JP2005124638A - 遊技媒体貸出システム - Google Patents

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Abstract

【課題】リモコンによる簡単な操作により、紙幣収納ユニットの取り出しおよび装着を即座におこなえるうえ、紙幣の回収作業を容易、且つ効率良くおこなうことができる遊技媒体貸出システムを提供する。
【解決手段】玉貸出処理機20は、BVユニット部61の取り出しおよび装着をおこなうための突出移動機構60を備え、この突出移動機構部60は、駆動モータ64により駆動されるピニオンギヤ65と、このピニオンギヤ65と噛合するラック63とから構成され、リモコン90からの解錠指示により、突出移動機構60を作動させることで、玉貸出処理機20のBVユニット部61に対する解錠をおこなう。
【選択図】 図12

Description

本発明は、紙幣の受け入れにより、遊技機に対して遊技媒体の貸し出し処理をおこなう貸出処理機を備えた遊技媒体貸出システムに関し、特に、リモコンによる簡単な操作により、紙幣収納ユニットの取り出しを即座におこなえるうえ、紙幣の回収作業を容易、且つ効率良くおこなうことができる遊技媒体貸出システムに関するものである。
従来より、パチンコ機やパチスロ機などの遊技機を設置した遊技店で遊技をおこなう場合には、カード発行機などから、一旦プリペイドカードなどの磁気カード(記録媒体)を購入し、このプリペイドカードに関連付けられた有価価値に応じてパチンコ玉やメダルなどの遊技媒体を借り受ける遊技媒体貸出システム(カードシステム)が一般的に採用されている。また、プリペイドカードなどのカード媒体を使用する遊技媒体貸出システムの他、貸出処理機(台間機)に直接紙幣を投入することにより遊技機に遊技媒体を貸し出すことができる遊技媒体貸出システムも知られている。
ここで、かかるパチンコ機およびパチスロ機などの貸出処理機は、遊技客により投入された紙幣を収納する紙幣収納ユニットを備えており、通常、この紙幣収納ユニットには、鍵を使用した施錠(ロック)機構により施錠がおこなわれるものが採用されている(例えば、特許文献1参照。)。このため、遊技店の閉店時などには、店員により、貸出処理機の開閉扉を鍵(解錠)により開けた後、紙幣収納ユニット内に収納されている紙幣の回収をおこなうものとなる。
特開平10−85437号公報
しかしながら、上記の従来技術における鍵による解錠方式の場合には、紙幣の回収時に各貸出処理機の鍵をその都度、解錠する必要があるうえ、紙幣の回収後には、再度、各貸出処理機の前面扉を鍵によって施錠する施錠作業も必要となる。このため、紙幣の回収作業に手間(時間)がかかり、作業効率の面で問題があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、リモコン操作により紙幣収納ユニットの取り出し(解錠)を容易におこなえるうえ、紙幣の回収作業を効率良くおこなうことができる遊技媒体貸出システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、複数の遊技機に並設されるとともに、紙幣の受け入れにより、当該遊技機に対する遊技媒体の貸し出し処理をおこなう貸出処理機を備えた遊技媒体貸出システムにおいて、前記貸出処理機は、前記紙幣を内部に収納するとともに、前記貸出処理機本体内に収納され収納紙幣の取り出しを阻止する取り出し阻止状態と、前方へ突出して収納紙幣の取り出しを許容する取り出し許容状態との間を移動可能な紙幣収納ユニットを備え、前記紙幣収納ユニットに前記取り出し阻止状態と前記取り出し許容状態の間を移動させる突出移動機構と、外部から入力される解錠指示に対応して、前記突出移動機構の作動をおこなうことにより、前記紙幣収納ユニットに対する解錠を制御する解錠制御手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、複数の遊技機に並設されるとともに、紙幣の受け入れにより、当該遊技機に対する遊技媒体の貸し出し処理をおこなう貸出処理機を備えた遊技媒体貸出システムにおいて、前記貸出処理機は、前記紙幣を内部に収納するとともに、前記貸出処理機本体内に収納され収納紙幣の取り出しを阻止する取り出し阻止状態と、前方へ突出して収納紙幣の取り出しを許容する取り出し許容状態との間を移動可能な紙幣収納ユニットを備え、前記紙幣収納ユニットに前記取り出し阻止状態と前記取り出し許容状態の間を移動させる突出移動機構と、前記紙幣収納ユニットを取り出し阻止状態に施錠するロック機構と、外部から入力される解錠指示に対応して、前記ロック機構と前記突出移動機構の作動をおこなうことにより、前記紙幣収納ユニットに対する解錠を制御する解錠制御手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、複数の遊技機に並設されるとともに、紙幣の受け入れにより、当該遊技機に対する遊技媒体の貸し出し処理をおこなう貸出処理機と、前記紙幣による入金情報を売上情報として取得する管理装置とを備えた遊技媒体貸出システムにおいて、前記貸処理機は、前記紙幣を内部に収納するとともに、前記貸出処理機本体内に収納され収納紙幣の取り出しを阻止する取り出し阻止状態と、前方へ突出して収納紙幣の取り出しを許容する取り出し許容状態との間を移動可能な紙幣収納ユニットを備え、前記紙幣収納ユニットに前記取り出し阻止状態と前記取り出し許容状態の間を移動させる突出移動機構と、解錠指示を受けると、前記突出移動機構を作動させることにより、紙幣収納ユニットに対する解錠を制御する解錠制御手段とを備え、前記管理装置は、前記貸出処理機に対して、前記収納紙幣の回収にともなう、解錠指示を通知する解錠指示通知手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1、2または3に記載の発明において、前記解錠制御手段による紙幣収納ユニットに対する解錠は、無線式の遠隔操作装置による解錠指示通知に基づいておこなわれることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記突出移動機構は、前記紙幣収納ユニットに備えたラックと、前記ラックに噛合自在なピニオンギヤと、当該ピニオンギヤを駆動する駆動手段とにより構成されることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記突出移動機構は、前記貸出処理機本体の内部に前下がりに形成される第1の傾斜部材と、前記紙幣収納ユニットの底部に固設され、前記第1の傾斜部材に摺動する第2の傾斜部材とにより構成されることを特徴とする。
本発明に係る請求項1に記載の発明によれば、複数の遊技機に並設されるとともに、紙幣の受け入れにより、当該遊技機に対する遊技媒体の貸し出し処理をおこなう貸出処理機を備えた遊技媒体貸出システムにおいて、前記貸出処理機は、前記紙幣を内部に収納するとともに、前記貸出処理機本体内に収納され収納紙幣の取り出しを阻止する取り出し阻止状態と、前方へ突出して収納紙幣の取り出しを許容する取り出し許容状態との間を移動可能な紙幣収納ユニットを備え、前記紙幣収納ユニットに前記取り出し阻止状態と前記取り出し許容状態の間を移動させる突出移動機構と、外部から入力される解錠指示に対応して、前記突出移動機構の作動をおこなうことにより、前記紙幣収納ユニットに対する解錠を制御する解錠制御手段とを備えるので、外部からの解錠指示に基づいて、紙幣収納ユニットの取り出し許容状態への移動を即座におこなえるうえ、収納紙幣の回収作業を容易、且つ効率良くおこなうことができるという効果を奏する。
また、請求項2に記載の発明によれば、複数の遊技機に並設されるとともに、紙幣の受け入れにより、当該遊技機に対する遊技媒体の貸し出し処理をおこなう貸出処理機を備えた遊技媒体貸出システムにおいて、前記貸出処理機は、前記紙幣を内部に収納するとともに、前記貸出処理機本体内に収納され収納紙幣の取り出しを阻止する取り出し阻止状態と、前方へ突出して収納紙幣の取り出しを許容する取り出し許容状態との間を移動可能な紙幣収納ユニットを備え、前記紙幣収納ユニットに前記取り出し阻止状態と前記取り出し許容状態の間を移動させる突出移動機構と、前記紙幣収納ユニットを取り出し阻止状態に施錠するロック機構と、外部から入力される解錠指示に対応して、前記ロック機構と前記突出移動機構の作動をおこなうことにより、前記紙幣収納ユニットに対する解錠を制御する解錠制御手段とを備えるので、ロック機構により紙幣収納ユニットの装着を確実におこなえるうえ、外部からの解錠指示に基づいて、紙幣収納ユニットが紙幣収納取り出し許容状態へ移動されるため収納紙幣の回収作業を容易、且つ効率良くおこなうことができるという効果を奏する。また、紙幣収納ユニット内に収納された紙幣のセキュリティを確保できるという効果を奏する。
また、請求項3に記載の発明によれば、複数の遊技機に並設されるとともに、紙幣の受け入れにより、当該遊技機に対する遊技媒体の貸し出し処理をおこなう貸出処理機と、前記紙幣による入金情報を売上情報として取得する管理装置とを備えた遊技媒体貸出システムにおいて、前記貸出処理機は、前記紙幣を内部に収納するとともに、前記貸出処理機本体内に収納され収納紙幣の取り出しを阻止する取り出し阻止状態と、前方へ突出して収納紙幣の取り出しを許容する取り出し許容状態との間を移動可能な紙幣収納ユニットを備え、前記紙幣収納ユニットに前記取り出し阻止状態と前記取り出し許容状態の間を移動させる突出移動機構と、解錠指示を受けると、前記突出移動機構を作動させることにより、紙幣収納ユニットに対する解錠を制御する解錠制御手段とを備え、前記管理装置は、前記貸出処理機に対して、前記収納紙幣の回収にともなう、解錠指示を通知する解錠指示通知手段とを備えるので、管理装置からの解錠指示に基づいて、紙幣収納ユニットが紙幣収納取り出し許容状態へ移動されるため収納紙幣の回収作業を容易、且つ効率良くおこなうことができるという効果を奏する。また、紙幣収納ユニット内に収納された紙幣のセキュリティを確保できるという効果を奏する。
また、請求項4に記載の発明によれば、前記解錠制御手段による紙幣収納ユニットに対する解錠は、無線式の遠隔操作装置による解錠指示通知に基づいておこなわれるので、紙幣収納ユニットに対する解錠を容易におこなえるという効果を奏する。
また、請求項5に記載の発明によれば、前記突出移動機構は、前記紙幣収納ユニットに備えたラックと、前記ラックと噛合自在なピニオンギヤと、前記ピニオンギヤを駆動する駆動装置とにより構成されるので、紙幣収納ユニットの取り出しおよび装着に対する操作性および紙幣回収時の利便性を向上することができるという効果を奏する。
また、請求項6に記載の発明によれば、前記突出移動機構は、前記貸出処理機本体の内部に前下がりに形成される第1の傾斜部材と、前記紙幣収納ユニットの底部に固設され、前記第1の傾斜部材に摺動する第2の傾斜部材とにより構成されるので、紙幣収納ユニットは、ロック機構の解錠時、自重により第1の傾斜部に沿って取り出すことができ、これにより操作性および紙幣回収時の利便性を向上することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、パチンコ遊技に対して本発明に係る遊技媒体貸出システムを適用する場合の好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本実施例に係る遊技媒体貸出システムの概要および特徴を説明した後に、この遊技媒体貸出システムの特徴部分である紙幣収納ユニットに対する紙幣の回収制御機構(突出移動機構)を説明し、最後に、他の実施例(実施例3)として種々の変形例を説明することとする。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
(遊技媒体貸出システムの概要および特徴)
まず最初に、本実施例に係る遊技媒体貸出システムの概要および特徴を説明する。図1は、本実施例に係る遊技媒体貸出システムの概要を示す説明図である。図2は、本実施例に係る遊技媒体貸出システムの概略構成を示す機能ブロック図である。図3は、管理サーバ200の構成を示す機能ブロック図を、図4は、中央管理装置100の構成を示す機能ブロック図をそれぞれ示している。
この遊技媒体貸出システムでは、図1に示すように、それぞれ「島」と呼ばれるグループごとに複数の遊技機(以下、『パチンコ機』と称する)が併設されるとともに、これらパチンコ機10にはそれぞれ1台ずつペアとなるように遊技媒体貸出処理機(以下、『玉貸出処理機』と称する)がパチンコ機10の相互間に挟まれるように据置されており、遊技客により各玉貸出処理機20(請求項1等の貸出処理機に対応)に挿入された紙幣(現金)による入金情報は売上情報として、中継器300を介して接続された管理サーバ200(請求項3の管理装置に対応)に対して送信され、この管理サーバ200により各玉貸出処理機20の売上情報(金額)が個別に管理されている。
さらに、この管理サーバ200は、第三者機関によって運営される中央管理装置100に接続され、管理サーバ200により集計された各玉貸出処理機20の売上情報は、中央管理装置100に対して送信される。以上のように、中央管理装置100により複数の遊技店(遊技店A、B、C・・・)の総売上金額を統括的に管理する遊技媒体貸出システムが構築されている。
ここで、かかる遊技媒体貸出システムにおいて、玉貸出処理機のBVユニット部に対する解錠は、リモコンによる解錠操作(解錠指示通知)でおこなうとともに、このBVユニット部は、リモコン(請求項4の遠隔操作装置に対応)からの解錠指示により自動的に玉貸出処理機の本体内から取り出すことができる(突出させる)ことに主たる特徴があり、これによって、玉貸出処理機のBVユニット部に対する解錠にともなう紙幣の回収作業を容易且つ、効率良くおこなえるようにしている。
この主たる特徴を具体的に説明すると、玉貸出処理機20のBVユニット部61に対する解錠は、リモコン90による操作(解錠指示通知)によりおこなうとともに、玉貸出処理機20は、リモコン90から送信される解錠指示通知を受信すると、BVユニット部61に備えた突出移動機構部60を作動させ、この突出移動機構部60の作動によりBVユニット部61を本体21内から取り出し許容状態まで突出させるものとなり、これによって、玉貸出処理機20のBVユニット部61に対する解錠にともなう紙幣の回収作業を効率良くおこなえるようにしている。
すなわち、突出移動機構部60は、本体21内からBVユニット部61の取り出しを阻止する取り出し阻止許容状態(BVユニット部61の装着時)と、本体21の外部へBVユニット部61の取り出しを許容する取り出し状態(BVユニット部61の取り出し時)との切り換えをおこなう機能を備えており、この突出移動機構60は駆動モータ64により駆動されるピニオンギヤ65と、このピニオンギヤ65と噛合するラック63とから構成するものとしている。
また、本実施例において、突出移動機構部70は、玉貸出処理機20の本体21内部に前下がりに形成した傾斜部75とBVユニット部71の底部に固設した傾斜部73を有するブラケット72とにより構成するものとし、リモコン90からの解錠指示通知に基づく、ロック機構部53のロック解錠により、突出移動機構70を作動させるようにしている。この場合、突出移動機構部70の作動にともなって、BVユニット部71は、本体21に形成した傾斜部75に沿って自重により開口部59を通じて前方に突出する。すなわち、これによって、玉貸出処理機20のBVユニット部71に対する解錠にともなう紙幣の回収作業を容易におこなえるようにしている。
また、本実施例において、リモコン90の操作(解錠指示通知)により、玉貸出処理機20の開口部59を通じてBVユニット部61が取り出された際、紙幣収納部51を閉鎖している収納扉51a(図12)が引っ張りばね(図示せず)の弾力によって開口する機構となっている。すなわち、これにより、紙幣収納部51に収納された紙幣を容易に掴むことが可能となり、紙幣の回収作業をさらに容易におこなえるものとしている。
(遊技媒体貸出システムの構成)
次に、本実施例に係る遊技媒体貸出システムの構成を説明する。この遊技媒体貸出システムにおける玉貸出処理機20は、概略的に、遊技客により投入された紙幣(例えば、1000円札の現金)により所定数の遊技玉(パチンコ玉)を投出するようにパチンコ機10に対して指示する機能および紙幣投入時の入金情報をメモリ27の売上情報記憶テーブル28内(図8参照)に一時記憶し、この入金情報を売上情報としてリアルタイムで管理サーバ200に通知する機能を備えている。このため、各玉貸出処理機20と管理サーバ200とは中継器300を介して通信自在に構成されている。
また、後述するように、玉貸出処理機20は、店内に取り付け固定された枠体30(図6および7参照)に対して突出移動自在に構成されており、この枠体30にはジョイント基板31が設けられている。そして、通常(オンライン時)では、玉貸出処理機20による売上情報は、メモリ27内に格納され、玉貸出処理機20の交換時或いは、玉貸出処理機20と管理サーバ200間での通信断線時(オフライン時)などには、玉貸出処理機20のメモリ27内に記憶された売上情報は枠体30側(ジョイント基板31)のメモリ32内(売上情報記憶テーブル33)に蓄積されるものとなる。
すなわち、この遊技媒体貸出システムは、玉貸出処理機20に投入される紙幣(現金)による入金情報を売上情報として、管理サーバ200に通知をおこなうとともに、管理サーバ200により各玉貸出処理機20の売上情報を集計管理し、これら各玉貸出処理機20の集計データを中央管理装置100に通知するシステムである。本遊技媒体貸出システムによると、プリペイドカード(カード媒体)などの使用頻度を低減することができる。
すなわち、玉貸出処理機20および枠体30のそれぞれには、予め個別の識別ID(玉貸出処理機20の本体識別ID、枠体30の枠体識別ID)が付与されており、これら2つの本体識別IDおよび枠体識別IDは、電源ON時(遊技店の開店時、貸出処理機本体の交換時など)に、この玉貸出処理機20から管理サーバ200に対して通信により通知され、管理サーバ200内に設けられた管理サーバデータベース210内に自動的に登録される。そして、以降、各玉貸出処理機20は、遊技客により投入された紙幣による入金毎に管理サーバ200に対して入金額(売上金額)を所定のタイミングに通知するものとなる。
一方、管理サーバ200では、玉貸出処理機20からの通信情報(売上金額)を受信し、玉貸出処理機20の本体識別IDに関連付けて、更新および集計をおこなう。なお、遊技店内には遊技機10および玉貸出処理機20に接続されたホールコンピュータ(図示せず)が備えられており、このホールコンピュータにより賞球、出球率などの遊技情報に基づいて遊技店内の総売上が管理されることとなっている。
中継器300(HUB)は、各「島」内に1基ずつ据置されており、各「島」内のネットワークケーブルを束ねる集線装置(コンセントレータ)としての機能を備えている。本実施例では、それぞれの中継器300は、シリアル接続(ディジーチェーン)により構成されている。
管理サーバ200は、概略的に、遊技媒体貸出システムを構成する各機器の制御をおこなうものであり、各玉貸出処理機20に投入された紙幣による入金情報を個別の売上情報として取得する機能を備えている。具体的には、各玉貸出処理機20の識別IDに基づいて、個々の玉貸出処理機20ごとに投入された紙幣による入金情報を売上情報として集計し、管理する機能を備えている。なお、この管理サーバ200は、遊技店内に設置されているが、中央管理装置100を管理する第三者機関により設置される。
図3に示すように、管理サーバ200は、管理サーバデータベース210と、管理サーバ200全体の制御をおこなう制御部215と、メニュー画面や売上情報を表示する表示部216と、各種指示入力を受け付ける入力部217と、玉貸出処理機20および中央管理装置100と通信をおこなうための通信I/F220とを備えている。
管理サーバデータベース210は、玉貸出処理機20の本体識別IDおよび枠体30の枠体識別IDに関連付けた入金情報を玉貸出処理機の設置場所(号機)ごとに記憶する処理機能を備えている。具体的には、図11−2に示すように、各遊技店を個別に識別する遊技店コード、取引時(紙幣投入時)の日付を示す取引日付、玉貸出処理機20を特定する本体識別ID、枠体を特定する枠体識別ID、遊技台の番号、売上金額、玉貸出処理機本体の識別IDおよび枠体の識別IDの組み合わせによって取引を一意に特定するための取引IDという7項目のフィールドが設けられている。
入力部217は、各種の情報を入力するキーボード、マウスおよびトラックボールなどの指示入力手段であり、管理サーバ200の管理責任者から管理サーバデータベース210の閲覧の受け付けまたは玉貸出処理機20の設定の受け付けなどの遊技店の売上管理に係る指示の受け付けをおこなう機能を備えている。
表示部216は、管理サーバ200の操作をおこなう管理責任者に対して、管理サーバデータベース210の情報やメニュー画像(設定画面)を表示として出力する出力手段であり、モニタなどにより構成される。
通信I/F220は、玉貸出処理機20の通信I/F26(図8参照)を介して各玉貸出処理機20による売上情報を通信により受信する機能および中央管理装置100の通信I/F130(図4参照)を介して管理サーバ200により集計された各玉貸出処理機20の売上情報を送信する機能を備えている。
図4に示すように、中央管理装置100は、中央管理制御部110と、表示部115と、遊技店管理データベース120と、通信I/F220(図3参照)を介して通信をおこなう通信I/F130とを備えている。そして、この中央管理装置100は、各遊技店(遊技店A、B、C・・・)に配置された管理サーバ200との間で相互に通信をおこなうことにより、管理サーバ200が取得した玉貸出処理機20の売上情報に基づいて、各遊技店ごとの総売上集計、各玉貸出処理機20の管理などをおこなう機能を備えている。
以下、図5〜8を参照して玉貸出処理機20およびパチンコ機10における構成の詳細について説明する。図5は、図2に示した遊技媒体貸出システムで適用する玉貸出処理機20およびパチンコ機10の外観正面図、図6は、玉貸出処理機20を示す側面図(枠体30との連結状態)、図7は、枠体30と玉貸出処理機20との分離状態を示す図をそれぞれ示している。図8は、玉貸出処理機20の概要構成を示す機能ブロック図である。
図5に示すように、玉貸出処理機20は、外見上縦長に構成したもので、貸出処理機20を構成する本体21と、この本体21よりも前方(図6の右側)に向けて突出するように形成されたBVユニット部61とを備えている。後述するように、このBVユニット部61は、リモコン90による操作(解錠指示通知)により本体21に形成された開口部59(図12参照)を通じて自動的に突出可能に構成されている。
ここで、図6、7に示すように、この玉貸出処理機20は遊技店内に取り付け固定された枠体30に対して突出移動自在となっており、具体的には、玉貸出処理機20を枠体30に対して連結させ玉貸出処理機20および枠体30の上下に位置するコネクタを相互に嵌め込むことにより、この玉貸出処理機20をパチンコ機10に隣接した位置(図5では左側)に据置することができる。
また、玉貸出処理機20の本体21の前面パネルには、表示ランプ22、表示部23、リモコン用受光部24とを備えている。表示ランプ22は、玉貸出処理機20の稼働状態を3色(緑色、赤色、黄色)のランプにより報知する機能を備えている。具体的に説明すると、緑色ランプの点灯は、正常動作を、赤色ランプの点灯は、何らかの異常が発生して使用が不可能な状態を、黄色ランプの点灯は、上位機器(中継機300、管理サーバ200など)との通信経路に異常が生じているオフライン状態をそれぞれ示している。
表示部23は、玉貸出処理機20のエラー状態をエラーコードなどで表示する機能を備えている。リモコン用受光部24は、リモコン90により送信された解錠指示通知に基づいて、玉貸出処理機20のエラー状態をリセットするエラーリセット信号、解錠指示通知を受信する機能を備えている。後述するように、解錠対象となる玉貸出処理機20がリモコン90による解錠指示通知を受信した際には、BVユニット部61(71)における突出移動機構60(70)が作動し、このBVユニット部61の取り出しがおこなわれるものとなる。
制御部25は、玉貸出処理機20における各処理を一括してコントロールする制御機能を備えており、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、機能概念的にパチンコ機10に対して貸し玉の投出を指示する玉投出機能を具備する玉貸制御部57を備えている。
通信I/F26(インターフェース)は、中継器300を介して管理サーバ200に対して各玉貸出処理機20による売上情報をリアルタイムで送信する機能を備えている。メモリ27は、玉貸出処理機20の記憶部としての機能を備えており、このメモリ27内には、売上情報記憶テーブル28が格納されている。
売上情報記憶テーブル28は、紙幣による入金情報を売上情報として玉貸出処理機20の本体識別IDおよび枠体30の枠体識別IDの組み合わせごとに記憶するテーブルである。具体的には、図11−1に示すように、玉貸出処理機20の識別IDおよび枠体30の識別IDの組み合わせ(取引ID)ごとの複数の領域に、各遊技店を個別に識別する遊技店コード、玉貸出処理機20を特定する本体識別ID、枠体を特定する枠体識別ID、遊技台の番号および売上金額を記憶する機能を備えている。
BVユニット部61(71)は、紙幣投入口15と、紙幣収納部51と、紙幣識別部52とを備えている。紙幣投入口15は、紙幣(本例では、1000円札)を受け入れて、この紙幣を紙幣収納部51に取り込むための開口である。紙幣収納部51は、遊技客により紙幣投入口15から投入された紙幣を収納する機能を備えている。つまり、本例では、遊技店の管理者などにより紙幣収納部51内に収納された紙幣を回収するようにしている。このため、本例では、紙幣を島端などへ搬送する紙幣搬送機構や島端で紙幣を収納する紙幣収納金庫などが不要となる。
紙幣識別部52は、遊技客により紙幣投入口15から投入された紙幣に対する真偽や金額情報の判定(識別)および金額情報を記憶する紙幣処理機能を備えており、遊技客により投入された紙幣を受け入れて識別し、正常と判定される紙幣については、その識別結果および金額情報は制御部25に通知される。一方、投入された紙幣が識別不能な紙幣については、紙幣投入口15を通じて返却するものとなる。
BVユニット制御部56は、リモコン90により送信される解錠指示通知に基づいて、ロック機構部53によるロック(施錠)を制御する機能を備えている。本例では、後述するように、ロック機構部53を構成するソレノイド80に対する通電をおこない、この通電によりロック機構53の解錠をおこなう制御機能を備えている。また、突出移動機構60を構成する駆動モータ64を駆動させることにより、BVユニット部61の突出移動を制御する機能を備えている。
BVロック機構部53は、BVユニット部61の施錠をおこなう機構を備えており、このBVロック機構部53によるロック(施錠)の解錠は、遊技店の店員や管理者が所持するリモコン90による解錠操作によりおこなわれる。このBVロック機構部53の詳細については、後述する。58は、玉貸出処理機20に対して、AC電源(100V)による電圧を供給するための電源部である。
突出移動機構部60は、BVユニット部61の取り出しを阻止する取り出し阻止状態(BVユニット部61の装着時)とBVユニット部61の取り出しを許容する取り出し許容状態(BVユニット部61の突出時)との切換えをおこなう機能を備えており、このBVユニット部61に対する移動制御は駆動モータ64による駆動制御でおこなわれる。
一方、枠体30の上部位置には、ジョイント制御基板31が設けられており、このジョイント基板31は、玉貸出処理機20を入れ替えた際および通信状態の断線時(オフライン時)の売上情報(データ)の保存用として機能するメモリ33を備えている。このメモリ33の内部には、玉貸出処理機20の本体識別IDおよび枠体30の枠体識別IDに関連付けた入金情報を格納する売上情報記憶テーブル33が設けられている。
また、遊技機であるパチンコ機10は、その前面が遊技領域11および下方に設けた上皿12とにより構成され、その内部には玉投出機構部13が設けてある。この玉投出機構部13は、制御部25から貸玉投出要求が与えられた場合、並びにパチンコ機10による賞玉投出要求が与えられた場合に、それぞれパチンコ機10の上皿12に所定数のパチンコ玉を投出する部分である。
次に、本実施例1に係る遊技媒体貸出システムにおける全体処理手順を説明する。なお、ここでは、本発明に係る遊技媒体貸出システムの「基本制御手順」を説明した後に、「全体制御手順」について説明し、最後に、本発明の特徴部分であるBVユニット部の突出移動機構の詳細について説明する。
(基本制御手順)
図9は、本実施例に係る遊技媒体貸出システムの基本制御手順を示すフローチャートである。すなわち、本発明の遊技媒体貸出システムは、大別して(1)開店時設定工程(ステップSA100)、(2)オンライン制御工程(ステップSA200)、(3)紙幣回収工程(ステップSA300)、(4)定期通信工程(ステップSA400)、(5)閉店時設定工程(ステップSA500)の5つの処理工程により構成されている。まず、これら(1)〜(5)の各制御工程について簡単に説明する。
(1)開店時設定工程
開店時設定工程は、管理サーバ200により実行される開店通知による開店処理であり、この開店処理は、開店通知として、第三者機関によって管理される中央管理装置100および遊技店内の各玉貸出処理機20に対してその旨が通知されるものとなる。
すなわち、玉貸出処理機20および枠体30のそれぞれには、予め個別の識別ID(玉貸出処理機本体の識別ID、枠体の枠体識別ID)が付与されており、これら2つの識別IDは、玉貸出処理機20の電源ON時、この玉貸出処理機20から管理サーバ200に対して通信により通知されるとともに、これら玉貸出処理機20の識別ID、枠体の枠体識別IDは、管理サーバ200内に設けられた管理サーバデータベース210内に自動的に登録される。以降、管理サーバ200は、各玉貸出処理機20からリアルタイムで通知される売上情報を管理サーバデータベース210内に格納するとともに、紙幣の受け入れに伴って売上情報の更新をおこなうこととなる。
(2)オンライン制御工程(通常時)
オンライン制御工程は、遊技客によって玉貸出処理機20に対して現金(紙幣)が投入された際、この玉貸出処理機20からパチンコ機10に対して、玉を貸し出す玉貸し出し命令を通知するとともに、投入された紙幣による売上情報を玉貸出処理機20の本体識別IDおよび枠体30の枠体識別IDに関連付けて管理サーバ200に対して通知する処理工程である。ここで、管理サーバ200から中央管理装置100に対して送信される売上情報の通知は、通常はリアルタイム通信により、逐次おこなわれるが、一定時間ごとにおこなうようにしてもよい。
(3)紙幣回収工程
紙幣回収工程は、遊技店の店員或いは管理者が所持する管理者用リモコン90の操作により玉貸出処理機20に備えたBVユニット部61の解錠をおこない、このBVユニット部61の内部に収納されている紙幣を回収する処理工程であり、遊技店の営業時間内および閉店時に適宜おこなわれる。詳細は、後述するが、本実施例の場合、突出移動機構部60(70)の作動に基づく、BVユニット部61(71)に対する解錠により、紙幣の回収がおこなわれるものとなる。
(4)定期通信工程
定期通信工程は、遊技店の営業時間内において、管理サーバ200と中央管理装置100との間で実施される相互間の接続状態やエラーログなどを定期的に確認する処理工程である。
(5)閉店時通知工程
閉店時通知工程は、各玉貸出処理機20から1日の売上情報を管理サーバ200により全て取得するとともに、中央管理装置100に対して集計売上情報を送信する処理工程である。この際、管理サーバ200から閉店通知信号が中央管理装置100および玉貸出処理機20に対して送信される。
図10は、遊技媒体貸出システムにおける全体制御手順(通常動作時)の詳細を示すフローチャートである。この図10に示すフローチャートは、管理サーバ200と玉貸出処理機20との間でおこなわれる処理手順である。すなわち、遊技客により玉貸出処理機20の紙幣投入口15に紙幣(1000円札)が投入されると(ステップS100)、BVユニット50は、投入された紙幣の真偽を紙幣識別部52により正常な紙幣か否かを判定する(ステップS110)。そして、ステップS110による判定により紙幣が不良紙幣と判定された場合には(ステップS110否定)、この不良紙幣は、紙幣投入口15を通じて返却される(ステップS115)。
一方、投入された紙幣が正常な紙幣と判定された場合には(ステップS110肯定)、この紙幣を紙幣収納部51内に収納するとともに、次の、ステップS120による玉貸出し処理に移行する(ステップS120)。具体的には、パチンコ機10の玉投出機構部13に対して1000円分の玉を投出するように指示を与える。
これにより、パチンコ機10の上皿12には1000円分の玉の投出がおこなわれ、遊技客による遊技が可能となる。以下、玉貸出処理機20では、遊技客により投入された入金情報を売上情報として、この売上情報をメモリ27内の売上情報記憶テーブル28内に格納する(ステップS130)。
図11−1は、玉貸出処理機20のメモリ27内および枠体30のメモリ32内に備えられた売上情報記憶テーブル28の一例を示している。同図に示すように、売上情報記憶テーブル28は、各遊技店を個別に識別する遊技店コード、玉貸出処理機本体を特定する本体識別ID、枠体を特定する枠体識別ID、遊技台の番号、売上金額、取引時に設定される取引識別IDという6項目のフィールドが設けられている。
すなわち、図11−1は、台番号100番のパチンコ機10で遊技をおこなう遊技客が玉貸出処理機20(本体識別ID:XXXX1、枠体識別ID:YYYY1)に1000円投入したときの売上情報記憶テーブル28および台番号101番のパチンコ機10で遊技をおこなう遊技客が玉貸出処理機20(本体識別ID:XXXX2、枠体識別ID:YYYY2)に1000円投入したときの売上情報記憶テーブル28を示している。そして、これら各フィールドには、遊技客が玉貸出処理機20に紙幣を投入する都度、記憶データとして格納され、売上情報記憶テーブル28内の売上情報は、リアルタイムで管理サーバに通知される。
図10のフローチャートに戻り、玉貸出処理機20では、通信I/F26を通じて管理サーバ200に対して識別IDに対応付けた売上情報の通知をおこなう(ステップS140)。一方、管理サーバ200では、玉貸出処理機20から売上情報の通知を受信し(ステップS150)、この売上情報を管理サーバデータベース210内に格納する(ステップS160)。次いで、同一の識別IDがあるか否かの判定をおこない(ステップS170)、同一の識別IDがある場合には(ステップS170肯定)、同一の識別IDに関連付けて売上情報の更新をおこなう(ステップS180)。
一方、ステップS170の判定により、同一の識別IDでない場合には(ステップS170否定)、エラー処理となる(ステップS171)。なお、全ての玉貸出処理機20の識別IDは、電源ON時に管理サーバ200に通知されているため、通常、エラー処理となることはありえない。
以下、ステップS180により更新および集計された売上情報は、管理サーバ200から中継器300を通じて中央管理装置100に対して送信される(ステップS190)。中央管理装置100では、管理サーバ200から通知された各玉貸出処理機20による売上情報に基づいて、遊技店の総売上情報の管理をおこなうものとなる。
図11−2は、管理サーバ200内に備えられた管理サーバデータベース210の一例を示している。同図に示すように、管理サーバデータベース210は、各遊技店を個別に識別する遊技店コード、取引時(紙幣投入時)の日付を示す取引日付、玉貸出処理機本体を特定する本体識別ID、枠体を特定する枠体識別ID、遊技台の番号、売上金額、取引時に設定される取引識別IDという7項目のフィールドが設けられている。
この管理サーバデータベース210の各フィールドのうち売上金額は、玉貸出処理機20から通知される識別IDに関連付けられた売上情報に基づいて、照合がおこなわれるとともに、更新処理により更新された売上情報(金額)がリアルタイム通信により中央管理装置100に送信される。
再度、図10のフローチャートに戻り、処理手順を説明する。すなわち、ステップS200において、管理サーバ200により紙幣の回収指示設定が有るか否かの判定をおこない(ステップS200)、この紙幣回収指示が設定される場合には(ステップS200肯定)、紙幣回収処理に移行する(ステップS210)。一方、ステップS200の判定により紙幣回収指示設定がない場合には(ステップS200否定)、そのまま処理工程は終了する(エンド)。
(BVユニット部における突出移動動作)
次に、図12および図13−1、図13−2を参照して、本実施例1に係るBVユニット部61における突出移動動作の詳細について説明する。ここで、図12は、BVユニット部61の突出移動動作(BVユニット部61の装着/BVユニット部61の取り出し)を説明する玉貸出処理機20の斜視図を示している。また、図13−1は、玉貸出処理機20の内部にBVユニット部61が装着された状態を、図13−2は、紙幣の回収時にリモコン90の操作によりBVユニット部61が開口部59を介して取り出された状態をそれぞれ示している。
すなわち、図12に示すように、突出移動機構部60は、遊技店の管理者などが所持するリモコン90操作(解錠指示通知の送信)により、玉貸出処理機本体21から突出および装着を自動的におこなう構成としている。具体的には、玉貸出処理機20のリモコン用受光部24に向けて、リモコン90による個別解錠キー91(図14参照)をONすることにより、本体21内に装着されているBVユニット部61を玉貸出処理機20の前方(図12の矢印A方向)に突出させることができる。
以下、図13−1、図13−2を参照して、突出移動機構部60の詳細を説明する。図13−1に示すように、突出移動機構部60は、BVユニット部61の取り出しを阻止する取り出し阻止状態(BVユニット部61の装着時)とBVユニット部61の取り出しを許容する取り出し許容状態(BVユニット部61の取り出し時)との切換えをおこなう機能を備えている。また、この突出移動機構部60はBVユニット部61の下方部に形成されたラック63と、このラック63と噛合自在なピニオンギヤ65と、ピニオンギヤ65を出力ギヤとする駆動モータ64とで構成されている。このため、BVユニット部61の突出/装着制御は、駆動モータ64による駆動制御でおこなわれる。
すなわち、図13−1に示すように、BVユニット部61の上下位置には、平板状のスライドレール62a、62bがそれぞれ固設されている。このうち、スライドレール62aは、このスライドレール62aの内側に固設した内側部材67を本体21に固設した外側部材68に対して振り出し竿状に連結した構成としている。具体的には、内側部材67の内部に設けた複数のベアリング69と外側部材68の凹溝との係合により、スライドレール62aが摺動可能となっている。
一方、スライドレール62bの側面部には、ラック63が形成されている。そして、このラック63は、駆動モータ64の先端に固定されたピニオンギア65(出力軸)と噛合している。この駆動モータ64には、ステッピングモータなどが使用される。これにより、BVユニット部61は、駆動モータ64の駆動にともなう、ピニオンギア65の回転により、突出方向(図13−2の矢印A方向)および装着方向(図13−2の矢印B方向)に平行移動することができる。
以下、突出移動機構部60によるBVユニット部61の突出/装着動作について説明する。すなわち、図13−1に示す、BVユニット部61の装着状態において、玉貸出処理機20がリモコン90の操作による解錠指示通知を受信すると、駆動モータ64の駆動が開始され、ピニオンギア65が回転(時計方向)する。次いで、ピニオンギヤ65の回転駆動が、このピニオンギア65に噛合されたラック63に伝達され、これにより、図13−2に示すように、BVユニット部61は開口部59(図13−2の矢印A方向)に向けて移動し、開口部59を介して、所定の位置まで突出した状態で停止する。そして、本例の場合、前述した図12に示すように、このBVユニット部61の取り出し(突出)にともなって、紙幣収納部51の収納扉51aが引っ張りばね(図示せず)の弾力によって開口する機構となっている。これにより、紙幣収納部51の内部に収納された紙幣を容易に回収できるようにしている。
ここで、駆動モータ64の駆動パルスは、BVユニット制御部56によりカウントされており、BVユニット部61の突出位置が最適な位置となるように位置制御されている。なお、BVユニット部61の後端部に、ストッパー(図示せず)を設け、このストッパーなどにより、BVユニット部61の突出位置の規制および脱落防止を図るようにすることもできる。
一方、BVユニット部61の突出移動後(紙幣回収後)、この場合、BVユニット部61の装着(施錠)は、BVユニット部61の突出移動と反対に、駆動モータ64を逆回転(反時計方向)させる駆動制御をおこなうことにより、突出した状態のBVユニット部61を本体21側に移動させ、BVユニット部61の装着をおこなうことができる。
図14は、本実施例で適用されるリモコン90の外観図を示している。すなわち、リモコン90は、IC回路、近赤外線を送出する発光ダイオードなどを備えており、管理者用のリモコン90の筐体を構成する前面パネル部には、玉貸出処理機20のエラーなどの発生時に、リセット処理をおこなうリセットキー、個別の玉貸出処理機20の解錠を対象とする個別解錠キー91、暗証番号などを入力するためテンキー(0〜9)などが設けられている。
また、リモコンの先端部には、リセット信号、解錠信号などを送出するための発振部が設けられている。なお、この図14は、管理者用のリモコン90を示しているが、玉貸出処理機20に発生したエラー表示などのリセット処理をおこなう店員用のリモコンもある。
上述してきたように、本実施例1に係る突出/装着機構によれば、リモコン90による簡単な操作で、突出移動機構部60を作動させることにより、解錠対象となる玉貸出処理機20のBVユニット部61に対する取り出しおよび装着(BVユニット部61の突出移動制御)を自動的におこなえるので、紙幣回収時の操作性を向上できるうえ、紙幣回収作業時間の短縮化を図ることができる。
また、本実施例1の場合、BVユニット部61の取り出しにともなって、紙幣収納部51の収納扉51aが自動的に開口する機構となっているので、紙幣収納部51内に収納された紙幣の取り出しも容易におこなうことができる。また、従来のように店員が解錠時およびロック時に解錠用の鍵を玉貸出処理機20の鍵穴に挿入して操作する必要がなくなるうえ、紙幣収納部51内の紙幣を島端へ搬送する紙幣搬送機構や島端において紙幣を回収する紙幣回収ボックスが不要となり、コスト削減およびセキュリティの面で有効である。
次に、本実施例2に係る突出移動機構部70の詳細について説明する。図15−1は、玉貸出処理機20の内部にBVユニット部71が突出された状態を、図15−2は、紙幣の回収時に、リモコン操作によりBVユニット部71が取り出された状態をそれぞれ示している。
すなわち、上述した実施例1では、突出移動機構部60をラック63とピニオンギヤ65の回転を駆動する駆動モータ64との組合わせにより構成しているが、本実施例2では、突出移動機構部60の作動を制御するBVロック機構部53を備えるとともに、BVユニット部71の底面部に傾斜部73を有するブラケット72を固設し、玉貸出処理機20の本体21側にも、ブラケット72の傾斜部73と摺接自在な傾斜部75を形成することにより、BVロック機構部53のロック解錠に基づいて、BVユニット部71を開口部59を介して突出および装着できる構成とした点に特徴がある。
具体的に説明すると、突出移動機構部70は、玉貸出処理機20の本体21内部に形成した傾斜部75とBVユニット部71の底部に固設した傾斜部73を有するブラケット72とにより構成するものとし、リモコン90からの解錠指示通知に基づく、ロック機構部53のロック解錠により、突出移動機構70を作動させ、BVユニット部71が傾斜部75に沿って自重により本体21に形成した開口部59を通じて外部に突出するようにしている。
すなわち、図15−1に示すように、BVユニット部71の底面部には、傾斜部73を有するブラケット72が固設されている。この傾斜部73は、開口部59の下方に向けて傾斜するように形成されている。また、玉貸出処理機20の本体21側にも、ブラケット72の傾斜部73と摺接自在な傾斜部75が形成されており、互いの傾斜部73、75同士は、BVユニット部71の自重により当接されている。また、傾斜部75には、搬送ローラ76が設けられている。
また、BVユニット部71の上方位置にはロック機構部53が設けられている。このロック機構部53は、ソレノイド80と、ロックレバー81とを備えるとともに、ロックレバー81の先端部には、鉤部82が形成されており、この鉤部82は、BVユニット部71の上端部に形成された係合ピン77と係合可能となっている。
また、本体21の取り付け部78には、引っ張りばね85の一端(図15−1の上側)がロックレバー81の基端部には、引っ張りばね85の他端(図15−1の下側)が取り付けられている。このため、ソレノイド80のOFF時(非通電時)、ロックレバー81は、引っ張りばね85の弾力により支軸86を支点として、時計方向に偏奇するため、ロックレバー81の鉤部82と係合ピン77とが係合し、これにより、BVユニット部71に対するロック(施錠)をおこなうものとなる。なお、ソレノイド80に対する通電のON/OFFは、BVユニット制御部56(図8)による通電制御によりおこなわれる。
以下、突出移動機構部70によるBVユニット部71の突出/装着制御について説明する。すなわち、図15−1に示す、BVユニット部71の状態において、玉貸出処理機20がリモコン90の操作による解錠指示通知を受信すると、図15−2に示すように、ソレノイド80の作動(ON)にともなって、引っ張りばね85の弾力に抗して、ロックレバー81が反時計方向に偏奇するため、ロックレバー81の鉤部82と係合ピン77との係合が外れる。これにより、BVユニット部71は、自重により傾斜部75に沿って開口部59(図15−2の矢印A方向)に向けて移動し、開口部59を介して、所定の位置まで突出した状態で停止する。なお、ソレノイド80は所定経過後にOFFとなり、ロックレバー81は水平姿勢に戻される。
一方、BVユニット部71の突出移動後(紙幣回収後)、BVユニット部71を装着(施錠)する場合は、前方に突出したBVユニット部71を手で本体21側(図15−2の矢印B方向)に向けて押し込むことにより、BVロック機構部53によるBVユニット部71のロックをおこない、このロックによりBVユニット部71を本体21内に装着することができる。
具体的に説明すると、BVユニット部61の装着時、このBVユニット部71の押し込みにともなって、引っ張りばね85の弾力により、ロックレバー81は、反時計方向に偏奇するため、このロックレバー81の鉤部82と係合ピン77とが係合する。これにより、BVユニット部71は、ロック機構部53によりロック(施錠)された状態で、本体21内に装着することができる。ここで、前述したように、傾斜部75には搬送ローラ76が設けられていいるため、この搬送ローラ76の作用により、BVユニット部71の突出移動をよりスムーズにおこなうことができる。
上述してきたように、本実施例2に係る突出制御機構によれば、リモコン90による簡単な操作で、ロック機構部53によるロック機構の解錠とともに、突出制御機構部70を作動させることができ、これによって、解錠対象となる玉貸出処理機20のBVユニット部71に対する突出および装着(BVユニット部71の突出移動制御)を自動的におこなうことができるうえ、紙幣回収時の操作性を向上することができる。また、本実施例2の場合、ロック機構部53によるロック機構を備えているので、本体21に対するBVユニット部71の装着は、手動により容易におこなうことができる。
さて、これまで本発明の実施例1、2について説明したが、本発明は上述した実施例1、2以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施例にて実施されてもよいものである。
例えば、本実施例1、2では、本発明に係る遊技媒体貸出システムをパチンコ遊技に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチスロ機による遊技システムにおいても同様に適用することができる。
また、本実施例1、2では、パチンコ機の内部から玉が投出される(所謂、CR機方式)について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、玉貸出処理機からノズルを介して玉が投出される方式においても同様に適用することができる。また、上述した実施例に示されるような紙幣のみ受け付ける玉貸出処理機だけではなく、カード(プリペイドカード、会員カードなど)と紙幣の両方を受け付けることができ、少なくとも紙幣が機内に収納されるタイプのカード処理機にも適用することができる。
さらには、上述した実施例1、2に示されるようなプリペイドカードなどのカード媒体が全く介在しない玉貸出処理機だけでなく、紙幣を受け入れて当該紙幣を機体内に収納する方式であれば、カード媒体が介在する玉貸出処理機においても、本発明を適用することができる。この場合、玉貸出処理機による貸出処理がおこなわれる都度、カード媒体を排出する必要がなくなるため、ランニングコストを低減できるとともに、カード媒体の偽造などによる影響を受けることがなくなるうえ、売上情報の厳正な管理が可能となる。更には、カード媒体が機内に内蔵され、投入された紙幣の価値を当該内蔵カード媒体に関連付けて玉貸処理をおこなうとともに、投入紙幣を機内に収納するタイプの玉貸出処理機にも、本発明を適用することができる。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
以上のように、本発明にかかる遊技媒体貸出システムは、紙幣の回収をおこなう場合の、紙幣収納ユニットに対する解錠制御に有用であり、特に、パチンコ機やパチスロ機などで利用される玉貸出処理機に適している。
本発明の実施例1に係る遊技媒体貸出システムの概要を示す説明図である。 本発明の実施例1に係る遊技媒体貸出システムの概略構成を示す機能ブロック図である。 図2に示した管理サーバの構成を示す機能ブロック図である。 図2に示した中央管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図2に示した遊技媒体貸出システムで適用する玉貸出処理機およびパチンコ機の外観正面図である。 図5に示した玉貸出処理機を示す側面図である。 図5に示した玉貸出処理機と枠体との分離状態を示す図である。 実施例1に係る玉貸出処理機の概略構成を示す機能ブロック図である。 実施例1に係る遊技媒体貸出システムの基本処理手順を示すフローチャートである。 実施例1に係る遊技媒体貸出システムの全体処理手順を示すフローチャートである。 売上情報記憶テーブルの構成を示す図である。 管理サーバデータベースの構成を示す図である。 実施例1に係る玉貸出処理機におけるBVユニット部の突出/装着動作を示す斜視図である。 実施例1に係る玉貸出処理機に対するBVユニット部の装着状態を示す概略構成図である。 実施例1に係る玉貸出処理機に対するBVユニット部の突出状態を示す概略構成図である。 管理者用のリモコンを示す外観図である。 実施例2に係る玉貸出処理機に対するBVユニット部の装着状態を示す概略構成図である。 実施例2に係る玉貸出処理機に対するBVユニット部の突出状態を示す概略構成図である。
符号の説明
10 パチンコ機
15 紙幣挿入口
20 玉貸出処理機
21 本体
22 表示ランプ部
23、115、216 表示部
24 リモコン用受光部
25、215 制御部
26、130、220 通信I/F
27、32 メモリ
30 枠体
31 ジョイント基板
28、33 売上情報記憶テーブル
51 紙幣収納部
52 紙幣識別部
53 BVロック機構部
56 BVユニット制御部
57 玉貸制御部
58 電源部
59 開口部
60、70 突出移動機構部
61、71 BVユニット部
62a、b スライドレール
63 ラック
64 駆動モータ
65 ピニオンギヤ
67 内側部材
68 外側部材
69 ベアリング
72 ブラケット
73、75 傾斜部
76 搬送ローラ
77 係合ピン
78 取り付け部
80 ソレノイド
81 ロックレバー
82 鉤部
85 引っ張りばね
86 支軸
90 リモコン
100 中央管理装置
110 中央管理制御部
120 遊技店管理データベース
200 管理サーバ
210 管理サーバデータベース
217 入力部
300 中継器

Claims (6)

  1. 複数の遊技機に並設されるとともに、紙幣の受け入れにより、当該遊技機に対する遊技媒体の貸し出し処理をおこなう貸出処理機を備えた遊技媒体貸出システムにおいて、
    前記貸出処理機は、
    前記紙幣を内部に収納するとともに、前記貸出処理機本体内に収納され収納紙幣の取り出しを阻止する取り出し阻止状態と、前方へ突出して収納紙幣の取り出しを許容する取り出し許容状態との間を移動可能な紙幣収納ユニットを備え、
    前記紙幣収納ユニットに前記取り出し阻止状態と前記取り出し許容状態の間を移動させる突出移動機構と、
    外部から入力される解錠指示に対応して、前記突出移動機構の作動をおこなうことにより、前記紙幣収納ユニットに対する解錠を制御する解錠制御手段と、
    を備えることを特徴とする遊技媒体貸出システム。
  2. 複数の遊技機に並設されるとともに、紙幣の受け入れにより、当該遊技機に対する遊技媒体の貸し出し処理をおこなう貸出処理機を備えた遊技媒体貸出システムにおいて、
    前記貸出処理機は、
    前記紙幣を内部に収納するとともに、前記貸出処理機本体内に収納され収納紙幣の取り出しを阻止する取り出し阻止状態と、前方へ突出して収納紙幣の取り出しを許容する取り出し許容状態との間を移動可能な紙幣収納ユニットを備え、
    前記紙幣収納ユニットに前記取り出し阻止状態と前記取り出し許容状態の間を移動させる突出移動機構と、
    前記紙幣収納ユニットを取り出し阻止状態に施錠するロック機構と、
    外部から入力される解錠指示に対応して、前記ロック機構と前記突出移動機構の作動をおこなうことにより、前記紙幣収納ユニットに対する解錠を制御する解錠制御手段と、
    を備えることを特徴とする遊技媒体貸出システム。
  3. 複数の遊技機に並設されるとともに、紙幣の受け入れにより、当該遊技機に対する遊技媒体の貸し出し処理をおこなう貸出処理機と、前記紙幣による入金情報を売上情報として取得する管理装置とを備えた遊技媒体貸出システムにおいて、
    前記貸出処理機は、
    前記紙幣を内部に収納するとともに、前記貸出処理機本体内に収納され収納紙幣の取り出しを阻止する取り出し阻止状態と、前方へ突出して収納紙幣の取り出しを許容する取り出し許容状態との間を移動可能な紙幣収納ユニットを備え、
    前記紙幣収納ユニットに前記取り出し阻止状態と前記取り出し許容状態の間を移動させる突出移動機構と、
    解錠指示を受けると、前記突出移動機構を作動させることにより、紙幣収納ユニットに対する解錠を制御する解錠制御手段とを備え、
    前記管理装置は、
    前記貸出処理機に対して、前記収納紙幣の回収にともなう、解錠指示を通知する解錠指示通知手段と、
    を備えることを特徴とする遊技媒体貸出システム。
  4. 前記解錠制御手段による紙幣収納ユニットに対する解錠は、無線式の遠隔操作装置による解錠指示通知に基づいて、おこなわれることを特徴とする請求項1、2または3に記載の遊技媒体貸出システム。
  5. 前記突出移動機構は、
    前記紙幣収納ユニットに備えたラックと、
    前記ラックと噛合自在なピニオンギヤと、
    前記ピニオンギヤを駆動する駆動装置と、
    により構成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の遊技媒体貸出システム。
  6. 前記突出移動機構は、
    前記貸出処理機本体の内部に前下がりに形成される第1の傾斜部材と、
    前記紙幣収納ユニットの底部に固設され、前記第1の傾斜部材に摺動する第2の傾斜部材と、
    により構成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の遊技媒体貸出システム。
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