JP2005165380A - コインロッカーの錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コインロッカーの錠装置において、解錠により硬貨を返却する無料サービスと超過料金を必要とする有料サービスとを人手を要せずに両立させる。
【解決手段】投入された硬貨を、昇降レバー4、硬貨選択レバー6をとおし、回転阻止レバー7の位置で落下阻止板21により硬貨の落下を防止する。回転阻止レバー7の下端の折曲片7bを急速反転レバー9の回動軌跡から外して、シリンダ錠8を施錠可能とする。施錠により落下阻止板21を開いて硬貨を落下させ、硬貨排出規制片11により硬貨払出口の直前で硬貨を保持する。タイマが所定時間を計時すると、アクチュエータ15を駆動する。レバー16、リンク17、縦棹18を介してシュート19を傾動させ、硬貨払出口の直前のコインを回収する。追加の硬貨が投入されたことを硬貨計数センサ23で検出すると、アクチュエータ15の通電を遮断し、シリンダ錠8の解錠操作を可能とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、プールや大型浴場などのレジャー施設等で利用者が使用するロッカー装置に好適なコインロッカーの錠装置に関する。
従来、上記のようなロッカー装置として、施設の営業開始時など、初期状態では錠装置の施解錠操作が不能になっており、硬貨を投入することにより錠装置が施解錠可能になり、その後はフリータイム(自由利用状態)となり、錠装置に対する任意の施解錠操作が可能となるものがある。また、解錠操作をすると投入した硬貨は返却され、利用者はロッカーを自由に利用することができる。これにより、レジャー施設等において荷物などを頻繁に出し入れするような場合に有効なロッカー装置が得られる。なお、このようなロッカー装置を可能にした錠装置として例えば特許第3145188号公報に開示されたものがある。
しかし、上記のようなロッカー装置では、利用者が自由にロッカーを使用できるようなサービスを提供できる反面、利用者が必要以上にロッカーを占有してしまうと管理者にとってロッカー装置の有効という点で問題がある。このため、例えば特開2000−298770号公報に開示されているように、フリータイムを所定時間に制限し、この所定時間を経過した後は、超過料金の課金(硬貨投入)により解錠できるようにしたロッカー装置がある。
特許第3145188号公報 特開2000−298770号公報
前記特開2000−298770号公報の装置では、利用料金(硬貨)を投入して使用可能となるが、その硬貨は利用者には返却するようになっておらず、無料サービスとはならない。また、特許第3145188号公報の錠装置を用いたロッカー装置では、使用開始時の硬貨を返却するような無料サービスと、超過料金を課金するような有料サービスとの両方を実現するのは困難である。なお、後者のようなロッカー装置で、所定時間経過により解錠不能とし、例えば管理者に超過料金を支払って解錠するようなことも考えられるが、このような場合には人手を要するという問題がある。
このように、解錠により硬貨を返却する無料サービスと、解錠のために超過料金を必要とするような有料サービスとを、人手(管理者の手間)を要せずに両立させたロッカー装置はなく、本発明はこれを可能にすることを課題とする。
請求項1のコインロッカーの錠装置は、錠装置の施解錠操作を不能にした待機状態から、硬貨の投入により施錠可能とするとともに投入された硬貨を装置内に保持する硬貨保持機構と、解錠操作により該硬貨保持機構に保持された硬貨を排出する硬貨排出機構とを有するコインロッカーの錠装置において、前記硬貨保持機構から前記保持された硬貨を回収する回収機構と、外部からの通電の制御により該回収機構を回収状態と非回収状態とに駆動する駆動装置とを備えたことを特徴とする。
請求項2のコインロッカーの錠装置は、請求項1に記載のコインロッカーの錠装置であって、前記駆動装置により、前記回収機構と連動して該回収機構が回収状態のとき解錠操作を阻止するとともに、該回収機構が非回収状態のときに解錠操作の阻止を解除するロック機構を備えたことを特徴とする。
請求項3のコインロッカーの錠装置は、請求項1または2に記載のコインロッカーの錠装置であって、前記回収機構は硬貨保持機構の下部に配設され、前記投入された硬貨が載置されるシュートであり、該シュートが水平状態で非回収状態とし、前記駆動装置で該シュートを前記排出方向と反対側に傾動させて回収状態とすることを特徴とする。
請求項4のコインロッカーの錠装置は、請求項1、2または3に記載のコインロッカーの錠装置であって、前記硬貨の投入して施錠操作時から所定時間を計時するタイマと、前記駆動装置を制御する制御部とを備え、該制御部は、該タイマが所定時間を計時した時に前記駆動装置装置により前記回収機構を回収状態とすることを特徴とする。
請求項5のコインロッカーの錠装置は、請求項2に記載のコインロッカーの錠装置であって、前記硬貨の投入して施錠操作時から所定時間を計時するタイマと、前記駆動装置を制御する制御部とを備え、該制御部は、該タイマが所定時間を計時した時に前記駆動装置装置により前記回収機構を回収状態とするとともに前記ロック機構により解錠操作を阻止し、その後、所定の硬貨の投入により前記ロック機構による解錠操作の阻止を解錠するようにしたことを特徴とする。
請求項5のコインロッカーの錠装置によれば、請求項2と同様な作用効果が得られるとともに、所定時間経過により硬貨保持機構に保持された硬貨を回収することができ、さらに超過料金を回収する有料サービスを実現できる。
請求項1のコインロッカーの錠装置によれば、硬貨保持機構に保持された硬貨は解錠操作により排出されるので利用者に返却することができ、無料サービスを行うことができる。一方、所定時間の経過等の条件により駆動装置を駆動することができ、硬貨保持機構に保持された硬貨を回収して有料サービスとすることもできる。
請求項2のコインロッカーの錠装置によれば、請求項1と同様な効果が得られるとともに、有料サービスのときに、駆動装置によりロック機構による解錠操作の阻止または阻止解除を制御できるので、所定超過料金を回収するようにもできる。
請求項3のコインロッカーの錠装置によれば、請求項1または2と同様な効果が得られるとともに、回収機構がシュートで構成されているので、構造が簡単になる。
請求項4のコインロッカーの錠装置によれば、請求項1、2または3と同様な効果が得られるとともに、所定時間経過により硬貨保持機構に保持された硬貨を回収することができ、有料サービスを実現できる。
請求項5のコインロッカーの錠装置によれば、請求項2と同様な効果が得られるとともに、所定時間経過により硬貨保持機構に保持された硬貨を回収することができ、さらに超過料金を回収する有料サービスを実現できる。
次に、本発明のコインロッカーの錠装置の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態のコインロッカーの錠装置の待機状態の縦断面図、図2は図1のA−A矢視断面図、図3は同錠装置の硬貨投入状態(施錠準備完了状態)の縦断面図、図4は図3のA−A矢視断面図、図5は同錠装置の有料サービス開始時の縦断面図、図6は同錠装置の正面図である。なお、各図において要部以外は適宜図示を省略してある。
このコインロッカ錠装置は、機枠1の前面に組付られる前壁2に硬貨投入口2a、硬貨払出口2b、表示用のLED表示器2cが設けられ、機枠1の内側には側板1aと平行な内枠3が設けられ、この内枠3と側板1aとの間に硬貨通路A(図2)が形成されている。内枠3には昇降レバー4が昇降可能に設けられ、この昇降レバー4はバネ41により下方に付勢されている。昇降レバー4にはピン4aとピン4bとが設けられ、ピン4aは硬貨通路Aに突出し、ピン4bには駆動レバー5が枢着される。この駆動レバー5の一端には硬貨通路Aに突出するピン5aが設けられ、この駆動レバー5の自由端側上部に摺動切欠5bが形成されている。駆動レバー5の近傍には、中間部をピン61によって内枠3に枢着された硬貨選択レバー6が配設されており、駆動レバー5の摺動切欠5bの上方位置にピン6aが取り付けられている。また、硬貨選択レバー6の昇降レバー4側には硬貨通路Aに突出するピン6bが設けられる。また、硬貨選択レバー6の後端側には下方に湾曲したストップアーム6cが形成されている。
内枠3の中間部にはピン71によって枢着された回転阻止レバー7が配設されており、この回転阻止レバー7はピン71を同軸にした検銭ストッパ7Aと硬貨検出プレート7Bとで構成されている。検銭ストッパ7Aの上端には折曲されて折曲片7aが形成され、硬貨検出プレート7Bの下端には折曲されて折曲片7bが形成されている。また、検銭ストッパ7Aの下端には横に突出した突起部7dが形成されるとともに、硬貨検出プレート7Bには、この突起部7dに当接する折曲片7fが形成されている。そして、検銭ストッパ7Aはバネ72により時計方向に付勢されるとともに、硬貨検出プレート7Bはバネ72によ反時計方向に付勢され、突起部7dが折曲片7fに当接することで、通常は検銭ストッパ7Aと硬貨検出プレート7Bとは一体になって自重により反時計方向に付勢され、図1の状態にある。硬貨検出プレート7Bは、硬貨通路Aに突出する係合ピン7cを有し、硬貨通路Aを通過する硬貨は、後述する落下阻止板21によって阻止され、係合ピン7cを押動する。そして、図3に示したように、投入された硬貨Cにより係合ピン7cを下方に押圧され、硬貨検出プレート7Bと検銭ストッパ7A(すなわち回転阻止レバー7)は自重の付勢力に抗して時計方向に回動する。
以上の構成により、硬貨投入口2aに硬貨Cを投入すると、硬貨Cが昇降レバー4の硬貨通路Aに突出したピン4aと駆動レバー5のピン5aに当たり、昇降レバー4が上昇する。これにより、駆動レバー5が反時計方向に回動して、摺動切欠5bがピン6aに当接して硬貨選択レバー6の片側を押し上げ、硬貨選択レバー6が時計方向に回動してピン6bが硬貨通路A内を上昇して硬貨Cの通過を許容する。しかし、硬貨Cが規定径よりも小さい場合には、昇降レバー4のピン4aと駆動レバー5のピン5aとの間隔が小さくなる。このため、駆動レバー5の回動量が少なく、結果的に硬貨選択レバー6のピン6bの上昇量も小さくなり硬貨Cの通過を阻止する。また、規定径よりも大きい硬貨の投入を阻止する図示しない邪魔板が設けられている。これにより、規定径よりも大きい硬貨や小さい硬貨の通過を禁止する。また、硬貨Cが投入され、回転阻止レバー7が回動されると、その上端の折曲片7cが硬貨選択レバー6のストップアーム6cの直下に位置するようになり、硬貨選択レバー6の時計回りの回転が阻止される。これにより、硬貨の投入が阻止される。
機枠1及び内枠3の下部には、機枠1を貫通してシリンダ錠8が配設されている。このシリンダ錠8のロータには、急速反転レバー9の中央部が嵌着されており、この急速反転レバー9はシリンダ錠8に差し込んだキーKと共に回動する。なお、急速反転レバー9は、バネ91及びリンク92により、その中間位置を境にしてその中間位置から離れる方向に付勢される。急速反転レバー9は下端に折曲片9bを有し、折曲片9bは、硬貨排出規制片11の溝11aに挿入される。硬貨排出規制片11は、中央部を機枠1に枢着され、溝11aの反対側に阻止片11bが設けられている。
硬貨Cを投入する前は、回転阻止レバー7の下端の折曲片7bが急速反転レバー9の回動軌跡内に突出し、急速反転レバー9の回動を阻止しているため、施錠不能である。硬貨Cが投入されて落下阻止板21に係止されたとき、硬貨Cがピン7cを押圧して回転阻止レバー7を時計方向に回動した状態に保持するため、折曲片7bが急速反転レバー9の回動軌跡より退避した状態に保たれ、施錠が可能になる。また、急速反転レバー9が施錠位置にあるとき硬貨排出規制片11の阻止片11bが硬貨通路Aに突出し、硬貨払出口2bを塞ぐ。急速反転レバー9の上端の回動範囲にはマイクロスイッチ型の施解錠検出スイッチ22が固着され、シリンダ錠8の施錠及び解錠と共に回動する急速反転レバー9の動きが施解錠検出スイッチ22によるリンク92の検出により検知されるようになっている。
シリンダ錠8には、キーKの差込みによって後方に突出するロッド12が設けられ、ロッド12の端部にはピンによって回転板13が設けられている。回転板13の端部は図示しないピンによって内枠3に枢着されておりその自由端は、ロッド12が後方に突出しているときは内枠3側のピンを支点として落下阻止板21を押圧している。落下阻止板21は、内枠3に設けられた枢着軸21aに一端を枢着され、ばね21bにより枢着軸21aを支点として内枠3から遠ざかる方向に回動付勢され、回転板13に押圧されているときには、内枠3に押し付けられて落下阻止板21に設けられた係合ピン21cの先端が硬貨通路Aに突出し、硬貨Cの落下を阻止している。
施錠方向に回動したキーはシリンダ錠8より抜取可能となり、キーKを抜き取ると、ロッド12がシリンダ錠8方向に移動し、回転板13は回動してその押圧部が落下阻止板21より離れるので、落下阻止板21が軸21aを支点として回動して内枠3より離れ、係合ピン21cが硬貨通路Aより退き、係合ピン21cに阻止されていた硬貨Cが落下する。落下した硬貨Cは硬貨払出口2bの直前まで移動するが、硬貨排出規制片11の阻止片11bにより排出が阻止され、硬貨Cを錠装置内に保持した状態となる。
急速反転レバー9にはストップピン9aが樹設さており、この急速反転レバー9の近傍には、ピン14aによって内枠3に枢着されるとともに反時計方向に付勢されたストッパ14が配設されている。ストッパ14は自由端部に凹部14bが形成されるとともに、その上部に折曲片14cが形成されている。このストッパ14は、図4に一点鎖線で図示したように時計方向に回動すると、凹部14bが急速反転レバー9のストップピン9aに係合する。すなわち、この状態では、急速反転レバー9は回動が阻止され、キーKによるシリンダ錠8の解錠操作が阻止される。
錠装置内後方にはソレノイド型のアクチュエータ15が設けられ、ソレノイドの心棒15aの先端にレバー16が取り付けられ、このレバー16の上端は回転阻止レバー7のアーム7eの下部に位置している。また、このレバー16の近傍には軸17aによって内枠3に枢着されたリンク17が配設されており、このリンク17のレバー16側端部の係合凹部17bが、レバー16の凸部のピン16aと係合している。また、リンク17の端部の凸部17cは前記ストッパ14の折曲片14cの上部に位置している。さらにリンク17の凸部17cと軸17aとの間には、縦棹18の上端が連結されている。この縦棹18の下端は、錠装置の下部に配設されたシュート19に連結されている。シュート19は、硬貨Cが転がり可能な溝状の部材であり、硬貨払出口2b側の端部がピン19aによって本体に枢着され、このピン19aを軸として他端が錠装置の下方に傾動可能となっている。さらに、錠装置の背面下部には投受光器型の硬貨計数センサ23と、レバー24が配設されており、シュート19から排出されたコインがレバー24を回動することにより、このレバー24が硬貨計数センサ23の投受光部を瞬時に遮り、これによりコインの排出(及び枚数)が検出される。
以上の構成により、アクチュエータ15のコイルに通電がなされると、心棒15aとレバー16が上昇し、レバー16の上端が検銭ストッパ7Aのアーム7eを押し上げ、検銭ストッパ7Aの折曲片7aが硬貨選択レバー6の回転を阻止している状態を回転可能な状態にし、コインの投入が可能となる。なお、このとき、図5に示したように硬貨検出プレート7Bはその折曲片7bが急速反転レバー9に当接して回転されないが、解錠操作で急速反転レバー9が回動されると折曲片7bが外れて、図1の状態になる。また、レバー16の上昇により、リンク17が反時計方向に回動し、その凸部17cがストッパ14の折曲片14cを押し下げ、このストッパ14の凹部14bが急速反転レバー9のストップピン9aに係合して、前記のようにシリンダ錠8における解錠操作が阻止される。さらに、リンク17の回動により縦棹18を介してシュート19が傾動され、このシュート19上の硬貨Cが錠装置下部に排出される。なお、この錠装置下部にはコインを収容するボックス等が設けられている。また、アクチュエータ15への通電が遮断されると、レバー16が下降し、リンク17の凸部17cが上昇し、ストッパ14が図4において反時計方向に回動してその凹部14bが急速反転レバー9のストップピン9aから外れる。したがって、急速反転レバー9が回動可能となり、キーKによるシリンダ錠8の解錠操作が可能となる。
以上のようにして各状態の変化は次のようになる。先ず、待機状態(使用可能状態)では、キーKはシリンダ錠8に挿入された状態で、シリンダ錠8は解錠状態、かつ施錠操作不能の状態となっている。これによりキーKはシリンダ錠8から抜き取り不能状態であり、かつ、ロッカー装置のドアは開閉自在となっている。硬貨を投入すると、さらなる硬貨の投入が阻止されるとともに、キーKによるシリンダ錠8の施錠操作が可能となる。シリンダ錠8を施錠し、キーKをシリンダ錠8から抜き取ると、硬貨Cが落下阻止板21から落下して硬貨排出規制片11により硬貨Cを錠装置内に保持した状態となる。これでロッカー装置の使用が開始されることとなるが、施解錠検出スイッチ22で施錠が検出されたことにより後述のタイマが起動される。そして、タイマによる設定時間以内であれば、キーKによりシリンダ錠8は解錠が可能であり、また、再度施錠することもできる。なお、解錠すると急速反転レバー9により硬貨排出規制片11が解除されるので、使用開始時に投入した硬貨は硬貨払出口2bから返却される。
一方、施錠状態のままタイマが設定時間を計時してタイムアップすると、アクチュエータ15に通電がなされて、シリンダ錠8における解錠操作が不能となるとともに、硬貨がシュート19から回収され、さらに、硬貨の投入が可能となる。そこで、硬貨を投入すると、投入された硬貨は落下阻止板21、シュート19を通過して硬貨計数センサ23でコインの投入が検出される。そして、所定枚数検出されるとアクチュエータ15の通電が遮断され、シリンダ錠8の解錠操作が可能となる。
図7はコインロッカ錠装置の制御部のブロック図であり、制御部10はマイコン等により構成されており、入力ポート側に施解錠検出スイッチ22と硬貨計数センサ23が接続されるとともに、出力ポート側にアクチュエータ15とLED表示器2cが接続されている。また、制御部10は内部にタイマTを備えている。そして、制御部10は後述のフローチャートの制御プログラムに基づく制御を行い、施解錠検出スイッチ22のON/OFF、硬貨計数センサ23の検出信号、タイマTの計時結果に応じた制御を行い、アクチュエータ15の通電/非通電の制御、LED表示器2cの点灯、消灯の制御を行う。
図8は制御部Eにおける制御プログラムのフローチャートであり、同フローチャートを参照しながら動作を説明する。先ず、初期設定としてアクチュエータ15への非通電の確認(アクチュエータ復帰)の動作を行い(ステップS1)、施解錠検出スイッチ22がONとなるのを監視する(ステップS2)。この状態で、利用者が硬貨を投入すると前述のように各機構が動作して、施錠可能状態となる。すなわち、錠装置は待機状態となる。そして、施解錠検出スイッチ22がONとなったらタイマTをスタートさせ(ステップS3)、施解錠検出スイッチ22のON/OFFを判定し(ステップS4)、施解錠検出スイッチ22がOFFであればタイマTをストップして(ステップS5)、ステップS2に戻る。
施解錠検出スイッチ22がONであれば、タイマTが所定時間の計時を終了してタイムアップしたかを判定し(ステップS6)、タイムアップしていなければステップS4に戻る。ここで、この所定時間は、利用施設などに応じて適宜設定された時間(例えば30分〜数時間)である。そして、使用開始(最初の施錠)から所定時間の間、ステップS4とステップS6が繰り返され、解錠操作がされなければ所定時間後にステップS7に進む。また、この所定時間の間は、解錠操作をすると、ステップS4で施解錠検出スイッチ22のOFFが検出され、ステップS5でタイマTがストップ(一時停止)され、ステップS2に戻って、待機状態となる。すなわち、硬貨投入によって施錠が可能となる待機状態となる。
一方、施錠状態のまな所定時間が経過すると、アクチュエータ15に通電して作動させ(ステップS7)、LED表示器2cを点灯し(ステップS8)、硬貨計数センサ23により所定枚数の硬貨が検出されるのを監視する(ステップS9)。すなわち、所定時間が経過すると錠装置内に保持されていた硬貨がシュート19から回収されるとともに、超過料金モードに入り、この超過料金モードであることがLED表示器2cの点灯状態により表示される。そして、所定枚数の硬貨が検出されると、アクチュエータ15への通電を遮断してアクチュエータ復帰とし(ステップS10)、LED表示器2cを消灯してステップS2に戻る。これにより、解錠可能となる。
なお、超過料金モード時に投入すべき所定枚数は超過料金モードに入った時点からの経過時間に応じて課金し、その超過料金(あるいは硬貨枚数)をLCD表示器等を用いて表示し、その課金分の硬貨が所定枚数として投入されたときに、解錠可能(アクチュエータ復帰)とするようにしてもよい。
実施形態では、所定時間経過後のアクチュエータ15の作動によりストッパ14で急速反転レバー9を回動不能(解錠不能)にするようにしているが、ストッパ14を設けずに、このアクチュエータ15の作動によりシュート19で硬貨を回収するだけ(有料)とし、解錠可能となるようにしてもよい。
また、実施形態では、超過料金を各個のコインロッカー錠装置に投入するようにしているが、例えば複数のロッカー装置と並べて設けた追加料金精算機等で精算するようにしてもよい。例えば、各コインロッカー錠装置(各ロッカー装置)に固有のキーにそのキーのIDコードを発信する機能を設けるとともに、追加料金精算機にそのキーのIDコードを読み取るキーリーダを設け、キーをキーリーダにかざすことでIDコードを読み取るようにする。そして、そのIDコードで特定されるコインロッカー錠装置で発生している超過料金を判断して表示し、その超過料金が投入されたらそのコインロッカー錠装置をアクチュエータ復帰の状態にするようにしてもよい。
なお、実施形態では、キーKをシリンダ錠8に挿入した状態では投入された硬貨が落下阻止板21を通過しないので、超過料金を投入するときにはキーKをシリンダ錠8から引き抜いた状態で投入しなければならないが、これをさけるために、例えば図5に一点鎖線で示した位置に硬貨計数センサ23′を設けるようにしてもよい。
本発明の実施の形態のコインロッカーの錠装置の待機状態の縦断面図である。 図1のA−A矢視断面図である。 同錠装置の硬貨投入状態(施錠準備完了状態)の縦断面図である。 図3のA−A矢視断面図である。 同錠装置の有料サービス開始時の縦断面図である。 同錠装置の正面図である。 実施の形態に係るブロック図である。 実施の形態に係るフローチャートである。
符号の説明
2 前壁
2a 硬貨投入口
2b 硬貨払出口
6 硬貨選択レバー
7 回転阻止レバー
8 シリンダ錠
9 急速反転レバー
11 硬貨排出規制片
14 ストッパ
15 アクチュエータ
16 レバー
17 リンク
18 縦棹
19 シュート

Claims (5)

  1. 錠装置の施解錠操作を不能にした待機状態から、硬貨の投入により施錠可能とするとともに投入された硬貨を装置内に保持する硬貨保持機構と、解錠操作により該硬貨保持機構に保持された硬貨を排出する硬貨排出機構とを有するコインロッカーの錠装置において、
    前記硬貨保持機構から前記保持された硬貨を回収する回収機構と、外部からの通電の制御により該回収機構を回収状態と非回収状態とに駆動する駆動装置とを備えたことを特徴とするコインロッカーの錠装置。
  2. 前記駆動装置により、前記回収機構と連動して該回収機構が回収状態のとき解錠操作を阻止するとともに、該回収機構が非回収状態のときに解錠操作の阻止を解除するロック機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載のコインロッカーの錠装置。
  3. 前記回収機構は硬貨保持機構の下部に配設され、前記投入された硬貨が載置されるシュートであり、該シュートが水平状態で非回収状態とし、前記駆動装置で該シュートを前記排出方向と反対側に傾動させて回収状態とすることを特徴とする請求項1または2に記載のコインロッカーの錠装置。
  4. 前記硬貨の投入して施錠操作時から所定時間を計時するタイマと、前記駆動装置を制御する制御部とを備え、該制御部は、該タイマが所定時間を計時した時に前記駆動装置装置により前記回収機構を回収状態とすることを特徴とする請求項1、2または3に記載のコインロッカーの錠装置。
  5. 前記硬貨の投入して施錠操作時から所定時間を計時するタイマと、前記駆動装置を制御する制御部とを備え、該制御部は、該タイマが所定時間を計時した時に前記駆動装置装置により前記回収機構を回収状態とするとともに前記ロック機構により解錠操作を阻止し、その後、所定の硬貨の投入により前記ロック機構による解錠操作の阻止を解錠するようにしたことを特徴とする請求項2に記載のコインロッカーの錠装置。
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