JP3145188B2 - コインロッカ錠装置 - Google Patents

コインロッカ錠装置

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JP3145188B2
JP3145188B2 JP17275692A JP17275692A JP3145188B2 JP 3145188 B2 JP3145188 B2 JP 3145188B2 JP 17275692 A JP17275692 A JP 17275692A JP 17275692 A JP17275692 A JP 17275692A JP 3145188 B2 JP3145188 B2 JP 3145188B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロッカの不使用時には
開扉不能とし、所定の硬貨を投入したときにロッカが開
扉可能となり使用可能となる型式のコインロッカ錠装置
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】不使用時には開扉不能とし、所定枚数の
硬貨を投入したときに開扉可能となり、且つ、ロッカを
施解錠するシリンダ錠が使用可能となる型式のロッカ錠
装置に関しては、特開平1−173192号,特開平3
−12793号公報記載の技術等がある。特開平3−1
2793号公報記載のコインロッカは、図5の分解斜視
図に示すような従来の不使用時開扉可能型のコインロッ
カに、検出器やプランジャなどを付加して開扉不能型に
したものである。
【0003】このコインロッカ錠装置は、図5の斜視図
に示すように、機枠1の前面に組付られる前壁2に硬貨
投入口2aが設けられ、機枠1に対して平行な内枠3と
機枠1との間に硬貨通路が形成され、硬貨投入口2aの
上部には規定径よりも大きい硬貨の投入を阻止する邪魔
板4が設けられる。内枠3には昇降レバー5が昇降可能
に設けられ且つ下方に付勢され、硬貨通路に突出したピ
ン5aに硬貨が当たると昇降レバー5が上昇する。
【0004】昇降レバー5に樹設されたピン6に小レバ
ー7及び駆動レバー8が枢着され、小レバー7には、内
枠3に枢着されるピン7aが突設され、上部に突片7b
が設けられる。駆動レバー8には突片8aが設けられ、
自由端側上部に摺動切欠8bが形成され、突片8aと突
片7bにばね9が張架される。
【0005】摺動切欠8bの上方には、中間部を内枠3
に枢着された硬貨選択レバー10のピン10aが接近
し、硬貨選択レバー10の左端側には硬貨通路に突出す
るピン10bが設けられる。従って、硬貨投入口2aに
硬貨Cを投入すると、昇降レバー5が上昇し、駆動レバ
ー8が反時計方向に回動してピン10aを押し上げ、硬
貨選択レバー10が時計方向に回動してピン10bが硬
貨通路内を上昇して硬貨Cの通過を許容するが、硬貨C
が規定径よりも小さい場合にはピン10bの上昇量が小
さく硬貨Cの通過を阻止する。かくして、規定径よりも
大きい硬貨や小さい硬貨の通過を禁止する検銭機構Bが
構成される。
【0006】内枠3に中間部を枢着された回転阻止レバ
ー11は、ばね12の一端を張架する係合ピン11aに
より反時計方向に付勢され、上端及び下端が折曲されそ
れぞれ折曲片11b及びテーパ面11cを有する摺動片
11dが形成される。回転阻止レバー11は、硬貨通路
に突出する係合ピン11eを有し、硬貨通路を通過する
硬貨Cは、後述する落下阻止板19によって阻止され、
係合ピン11eを押動する。
【0007】硬貨Cに係合ピン11eを押圧された回転
阻止レバー11は時計方向に回動する。シリンダ錠13
のロータに、急速反転レバー14の中央部が嵌着され、
シリンダ錠13に差し込んだキーと共に急速反転レバー
14が回動する。硬貨Cを投入する前は、急速反転レバ
ー14の回動軌跡内に摺動片11dが突出し、急速反転
レバー14の回動を阻止しているため、施錠不能であ
る。
【0008】硬貨Cが投入されて落下阻止板19に係止
されたとき、硬貨Cがピン11eを押圧して回転阻止レ
バー11を時計方向に回動した状態に保持するため、摺
動片11dが急速反転レバー14の回動軌跡より退避し
た状態に保たれ、施錠が可能になる。急速反転レバー1
4は下端に折曲片14aを有し、折曲片14aは、硬貨
排出規制片15の溝15aに挿入される。
【0009】硬貨排出規制片15は、中央部を機枠に枢
着され、溝15aの反対側に阻止片15bが設けられ、
急速反転レバー14が施錠位置にあるとき阻止片15b
が硬貨通路に突出するようになっている。従って、キー
によりシリンダ錠13を施錠すると、急速反転レバー1
4が回動して施錠杆23を扉の端部の係合孔(図11参
照)に係入して扉を施錠すると共に、急速反転レバー1
4が摺動片11dのテーパ面11cを押動し、回転阻止
レバー11が回動して折曲片11bが硬貨選択レバー1
0右側下端面に接近し、硬貨選択レバー10の時計方向
の回動を阻止し、施錠中にコインロッカに誤って硬貨が
投入されることを防止する。
【0010】一方、急速変転レバー14の回動に伴って
硬貨排出規制片15の阻止片15bが硬貨通路に突出
し、後述するキー抜取り段階で後述する落下阻止板19
より落下する硬貨Cを阻止するようになっている。シリ
ンダ錠13には、キーの差込みによって後方に突出する
ロッド16が設けられ、ロッド16の後端には溝16a
が刻設され、溝16aを貫通するピン18が回転板17
に設けられた長孔17aに挿入される。
【0011】回転板17の後方には、内枠3に固着され
るピン(図示しない)に枢着される孔17bと押圧部1
7cが設けられ、ロッド16が後方に突出しているとき
は孔17bを支点として押圧部17cが落下阻止板19
を押圧している。落下阻止板19は、内枠3に設けられ
た枢着軸20に一端を枢着され、ばね21により枢着軸
20を支点として内枠から遠ざかる方向に回動付勢さ
れ、押圧部17cに押圧されているときには、内枠3に
押し付けられて落下阻止板19に設けられた係合ピン2
2の先端が硬貨通路に突出し、硬貨Cの落下を阻止して
いる(図12参照)。
【0012】施錠方向に回動したキーはシリンダ錠13
より抜取可能となり、キーを抜き取ると、ロッド16が
シリンダ錠13方向に移動し、回転板17は孔17bを
支点としてシリンダ錠13に向けて回動し、押圧部17
cが落下阻止板19より離れるので、落下阻止板19が
枢着軸20を支点として回動して内枠3より離れ、係合
ピン22が硬貨通路より退き、係合ピン22に阻止され
ていた硬貨Cが落下する。
【0013】料金を徴収する有料コインロッカの場合に
は、落下した硬貨は下方の料金収納箱(図示しない)に
入る。料金を払い戻す無料コインロッカの場合には、前
壁に設けられた硬貨払出口2bに連通する硬貨通路内に
落ち込み、硬貨払出口2bに向かって転動し、硬貨通路
内に突出した阻止片15bに当たる。かくして、荷物を
格納したコインロッカが施錠され、客はキーを携帯して
立ち去る。
【0014】一時保管を終わった客がキーをシリンダ錠
13に差し込むと、ロッド16が後方に突出して回転板
17が回動し、押圧部17cが落下阻止板19を内枠3
に押し付ける。次に、キーを回動してシリンダ錠13を
解錠すると、急速反転レバー14が回動して施錠杆23
が没入し、扉は開扉可能になる。料金が払い戻される無
料コインロッカの場合には、急速反転レバー14の回動
により硬貨排出規制片15が回動して阻止片15bが硬
貨通路より退いて硬貨払出口2bより放出される。
【0015】有料,無料いずれの場合にも、急速反転レ
バー14に押圧されていたテーパ面11cが急速反転レ
バー14から開放され、回転阻止レバー11はばね12
の引張力により反時計方向に回動して復帰し、折曲片1
1bは硬貨選択レバー10の右側下面より外れ、硬貨選
択レバー10は回動可能となり、硬貨投入口2aに硬貨
を投入できるようになる。以上のように構成された不使
用時に開扉可能型のコインロッカ錠装置に図6〜図10
に示すように、検出器,プランジャなどが設けて不使用
時に開扉不能型のコインロッカ錠装置としている。
【0016】図9及び図10において、24は回転阻止
レバー11の折曲片11bの位置を検出するフォトセン
サ型の硬貨検出器で、内枠3に固着された支持金具25
に取り付けられる。コインロッカが使用されていないと
きには、係合ピン11aに張架されたばね12により回
転阻止レバー11は反時計方向に付勢され、図9(イ)
に示すように、折曲片11bが硬貨検出器24の投受光
器間の光線を遮断する位置にあり、硬貨Cが投入される
と、硬貨Cが係合ピン22によって落下を阻止され、硬
貨Cにピン11eを押圧された回転阻止レバー11は、
バネ12に抗して時計方向に回動し、図9(ロ)に示す
ように、折曲片11bが硬貨検出器24より外れ、硬貨
検出器24が硬貨の投入を検知する。
【0017】図7に示すように、急速反転レバー14の
折曲部14aの下方には、機枠1の前壁2にマイクロス
イッチ型のシリンダ錠施解錠検出器26が固着され、シ
リンダ錠13の施錠及び解錠と共に回動する急速反転レ
バー14の動きがシリンダ錠施解錠検出器26に検知さ
れるようになっている。又、錠装置の下方には、図6〜
図8に示すように、ソレノイド型のプランジャ用アクチ
ュエータ27が設けられ、ソレノイドの心棒27aの先
端にレバー28の一端が設けられ、レバー28の他端に
固着された軸29にレバー30の一端が固着される。
【0018】レバー30の他端には、軸受31に対して
摺動可能なプランジャ32の後端が枢着される。そし
て、心棒27aが吸引されている場合には、図8(イ)
に示すように、心棒27aがソレノイド27内に後退
し、プランジャ32が機枠1内に没入しているが、心棒
27aが突出するとプランジャ32が機枠1の外方に突
出し、扉Dの端部に設けられた係合孔33に係入し、扉
Dは開扉不能になる(図11参照)。
【0019】扉開閉検出器は、図6に示すように、移動
部材36は、前壁2に設けられた孔より出没可能に挿入
される先端部36aと、側面から屈曲して起立したばね
係止部37と、長手方向の2箇所に穿設される長孔3
8,39とを有し、機枠1の内壁面に立設されたピン4
0,41が長孔38,39に挿入され、ピン40とばね
係止部37にばね42が張架される。
【0020】従って、先端部36aが突出する方向に付
勢され、閉じられた扉Dの把手部34(図11参照)に
当接して後退したときに、移動部材36に設けられた突
起部43が、錠装置内の制御部の基板Eに固定されたマ
イクロスイッチ型の扉開閉検出器44に当接して、閉扉
が検出される(図13参照)。コインロッカは水平方向
に複数列、上下方向に複数段配設され、各ロッカのプラ
ンジャ用アクチュエータ27,硬貨検出器24,シリン
ダ錠施解錠検出器26,扉開閉検出器44は、制御部の
基板Eに電気接続される。
【0021】このロッカ錠装置の作用を説明すると、ロ
ッカの不使用状態では、プランジャ32が突出して扉D
を開扉不能とし、シリンダ錠13が解錠状態にある。所
定枚数の硬貨Cを投入すると、硬貨Cは係合ピン22に
当接し、硬貨Cにピン11eを押圧された回転阻止レバ
ー11が時計方向に回動し、折曲片11bが硬貨検出器
24より外れ、硬貨検出器24がONになる。硬貨検出
器24のONによりプランジャ用アクチュエータ27が
作動してプランジャ32が没入して扉Dが開扉可能とな
る。
【0022】ロッカ内に物品を格納してシリンダ錠13
を施錠すると、急速反転レバー14が回動し、移動する
折曲部14aによりシリンダ施解錠検出器26がONに
なり、キーを抜き取ると硬貨Cが落下して硬貨検出器2
4がOFFになる。一時保管を終わった客がシリンダ錠
13を解錠するとシリンダ錠施解錠検出器26がOFF
となり、タイマー(図示しない)の作動時間経過後に、
プランジャ用アクチュエータ27が作動してプランジャ
32が突出して扉Dが開扉不能となり、不使用状態にな
る。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】利用客のなかには、不
使用時に開扉不能型式のロッカの利用に不慣れな客もあ
り、所定の硬貨を投入した後に、荷物を格納しようとし
て解錠するつもりで施錠し、うっかりキーを抜き取る
と、未だ荷物を格納していないまま、有料のロッカでは
硬貨が落下してロッカ内部の料金収納箱に格納されてし
まう。荷物を格納するために再度キーを差し込んで解錠
操作したときには、一時保管を完了した場合と同様の状
態になり、所定時間経過した後にプランジャが突出して
扉は開扉不能になり、ロッカが使用できないままにロッ
カ利用の1サイクルが終わる問題が生じた。本発明はか
かる課題を解決するために、このコインロッカ錠装置を
改良したものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のコインロッカ錠装置は、扉開閉用のシリン
ダ錠と、該シリンダ錠の操作により回動する急速反転レ
バーと、通常は上記急速反転レバーの回動を阻止する阻
止位置にあり投入された硬貨により急速反転レバーの回
動を許容する許容位置に移動する回転阻止レバーとを有
するコインロッカ錠装置において、該コインロッカ錠装
置の内部に、所定枚数の硬貨の投入を検出する硬貨検出
器と、プランジャ用アクチュエータの作動により扉に係
脱するプランジャと、レバー用アクチュエータの作動に
より上記回転阻止レバーを上記許容位置に押圧する押動
レバーとを設け、上記硬貨検出器の効果投入信号により
上記プランジャ用アクチュエータをプランジャ没入方向
に作動すると共に、上記レバー用アクチュエータの作動
により上記回転阻止レバーを上記許容位置に所定時間保
持する制御部を設けた。
【0025】
【作用】上記のように構成されたコインロッカ錠装置
は、ロッカが使用されていないときには、プランジャが
突出して扉に係合しているので開扉不能であり、荷物は
格納できない。シリンダ錠は解錠状態にあり、回転阻止
レバーは、急速回転レバーの回動を阻止する阻止位置に
ある。
【0026】コインロッカ錠装置に所定枚数の硬貨を投
入すると、硬貨に押された回転阻止レバーが、急速反転
レバーの回動を阻止しない許容位置に移動し、シリンダ
錠の操作が可能になると共に、硬貨検出器の信号により
プランジャー用アクチュエータが作動し、レバー用アク
チュエータがタイマにより所定時間作動する。プランジ
ャー用アクチュエータの作動によりプランジャが没入
し、開扉可能になり、レバー用アクチュエータにより回
転阻止レバーが許容位置に所定時間保持されるので、シ
リンダ錠を施錠及び解錠操作やキー抜取を行っても所定
時間以内であれば、再度施錠可能である。
【0027】所定時間が経過すると、レバー用アクチュ
エータが作動し、押動レバーが回転阻止レバーから離隔
するので、回転阻止レバーが阻止位置に復帰する。一時
保管を終わった客がシリンダ錠を解錠して扉を開いて荷
物を取り出すと、シリンダ錠施解錠検出器により解錠が
確認され、プランジャ用アクチュエータのタイマが作動
し、所定時間後にプランジャが突出して不使用状態に復
帰する。
【0028】
【実施例】本発明のコインロッカ錠装置は、従来の技術
として説明した不使用時開扉不能型のコインロッカ錠装
置を改良したものであり、改良された部分を図2及び図
3に基づいて説明する。同図において、ソレノイド型の
レバー用アクチュエータ46が、機枠1に取り付けら
れ、レバー用アクチュエータ46の心棒46aには、機
枠1に枢着された押動レバー47の一端が枢着される。
従って、レバー用アクチュエータ46が作動すると、押
動レバー47は図3の実線位置から鎖線位置で示す位置
47′に移動する。
【0029】位置47′に移動した押動レバー47は、
回転阻止レバー11を、図9(ロ)に示す位置に押動す
る。回転阻止レバー11は、ロッカ不使用状態では、図
9(イ)に示すように、急速反転レバー14の回動を阻
止する阻止位置にあり、硬貨Cが投入されると、図9
(ロ)に示すように、急速反転レバー14の回動を許容
する許容位置にあり、硬貨Cが落下すると再び阻止位置
に復帰するが、押動レバー47が位置47′にあるとき
には、押動レバー47に押されて許容位置に保持され
る。
【0030】図2はコインロッカ錠装置の制御部のブロ
ック図であり、制御部Eは、硬貨検出器24,シリンダ
錠施解錠検出器26,扉開閉検出器44に電気接続さ
れ、硬貨検出器24の硬貨投入信号を受けたときに、プ
ランジャ用アクチュエータ27を作動してプランジャ3
2を没入させ、タイマGにセットされた時間だけレバー
用アクチュエータ46を作動して押動レバー47を位置
47′に移動させる。そして、シリンダ錠施解錠検出器
26の施錠並びに解錠信号及び扉開閉検出器44の開扉
信号を受けると、タイマFにセットされた時間が経過し
た後にプランジャ用アクチュエータ27を作動してプラ
ンジャ32を突出させる。その他の構成については、従
来の不使用開扉不能型のコインロッカ錠装置と同様であ
る。
【0031】以上のように構成されたコインロッカ錠装
置の作用を図1のフローチャートを参照しながら説明す
る。ロッカから荷物が取り出され、ロッカが不使用状態
になっているときには、プランジャ用アクチュエータ2
7が復帰し、プランジャ32が突出して扉Dに係合し、
開扉不能であり(ステップS1 )、荷物は格納できな
い。シリンダ錠13は解錠状態にあり、回転阻止レバー
11は、急速回転レバー14の回動を阻止する阻止位置
にある(図9(イ)参照)。
【0032】硬貨Cが投入されると、硬貨検出器24が
所定枚数の硬貨Cが投入されているかどうかを判断する
(ステップS2 )。所定枚数の硬貨Cが投入された場合
には、硬貨Cは係合ピン22に当接し、硬貨Cにピン1
1eを押圧された回転阻止レバー11が時計方向に回動
して許容位置に移動してシリンダ錠13が操作可能にな
ると共に、折曲片11bが硬貨検出器24より外れ、硬
貨検出器24がONになる。硬貨検出器24がONにな
らない場合にはステップS2 の前に戻る。
【0033】硬貨検出器24がONになると、プランジ
ャ用アクチュエータ27が心棒27aを吸引し、プラン
ジャ32が扉Dから離脱して扉Dが開扉可能になる(ス
テップS3 )。引き続いて、レバー用アクチュエータ4
6が作動し、押動レバー47が位置47′に移動し(ス
テップS4 )、タイマーGがスタートする(ステップS
5 )。タイマーGがタイムアップされるまでは、押動レ
バー47が位置47′に保持されるので、回転阻止レバ
ー11が許容位置に保持され、シリンダ錠13を施錠及
び解錠操作が可能である。
【0034】所定時間が経過するまではタイマーGが作
動し続け、タイマーGがタイムアップすると、レバー用
アクチュエータ46が復帰し、押動レバー47が反時計
方向に回動して旧位置に復帰する(ステップS6 )。次
に、シリンダ錠施解錠検出器26によりシリンダ錠13
が施錠されているかどうかが判断される(ステップ
7 )。
【0035】荷物を格納してシリンダ錠13を施錠した
場合には、急速反転レバー14が回動し、移動する折曲
部14aによりシリンダ錠施解錠検出器26がONにな
る。シリンダ錠施解錠検出器26がONにならない場合
にはステップS7 の前に戻る。次に、シリンダ錠13が
解錠されているかどうかがシリンダ錠施解錠検出器26
により判断される(ステップS8 )。一時保管を終わっ
た客がシリンダ錠13を解錠すると、シリンダ錠施解錠
検出器26がOFFとなる。シリンダ錠施解錠検出器2
6がOFFとならないときにはステップS8 の前に戻
る。
【0036】シリンダ錠施解錠検出器26がOFFとな
った場合には、扉Dが開かれているかどうかが判断され
る(ステップS9 )。扉Dが開かれた場合には扉開閉検
出器44がOFFとなり、タイマFが作動を始め(ステ
ップS10)、タイマーF作動中に、扉Dが閉められたか
どうかが判断される(ステップS11)。扉Dが閉められ
た場合には、扉開閉検出器44がONとなる。タイマー
F作動中に扉開閉検出器44がOFFのままの場合には
ステップS10の前に戻る。扉開閉検出器44がONの場
合には、タイマーF作動中に新たに硬貨Cが投入される
かどうかが判断される(ステップS12)。
【0037】新たな硬貨Cが投入されると、硬貨検出器
24がONとなり(ステップS4 )の前に戻る。新たな
硬貨Cが投入されないままタイマーFがタイムアップす
ると(ステップS13)、プランジャ用アクチュエータ2
7が復帰し(ステップS14)、プランジャ32が扉Dに
係合してステップS2 の前に戻り、不使用のロッカは開
扉不能の状態で次の客を待つ。
【0038】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、従来の不使用時開扉不能型のロッカ錠装置に、所定
時間経過後に復帰するレバー用アクチュエータ,押動レ
バーを設けることにより、不慣れな客の誤操作によりロ
ッカが使用出来なくなる問題を解消した。
【図面の簡単な説明】
【図1】錠装置の施錠及び解錠方法を説明するフローチ
ャトである。
【図2】制御部のブロック図である。
【図3】押動レバーの動作を説明する要部正面図であ
る。
【図4】図3の側面図である。
【図5】従来の錠装置を構成する主要部品の斜視図であ
る。
【図6】錠装置の要部を示す正面図である。
【図7】錠装置の要部を示す側面図である。
【図8】図8(イ),図8(ロ)は、プランジャの動作
を説明する正面図である。
【図9】図9(イ),図9(ロ)は、回動阻止レバーに
よる硬貨検出器の作動を説明する要部正面図である。
【図10】図6のX−X断面図である。
【図11】コインロッカの正面図である。
【図12】従来の錠装置内部の要部正面図である。
【図13】図6の要部側面図である。
【符号の説明】
C 硬貨 E 制御部 1 機枠 11 回転阻止レバー 11b 折曲片 13 シリンダ錠 14 急速反転レバー 24 硬貨検出器 26 シリンダ錠施解錠検出器 27 プランジャ用アクチュエータ 32 プランジャ 44 扉開閉検出器 46 レバー用アクチュエータ 47 押動レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−12793(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 17/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉開閉用のシリンダ錠と、該シリンダ錠
    の操作により回動する急速反転レバーと、通常は上記急
    速反転レバーの回動を阻止する阻止位置にあり投入され
    た硬貨により急速反転レバーの回動を許容する許容位置
    に移動する回転阻止レバーとを有するコインロッカ錠装
    置において、 該コインロッカ錠装置の内部に、所定枚数の硬貨の投入
    を検出する硬貨検出器と、プランジャ用アクチュエータ
    の作動により扉に係脱するプランジャと、レバー用アク
    チュエータの作動により上記回転阻止レバーを上記許容
    位置に押圧する押動レバーとを設け、 上記硬貨検出器の硬貨投入信号により上記プランジャ用
    アクチュエータをプランジャ没入方向に作動すると共
    に、上記レバー用アクチュエータの作動により上記回転
    阻止レバーを上記許容位置に所定時間保持する制御部を
    設けて成ることを特徴とするコインロッカの錠装置。
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