JP2005166241A - 光記録媒体の製造方法及び光透過性スタンパ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ポリカーボネート製の第1基板101上に形成された有機色素を含む第1記録層102と第1反射層103の上に紫外線硬化樹脂の前駆体からなる紫外線硬化性樹脂原料層104aを塗布し、その上に凹凸形状を有する非極性部材であるポリプロピレン製の光透過性スタンパ110を載置し、紫外線照射により樹脂を硬化させた後に、無理な負荷をかけることなく光透過性スタンパ110を容易に剥離して凹凸形状が転写された中間層104を形成し、さらにその上に第2記録層105と第2反射層106とを積層する。
【選択図】 図1
Description
このような積層型多層光記録媒体は、通常、フォトポリメリゼーション法(Photo Polymerization:以下、「2P法」と記すことがある。)と呼ばれる製造方法により製造される。2P法によれば、例えば、記録トラック用の凹凸が形成された透明な第1基板上に第1記録層、第1反射層、記録トラック用の凹凸が形成された中間層、第2記録層、第2反射層をこの順に形成し、最後に第2基板を接着することにより2層構造の光記録媒体が製造される。
即ち、本発明の目的は、製造効率が改善された積層型多層光記録媒体の製造方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、2P法により積層型多層光記録媒体を製造する際に使用される光透過性スタンパを提供することにある。
非極性部材としては、ポリオレフィンであることが好ましく、さらに、ポリオレフィンの中でも、結晶性ポリオレフィンであることが好ましい。そして、結晶性ポリオレフィンの中でも、ポリプロピレンであることが好ましい。上記材料とすれば、本発明の効果が良好に発揮される。
本発明が適用される光記録媒体の製造方法においては、光透過性スタンパの外径が、基板の外径より大きいことが好ましい。この場合、光透過性スタンパの外径が、基板の外径より1mm以上15mm以下の範囲で大きいことが好ましい。光透過性スタンパの外径を基板の外径より大きくすることにより、中間層製造時に端部バリが発生しても、この端部バリの除去が容易になる。
(本実施の態様が適用される光記録媒体の製造方法の好ましい態様)
図1は、本実施の形態が適用される光記録媒体の製造方法の好ましい一例を説明するための図である。図1には、積層型多層光記録媒体の製造方法の例として、有機色素を含む2つの記録層を有するデュアルレイヤタイプの片面入射型の光記録媒体(片面2層DVD−R又は片面2層DVDレコーダブル・ディスク)の製造方法が示されている。
また、ここでは、データ基板111上に紫外線硬化性樹脂の前駆体を直接塗布しているが、これに限られるものではなく、例えば、データ基板111上に他の層を設けても良い。スピンコートの回転数は、通常500〜6000rpm程度である。
尚、本実施の形態では、樹脂原料層の材料の例として紫外線硬化性樹脂を用いている。しかしながら、樹脂原料層の材料は、紫外線硬化性樹脂に限られるものではなく、例えば、熱硬化性樹脂を用いることもできる。
ここで、「極性」とは分子内で電子が局在し電荷が不均一に偏った状態をいう。また、「非極性」とは上記電荷の偏りが存在しない状態をいう。
尚、「分子中に極性基を有しない高分子材料」は、理想的には、その高分子の基本構造の中に極性基を全く有しない高分子をいう。
より具体的には、ポリオレフィンとしては、例えば、α−オレフィンの重合体、環状オレフィンの重合体が挙げられる。α−オレフィンの重合体としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重合体、エチレンと炭素原子数4〜20のα−オレフィンとの共重合体等が挙げられる。このような炭素原子数4〜20のα−オレフィンとしては、例えば、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、9−メチル−1−デセン、11−メチル−1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセン等が挙げられる。環状オレフィンの重合体としては、例えば、テトラシクロドデセン類とジシクロペンタジエン類との開環重合体の水素添加物である非晶質ポリオレフィン等が挙げられる。
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重合体等の結晶性ポリオレフィンは、広く一般成形材料として使用されている。このため、結晶性ポリオレフィンは、非晶質ポリオレフィンに対して安価に入手することが可能となる。従って、結晶性ポリオレフィンの採用により、積層型多層光記録媒体の製造にかかるコストを低減することが可能となる。
これら結晶性ポリオレフィンの中では、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重合体が耐疲労特性(ヒンジ特性)・耐熱性に特に優れていることから好ましい。
また、非極性部材の光透過性としては、波長300nm〜400nmの光に対して、厚さ0.6mmの試験片における透過率が、通常10%以上、好ましくは30%以上、さらに好ましくは50%以上である。一方、非極性部材の透過率は、高ければ高いほど好ましいが、通常、99.9%以下となる。
また、光透過性スタンパ110の外径は、第1基板101の外径(光記録媒体100の外径)より大きくすることが好ましい。光透過性スタンパ110の外径を第1基板101の外径より予め大きく設計しておくと、射出成形の際に、光透過性スタンパ110の第1基板101の外径より外側の外周部にも余裕を持って凹凸形状を形成することが可能となり、光透過性スタンパ110の全面にわたって良好な凹凸形状を形成することが出来る。
具体的には、光透過性スタンパ110の外径は、第1基板101の外径より、直径で通常1mm以上、好ましくは2mm以上大きくすることが好ましい。但し、通常、直径で15mm以下、好ましくは10mm以下であることが好ましい。
接着層107は、不透明であっても、表面が多少粗くてもよく、また、遅延硬化型の接着剤も問題なく使用できる。例えば、第2反射層106上にスクリーン印刷等の方法で接着剤を塗布し、紫外線を照射してから第2基板108を載置し、押圧することにより接着層107を形成できる。また、第2反射層106と第2基板108との間に感圧式両面テープを挟んで押圧することにより接着層107を形成することも可能である。
図1(f)の層構成は上記の通り、2つの記録層を有する光記録媒体の一例である。従って、当然ながら図1(f)に図示しない他の層(例えば、第1基板101と第1記録層102との間に下地層を挿入する。)を用いてもよいことはいうまでもない。
本実施の態様においては、光透過性スタンパの外径を第1基板の外径よりも大きくすることが好ましい。この点について、光透過性スタンパの載置及び剥離についてさらに説明する。
図3は、光透過性スタンパの載置及び剥離の一例を示す図である。図3には、光透過性スタンパ310の外径が第1基板101の外径ひいてはデータ基板111の外径と同一である場合における、光透過性スタンパ310の載置及び光透過性スタンパ310の剥離後の一例が示されている。ここで、データ基板111は、第1基板101上に第1記録層102と第1反射層103とが順番に積層された構造を有する。
図4は、光透過性スタンパの載置及び剥離の他の一例を示す図である。図4には、光透過性スタンパ410の外径が第1基板101の外径ひいてはデータ基板111の外径よりも大きい場合における、光透過性スタンパ410の載置及び光透過性スタンパ410の剥離後の一例が示されている。ここで、データ基板111は、第1基板101上に第1記録層102と第1反射層103とが順番に積層された構造を有する。
図4(a)においては、光透過性スタンパ410の外径が第1基板101ひいてはデータ基板111よりも大きくなっている。このため、光透過性スタンパ410を樹脂原料層404a上に載置した際に、樹脂原料層404aの端部が広がって光透過性スタンパ410の外周方向へはみ出すようになる。そして、端部バリ樹脂原料層401aを形成する。これは、樹脂原料層404a(通常は、紫外線硬化性樹脂で形成)が未だ硬化しておらず、流動性を有するからである。
図5は、光透過性スタンパの載置及び剥離のさらに他の一例を示す図である。図5には、光透過性スタンパ510の外径が第1基板101の外径ひいてはデータ基板111の外径よりも大きい場合における、光透過性スタンパ510の載置及び光透過性スタンパ510の剥離後の一例が示されている。ここで、データ基板111は、第1基板101上に第1記録層102と第1反射層103とが順番に積層された構造を有する。
図5(a)においては、光透過性スタンパ510の凹凸形状を有する面の上に別の樹脂原料層504a2が形成されている。そして、この樹脂原料層504a2と、データ基板111上に形成された樹脂原料層504a1と、が向かい合うようにして、光透過性スタンパ510が載置される。光透過性スタンパ510上に設けた樹脂原料層504a2は、端部樹脂原料層505aの分だけ、データ基板111(第1基板101)の外径よりも大きい外径を有することとなる。このため、データ基板111の外径よりも外側に樹脂原料層504a2が大きく張り出すこととなる。そして、端部バリ樹脂原料層501aは、樹脂原料層504a2の外側(端部樹脂原料層505aの外側)に形成されることとなる。
上記外側に形成された端部バリ401(図4(b))、端部中間層505と端部バリ501(図5(b))の除去は、光透過性スタンパ410,510の剥離前又は剥離後のいずれにおいて行ってもよい。生産効率の観点及び中間層404(図4(b)),5044(図5(b))の外径の寸法精度を向上させる観点から、上記外側に形成された中間層は、光透過性スタンパ410,510の剥離前に取り除くことが好ましい。つまり、通常、中間層404(図4(b)),5044(図5(b))の膜厚は薄いので(通常数十μmオーダー)剥離後の除去を高精度に行うことが工業的に困難となる場合がある。また、光透過性スタンパ410,510の剥離後に、端部バリ401(図4(b))、端部中間層505と端部バリ501(図5(b))を除去した場合には、除去した部分が異物(ゴミ)となって光記録媒体に付着しやすい。
図6は、レーザートリミング及び光透過性スタンパの剥離の一例を示す図である。図6(a)は、図4(a)のように光透過性スタンパ610を樹脂原料層(図6(a)中には図示しない。)上に載置し、その後樹脂原料層(図6(a)中には図示しない。)を硬化させて中間層604を形成し、そして、レーザートリミングで「中間層のはみ出し部」(端部バリ601)を取り除いた状態を示す図である。図6(b)は、レーザートリミング後に光透過性スタンパ610を剥離した状態を示す。ここで、データ基板111は、第1基板101上に第1記録層102と第1反射層103とが順番に積層された構造を有する。
図6(a)に示すように、中間層604の外径(データ基板111又は第1基板101と略同一の外径)に沿って、レーザー照射装置(図6(a)では図示しない)からレーザーを照射して、中間層604の外径を形成する。この際に、例えば、データ基板111を回転させることにより、中間層604の外周を形成することができる。そして、その後、図6(b)に示すように、光透過性スタンパ610を剥離すればよい。
図7(a)に示すように中間層704の外径(データ基板111又は第1基板101と略同一の外径)に沿ってレーザー照射装置(図7(a)では図示しない)からレーザーを照射して、中間層704の外径を形成する。この際に、例えば、データ基板111を回転させることにより、中間層704の外周を形成することができる。そして、その後、図7(b)に示すように、光透過性スタンパ710を剥離すればよい。図7においては、端部中間層705が大きく取られているので、「中間層のはみ出し部」(端部中間層705と端部バリ701)が取り除きやすくなっている。
図8及び図9を用いて、一例として、ナイフエッジを挿入して光透過性スタンパを剥離する方法を説明する。
図8は、光透過性スタンパが載置された状態の一例を示す斜視図と断面図である。図8(a)は、平面円環形状を有するデータ基板111上に平面円環形状を有する光透過性スタンパ810が載置された斜視図である。図8(b)は、図8(a)のA−A’における断面図である。
また、図9は、光透過性スタンパとデータ基板との剥離方法の一例を説明するための図である。図9には、図8においてナイフエッジを用いた光透過性スタンパの剥離についての説明図が示されている。尚、図8、図9においては、図を見やすくするために、記録層や反射層は図示していない。
そして、光透過性スタンパ810の剥離は、データ基板111及び光透過性スタンパ810の内径側から、データ基板111と光透過性スタンパ810との間(図8(b)の矢印811)にナイフエッジを挿入することによって行われる。内径側からナイフエッジを挿入する方法は、工業生産上も有利な方法である。
尚、本実施の形態は、積層型多層光記録媒体の製造方法として、有機色素を含む2つの記録層を有するデュアルレイヤタイプの片面2層DVD−Rを例に挙げて説明したが、これに限られるものではない。即ち、データ基板上に、直接又は他の層を介して樹脂原料層を塗布し、凹凸形状を有する光透過性スタンパを固着した後に剥離して、樹脂に光透過性スタンパの凹凸形状を転写して樹脂層を形成する工程を含む製造方法によって製造される光記録媒体又は光記録媒体用積層体であれば、本発明の効果が良好に発揮される。つまり、非極性部材からなる光透過性スタンパを用いることにより、他の構成の光記録媒体に対しても本実施の形態の製造方法を適用することができる。
例えば、記録層を1層のみ有する光記録媒体に適用することもできる。また、記録層を3層以上有し、中間層を2層以上有する光記録媒体に適用することもできる。この場合、2層以上の中間層のそれぞれを形成するのに本実施の形態の製造方法を適用することができる。さらに、上述した実施形態では、いわゆる基板面入射型の光記録媒体の製造方法について説明したが、いわゆる膜面入射型の光記録媒体の製造方法にも当然に適用することができる。
(第1基板)
第1基板101は、光透過性を有し、複屈折率が小さい等、光学特性に優れることが望ましい。また、第1基板101は、射出成形が容易である等成形性に優れることが望ましい。さらに、第1基板101は、吸湿性が小さいことが望ましい。更に、第1基板101は、光記録媒体がある程度の剛性を有するよう、形状安定性を備えることが望ましい。第1基板101を構成する材料としては、特に限定されないが、例えば、アクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィン系樹脂(特に非晶質ポリオレフィン)、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン樹脂、エポキシ樹脂、ガラス等が挙げられる。第1基板101の厚さは、通常、2mm以下、好ましくは1mm以下である。対物レンズと記録層との距離が小さく、また、基板が薄いほどコマ収差が小さい傾向があり、記録密度を上げやすい。但し、光学特性、吸湿性、成形性、形状安定性を十分得るために、通常10μm以上、好ましくは30μm以上である。
第1記録層102は、通常、CD−Rや片面型DVD−R等に用いられる光記録媒体に用いる記録層に比較して、より高感度である必要がある。本実施の形態が適用される光記録媒体100においては、入射したレーザー光109のパワーが、後述する第1反射層103の存在等で半減し、約半分のパワーで記録が行われるために、特に感度が高い必要がある。また、第1記録層102に使用される色素は、350〜900nm程度の可視光〜近赤外域に最大吸収波長λmaxを有し、青色〜近マイクロ波レーザーでの記録に適する色素化合物が好ましい。通常、CD−Rに用いられるような波長770〜830nm程度の近赤外レーザーでの記録に適する色素、DVD−Rに用いられるような波長620〜690nm程度の赤色レーザーでの記録に適する色素、あるいは波長410nmや515nm等のいわゆるブルーレーザーでの記録に適する色素等が、色素化合物としてより好ましい。
第1反射層103は、記録再生光の吸収が小さく、光透過率が、通常40%以上あり、かつ適度な光反射率を有する必要がある。例えば、反射率の高い金属を薄く設けることにより適度な透過率を持たせることができる。また、ある程度の耐食性があることが望ましい。更に、第1反射層103の上層(ここでは中間層104)からの他の成分の浸み出しにより第1記録層102が影響されないような遮断性を持つことが望ましい。
第1反射層103の厚さは、通常、50nm以下、好ましくは30nm以下、更に好ましくは20nm以下である。上記範囲とすることにより、光透過率を40%以上としやすくなる。但し、第1反射層103の厚さは、第1記録層102が第1反射層103上に存在する層により影響されないために、通常3nm以上、好ましくは5nm以上である。
第1反射層103を形成する方法としては、例えば、スパッタ法、イオンプレーティング法、化学蒸着法、真空蒸着法等が挙げられる。
中間層104は、透明且つ溝やピットの凹凸形状が形成可能であり、また接着力が高い樹脂から構成される。さらに、硬化接着時の収縮率が小さい樹脂を用いると、媒体の形状安定性が高く好ましい。さらに、中間層104は、第2記録層105にダメージを与えない材料からなることが望ましい。また、中間層104は、通常、第2記録層105と相溶しやすい場合が多い。このため、中間層104と第2記録層105との相溶を防いで第2記録層105に与えるダメージを抑えるために、両層の間に適当なバッファー層を設けることが望ましい。また、中間層104は、第1反射層103との間にバッファー層を設けることもできる。中間層104の膜厚は、正確に制御されることが好ましく、通常5μm以上、好ましくは10μm以上が必要である。但し、通常、100μm以下、好ましくは70μm以下である。
第2記録層105は、前述した第1記録層102の場合と同様に、通常CD−Rや片面型DVD−R等の光記録媒体に用いる記録層より高感度である必要がある。また、第2記録層105は、良好な記録再生特性を実現するためには低発熱で高屈折率な色素であることが望ましい。更に、第2記録層105と第2反射層106との組合せにおいて、光の反射及び吸収を適切な範囲とすることが望ましい。第2記録層105を構成する材料、成膜方法等については、第1記録層102と同様とすればよい。第2記録層105の製膜方法は、湿式製膜法が好ましい。第2記録層105の膜厚は、記録方法等により適した膜厚が異なるため、特に限定されないが、通常10nm以上、好ましくは30nm以上、特に好ましくは50nm以上である。但し、適度な反射率を得るために、第2記録層105の膜厚は、通常3μm以下、好ましくは1μm以下、より好ましくは200nm以下である。第1記録層102と第2記録層105とに用いる材料は同じでも良いし異なっていてもよい。
第2反射層106は、高反射率、かつ高耐久性であることが望ましい。高反射率を確保するために、第2反射層106の厚さは、通常20nm以上、好ましくは30nm、更に好ましくは50nm以上である。但し、記録感度を上げるためには、通常400nm以下、好ましくは300nm以下である。
第2反射層106を構成する材料としては、再生光の波長において反射率の十分高いものが好ましい。第2反射層106を構成する材料としては、例えば、Au、Al、Ag、Cu、Ti、Cr、Ni、Pt、Ta及びPdの金属を単独または合金にして用いることが可能である。これらの中でも、Au、Al、Agは反射率が高く、第2反射層106の材料として適している。また、これらの金属を主成分とする以外に他の成分を含んでいても良い。他の成分の例としては、Mg、Se、Hf、V、Nb、Ru、W、Mn、Re、Fe、Co、Rh、Ir、Cu、Zn、Cd、Ga、In、Si、Ge、Te、Pb、Po、Sn、Bi及び希土類金属などの金属及び半金属を挙げることができる。第2反射層106を形成する方法としては、例えば、スパッタ法、イオンプレーティング法、化学蒸着法、真空蒸着法等が挙げられる。また、第2反射層106の上下に反射率の向上、記録特性の改善、密着性の向上等のために公知の無機系または有機系の中間層、接着層を設けることもできる。
接着層107は、接着力が高く、硬化接着時の収縮率が小さいと媒体の形状安定性が高く好ましい。また、接着層107は、第2反射層106にダメージを与えない材料からなることが望ましい。但し、ダメージを抑えるために両層の間に公知の無機系または有機系の保護層を設けることもできる。接着層107の膜厚は、通常、2μm以上、好ましくは5μm以上である。但し光記録媒体をできるだけ薄くするために、また硬化に時間を要し生産性が低下する等の問題があるため、接着層107の膜厚は、通常、100μm以下が好ましい。接着層107の材料は、中間層104の材料と同様のものを用いることができる。また、接着層107としては、感圧式両面テープ等も使用可能である。感圧式両面テープを第2反射層106と第2基板108との間に挟んで押圧することにより、接着層107を形成できる。
第2基板108は、機械的安定性が高く、剛性が大きいことが好ましい。また接着層107との接着性が高いことが望ましい。このような材料としては、第1基板101に用いうる材料と同じものを用いることができる。また、上記材料としては、例えば、Alを主成分としたAl−Mg合金等のAl合金基板や、Mgを主成分としたMg−Zn合金等のMg合金基板、シリコン、チタン、セラミックスのいずれかからなる基板やそれらを組み合わせた基板等を用いることもできる。尚、第2基板108の材料は、成形性等の高生産性、コスト、低吸湿性、形状安定性等の点から、ポリカーボネートが好ましい。第2基板108の材料は、耐薬品性、低吸湿性等の点からは、非晶質ポリオレフィンが好ましい。また、第2基板108の材料は、高速応答性等の点からは、ガラス基板が好ましい。光記録媒体100に十分な剛性を持たせるために、第2基板108はある程度厚いことが好ましく、第2基板108の厚さは、0.3mm以上が好ましい。但し、3mm以下、好ましくは1.5mm以下である。
光記録媒体100は、上記の積層構造において、必要に応じて任意の他の層を挟んでも良い。或いは媒体の最外面に任意の他の層を設けても良い。更に、光記録媒体100には、必要に応じて、記録光又は再生光の入射面ではない面に、インクジェット、感熱転写等の各種プリンタ、或いは各種筆記具にて記入(印刷)が可能な印刷受容層を設けてもよい。また、光記録媒体100を2枚、第1基板101を外側にして貼合わせてもよい。光記録媒体100を2枚貼り合わせることにより、記録層を4層有する大容量の媒体を得ることができる。
(光透過性スタンパ)
ポリプロピレン(日本ポリケム株式会社製:ノバテック(登録商標) PPMG05BS)、非晶質ポリオレフィン(日本ゼオン株式会社製:ZEONOR(登録商標) 1060R)、ポリカーボネート(三菱エンジニアリングプラスティックス株式会社製:NOVAREX(登録商標) 7020AD2:)を原料として用い、射出成形法により、それぞれ内径15mmの中心孔を有する外径120mm、厚さ0.6mmの円盤状の光透過性スタンパを形成した。射出成形は、トラックピッチ0.74μm、幅約0.37μm、深さ約160nmの案内溝を有するニッケル製原盤を使用して、射出成形機(日精工業株式会社製:MO40D3H)で行った。各樹脂材料の主な成形条件を表1に示す。尚、原子間力顕微鏡(Atomic Force Microscope:AFM)による測定の結果、射出成形によって得られた光透過性スタンパが、それぞれニッケル製原盤から正確に転写された案内溝を有していることが確認された。
また、図2は、波長200nm〜500nmにおけるポリプロピレン製光透過性スタンパの光透過率の測定結果を示すグラフである。光透過率は、紫外可視分光光度計(日本分光株式会社製:V−560)を用いて測定した。
2P法により光記録媒体を製造する方法において、紫外線硬化性樹脂原料層の上に上述した光透過性スタンパをそれぞれ載置し、紫外線を照射して紫外線硬化性樹脂を硬化させた。その後、光透過性スタンパの中心孔部分(内径側)から中間層の非塗布部にナイフエッジを差し込んだ。そして、力を加えて光透過性スタンパと紫外線硬化性樹脂原料層とを剥離させた。このときに、剥離性の評価を以下の基準により行った。
◎:容易に剥離できる。
○:やや力を要するが剥離できる。
×:剥離が困難である。
内径15mmの中心孔を有する外径120mmの円盤状の基板上にスパッタリング法で形成された反射層上に、中間層を形成した。中間層は、以下のようにして形成した。
つまり、反射層上に、ラジカル重合型のアクリル酸エステルを主体とする未硬化の紫外線硬化性樹脂前駆体(粘度1200mPa・s)2.5gを、内径25mmの位置に円環状に滴下した後、回転数3500rpmで15秒間回転延伸させて、紫外線硬化性樹脂原料層を形成した。
次に、前述したポリプロピレン製光透過性スタンパ(実施例1)と非晶質ポリオレフィン製光透過性スタンパ(実施例2)とをそれぞれ用いて、真空排気下において光透過性スタンパの案内溝と紫外線硬化性樹脂原料層の塗布面とが対向するように貼り合わせた。続いて、窒素雰囲気下にて光透過性スタンパ側からメタルハライドランプを照射し、紫外線硬化性樹脂を硬化させて中間層を形成した。紫外線の照度及び積算光量は、波長365nmの測定値で、それぞれ216mW/cm2、1092mJ/cm2であった。
前述したポリカーボネート製光透過性スタンパを用いて、実施例1と同様な方法により紫外線硬化性樹脂を硬化させ光透過性スタンパの剥離試験を行った。結果を表1に示す。
表1に示す結果から、ポリカーボネート製光透過性スタンパと紫外線硬化性樹脂とは剥離が困難であり、ナイフエッジにより大きな力を加えても剥離せず、ポリカーボネート製光透過性スタンパに亀裂が入り破損した。
内径15mmの中心孔を有する外径120mmの円盤状の基板上に、スピンコート法で記録層及びスパッタリング法で反射層を形成した。そして、この反射層の上に、粘度260mPa・sのラジカル重合型のアクリル酸エステルを主体とする未硬化の紫外線硬化性樹脂前駆体2.3gを、内径25mmの位置に円環状に滴下した後、回転数4000rpmで6秒間回転延伸させて、紫外線硬化性樹脂原料層を形成した。
そして、内径15mmの中心孔を有する外径120mmの円盤状の、実施例2で用いたものと同様の非晶質ポリオレフィン製光透過性スタンパを用いて、真空排気下において非晶質ポリオレフィン製光透過性スタンパの案内溝と紫外線硬化性樹脂原料層の塗布面とが対向するように貼り合わせた。その後、窒素雰囲気下にて非晶質ポリオレフィン製光透過性スタンパ側から高圧水銀ランプを照射し、紫外線硬化性樹脂を硬化させて中間層を形成した。紫外線の照度は、波長365nmの測定値で、85mW/cm2であった。
光透過性スタンパの形状を、内径15mmの中心孔を有する外径124mmの円盤状とした以外は、実施例3と同様の操作を行って中間層を形成した。
中間層を形成後、CO2ガスレーザー(株式会社キーエンス製)を用いて、光透過性スタンパの外径120mmの位置に、CO2レーザーを中間層の外径に沿うように照射してレーザートリミングを行った。
その後、光透過性スタンパの剥離試験を行ったところ、光透過性スタンパの剥離は良好に行うことができた。さらに、光透過性スタンパに付着した端部バリ(紫外線硬化性樹脂の端部垂直方向バリ)の大きさを測定した。その結果、4μmと非常に小さなバリが観察された。また、中間層の端部も良好な形状が保たれていた。
Claims (20)
- 基板上に、直接又は他の層を介して、照射される光により情報が記録される記録層を形成する工程と、
形成された前記記録層上に、直接又は他の層を介して、樹脂原料層を形成する工程と、
形成された前記樹脂原料層上に、凹凸形状を有する非極性部材から構成される光透過性スタンパを載置した後に前記光透過性スタンパを剥離し、当該樹脂原料層に前記凹凸形状を転写して中間層を形成する工程と、
を有することを特徴とする光記録媒体の製造方法。 - 前記非極性部材が、分子中に極性基を有しない高分子材料であることを特徴とする請求項1に記載の光記録媒体の製造方法。
- 前記非極性部材が、ポリオレフィンであることを特徴とする請求項1又は2に記載の光記録媒体の製造方法。
- 前記ポリオレフィンが結晶性ポリオレフィンであることを特徴とする請求項3に記載の光記録媒体の製造方法。
- 前記非極性部材が、ポリプロピレンであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光記録媒体の製造方法。
- 前記光透過性スタンパは、溶融状態でのメルトフローレイト(MFR)が20g/10min.以上である非極性高分子材料からなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光記録媒体の製造方法。
- 前記光透過性スタンパの外径が、前記基板の外径より大きいことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光記録媒体の製造方法。
- 前記光透過性スタンパの外径が、前記基板の外径より1mm以上15mm以下の範囲で大きいことを特徴とする請求項7に記載の光記録媒体の製造方法。
- 前記光透過性スタンパの凹凸形状を有する面の上に前記樹脂原料層とは異なる他の樹脂原料層を形成し、前記他の樹脂原料層と前記記録層上に直接又は他の層を介して形成された当該樹脂原料層とが向かい合うようにして、前記光透過性スタンパが載置されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の光記録媒体の製造方法。
- 前記樹脂原料層が、放射線硬化性樹脂からなることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の光記録媒体の製造方法。
- 前記光透過性スタンパを剥離する前に、前記樹脂原料層に光を照射し、当該樹脂原料層中の放射線硬化性樹脂を硬化させて中間層を形成することを特徴とする請求項10に記載の光記録媒体の製造方法。
- 前記基板の外径よりも外側に中間層が存在する場合に、当該基板の外径よりも外側に存在する中間層部分を取り除くことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の光記録媒体の製造方法。
- 前記基板の外径よりも外側に存在する前記中間層部分を、レーザー光を照射することにより取り除くことを特徴とする請求項12に記載の光記録媒体の製造方法。
- 前記基板と前記光透過性スタンパとの間にナイフエッジを挿入して、当該光透過性スタンパを剥離することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の光記録媒体の製造方法。
- 前記基板及び前記光透過性スタンパが平面円環形状を有し、当該基板及び当該光透過性スタンパの内径側からナイフエッジを挿入することを特徴とする請求項14に記載の光記録媒体の製造方法。
- 前記光透過性スタンパの膜厚を、前記ナイフエッジが挿入される部分において薄くすることを特徴とする請求項14又は15に記載の光記録媒体の製造方法。
- 前記凹凸形状が転写された前記中間層上に、直接又は他の層を介して、照射される光により情報が記録される他の記録層をさらに形成する工程と、を有することを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の光記録媒体の製造方法。
- フォトポリメリゼーション法により中間層を形成する工程を有する光記録媒体の製造方法において使用される光透過性スタンパであって、
前記光透過性スタンパは、波長300〜400nmの光に対する透過率が10%以上である非極性部材から形成されることを特徴とする光透過性スタンパ。 - 前記光透過性スタンパの厚さが、0.3mm〜5mmであることを特徴とする請求項18に記載の光透過性スタンパ。
- 前記光透過性スタンパの外径が、前記光記録媒体の外径より大きいことを特徴とする請求項18又は19に記載の光透過性スタンパ。
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