JP2004247020A - 光ディスクの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のDVDと同様な工程を用いることができ、かつ安価なコストで作製できるblu−ray用の光ディスクの製造方法を提供する。
【解決手段】第1基板1の第1凹凸状ピット2上に第1記録層5を形成する第1工程と、光透過性の第2基板7の第2凹凸状ピット8上に剥離層9、第2記録層11を順次形成する第2工程と、第1基板1の第1記録層5上に紫外線硬化樹脂14を塗布した後、第2記録層13を紫外線硬化樹脂14に対向配置させて、第1基板1上に第2基板7を載置し、紫外線を照射して紫外線硬化樹脂14を硬化させて互いに貼り合せる第3工程と、第1基板1から剥離層9と共に第2基板7を剥離して、第2記録層11を第1基板1上に転写する第4工程と、第2記録層11上に薄い光透過性のカバー層15を形成する第5工程と、からなる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2層以上の記録再生可能な光ディスクの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
多量の情報を扱うマルチメディア時代に対応して、大容量の記録再生が行える記録密度の高い光ディスクの開発が行われている。このような光ディスクの記録再生に用いられるレーザ光は、スポット径を小さくすることが要求される。
【0003】
このため、レーザ光の短波長化や対物レンズの開口数の増大化が図られている。
例えば、blu−rayディスクで用いられるレーザ光の波長は、DVD−RWやDVD−RAMに用いられていたレーザ光の波長635nm〜660nmよりも短い400nm〜420nmである。また、対物レンズの開口数は、DVD−RWやDVD−RAMに用いられていた開口数0.6よりも大きい0.85である。
【0004】
この要求に応じて、特許文献1には、射出成形により第1の基板上に凹凸状ピットが形成され、更にこの凹凸状ピット上に反射層、厚さ0.1mmの透明膜が順次積層され、この透明膜側からレーザ光を照射して用いる1層の情報層を有した光ディスクが開示されている。
【0005】
また、高密度化するために、第1の基板の第1凹凸状ピット上に反射層を形成する一方、光透過性の第2の基板の第2凹凸状ピット上に半透過膜を形成し、前記反射層と前記半透過膜とを光硬化性樹脂を介して対向配置させ、前記第1の基板と前記第2の基板を接着した後、第2の基板側から紫外線を照射してこれらの基板を貼り合わせてなる2層の情報読取り層を有した光ディスクの製造方法も開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平09−063120号公報(第1頁、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1の光ディスクの製造方法を用いてblu−ray光ディスクを作製するには、第2の基板の厚さによる収差を抑えるために0.1mm程度に薄くする必要があるが、このような薄い基板上に案内溝や凹凸状のピットを形成し、更にこれらの上に複数の薄膜層を形成する際、製造工程中の熱印加により第2の基板が反りを生じるといった問題を生じていた。
【0008】
即ち、DVDの製造方法と同様に、射出成型によりスタンパーを用いて案内溝や凹凸状のピットを形成する場合、熱が印加されて薄い第2の基板が変形したり、型離れが悪かったりして、これらの案内溝や凹凸状のピットが変形するため、精度よく転写することは非常に難しかった。また、厚さが0.1mmと薄い基板は剛性がないため、搬送工程や剥離工程等で作業が煩雑になっていた。このように、blu−rayディスクは、従来のDVDの製造方法と同様な方法では作製することができなかった。
【0009】
この対策として、blu−rayディスク専用の製造工程を開発することが考えられるが、コスト高となる。blu−rayディスクの作製の際、従来のDVDの製造方法を用いることができれば、安価なコストで作製することができる。
【0010】
そこで、本発明は、上記問題を解決すべく、従来のDVDと同様な工程を用いることができ、かつ安価なコストで作製できるblu−ray用の光ディスクの製造方法を提供することを目的にするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明における第1の発明は、第1基板の第1凹凸状ピット上に第1記録層を形成する第1工程と、光透過性の第2基板の第2凹凸状ピット上に剥離層、第2記録層を順次形成する第2工程と、前記第1基板の前記第1記録層上に紫外線硬化樹脂を塗布した後、前記第2記録層を前記紫外線硬化樹脂に対向配置させて、前記第1基板上に前記第2基板を載置し、紫外線を照射して前記紫外線硬化樹脂を硬化させて互いに貼り合せる第3工程と、前記第1基板から前記剥離層と共に前記第2基板を剥離して、前記第2記録層を前記第1基板上に転写する第4工程と、前記第2記録層上に薄い光透過性のカバー層を形成する第5工程と、からなることを特徴とする光ディスクの製造方法を提供する。
第2の発明は、第1基板の第1凹凸状ピット上に第1記録層を形成した後、前記第1記録層の初期化を行う第1工程と、光透過性の第2基板の第2凹凸状ピット上に剥離層、第2記録層を順次形成した後、前記第2記録層の初期化を行う第2工程と、前記第1基板の前記第1記録層上に紫外線硬化樹脂を塗布した後、前記第2記録層を前記紫外線硬化樹脂に対向配置させて、前記第1基板上に前記第2基板を載置し、紫外線を照射して前記紫外線硬化樹脂を硬化させて互いに貼り合せる第3工程と、前記第1基板から前記剥離層と共に前記第2基板を剥離して、前記第2記録層を前記第1基板上に転写する第4工程と、前記第2記録層上に薄い光透過性のカバー層を形成する第5工程と、からなることを特徴とする光ディスクの製造方法を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態における光ディスクの製造方法について図1乃至図5を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態における光ディスクの製造方法における(第1記録層形成工程)を示す模式的断面図である。図2は、本発明の実施形態における光ディスクの製造方法における(第2記録層形成工程)を示す模式的断面図である。図3は、本発明の実施形態における光ディスクの製造方法における(貼り合せ工程)を示す模式的断面図である。図4は、本発明の実施形態における光ディスクの製造方法における(転写工程)を示す模式的断面図である。図5は、本発明の実施形態における光ディスクの製造方法における(カバー層形成工程)を示す模式的断面図である。
【0013】
(第1記録層形成工程)
まず、図1に示すように、第1基板1の第1凹凸状ピット2上に第1反射層3、保護層4、第1記録層5、保護層6を順次形成した後、保護層6側からレーザ光を照射して第1記録層5の初期化を行う。
【0014】
この際、第1基板1は、その厚さが0.3mm〜1.2mmであり、材料としては、ポリカーボネート、ポリオレフィン、アクリル等のプラスチックやガラスである。この第1基板1は、射出成型法や2P法(フォトポリマー法)により作製され、第1凹凸状ピット2は、プリグルーブやプリピットの記録再生を行う場合のレーザ光の案内溝を形成している。そして、第1凹凸状ピット2は、凹部2aと凸部2bとからなり、例えば、凹部2aの深さは30nm、凹部2a及び凸部2bの幅は、それぞれ0.15μm、0.17μmである。
第1反射層3の材料としては、Al、Au、Ag、Cu、Ni、In、Ti、Cr、Pt、Si等の金属、これらの合金或いは半導体が用いられる。また、その厚さは、5nm〜20nmである。
【0015】
保護層4、6の材料としては、金属酸化物、窒化物、硫化物、炭化物が用いられる。例えば、ZnS−SiO、ZnS、SiO、Ta、Si、AlN、Al、AlSiON、ZrO、TiO、SiC等の単体或いはこれらの混合物等が用いられる。また、これらの保護層4、6は、屈折率が1.8〜2.5、消衰係数が0〜0.2である。更に、保護膜4の厚さは、5nm〜50nmであり、保護膜6の厚さは、10nm〜150nmである。
【0016】
第1記録層5の材料としては、アモルファス−結晶間の反射率変化或いは屈折率変化を利用する相変化材料が用いられる。具体的には、Ge−Sb−Te系、Ag−In−Te−Sb系、Cu−Al−Sb−Te系、Sb−Te系等が用いられる。
また、第1記録層5の厚さは、10nm〜100nmの範囲が良いが、再生する際の再生信号を増大させて記録感度を高めるためには5nm〜30nmの範囲が好ましい。
【0017】
初期化は、第1基板1のトラック幅よりも大きなレーザ光のスポット径を有し、ディスクを回転させながら、第1記録層5の結晶化温度以上に加熱して複数のトラックを同時に行う。レーザ光の他にフラッシュランプ光を用いることもできる。
ここで、第1記録層5において、グルーブ5aは、第1凹凸状ピット2の凹部2aに対応し、ランド5bは、第1凹凸状ピット2の凸部2bに対応して形成される。
【0018】
(第2記録層形成工程)
次に、図2に示すように、第2基板7の第2凹凸状ピット8上に剥離層9、保護層10、第2記録層11、保護層12、第2反射層13を順次積層する。この後、第2基板7側からレーザ光を照射して第2記録層11の初期化を行う。
この初期化は、(第1記録層形成工程)と同様にして行う。
【0019】
第2凹凸状ピット8のピッチは、第1基板1の第1凹凸状ピット2と同一である。また、第2凹凸状ピット8は、凹部8aと凸部8bとからなり、第1凹凸状ピット2と同形状である。
剥離層9は、抵抗過熱型や電子ビーム型の真空蒸着、直流若しくは交流スパッタリング、反応性スパッタリング、イオンビームスパッタリング或いはイオンプレーティング等により形成される。この剥離層9の材料としては、グアニン、アデニン、キサトン、ピレン、ポリエチレン、スチルベン、トリフェニルメタン、アゾジカ−ボンアミド、PMMA、オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、ビスフェノールA、ステアリン酸アミド、Mnフタロシアニン、チミン、アントラキノン等の有機材料、又はAu、Ag、Cu、Pt等の無機金属がある。
【0020】
保護層10、12の材料としては、金属酸化物、窒化物、硫化物、炭化物或いはこれらの混合物等が用いられる。例えば、ZnS−SiO、ZnS、SiO、Ta、Si、AlN、Al、AlSiON、ZrO、TiO、SiC等の単体或いはこれらの混合物が用いられる。また、これらの保護層10、12は、屈折率が1.8〜2.5、消衰係数が0〜0.2である。更に、保護層10の厚さは、10〜200nmの範囲が良いが、再生の際の再生信号を増大させるためには10nm〜150nmの範囲が好ましい。保護層12の厚さは、1nm〜50nmが良い。
【0021】
第2記録層11の材料としては、アモルファス−結晶間の反射率変化或いは屈折率変化を利用する相変化材料が用いられる。具体的には、Ge−Sb−Te系、Ag−In−Te−Sb系、Cu−Al−Sb−Te系、Sb−Te系等が用いられる。
また、第2記録層11の厚さは、2nm〜100nmであり、再生の際の再生信号を増大させて記録感度を高めるためには2nm〜10nmが好ましい。
ここで、第2記録層11において、グルーブ11aは、第1凹凸状ピット8の凹部8aに対応し、ランド11bは、第1凹凸状ピットの凸部8bに対応して形成されている。
【0022】
後述するように、第1基板1上に第1反射層3、保護層4、第1記録層5、保護層6、紫外線硬化樹脂14、第2反射層13、保護層12、第2記録層11、保護層10を順次形成した際に、第2反射層13は、レーザ光を透過させて第1記録層5に導く必要があるため、反射作用と共に透過作用を兼ね備えていることが必要である。また、第2記録層11に吸収された光により発生する熱を効率良く放熱するために熱伝導率が高いことも必要とされる。これを満たす材料としては、Al、Au、Ag、Cu、Ni、In、Ti、Cr、Pt、Si等の金属、これらの合金或いは半導体が好適である。また、その厚さは、2nm〜100nmの範囲が良いが、反射及び透過作用の両方を効率良く満たすためには、2nm〜10nmの範囲が良い。
【0023】
(貼り合せ工程)
次に、図3に示すように、第1基板1の保護層6上に紫外線硬化樹脂14を塗布した後、この紫外線硬化樹脂14に第2反射層13側を対向配置させて、第1基板1上に第2基板7を載置する。
この後、第2基板7側から紫外線を照射して紫外線硬化樹脂14を硬化させて第2基板7を第1基板1に貼り付ける。
【0024】
紫外線硬化樹脂14の塗布方法としては、スピンコート法、スプレー法、ディップ法、ブレードコート法、ロールコート法、スクリーン印刷法がある。
紫外線硬化樹脂14は、第1及び第2記録層5、11間のクロストークを防止するためには厚いほど良いが、厚すぎると球面収差の発生や記録マークを形成できなくなるといった問題を生じる。このため、紫外線硬化樹脂14の厚さは、10μm〜60μmの範囲が好適である。そして、紫外線硬化樹脂14は、プレポリマー、単官能アクリレートモノマー、多官能アクリレートモノマー等と光重合開始剤とからなる。
【0025】
(転写工程)
次に、図4に示すように、第1基板1上から剥離層9と共に第2基板7を剥離して、保護層10、第2記録層11、保護層12及び反射層13を第1基板1上に転写する。
こうして、2層の第1及び第2記録層5、11を有する第1基板1を作製する。
第2基板7の剥離は、具体的には、剥離層9と保護層10との間にカッターナイフを挿入して行う。
【0026】
(カバー層形成工程)
更に、図5に示すように、第1基板1の保護層10上に図示しない紫外線硬化樹脂を塗布し、この図示しない紫外線硬化樹脂上に厚さ0.01mm〜0.3mmの光透過性のカバー層15を載置し、この上に更に図示しない平坦なガラス板を載置した状態で紫外線を照射する。この後、前記した図示しないガラス板を除去し、2層の第1及び第2記録層5、11を有する光ディスク16を作製する。
【0027】
以上のように、本発明の実施形態によれば、第1基板1の第1記録層5上に2層目の第2記録層11を転写して、第1基板1上に第1及び第2記録層5、11を形成するので、従来のDVDと同様な工程でblu−ray用の2層記録層を有する光ディスク16を得ることができる。
更に、blu−ray用の光ディスク専用の製造工程を必要としないので、安価なコストで生産性の良く作製できる。
更にまた、第1記録層5の初期化と第2記録層11の初期化を別々に行うので、それぞれに最適化した初期化を行うことができる。このため、良好な特性を有する光ディスク16が得られる。
【0028】
本発明の実施形態では、記録層が2層の場合について説明したが、2層以上の場合も同様にして作製することができる。また、第1及び第2記録層5、11は、単なる書き換え型について説明したが、この第1及び第2記録層の組成を変えるだけで、追記型や再生専用型の場合にも適用できることはいうまでもない。
【0029】
なお、図3に示す(貼り合せ工程)の手順とは逆に、紫外線硬化樹脂14を第2基板7の第2反射層13上に塗布した後、この紫外線硬化樹脂14上に保護層6を対向配置させて第1基板1上に第2基板7を載置し、第2基板7側から紫外線を照射するようにしても良い。
【0030】
ここで、本発明の実施形態の製造方法により作製したことを特定できることについて図6〜図8を用いて説明する。
図6は、図1における実際の積層断面図である。図7は、図2における実際の積層断面図である。図8は、図5における実際の積層断面図である。
図6〜図8中、L1は、図1に示す第1反射層3〜保護層6までを束ねた第1層、L2は、図2に示す保護層10〜第2反射層13までを束ねた第2層である。
【0031】
本発明の実施形態の製造方法では、実際には、図6に示すように、第1基板1上に形成された第1層L1は、凹部2aと凸部2bとの境界部分で湾曲方向を第1基板1側にした円弧部Pを生じる。また、図7に示すように、第2基板7上に順次形成された剥離層9、第2層L2は、凹部8aと凸部8bとの境界部分で湾曲方向を第2基板7側にした円弧部Pと同様な円弧部Qを生じる。
【0032】
そして、図8に示すように、紫外線硬化樹脂14を介して第1基板1と第2基板7とを貼り合せて第1基板1上に第1層L1と第2層L2を形成すると、第1層L1と第2層L2の対向面では、円弧部Pと円弧部Qの湾曲方向が逆となる。即ち、第1層L1の円弧部Pの湾曲方向は、第1基板方向側に、第2層L2の円弧部Qの湾曲方向は、第1基板1と反対方向側に生じる。これに対して、第1基板1上に第1層L1と第2層L2を順次積層した場合には、円弧部P、Qの湾曲方向は、一様に第1基板1側方向に生じることになる。
【0033】
従って、第1基板1を基準として、第1層L1と第2層L2の対向面での第1層L1の円弧部Pの湾曲方向と第2層L2の円弧部Qの湾曲方向とが逆であることを確認することにより、本発明の実施形態の製造方法により作製したことが特定できる。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、第1基板の第1記録層上に第2記録層を転写して、第1基板上に第1及び第2記録層を形成するので、従来のDVDと同様な工程でblu−ray用の2層記録層を有する光ディスクを得ることができる。
更に、blu−ray用の光ディスク専用の製造工程を必要としないので、安価なコストで生産性の良く作製できる。
第1記録層の初期化と第2記録層の初期化を別々に行うので、それぞれに最適化した初期化を行うことができる。このため、良好な特性を有する光ディスクが得られる。
更にまた、第1基板を基準として、第1記録層と第2記録層の境界部分での第1層の円弧部の湾曲方向と第2層の円弧部の湾曲方向とが逆であることを確認することにより、本発明の実施形態の製造方法により作製したことが特定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における光ディスクの製造方法における(第1記録層形成工程)を示す模式的断面図である。
【図2】本発明の実施形態における光ディスクの製造方法における(第2記録層形成工程)を示す模式的断面図である。
【図3】本発明の実施形態における光ディスクの製造方法における(貼り合せ工程)を示す模式的断面図である。
【図4】本発明の実施形態における光ディスクの製造方法における(転写工程)を示す模式的断面図である。
【図5】本発明の実施形態における光ディスクの製造方法における(カバー層形成工程)を示す模式的断面図である。
【図6】図1における実際の積層断面図である。
【図7】図2における実際の積層断面図である。
【図8】図5における実際の積層断面図である。
【符号の説明】
1…第1基板、2…第1凹凸状ピット、2a、8a…凹部、2b、8b…凸部、3…第1反射層、4、6、10、12…保護層、5…第1記録層、5a、11a…グルーブ、5b、11b…ランド、7…第2基板、8…第2凹凸状ピット、9…剥離層、11…第2記録層、13…第2反射層、14…紫外線硬化樹脂、15…カバー層、16…光ディスク

Claims (2)

  1. 第1基板の第1凹凸状ピット上に第1記録層を形成する第1工程と、
    光透過性の第2基板の第2凹凸状ピット上に剥離層、第2記録層を順次形成する第2工程と、
    前記第1基板の前記第1記録層上に紫外線硬化樹脂を塗布した後、前記第2記録層を前記紫外線硬化樹脂に対向配置させて、前記第1基板上に前記第2基板を載置し、紫外線を照射して前記紫外線硬化樹脂を硬化させて互いに貼り合せる第3工程と、
    前記第1基板から前記剥離層と共に前記第2基板を剥離して、前記第2記録層を前記第1基板上に転写する第4工程と、
    前記第2記録層上に薄い光透過性のカバー層を形成する第5工程と、
    からなることを特徴とする光ディスクの製造方法。
  2. 第1基板の第1凹凸状ピット上に第1記録層を形成した後、前記第1記録層の初期化を行う第1工程と、
    光透過性の第2基板の第2凹凸状ピット上に剥離層、第2記録層を順次形成した後、前記第2記録層の初期化を行う第2工程と、
    前記第1基板の前記第1記録層上に紫外線硬化樹脂を塗布した後、前記第2記録層を前記紫外線硬化樹脂に対向配置させて、前記第1基板上に前記第2基板を載置し、紫外線を照射して前記紫外線硬化樹脂を硬化させて互いに貼り合せる第3工程と、
    前記第1基板から前記剥離層と共に前記第2基板を剥離して、前記第2記録層を前記第1基板上に転写する第4工程と、
    前記第2記録層上に薄い光透過性のカバー層を形成する第5工程と、
    からなることを特徴とする光ディスクの製造方法。
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