JP6649019B2 - 自動販売機及びアタッチメント - Google Patents

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Description

本発明は、操作子を操作して商品を排出する自動販売機に関するもので、詳しくは、操作子のロック解除機構に係わるものである。
従来、正規コインを所定枚数投入し、操作子の1つであるハンドルを回転操作することによって、カプセルに収容されている商品(以下「カプセル商品」と言う。)を排出する自動販売機が知られている(例えば、特許文献1)。
この種の自動販売機では、投入されたコインが当該自動販売機で使用可能なコイン(正規コイン)か否かと、所定枚数の正規コインが投入されたか否かを判別し、所定枚数の正規コインが投入された場合に、排出のためのハンドルの操作を許容し、それ以外の場合には、ハンドルの操作を途中で阻止、つまりハンドルのロックを行うこととしている。
このような構造を有する自動販売機の一例について説明すれば次のとおりである。
この自動販売機は、投入された所定枚数の正規コインを一時的に保持するコイン保持部材を備え、このコイン保持部材はコイン保持位置とコイン解放位置との間で動作可能に構成され、ハンドルの初動操作によってコイン保持位置からコイン解放位置に向けて動作可能となっている。また、この自動販売機は、コイン保持部材の動作域の近くに係止位置と係止解除位置との間で動作する係止部材を備えている。この係止部材は、コイン保持部材に所定枚数の正規コインが保持されているときには、コイン解放位置に向けて動作するコイン保持部材に保持されている1つの正規コインの1つの端面に摺接することにより係止解除位置を維持してハンドルの操作継続を許容し、所定枚数の正規コインがコイン保持部材に保持されていないときには、係止位置を取りハンドルの操作を途中で阻止する。
特許第4989142号公報
ところで、近年、自動販売機において、決済手段も多様化しており、電子決済をするものも出現している。
この場合、既存の現金決済用の自動販売機を電子決済用の自動販売機としても応用できることが好ましいが、そのようにすると、次のような問題が生じる。
すなわち、上記自動販売機では、所定枚数の正規コインが投入されたときに、係止部材が1つの正規コインの1つの端面に摺接することにより係止解除位置を維持してハンドルの操作継続を許容するように構成されている。したがって、電子決済をする場合のように正規コインが投入されない場合には、ハンドルの操作継続をすることができない。
そこで、電子決済に応用できるようにするためには、所定枚数の正規コインを投入しない場合でも、ハンドルの操作継続を可能とするハンドルのロック解除機構が必要となる。
本発明は、簡易な構成で、正規コインを使用しない場合でも操作子のロック解除が可能な自動販売機及びアタッチメントを提供することを目的としている。
請求項1に記載の自動販売機は、
コイン保持位置とコイン解放位置との間で動作可能に構成され所定枚数の正規コインを前記コイン保持位置で保持し前記コイン解放位置で正規コインを解放するコイン保持部材と、商品排出のために操作され前記コイン保持部材を前記コイン保持位置から前記コイン解放位置まで動作させる操作子と、係止位置と係止解除位置との間で動作可能に構成され付勢手段によって前記係止位置に向けて付勢される係止部材とを備え、前記係止部材は、前記所定枚数の前記正規コインが前記コイン保持部材に保持されているときに、前記コイン解放位置に向けて動作する前記コイン保持部材に保持されている1つの前記正規コインの1つの端面に摺接することにより前記係止解除位置を維持して前記操作子の操作継続を許容し、前記所定枚数の前記正規コインが前記コイン保持部材に保持されていないときに、前記係止位置を取り前記操作子の操作を途中で阻止する自動販売機において、
前記付勢手段の付勢に抗して前記係止部材を動作規制して前記係止部材に前記係止解除位置を取らせる係止部材動作装置と、前記所定枚数の前記正規コイン以外で前記係止部材に前記係止解除位置を維持させるための所定の係止解除要請に基づいて前記係止部材動作装置の動作制御を行って当該係止解除要請があった後所定時間の経過の時又は前記操作子の排出のための操作が終了した時のいずれか早い時まで前記係止部材に前記係止解除位置を維持させる動作制御部と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の自動販売機は、請求項1に記載の自動販売機であって、前記係止部材は所定の軸を中心に回動可能に構成され、回動位置に応じて前記係止位置及び前記係止解除位置の1つを選択的に取り得るように構成され、前記係止部材動作装置は、動力源と、前記動力源の動力により動作して前記係止部材を押圧することによって当該係止部材に前記係止解除位置を取らせる押圧部材と、を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の自動販売機は、請求項2に記載の自動販売機であって、前記押圧部材には、当該押圧部材の動作に伴って前記係止部材を動作させるカムが形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の自動販売機は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の自動販売機であって、前記係止部材動作装置及び前記動作制御部は1つのケースに収められてユニットを構成し、前記操作子、前記コイン保持部材及び前記係止部材を有する機構部に対して着脱可能となっていることを特徴とする。
請求項5に記載のアタッチメントは、
コイン保持位置とコイン解放位置との間で動作可能に構成され所定枚数の正規コインを前記コイン保持位置で保持し前記コイン解放位置で正規コインを解放するコイン保持部材と、商品排出のために操作され前記コイン保持部材を前記コイン保持位置から前記コイン解放位置まで動作させる操作子と、係止位置と係止解除位置との間で動作可能に構成され付勢手段によって前記係止位置に向けて付勢される係止部材とを備え、前記係止部材は、前記所定枚数の前記正規コインが前記コイン保持部材に保持されているときに、前記コイン解放位置に向けて動作する前記コイン保持部材に保持されている1つの前記正規コインの1つの端面に摺接することにより前記係止解除位置を維持して前記操作子の操作継続を許容し、前記所定枚数の前記正規コインが前記コイン保持部材に保持されていないときに、前記係止位置を取り前記操作子の操作を途中で阻止する自動販売機と共に用いられ、
前記付勢手段の付勢に抗して前記係止部材を動作規制して前記係止部材に前記係止解除位置を取らせる係止部材動作装置と、前記所定枚数の前記正規コイン以外で前記係止部材に前記係止解除位置を維持させるための所定の係止解除要請に基づいて前記係止部材動作装置の動作制御を行って当該係止解除要請があった後所定時間の経過の時又は前記操作子の排出のための操作が終了した時のいずれか早い時まで前記係止部材に前記係止解除位置を維持させる動作制御部と、を備えることを特徴とする。
請求項6に記載のアタッチメントは、請求項5に記載のアタッチメントであって、前記アタッチメントには、前記自動販売機側に設けたコネクタと接続可能な他のコネクタが設けられ、この他のコネクタを介して自動販売機と電気的に接続可能に構成されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、現金決済のときに使用される係止部材をそのまま利用し、電子決済完了の後所定時間の経過の時又は前記操作子の排出のための操作が終了した時のいずれか早い時が経過するまで係止部材に係止解除位置を維持させるようにしているので、操作子のロック解除機構が簡単な構造で実現できる。
請求項2の発明によれば、係止部材を押圧するだけで当該係止部材に係止解除位置を維持させることができるので、さらに、操作子のロック解除機構が簡単な構造で実現できる。
請求項3の発明によれば、係止部材をカムにより押圧するだけで当該係止部材に係止解除位置を維持させることができるので、さらに、操作子のロック解除機構が簡単な構造で実現できる。
請求項4の発明によれば、係止部材動作装置及び動作制御部は1つのケースに収められてユニットを構成し、操作子、コイン保持部材及び係止部材を有する機構部に対して着脱可能となっているので、その取扱いが容易であり、保守、修理などか簡単に行えることになる。
請求項5の発明によれば、係止部材動作装置及び動作制御部は1つのケースに収められてユニットを構成し、操作子、コイン保持部材及び係止部材を有する機構部に対して着脱可能となっているので、その取扱いが容易であり、保守、修理などか簡単に行えると共に、既存の現金決済用の自動販売機への取付けも容易である。
請求項6の発明によれば、コネクタを介して自動販売機とアタッチメントが電気的に接続されているので、その取扱いが容易であり、保守、修理などか簡単に行えると共に、既存の現金決済用の自動販売機への取付けも容易である。その上、自動販売機の機構部が本体部に対して着脱できる場合には、機構部と一緒に簡単に着脱することができる。
本発明に係る自動販売機の一実施の形態を示した斜視図である。 図1の自動販売機に係る機構部を示した斜視図である。 図1の自動販売機のコイン選別装置を説明するための図である。 図1の自動販売機の動力伝達機構の一部を示した左側面図である。 図1の自動販売機の動力伝達機構の一部を示した斜視図である。 図1の自動販売機の動力伝達機構の一部を示した左側面図である。 図1の自動販売機のコイン保持部材及び係止部材を示した平面図である。 図1の自動販売機のコイン保持部材及び係止部材を示した平面図である。 図1の自動販売機のハンドルロック解除装置及びその周辺を示した斜視図である。 図1の自動販売機のハンドルロック解除装置及びその周辺を示した斜視図である。 図1の自動販売機のアタッチメントを示した斜視図である。 図1の自動販売機の制御構成を示したブロック図である。
以下、本発明に係る自動販売機及びアタッチメントを図面に示した実施形態に基づいて説明する。
(自動販売機1の全体構成及び動作)
図1に示した自動販売機1は、カプセル商品Aを自動販売するための販売機である。
この自動販売機1では、所定枚数の正規コインをコイン投入口5から投入し、ハンドル2を時計方向に1回転させると、1個のカプセル商品Aが商品排出口4から排出される。また、この自動販売機1では、正規コインの代わりに、電子マネーを使用でき、電子マネー対応カード200をリーダライタ100のカードタッチ部に翳し(図11参照)、ハンドル2を時計方向に1回転させると、1個のカプセル商品Aが商品排出口4から排出される。
なお、この自動販売機1では、正規コイン以外のコインをコイン投入口5から投入すると、当該コインはコイン返却口6から返却される。また、正規コインを投入した場合であっても、ハンドル2の回転操作前にコイン返却レバー7を操作すると、当該正規コインは商品排出口4から排出される。
この自動販売機1では、所定枚数の正規コインがコイン投入口5に投入されるか、適切な電子マネー対応カードをリーダライタ100のカードタッチ部に翳さない限り、ハンドル2を回転操作することはできない。
(自動販売機1の細部構成)
1.商品排出構造について
この自動販売機1は本体部1aと機構部1bとを備えている。機構部1bは図2に示すように正面視で逆L字状に形成されており、本体部1aに対して着脱可能に構成されている。
このうち本体部1aには、カプセル商品Aを多数収容可能な商品収容部3が形成されている。この商品収容部3の底部には、鉛直軸を中心に回転可能な回転盤(図示せず)が配置され、この回転盤はハンドル2の回転操作によって回転する。この回転盤には円周方向の所定位置に商品排出用の孔が形成されている。
この回転盤は、自動販売機1の内部を上半部と下半部とに区画する仕切り板(図示せず)の上に設けられている。この仕切り板には所定位置に商品排出用の孔が形成されている。
そして、この自動販売機1では、ハンドル2の回転操作によって回転盤が回転し、回転盤の孔と仕切り板の孔とが合致したときに、カプセル商品Aをこれらの孔を通じて商品排出口4に排出させる。
2.コイン選別構造について
この自動販売機1では、コイン選別は先ずコイン投入口5によってなされる。すなわち、コイン投入口5は、正規コインの径サイズ及び厚さサイズ以下のコインだけを通過させ得る縦横サイズに設定されている。これにより、コイン投入口5からは、正規コインの径サイズ及び厚さサイズ以下のコインしか投入できない。
また、この自動販売機1は、コイン投入口5を通過したコインCの中から正規コインを選別するためのコイン選別装置10を備えている(図3)。このコイン選別装置10は図2のB部つまりコイン投入口5の裏側に設置される。
このコイン選別装置10は、図3に示すように、コイン投入口5から投入されたコインの端面に直交する軸11aを中心に回動可能に構成された振り子11を備えている。この振り子11には、偏心位置に、コイン投入口5から投入された正規コインを捕捉可能なコイン受け部12が設けられている。このコイン受け部12は、正規コインの外周の離れた2点を支持して正規コインを捕捉する2つの突起13,13から構成されている。
このコイン受け部12によれば、投入されたコインCのうち正規コインの径サイズよりも小さいコインC1は2つの突起13,13の間を素通りし、コイン返却口6から返却される。また、正規コインと径サイズが同じで軽量であるコインの場合には、2つの突起13,13に捕捉されるが、振り子11が回転しないか又は振り子11の回転が不十分となるため、正規コインとは別の場所に導かれ、コイン返却口6から返却される。また、正規コインC2は次のコイン保持部材21に導かれる。
なお、この種のコイン選別装置は、特開2008−27226号公報に開示されるとともに周知となっているので、これ以上の説明は省略する。
3.回転盤の回転機構
この自動販売機1は、ハンドル2の操作動力を上記回転盤に伝達して当該回転盤を回転させる回転盤回転機構を備える。
図4に示すように、ハンドル軸2aには歯車2bが固定されており、この歯車2b及び図示しない歯車機構を介して、ハンドル2の操作動力が回転盤に伝達され、回転盤が回転される。
4.コイン保持部材
コイン保持部材21は、コイン選別装置10の下方に配置され、上記コイン選別装置10で選別された正規コインを所定枚数一時的に保持するものである。図4及び図5に示すように、このコイン保持部材21はハンドル軸2aと平行な方向つまり前後方向に動作可能に設けられている。このコイン保持部材21は後方に動作したときにコイン保持位置を取り、前方に動作したときにコイン解放位置を取る。
図5及び図7に示すように、このコイン保持部材21の前端部には、上下及び右に開口する凹部21aが形成されている。この凹部21aの奥には、当該凹部21aに保持される正規コインの枚数を規制するコイン枚数規制板22が設置されている。このコイン枚数規制板22は調整摘み22aの回転操作によって凹部21aの深さ方向に動作可能となっている。このコイン枚数規制板22の動作位置によって、凹部21aに保持可能な正規コインの枚数が設定される。
コイン保持位置にあるコイン保持部材21の凹部21aの下方にはコイン支持部材7aが設けられている。そして、コイン保持部材21がコイン保持位置にあるとき、コイン支持部材7aにより正規コインが下方から支持されることによって、コイン保持部材21に正規コインが保持される。このコイン保持部材21によれば、保持された正規コインは、コイン保持部材21が前方に動作してコイン解放位置に至ったときに、正規コインがコイン支持部材7aから外れてその支持を失うことで、正規コインが落下し、コイン保管金庫(図示せず)に収容される。なお、正規コインが保持された状態でコイン保持部材21がコイン保持位置にあるときに、コイン返却レバー7が操作されると、コイン支持部材7aが下方に動作し、コイン保持部材21に保持されていた正規コインが落下し、コイン返却口6に返却される。
3.コイン保持部材動作装置
また、この自動販売機1は、ハンドル2の操作動力をコイン保持部材21に伝達しコイン保持部材21を前方に動作させるコイン保持部材動作装置を備える。
図4及び図5に示すように、ハンドル軸2aの先端部には傘歯車24が固定されている。この傘歯車24は、ハンドル軸2aと直交する軸26aに設けられた傘歯車26に噛合している。傘歯車26と同軸にはラチェット機構25が設けられ、このラチェット機構25によって、ハンドル2の逆回転(反時計方向の回転)が阻止されている。なお、図5にはラチェット機構25を構成する爪車のみが示されている。
また、図6に示すように、傘歯車26と同軸にはカム29が設けられている。そして、このカム29の下方には軸27aを中心に回動可能なレバー27が設けられている。レバー27の上端部はトーションスプリング28の付勢力によってカム29の動作域に配置されている。一方、レバー27の下端部のピン27bはコイン保持部材21の後端の長孔21bに挿入されている。そして、ハンドル2の回転操作に伴ってカム29が回転すると、カム29によってレバー27がトーションスプリング28の付勢力に抗してコイン保持部材21を前方に押圧し、コイン保持部材21を前方に動作させる。また、レバー27とカム29との係合が解除されると、コイン保持部材21はトーションスプリング28の付勢力によって後方に動作する。
4.ハンドルロック機構
また、この自動販売機1は、ハンドル2の回転操作を途中で阻止するハンドルロック機構20を備える。
ハンドルロック機構20は、コイン保持部材21の前方への動作を途中で阻止する係止部材23を備えている。この係止部材23は、コイン保持部材21の動作域の近くに配置されている。この係止部材23は、軸23aを中心に回動可能に構成され、回動位置に応じて、係止位置と係止解除位置とを取る。この係止部材23はスプリング23dによって係止位置に向けて付勢されている。
このハンドルロック機構20は次の通り動作する。
すなわち、係止部材23は、コイン保持部材21がコイン保持位置にあるときには、図7に示すように、係止部材23の摺接部23bが凹部21aの前縁に当接しており、係止部材23の先端23cが凹部21aに入り込まない位置にある。そして、所定枚数の正規コインC2が凹部21aに貯留されている状態でコイン保持部材21が前方に動作すると、係止部材23の摺接部23bが1つの正規コインC2の1つの端面に摺接し、この場合も、先端23cが凹部21aに入り込まない。その結果、さらなるコイン保持部材21の前方への動作が許容される。この場合には、ハンドル2の継続操作が許容される。
一方、所定枚数の正規コインC2が凹部21aに貯留されていない状態でコイン保持部材21が前方に動作すると、図8に示すように、摺接部23bがスプリング23dの付勢力によって凹部21a内に入り込む。その結果、コイン保持部材21が前方に動作すると、係止部材23の先端23cが凹部21aの後端側の側壁に当接し、コイン保持部材21のそれ以上の前方への動作が阻止される。その結果、ハンドル2の継続操作が阻止される。
5.ハンドルロック解除装置
上述のように、コイン保持部材21に保持された所定枚数の正規コインは第1のハンドルロック解除装置を構成する1つの要素となっている。この実施形態の自動販売機1には、所定枚数の正規コインが保持されていない状態でも、ハンドルロックを解除させる第2のハンドルロック解除装置40を備えている。具体的には、この第2のハンドルロック解除装置40は、電子決済による支払いが完了したときにハンドル2のロックを解除するためのものである。
このハンドルロック解除装置40は、図9及び図10に示すように、押圧部材42を備えている。この押圧部材42は、コイン保持部材21と平行に前後方向に延在し、係止部材23を覆うようにして設けられている。押圧部材42の先端の係止部材23に対向する面にはカム43が形成され、また、中間部の1つの面にはラック44が形成されている。このラック44にはピニオン45aが噛合しており、当該ピニオン45aは、減速歯車列45を介してモータ41の駆動軸に連結されている。これら、押圧部材42、ラック44、ピニオン45a、減速歯車列45及びモータ41は1つのケース50に収められユニット化されたアタッチメントを構成している(図11参照)。このケース50にはコネクタ51が設けられ、本体部1a側のコネクタ52と電気的に接続される。なお、図11において符号42aは押圧部材42の側面に付設された突起であり、この突起42aはケース50に形成した開口50aから突出している。この突起42a及び開口50aにより、押圧部材42のストロークが設定されている。なお、ケース50の取り付けにあたって、自動販売機1を電子決済専用とする場合には、コイン投入口5を閉塞すればよい。
このハンドルロック解除装置40によれば、モータ41が一方向に回転すると、押圧部材42が後方に動作し、図9に示すように、先端のカム43で、係止部材23がスプリング23dの付勢力に抗して係止解除位置に維持させられる。なお、この状態から、モータ41が他方向に回転すると、押圧部材42が前方に動作し、図10に示すように、先端のカム43が係止部材23から外れる。
6.制御構成
図12は、この自動販売機1の制御構成を示すブロック図である。なお、ここではプリペイド式の電子マネー対応カード200の場合を述べるが、これに限定されず、ポストペイド式の電子マネー対応カードにも適用できることは勿論である。
この自動販売機1は、制御構成として、電子決済サービスを電子マネー対応カード200から読み取り、電子決済サービス情報に含まれる電子マネー残高を更新するリーダライタ(R/W)100と、電子決済サービスの入出金を管理する電子マネー事業者との間でネットワークを介して電子決済サービスの授受を行う通信部110と、電子決済用プログラム及び動作制御用プログラムとこれらプログラムの実行のための各種データが記憶された記憶部120と、電子決済処理部や動作制御部として機能しハンドルロック解除装置40の動作制御等を行う制御部130と、を備えている。これらリーダライタ100、通信部110、記憶部120及び制御部130は、上記ケース50に収められていてもよいが、通信部110、記憶部120又は制御部130を既に自動販売機1自体が保有している場合には、それらを活用してもよい。
この自動販売機1では、利用者が電子マネー対応カード200をリーダライタ100のカードタッチ部に近接すると、リーダライタ100が電子マネー対応カード200に記憶されている電子決済サービスを読み取り、電子決済サービス情報に含まれる電子マネー残高を更新する。同時に、リーダライタ100に、取り引きの詳細を記述したログデータを記憶部120に保存する。所定のタイミングで、通信部110を介してログデータを電子マネー業者に送る。電子マネー業者からは通信部110を介してネガデータなどを受信する。
ここで、制御部130は、電子決済が完了すると、電子決済完了の後所定時間の経過の時又は前記操作子の排出のための操作が終了した時のいずれか早い時までモータ41を一方向に回転させる。「所定時間」とは、例えば10秒から20秒程度の時間であり、長くても30秒程度とすることが好ましい。この所定時間は、利用者が電子決済後にハンドル2の操作を十分にし得る時間とすることが好ましい。リーダライタ100の場所からハンドル2の操作のための場所まで移動を要する場合でも、長くて45秒程度とすることが好ましい。また、「排出のための操作が終了した時」とはハンドル2が1回転された時の意味であり、これ以上長くすると、1回の支払いで必要以上のハンドル2の操作が可能となるからである。なお、商品によってはハンドル2の操作が複数回された時とすることもできる。そして、電子決済完了の後所定時間の経過の時又は前記操作子の排出のための操作が終了した時のいずれか早い時の後には、モータ41を他方向に回転させて、押圧部材42を元位置に復帰させる。或いは、モータ41を他方向に回転させる代わりに、押圧部材42を予めスプリングの付勢力で前方に向けて付勢しておき、このスプリングの付勢力を利用して元位置に復帰させてもよい。
(発明の変形例)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その発明の要旨を変更しない範囲で種々変形可能であることは言うまでもない。
上記実施形態では、モータ41の動力により前方に動作する押圧部材42による押圧によって係止部材23を係止解除位置に維持するように構成したが、押圧部材42は所定の軸を中心に回転する部材で構成されていてもよいし、ソレノイドによって動作するプランジャとして構成されていてもよい。また、係止部材23に永久磁石又は磁性体を付設しておきソレノイドの吸引力又は反発力によってこの係止部材23を動作させるものであってもよい。
また、上記実施形態では、1台の自動販売機1の場合について説明したが、複数の自動販売機1を1箇所に集中して設置する場合には、1箇所に、リーダライタ100と、電子決済サービスの入出金を管理する電子マネー事業者との間でネットワークを介して電子決済サービスの授受を行う通信部110と、電子決済用プログラムとプログラムの実行のための各種データが記憶された記憶部120とを設け、これらを複数の自動販売機1で共用するようにしてもよい。また、場合によっては、第2のハンドルロック解除機構40を制御する制御部を1箇所に設けてもよい。
この場合、所望する自動販売機1を選択するためのボタンをそれぞれの自動販売機1に設けておき、利用者が購入したい商品が入っている自動販売機1をボタンを押すことにより選択し、その後に電子決済をすることで、当該自動販売機1を利用できるようにしてもよいし、所望する自動販売機1を選択するためのテンキーを1つ設けておき、利用者が購入したい商品が入っている自動販売機1をテンキーでの番号入力により選択するようにしてもよい。
上記実施形態では、カプセル商品Aの自動販売機1について説明したが、その他の自動販売機にも適用できることは勿論である。また、操作子も回転式のハンドル2に限らずレバーであってもよい。
さらに、上記実施形態では、電子決済の場合について説明したが、自動販売機1の管理者がRFIDを翳したとき、或いは、自動販売機1内にスイッチを設けておき、このスイッチを押したとき、、或いは通信手段を介した指令を受けたときのような所定の係止解除要請に基づいて制御部130を介してハンドルロック解除装置40を動作できるようにしてもよい。また、自動販売機1をゲーム機器と有線又は無線で連係させ、ゲーム機器での遊戯結果(ゲームでの勝利や当選)に応じて、係止解除要請が制御部1に入力されたときに、制御部130を介してハンドルロック解除装置40を動作できるようにしてもよい。
1 自動販売機
1a 本体部
1b 機構部
2 ハンドル
20 ハンドルロック機構
21 コイン保持部材
23 係止部材
29 カム
40 ハンドルロック解除装置
41 モータ
42 押圧部材
43 カム
130 制御部
A カプセル商品

Claims (6)

  1. コイン保持位置とコイン解放位置との間で動作可能に構成され所定枚数の正規コインを前記コイン保持位置で保持し前記コイン解放位置で正規コインを解放するコイン保持部材と、商品排出のために操作され前記コイン保持部材を前記コイン保持位置から前記コイン解放位置まで動作させる操作子と、係止位置と係止解除位置との間で動作可能に構成され付勢手段によって前記係止位置に向けて付勢される係止部材とを備え、前記係止部材は、前記所定枚数の前記正規コインが前記コイン保持部材に保持されているときに、前記コイン解放位置に向けて動作する前記コイン保持部材に保持されている1つの前記正規コインの1つの端面に摺接することにより前記係止解除位置を維持して前記操作子の操作継続を許容し、前記所定枚数の前記正規コインが前記コイン保持部材に保持されていないときに、前記係止位置を取り前記操作子の操作を途中で阻止する自動販売機において、
    前記付勢手段の付勢に抗して前記係止部材を動作規制して前記係止部材に前記係止解除位置を取らせる係止部材動作装置と、前記所定枚数の前記正規コイン以外で前記係止部材に前記係止解除位置を維持させるための所定の係止解除要請に基づいて前記係止部材動作装置の動作制御を行って当該係止解除要請があった後所定時間の経過の時又は前記操作子の排出のための操作が終了した時のいずれか早い時まで前記係止部材に前記係止解除位置を維持させる動作制御部と、を備えることを特徴とする自動販売機。
  2. 前記係止部材は所定の軸を中心に回動可能に構成され、回動位置に応じて前記係止位置及び前記係止解除位置の1つを選択的に取り得るように構成され、前記係止部材動作装置は、動力源と、前記動力源の動力により動作して前記係止部材を押圧することによって当該係止部材に前記係止解除位置を取らせる押圧部材と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 前記押圧部材には、当該押圧部材の動作に伴って前記係止部材を動作させるカムが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の自動販売機。
  4. 前記係止部材動作装置及び前記動作制御部は1つのケースに収められてユニットを構成し、着脱可能となっていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の自動販売機。
  5. コイン保持位置とコイン解放位置との間で動作可能に構成され所定枚数の正規コインを前記コイン保持位置で保持し前記コイン解放位置で正規コインを解放するコイン保持部材と、商品排出のために操作され前記コイン保持部材を前記コイン保持位置から前記コイン解放位置まで動作させる操作子と、係止位置と係止解除位置との間で動作可能に構成され付勢手段によって前記係止位置に向けて付勢される係止部材とを備え、前記係止部材は、前記所定枚数の前記正規コインが前記コイン保持部材に保持されているときに、前記コイン解放位置に向けて動作する前記コイン保持部材に保持されている1つの前記正規コインの1つの端面に摺接することにより前記係止解除位置を維持して前記操作子の操作継続を許容し、前記所定枚数の前記正規コインが前記コイン保持部材に保持されていないときに、前記係止位置を取り前記操作子の操作を途中で阻止する自動販売機と共に用いられ、
    前記付勢手段の付勢に抗して前記係止部材を動作規制して前記係止部材に前記係止解除位置を取らせる係止部材動作装置と、前記所定枚数の前記正規コイン以外で前記係止部材に前記係止解除位置を維持させるための所定の係止解除要請に基づいて前記係止部材動作装置の動作制御を行って当該係止解除要請があった後所定時間の経過の時又は前記操作子の排出のための操作が終了した時のいずれか早い時まで前記係止部材に前記係止解除位置を維持させる動作制御部と、を備えることを特徴とするアタッチメント。
  6. 前記アタッチメントには、前記自動販売機側に設けたコネクタと接続可能な他のコネクタが設けられ、この他のコネクタを介して自動販売機と電気的に接続可能に構成されていることを特徴とする請求項5に記載のアタッチメント。
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