のデータを付加してこの受信画像データの単一頁をそのまま単一頁として格納し、このカウントされた受信画像データの単一頁の画像ライン数が前記最大画像ライン数より多いときにはこの受信画像データの単一頁を前記最大画像ライン数単位で分割しこの分割された夫々の受信画像データに画像ライン数のデータを付加してこの分割された夫々の受信画像データを単一頁として格納し、
    この単一頁として格納された格納画像データに付加された主走査方向のサイズデータを基にして、予め用意された複数の異なるサイズの被画像形成媒体の中からこの格納画像データを出力する被画像形成媒体を決定し、
    前記格納画像データを基にして形成される画像を被画像形成媒体に出力する際、この格納画像データの画像ライン数が前記決定された被画像形成媒体に記録可能な有効記録ライン数を越えたときの超過ライン数に応じて、この格納画像データから超過ライン分を切り捨てて前記決定された被画像形成媒体に出力する処理、この格納画像データを副走査方向に縮小して前記決定された被画像形成媒体に出力する処理、又はこの格納画像データを主走査方向及び副走査方向に縮小して前記決定された被画像形成媒体に出力する処理を選択して、この格納画像データを基にして形成される画像全体を前記被画像形成媒体に出力する、
    ことを特徴とする画像データ受信格納出力方法。
  3. 予め用意された複数の異なるサイズの被画像形成媒体の中から最大サイズの被画像形成媒体を選出し、
    この選出された最大サイズの被画像形成媒体に記録可能な有効記録ライン数の上限値に所定数を乗算して得られる画像ライン数を、単一頁として格納可能な最大画像ライン数として設定し、
    主走査方向のサイズデータが付加された画像データを受信し、
    この受信された受信画像データの単一頁の副走査方向の画像ライン数をカウントし、
    このカウントされた受信画像データの単一頁の画像ライン数が前記最大画像ライン数以下のときにはこのカウントされた画像ライン数のデータを付加してこの受信画像データの単一頁をそのまま単一頁として格納し、このカウントされた受信画像データの単一頁の画像ライン数が前記最大画像ライン数より多いときにはこの受信画像データの単一頁を前記最大画像ライン数単位で分割しこの分割された夫々の受信画像データに画像ライン数のデータを付加してこの分割された夫々の受信画像データを単一頁として格納し、
    この単一頁として格納された格納画像データに付加された主走査方向のサイズデータを基にして、予め用意された複数の異なるサイズの被画像形成媒体の中からこの格納画像データを出力する被画像形成媒体を決定し、
    前記格納画像データを基にして形成される画像を被画像形成媒体に出力する際、この格納画像データの画像ライン数が前記決定された被画像形成媒体に記録可能な有効記録ライン数を越えたときの超過ライン数に応じて、この格納画像データから超過ライン分を切り捨てて前記決定された被画像形成媒体に出力する処理、この格納画像データを副走査方向に縮小して前記決定された被画像形成媒体に出力する処理、この格納画像データを前記決定された被画像形成媒体よりサイズの大きい被画像形成媒体に出力する処理、この格納画像データを主走査方向及び副走査方向に縮小して前記決定された被画像形成媒体に出力する処理を選択して、この格納画像データを基にして形成される画像全体を前記被画像形成媒体に出力する、
    ことを特徴とする画像データ受信格納出力方法。
  4. 予め用意された複数の異なるサイズの被画像形成媒体の中から最大サイズの被画像形成媒体を選出する選出手段と、
    この選出された最大サイズの被画像形成媒体に記録可能な有効記録ライン数の上限値に所定数を乗算して得られる画像ライン数を、単一頁として格納可能な最大画像ライン数として設定する設定手段と、
    主走査方向のサイズデータが付加された画像データを受信する受信手段と、
    この受信された受信画像データの単一頁の副走査方向の画像ライン数をカウントするカウント手段と、
    このカウントされた受信画像データの単一頁の画像ライン数が前記最大画像ライン数以下のときにはこのカウントされた画像ライン数のデータを付加してこの受信画像データの単一頁をそのまま単一頁として格納し、このカウントされた受信画像データの単一頁の画像ライン数が前記最大画像ライン数より多いときにはこの受信画像データの単一頁を前記最大画像ライン数単位で分割しこの分割された夫々の受信画像データに画像ライン数のデータを付加してこの分割された夫々の受信画像データを単一頁として格納する格納手段と、
    この単一頁として格納された格納画像データに付加された主走査方向のサイズデータを基にして、予め用意された複数の異なるサイズの被画像形成媒体の中からこの格納画像データを出力する被画像形成媒体を決定する決定手段と、
    前記格納画像データを基にして形成される画像を被画像形成媒体に出力する際、この格納画像データの画像ライン数が前記決定された被画像形成媒体に記録可能な有効記録ライン数を越えたときの超過ライン数に応じて、この格納画像データを副走査方向に縮小して 前記決定された被画像形成媒体に形成する処理、又はこの格納画像データを主走査方向及び副走査方向に縮小して前記決定された被画像形成媒体に形成する処理を選択して、この格納画像データを基にして形成される画像全体を前記被画像形成媒体に形成する画像形成処理を実行する画像形成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 予め用意された複数の異なるサイズの被画像形成媒体の中から最大サイズの被画像形成媒体を選出する選出手段と、
    この選出された最大サイズの被画像形成媒体に記録可能な有効記録ライン数の上限値に所定数を乗算して得られる画像ライン数を、単一頁として格納可能な最大画像ライン数として設定する設定手段と、
    主走査方向のサイズデータが付加された画像データを受信する受信手段と、
    この受信された受信画像データの単一頁の副走査方向の画像ライン数をカウントするカウント手段と、
    このカウントされた受信画像データの単一頁の画像ライン数が前記最大画像ライン数以下のときにはこのカウントされた画像ライン数のデータを付加してこの受信画像データの単一頁をそのまま単一頁として格納し、このカウントされた受信画像データの単一頁の画像ライン数が前記最大画像ライン数より多いときにはこの受信画像データの単一頁を前記最大画像ライン数単位で分割しこの分割された夫々の受信画像データに画像ライン数のデータを付加してこの分割された夫々の受信画像データを単一頁として格納する格納手段と、
    この単一頁として格納された格納画像データに付加された主走査方向のサイズデータを基にして、予め用意された複数の異なるサイズの被画像形成媒体の中からこの格納画像データを出力する被画像形成媒体を決定する決定手段と、
    前記格納画像データを基にして形成される画像を被画像形成媒体に出力する際、この格納画像データの画像ライン数が前記決定された被画像形成媒体に記録可能な有効記録ライン数を越えたときの超過ライン数に応じて、この格納画像データから超過ライン分を切り捨てて前記決定された被画像形成媒体に形成する処理、この格納画像データを副走査方向に縮小して前記決定された被画像形成媒体に形成する処理、又はこの格納画像データを主走査方向及び副走査方向に縮小して前記決定された被画像形成媒体に形成する処理を選択して、この格納画像データを基にして形成される画像全体を前記被画像形成媒体に形成する画像形成処理を実行する画像形成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 予め用意された複数の異なるサイズの被画像形成媒体の中から最大サイズの被画像形成媒体を選出する選出手段と、
    この選出された最大サイズの被画像形成媒体に記録可能な有効記録ライン数の上限値に所定数を乗算して得られる画像ライン数を、単一頁として格納可能な最大画像ライン数として設定する設定手段と、
    主走査方向のサイズデータが付加された画像データを受信する受信手段と、
    この受信された受信画像データの単一頁の副走査方向の画像ライン数をカウントするカウント手段と、
    このカウントされた受信画像データの単一頁の画像ライン数が前記最大画像ライン数以下のときにはこのカウントされた画像ライン数のデータを付加してこの受信画像データの単一頁をそのまま単一頁として格納し、このカウントされた受信画像データの単一頁の画像ライン数が前記最大画像ライン数より多いときにはこの受信画像データの単一頁を前記最大画像ライン数単位で分割しこの分割された夫々の受信画像データに画像ライン数のデータを付加してこの分割された夫々の受信画像データを単一頁として格納する格納手段と、
    この単一頁として格納された格納画像データに付加された主走査方向のサイズデータを 基にして、予め用意された複数の異なるサイズの被画像形成媒体の中からこの格納画像データを出力する被画像形成媒体を決定する決定手段と、
    前記格納画像データを基にして形成される画像を被画像形成媒体に出力する際、この格納画像データの画像ライン数が前記決定された被画像形成媒体に記録可能な有効記録ライン数を越えたときの超過ライン数に応じて、この格納画像データから超過ライン分を切り捨てて前記決定された被画像形成媒体に形成する処理、この格納画像データを副走査方向に縮小して前記決定された被画像形成媒体に形成する処理、この格納画像データを前記決定された被画像形成媒体よりサイズの大きい被画像形成媒体に形成する処理、又はこの格納画像データを主走査方向及び副走査方向に縮小して前記決定された被画像形成媒体に形成する処理を選択して、この格納画像データを基にして形成される画像全体を被画像形成媒体に形成する画像形成処理を実行する画像形成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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