JP5527144B2 - 精算機 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、遊技用記録媒体に書き込まれ、遊技装置で遊技するための有価価値を特定する遊技度数を精算する精算機に関し、詳しくは、遊技用記録媒体や、遊技用記録媒体に書き込む遊技度数を貸し出す貸出機能を備えた精算機に関する。
従来から、有価価値を特定する遊技度数が書き込まれた遊技用記録媒体を用いて遊技する遊技装置がある。このような遊技装置が複数まとまって島配置され、遊技店舗内において複数の遊技島が存在している。
そして、一般的に、特許文献1に開示されたように、各遊技装置それぞれや、隣り合う遊技装置の間に、遊技用記録媒体や、遊技用記録媒体に書き込む遊技度数を貸し出す貸出ユニットが設けられ、遊技者は、貸出ユニットに現金を投入して遊技用記録媒体や、遊技度数を借り受けて遊技する。
なお、貸出ユニットに投入された現金は、遊技島ごとに収集される。詳しくは、貸出ユニットに投入された現金は、遊技島内部に設けられた搬送手段によって搬送されて収集される。このため、店舗スタッフ等の管理者は、投入された現金を各貸出ユニットから回収する必要がなくなり、効率化を図ることができるとともに、現金回収時における貸出ユニットからの貸し出し処理を停止する必要がなくなり、遊技者にとっての利便性を向上することができる。
しかし、現金収集時に紙幣詰まり等の搬送不良が生じた場合、搬送手段が停止するとともに、貸出ユニットの貸し出し機能が停止する。このように、貸し出し機能が停止すると、遊技者は新たな遊技用記録媒体や遊技度数の借り受けができなくなり、遊技度数のない遊技者は遊技できなくなるといった問題があった。
そこで、各遊技装置に対して設ける貸出ユニット以外に、遊技店舗内に別の貸出機を設置し、貸出ユニットの貸し出し機能停止時にも貸し出し可能にすることが考えられる。この場合、遊技店舗内には、遊技終了した遊技者が、遊技用記録媒体に残った遊技度数を精算する精算機や、例えば出玉等の景品を計数するための計数機が設置されており、設置スペースの問題等によって、これら精算機や計数機の代わりに、別の貸出機を設置することとなる。
しかし、精算機や計数機は、営業終了時に利用が集中するため、精算機や計数機の設置台数を減らすことによって、精算や計数のための待機時間が長くなり、遊技者にとって不便であるとともに、管理者の営業終了処理が遅くなるといった別の問題が生じることとなる。
特開平9−308760号公報
この発明は、上述した問題に鑑み、精算機の設置台数を減らすことなく、トラブル等が発生した非通常使用時において、貸出処理できる精算機の提供を目的としている。
この発明は、遊技用記録媒体や遊技度数を貸し出す貸出手段と、前記遊技用記録媒体に記録された前記遊技度数を精算する精算手段とを備えるとともに、該貸出手段の操作部をカバーする開閉自在なカバー体と、該カバー体を閉規制する規制手段とを備え、該規制手段を、通常使用時において前記カバー体を閉規制し、非通常使用時に前記カバー体の閉規制を解除する精算機であることを特徴とする。
上記遊技用記録媒体は、内部に配置したICや磁気によって遊技度数を記録可能なコイン状やカード状の記録媒体とすることができる。
上記遊技用記録媒体や遊技度数を貸し出す貸出手段は、例えば、投入された現金に基づいて有価価値の記録された遊技用記録媒体を貸し出したり、既に貸し出された遊技用記録媒体に対して遊技度数を書き込む、つまり遊技度数を貸し出す手段とすることができる。
上記貸出手段の操作部は、紙幣等の現金の入金や返却のための現金投入口、新たな遊技用記録媒体の貸し出しを操作したり、あるいは既に貸し出された遊技用記録媒体に対する遊技度数の書き込みを操作する操作ボタン等とすることができる。
上記カバー体を閉規制する規制手段は、例えば、カバー体を閉状態で施錠する電子錠や、カバー体を開閉駆動するソレノイド等とすることができる。
上記非通常使用時は、例えば、当該精算機が設置利用される遊技店舗内におけるその他の装置の不具合等によって、当該精算機において通常使用時には使用しない貸出手段の使用を要するような状況とすることができる。
上記通常使用時において前記カバー体を閉規制し、非通常使用時に前記カバー体の閉規制を解除するということは、例えば、電子錠で構成する規制手段である場合、施錠状態を解錠することとなる。
この発明の構成により、精算機の設置台数を減らすことなく、トラブル等が発生した非通常使用時において、貸出処理することができる。
詳しくは、非通常使用時に貸出処理するために、別の貸出機を設置すると、設置スペースの問題等によって、精算機の代わりに設置することとなる。この場合、営業終了時に利用が集中する精算機の設置台数を減らすことによって、精算待機時間が長くなり、遊技者にとって不便であるとともに、管理者の営業終了処理が遅くなるといった別の問題が生じる。しかし、精算機に、貸出手段及び精算手段を備えることにより、精算機の設置台数を減らすことなく、非通常使用時において、貸出処理することができる。
また、精算手段のみを利用する通常使用時においては、貸出手段の操作部をカバーする開閉自在なカバー体を、規制手段で閉規制しているため、貸出手段に対する悪戯や不正を防止することができ、貸出手段を備えていない通常の精算機に比べてセキュリティ性の低下を防止することができる。
この発明の態様として、前記カバー体を、精算機本体の前面に配置するとともに、閉状態において本体前面に対して面一となるよう構成し、前記カバー体の底部付近に、前記精算機本体に対して枢動する枢動部を備え、該枢動部を、前記カバー体の開動作に応じて前方に移動する構成とするとともに、該枢動部より上方に、前記規制手段を配置することができる。
上述のカバー体の開動作に応じて前方に移動する枢動部は、カバー体の開動作途中に前方移動することや、カバー体の開動作の前に前方移動することを含む概念である。なお、枢動部の移動方向である前方は、正面前方、あるいは上下斜め前方を含む概念である。
この発明の構成により、精算機の意匠性を損なうことなく、貸出手段を備えることができる。
詳しくは、カバー体を、精算機本体の前面に配置するとともに、閉状態において本体前面に対して面一となるよう構成しているため、カバー体が閉状態である通常使用時において、貸出手段を備えたことによる精算機本体の外観に影響を与えない。
また、本体前面から突出する態様でカバー体を備えた場合と比較して、カバー体が閉状態である通常使用時において、本体前面から突出するカバー体に引っ掛かるといった不具合の発生を防止することができる。
また、カバー体の底部付近に、前記精算機本体に対して枢動する枢動部を備え、枢動部を、前記カバー体の開動作に応じて前方に移動する構成とするとともに、枢動部より上方に、規制手段を配置することにより、規制手段による閉規制が解除された状態のカバー体は、前方に移動した枢動部を回転軸として、180度枢動した状態、つまり、本体前面に沿った形でカバー体を開放することができる。
したがって、カバー体が開放した開状態であっても、精算機本体の外観に与える影響を極めて少なくすることができる。さらにまた、カバー体が開状態である非通常使用時において、本体前面から突出するカバー体に引っ掛かるといった不具合の発生を防止することができる。
またこの発明の態様として、通常でない非通常状態を示す非通常状態情報に基づいて、前記規制手段による閉規制を解除制御する制御手段を備えることができる。
上記非通常状態を示す非通常状態情報は、例えば、遊技島の貸出ユニットで投入された現金を搬送する搬送手段における紙幣詰まり等の発生情報、紙幣詰まり等によって貸出ユニットにおける貸出機能の停止情報、あるいは不正操作の入力情報等の貸出機に関する非通常状態の情報とすることができる。さらには、遊技島毎に設置される制御端末から受信する非通常状態情報、遊技店舗全体を制御する管理端末から受信する非通常状態情報、あるいは、搬送手段や貸出ユニットから直接受信する非通常状態情報とすることができる。
この発明の構成により、非通常状態情報によって、規制手段によるカバー体の閉規制を解除して、貸出手段の貸出操作部の利用を許容することができる。
またこの発明の態様として、前記非通常状態を報知する報知手段を備えるとともに、前記制御手段が、前記非通常状態情報に基づいて、前記報知手段を実行制御することができる。
上記報知手段は、光によって非通常状態を報知するランプ、音によって非通常状態を報知するスピーカ、メッセージ等の画面表示によって非通常状態を報知する表示画面、あるいはこれらの組み合わせとすることができる。
なお、例えば、光、音、あるいはメッセージ等によって非通常状態を報知するということは、点滅パターンの変更や点灯消灯の切替え等の光、音あるいは画面表示を通常使用時と非通常使用時とで変化させることで、非通常状態を報知することである。
この発明の構成により、非通常状態であることを早急に報知することができるので、非通常使用時における精算機の貸出手段の貸出し機能をすぐに使用することができ、遊技者を待たせる必要がない。また、報知手段が画面表示によって、非通常状態であることを報知する場合、メッセージが表示されて貸出機能を使用することができるため、遊技者は戸惑うことなく使用することができる。
この発明により、精算機の設置台数を減らすことなく、トラブル等が発生した非通常使用時において、貸出処理できる精算機を提供することができる。
遊技店舗内における島設置図。 遊技店舗内における遊技システムのシステム構成図。 貸出機能付精算機の外観図。 貸出機能付精算機のブロック図。 貸出部カバーの開閉動作について説明する説明図。 貸出部カバー、枢動軸部及びスライド軸受けの動作についての説明図。 異常時の貸出処理フロー図。 復旧時の貸出処理フロー図。 別のパターンの貸出機能付精算機のブロック図。 別のパターンの貸出機能付精算機の貸出処理フロー図。 別のパターンの枢動軸部及びへ字状軸受けの動作についての説明図。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1は遊技店舗内における島設置図を示し、図2は遊技店舗内における遊技システム1のシステム構成図を示している。また、図3は貸出機能付精算機10の外観図を示し、図4は貸出機能付精算機10のブロック図を示している。
さらに、図5は貸出部カバー51の開閉動作について、貸出部カバー51付近の拡大斜視図によって説明する説明図を示し、図6は貸出部カバー51、枢動軸部52及びスライド軸受け53の動作について、貸出部カバー51、枢動軸部52及びスライド軸受け53付近の拡大断面図による説明図を示している。
なお、図5(a)は閉状態、図5(b)は枢動軸部52及びスライド軸受け53の前方スライド状態、図5(c)は貸出部カバー51の完全開放状態を示している。図6(a)は閉状態、図6(b)は貸出部カバー51の開放開始状態、図6(c)は枢動軸部52及びスライド軸受け53の前方スライド状態、図6(d)は枢動軸部52及びスライド軸受け53の完全開放状態を示している。
また、図7は異常時の貸出処理フロー図を示し、図8は復旧時の貸出処理フロー図を示している。
本発明の貸出機能付精算機10は、遊技店舗に配置される遊技システム1の一部を構成している。
遊技システム1は、図2に示すように、貸出機能付精算機10、媒体貸出管理装置110、遊技店管理装置120、遊技台130、隣り合う遊技台130同士の間に配置された貸出ユニット140、及び計数機150で構成し、それぞれは伝送回線160で相互に接続されている。
なお、遊技システム1の遊技台130は、ICチップを内蔵した遊技用ICコイン等の遊技用記録媒体にチャージした遊技度数を使って遊技玉や遊技メダル等の遊技媒体を借り受け、遊技する装置である。
媒体貸出管理装置110は、CPUとROMとRAMで構成される管理PCであり、必要な各種プログラムを記憶し実行するとともに、遊技用記録媒体や遊技度数等の貸し出しに関する媒体貸出情報データを格納する媒体貸出管理データベース111を備えている。
遊技店管理装置120は、CPUとROMとRAMで構成され、スタッフ等の管理者が管理する管理PCであり、必要な各種プログラムを記憶し実行するとともに、遊技台の稼働状況等の遊技台に関する各種情報データを格納する遊技台管理データベース121を備えている。
遊技台130は、図1に示すように、複数台を並べて遊技島200を構成し、各遊技台130の左側に貸出ユニット140を配置している。
貸出ユニット140は、各遊技台130の左側に配置され、遊技者が遊技台130で遊技するための遊技度数を貸し出したり、遊技度数を記録する遊技用記録媒体を貸し出すユニットである。
詳しくは、貸出ユニット140は、図示省略する紙幣投入口と、操作部と、遊技用媒体装着部と、遊技媒体搬出部とを備えている。そして、遊技者による紙幣の投入及び操作部の操作によって、遊技用記録媒体の貸出や、遊技用媒体装着部に装着された遊技用記録媒体に遊技度数を書き込んでチャージしたり、使用する遊技度数に対する遊技媒体を貸出するユニットである。
計数機150は、出玉等の遊技媒体の数を計数する装置である。なお、計数機150は、遊技島200の一端部側の側面に設置され、遊技島200の他端部側の側面には金庫180を設置している。そして、貸出ユニット140から投入された現金は、遊技島200内部に配置された搬送手段によって、金庫180まで搬送される。また、遊技島200の内部には、搬送手段や貸出ユニット140でのトラブルを検出する検出センサ170を備え、検出センサ170で検出した結果は、遊技店管理装置120に送信される。
また、計数機150は、3つの遊技島200のうち、外側2つの遊技島200の一端部側の側面に設定され、3つの遊技島200のうち、内側の遊技島200の一端部側の側面には、貸出機能付精算機10を設定している。
貸出機能付精算機10は、図3,4に示すように、CPU20、液晶ディスプレイ21(以下において、LCD21という)、精算部30、及び貸出部40で構成し、図2に示すように、伝送回線160に接続されている。
貸出機能付精算機10は、図3に示すように、略四角柱状に形成し、貸出部40を構成する報知ランプ45を上面に備え、LCD21を本体前面扉10aの右上に、貸出部40のカバー機構50を構成する貸出部カバー51をLCD21の下方に、精算部30を構成する記録媒体入出口31を左中程に、精算部30を構成する硬貨返却口32、紙幣返却口33を中央下側に配置している。
詳しくは、CPU20は、図示省略するROM及びRAMとともに構成し、必要な各種プログラムを実行し、LCD21、精算部30及び貸出部40を制御している。
LCD21は、CPU20の制御によって、操作内容等を画面表示する画面である。
精算部30は、上述したように、記録媒体入出口31、硬貨返却口32及び紙幣返却口33を備え、記録媒体入出口31に投入された遊技用記録媒体に書き込まれた遊技度数を精算し、硬貨返却口32及び紙幣返却口33から現金を返却する機構である。
貸出部40は、貸出機構41、送受信部42、電子錠43、電子ストッパ44、報知ランプ45、カバーセンサ46及びカバー機構50で構成している。
貸出機構41は、図5(c)に示すように、紙幣投入口41aや操作ボタン41b等で構成するとともに、紙幣投入口41aから投入された金額に対応する遊技度数を、記録媒体入出口31に投入された遊技用記録媒体に書き込んだり、遊技用記録媒体を貸し出す構成である。
送受信部42は、遊技島200内部に配置された検出センサ170によって検出され、遊技店管理装置120に送信された異常情報を異常信号として、遊技店管理装置120から受信したり、遊技店管理装置120に復旧情報を復旧信号として送信する構成である。
電子錠43は、カバー機構50の貸出部カバー51に対して電磁力で施錠する電子錠であり、CPU20によって開閉制御されている。そして、閉状態の貸出部カバー51の上部に対して作用するよう、本体前面扉10a内側において操作ボタン41bの上部に電子錠43を配置している。なお、電子錠43は、幅方向に2つ配置され、その間にマグネットキャッチャ43aを配置している。
電子ストッパ44は、貸出部カバー51の開状態を電磁力で保持するストッパであり、CPU20によってON/OFF制御されている。そして、開状態の貸出部カバー51の下部に対して作用するように、本体前面扉10aの内側に配置されている(図5(a))。
報知ランプ45は、送受信部42が遊技店管理装置120からトラブル信号を受信したことで点灯する回転灯であり、CPU20によってON/OFF制御されている。
カバーセンサ46は、カバー機構50の貸出部カバー51の開閉を検出するセンサであり、検出結果をCPU20に送信する構成である。そして、閉状態の貸出部カバー51に対して作用するように、本体前面扉10a内側に配置されている。
カバー機構50は、図5(c)に示すように、下辺部分に枢動軸部52を有する正面視略四角形の貸出部カバー51と、本体前面扉10a側において、枢動軸部52の両側で、前後方向にスライド可能なスライド軸受け53とで構成している。
なお、貸出部カバー51は、本体前面扉10aにおいて、貸出機構41や電子錠43等を配する操作部分の前方の開口部10bにはまり込む態様で、閉状態において面一となるよう構成している。
また、スライド軸受け53は、図6に示すように、枢動軸部52の軸を受ける軸受け部分の後方において、本体に固定された固定ピン54と、固定ピン54を前後方向に遊嵌するスライド長孔55とで構成している。
したがって、図5,6に示すように、電子錠43の解錠状態において、貸出部カバー51の上部が矢印F方向に押えられると、マグネットキャッチャ43aの反発力によって、貸出部カバー51の上部が開くとともに、枢動軸部52とスライド軸受け53が前方にスライドする(図5(b),図6(b),(c))。
さらに、貸出部カバー51が開くと、貸出部カバー51の下辺を支点として枢動するため、枢動軸部52とスライド軸受け53が前方にスライドし、閉状態に対して180度まで貸出部カバー51を開くことができる(図5(c),図6(d))。
そして、この全開状態の貸出部カバー51に対して、本体前面扉10a内部に配置した電子ストッパ44の電磁力を作用させて、貸出部カバー51の全開状態をキープすることができる。
上記したような構成でカバー機構50を構成したことにより、図5(a)に示すように、貸出部カバー51が閉状態の場合、貸出部カバー51は開口部10bに嵌り込んで貸出部カバー51と本体前面扉10aとが面一状態となり、カバー機構50を設けたことによる貸出機能付精算機10の意匠性が低下することを防止できる。
また、貸出部カバー51の上部が開くとともに、枢動軸部52とスライド軸受け53が前方にスライドするようカバー機構50を構成したことによって、閉状態に対して180度まで貸出部カバー51を開くことができる(図5(c),図6(d))。
したがって、スライド軸受け53が前方にスライドせず、開口部10bの下部と枢動軸部52とが接触し、貸出部カバー51が途中の開状態で止まる場合と比較し、全開状態において貸出部カバー51が開口部10b下方の本体前面扉10aに沿うため、出っ張りが少なく安全性が高いとともに、全開状態における意匠性の低下を防止することができる。
また、この全開状態の貸出部カバー51に対して、本体前面扉10a内部に配置した電子ストッパ44の電磁力を作用させて、貸出部カバー51の全開状態をキープすることができるため、開状態の貸出部カバー51がばたつくことなく、安全性を確保することができる。
次に、このように構成した貸出機能付精算機10を備えた遊技システム1における貸出処理フローについて、図7及び図8とともに説明する。
まず、異常時の貸出処理フロー図である図7に示すように、遊技島200内部に配置された検出センサ170によって検出された異常信号を、遊技店管理装置120を介して送受信部42が受信すると(ステップs1)、貸出ユニット140での貸出機能が停止する。
したがって、その間、貸出ユニット140での遊技用記録媒体に新たな遊技度数をチャージしたり、遊技媒体を貸し出しができなくなる。そこで、CPU20は貸出機能付精算機10における貸出処理を開始し(ステップs2)、貸出処理開始を報知するため報知ランプ45を点灯させるとともに、電子錠43を解錠する(ステップs3)。
さらには、CPU20の制御によって、「カバーを開けて下さい」をLCD21に画面表示する(ステップs4)。このLCD21への画面表示は、スタッフ等の管理者によって貸出部カバー51が開けられたことをカバーセンサ46で検出するまで繰り返され(ステップs5:No)、カバーセンサ46が貸出部カバー51の開放を検出すると(ステップs5:Yes)、電子ストッパ44を作用させて、貸出部カバー51の開状態をキープする(ステップs6)。
この状態になって、貸出機能付精算機10の貸出部40を遊技者が利用できるため、LCD21に「紙幣を投入してください」と表示する(ステップs7)。このLCD21への画面表示は、遊技者によって紙幣投入口41aに紙幣が投入されるまで繰り返され(ステップs8:No)、紙幣投入口41aに紙幣が投入されると(ステップs8:Yes)、遊技用記録媒体を発行し(ステップs9)、貸出機能付精算機10による貸出処理フローにおける遊技用記録媒体の発行処理を終了する(ステップs10)。なお、遊技用記録媒体を発行する代わりに、既に貸し出された遊技用記録媒体に遊技度数を書き込む書き込み処理を行ってもよい。
上述のこのような貸出機能付精算機10による遊技用記録媒体の発行処理(ステップs7〜9)は、遊技島200におけるトラブルが解消するまで繰り返される。
次に、復旧時における貸出処理フローについて説明する。復旧時の貸出処理フロー図である図8に示すように、遊技島200内部に配置された検出センサ170によってトラブルの解消による貸出ユニット140の復旧が検出され、遊技店管理装置120を介して送受信部42が復旧信号を受信すると(ステップt1)、CPU20は、カバーセンサ46で貸出部カバー51の開閉状態を確認する(ステップt2)。
カバーセンサ46によって貸出部カバー51が開放状態であることを検出すると(ステップt2:Yes)、貸出部カバー51が開放状態であることを示す開放信号を送受信部42で遊技店管理装置120に送信するとともに(ステップt3)、電子ストッパ44をリリースして(ステップt4)、LCD21に「カバーを閉めて下さい」と画面表示する(ステップt5)。
この画面表示は貸出部カバー51の閉状態をカバーセンサ46で検出するまで繰り返され、カバーセンサ46が貸出部カバー51の閉状態を検出すると(ステップt2:No)、電子錠43を施錠するとともに、報知ランプ45を消灯する(ステップt6)。そして、貸出機能付精算機10による遊技用記録媒体の貸出機能を停止し(ステップt7)、貸出機能付精算機10を備えた遊技システム1における貸出処理フローを終了する。
このように、貸出機能付精算機10を備えた遊技システム1は、遊技島200におけるトラブルによって貸出ユニット140の貸出機能が停止したことを異常信号として送受信部42で受信すると、貸出部カバー51を開放して、貸出部40の貸出機構41を利用可能にする。
つまり、送受信部42で遊技島200の異常信号を受信しない限り、貸出機能付精算機10における貸出機構41の利用を貸出部カバー51で規制しているため、トラブルの生じていない正常時において、貸出部40に対する悪戯や不正を防止することができ、貸出部40を備えていない通常の精算機に比べてセキュリティ性の低下を防止することができる。
また、貸出機能付精算機10に貸出部40を備えているため、精算機の設置台数を減らすことなく、トラブル等が発生した異常時において、貸出処理することができる。
詳しくは、異常時に遊技用記録媒体の貸出処理するために、別の貸出機を精算機の代わりに設置すると、営業終了時に利用が集中する精算機の設置台数を減らすこととなり、精算待機時間が長くなり、遊技者にとって不便であるとともに、管理者の営業終了処理が遅くなるといった別の問題が生じる。しかし、精算機に貸出部40を備えて貸出機能付精算機10を構成することにより、精算機の設置台数を減らすことなく、異常時において、貸出部40で貸出処理することができる。
また、送受信部42で復旧信号を受信した後、貸出部カバー51が開放状態であることをカバーセンサ46で検出し、貸出部カバー51が開放状態であることを遊技店管理装置120に送信できるため、早期に開放された貸出部カバー51を閉じて、速やかに、貸出部カバー51によって貸出機構41の利用が規制された通常状態にすることができる。
なお、上述の説明では、電子錠43で貸出部カバー51の開閉を規制し、電子錠43が解錠した状態で、スタッフ等の管理者によって貸出部カバー51を開ける構成であったが、図9に示すように、電子錠43の代わりに、貸出部カバー51の開閉制御と開閉駆動とを兼ね備えたソレノイド47を備えてもよい。この場合、貸出部カバー51の開状態もソレノイド47で維持できるため、上述の説明の電子ストッパ44も不要となる。
まず、ソレノイド47を備えた貸出機能付精算機10における貸出処理フロー図である図10に示すように、異常信号を送受信部42が受信すると(ステップu1)、貸出機能付精算機10における貸出処理を開始し(ステップu2)、貸出処理開始を報知するため報知ランプ45を点灯させるとともに、ソレノイド47を開駆動する(ステップu3)。
そして、遊技者によって紙幣投入口41aに紙幣が投入されるまで(ステップu5:No)、LCD21に「紙幣を投入してください」と表示し(ステップu4)、紙幣投入口41aに紙幣が投入されると(ステップu5:Yes)、遊技用記録媒体を発行し(ステップu6)、貸出機能付精算機10による貸出処理フローにおける遊技用記録媒体の発行処理を終了する(ステップu7)。
この貸出機能付精算機10による遊技用記録媒体の発行処理(ステップu4〜6)は、送受信部42が復旧信号を受信するまで繰り返され(ステップu8:No)、送受信部42が復旧信号を受信すると(ステップu8:Yes)、ソレノイド47を閉駆動する。さらには、報知ランプ45を消灯し(ステップu9)、貸出機能付精算機10による遊技用記録媒体の貸出機能を停止し(ステップu10)、貸出機能付精算機10を備えた遊技システム1における貸出処理フローを終了する。
この場合、電子錠43を備えた貸出機能付精算機10による効果に加え、ソレノイド47で開閉規制と開閉駆動を行うことができるため、送受信部42が受信する異常信号や復旧信号に速やかに対応することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の貸出手段は、貸出部40に対応し、
以下、同様に、
精算手段は、精算部30に対応し、
貸出手段の操作部は、紙幣投入口41a,操作ボタン41bに対応し、
カバー体は、貸出部カバー51に対応し、
規制手段は、電子錠43及びソレノイド47に対応し、
通常使用時は、正常時に対応し、
非通常使用時は、異常時に対応し、
精算機は、貸出機能付精算機10に対応し、
精算機本体の前面は、本体前面扉10aに対応し、
枢動部は、枢動軸部52及びスライド軸受け53、あるいは枢動軸部52及びへ字状軸受け56に対応し、
非通常状態情報は、異常信号に対応し、
制御手段は、CPU20に対応し、
報知手段は、報知ランプ45に対応するも
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、図11に示すように、枢動軸部52の軸を受けるスライド軸受け53の代わりにへ字状軸受け56を用いてもよい。この場合、へ字状軸受け56の下端を本体前面扉10a内側に枢支する。したがって、へ字状軸受け56の上端で枢動軸部52の軸を受けているため、貸出部カバー51の開動作に伴い(図11(b))、へ字状軸受け56の下端を枢動中心として、へ字状軸受け56が枢動して枢動軸部52が前方移動する(図11(c))。これにより、スライド軸受け53で枢動軸部52の軸を受ける場合と同様に、閉状態に対して180度まで貸出部カバー51を開くことができる(図11(d))。
また、検出センサ170を貸出機能付精算機10に備えてもよい。さらには、上述の説明では、検出センサ170で検出した異常情報を、遊技店管理装置120を介して異常信号として送受信部42で受信したが、異常信号を検出センサ170から直接受信する構成であってもよい。
また、上述の説明においては、異常時において、報知ランプ45を点灯させて異常時であることを報知する構成であったが、正常時と異常時とで点灯パターンを変更して異常時であることを報知する構成であってもよい。
さらにまた、貸出ユニット140にLCDを備え、異常時において、貸出機能付精算機10の貸出部40が利用できることを貸出ユニット140のLCDに画面表示する構成であってもよい。
また、電子錠43とソレノイド47とを併用してもよい。
10…貸出機能付精算機
10a…本体前面扉
20…CPU
30…精算部
40…貸出部
41a…紙幣投入口
41b…操作ボタン
43…電子錠
45…報知ランプ
47…ソレノイド
51…貸出部カバー
52…枢動軸部
53…スライド軸受け
56…へ字状軸受け

Claims (4)

  1. 遊技用記録媒体や遊技度数を貸し出す貸出手段と、前記遊技用記録媒体に記録された前記遊技度数を精算する精算手段とを備えるとともに、
    該貸出手段の操作部をカバーする開閉自在なカバー体と、該カバー体を閉規制する規制手段とを備え、
    該規制手段を、
    通常使用時において前記カバー体を閉規制し、非通常使用時に前記カバー体の閉規制を解除する
    精算機。
  2. 前記カバー体を、精算機本体の前面に配置するとともに、閉状態において本体前面に対して面一となるよう構成し、
    前記カバー体の底部付近に、前記精算機本体に対して枢動する枢動部を備え、
    該枢動部を、前記カバー体の開動作に応じて前方に移動する構成とするとともに、
    該枢動部より上方に、前記規制手段を配置した
    請求項1に記載の精算機。
  3. 通常でない非通常状態を示す非通常状態情報に基づいて、前記規制手段による閉規制を解除制御する制御手段を備えた
    請求項1又は2に記載の精算機。
  4. 前記非通常状態を報知する報知手段を備えるとともに、
    前記制御手段が、前記非通常状態情報に基づいて、前記報知手段を実行制御する
    請求項3に記載の精算機。
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