JP6647168B2 - 遊技媒体貸出機の金庫扉開閉構造 - Google Patents
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Description
遊技媒体貸出機又は筐体の扉開閉構造であって、
前方に開口している枠部と、
前記枠部の前方に配置されている扉と、
前記枠部に対して前記扉を回動自在に連結するヒンジ部と、を備え、
前記ヒンジ部は、
前記扉を開状態にする方向へ付勢する付勢部材と、
前記扉の開状態への移動を抑制するダンパ部材と、を備える、
ことを特徴とする。
詳細は後記する。
図1に示すように、本実施形態の遊技媒体貸出機100は、メダルを用いて遊技を行う遊技機(図示せず)に隣接して配置される。遊技媒体貸出機100は、上から順に、金庫ユニット110と、制御ユニット120と、メダル補充ユニット130と、払出・計数ユニット140とを備える。
図2(a),(b)に示すように、金庫ユニット110は、ヒンジ部1をさらに備える。ヒンジ部1は、枠部112に対して、金庫扉111を回動自在に連結する。ヒンジ部1の回動軸は、左右方向に延在する。金庫扉111は、ヒンジ部1によって、枠部112の前方を塞ぐ閉状態(図2(a))と、枠部112の前方を開放する開状態(図2(b))と、の2種類の姿勢をとることができる。
図3(b)に示すように開状態では、可動部材11の取付板11aが、固定部材12の取付板12aに当接する。この当接によって、金庫扉111の開動作が停止する。
次に、本実施形態の扉開閉構造による作用として、金庫ユニット110の金庫扉111の開動作について説明する。作業員は、例えば、営業時間終了後に、金庫ユニット110内に蓄えられた貨幣を回収するために金庫扉111を開けようとする。金庫扉111が閉状態であるときは、ロックタング111fが枠部112の内部に配置されている施錠用可動部材に係合している。作業員は、専用鍵を錠前部111bに挿し込み所定方向へ回して解錠する、または、作業員がリモコンの解錠操作のボタンを押す、のいずれかを行う。すると、枠部112の内部に配置されている施錠用可動部材が変位する。そしてロックタング111fと施錠用可動部材との係合が解除され、枠部112に対する金庫扉111の開き動作が開始される。作業員のリモコン操作(無線又は赤外線通信等による遠隔操作)により解錠を行う場合には、リモコン信号を受信してソレノイド等のアクチュエータを作動させることにより、施錠用可動部材を変位させて解錠を行うことができる。また、専用鍵を用いて解錠を行う構成と、リモコン操作による解錠を行う構成とを併用することもできる。
本実施形態の扉開閉構造によれば、金庫ユニット110の金庫扉111は、開動作の開始直後は開きばね14の付勢によって開状態の方向へ確実に変位することができる。また、金庫扉111は、ダンパ部材13の作用によって、所定の時間をかけて開速度が制限された状態で開くため、金庫扉111が開いたときの衝撃及び衝突音を極めて小さくすることができる。作業員は、このような衝突音をほとんど気にすることは無く、紙幣回収作業を快適にすることができる。
また、図3(a),(b)に示すように、ダンパ部材13および開きばね14は、ヒンジ部1の内部にコンパクトに具備されているので、金庫扉111の開動作におけるダンパ部材13および開きばね14の作用は、外部からの影響を受けず確実に発揮される。従来は、所定のダンパ機構が、遊技媒体貸出機を構成するユニットの扉が備えるヒンジ部の外側に配置される構成や、歯車を介して開速度制限する構成をとっていた。このような構成では、例えば、遊技媒体貸出機に隣接する遊技機が遊技媒体貸出機を押圧し、ダンパ機構が定位置からずれてしまう場合があった。その結果、ダンパ機構が本来の動作ができなかったり、金庫扉111の開動作が円滑に行われなかったりする不都合が生じていた。本発明のヒンジ部1によれば、このような不都合は生じ難い。また、ヒンジ部1及び金庫扉111の組み立ても容易となる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、以下の(a)〜(c)がある。
(b)本実施形態では、図3(a),(b)に示すように、固定部材12の取付板12aの回動軸方向寸法が、可動部材11の取付板11aの回動軸方向寸法よりも大きく、固定部材12と可動部材11とは互いに形状の異なるものを用いたが、固定部材12と可動部材11との形状を同一にしてもよい。この場合、固定部材12に対して可動部材11を、(ダンパ部材13および開きばね14の寸法を考慮して)ヒンジ部1の軸方向に所定量だけずらして配置すればよい。固定部材12と可動部材11とで形状を同一にすることで、ヒンジ部1構成する部品点数の種類を減らし、ヒンジ部1の製造を容易にしたり、製造コストを削減したりすることができる。
(c)本実施形態では、扉開閉構造を、金庫ユニットに配置されている金庫扉に適用した実施形態について説明したが、本発明は金庫扉に限定するものではなく、メダル補充ユニット130の正面扉131、メダル貸機、玉貸機、遊技場で使用されるプリンター、玉計数機、メダル計数機、ICカード清算販売機、遊技媒体の補給機、遊技媒体の回収機、その他の装置筐体の扉にも適用することが可能である。
その他、本発明の装置を構成する部材の形状、配置などは、適宜変更できる。
11 可動部材
12 固定部材
13 ダンパ部材
14 開きばね(付勢部材)
15,15 シャフト
16 カバー部材
100 遊技媒体貸出機
110 金庫ユニット
111 金庫扉
112 枠部
Claims (2)
- 遊技媒体貸出機の金庫扉開閉構造であって、
前方に貨幣識別装置を収容する開口を有している枠部と、
前記枠部の前方に配置されており、前記開口の閉状態が垂直で、水平方向に向けて開く金庫扉と、
前記枠部に対して前記金庫扉を回動自在に連結するヒンジ部が、前記開口の下部に配置されており、
前記枠部に対する前記金庫扉の施錠及び解錠を行う錠前を備え、
前記錠前の解錠により前記金庫扉が開動作を開始すると共に、
前記錠前は、アクチュエータを作動させることにより施錠用可動部材を変位させて前記金庫扉の解錠が可能なものであり、
前記ヒンジ部は、
前記金庫扉を開状態にする方向へ付勢する付勢部材と、
前記金庫扉の開動作時の速度を抑制するダンパ部材と、
前記付勢部材および前記ダンパ部材を覆うカバー部材を前記開口内に備える、
ことを特徴とする遊技媒体貸出機の金庫扉開閉構造。 - 前記付勢部材および前記ダンパ部材は、前記ヒンジ部の回動軸上に配置されており、前記カバー部材は前記ヒンジ部に固定されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の金庫扉開閉構造。
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JP2016145140A JP6647168B2 (ja) | 2016-07-25 | 2016-07-25 | 遊技媒体貸出機の金庫扉開閉構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016145140A JP6647168B2 (ja) | 2016-07-25 | 2016-07-25 | 遊技媒体貸出機の金庫扉開閉構造 |
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Family Applications (1)
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JP2016145140A Active JP6647168B2 (ja) | 2016-07-25 | 2016-07-25 | 遊技媒体貸出機の金庫扉開閉構造 |
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2016
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