JP2014121543A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】カバー部材が大きく開かれた状態でクレマンゴトが行われることを防止した遊技機を提供する。
【解決手段】メダル投入口から投入されたメダルを選別するメダルセレクター6を備えた遊技機において、メダルセレクター6は、前扉の裏面側に取り付けられるベース部材60と、ベース部材60との間にメダル投入口から投入されたメダルを流下させるメダル通路を形成する位置と、ベース部材60との間にメダル通路を形成しない位置との間で揺動変位可能なカバー部材70と、メダル通路の下流に到達したメダルを検知するメダルセンサーとを有し、前扉の裏面側におけるベース部材60の近傍に、カバー部材70の揺動を規制する受止位置と、カバー部材70の揺動を可能にする退避位置とに変位可能な阻止部99が設けられ、カバー部材70に、受止位置に変位した阻止部99が当接する当接部76が形成される。
【選択図】図8

Description

本発明は、メダルを真贋で選別するメダルセレクターを備えた遊技機に関する。
従来、遊技媒体としてメダルを使用するスロットマシンには、投入されたメダルを真贋で選別するメダルセレクターが設けられている。
メダルセレクターは、スロットマシンの前扉裏面に固定されるベース部材と、ベース部材に回動可能に軸着されるカバー部材とを備えており、ベース部材とカバー部材との対向面間には、メダル投入口から投入されたメダルを流下させるメダル通路が形成されている。また、ベース部材におけるメダル通路の下流に相当する位置には、流下するメダルを検知するメダルセンサーが設けられている。
ところが、メダル投入口から挿入した不正器具をメダル通路に沿ってメダルセンサーまで侵入させ、メダルセンサーに不正器具を誤検知させることにより、実際にメダルをメダル投入口に投入することなくクレジットを増加させる不正行為(所謂クレマンゴト)が行われることがあった。
そこで、メダル投入口から挿入した不正器具をメダルセンサーへ到達させ難くするために、メダル通路は略L字状に屈曲させている(特許文献1参照)。
特開2004−206485号公報
ところで、スロットマシンの前扉には返却ボタンが設けられており、この返却ボタンを押し込んでいくと、カバー部材とベース部材との対向面が離れるように回動する。このように返却ボタンを押下することにより、カバー部材が開いてメダル通路に詰まったメダルを排出することができる。
ところが、返却ボタンの押し込み操作に加えて何らかの不正な方法でカバー部材を大きく開かせて、上述のクレマンゴトが行われることがあった。このようにカバー部材が大きく開いた状態では、カバー部材とベース部材との対向面が離れているため、メダル投入口から挿入した不正器具をメダルセンサーへ直行させることができる。つまり、メダル投入口から挿入した不正器具をメダル通路に沿って侵入させずに済むので、容易にメダルセンサーへ到達させることができる。したがって、カバー部材が大きく開かれた状態では、容易にクレマンゴトを行うことができるという問題があった。
そこで、本発明は、上述のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、カバー部材が大きく開かれた状態でクレマンゴトが行われることを防止した遊技機を提供することである。
前記課題を解決するために、本発明では、正面側に開口する正面開口部を有する箱形の筐体と、前記正面開口部を閉塞可能な前扉と、前記前扉に設けられ、メダルが投入されるメダル投入口と、前記メダル投入口から投入されたメダルを選別するメダルセレクターとを備えた遊技機において、前記メダルセレクターは、前記前扉の裏面側に取り付けられるベース部材と、前記ベース部材と対向して前記ベース部材との間に前記メダル投入口から投入されたメダルを流下させるメダル通路を形成する位置と、前記ベース部材との間に前記メダル通路を形成しない位置との間で揺動変位可能なカバー部材と、前記メダル通路の下流に到達したメダルを検知するメダルセンサーとを有し、前記前扉の裏面側における前記ベース部材の近傍に、前記カバー部材の揺動を規制する受止位置と、前記カバー部材の揺動を可能にする退避位置とに変位可能な阻止部が設けられ、前記カバー部材に、前記受止位置に変位した前記阻止部が当接する当接部が形成される。
前記発明の特徴に加え、前記カバー部材は、前記ベース部材の一方の端部に前記揺動変位可能に軸支されて取り付けられ、前記カバー部材における前記一方と反対側の端部に、前記当接部が形成されており、前記阻止部は、前記前扉の裏面側における前記ベース部材の前記一方と反対側の近傍に設けられ、前記受止位置に変位したときに前記当接部に当接する突出片を有して構成されてもよい。
また、前記ベース部材における前記一方と反対側の端部に、前記メダル通路を形成する位置に変位した前記カバー部材の側部を覆うリブが形成されてもよい。
本発明によれば、カバー部材は、密着位置から隔離位置へ向けて変位しても阻止部に当たり、隔離位置へ向けて変位できないようになっている。これにより、カバー部材が大きく開かれた状態でクレマンゴトが行われることを防止できる。
また、阻止部が受止位置から退避位置へ変位すると、カバー部材は、阻止部に当たらずに密着位置から隔離位置へ変位できる。これにより、メダルセレクターのメンテナンスを行う際に、カバー部材を大きく開くことにより、作業を行い易くすることができる。
第1の実施の形態に係るスロットマシンを示す正面図である。 第1の実施の形態に係るスロットマシンにおいて前扉を開放した状態を示す正面図である。 第1の実施の形態に係る前扉における施錠装置及びメダルセレクターを拡大して示す斜視図である。 第1の実施の形態に係る前扉を一部破断して示す拡大斜視図である。 第1の実施の形態に係るベース部材の内面側を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係るカバー部材の内面側を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係るメダルセレクターを示す平面図である。 第2の実施の形態に係る前扉における施錠装置及びメダルセレクターを拡大して示す斜視図である。
本発明を実施するための形態を、図面を参照しつつ説明する。
なお、「正面」とは、スロットマシンSにおける、遊技者が遊技を行う際に向き合う面をいう。また、「右側」とは、スロットマシンSの正面に向き合う遊技者から見て右側を意味し、「左側」とは、スロットマシンSの正面に向き合う遊技者から見て左側を意味する。
(第1の実施の形態)
(スロットマシンS)
本実施の形態に係るスロットマシンSは、遊技媒体としてメダルを用いて遊技が行われる。
スロットマシンSは、図2に示すように、正面側に開口する正面開口部11を有する箱形の筐体1を備えている。また、筐体1の正面には、筐体1の正面開口部11を開閉可能に閉塞する前扉3が設けられている。
(筐体1)
筐体1は、図2に示すように、底板15、左右の側板である左側板16Bと右側板16A、天板17及び背板18からなる正面側に開口する箱形に形成されている。また、筐体1における高さ方向略中央の位置には、中板12が略水平に設けられている。
底板15の上面には、各部品に電力を供給するための電源装置を内蔵した電源ユニット4が固定されている。また、電源ユニット4の前面には、電源のオン/オフの切り替えを行うための電源スイッチ、設定変更のオン/オフの切り替えを行うための設定キースイッチ、設定値を変更するための設定変更スイッチ、エラーを解除するためのリセットスイッチ等が設けられている。
また、底板15の上面には、メダルを払い出すためのホッパー5が設置されている。ホッパー5は、複数のメダルを貯留可能なタンクと、タンク内のメダルを1枚ずつ送り出す送出装置とを備えている。
背板18の上部には、メイン制御基板ユニット24が設けられている。メイン制御基板ユニット24は、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を備えたメイン制御基板100を、基板ケースに収納したものである。そして、メイン制御基板100は、スロットマシンSの遊技の進行や役の抽選などを制御する。
中板12には、リールユニット22が設けられている。リールユニット22は、回転リール23と、回転リール23を回転駆動するステッピングモータとを、それぞれ3個ずつ備えている。各回転リール23は、合成樹脂からなる回転ドラムと、回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
(前扉3)
前扉3は、筐体1の正面開口部11を開閉可能に閉塞するための扉である。前扉3は、筐体1の左側板16Bに蝶番によって回動自在に取り付けられている。
図1に示すように、前扉3における略中央の位置には、各回転リール23の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓31が備えられている。図柄表示窓31は、各回転リール23の図柄を3個ずつ表示可能となるように形成されている。
前扉3における図柄表示窓31の左側の位置には、ベット数を表示するベット数表示部36が設けられている。また、前扉3における図柄表示窓31の下方の位置には、クレジット数を表示するクレジット数表示部37が設けられている。
前扉3の上部には、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置34が設けられている。画像表示装置34は、各当選役の図柄配列や遊技履歴等の情報の画像や、遊技の状態や当選役の抽選結果を報知する画像等を表示する。前扉3における画像表示装置34の周囲には、ランプ33が設けられている。ランプ33は、様々な点滅パターンで点滅することにより、遊技を盛り上げることができる。
前扉3における高さ方向略中央の位置には、クレジットされたメダルを減じてメダルの投入に代えるためのベットスイッチ51、クレジットされたメダルを払い出すための精算スイッチ52、ゲームを開始させるためのスタートスイッチ53、回転リール23の回転を停止させるためのストップスイッチ54、後述のメダルセレクター6内に詰まったメダルを返却させるための返却ボタン55、及び、メダルを1枚ずつ投入するためのメダル投入口42が設けられている。
前扉3の下部には、スロットマシンS内からメダルを排出するためのメダル払出口41と、メダル払出口41から排出されたメダルを溜めておくための受け皿43とが形成されている。
図2に示すように、前扉3の裏面における高さ方向略中央の位置には、メダル投入口42から投入されたメダルを誘導しながら真贋で選別するためのメダルセレクター6が設けられている。また、前扉3の裏面には、メダルセレクター6の下方に開口し、メダル払出口41に連通するメダル排出部44が設けられている。また、前扉3の裏面上部及び下部には、種々のサウンドを出力するためのスピーカ35が2つずつ設けられている。
前扉3の裏面上部には、サブ制御基板ユニット25が設けられている。サブ制御基板ユニット25は、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を備えたサブ制御基板200を、基板ケースに収納したものである。サブ制御基板200は、スピーカ35の音声出力やランプ33の点灯などの演出を制御する。そして、前述のメイン制御基板100とサブ制御基板200とは、ワイヤーハーネス(図示せず)によって接続されている。
前扉3の裏面における反軸支側の側端には、正面開口部11を閉塞した状態の前扉3に施錠する施錠装置90が設けられている。
(施錠装置90)
図3に示すように、施錠装置90には、前扉3の裏面に取り付けられて鍵穴91(図4参照)を前扉3の正面側に露出するシリンダー錠92と、このシリンダー錠92の内筒の後端に位置する回転軸(図示せず)に取り付けられたカム94と、このカム94を収納するケース95とが設けられている。鍵穴91に鍵を挿入してシリンダー錠92の内筒を回転させると、回転軸が回転するとともにカム94も回転するようになっている。また、施錠装置90には、カム94の回転に連動して上下方向に摺動する摺動板93と、摺動板93の摺動に伴って筐体1の被掛止片19(図2参照)に掛止または掛止解除する掛止爪96(図2参照)とが設けられている。
前扉3が正面開口部11を閉塞するとともに、掛止爪96が被掛止片19に掛止するときには、前扉3を開くことができない。つまり、前扉3は施錠された状態である。また、鍵穴91に鍵を挿入してシリンダー錠92の内筒を時計回りに回転させると、カム94の回転に連動して摺動板93が摺動し、掛止爪96が被掛止片19から外れることにより、前扉3を開くことができるようになる。
ここで、スロットマシンSは、エラー(例えば、メダルセレクター6におけるメダル詰まり等)が発生すると、その旨を報知するエラー報知状態となる。施錠装置9には、このエラー報知状態を解除するためのリセット機構(図示せず)が設けられている。鍵穴91に鍵を挿入してシリンダー錠92の内筒を反時計回りに回転させると、カム94の回転に連動してリセット機構が作動することにより、エラー報知状態の解除がなされるようになっている。なお、シリンダー錠92の内筒を反時計回りに回転させた場合に、カム94は反時計回りに回転するものの、摺動板93は摺動しないようになっている。したがって、掛止爪96は被掛止片19に掛止したまま、つまり前扉3は施錠されたままである。
(メダルセレクター6)
図3に示すように、前扉3の裏面には、メダルセレクター6が施錠装置90に隣接して取り付けられている。メダルセレクター6は、前扉3の裏面に固定されるベース部材60と、ベース部材60に密着するカバー部材70とを備えている。
図5に示すように、ベース部材60には、カバー部材70に対向する対向面(以下「内面」という)から凹んだベース溝部61が略L字状に形成されている。また、図6に示すように、カバー部材70には、ベース部材60に対向する対向面(以下「内面」という)から凹んだカバー溝部75が、ベース溝部61に対応した逆L字状に形成されている。そして、ベース溝部61とカバー溝部75とによってメダル通路80が形成されている。メダル通路80は、規格品のメダルを起立状態で転動通過させる1枚分の空間を有するように形成されている。このメダル通路80は、前扉3のメダル投入口42直下に位置する導入路81と、この導入路81から連続してほぼ真下に降下する垂直路82と、この垂直路82の下部から連続して緩やかに傾斜して出口部83に接続する傾斜路84と、を備えている(図5及び図6参照)。
図5に示すように、また、ベース部材60における傾斜路84の出口部83の直前にはメダルセンサー64が配設されている。このメダルセンサー64により、メダル通路80の下流(つまり傾斜路84下流の出口部83近傍)に到達したメダルを検知する。
図6に示すように、カバー部材70の内面には、メダル通路80の中程に相当する位置に、カバー溝部75に沿って開口する排出口73が形成されている。排出口73は、カバー部材70の内部を通るメダル落下通路(図示せず)の入口に相当し、このメダル落下通路の出口はカバー部材70の底部に開口されている。規格より小径のメダルは、排出口73へ落下してメダル通路80から排除され、メダル落下通路を通ってメダル排出部44へ落下する。一方、規格品のメダルは、排出口73へ落下せずに出口部83へ向けてメダル通路80を流下し、ホッパー5のタンクへ落下する。
図6に示すように、カバー部材70には、ベース部材60の軸受65(図5参照)に軸支される支軸71が設けられている。軸受65に軸支された支軸71を中心として回動自在にベース部材60に装着されている。また、カバー部材70は、通常は支軸71に取り付けられた付勢バネ72によってカバー部材70の内面がベース部材60の内面に密着するように付勢されている。そして、カバー部材70は、ベース部材60に密着する密着位置からベース部材60と所定間隔置いて離れる隔離位置まで回動し得るようになっている。
図4に示すように、ベース部材60の外面には、先端をベース部材60の貫通穴に挿入された押動部62が設けられている。この押動部62は、返却ボタン55の押し込みを受けて、貫通穴からメダル通路80内に突出し、カバー部材70の内面の受け部74(図6参照)に当接する。さらに返却ボタン55が押し込まれると、図7に示すように、押動部62が付勢バネ72の付勢力に抗してカバー部材70をベース部材60から離れる方向へ回動させる。つまり、カバー部材70は、支軸71を回動支点に密着位置から隔離位置へ向けて開かれる。これにより、カバー部材70の内面がベース部材60の内面から離れてメダル通路80が割れるため、メダル通路80内のメダルがメダル排出部44へ落下する。
図5に示すように、ベース部材60の内面には、カバー部材70に向けて突出する防御壁63が設けられている。この防御壁63は、メダル通路80の導入路81に相当するベース溝部61における下縁に沿って連続して形成されている。また、図6に示すように、カバー部材70の内面における防御壁63に対向する位置には、防御壁63に対応した形状に窪んだ収容溝77が形成されている。この収容溝77には防御壁63が緩挿される。
防御壁63の突出幅は、返却ボタン55の押し込みによりカバー部材70が開かれる際も防御壁63が収容溝77に入っているように設定される。つまり、ベース部材60にカバー部材70が密着する場合はもちろん、返却ボタン55が押し込まれてカバー部材70が開いている場合も、防御壁63の頂部が収容溝77内に位置する。
このようにカバー部材70とベース部材60との対向面間に防御壁63が位置することにより、メダル投入口42から挿入されて不正器具は、メダル通路80の導入路81からメダルセンサー64へ直行できずに防御壁63を迂回しなければならず、垂直路82及び傾斜路84を経由してメダルセンサー64まで侵入しなければならない。
図3及び図7に示すように、カバー部材70における反支軸71側の側端の位置には、当接部76が形成されている。この当接部76は、カバー部材70が支軸71を回動支点に密着位置から離隔位置へ向けて開かれていくと、施錠装置90のケース95の端部に突き当たる(図3参照)。
つまり、施錠装置90のケース95の端部は、ベース部材60が前扉3の裏面に固定された状態でカバー部材70が密着位置から隔離位置へ向けて変位する場合に、カバー部材70が突き当たる阻止部として機能する。
このように、カバー部材70が密着位置から離隔位置へ向けて回動していくと、当接部76が阻止部に当接して離隔位置へ向けての回動を阻止されるため、これ以上カバー部材70は回動できないようになっている。これにより、カバー部材70が大きく開かれた状態でクレマンゴトが行われることを防止できる。
なお、本実施の形態では、カバー部材70がケース95の端部に当接部76を突き当てる位置まで回動した場合において、カバー部材70とベース部材60との対向面の間隙は、メダル通路80内のメダルを落下させることが可能な距離であれば足りる。メダル通路80に詰まったメダルを排除できれば十分であり、同時にクレマンゴトを遣りづらくする機能も確保するためである。
また、本実施の形態では、カバー部材70がケース95の端部に当接部76を突き当てる位置まで回動した場合も、防御壁63の頂部が収容溝77内に位置するように形成することが望ましい。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、施錠装置90のケース95の端部が阻止部として機能する。
これに対し、第2の実施の形態では、シリンダー錠92の内筒の後端に位置する回転軸に、カム64に加えて回転板97が設けられ、この回転板97の突出片99が阻止部として機能する。
そこで、第2の実施の形態では、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
図8に示すように、シリンダー錠92の内筒の後端に位置する回転軸には、回転板97が設けられている。回転板97は、シリンダー錠92とカム94との間に位置している。そして、シリンダー錠92の内筒の回転に伴って回転軸が回転し、この回転軸に設けられたカム94及び回転板97も回転するようになっている。回転板97は、回転軸に固定された円板状の本体98と、本体98の外縁の一部から板状に突出した突出片99とを備えている。
前扉3が施錠装置90により施錠された状態(以下「施錠状態」という。)において、カバー部材70が支軸71を回動支点に密着位置から離隔位置へ向けて開かれていくと、カバー部材70の当接部76が回転板97の突出片99に突き当たる(図8参照)。したがって、カバー部材70は、ベース部材60から離れる方向への回動を回転板97の突出片99によって阻止され、これ以上開かれない。
つまり、施錠装置90の回転板97の突出片99は、施錠状態においてカバー部材70の当接部76を受け止める受止位置に位置する。そして、突出片99は、カバー部材70が密着位置から隔離位置へ向けて変位する場合に、カバー部材70が突き当たる阻止部として機能する。
このように、施錠状態においてカバー部材70が密着位置から離隔位置へ向けて回動していくと、当接部76が阻止部に当接して離隔位置へ向けての回動を阻止されるため、これ以上カバー部材70は回動できないようになっている。これにより、カバー部材70が大きく開かれた状態でクレマンゴトが行われることを防止できる。
また、シリンダー錠92の鍵穴91に鍵が挿入されてシリンダー錠92の内筒が時計回りに回転されると、掛止爪96が被掛止片19から外れて前扉3が開錠される。また、シリンダー錠92の内筒の回転にともない、回転板97も時計回りに回転する。これにより、回転板97の突出片99が、カバー部材70の当接部76を受け止める受止位置から退避した退避位置へ変位する。
回転板97の回転により突出片99が退避位置へ変位すると、カバー部材70が密着位置から隔離位置へ向けて変位する場合に、カバー部材70の当接部76が回転板97の突出片99に接触しなくなる。
したがって、カバー部材70は、回転板97の突出片99に突き当たらずに密着位置から離隔位置へ変位できる。これにより、メダルセレクター6のメンテナンスを行う際に、カバー部材70を大きく開くことにより、作業を行い易くすることができる。
なお、本実施の形態では、施錠状態においてカバー部材70が回転板97の突出片99に当接部76を突き当てる位置まで回動した場合に、カバー部材70とベース部材60との対向面の間隙は、メダル通路80内のメダルを落下させることが可能な距離であれば足りる。メダル通路に詰まったメダルを排除できれば十分であり、同時にクレマンゴトを遣りづらくする機能も確保するためである。
また、本実施の形態では、施錠状態においてカバー部材70が回転板97の突出片99に当接部76を突き当てる位置まで回動した場合に、カバー部材70とベース部材60との対向面の間隙は、メダル通路80内のメダルが落下できない距離であってもよい。換言すると、施錠状態において密着位置のカバー部材70を開こうとしても、当接部76が回転板97の突出片99に突き当たり、カバー部材をほとんど開けないようにしてもよい。したがって、施錠状態において返却ボタン55を操作してメダル通路80に詰まったメダルを排除することはできないが、クレマンゴトを遣りづらくする機能を高めることができる。
そして、メダル通路80に詰まったメダルを排除する場合には、シリンダー錠62の鍵穴61に鍵を挿入して時計回りに回転し、回転板97の突出片99を受止位置から退避位置へ変位させることにより、カバー部材70を離隔位置まで回動させることができ、メダル通路80内のメダルを落下させることができる。換言すると、施錠装置90を開錠することによりカバー部材70を開くことが可能となり、返却ボタン55を操作してメダル通路80内に詰まったメダルを排除できるようになる。または、前扉3を開放してカバー部材70を手で直接開き、メダル通路80内に詰まったメダルを排除することもできる。
このように形成することにより、鍵を所持しない遊技者は、鍵で施錠装置90を操作できないため、返却ボタン55の操作等によりカバー部材70を開くことができない。これに対し、鍵を所持する遊技場の管理者は、鍵で施錠装置90を操作できるため、返却ボタン55の操作等によりカバー部材70を開くことができる。したがって、クレマンゴトに対する安全性を損なうことなくメンテナンス作業の利便性を確保することができる。
また、本実施の形態では、シリンダー錠92の鍵穴91に鍵が挿入されてシリンダー錠92の内筒が反時計回りに回転されると、リセット機構が作動する。また、シリンダー錠92の内筒の回転にともない、回転板97も反時計回りに回転する。この状態において返却ボタン55が操作された場合に、当接部76が回転板97に接触することなくカバー部材70が密着位置から隔離位置へ向けて変位するように形成してもよい。つまり、施錠状態を維持したままリセット機構を作動させると、カバー部材70を開くことが可能となり、返却ボタン55を操作してメダル通路80内に詰まったメダルを排除できるように形成してもよい。
このように形成することにより、メダル通路80内にメダルが詰まってスロットマシンSがエラー報知状態となった場合に、シリンダー錠92の内筒を反時計回りに回転させることで、エラー報知状態の解除がなされると同時に、返却ボタン55の操作によるメダル詰まりの解消を行うことが可能になる。したがって、クレマンゴトに対する安全性を損なうことなくメンテナンス作業の利便性を確保することができ、さらにはメダル通路80内のメダル詰まりとエラー報知状態とを解消するための作業の手数を減らすことができる。
また、本実施の形態では、施錠状態においてカバー部材70が回転板97の突出片99に当接部76を突き当てる位置まで回動した場合も、防御壁63の頂部が収容溝77内に位置するように形成することが望ましい。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形や改良も含むものである。
6 メダルセレクター 55 返却ボタン
60 ベース部材 61 ベース溝部
62 押動部 63 防御壁
64 メダルセンサー 65 軸受
70 カバー部材 71 支軸
72 付勢バネ 73 排出口
74 受け部 75 カバー溝部
76 当接部 77 収容溝
80 メダル通路 81 導入路
82 垂直路 83 出口部
84 傾斜路
90 施錠装置 91 鍵穴
92 シリンダー錠 93 摺動板
94 カム 95 ケース
96 掛止爪 97 回転板
98 本体 99 突出片

Claims (3)

  1. 正面側に開口する正面開口部を有する箱形の筐体と、
    前記正面開口部を閉塞可能な前扉と、
    前記前扉に設けられ、メダルが投入されるメダル投入口と、
    前記メダル投入口から投入されたメダルを選別するメダルセレクターとを備えた遊技機であって、
    前記メダルセレクターは、
    前記前扉の裏面側に取り付けられるベース部材と、
    前記ベース部材と対向して前記ベース部材との間に前記メダル投入口から投入されたメダルを流下させるメダル通路を形成する位置と、前記ベース部材との間に前記メダル通路を形成しない位置との間で揺動変位可能なカバー部材と、
    前記メダル通路の下流に到達したメダルを検知するメダルセンサーとを有し、
    前記前扉の裏面側における前記ベース部材の近傍に、前記カバー部材の揺動を規制する受止位置と、前記カバー部材の揺動を可能にする退避位置とに変位可能な阻止部が設けられ、
    前記カバー部材に、前記受止位置に変位した前記阻止部が当接する当接部が形成されることを特徴とする遊技機。
  2. 前記カバー部材は、前記ベース部材の一方の端部に前記揺動変位可能に軸支されて取り付けられ、
    前記カバー部材における前記一方と反対側の端部に、前記当接部が形成されており、
    前記阻止部は、前記前扉の裏面側における前記ベース部材の前記一方と反対側の近傍に設けられ、前記受止位置に変位したときに前記当接部に当接する突出片を有して構成されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記ベース部材における前記一方と反対側の端部に、前記メダル通路を形成する位置に変位した前記カバー部材の側部を覆うリブが形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
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